JPH08272131A - 画像形成方法及びそれに用いる静電荷像現像剤用トナー - Google Patents
画像形成方法及びそれに用いる静電荷像現像剤用トナーInfo
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- JPH08272131A JPH08272131A JP7076099A JP7609995A JPH08272131A JP H08272131 A JPH08272131 A JP H08272131A JP 7076099 A JP7076099 A JP 7076099A JP 7609995 A JP7609995 A JP 7609995A JP H08272131 A JPH08272131 A JP H08272131A
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Abstract
トがない、帯電部材の摩擦帯電性劣化のない、又かぶり
がなく画像濃度の高い静電荷像現像剤用トナー及び画像
形成方法を提供する。 【構成】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する着
色粒子の表面に流動化剤を添加した2種類のトナーを用
いる画像形成方法において、2種類のトナーの表面流動
化剤量が異なることを特徴とする画像形成方法。
Description
複写機、プリンター等における静電荷像現像剤用トナー
及びそれを用いた画像形成方法に関する。
用トナーには、安定した搬送性や帯電性を得るため、通
常流動化剤が添加されている。
アルミニウム等の無機微粒子やスチレン/アクリル系や
シリコーン系の有機微粒子をもちいる場合が多い。しか
し、このトナーの最大の問題点は、流動化剤として添加
された微粒子がトナーとの混合時に遊離凝集体を形成
し、それが感光体へ付着することである。付着した凝集
体は感光体へ強く固着しそこが核となってトナーが堆積
する。トナーが堆積した部分は電位が落ちず、この感光
体を用いて作製した画像上にはブラックスポット(反転
現像ではホワイトスポット)として現れる。又、流動化
剤の遊離凝集体は摩擦帯電部材にも付着しやすく、その
結果現像剤の帯電量を劣化させ、かぶりや画質の低下を
まねく。
8267号のように使用する流動化剤をあらかじめ解砕
したり、特開平2−167559号のようにトナーと流
動化剤の混合方法を改良したり、特開昭63−1393
66号のように混合後にトナーに未付着の微粉末を除去
する技術があるが、いずれもほどほどの効果はあるもの
の十分でないのが現状である。
トナー表面に固着するという解決方法もあるが、コスト
が高くなるばかりでなくトナーの帯電付与部材や潜像保
持体との物理的付着力が高くなりすぎて現像性・転写性
が極度に低下するという問題がある。
は、流動化剤の遊離凝集体によるブラックスポット(反
転現像ではホワイトスポット)が発生しないトナーを提
供することにある。
集体による帯電部材の摩擦帯電性劣化がなく、かぶりの
ない高品位の画像を出力するトナーを提供することにあ
る。
適正レベルで発揮し良好な現像性・転写性をもち、その
結果高い画像濃度を示すトナーを提供することにある。
の何れかを採ることによって達成される。
含有する着色粒子の表面に流動化剤を添加した2種類の
トナーを用いる画像形成方法において、2種類のトナー
の表面流動化剤量が異なることを特徴とする画像形成方
法。
をそれぞれX1、X2とした時、X2/X1比が0.3
0〜0.80であることを特徴とする(1)に記載の画
像形成方法用の静電荷像現像剤用トナー。
ナー像を形成し、形成されたトナー像を潜像担持体から
コロナ放電転写にて転写材上へ転写し、潜像担持体上の
残留トナーをクリーニングして回収し、回収トナーを現
像器に供給して、現像工程に再使用する画像形成方法に
おいて、トナーが少なくとも結着樹脂、着色剤からなる
着色粒子と流動化剤を含有し、補給トナーの表面流動化
剤量をX1、回収トナーの表面流動化剤量をX2とした
とき、X2/X1比が0.30〜0.80であることを
特徴とする画像形成方法。
ないトナーと多いトナーをそれぞれを単独で用いた時の
デメリットをなくすばかりでなく、遊離した流動化剤の
凝集体を表面流動化剤量の少ないほうのトナーが捕獲す
るという効果のため極めて均一な流動特性と帯電特性を
発現する点にある。
化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化
ジルコニウム、シリカ微粉末(ケイ酸微粉末)などがあ
る。
い。
粒末であり、乾式法および湿式法で製造されたもののい
ずれであってもよいが、乾式法で製造されたものが好ま
しく、特にケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生
成されたシリカ微粒末であることが好ましい。また、シ
リカ微粒末としては、二酸化ケイ素(シリカ)のほか、
ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウ
ム等のケイ酸塩よりなる微粒末であってもよいが、SiO2
を85重量%以上含むものが好ましい。
2μm、特に5nm〜100nmの範囲のものが好ましい。3nm
以下の場合、現像器内で受ける機械的ストレスによりト
ナー表面に容易に埋没し、著しく流動性が低下する。2
μm以上の場合、着色粒子に十分な流動性を付与するこ
とができない。
よって測定する。まず最初にシリカ微粉末を紫外線硬化
型包埋樹脂により包埋し、紫外線照射により硬化させ
る。次にミクロトームにより厚さ2000オングストローム
の薄片を作製する。そして透過型電子顕微鏡により観察
し、画像解析により、数平均粒子径を測定する。
0.1〜5重量%であることが好ましく、特に、0.1〜2重
量%であることが好ましい。0.1重量%以下の場合、着
色粒子に十分な流動性を付与することができない。5重
量%以上の場合、シリカ微粉末の一部が着色粒子から遊
離した状態で存在し、その結果遊離したシリカ微粉末が
キャリアに付着転移したり、現像スリーブや現像スリー
ブよりの現像剤かき落としブレードなどに付着堆積し、
現像剤の摩擦帯電量が著しく低下する。
対する安定性の観点から疎水化処理されていることが好
ましい。疎水化処理の具体的な方法としては、疎水化処
理剤を溶剤に溶解した溶液中に、シリカ微粉末を分散し
た後、濾別もしくはスプレードライ法により溶剤を除去
し、次いで加熱により硬化せしめる方法、あるいは、流
動化ベット装置を用いて、疎水化処理剤を溶剤に溶解し
た溶液をシリカ微粉末にスプレー塗布し、次いで加熱乾
燥させることにより溶剤を除去して被膜を硬化させる方
法等を用いることができる。
グ剤、シアンカップリング剤等がある。具体的には、チ
タンカップリング剤として、テトラブチルチタネート、
テトラオクチルチタネート、イソプロピルトリイソステ
アロイルチタネート、イソプロピルトリデシルベンゼン
スルフォニルチタネート、ビス(ジオクチルパイロフォ
スフェート)オキシアセテートチタネートなどがある。
さらに、シランカップリング剤としては、γ-(2-アミノ
エチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-(2-ア
ミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N-β-
(N-ビニルベンジルアミノエチル)γ-アミノプロピルト
リメトキシシラン塩酸塩、ヘキサンメチルジシラザン、
メチルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラ
ン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトエリメ
トキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、デシルト
リメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、o-メチルフェニルトリメトキ
シシラン、p-メチルフェニルトリメトキシシランなどが
あげられる。
シリコンオイルで処理したものも使用することができ
る。この例としては、ポリシロキサンに対してγ-(2-ア
ミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシランで
処理したものなどがあげられる。
らに防止するためには、流動化剤はあらかじめ解砕した
もののほうが好ましい。
現像器内でのトナー間の摩擦帯電を極力防止しかつトナ
ー間での流動化剤の移行を効率良くおこなうことを考え
ると0.30〜0.80が好ましい。表面流動化剤量の
比とは、表面流動化剤量が多いトナーに対する少ないト
ナーの比を意味し、表面流動化剤量をそれぞれX1,X
2としたとき、X2/X1で表される。
法(ESCA)を用いる。測定条件は以下のとおりであ
る。
5eV サンプリング時間(Sampling Times):
200ms 繰り返し回数(Repeat Times):10回 (例)Si・・結合エネルギー(Binding En
ergy)が95〜115eVの範囲で得られたSi2
pのピークを使用。
い、バックグランドはノンリニアーのLo.+Aveを
適用した。
強度を用い、感度係数は0.87に従った。
の値にする方法は何であってもよいが、好ましくはほぼ
同等量の流動化剤を添加したトナーに異なったストレス
を与えて表面の流動化剤の埋没度を変える方法が良い。
同様の考えで特公昭63-55701号のような技術が提案され
ているが、この技術では遊離シリカが多く存在するた
め、トナーホッパー内での流動性は良好なものの、本願
が目的とするブラックスポット防止にはまったくそぐわ
ない。
埋没させるストレスとしては、すくなくともヘンシェル
ミキサーで周速40m/sで1分以上混合をおこなう程
度のストレスが必要である。この範囲内で2種類の埋没
度の異なるトナーを作製する方法としては、混合時間を
変える方法、混合温度を変える方法、セラミックビーズ
等のメディアの有無で埋没度を変える方法等が挙げられ
る。
方法としては、別々の補給ボックスからそれぞれ補給し
ても良いし、予め2種類のトナーをかるく混合したもの
をひとつの補給ボックスより補給しても良い。
たはプリンタ等の中で作製するという方法も考えられ
る。一つの例として、適度のストレスを付与するように
設計されたトナーリサイクルパイプを備えた複写機にお
いて、潜像保持体(感光体)上の現像トナーを転写した
後に残存したトナーをクリーニングユニットで回収し、
上記リサイクルパイプを通して再びトナー補給ボックス
か現像ユニットに供給する方法がある。つまり、補給ト
ナーの流動化剤埋没度にあわせて、リサイクルパイプで
のストレスを調整し、所望の流動化剤埋没度(=表面流
動化剤量)の回収トナーを得るわけである。
は、結着樹脂と着色剤と必要に応じて使用されるその他
の添加剤よりなり、その平均粒径は体積平均粒径で通常
1〜30μm、好ましくは5〜20μmである。
しては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いら
れる。例えば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチ
レン-アクリル系樹脂・ポリエステル樹脂・スチレン-ブ
タジエン系樹脂・エポキシ系樹脂等が挙げられる。
ても特に限定されず、従来公知の種々の材料が使用され
る。例えばカーボンブラック・ニグロシン染料・アニリ
ンブルー・カルコイルブルー・クロムイエロー・ウルト
ラマリンブルー・デュポンオイルレッド・キノリンイエ
ロー・メチレンブルークロライド・フタロシアニンブル
ー・マラカイトグリーンオクサレート・ローズベンガル
等が挙げられる。
誘導体・アゾ系金属錯体・ニグロシン系染料・四級アン
モニウム塩・トリフェニルメタン類等の荷電制御剤、ポ
リプロピレン・ポリエチレン等の低分子量ポリオレフィ
ン・カルナウバワックス等の定着性改良剤等が挙げられ
る。また、一成分磁性トナーを得る場合には着色粒子に
添加剤として磁性体粒子が含有される。磁性体粒子とし
ては数平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのフェライトやマ
グネタイト等の磁性粒子が用いられる。又、磁性粒子が
黒色の場合、着色剤としての役割を果たす場合は、特に
着色剤を別に加えなくてもよい。磁性体粒子の添加量は
着色粒子中の20〜80重量%である。
リーニング助剤として数平均粒径が0.1〜2.0μmのスチ
レン-アクリル樹脂微粒子やステアリン酸亜鉛の様な高
級脂肪酸金属塩を添加してもよい。
アとを混合して、二成分現像剤として使用されるか、あ
るいは磁性トナーである場合は当該磁性トナーのみによ
り一成分現像剤として使用される。さらに、上記トナー
のみで非磁性一成分現像剤として使用しても良い。
鉄・フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被
覆キャリア、磁性材料粒子表面をフッ素樹脂・シリコー
ン樹脂・スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレン-
アクリル系樹脂・ポリエステル樹脂・エチレン系樹脂・
ロジン変性樹脂・ポリアミド樹脂等によって被覆した樹
脂被覆キャリアあるいは、樹脂と磁性粉とを混合して得
られる樹脂分散型キャリアのいずれを使用してもよい。
このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが
好ましい。
て、一成分現像法(薄層現像法)と二成分現像法があ
る。
像法)により現像する画像形成方法について説明する。
リーブ)上に薄層の現像剤層を形成し、この薄層の現像
剤層により感光体上の静電潜像を現像する。
00μm以下であることが好ましく、さらには1000μm以下
であることが好ましく、特に10〜500μm程度が好まし
い。
電圧を印加して、現像領域に振動電界を作用させること
が好ましい。
の間隙Dsdは、50〜2000μm程度が好ましい。
の現像スリーブは特に限定する必要はないが、磁性トナ
ーの場合は、スリーブ内に複数の磁性を有する磁気ロー
ルを備えた構造のものが用いられる。スリーブ上に薄層
の現像剤層を形成する手段として特に限定されないが、
例えばスリーブの表面に規制ブレードの先端を近接配置
する手段、弾性板をスリーブの表面に弾性的に圧接配置
する手段、円柱棒状の金属体あるいは弾性体をスリーブ
の表面に接触配置する手段等を用いることができる。な
お、弾性板を用いる場合は、その先端がスリーブの回転
方向の上流側を向くように現像スリーブに対し押圧され
ることが好ましい。
を薄層とすることにより、Dsdを十分に小さくすること
ができ、そのため振動電界の形成に必要なバイアス電圧
を低くすることができ、従ってトナー飛散が軽減される
と共に、現像スリーブの表面からのバイアス電圧に基づ
くリーク放電等の発生が防止される利点がある。また、
Dsdを小さくすることにより、感光体上に形成された静
電潜像により現像領域に形成される電界強度が大きくな
り、その結果、階調の微妙な変化や細かなパターンをも
良好に現像することが可能となる。
ばアルミニウム,ステンレス,銅,黄銅等の非磁性金
属、あるいは上記材質のスリーブ表面トナーを所望の極
性に摩擦帯電させるため、樹脂等を被覆したものを用い
てもよい。例えばトナーを負極性に帯電する場合、フェ
ノール樹脂,エポキシ樹脂,メラミン樹脂,ポリアミド
樹脂,ポリカーボネート樹脂等のものが用いられる。ま
たトナーを正極性に帯電する場合、ポリエステル樹脂,
塩化ビニル樹脂,ポリ弗化ビニリデン樹脂等が挙げられ
る。
コーンゴムやNBRなどのゴム状スリーブあるいは、上記
材質にカーボングラファイト,金属又は金属酸化物微粉
末等の導電性微粉末を含有させる等の導電性処理を行っ
たものを用いてもよい。
ンゴム,弗素ゴム,ウレタンゴム,シリコーンゴム,ポ
リクロルブタジエンゴム,スチレンブタジエンゴム,NB
R等の弾性部材や磁性又は非磁性の金属たとえば燐青
銅,鉄,ニッケル,アルミニウム,銅,黄銅等の金属製
薄板などが用いられる。
形成方法について説明する。
ャリアとトナーからなる二成分現像剤を用い、転写され
ずに感光体上に残存したトナーをクリーニング装置によ
り回収し、回収したトナーを現像器またはトナー補給装
置に戻して再利用するトナーリサイクルシステムを採用
して画像を形成することが出来る。
る画像形成装置の一例を示す。20は感光体であり、この
感光体20は回転ドラム状の形態を有している。
ら下流側に向かって、順に、帯電器21、露光光学系22、
現像器23、転写器25、分離器26、ブレード式クリーニン
グ器27が配置されている。28は熱ローラ定着器、29はク
リーニングブレードである。
より感光体20の表面が一様な電位に帯電され、次いで露
光光学系22により像露光されて感光体20の表面に原稿に
対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像
器23内に収容された現像剤により現像されて原稿に対応
したトナー像が形成される。このトナー像は転写器25に
より転写材Pに転写され、熱ローラ定着器28により加熱
定着されて定着画像が形成される。
式クリーニング器27によりその表面が摺擦されて残留ト
ナーが掻き取られてもとの清浄な表面とされ、再び帯電
器21による帯電工程に付されて次の画像の形成に供され
る。
細は後述するトナーのリサイクルシステムにより再び現
像器23内に戻されて再使用に供される。
2および図3に示す。
であり、この回収ドラム30は、ドラム状の感光体(図示
せず)の一端側において隔壁(図示せず)を介して当該
感光体と同軸的に軸支され、この回収ドラム30の内部に
はその外周に沿って複数の磁石31が固定して設けられ、
この回収ドラム30の外周には搬送ベルト32が懸架されて
いる。
ニング機構33は感光体のクリーニング領域に対向しかつ
回収ドラム30にも対向するよう伸びている。このクリー
ニング機構33においては、感光体に残留したトナーが例
えばブレードなどにより掻き取られて補集されるととも
に、この補集されたトナーが内部に設けたスクリューコ
ンベア34により出口35側に供給される。
感光体の現像領域に対向しかつ回収ドラム30にも対向す
るよう配置された回転ドラム状の磁気ブラシ機構37と、
現像剤撹拌機構38と、回収されたトナーを受け入れてこ
れを現像機構36内に分配するトナー受入れ分配機構39と
を有してなり、前記搬送ベルト32は、回収ドラム30と磁
気ブラシ機構37との間隙を通過した後、回収ドラム20と
クリーニング機構33の出口35との間隙を経由して現像機
構36のトナー受入れ分配機構39に至るよう、回収ドラム
30とローラ40,41とに懸架されている。37aは回転スリ
ーブ、37bは磁石である。
れると、当該搬送ベルト32が回収ドラム30と磁気ブラシ
機構37との間隙を通過するときに、磁気ブラシ機構37に
より当該搬送ベルト32上に現像剤の磁気ブラシが形成さ
れ、この磁気ブラシが搬送ベルト32の移動に伴ってクリ
ーニング機構33に移送されると、クリーニング機構33に
よって感光体から補集されてスクリューコンベア34によ
り出口35側に供給されたトナーは、搬送ベルト32上の磁
気ブラシに拾い上げられ、そして搬送ベルト32の移動に
より磁気ブラシに拾い上げられたトナーがトナー受入れ
分配機構39に搬送され、ここで当該トナーが現像機構36
内に収納され、回収されたトナーが再び感光体上の潜像
の現像に供される。
構、52はクリーニング機構、53はトナー受入れ分配機
構、54は磁気ブラシ機構、55は感光体、56はスクリュー
コンベア、57は第1スクリュー、58は第2スクリューで
あり、この例の装置は、第1スクリュー57と第2スクリ
ュー58とによりスクリューコンベア56よりのトナーをト
ナー受入れ分配機構53に供給するようにしたものであ
る。すなわち第1スクリュー57および第2スクリュー58
は、それぞれ内部に回転軸とこの回転軸に沿ってスパイ
ラル状に設けた羽根を有してなり、第1スクリュー57に
おいては、スクリューコンベア56により送られたトナー
が回転軸の回転に伴って羽根により順次押上げられて第
2スクリュー58に送られ、この第2スクリュー58におい
ては、第1スクリュー57と同様の原理で水平方向にトナ
ーが順次送られてトナー受入れ分配機構53に供給され、
回収されたトナーが再び感光体55上の潜像の現像に供さ
れる。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、「部」
とは「重量部」を表す。
で2軸混練押出機によって溶融混練を行った。混練物を
放冷後、カッターミルで粗粉砕した後、ジェット気流を
用いた微粉砕機を用いて粉砕し、さらに風力分級機を用
いて分級し、重量平均粒径8.7μmの着色粒子を得
た。
ルシロキサンで疎水化処理された負帯電性シリカ(粒
径:7nm、BET比表面積:225m2/g)をイジ
ェクターを用いて解砕したものを0.6部加え、ヘンシ
ェルミキサー(三井三池製)を用い周速40m/s、混
合時間3分の条件で乾式混合を行い、現像剤1−1とし
た。この現像剤の表面シリカ量、即ちSi原子の個数%
をESCAを用いて測定したところ、7.2原子%であ
った。
他は現像剤1−1と同様に作製し、表面シリカ量を測定
したところ5.2原子%であった。上記現像剤1−2と
1−1の表面シリカ量比は0.72である。
つ設置するように改造したキャノン製複写機NP506
0(アモルファスシリコン感光体使用)に、それぞれ投
入し低温低湿(10℃20%RH)にて画像評価を行っ
た。
たところトナーの固着はなく、得られた画像にブラック
スポットの発生はなかった。またかぶりのない高品位の
出力画像が得られた。
したところ、体積平均粒径は7.8μmであった。
ルシロキサンで疎水化処理された負帯電性シリカ(粒
径:12nm、BET比表面積:150m2/g)をイ
ジェクタで解砕したもの0.8部を加え、ヘンシェルミ
キサー(三井三池製)を用い周速40m/s、混合時間
12分の条件で乾式混合を行いトナー2−1とした。こ
のトナーの表面シリカ量をESCAを用いて測定したと
ころ、9.5原子%であった。
他はトナー2−1と同一としてトナー2−2を作製し、
表面シリカ量を測定したところ、3.3原子%であっ
た。トナー2−2と2−1の表面シリカ量比は、0.3
5であった。
つ設置し、かつ反転現像でトナー濃度一定制御方法に改
造したコニカ社製複写機 Konica U−BIX3
135(デジタル潜像形成用に改造、有機感光体使用)
にそれぞれ投入し、低温低湿条件(10℃20%RH)
にて画像評価を行った。
たところトナーの固着はなく、画像上のホワイトスポッ
トの発生はなかった。またかぶりのない高品位の出力画
像が得られた。
ャリア(Cu−Znフェライト、60ミクロン)を使用
した。
均粒径6.4μmであった。
リコーンオイルで疎水化処理された正帯電性シリカ(粒
径:10nm、BET比表面積:200m2/g)をイ
ジェクタで解砕したもの0.6部を加え、ヘンシェルミ
キサー(三井三池製)を用い周速40m/s、混合時間
3分の条件で乾式混合を行い、トナー3−1とした。こ
の現像剤の表面シリカ量をESCAを用いて測定したと
ころ、6.9原子%であった。
(Cu−Znフェライト、60ミクロン)700gをV
型混合機にて10分混合したものを現像剤3とした。
れたトナーをトナー補給ボックスへリサイクルできるよ
うに改造したコニカ社製複写機 Konica U−B
IX4145(有機感光体使用)に投入し、低温低湿
(10℃20%RH)にて画像評価を行った。
ントロールするために、この複写機には外径7mm、内
径5mmで、トナーを搬送するスクリューの回転径との
間隙を0.05mmとしたリサイクルパイプを搭載し
た。これによりトナーを回収する工程で、回収前のトナ
ーと表面のシリカ量を変化させたものを得た。
万コピー毎にリサイクルパイプからトナーをサンプリン
グしたところ、以下のように所望の表面シリカ量の回収
トナーが得られた。また連続10万枚実写後に感光体表
面を観察したところトナーの固着はなく、実写画像上に
ブラックスポットの発生はなかった。またかぶりのない
高品位の出力画像が得られた。
を行ったところ、1万5000コピーにて、べた画像上
にホワイトスポットが発生した。感光体表面を観察した
ところ、画像と対応する部分にトナーの固着が発生して
いた。また、10万コピー実写後のかぶりを測定したと
ころ0.010とかぶりの発生があった。
を行ったところ、ホワイトスポットは発生しなかったも
のの、1万コピー付近から画像濃度が低下してきた。ま
た、30℃80%RH下での別のテストでトナーボック
ス内でブリッジを形成しトナーが補給されなくなり、そ
の結果画像濃度が極度に低下するという問題が発生し
た。
転現像ではホワイトスポット)が発生しないトナーを提
供することが出来る。
の摩擦帯電性劣化がなく、かぶりのない高品位の画像を
出力するトナーを提供することが出来る。
れ、良好な現像性・転写性をもち、その結果高い画像濃
度を示すトナーを提供することが出来る。
要図。
の概要図。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有す
る着色粒子の表面に流動化剤を添加した2種類のトナー
を用いる画像形成方法において、2種類のトナーの表面
流動化剤量が異なることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 2種類のトナーの表面流動化剤量をそれ
ぞれX1、X2とした時、X2/X1比が0.30〜
0.80であることを特徴とする請求項1に記載の画像
形成方法用の静電荷像現像剤用トナー。 - 【請求項3】 潜像担持体上の潜像を現像してトナー像
を形成し、形成されたトナー像を潜像担持体からコロナ
放電転写にて転写材上へ転写し、潜像担持体上の残留ト
ナーをクリーニングして回収し、回収トナーを現像器に
供給して、現像工程に再使用する画像形成方法におい
て、トナーが少なくとも結着樹脂、着色剤からなる着色
粒子と流動化剤を含有し、補給トナーの表面流動化剤量
をX1、回収トナーの表面流動化剤量をX2としたと
き、X2/X1比が0.30〜0.80であることを特
徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7076099A JPH08272131A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 画像形成方法及びそれに用いる静電荷像現像剤用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7076099A JPH08272131A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 画像形成方法及びそれに用いる静電荷像現像剤用トナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08272131A true JPH08272131A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13595428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7076099A Pending JPH08272131A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 画像形成方法及びそれに用いる静電荷像現像剤用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08272131A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292675A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7076099A patent/JPH08272131A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292675A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
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