JPH0254065A - リブ付きスラブの施工法及びリブ補強筋用スペーサー - Google Patents

リブ付きスラブの施工法及びリブ補強筋用スペーサー

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JPH0254065A
JPH0254065A JP20519388A JP20519388A JPH0254065A JP H0254065 A JPH0254065 A JP H0254065A JP 20519388 A JP20519388 A JP 20519388A JP 20519388 A JP20519388 A JP 20519388A JP H0254065 A JPH0254065 A JP H0254065A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、大梁間にわたる複数個のリブを巾方向に所定
間隔を隔ててスラブ本体の下部に有し、かつ、前記リブ
の内部には、上弦材と下弦材とにわたってラチス筋を配
したトラス構造のリブ補強筋が埋設され、前記スラブ本
体の内部には、前記リブ補強筋の上部に連結された網目
状のスラブ筋が埋設されたリブ付きスラブの施工法と、
その施工法に好適に使用できるリブ補強筋用スペーサー
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のリブ付きスラブの施工法は、概ね次の通りであっ
た。
即ち、第13図に示すように、2本の鉄筋より成る上弦
材4と2本の鉄筋より成る下弦材5とにわたってラチス
筋6を配したトラス構造のリブ補強筋7を、両端支持の
状態で架台18.18に吊り下げ支持させる一方、リブ
底型枠1)に穿設された孔りに下方から挿通したボルト
21とこれに螺合する細長い形状の平ナツト22とによ
って、前記下弦材5のコンクリート被り厚を確保するた
めのリブ補強筋用スペーサー12を前記リブ底型枠1)
の上面部に連結し、かつ、当該リブ底型枠1)を前記リ
ブ補強筋7の直下まで持ち上げて、第14図及び第15
図に示すように、前記平ナフト22を前記下弦材5の鉄
筋間に挿通し、回転させて前記下弦材5に係止させ、か
つ、前記ボルト21を前記リブ底型枠1)の下方から締
め上げて、第16図に示すように、実質的に前記リブ補
強筋7をリブ底型枠1)上に立設固定する。
そして第17図に示すように、前記リブ補強筋材きのリ
ブ底型枠1)の複数個を大梁1の側面型枠15上に吊り
上げて、これを中方向所定間隔置きに配置すると共に、
当該リブ底型枠1)の両端を前記側面型枠15に釘止め
固定する。側面型枠15には、予め、リブ補強筋7の位
置を墨出ししておく。
次いで、スラブ本体底型枠13aの巾方向両側にリブ側
面型枠13b、 13bを連設して成る底部型枠13を
揚上して、当該底部型枠13を隣るリブ底型枠1)、1
)間にわたって載置すると共に、綱目状に溶接されたス
ラブ筋8を揚上してこれを前記リブ補強筋7の上部に連
結し、かつ、該スラブ筋8のコンクリート被り厚を確保
するためのスラブ筋用スペーサー14を当該スラブ筋8
と底部型枠13との間に介装させる。
しかる後、前記リブ補強筋7ならびにスラブ筋8が埋入
されるようにコンクリートCを打設し、該コンク・リー
トCの養生後に前記リブ底型枠1)と底部型枠13を脱
型して、第1図に示すような所謂リブ付きのスラブAを
構築している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の施工法においては、剛性の高いトラス構造のリブ
補強筋7で型枠を支持するから、根太、大曳き、ポスト
等よりなる一般的なスラブの支保工は不要であるが、隣
るリブ底型枠1).1)にわたって底部型枠13を載置
する作業が高所作業となるために、安全性ならびに作業
性の面から総足場を必要とし、総足場の組立ならびに撤
去に多大の手間と人手を要し、前記鉄筋材きリブ底型枠
1)と底部型枠13と網目状のスラブ筋8を各別に橋上
するため揚重機の稼動効率が悪く、工期も長くかが等々
の点で改善の余地があった。
また上記の施工法においては、前記リブ補強筋用スペー
サー12を介してリブ底型枠1)にリブ補強筋7を立設
固定するにあたって、リブ補強筋7、スペーサー12、
リブ底型枠1)の三者を、前記リブ底型枠1)の下方か
ら挿通したボルト21と下弦材5に係止する平ナツト2
2とで固定しているため、上向きの作業姿勢を強いられ
、作業能率が悪く、また平ナツト22よりも上方へ突出
するポル)21上端部にはコンクリートと縁切りするた
めのキャップが套嵌して使用されるが、配筋時における
鉄筋の当接、コンクリート打設時の振動等によってキヤ
・ノブが外れ、脱型時におけるボルト21の抜き取りが
困難になることがあった。
本発明は、上記の現状に鑑みてなされたものであって、
主たる目的は、総足場を不要にして、容易かつ短工期で
施工できるリブ付きスラブの施工法を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、上記の施工に好適に使用できるリ
ブ補強筋用スペーサーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるリブ付きスラブの施工法は、大梁間にわた
る複数個のリブを中方向に所定間隔を隔ててスラブ本体
の下部に有し、かつ、前記リブの内部には、上弦材と下
弦材とにわたってラチス筋を配したトラス構造のリブ補
強筋が埋設され、前記スラブ本体の内部には、前記リブ
補強筋の上部に連結された網目状のスラブ筋が埋設され
たリブ付きスラブの施工法であって、前記大梁の側面型
枠間にわたるリブ底型枠と、リブ下面に対する前記下弦
材のコンクリート被り厚を確保するためのリブ補強筋用
スペーサーを介して前記リブ底型枠に立設固定される前
記リブ補強筋と、前記リブ底型枠の複数個を挟持部材を
介して中方向所定間隔置きに連結固定する型枠固定部材
と、リブ間のスラブ本体底型枠の巾方向両側にリブ側面
型枠を連設して成り且つ隣るリブ底型枠間にわたって載
置される底部型枠と、前記リブ補強筋の上部に連結され
る前記スラブ筋、及び、該スラブ筋と前記底部型枠との
間に介装されるスラブ筋用スペーサーにより、先組体を
構成し、該先組体を吊り上げて前記大梁の側面型枠間に
架設し、前記リブ補強筋ならびにスラブ筋が埋入される
状態にコンクリートを打設し、該コンクリートの養生後
に前記型枠固定部材を取り外すと共に、前記リブ底型枠
と底部型枠を脱型することを特徴としている。
尚、上記の施工法において、リブ補強筋用スペーサーと
しては、上述した従来例と同一構造のリブ補強筋用スペ
ーサーを使用でき、リブ補強筋、リブ補強筋用スペーサ
ー、リブ底型枠の三者、あるいは、これと型枠固定部材
とを同時に固定連結することも可能ではあるが、後述す
る通り、上端に下床がりの立ち上がり部とその周囲に位
置するフランジ状部とを有し、下端にフランジ状部を有
し、中央には、上下に貫通したネジ孔を形成して成るリ
ブ補強筋用スペーサーを使用すれば、より効果的である
〔作用〕
上記の構成によれば、リブ付きスラブに埋設されるリブ
補強筋とスラブ筋およびリブ付きスラブ下面側の型枠を
、予め先き組みしてユニット化し、このユニット化され
た先組体を吊り上げて大梁の側面型枠間に架設するので
、安全確保のための総足場が不要である。
また、上下に貫通したネジ孔が形成されたリブ補強筋用
スペーサーを使用することにより、当該スペーサーのネ
ジ孔に対して2本のネジ部材を上下両方からネジ込み固
定できるから、リブ底型枠とスペーサーの連結固定、ス
ペーサとリブ補強筋の連結固定とを各別に、かつ容易に
行えることになる。即ち、リブ補強筋用スペーサーのネ
ジ孔に下方から螺合させたボルトでリブ底型枠の上面に
リブ補強筋用スペーサーを連結し、しかる後、当該スペ
ーサーにリブ補強筋を前記ネジ孔に上方から螺合する別
のボルトで連結することができる。
そして、スペーサーとリブ底型枠を連結する際、その部
位にリブ補強筋が存在しないので、連結作業が楽に行え
、またスペーサーとリブ補強筋の連結も上方からの作業
によって容易に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する6 第1図はリブ付きスラブAを示す。このリブ付きスラブ
Aは、大梁1.1間にわたる複数個のリブ2・・・を巾
方向に所定間隔を隔ててスラブ本体3の下部に有せしめ
ると共に、前記リブ2・・・の内部に、2本の鉄筋より
成る上弦材4と2本の鉄筋より成る下弦材5とにわたっ
てラチス筋6を配したトラス構造のリブ補強筋7を、か
つ、前記スラブ本体3の内部に、前記リブ補強筋7の上
部に連結された網目状のスラブ筋8を、夫々埋設させて
成るものである。
第2図は前記リブ付きスラブAを構築するための先組体
Bの全体を示す。この先組体Bは、鋼製角バイブ等より
成る複数本の型枠固定部材9の上に複数個のリブ底型枠
1)を巾方向所定間隔置きに敷き並べて、下弦材5のコ
ンクリート被り厚を確保するためのリブ補強筋用スペー
サー12とフオームタイ10とで連結固定し、各リブ底
型枠1)には、前記リブ補強筋用スペーサー12を介し
て、前記リブ補強筋7を立設固定し、かつ、リブ2.2
間のスラブ本体底型枠13aの巾方向両側にリブ側面型
枠13bを連設して成る複数個の底部型枠13を、隣る
リブ底型枠1).1)間にわたって載置すると共に、鉄
筋を縦横に溶接して成る綱目状の前記スラブ筋8を前記
リブ補強筋7・・・の上弦材4に連結し、更に、スラブ
本体底面に対する前記スラブ筋8のコンクリート被り厚
を確保し且つ前記底部型枠13の浮き上がりを防止する
ための線材製のスラブ筋用スペーサー14を、前記底部
型枠13の上面と前記スラブ筋8との間に介在させて構
成したものである。
前記各底部型枠13は、既知構造のものであり、スラブ
本体底型枠13aと、その巾方向両側のリブ側面型枠1
3bと、長手方向一端部の端面型枠13cとから構成さ
れ、隣接する底部型枠13.13の端面型枠13cと、
スラブ本体底型枠13a及びリブ側面型枠13bとを嵌
合可能な断面形状としである。両側の大梁1. 1に隣
接する両端の底部型枠13.13はいずれも端面型枠1
3cを大梁1.1側に向けて配置されている。
前記リブ補強筋用スペーサー12は、第3図、第4図に
示すように、上端に下床がりの立ち上がり部aとその周
囲に位置するフランジ状部すとを有し、下端にフランジ
状部Cを有し、中央には、上下方向の貫通孔dを形成し
た合成樹脂製又は金属製のスペーサー本体12aと、前
記貫通孔dに圧入して一体化した長ナツト12bとから
構成され、当該長ナツト12bのネジ孔eに上下両方か
らネジ部材を螺合できるように構成されている。
そして、リブ補強筋用スペーサー12とリブ底型枠1)
とは、前記ネジ孔eに螺合する頭付きのボルト17によ
って連結されている。fは座金である。
型枠固定部材9の存る位置では、上記のポル目7に代え
て、フオームタイ10が使用され、リブ補強筋用スペー
サー12とリブ底型枠1)と型枠固定部材9の三者が連
結されている。即ち、第4図及び第5図に示すように、
前記ネジ孔eに下方から総ネジの軸体10aをネジ込み
、これに螺合する軸部材10bの横孔にWlo aを打
ち込んで型枠固定部材9の受は具10cを固定している
。また各リブ底型枠1)の上面側には、第3図〜第5図
に示すように、前記スペーサー12の上部に前記リブ補
強筋7の下弦材5を載せ、前記ネジ孔eに上方からネジ
込んだ頭付きのボルト16により座金gを介して締め付
は固定しである。
次に、前記リブ付きスラブAの施工法に付いて説明する
先ず、前記先組体Bの組立を行う、この組立作業は、多
くの場合、現場での地上作業として行われるか、あるい
はスラブ構築場所の近く (例えば既築階のスラブ上)
で行われるが、工場で製作した先組体Bを現場に搬入す
るも良い。
先組体Bの組立手順の一例は次の通りである。
即ち、第4図乃至第7図に示すように、所定間隔を隔て
て配置した複数の型枠固定部材9の上部に所定間隔を隔
ててリブ底型枠1)を載置する一方、前記リブ底型枠1
)に所定間隔を隔てて形成された孔りのうち前記型枠固
定部材9の近傍のものに、前記スペーサー12のネジ孔
eに螺合させた総ネジの軸体10aをリブ底型枠1)の
上方から挿通させると共に、該軸体10aの下方への突
出部に軸部材10bを螺合させ、前記受は具10cを型
枠固定部材9の下方に当て付けて設けると共に、前記軸
部材10bの横孔に楔10dを打設する。リブ底型枠1
)に形成された残りの孔には、下方からボルト17を挿
入して、その突出上端部にスペーサー12を螺着する。
しかる後、前記スペーサー12の上に前記リブ補強筋7
の下弦材5を載架させ、スペーサー12のネジ孔eに螺
合させた前記ポルH6により座金gを介して上方から締
め付けて固定する。この状態で、第9図に示すように、
前記リブ底型枠1)の隣るものにわたって底部型枠13
を載置し、第10図に示すように、前記底部型枠13の
上部にスラブ筋用スペーサー14を設置すると共に、前
記リブ補強筋7の上弦材4にスラブ筋8を連結して、先
組体Bのユニットが構成されるのである。
尚、リブ底型枠1)と型枠固定部材9の連結には、型枠
固定部材9の下方に、フオームタイ10の下方への突出
量(12cn程度)に対応するスペースがあれば十分で
ある。従って、例えば、先行して組み立てた先組体Bの
上(スラブ筋の上)に、複数本の鋼管をリブ補強筋7と
交差する方向に載せ、その鋼管上に前記型枠固定部材9
を載せて、次の先組体Bを組み立てるといったように、
先組体を次々と重ねて積み立てることが可能である。
そして第1)図(イ)及び第12図に示すように、上記
構成の先組体Bをレッカー等によって吊り上げて、大梁
1,1の側面型枠15.15間に架設し、リブ底型枠1
)の両端を側面型枠15.15に釘止めする。型枠固定
部材9の両端側の底部型枠13.13は、先組体Bの架
設後、大梁lの側面型枠15とこれに対向する端部のリ
ブ底型枠IIとにわたって!!置され、その上部にスラ
ブ筋用スペーサー14が設置される。
尚、大梁1,1がSRC造である場合、第1)図(イ)
に示すように、大梁鉄筋の配筋後に、先組体Bの架設が
行われるが、大梁1. 1がRC造である場合は、第1
)図(ロ)に示すように、先組体Bを大梁1,1の側面
型枠15.15間に架設した後、大梁の配筋が行われる
ことになる。この場合、端部のスラブ筋(大梁近辺のス
ラブ筋)は梁配筋に支障がないように梁配筋後に配筋す
ることが望ましい。
しかる後、前記リブ補強筋7ならびにスラブ筋8が埋入
される状態で、前記リブ底型枠1)ならびに底部型枠1
3にコンクリートCを打設すると共に、大梁のコンクリ
ートを打設する。
コンクリートCの所定の養生後に移動足場(ローリング
タワー)等を用いて、前記フオームタイ10ならびにボ
ルト17をスペーサー12から螺脱し、前記型枠固定部
材9を取り外すと共に、前記リブ底型枠1)ならびに底
部型枠13を脱型することで、第1図に示したリブ付き
スラブAが構築される。
そして、前記天井面に残るスペーサー本体12は、ネジ
孔eを有するため、天井下地材の取り付けや天井設備の
吊り下げ等のインサート金具として利用することが可能
である。
尚、前記先組体Bの組立に際し、例えば、前記リブ底型
枠1)に予めリブ補強筋7を立設固定して、当該リブ補
強筋付きのリブ底型枠1)を型枠固定部材9に連結固定
したり、前記リブ補強筋7の上弦材4に縦筋と横筋を別
々に連結してスラブ筋8を構成したり、上弦材4に対す
るスラブ筋8の連結後に当該スラブ筋8と底部型枠13
との間にスラブ筋用スペーサー14を押し込んだりする
等、前記先組体Bの作製手順は種々変更可能である。
また、前記先組体Bとして、これを一つのフロア−に対
応する大きさのものとしているが、前記大梁1の長手方
向で複数個に分割したユニット構成とするも良く、更に
、リブ補強筋用スペーサー12として、上方からのボル
ト16の締め付けにより、前記リブ補強筋7の下弦材5
を固定できる好ましい形態のものを使用しているが、従
来例で示した構造のスペーサー等を使用できることは言
うまでもない。
〔発明の効果〕 本発明にょろりブ付きスラブの施工法は、上述した構成
よりなり、リブ付きスラブに埋設されるリブ補強筋とス
ラブ筋およびリブ付きスラブ下面側の型枠を、予め先き
組みしてユニット化し、このユニット化された先組体を
吊り上げて大梁の側面型枠間に架設するので、従来のよ
うな大梁の側面型枠に対するリブ補強筋位置の墨出しが
不要になると共に、大梁間に設置したリブ底型枠の隣る
ものに底部型枠を載置する高所作業がなくなり、総足場
が不要で、総足場の組立・解体ならびに撤去の手間と作
業工程を省略することができる。
しかも、上記の先組体を、例えば地組みしたり工場で作
製したりして、これを大梁間に揚上させるので、揚重機
の稼動効率が良く、従来のようにリブ補強筋付きのリブ
底型枠と底部型枠ならびにスラブ筋をその順に揚上し且
つ組み立てる現場作業がなくなり、この作業の省略と前
記総足場が不要であることとによって、リブ付きスラブ
の施工工程を大幅に短縮できる上、施工コストの低減化
も達成できる。
請求項(2)のリブ補強筋用スペーサーを使用すれば、
ネジ孔に対して上下両方からネジ部材を螺合することが
できるため、リブ底型枠と型枠固定部材の連結、リブ底
型枠に対するリブ補強筋の連結を各別かつ容易に行え、
しかもリブ補強筋の連結は上方からのボルト締め操作に
よって楽に行え、4゜ またリブ底型枠を連結するボルト上端部にコンクリート
の付着を防止するキャップを被せる必要がなく、脱型時
に、ボルトの抜き取りが困難になる恐れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はリブ付きスラブの断面図、第2図は先組体の斜
視図、第3図はリブ補強筋とリブ補強筋用スペーサーと
リブ底型枠との関係を示す要部の断面図、第4図はリブ
補強筋とリブ補強筋用スペーサーとリブ底型枠と型枠固
定部材との関係を示す要部の断面図、第5図は要部の分
解斜視図、第6図乃至第10図は先組体の組立手順の一
例を示す説明図、第1)図(イ)、(ロ)は先組体の揚
上説明図であり、第12図は側面型枠間に架設された先
組体の断面図である。 第13図以降は従来例を示し、第13図乃至第16図は
リブ底型枠に対するリブ補強筋の立設固定手順の説明図
、第17図は型枠ならびに鉄筋の設置説明図である。 1・・・大梁、2・・・リブ、3・・・スラブ本体、4
・・・上弦材、5・・・下弦材、6・・・ラチス筋、7
・・・リブ補強筋、8・・・スラブ筋、9・・・型枠固
定部材、1)・・・リブ底型枠、12・・・リブ補強筋
用スペーサー、12a・・・スペーサー本体、12b・
・・長ナツト、13・・・底部型枠、13a・・・スラ
ブ本体底型枠、13b・・・リブ側面型枠、14・・・
スラブ筋用スペーサー、15・・・側面型枠、B・・・
先組体、C・・・コンクリート、a・・・立ち上がり部
、b、c・・・フランジ状部、e・・・ネジ孔。 出 願 人  株式会社 竹中工務店 代 埋入 弁理士 藤本英夫 5・・・下弦材 9・・・型枠固定部材 +1・・・リブ底型枠 12・・・リブ補強筋用スペーサー +2a・・・スペーサー本体 12b・・・長ナンド 16・・・ボルト a・・・立ち上がり部 す、c・・・7ランジ状部 e・・・ネジ孔 第3図 第4図 第9図 第1o図 第1)図(イ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大梁間にわたる複数個のリブを巾方向に所定間隔
    を隔ててスラブ本体の下部に有し、かつ、前記リブの内
    部には、上弦材と下弦材とにわたってラチス筋を配した
    トラス構造のリブ補強筋が埋設され、前記スラブ本体の
    内部には、前記リブ補強筋の上部に連結された網目状の
    スラブ筋が埋設されたリブ付きスラブの施工法であって
    、前記大梁の側面型枠間にわたるリブ底型枠と、リブ下
    面に対する前記下弦材のコンクリート被り厚を確保する
    ためのリブ補強筋用スペーサーを介して前記リブ底型枠
    に立設固定される前記リブ補強筋と、前記リブ底型枠の
    複数個を挟持部材を介して巾方向所定間隔置きに連結固
    定する型枠固定部材と、リブ間のスラブ本体底型枠の巾
    方向両側にリブ側面型枠を連設して成り且つ隣るリブ底
    型枠間にわたって載置される底部型枠と、前記リブ補強
    筋の上部に連結される前記スラブ筋、及び、該スラブ筋
    と前記底部型枠との間に介装されるスラブ筋用スペーサ
    ーにより、先組体を構成し、該先組体を吊り上げて前記
    大梁の側面型枠間に架設し、前記リブ補強筋ならびにス
    ラブ筋が埋入される状態にコンクリートを打設し、該コ
    ンクリートの養生後に前記型枠固定部材を取り外すと共
    に、前記リブ底型枠と底部型枠を脱型することを特徴と
    するリブ付きスラブの施工法。
  2. (2)上端に下広がりの立ち上がり部とその周囲に位置
    するフランジ状部とを有し、下端にフランジ状部を有し
    、中央には、上下に貫通したネジ孔を形成して成るリブ
    補強筋用スペーサー。
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US5755278A (en) * 1993-12-08 1998-05-26 Fanuc, Ltd. Heat sink attached to a heat plate
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ES2610796A1 (es) * 2016-11-11 2017-05-03 Baupanel System S.L Procedimiento para hormigonar forjados y cubiertas de paneles estructurales de hormigón armado con núcleo de poliestireno expandido

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JP2654935B2 (ja) 1997-09-17

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