JPH0922235A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents
画像形成方法及び装置Info
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- JPH0922235A JPH0922235A JP16884595A JP16884595A JPH0922235A JP H0922235 A JPH0922235 A JP H0922235A JP 16884595 A JP16884595 A JP 16884595A JP 16884595 A JP16884595 A JP 16884595A JP H0922235 A JPH0922235 A JP H0922235A
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- guide roller
- cleaning
- photoconductor
- photoreceptor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子写真感光体面の残留トナークリーニング
において、クリーニング不良の原因となる遊離外添剤、
微粒トナーなどを感光体面から効率的に除くことができ
る画像形成方法を提供する。又、回収トナーを再使用す
るリサイクルプロセスを装備した画像形成装置において
もクリーニング不良を起こさず、長期の使用によっても
感光体を摩耗、損傷させずに良好な画像を安定に形成す
ることができる画像形成装置を提供する。 【構成】 少なくともブレード及びトナーガイドローラ
ーよりなるクリーニング装置により転写されずに感光体
上に残留するトナーを除去するクリーニング機構を有す
る画像形成方法において、トナーガイドローラーと感光
体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上の
表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位の絶
対値が100〜300vであることを特徴とする画像形成方法
及び装置。
において、クリーニング不良の原因となる遊離外添剤、
微粒トナーなどを感光体面から効率的に除くことができ
る画像形成方法を提供する。又、回収トナーを再使用す
るリサイクルプロセスを装備した画像形成装置において
もクリーニング不良を起こさず、長期の使用によっても
感光体を摩耗、損傷させずに良好な画像を安定に形成す
ることができる画像形成装置を提供する。 【構成】 少なくともブレード及びトナーガイドローラ
ーよりなるクリーニング装置により転写されずに感光体
上に残留するトナーを除去するクリーニング機構を有す
る画像形成方法において、トナーガイドローラーと感光
体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上の
表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位の絶
対値が100〜300vであることを特徴とする画像形成方法
及び装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式を用いた画
像形成方法及び装置に関するものである。
像形成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カールソン法に基づく電子写真法
においては、感光体表面に一様な帯電を付与し、像露光
して静電潜像を形成し、該潜像を現像してトナー像を形
成し、該トナー像を転写材上に転写、定着して画像が形
成される。
においては、感光体表面に一様な帯電を付与し、像露光
して静電潜像を形成し、該潜像を現像してトナー像を形
成し、該トナー像を転写材上に転写、定着して画像が形
成される。
【0003】転写後の感光体は、クリーニングブレー
ド、ファーブラシ、磁気ブラシ等のクリーニング手段に
よりクリーニングされ、長期に亘り反復使用される。こ
こで前記クリーニング工程では感光体上の残留トナーを
クリーニング手段により効率よく掻き取り、クリーニン
グする機能と、クリーニングされたトナーを像形成域外
に円滑に回収する機能とが必要不可欠とされ、これら2
つの機能が十分発揮されることにより良好なクリーニン
グが達成される。
ド、ファーブラシ、磁気ブラシ等のクリーニング手段に
よりクリーニングされ、長期に亘り反復使用される。こ
こで前記クリーニング工程では感光体上の残留トナーを
クリーニング手段により効率よく掻き取り、クリーニン
グする機能と、クリーニングされたトナーを像形成域外
に円滑に回収する機能とが必要不可欠とされ、これら2
つの機能が十分発揮されることにより良好なクリーニン
グが達成される。
【0004】上記機能を十分発揮するためにクリーニン
グブレードとその上流側に設け、感光体面にごく近接又
は軽く当接したトナーガイドローラーの組み合わせが最
近広く用いられている。トナーガイドローラーとしては
以下の条件を満足することが必要とされる。
グブレードとその上流側に設け、感光体面にごく近接又
は軽く当接したトナーガイドローラーの組み合わせが最
近広く用いられている。トナーガイドローラーとしては
以下の条件を満足することが必要とされる。
【0005】(1) ガイドローラー自身の耐久性が大
であり、機械的耐摩耗性に強く、かつ比較的コロナ放電
器に近いためオゾン等の放電活性種の作用に強いこと、
(2) 感光体上から掻き取られたトナーをガイドロー
ラー表面に付着して円滑に搬送することができ、搬送性
に優れていると共にスクレーパーにより付着トナーを円
滑に回収するために付着トナーのガイドローラーからの
分離性が良いこと、(3) ガイドローラーが回転時感
光体表面を摩耗損傷しないこと、(4) ガイドローラ
ー表面が適度の柔軟性を有し、感光体面に隙間なく密着
して回転し、トナーこぼれを生じないこと、(5) 転
写工程で付着する紙粉の除去効率が良いこと、(6)
付着トナーが凝集せずに回収されること、(7) クリ
ーニング不良の原因となる遊離外添剤、微粒トナーなど
を感光体上から分離する補助的手段となること、等であ
る。
であり、機械的耐摩耗性に強く、かつ比較的コロナ放電
器に近いためオゾン等の放電活性種の作用に強いこと、
(2) 感光体上から掻き取られたトナーをガイドロー
ラー表面に付着して円滑に搬送することができ、搬送性
に優れていると共にスクレーパーにより付着トナーを円
滑に回収するために付着トナーのガイドローラーからの
分離性が良いこと、(3) ガイドローラーが回転時感
光体表面を摩耗損傷しないこと、(4) ガイドローラ
ー表面が適度の柔軟性を有し、感光体面に隙間なく密着
して回転し、トナーこぼれを生じないこと、(5) 転
写工程で付着する紙粉の除去効率が良いこと、(6)
付着トナーが凝集せずに回収されること、(7) クリ
ーニング不良の原因となる遊離外添剤、微粒トナーなど
を感光体上から分離する補助的手段となること、等であ
る。
【0006】そして昨今の高画質化に対する要求から体
積平均粒径10μm以下の小粒径トナーを使用する画像形
成方法が多く、クリーニングされにくい5μm以下の微
粒トナーの含有率も増加しており(7)項のクリーニン
グの補助的手段としての必要性が一層高まっている。
積平均粒径10μm以下の小粒径トナーを使用する画像形
成方法が多く、クリーニングされにくい5μm以下の微
粒トナーの含有率も増加しており(7)項のクリーニン
グの補助的手段としての必要性が一層高まっている。
【0007】感光体上に現像されたトナーを転写した
後、該感光体上に残存したトナーはクリーニングブレー
ドにより回収し、廃棄されるのが普通であるが、環境に
対する影響を考慮した場合、廃トナーが全く発生しない
ことが望ましい。そこで、感光体上に残存したトナーを
クリーニングブレードにより回収し、回収トナーを現像
器またはトナーホッパー(補給器)に戻し、再使用する
機構(リサイクルプロセス)を有する画像形成方法が採
用されてきている。この方法においては現像器に戻って
きたトナー(リサイクルトナー)の流動性が高温高湿環
境下で著しく悪いため、クリーニング不良の問題がさら
に発生しやすく、(7)項のクリーニング補助手段とし
てのトナーガイドローラーの役割がますます重要になっ
てくる。
後、該感光体上に残存したトナーはクリーニングブレー
ドにより回収し、廃棄されるのが普通であるが、環境に
対する影響を考慮した場合、廃トナーが全く発生しない
ことが望ましい。そこで、感光体上に残存したトナーを
クリーニングブレードにより回収し、回収トナーを現像
器またはトナーホッパー(補給器)に戻し、再使用する
機構(リサイクルプロセス)を有する画像形成方法が採
用されてきている。この方法においては現像器に戻って
きたトナー(リサイクルトナー)の流動性が高温高湿環
境下で著しく悪いため、クリーニング不良の問題がさら
に発生しやすく、(7)項のクリーニング補助手段とし
てのトナーガイドローラーの役割がますます重要になっ
てくる。
【0008】これまでトナーガイドローラーとしては発
泡ウレタンゴムローラー(特開平6−195004号)
が提案されているが、(1)〜(6)の点では優れてい
るが、クリーニング不良防止の点からは不十分なもので
あり、ガイドローラーの表面電位との関連についても明
らかにしていない。
泡ウレタンゴムローラー(特開平6−195004号)
が提案されているが、(1)〜(6)の点では優れてい
るが、クリーニング不良防止の点からは不十分なもので
あり、ガイドローラーの表面電位との関連についても明
らかにしていない。
【0009】またポリウレタンゴム等の硬質のトナーガ
イドローラーを感光体表面に強く当接する、ブラシ状の
トナーガイドローラーを感光体表面に当接するなどの手
段で感光体表面を摺擦することにより機械的に感光体表
面の付着物を除去する方法も考えられるが、感光体を摩
耗、損傷させることにつながり有効な策にはなり得なか
った。
イドローラーを感光体表面に強く当接する、ブラシ状の
トナーガイドローラーを感光体表面に当接するなどの手
段で感光体表面を摺擦することにより機械的に感光体表
面の付着物を除去する方法も考えられるが、感光体を摩
耗、損傷させることにつながり有効な策にはなり得なか
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクリーニング
不良の原因となる遊離外添剤、微粒トナーなどを感光体
から効率的に除くことができる画像形成方法を提供する
ことを目的とする。
不良の原因となる遊離外添剤、微粒トナーなどを感光体
から効率的に除くことができる画像形成方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】本発明はまた回収トナーを再使用するリサ
イクルプロセスを装備した画像形成装置においてもクリ
ーニング不良を起こさず、長期の使用によっても感光体
を摩耗、損傷させずに良好な画像を安定に形成すること
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
イクルプロセスを装備した画像形成装置においてもクリ
ーニング不良を起こさず、長期の使用によっても感光体
を摩耗、損傷させずに良好な画像を安定に形成すること
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることにより達成される。
成を採ることにより達成される。
【0013】(1) 少なくともブレード及びトナーガ
イドローラーよりなるクリーニング装置により転写され
ずに感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング
機構を有する画像形成方法において、トナーガイドロー
ラーと感光体の摩擦帯電により生成するトナーガイドロ
ーラー上の表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表
面電位の絶対値が100〜300vであることを特徴とする画
像形成方法。
イドローラーよりなるクリーニング装置により転写され
ずに感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング
機構を有する画像形成方法において、トナーガイドロー
ラーと感光体の摩擦帯電により生成するトナーガイドロ
ーラー上の表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表
面電位の絶対値が100〜300vであることを特徴とする画
像形成方法。
【0014】(2) 少なくともブレード及びトナーガ
イドローラーよりなるクリーニング装置により転写され
ずに感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング
機構を有し、除去したトナーを現像器またはトナー補給
器に戻して再使用するトナーリサイクルプロセスを採用
した画像形成装置において、トナーガイドローラーと感
光体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上
の表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位の
絶対値が100〜300vであることを特徴とする画像形成装
置。
イドローラーよりなるクリーニング装置により転写され
ずに感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング
機構を有し、除去したトナーを現像器またはトナー補給
器に戻して再使用するトナーリサイクルプロセスを採用
した画像形成装置において、トナーガイドローラーと感
光体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上
の表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位の
絶対値が100〜300vであることを特徴とする画像形成装
置。
【0015】上記構成を採ることによってクリーニング
不良の発生が防止できる理由については、完全には明ら
かになっていないが、上記のような機構を推定してい
る。
不良の発生が防止できる理由については、完全には明ら
かになっていないが、上記のような機構を推定してい
る。
【0016】微粒トナー及び遊離外添剤は正規のトナー
よりはかなり粒径が小さく、感光体面に付着した場合、
ブレードでクリーニング時にかき落とすことができず、
ブレード先端で踏みつけられ、感光体面にこすりつけら
れた状態を経て、ブレードをすり抜けてしまうことが多
いと考えられる。この時に感光体面にできる強固な付着
物または傷は核となり、さらに微粒トナー及び遊離外添
剤が付着して大きな付着物の固まりとなる。このような
感光体面の付着物の固まり周辺では、トナーのブレード
すり抜けが起こりやすく、クリーニング不良を起こしや
すい。また、付着物の固まりに覆われた感光体面は、帯
電工程で帯電はされるが、露光による除電は付着物の固
まりにより遮光されてなされないため、現像工程でトナ
ーが付着し、黒点状の画像不良(黒点)が発生する。本
発明の構成をとることにより付着物の核となる微粒トナ
ー、遊離外添剤をこれらとトナーガイドローラー間の静
電的付着力によりクリーニングブレードの上流で除くこ
とができ、上記の問題が解決できたと考えられる。
よりはかなり粒径が小さく、感光体面に付着した場合、
ブレードでクリーニング時にかき落とすことができず、
ブレード先端で踏みつけられ、感光体面にこすりつけら
れた状態を経て、ブレードをすり抜けてしまうことが多
いと考えられる。この時に感光体面にできる強固な付着
物または傷は核となり、さらに微粒トナー及び遊離外添
剤が付着して大きな付着物の固まりとなる。このような
感光体面の付着物の固まり周辺では、トナーのブレード
すり抜けが起こりやすく、クリーニング不良を起こしや
すい。また、付着物の固まりに覆われた感光体面は、帯
電工程で帯電はされるが、露光による除電は付着物の固
まりにより遮光されてなされないため、現像工程でトナ
ーが付着し、黒点状の画像不良(黒点)が発生する。本
発明の構成をとることにより付着物の核となる微粒トナ
ー、遊離外添剤をこれらとトナーガイドローラー間の静
電的付着力によりクリーニングブレードの上流で除くこ
とができ、上記の問題が解決できたと考えられる。
【0017】さらに、回収トナーを再使用するリサイク
ルプロセスにおいて、回収後、リサイクルされたトナー
は、流動化促進のために添加された外添剤のトナー粒子
からの離脱、トナー粒子への埋没などにより感光体との
接触面積が増大するため感光体面との付着力が増し、上
記のような付着物の固まりが形成されやすく、クリーニ
ング不良を起こしやすくなると考えられる。このような
条件下において本発明の効果すなわちトナーガイドロー
ラーによる微粒トナー、遊離外添剤の感光体面からの除
去がきわめて有効に作用するのであろう。
ルプロセスにおいて、回収後、リサイクルされたトナー
は、流動化促進のために添加された外添剤のトナー粒子
からの離脱、トナー粒子への埋没などにより感光体との
接触面積が増大するため感光体面との付着力が増し、上
記のような付着物の固まりが形成されやすく、クリーニ
ング不良を起こしやすくなると考えられる。このような
条件下において本発明の効果すなわちトナーガイドロー
ラーによる微粒トナー、遊離外添剤の感光体面からの除
去がきわめて有効に作用するのであろう。
【0018】画像形成装置やそこに取り付けられたクリ
ーニングブレード、トナーガイドローラーの詳しい説明
は後述するが、トナーガイドローラーの摩擦帯電電位の
測定は以下に示すように行った。
ーニングブレード、トナーガイドローラーの詳しい説明
は後述するが、トナーガイドローラーの摩擦帯電電位の
測定は以下に示すように行った。
【0019】表面に汚れ、摩擦帯電電荷のない未使用感
光体と未使用トナーガイドローラーを用意し、本画像形
成方法を使用する画像形成装置に未使用感光体、未使用
トナーガイドローラーを取り付けたクリーニング装置を
セットする。この時、クリーニングブレードは感光体に
触れるのでクリーニング装置からはずしておく。現像器
などその他の感光体に触れるユニットもはずしておく。
感光体に触れているものがトナーガイドローラーのみの
状態で、常温常湿環境(20℃50±10%RH)にお
いて感光体及びトナーガイドローラーを画像形成装置で
用いる周速で回転させる。回転開始1分後のトナーガイ
ドローラーの表面電位を、クリーニング装置内に表面電
位測定用ブローブを取り付け、表面電位計(Trek MODEL
362A)を用いて測定する。
光体と未使用トナーガイドローラーを用意し、本画像形
成方法を使用する画像形成装置に未使用感光体、未使用
トナーガイドローラーを取り付けたクリーニング装置を
セットする。この時、クリーニングブレードは感光体に
触れるのでクリーニング装置からはずしておく。現像器
などその他の感光体に触れるユニットもはずしておく。
感光体に触れているものがトナーガイドローラーのみの
状態で、常温常湿環境(20℃50±10%RH)にお
いて感光体及びトナーガイドローラーを画像形成装置で
用いる周速で回転させる。回転開始1分後のトナーガイ
ドローラーの表面電位を、クリーニング装置内に表面電
位測定用ブローブを取り付け、表面電位計(Trek MODEL
362A)を用いて測定する。
【0020】トナーガイドローラー表面の帯電を制御す
る方法としてはトナーガイドローラーの材質を適当な帯
電性になるように選択する方法、表面に帯電性を変える
物質をコートする方法、適当な帯電性を有する樹脂をロ
ーラー表面にチューブ状に成形する方法が考えられる
が、トナーガイドローラーの表面に帯電性の高いフッ素
樹脂、アクリル樹脂などをチューブ上に成形する方法が
ローラーの硬度を変えずに、長期間効果を持続できるの
で好ましい。トナーガイドローラーとしては、感光体に
キズをつけにくいという点から適当な硬度に調整が可能
な連続気孔多孔質体が好ましい。連続気孔多孔質体を製
造する樹脂としてはポリウレタンゴム、クロロプレンゴ
ム、ニトリル−ブタジエンゴム、シリコンゴムなどが用
いられるが、本発明にはポリウレタンゴムが好ましい。
る方法としてはトナーガイドローラーの材質を適当な帯
電性になるように選択する方法、表面に帯電性を変える
物質をコートする方法、適当な帯電性を有する樹脂をロ
ーラー表面にチューブ状に成形する方法が考えられる
が、トナーガイドローラーの表面に帯電性の高いフッ素
樹脂、アクリル樹脂などをチューブ上に成形する方法が
ローラーの硬度を変えずに、長期間効果を持続できるの
で好ましい。トナーガイドローラーとしては、感光体に
キズをつけにくいという点から適当な硬度に調整が可能
な連続気孔多孔質体が好ましい。連続気孔多孔質体を製
造する樹脂としてはポリウレタンゴム、クロロプレンゴ
ム、ニトリル−ブタジエンゴム、シリコンゴムなどが用
いられるが、本発明にはポリウレタンゴムが好ましい。
【0021】前記連続気孔多孔質体を製造するには、例
えば特開昭58-189242号公報に記載されるように前記高
分子材料と、当該材料の良溶媒に溶解し、又は相溶性を
有し、そして当該材料の非溶剤に溶解する一種又は二種
以上の気孔生成剤とを含む高分子塑性物溶液を、型内に
注入、充填し、その後高分子材料の非溶剤あるいはその
蒸気にて高分子組成物をゲル化させ、次いで、その型内
であるいは型外にゲル化物を取り出し、気孔生成物を高
分子材料の非溶剤あるいはその蒸気にて抽出除去する事
により連続気孔を有する物を製造する方法などが用いら
れる。
えば特開昭58-189242号公報に記載されるように前記高
分子材料と、当該材料の良溶媒に溶解し、又は相溶性を
有し、そして当該材料の非溶剤に溶解する一種又は二種
以上の気孔生成剤とを含む高分子塑性物溶液を、型内に
注入、充填し、その後高分子材料の非溶剤あるいはその
蒸気にて高分子組成物をゲル化させ、次いで、その型内
であるいは型外にゲル化物を取り出し、気孔生成物を高
分子材料の非溶剤あるいはその蒸気にて抽出除去する事
により連続気孔を有する物を製造する方法などが用いら
れる。
【0022】表面の帯電性を変えるためにフィルムをロ
ーラー表面にチューブ状に成形する方法としては、例え
ば特開昭58-189242号公報に記載されるように高分子材
料と、一種又は二種以上の気孔生成剤とを含む高分子塑
性物溶液を、型内に注入する際、注入前に型にフッ素樹
脂、アクリル樹脂等のフィルムを挿入しておいて発泡さ
せることで、連続気孔多孔質体表面にチューブをかぶせ
たローラーが得られる。チューブの厚みは、0.05〜2mm
が好ましい。
ーラー表面にチューブ状に成形する方法としては、例え
ば特開昭58-189242号公報に記載されるように高分子材
料と、一種又は二種以上の気孔生成剤とを含む高分子塑
性物溶液を、型内に注入する際、注入前に型にフッ素樹
脂、アクリル樹脂等のフィルムを挿入しておいて発泡さ
せることで、連続気孔多孔質体表面にチューブをかぶせ
たローラーが得られる。チューブの厚みは、0.05〜2mm
が好ましい。
【0023】表面の帯電性を変えるためにローラー表面
にコートする方法としてはコートする樹脂を溶媒中に溶
かした液に浸責し、引き上げる方法などが用いられる。
にコートする方法としてはコートする樹脂を溶媒中に溶
かした液に浸責し、引き上げる方法などが用いられる。
【0024】〈画像形成方法〉図1は、本発明の画像形
成方法に適用できる画像形成装置の一例を示す。14は感
光体であり、この感光体14は回転ドラム状の形態を有し
ており、特に易廃棄性等の観点から有機感光体(OPC)
が好ましい。感光体の周囲にはその回転方向上流側から
下流側に向かって、順に帯電器1、露光光学系2、現像
装置12、転写器5、分離器6、クリーニング装置15が配
置されている。10は熱ローラー定着器である。
成方法に適用できる画像形成装置の一例を示す。14は感
光体であり、この感光体14は回転ドラム状の形態を有し
ており、特に易廃棄性等の観点から有機感光体(OPC)
が好ましい。感光体の周囲にはその回転方向上流側から
下流側に向かって、順に帯電器1、露光光学系2、現像
装置12、転写器5、分離器6、クリーニング装置15が配
置されている。10は熱ローラー定着器である。
【0025】この画像形成装置においては、帯電器1に
より感光体14の表面が一様な電位に帯電され、次いで露
光光学系2により像様露光されて感光体14の表面に静電
潜像が形成される。そして、現像装置12内に収容された
本発明のトナー及びキャリアからなる現像剤により、上
記の静電潜像が現像されてトナー像が形成される。この
トナー像は転写器5により記録材Pに静電転写され、熱
ローラー定着器10により加熱定着されて定着画像が形成
される。一方、転写器5を通過した感光体はクリーニン
グ装置15により残留トナーがクリーニングされて次の画
像の形成に供される。さらにクリーニング装置に回収さ
れたトナーは後述するトナーリサイクルシステムにより
再び現像装置12及びまたはトナー補給器11に戻されて再
使用に供される。
より感光体14の表面が一様な電位に帯電され、次いで露
光光学系2により像様露光されて感光体14の表面に静電
潜像が形成される。そして、現像装置12内に収容された
本発明のトナー及びキャリアからなる現像剤により、上
記の静電潜像が現像されてトナー像が形成される。この
トナー像は転写器5により記録材Pに静電転写され、熱
ローラー定着器10により加熱定着されて定着画像が形成
される。一方、転写器5を通過した感光体はクリーニン
グ装置15により残留トナーがクリーニングされて次の画
像の形成に供される。さらにクリーニング装置に回収さ
れたトナーは後述するトナーリサイクルシステムにより
再び現像装置12及びまたはトナー補給器11に戻されて再
使用に供される。
【0026】トナーリサイクルシステムの具体例を図2
及び3に示す。この例において12は現像装置、13は現像
スリーブ、14は感光体、15はクリーニング装置、16はト
ナー搬送スクリュー1、17はトナー搬送スクリュー2、
18はトナー搬送スクリュー3、20はトナー補給ボックス
(トナー補給器の一種)である。本例の装置はトナー搬
送スクリュー1,2,3により順次クリーニング装置で
回収したトナーを搬送し、現像装置に具備されたリサイ
クルトナー専用の分配器19(ニュートナー供給口とは別
体)に供給する様にしたものである。即ち、16のトナー
搬送スクリュー1、17のトナー搬送スクリュー2、18の
トナー搬送スクリュー3はそれぞれ内部に回転軸とこの
回転軸に沿ってスパイラル状に設けた羽根を有してな
り、トナーは回転軸の回転に伴って羽根により順次搬送
され、分配器19に供給され、回収したトナーは再び感光
体14上の潜像現像に供される。
及び3に示す。この例において12は現像装置、13は現像
スリーブ、14は感光体、15はクリーニング装置、16はト
ナー搬送スクリュー1、17はトナー搬送スクリュー2、
18はトナー搬送スクリュー3、20はトナー補給ボックス
(トナー補給器の一種)である。本例の装置はトナー搬
送スクリュー1,2,3により順次クリーニング装置で
回収したトナーを搬送し、現像装置に具備されたリサイ
クルトナー専用の分配器19(ニュートナー供給口とは別
体)に供給する様にしたものである。即ち、16のトナー
搬送スクリュー1、17のトナー搬送スクリュー2、18の
トナー搬送スクリュー3はそれぞれ内部に回転軸とこの
回転軸に沿ってスパイラル状に設けた羽根を有してな
り、トナーは回転軸の回転に伴って羽根により順次搬送
され、分配器19に供給され、回収したトナーは再び感光
体14上の潜像現像に供される。
【0027】一方、図3の12〜18、20は図2と同様で、
本例の装置ではトナー搬送スクリュー1,2,3により
順次クリーニング部で回収したトナーを搬送し、トナー
補給ボックスに供給するようにしたものである。本例の
図2との差異はトナー補給ボックス内で新トナーと回収
したリサイクルトナーを予め撹拌混合した後、現像装置
に供給するところに特徴がある。
本例の装置ではトナー搬送スクリュー1,2,3により
順次クリーニング部で回収したトナーを搬送し、トナー
補給ボックスに供給するようにしたものである。本例の
図2との差異はトナー補給ボックス内で新トナーと回収
したリサイクルトナーを予め撹拌混合した後、現像装置
に供給するところに特徴がある。
【0028】〈クリーニング装置〉クリーニング装置と
しては、ブレードクリーニング装置を用いる。また、ク
リーニングブレードの感光体に対する当接方法として
は、カウンター当接方式やトレイル当接方式などがある
が、カウンター当接方式が低荷重領域でのクリーニング
性能に優れており、特に好ましく用いられる。
しては、ブレードクリーニング装置を用いる。また、ク
リーニングブレードの感光体に対する当接方法として
は、カウンター当接方式やトレイル当接方式などがある
が、カウンター当接方式が低荷重領域でのクリーニング
性能に優れており、特に好ましく用いられる。
【0029】図4は本発明に用いられるクリーニング装
置15内部の概念図である。
置15内部の概念図である。
【0030】クリーニングブレードの感光体に対する当
接角(α)は、クリーニングブレード21と感光体14との
接点から接線方向へ延長した線とクリーニングブレード
との成す角度で求められ、その当接角は6°〜25°の範
囲で使用するのが好ましい。当接角が6°未満である
と、感光体上に残存している転写残トナーを十分にクリ
ーニングすることができない。また、当接角が25°より
大きくなると、クリーニングブレードと感光体との摺擦
力が大きくなり、該感光体表面の摩耗が過度となった
り、クリーニングブレードの反転が生じてしまう。
接角(α)は、クリーニングブレード21と感光体14との
接点から接線方向へ延長した線とクリーニングブレード
との成す角度で求められ、その当接角は6°〜25°の範
囲で使用するのが好ましい。当接角が6°未満である
と、感光体上に残存している転写残トナーを十分にクリ
ーニングすることができない。また、当接角が25°より
大きくなると、クリーニングブレードと感光体との摺擦
力が大きくなり、該感光体表面の摩耗が過度となった
り、クリーニングブレードの反転が生じてしまう。
【0031】クリーニングブレードの感光体に対する押
圧荷重(P)は、クリーニングブレードにかけた押圧力
とクリーニングブレード並びにそれを支持する部材の全
重量の法線成分をクリーニングブレードの全長で割った
値である。
圧荷重(P)は、クリーニングブレードにかけた押圧力
とクリーニングブレード並びにそれを支持する部材の全
重量の法線成分をクリーニングブレードの全長で割った
値である。
【0032】その押圧荷重は、6〜30g/cmの範囲で使
用するのが好ましい。押圧荷重が6g/cm未満である
と、感光体上に残存している転写残トナーを十分にクリ
ーニングすることができない。また、押圧荷重が30g/
cmよりも大きくなると、感光体表面に傷を生じやすくな
る。
用するのが好ましい。押圧荷重が6g/cm未満である
と、感光体上に残存している転写残トナーを十分にクリ
ーニングすることができない。また、押圧荷重が30g/
cmよりも大きくなると、感光体表面に傷を生じやすくな
る。
【0033】クリーニングブレードの材質としては弾
性、耐摩耗性を有するウレタンエラストマーが好まし
い。クリーニングブレードの硬度(JIS-Aスプリング硬
さ計)は60〜85が好ましく。クリーニングブレードの引
っ張り弾性率(JIS1号形 5%伸長)は40〜110kg/c
m2が好ましい。
性、耐摩耗性を有するウレタンエラストマーが好まし
い。クリーニングブレードの硬度(JIS-Aスプリング硬
さ計)は60〜85が好ましく。クリーニングブレードの引
っ張り弾性率(JIS1号形 5%伸長)は40〜110kg/c
m2が好ましい。
【0034】トナーガイドローラー22に付着したトナ
ーを除去するためにスクレーパー23をトナーガイドロ
ーラーに当接することが好ましく、スクレーパーはSU
S、PET板が望ましい。トナーガイドローラーは感光
体との摩擦力で従動させても良いし、強制的に駆動させ
ても良い。
ーを除去するためにスクレーパー23をトナーガイドロ
ーラーに当接することが好ましく、スクレーパーはSU
S、PET板が望ましい。トナーガイドローラーは感光
体との摩擦力で従動させても良いし、強制的に駆動させ
ても良い。
【0035】本発明に用いられるトナーの結着樹脂とし
ては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いられ
る。例えば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレ
ン−アクリル系樹脂のビニル系樹脂及びポリエステル樹
脂等が挙げられる。
ては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いられ
る。例えば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレ
ン−アクリル系樹脂のビニル系樹脂及びポリエステル樹
脂等が挙げられる。
【0036】ビニル系樹脂を構成する単量体としてはス
チレン・o−メチルスチレン・m−メチルスチレン・p
−メチルスチレン・α−メチルスチレン・p−クロロス
チレン・3,4−ジクロロスチレン・p−フェニルスチ
レン・p−エチルスチレン・2,4−ジメチルスチレン
・p−t−ブチルスチレン・p−n−ヘキシルスチレン
・p−n−オクチルスチレン・p−n−ノニルスチレン
・p−n−デシルスチレン・p−n−ドデシルスチレン
の様なスチレンあるいはスチレン誘導体、メタクリル酸
メチル・メタクリル酸エチル・メタクリル酸n−ブチル
・メタクリル酸イソプロピル・メタクリル酸イソブチル
・メタクリル酸t−ブチル・メタクリル酸n−オクチル
・メタクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸ステ
アリル・メタクリル酸ラウリル・メタクリル酸フェニル
・メタクリル酸ジエチルアミノエチル・メタクリル酸ジ
メチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル誘導体、
アクリル酸メチル・アクリル酸エチル・アクリル酸イソ
プロピル・アクリル酸n−ブチル・アクリル酸t−ブチ
ル・アクリル酸イソブチル・アクリル酸n−オクチル・
アクリル酸2−エチルヘキシル・アクリル酸ステアリル
・アクリル酸ラウリル・アクリル酸フェニル・アクリル
酸ジメチルアミノエチル・アクリル酸ジエチルアミノエ
チル等のアクリル酸エステル誘導体等が具体的に挙げら
れ、これらは単独あるいは組み合わせて使用することが
できる。
チレン・o−メチルスチレン・m−メチルスチレン・p
−メチルスチレン・α−メチルスチレン・p−クロロス
チレン・3,4−ジクロロスチレン・p−フェニルスチ
レン・p−エチルスチレン・2,4−ジメチルスチレン
・p−t−ブチルスチレン・p−n−ヘキシルスチレン
・p−n−オクチルスチレン・p−n−ノニルスチレン
・p−n−デシルスチレン・p−n−ドデシルスチレン
の様なスチレンあるいはスチレン誘導体、メタクリル酸
メチル・メタクリル酸エチル・メタクリル酸n−ブチル
・メタクリル酸イソプロピル・メタクリル酸イソブチル
・メタクリル酸t−ブチル・メタクリル酸n−オクチル
・メタクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸ステ
アリル・メタクリル酸ラウリル・メタクリル酸フェニル
・メタクリル酸ジエチルアミノエチル・メタクリル酸ジ
メチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル誘導体、
アクリル酸メチル・アクリル酸エチル・アクリル酸イソ
プロピル・アクリル酸n−ブチル・アクリル酸t−ブチ
ル・アクリル酸イソブチル・アクリル酸n−オクチル・
アクリル酸2−エチルヘキシル・アクリル酸ステアリル
・アクリル酸ラウリル・アクリル酸フェニル・アクリル
酸ジメチルアミノエチル・アクリル酸ジエチルアミノエ
チル等のアクリル酸エステル誘導体等が具体的に挙げら
れ、これらは単独あるいは組み合わせて使用することが
できる。
【0037】ポリエステル樹脂は、2価以上のカルボン
酸と2価以上のアルコール成分を縮合重合させて得られ
る樹脂である。
酸と2価以上のアルコール成分を縮合重合させて得られ
る樹脂である。
【0038】2価のカルボン酸としてはマレイン酸・フ
マール酸・シトラコ酸・イタコン酸・グルタコ酸・フタ
ル酸・イソフタル酸・テレフタル酸・コハク酸・アジピ
ン酸・セバシン酸・アゼライン酸・マロン酸・n−ドデ
シルコハク酸・n−ドデセニルコハク酸・イソドデシル
コハク酸・イソドデセニルコハク酸・n−オクチルコハ
ク酸・n−オクテニルコハク酸等が挙げられ、これらの
酸無水物も使用することができる。
マール酸・シトラコ酸・イタコン酸・グルタコ酸・フタ
ル酸・イソフタル酸・テレフタル酸・コハク酸・アジピ
ン酸・セバシン酸・アゼライン酸・マロン酸・n−ドデ
シルコハク酸・n−ドデセニルコハク酸・イソドデシル
コハク酸・イソドデセニルコハク酸・n−オクチルコハ
ク酸・n−オクテニルコハク酸等が挙げられ、これらの
酸無水物も使用することができる。
【0039】3価のカルボン酸としては1,2,4−ベ
ンゼントリカルボン酸・2,5,7−ナフタレントリカ
ルボン酸・1,2,4−ナフタレントリカルボン酸・
1,2,4−ブタントリカルボン酸・1,2,5−ヘキ
サントリカルボン酸・1,3−ジカルボキシル−2−メ
チル−2−メチレンカルボキシプロパン・1,2,4−
シクロヘキサントリカルボン酸・テトラ(メチレンカル
ボキシル)メタン・1,2,7,8−オクタンテトラカ
ルボン酸・ピロメリット酸・エンポール三量体酸等があ
げられ、これらの酸無水物も使用することができる。
ンゼントリカルボン酸・2,5,7−ナフタレントリカ
ルボン酸・1,2,4−ナフタレントリカルボン酸・
1,2,4−ブタントリカルボン酸・1,2,5−ヘキ
サントリカルボン酸・1,3−ジカルボキシル−2−メ
チル−2−メチレンカルボキシプロパン・1,2,4−
シクロヘキサントリカルボン酸・テトラ(メチレンカル
ボキシル)メタン・1,2,7,8−オクタンテトラカ
ルボン酸・ピロメリット酸・エンポール三量体酸等があ
げられ、これらの酸無水物も使用することができる。
【0040】2価のアルコールとしてはポリオキシプロ
ピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン・ポリオキシプロピレン(3.3)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン・ポ
リオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン・ポリオキシプロピレン
(2.0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン・ポリオキシ
プロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン等のエーテル化ビスフェノール、エチレ
ングリコール・ジエチレングリコール・トリエチレング
リコール・1,2−プロピレングリコール・1,3−プ
ロピレングリコール・1,4−ブタンジオール・1,
4,ブテンジオール・ネオペンチルグリコール・1,5
−ペンタングリコール・1,6−ヘキサングリコール・
1,4−シクロヘキサンジメタノール・ジプロピレング
リコール・ポリエチレングリコール・ポリプロピレング
リコール・ポリテトラメチレングリコール・ビスフェノ
ールA・ビスフェノールZ・水素添加ビスフェノールA
等を使用することができる。
ピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン・ポリオキシプロピレン(3.3)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン・ポ
リオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン・ポリオキシプロピレン
(2.0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン・ポリオキシ
プロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン等のエーテル化ビスフェノール、エチレ
ングリコール・ジエチレングリコール・トリエチレング
リコール・1,2−プロピレングリコール・1,3−プ
ロピレングリコール・1,4−ブタンジオール・1,
4,ブテンジオール・ネオペンチルグリコール・1,5
−ペンタングリコール・1,6−ヘキサングリコール・
1,4−シクロヘキサンジメタノール・ジプロピレング
リコール・ポリエチレングリコール・ポリプロピレング
リコール・ポリテトラメチレングリコール・ビスフェノ
ールA・ビスフェノールZ・水素添加ビスフェノールA
等を使用することができる。
【0041】3価のアルコールとしてはソルビトール・
1,2,3,6−ヘキサンテトロール・1,4−ソルビ
タン・ペンタエリスリトール・ジペンタエリスリトール
・トリペンタエリスリトール・1,2,4−ブタントリ
オール・1,2,5−ペンタトリオール・グリセロール
・2−メチルプロパントリオール・2−メチルー1,
2,4−ブタントリオール・トリメチロールエタン・ト
リメチロールプロパン・1,3,5−トリヒドロキシメ
チルベンゼン等を挙げることができる。
1,2,3,6−ヘキサンテトロール・1,4−ソルビ
タン・ペンタエリスリトール・ジペンタエリスリトール
・トリペンタエリスリトール・1,2,4−ブタントリ
オール・1,2,5−ペンタトリオール・グリセロール
・2−メチルプロパントリオール・2−メチルー1,
2,4−ブタントリオール・トリメチロールエタン・ト
リメチロールプロパン・1,3,5−トリヒドロキシメ
チルベンゼン等を挙げることができる。
【0042】着色剤としては特に限定されず、従来公知
の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラック・
ニグロシン染料・アニリンブルー・カルコイルブルー・
クロムイエロー・ウルトラマリンブルー・デュポンオイ
ルレッド・キノリンイエロー・メチレンブルークロライ
ド・フタロシアニンブルー・マラカイトグリーンオクサ
レート・ランプブラック・ローズベンガル等が挙げら
れ、これらの混合物も使用することができる。これらの
着色剤の含有量はトナー中に0.5〜20重量%が好ま
しい。
の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラック・
ニグロシン染料・アニリンブルー・カルコイルブルー・
クロムイエロー・ウルトラマリンブルー・デュポンオイ
ルレッド・キノリンイエロー・メチレンブルークロライ
ド・フタロシアニンブルー・マラカイトグリーンオクサ
レート・ランプブラック・ローズベンガル等が挙げら
れ、これらの混合物も使用することができる。これらの
着色剤の含有量はトナー中に0.5〜20重量%が好ま
しい。
【0043】その他の添加剤としては例えばサリチル酸
誘導体・アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、低分子量ポリ
オレフィン・カルナウバワックス等の定着性改良剤等が
挙げられる。また、磁性トナーを得る場合には着色粒子
に添加剤として磁性体粒子が含有される。磁性体粒子と
しては平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのフェライ
ト・マグネタイト等の粒子が用いられる。
誘導体・アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、低分子量ポリ
オレフィン・カルナウバワックス等の定着性改良剤等が
挙げられる。また、磁性トナーを得る場合には着色粒子
に添加剤として磁性体粒子が含有される。磁性体粒子と
しては平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのフェライ
ト・マグネタイト等の粒子が用いられる。
【0044】
【作用】昨今の高画質化、高コピー生産性の要求に対し
平均粒径10μm以下の小粒径トナーを使用した高速画像
形成方法を開発する必要性が生じている。これに伴いク
リーニングされにくい5μm以下の微粒トナーの含有率
も増加しておりトナーガイドローラーに対するクリーニ
ングの補助的手段としての必要性が一層高まっている。
平均粒径10μm以下の小粒径トナーを使用した高速画像
形成方法を開発する必要性が生じている。これに伴いク
リーニングされにくい5μm以下の微粒トナーの含有率
も増加しておりトナーガイドローラーに対するクリーニ
ングの補助的手段としての必要性が一層高まっている。
【0045】本発明者らが鋭意検討した結果、トナーガ
イドローラーと感光体の摩擦帯電により生成するトナー
ガイドローラー上の表面電位がトナー粒子と逆極性であ
り、該表面電位が100〜300Vになるようにトナーガイド
ローラー表面の摩擦帯電系列をコントロールすることに
よりクリーニング性能が格段に向上することが明らかに
なった。これはクリーニング不良の原因となる微粒トナ
ー、外添剤などがトナーの極性と同極性であり、それら
の大半がブレードによりクリーニングされる前に逆極性
に帯電したトナーガイドローラーに静電的に付着し、ク
リーニングブレードに与える負荷が大幅に軽減されてい
るためと考えられる。トナーガイドローラー上の表面電
位が100Vより小さい場合、静電的な付着力が十分でな
く、クリーニング補助効果は十分でない。トナーガイド
ローラー上の表面電位が300Vより大きい場合、初期的に
はクリーニング補助効果は大きいが、長期使用において
はトナーガイドローラーに付着した微粒トナー、外添剤
などが除去、回収できずに、次第に表面に蓄積し、感光
体上の微粒トナー、外添剤の除去効果がなくなってしま
うためと考えられる。トナーガイドローラー上の表面電
位がトナーと同極性の場合、トナーとの間の静電的付着
力は全く働かず、クリーニング補助効果も全くない。
イドローラーと感光体の摩擦帯電により生成するトナー
ガイドローラー上の表面電位がトナー粒子と逆極性であ
り、該表面電位が100〜300Vになるようにトナーガイド
ローラー表面の摩擦帯電系列をコントロールすることに
よりクリーニング性能が格段に向上することが明らかに
なった。これはクリーニング不良の原因となる微粒トナ
ー、外添剤などがトナーの極性と同極性であり、それら
の大半がブレードによりクリーニングされる前に逆極性
に帯電したトナーガイドローラーに静電的に付着し、ク
リーニングブレードに与える負荷が大幅に軽減されてい
るためと考えられる。トナーガイドローラー上の表面電
位が100Vより小さい場合、静電的な付着力が十分でな
く、クリーニング補助効果は十分でない。トナーガイド
ローラー上の表面電位が300Vより大きい場合、初期的に
はクリーニング補助効果は大きいが、長期使用において
はトナーガイドローラーに付着した微粒トナー、外添剤
などが除去、回収できずに、次第に表面に蓄積し、感光
体上の微粒トナー、外添剤の除去効果がなくなってしま
うためと考えられる。トナーガイドローラー上の表面電
位がトナーと同極性の場合、トナーとの間の静電的付着
力は全く働かず、クリーニング補助効果も全くない。
【0046】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。なお、文中
「部」とは「重量部」を表す。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。なお、文中
「部」とは「重量部」を表す。
【0047】実施例1. (トナーの製造) スチレン−アクリル樹脂 A(St/n-BA 75/25) 100部 ポリプロピレンワックス(Mn=3000) 2.5部 カーボンブラック 8部 ボントロン P−51 2部 上記原料をヘンシェルミキサーで混合後、エキストルー
ダーで混練し、冷却後、微粉砕し、体積平均粒径8.5
μの着色粒子aを得た。
ダーで混練し、冷却後、微粉砕し、体積平均粒径8.5
μの着色粒子aを得た。
【0048】四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱
分解酸化反応を利用する公知の方法で、1次粒子径15m
μのシリカを得た。このシリカをアミノシラン化合物で
疎水化処理したシリカaを得た。
分解酸化反応を利用する公知の方法で、1次粒子径15m
μのシリカを得た。このシリカをアミノシラン化合物で
疎水化処理したシリカaを得た。
【0049】 着色粒子a 100部 シリカa 1.0部 上記原料をヘンシェルミキサーで周速40m/sで6分間
混合し、トナーaを得た。
混合し、トナーaを得た。
【0050】(キャリアの製造)球状のフェライトにモ
ノメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンの混
合物を被覆した後、加熱硬化させキャリアaを製造し
た。キャリアaの重量平均粒径は60μm、磁化は64em
u/g、体積固有抵抗は1012Ωであった。
ノメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンの混
合物を被覆した後、加熱硬化させキャリアaを製造し
た。キャリアaの重量平均粒径は60μm、磁化は64em
u/g、体積固有抵抗は1012Ωであった。
【0051】(現像剤の製造)前記トナー、キャリアを
トナー濃度6重量%になるように混合し、現像剤を作製
した。
トナー濃度6重量%になるように混合し、現像剤を作製
した。
【0052】(評価)リサイクルプロセスを有するKo
nica U−BIX6192の負帯電有機感光体を搭
載した改造機を用いて、低温低湿環境(10℃、20%
RH)、高温高湿環境(30℃、80%RH)における
連続10,000コピーのランニングテストを実施した。1000
コピーごとに画像サンプリングを行い、目視でクリーニ
ング不良(黒点、すり抜け)発生の有無を確認し、表3
に示した。このランニングに用いたトナーガイドローラ
ーa、感光体との摩擦帯電電位をそれぞれ表1、2に示
した。使用ブレード及び当接条件は、ブレード硬度(J
IS−A)70°、厚み2mm、自由長9mm、当接荷重
25g/cm、当接角17°であった。
nica U−BIX6192の負帯電有機感光体を搭
載した改造機を用いて、低温低湿環境(10℃、20%
RH)、高温高湿環境(30℃、80%RH)における
連続10,000コピーのランニングテストを実施した。1000
コピーごとに画像サンプリングを行い、目視でクリーニ
ング不良(黒点、すり抜け)発生の有無を確認し、表3
に示した。このランニングに用いたトナーガイドローラ
ーa、感光体との摩擦帯電電位をそれぞれ表1、2に示
した。使用ブレード及び当接条件は、ブレード硬度(J
IS−A)70°、厚み2mm、自由長9mm、当接荷重
25g/cm、当接角17°であった。
【0053】実施例2.実施例1と同じ現像剤を用い、
トナーガイドローラーbを用いた以外は実施例1と全く
同様に評価を行った。
トナーガイドローラーbを用いた以外は実施例1と全く
同様に評価を行った。
【0054】実施例3. (トナーの製造)テレフタル酸、1,2,4−ベンゼン
トリカルボン酸を酸成分、ポリオキシプロピレン(2.
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンをアルコール成分と
し、これらを重縮合させてポリエステル樹脂Aを得た。
トリカルボン酸を酸成分、ポリオキシプロピレン(2.
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンをアルコール成分と
し、これらを重縮合させてポリエステル樹脂Aを得た。
【0055】 ポリエステル樹脂A 100部 カーボンブラック 10部 ポリプロピレンワックス(Mn=3000) 2.0部 上記原料をヘンシェルミキサーで混合後、エキストルー
ダーで混練し、冷却後、微粉砕し、7.0μmの着色粒
子bを得た。
ダーで混練し、冷却後、微粉砕し、7.0μmの着色粒
子bを得た。
【0056】四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱
分解酸化反応を利用する公知の方法で、1次粒子径12
mμのシリカを得た。このシリカをオクチルトリメトキ
シシランで疎水化処理したシリカbを得た。
分解酸化反応を利用する公知の方法で、1次粒子径12
mμのシリカを得た。このシリカをオクチルトリメトキ
シシランで疎水化処理したシリカbを得た。
【0057】 着色粒子b 100部 シリカb 1.0部 上記原料をヘンシェルミキサーで周速40m/sで6分間
混合し、トナーbを得た。
混合し、トナーbを得た。
【0058】(キャリアの製造)球状のフェライトにス
チレン−メチルメタアクリレート共重合樹脂を被覆し、
平均膜厚1.0μmの被覆層を有するキャリアbを製造
した。このキャリアbの重量平均粒径は60μm、磁化
は62emu/g、体積固有抵抗は1014Ωcmであっ
た。
チレン−メチルメタアクリレート共重合樹脂を被覆し、
平均膜厚1.0μmの被覆層を有するキャリアbを製造
した。このキャリアbの重量平均粒径は60μm、磁化
は62emu/g、体積固有抵抗は1014Ωcmであっ
た。
【0059】(現像剤の製造)前記トナー、キャリアを
トナー濃度6重量%になるように混合し、現像剤を作製
した。
トナー濃度6重量%になるように混合し、現像剤を作製
した。
【0060】(評価)リサイクルプロセスを有するKo
nica U−BIX6192(正帯電As−Se感光
体)を用いて、低温低湿環境(10℃、20%RH)、
高温高湿環境(30℃、80%RH)における連続10,0
00コピーのランニングテストを実施した。1000コピーご
とに画像サンプリングを行い、目視でクリーニング不良
(黒点、すり抜け)発生の有無を確認し、同じく表3に
示した。尚、このランニングに用いたトナーガイドロー
ラーc、感光体との摩擦帯電電位も表1、2に示した。
使用ブレード及び当接条件は、ブレード硬度(JIS−
A)70°、厚み2mm、自由長9mm、当接荷重25g/
cm、当接角17°であった。
nica U−BIX6192(正帯電As−Se感光
体)を用いて、低温低湿環境(10℃、20%RH)、
高温高湿環境(30℃、80%RH)における連続10,0
00コピーのランニングテストを実施した。1000コピーご
とに画像サンプリングを行い、目視でクリーニング不良
(黒点、すり抜け)発生の有無を確認し、同じく表3に
示した。尚、このランニングに用いたトナーガイドロー
ラーc、感光体との摩擦帯電電位も表1、2に示した。
使用ブレード及び当接条件は、ブレード硬度(JIS−
A)70°、厚み2mm、自由長9mm、当接荷重25g/
cm、当接角17°であった。
【0061】実施例4.実施例3と同じ現像剤を用い、
トナーガイドローラーdを用いた以外は実施例3と全く
同様に評価を行った。
トナーガイドローラーdを用いた以外は実施例3と全く
同様に評価を行った。
【0062】比較例1.実施例1と同じ現像剤を用い、
トナーガイドローラーeを用いた以外は実施例1と全く
同様に評価を行った。
トナーガイドローラーeを用いた以外は実施例1と全く
同様に評価を行った。
【0063】比較例2.実施例1と同じ現像剤を用い、
トナーガイドローラーfを用いた以外は実施例1と全く
同様に評価を行った。
トナーガイドローラーfを用いた以外は実施例1と全く
同様に評価を行った。
【0064】比較例3.トナーガイドローラーdを用い
た以外は実施例1と同様に評価を行った。
た以外は実施例1と同様に評価を行った。
【0065】比較例4.実施例3と同じ現像剤を用い、
トナーガイドローラーgを用いた以外は実施例3と全く
同様に評価を行った。
トナーガイドローラーgを用いた以外は実施例3と全く
同様に評価を行った。
【0066】比較例5.実施例3と同じ現像剤を用い、
トナーガイドローラーhを用いた以外は実施例3と全く
同様に評価を行った。
トナーガイドローラーhを用いた以外は実施例3と全く
同様に評価を行った。
【0067】比較例6.トナーガイドローラーeを用い
た以外は実施例3と同様に評価を行った。
た以外は実施例3と同様に評価を行った。
【0068】トナーガイドローラーの構成及び各トナー
ガイドローラーと感光体との摩擦時の表面電位をまとめ
て記すと下記「表1」及び「表2」の如くである。
ガイドローラーと感光体との摩擦時の表面電位をまとめ
て記すと下記「表1」及び「表2」の如くである。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】これら実施例1〜4、比較例1〜6を上記
の評価を行い得られた結果をまとめると「表3」に示す
如くである。
の評価を行い得られた結果をまとめると「表3」に示す
如くである。
【0072】
【表3】
【0073】「表3」よりトナーガイドローラーと感光
体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上の
表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位が10
0〜300Vになるようにトナーガイドローラー表面の素材
を選ぶことにより低温低湿環境、高温高湿環境において
も黒点、トナーすり抜けなどのクリーニング不良は全く
発生しないことがわかる。また実施例1〜4について常
温常湿環境において10万コピーの実写を行ったところド
ラム傷の発生はなく、ドラムの摩耗も実用上問題のない
レベルであった。
体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上の
表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位が10
0〜300Vになるようにトナーガイドローラー表面の素材
を選ぶことにより低温低湿環境、高温高湿環境において
も黒点、トナーすり抜けなどのクリーニング不良は全く
発生しないことがわかる。また実施例1〜4について常
温常湿環境において10万コピーの実写を行ったところド
ラム傷の発生はなく、ドラムの摩耗も実用上問題のない
レベルであった。
【0074】
【発明の効果】本発明により、電子写真感光体面の残留
トナークリーニングにおいて、クリーニング不良の原因
となる遊離外添剤、微粒トナーなどを感光体面から効率
的に除くことができる画像形成方法を提供することが出
来る。
トナークリーニングにおいて、クリーニング不良の原因
となる遊離外添剤、微粒トナーなどを感光体面から効率
的に除くことができる画像形成方法を提供することが出
来る。
【0075】本発明はまた回収トナーを再使用するリサ
イクルプロセスを装備した画像形成装置においてもクリ
ーニング不良を起こさず、長期の使用によっても感光体
を摩耗、損傷させずに良好な画像を安定に形成すること
ができる画像形成装置を提供することが出来る。
イクルプロセスを装備した画像形成装置においてもクリ
ーニング不良を起こさず、長期の使用によっても感光体
を摩耗、損傷させずに良好な画像を安定に形成すること
ができる画像形成装置を提供することが出来る。
【図1】本発明を適用した画像形成装置を説明する図。
【図2】本発明に用いるトナーリサイクルシステムを説
明する図。
明する図。
【図3】本発明に用いるトナーリサイクルシステムを説
明する図。
明する図。
【図4】本発明に係るクリーニング装置内部の概念図。
12 現像装置 13 現像剤担持体(現像スリーブ) 14 感光体 15 クリーニング装置 16 トナー搬送スクリュー1 17 トナー搬送スクリュー2 20 トナー補給器の一種であるトナー補給ボックス 21 クリーニングブレード 22 トナーガイドローラー 23 スクレーパー
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともブレード及びトナーガイドロ
ーラーよりなるクリーニング装置により転写されずに感
光体上に残留するトナーを除去するクリーニング機構を
有する画像形成方法において、トナーガイドローラーと
感光体の摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー
上の表面電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位
の絶対値が100〜300vであることを特徴とする画像形成
方法。 - 【請求項2】 少なくともブレード及びトナーガイドロ
ーラーよりなるクリーニング装置により転写されずに感
光体上に残留するトナーを除去するクリーニング機構を
有し、除去したトナーを現像器またはトナー補給器に戻
して再使用するトナーリサイクルプロセスを採用した画
像形成装置において、トナーガイドローラーと感光体の
摩擦帯電により生成するトナーガイドローラー上の表面
電位がトナー粒子と逆極性であり、該表面電位の絶対値
が100〜300vであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16884595A JPH0922235A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 画像形成方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16884595A JPH0922235A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 画像形成方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0922235A true JPH0922235A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15875608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16884595A Pending JPH0922235A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 画像形成方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0922235A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015007671A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP16884595A patent/JPH0922235A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015007671A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
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