JPH09221823A - Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置 - Google Patents

Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置

Info

Publication number
JPH09221823A
JPH09221823A JP3043196A JP3043196A JPH09221823A JP H09221823 A JPH09221823 A JP H09221823A JP 3043196 A JP3043196 A JP 3043196A JP 3043196 A JP3043196 A JP 3043196A JP H09221823 A JPH09221823 A JP H09221823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balcony
support
slab
fixed
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3043196A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Nagamine
長峰勝芳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP3043196A priority Critical patent/JPH09221823A/ja
Publication of JPH09221823A publication Critical patent/JPH09221823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サポートを簡略化できると共に足場の構築を不
要にする。 【解決手段】既設のスラブ1上に外壁型枠4、梁型枠5
及びスラブ型枠6を組み立てると共に、既設のPCバル
コニー3上にサポート21を組み立て、前記スラブ型枠
上にバルコニー固定装置23を固定し、該バルコニー固
定装置を既設のスラブにチェーン24により連結したた
後、前記外壁型枠及びサポート上にPCバルコニー3を
セットし、PCバルコニーを前記バルコニー固定装置に
固定ロッド25により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
(RC)造建築物において、プレキャストコンクリート
製(PC)バルコニーを採用する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】RC造建築物において、低コスト化と高
品質化を図るために、その一部であるバルコニーを工場
で生産し現場で組み付けた後、スラブコンクリートと一
体化させる施工方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RC造
建築物においてPCバルコニーを施工する場合、SRC
造建築物のように鉄骨がないため、PCバルコニーが外
側に倒れないようにこれを支持するためのベニヤ板や多
数のサポートが必要であり、さらに、この作業のために
足場を構築する必要があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、サポートを簡略化できると共に足場の構築を不要に
することができるRC造建築物におけるPCバルコニー
の施工方法及び施工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のRC造建築物におけるPCバルコニーの施
工方法は、既設のスラブ上に外壁型枠、梁型枠及びスラ
ブ型枠を組み立てると共に、既設のPCバルコニー上に
サポートを組み立て、前記スラブ型枠上にバルコニー固
定装置を固定し、該バルコニー固定装置を既設のスラブ
にチェーンにより連結したた後、前記外壁型枠及びサポ
ート上にPCバルコニーをセットし、PCバルコニーを
前記バルコニー固定装置に固定ロッドにより固定するこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載の施工装置
は、請求項1記載のPCバルコニーの施工方法に用いら
れる施工装置であって、前記バルコニー固定装置は、ス
ラブ型枠に固定された支持台と、該支持台に形成された
起立片と、一端が前記起立片に螺合されナットにより固
定された固定用ロッドと、該固定用ロッドの他端に連結
された係合用金具とを備え、前記係合用金具をPCバル
コニーの突出筋に係合し、前記固定用ロッドの移動によ
りPCバルコニーの水平方向の微調整を行い、PCバル
コニーをバルコニー固定装置に固定することを特徴と
し、さらに、本発明の請求項3記載施工装置は、請求項
2記載のPCバルコニーの施工方法に用いられる施工装
置において、前記サポートは、主支柱と、主支柱の上部
に伸縮自在に装着された副支柱と、前記主支柱の下部に
屈曲形成された垂直荷重受け部及び水平荷重受け部とを
備え、前記垂直荷重受け部をPCバルコニーの頂部に載
置し、前記水平荷重受け部をPCバルコニーの内壁に固
定することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図4は、本発明のRC造
建築物におけるPCバルコニーの施工方法の1例を示す
図である。
【0008】施工順序を図4〜図1の順序で説明する。
図4は、直下階のスラブ1、梁2及びPCバルコニー3
がコンクリートにより一体化された構造を示している。
PCバルコニー3の手摺部3aの外面にはタイル3bが
一体化して設けられている。
【0009】外壁、梁及びスラブの形状に合わせて外壁
型枠4、梁型枠5、スラブ型枠6を組み立て、これらを
締付金具7で固定し、また型枠5、6をサポート8によ
りスラブ1上に支持する。次に、外壁型枠4に沿って梁
配筋時の落下防止手摺9及びワイヤー9aを設けると共
に、スラブ型枠上に支持部材10を設け、落下防止手摺
9と支持部材10間に梁配筋11をセットしておく。
【0010】次に、PCバルコニー3の手摺部3a上に
サポート受け金具12を取り付ける。サポート受け金具
12は、断面コ字形状に形成され上面にサポートが挿入
される突起部12aを有し、手摺部3aとサポート受け
金具12との間に木片13を挟み、締付ハンドル12b
を回すことにより手摺部3aに固定する。サポート受け
金具12の外側にはクランプ14が設けられており、こ
のクランプ14に支持パイプ15を延設し、支持パイプ
15に落下防止用ネット16を張設する。次に、落下防
止手摺9及び支持部材10を取り除き、梁配筋11を落
とし込むと図3に示す状態となる。
【0011】次に、図3に示すように、サポート受け金
具12の突起部12a及びバルコニー上にパイプサポー
ト17を立設し、パイプサポート17間をブレース18
及び水平つなぎ19で単管パイプにより補強し、パイプ
サポート17上にバタ角20を配置してサポート21を
組み立てる。また、スラブ1上にPCバルコニー建方時
の落下防止手摺22を立設し、ワイヤー22aを張る。
【0012】次に、図1及び図2に示すように、サポー
ト21のバタ角20間に板片39を乗せ、板片39及び
外壁型枠4上にクレーンによりPCバルコニー3をセッ
トする。このとき作業員は作業ステージ34(図2)上
で作業を行う。PCバルコニー3の底部には、内部のト
ラス筋に連結されたオムニア筋(スラブ連結用突出筋)
3cが突出されており、後で打設されるスラブコンクリ
ートと一体化されるようになっている。次に図2で説明
した落下防止手摺22及びワイヤー22aを除去する。
スラブ型枠6上には、予め、一つのPCバルコニー3に
対して複数のバルコニー固定装置23が装着されてい
る。バルコニー固定装置23の下部は、チェーン24に
より直下階スラブ1に固定され、PCバルコニー3は、
そのオムニア筋3cに固定用ロッド25の一端を係合さ
せ、固定用ロッド25の他端をバルコニー固定装置23
にネジ結合させることにより、PCバルコニー3の水平
方向の微調整を行った後、固定するようにしている。
【0013】以上のようにしてPCバルコニー3をセッ
トした後、外壁型枠4、梁型枠5、スラブ型枠6及びP
Cバルコニー3内にコンクリートを打設し、外壁4A、
梁2A及びスラブ1Aを構築する。PCバルコニー3
は、スラブ1と一体化されバルコニーが完成する。以
下、図3〜図1の工程を繰り返しながら上階へと進んで
いく。
【0014】図5は、図1のバルコニー固定装置23の
詳細構造を示し、図5(A)は全体構成を示す断面図、
図5(B)は支持台の斜視図、図5(C)はオムニア筋
の斜視図である。
【0015】バルコニー固定装置23は、図5(B)に
示す起立片26aを有するプレート状の支持台26を備
えている。支持台26は円錐台状の2個のスペーサ27
を挟んでスラブ型枠6上に配置され、桟木28、押さえ
金具29、ボルト30及びナット31によりスラブ型枠
6上に固定される。押さえ金具29はチェーン24によ
り直下階スラブ1に固定される。支持台26の起立片2
6aには、固定用ロッド25の一端がナット32により
調節自在に螺合され、固定用ロッド25の他端には断面
コ字形状の係合用金具33が螺合されている。そして、
係合用金具33の開口部を図5(C)に示すオムニア筋
3cに係合し、ナット32により固定用ロッド25を移
動させることにより、PCバルコニー3の水平方向の微
調整を行い、PCバルコニー3をバルコニー固定装置2
3を介して建物構造体に固定することができる。
【0016】図6は、図3のサポート21の変形例を示
し、図6(A)は側面図、図6(B)は正面図である。
【0017】サポート35は、主支柱36と、主支柱3
6の上部に伸縮自在に装着された副支柱37とを備え、
主支柱36の下部は屈曲され、垂直荷重受け部36aと
水平荷重受け部36bが形成されている。水平荷重受け
部36bには、ボルト孔36cが設けられている。そし
て、主支柱36の垂直荷重受け部36aをPCバルコニ
ー3の頂部に載置し、水平荷重受け部36bを内壁に当
接させ、PCバルコニー3に予め形成されたボルト孔に
4本のボルト38をねじ込んでサポート35をPCバル
コニー3上に固定する。本例によれば、サポート35を
PCバルコニー3にセットするだけでPCバルコニー3
の垂直荷重及び水平荷重を支持することができ、図3で
示したスラブ上のパイプサポート17、ブレース18及
び水平つなぎ19を省略することができ、工費及び工期
を短縮することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、PCバルコニーを簡単な構成により建物構造
体で支持させることができ、サポートを簡略化できると
共に足場の構築を不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRC造建築物におけるPCバルコニー
の施工方法の1例を示す断面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】本発明のRC造建築物におけるPCバルコニー
の施工方法の1例を示す断面図である。
【図4】本発明のRC造建築物におけるPCバルコニー
の施工方法の1例を示す断面図である。
【図5】図1のバルコニー固定装置の詳細を示し、図5
(A)は全体構成を示す断面図、図5(B)は支持台の
斜視図、図5(C)はオムニア筋の斜視図である。
【図6】図3のサポートの変形例を示し、図6(A)は
側面図、図6(B)は正面図である。
【符号の説明】
1、1A…スラブ、2A…梁、3…PCバルコニー、3
c…突出筋 4…外壁型枠、5…梁型枠、6…スラブ型枠、12…サ
ポート受け金具 17…パイプサポート、21…サポート、23…バルコ
ニー固定装置 24…チェーン、25…固定用ロッド、26…支持台、
26a…起立片 32…ナット、33…係合用金具、35…サポート、3
6…主支柱 37…副支柱、36a…垂直荷重受け部、36b…水平
荷重受け部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設のスラブ上に外壁型枠、梁型枠及びス
    ラブ型枠を組み立てると共に、既設のPCバルコニー上
    にサポートを組み立て、前記スラブ型枠上にバルコニー
    固定装置を固定し、該バルコニー固定装置を既設のスラ
    ブにチェーンにより連結したた後、前記外壁型枠及びサ
    ポート上にPCバルコニーをセットし、PCバルコニー
    を前記バルコニー固定装置に固定ロッドにより固定する
    ことを特徴とするPCバルコニーの施工方法。
  2. 【請求項2】前記バルコニー固定装置は、スラブ型枠に
    固定された支持台と、該支持台に形成された起立片と、
    一端が前記起立片に螺合されナットにより固定された固
    定用ロッドと、該固定用ロッドの他端に連結された係合
    用金具とを備え、前記係合用金具をPCバルコニーの突
    出筋に係合し、前記固定用ロッドの移動によりPCバル
    コニーの水平方向の微調整を行い、PCバルコニーをバ
    ルコニー固定装置に固定することを特徴とする請求項1
    記載のPCバルコニーの施工方法に用いられる施工装
    置。
  3. 【請求項3】前記サポートは、主支柱と、主支柱の上部
    に伸縮自在に装着された副支柱と、前記主支柱の下部に
    屈曲形成された垂直荷重受け部及び水平荷重受け部とを
    備え、前記垂直荷重受け部をPCバルコニーの頂部に載
    置し、前記水平荷重受け部をPCバルコニーの内壁に固
    定することを特徴とする請求項2記載の施工装置。
JP3043196A 1996-02-19 1996-02-19 Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置 Pending JPH09221823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043196A JPH09221823A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043196A JPH09221823A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09221823A true JPH09221823A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12303764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3043196A Pending JPH09221823A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09221823A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBA20140048A1 (ja) * 2014-07-21 2016-01-21
CN109826310A (zh) * 2018-09-11 2019-05-31 中国建筑第四工程局有限公司 一种住宅楼预制装配式阳台施工方法
CN114541750A (zh) * 2022-02-25 2022-05-27 北京建工建筑产业化投资建设发展有限公司 一种大跨度挑檐支撑结构及其施工工艺

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBA20140048A1 (ja) * 2014-07-21 2016-01-21
CN109826310A (zh) * 2018-09-11 2019-05-31 中国建筑第四工程局有限公司 一种住宅楼预制装配式阳台施工方法
CN114541750A (zh) * 2022-02-25 2022-05-27 北京建工建筑产业化投资建设发展有限公司 一种大跨度挑檐支撑结构及其施工工艺
CN114541750B (zh) * 2022-02-25 2023-04-21 北京建工建筑产业化投资建设发展有限公司 一种大跨度挑檐支撑结构及其施工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6348753Y2 (ja)
JPH09221823A (ja) Rc造建築物におけるpcバルコニーの施工方法及び施工装置
JPH0536042Y2 (ja)
KR200213539Y1 (ko) 안전 작업대의 프레임
JPS5812990Y2 (ja) 建物の荷上げ用架構台
JP2911419B2 (ja) 仮設構造物における連結構造
JP2000073561A (ja) 外部支柱の設置方法
CN215212327U (zh) 一种角度可调节的夹层板支撑立杆底座装置
JP2519196B2 (ja) 一側足場
JPH06193133A (ja) 鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造
JP3138981B2 (ja) 鉄筋コンクリート建物の構築法
KR920000595Y1 (ko) 판넬 받침 장치
JPS6137426B2 (ja)
JPH07119522B2 (ja) 型枠装置
JPH0254065A (ja) リブ付きスラブの施工法及びリブ補強筋用スペーサー
JP3067001U (ja) 組立式やぐら
JP3106270B2 (ja) 構造物の吊上げ・接合用の柱及び構造物の吊上げ方法
JPH078718Y2 (ja) 吊り足場の最上段安全手摺り装置
JPH0740029Y2 (ja) 鉄骨柱への作業足場取付治具
JP2520372B2 (ja) 枠組壁工法のコンクリ―ト造床構造
JP2787239B2 (ja) 屋根の形成方法および屋根葺材取付用足場の形成方法
JPH04309651A (ja) 階段の施工方法
JPH07180345A (ja) ブラケット足場およびその盛り替え方法
JPH09111862A (ja) ポーチ床
JPH03293445A (ja) 建築物の構造体の施工方法