JPH09221541A - 共重合ポリエステルの製造法 - Google Patents

共重合ポリエステルの製造法

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JPH09221541A
JPH09221541A JP5388396A JP5388396A JPH09221541A JP H09221541 A JPH09221541 A JP H09221541A JP 5388396 A JP5388396 A JP 5388396A JP 5388396 A JP5388396 A JP 5388396A JP H09221541 A JPH09221541 A JP H09221541A
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copolyester
ethylene glycol
mol
acid
naphthalenedicarboxylic acid
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JP5388396A
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Michiko Kuramoto
路子 倉本
Atsuko Ueda
敦子 植田
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、透明性、ガスバリヤー性等に優れ、
ボトル、フィルム、繊維、シート、発泡体等に好適に利
用できる共重合ポリエステルを製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、
ジオール成分としてエチレングリコールを主成分とし、
2,6−ナフタレンジカルボン酸成分を全ジカルボン酸成
分に対して3〜15モル%共重合したポリエステルを製造
するに際し、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ート及び/又はその低重合体に 2,6−ナフタレンジカル
ボン酸ジアルキルエステルとエチレングリコールとを添
加して、チタン化合物又はスズ化合物の存在下にエステ
ル交換反応させた後、重縮合反応を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、透明性、
ガスバリヤー性等に優れ、ボトル、フィルム、繊維、シ
ート、発泡体等に好適に利用できる共重合ポリエステル
の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート(PET)
に代表されるポリエステルは、機械的特性、化学的特
性、透明性等に優れているので、衣料や産業用繊維、包
装用、磁気テープ用、写真用、コンデンサー用等のフィ
ルムあるいは飲食料品用のボトル等に広く用いられてい
る。
【0003】しかし、PETを熱充填や高温殺菌、ある
いはガス遮蔽性を必要とする飲食料品用のボトルやラミ
ネートフィルムとして使用するには、耐熱性及びガスバ
リヤー性の点で十分ではなかった。
【0004】一方、耐熱性やガスバリヤー性に優れた樹
脂として、ポリエチレン− 2,6−ナフタレート(PE
N)が知られており、ボトルやフィルムへの利用が提案
されているが、コストが高く、汎用化されるには至って
いない。
【0005】そこで、この問題を解決するために、PE
Tに 2,6−ナフタレンジカルボン酸成分を共重合して耐
熱性及びガスバリヤー性に優れた共重合ポリエステルを
得る試みがなされている。
【0006】例えば、エステル交換法で共重合ポリエス
テルを製造する方法としては、テレフタル酸ジメチル、
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル及びエチレング
リコールを用いて、窒素ガス下、 160〜 280℃の温度で
エステル交換反応を行い、得られたエステル交換反応生
成物を重縮合反応させる方法がある。しかし、この方法
は、原料であるジカルボン酸をジメチルエステル化する
必要があり、かつ、エステル交換反応時に多量のメタノ
ールが副生して、原料仕込みに対するポリマーの生成収
率が低くなるので、コストの面で必ずしも好ましい方法
と言えるものではなかった。
【0007】他方、直接エステル化法で共重合ポリエス
テルを製造する方法としては、例えば、テレフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸及びエチレングリコール
を用いて、窒素ガス下又は加圧下、 160〜 280℃の温度
でエステル化反応を行い、得られたエステル化反応生成
物を重縮合反応させる方法が提案されている(特開平3
−122116号公報)。しかし、ここに記載の共重合ポリエ
ステルは、PETに 2,6−ナフタレンジカルボン酸成分
が3〜25モル%共重合されたものであるが、溶融重縮合
法で得られる共重合ポリエステルの極限粘度は高々0.65
であり、固相重合を行わないと、飲食料品用ボトルやフ
ィルムに適用できる極限粘度0.70以上の共重合ポリエス
テルとすることが難しく、かつ得られる共重合ポリエス
テルが着色し易いという問題があった。
【0008】また、テレフタル酸とエチレングリコール
とのエステル化反応生成物であるビス(β−ヒドロキシ
エチル)テレフタレート及び/又はその低重合体(BH
ET)に、共重合成分である 2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を添加して、エステル化反応を行った後、重縮合反
応させて共重合ポリエステルを製造する方法も知られて
いる。この方法は、着色の少ないポリエステルが得られ
るため、より好ましい方法であるが、前記したエステル
化反応の進行が遅く、重縮合反応により成形体とするこ
とのできる十分な極限粘度を有する共重合ポリエステル
が得られないという問題があり、実用されるには到って
いない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性、透
明性、ガスバリヤー性等に優れ、ボトル、フィルム、繊
維、シート、発泡体等に好適に利用できる共重合ポリエ
ステルを製造する方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、BHETに 2,6−
ナフタレンジカルボン酸ジアルキルエステルとエチレン
グリコールとを添加して、特定の金属の化合物の存在下
にエステル交換反応させた後、重縮合反応を行うこと
で、この目的が達成できることを見出し、本発明に到達
した。
【0011】すなわち、本発明の要旨は次の通りであ
る。ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオール成
分としてエチレングリコールを主成分とし、 2,6−ナフ
タレンジカルボン酸成分を全ジカルボン酸成分に対して
3〜15モル%共重合したポリエステルを製造するに際
し、BHETに 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジアルキ
ルエステルとエチレングリコールとを添加して、チタン
化合物又はスズ化合物の存在下にエステル化反応させた
後、重縮合反応を行うことを特徴とする共重合ポリエス
テルの製造法。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0013】本発明における 2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸成分の割合は、全ジカルボン酸成分に対して3〜15
モル%の範囲にする必要がある。 2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸成分が3モル%未満では、得られる共重合ポリ
エステルのガラス転移点が75℃以下となり、耐熱性に優
れたポリエステルとすることができない。逆に15モル%
を超えると、非晶性で極限粘度の小さいポリエステルし
か得られず、耐熱性や機械的特性に優れた成形体とする
ことができない。
【0014】本発明におけるBHETとは、テレフタル
酸もしくはそのジアルキルエステルと、エチレングリコ
ールとの反応により得られるオリゴマーの略称であり、
その平均重合度は、通常2〜10の範囲にある。BHET
としては、テレフタル酸とエチレングリコールとのエス
テル化反応により得られる平均重合度5〜10のものが特
に好ましい。
【0015】2,6−ナフタレンジカルボン酸ジアルキル
エステルとしては、 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメ
チル、 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジエチル、 2,6−
ナフタレンジカルボン酸ジ−n−プロピル、 2,6−ナフ
タレンジカルボン酸ジイソプロピル、 2,6−ナフタレン
ジカルボン酸ジ−n−ブチル等が挙げられるが、その中
でも 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルが特に好ま
しい。
【0016】BHETに添加する 2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジアルキルエステルとエチレングリコールは、
そのモル比が、1/2〜1/20の範囲にあることが好ま
しく、1/2〜1/15の範囲にあることがより好まし
い。このモル比が1/2を超えると、エステル交換反応
の進行が遅く、重縮合反応により極限粘度の大きい共重
合ポリエステルが得られないばかりか、重縮合反応時に
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジアルキルエステルが昇
華して配管がつまるという問題が生じる。逆にこのモル
比が1/20未満では、得られる共重合ポリエステル中の
ジエチレングリコール成分の含有量が増加するため、ガ
ラス転移点や融点が低くなり、耐熱性、耐光性等が低下
する。
【0017】さらに、エステル交換反応は、チタン化合
物又はスズ化合物の存在下で行うことが必要であり、通
常は常圧下、 220〜 280℃、好ましくは 250〜 265℃の
温度で行う。チタン化合物又はスズ化合物の好ましい例
としては、テトラ−n−ブチルチタネート、テトライソ
プロピルチタネート、テトラエチルチタネート等のテト
ラアルキルチタネート類、ジメチルスズマレエート、ジ
エチルスズマレエート等のジアルキルスズマレエート類
が挙げられ、その中でもテトラ−n−ブチルチタネー
ト、ジメチルスズマレエートが特に好ましい。チタン化
合物又はスズ化合物の添加量は、共重合ポリエステルを
構成する全ジカルボン酸成分1モルに対して1×10-5
1×10-2モルが好ましく、5×10-5〜5×10-3モルがよ
り好ましく、1×10-4〜3×10-3モルが特に好ましい。
【0018】また、重縮合反応は、重縮合触媒の存在下
で行うことが望ましく、通常は0.01〜13.3 hPa程度の減
圧下、 260〜 310℃、好ましくは 275〜 290℃の温度で
所定の極限粘度の共重合ポリエステルが得られるまで行
う。重縮合触媒としては、アンチモン、ゲルマニウム、
スズ、チタン、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、カ
ルシウム、マンガン、コバルト等の金属の化合物や5−
スルホサリチル酸、o−スルホ安息香酸無水物等の有機
スルホン酸化合物が好適に用いられる。重縮合触媒の添
加量は、共重合ポリエステルを構成する全ジカルボン酸
成分1モルに対して1×10-5〜1×10-2モルが好まし
く、5×10-5〜5×10-3モルがより好ましく、1×10-4
〜3×10-3モルが特に好ましい。
【0019】上記した製造法により得られる共重合ポリ
エステルの極限粘度は、通常は0.70以上であり、0.70〜
1.0の範囲にあると、実用に供することのできる成形体
とすることができるのでより望ましい。
【0020】なお、共重合ポリエステルの製造に際し、
その特性を大きく損なわない範囲で、上記成分の他に、
イソフタル酸、フタル酸、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸、 2,5−ナフタレンジカルボン酸、 2,7−ナフタ
レンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸成分、プロピ
レングリコール、 1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール等の脂肪族ジオール成分、 1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、 1,4−シクロヘキサンジエタノール
等の脂環族ジオール成分、ビスフェノールAやビスフェ
ノールSのエチレンオキシド付加体等の芳香族ジオール
成分、4−オキシ安息香酸、ε−カプロラクトン等のヒ
ドロキシカルボン酸成分等の共重合成分を含有させるこ
とができる。
【0021】さらに、トリメチルホスフェート、トリエ
チルホスフェート、トリフェニルホスファイト、ジブチ
ルホスフェート、リン酸、ポリリン酸等の熱安定剤、ヒ
ンダードフェノール化合物のような酸化防止剤、コバル
ト化合物のような色調改良剤、蛍光剤、顔料、紫外線吸
収剤、光安定剤等の添加物を含有させてもよい。
【0022】
【作用】PETの製造においては、エステル化反応段階
で、BHETの30重量%以上をいわゆる敷水として用
い、これにテレフタル酸とエチレングリコールとを添加
して、常圧下で反応させるのが一般的な方法である。こ
の際、カルボン酸(テレフタル酸)の自己触媒作用によ
ってエステル化反応が進行するため、通常はエステル化
反応触媒は使用されない。しかし、PETに 2,6−ナフ
タレンジカルボン酸成分を3〜15モル%共重合したポリ
エステルの製造では、カルボン酸( 2,6−ナフタレンジ
カルボン酸)の自己触媒作用だけではBHETとの反応
が十分に進行しないため、次段階の重縮合反応で極限粘
度の大きい共重合ポリエステルとすることが難しい。そ
こで、本発明においては、 2,6−ナフタレンジカルボン
酸ジアルキルエステルを用い、これとBHETとを反応
させる際に、特定量のエチレングリコールを存在させ、
かつ、エステル交換反応触媒としてチタン化合物又はス
ズ化合物を使用することで、エステル交換反応を十分に
進行させることができるので、引き続いて行う重縮合反
応で、極限粘度が大きくて着色の少ない共重合ポリエス
テルを得ることができるのである。
【0023】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。なお、実施例において特性値は次のようにして測
定した。 極限粘度〔η〕 フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物を溶媒とし
て、温度20℃で測定し、dl/g単位で表した。 融点(Tm)及びガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(パーキンエルマー社製 DSC−7型)を
用いて、昇温速度20℃/分で測定した。 ジエチレングリコール含有量(D%) 粉末状の共重合ポリエステルをアルカリ加水分解した
後、分解液中のエチレングリコール(EG)とジエチレ
ングリコール(DEG)のモル数をガスクロマトグラフ
(島津製作所社製GC− 14A)により定量し、次式により
算出した。 D%=〔DEGのモル数/(EGのモル数+DEGのモ
ル数)〕× 100 粘度保持率 共重合ポリエステルのチップ 50gを、温度 140℃で5時
間減圧乾燥した後、常圧、窒素雰囲気下、(融点+30
℃)の温度で加熱し、チップが完全に溶融した時間を0
分として、(融点+30℃)の温度に60分間保った後、20
℃に冷却した。次式により粘度保持率(%)を算出し
た。 粘度保持率(%)=(〔η〕60/〔η〕0 )× 100 なお、〔η〕0 は0分時点での共重合ポリエステルの極
限粘度、〔η〕60は60分間溶融後の共重合ポリエステル
の極限粘度を表す。粘度保持率が95%以上であれば耐熱
性が良好である。 フィルムヘーズ 共重合ポリエステルのチップを用いて、厚み12μmのフ
ィルムを作製し、自動式ヘーズメーター(東京電色社製
TC−H III DPK )により測定した。フィルムヘーズ値が
2未満であれば透明性が良好である。 色調を表すb値 色差計(日本電色工業社製ND−Σ80型)を用いて、で
作製した厚み12μmのフィルムのb値を測定した。b値
は黄−青系の色調(+側は黄色、−側は青味)を表し、
極端に小さくならない限り小さい方が良好である。
【0024】実施例1 テレフタル酸 864.5kgとエチレングリコール 387.6kgと
をエステル化反応器に仕込み、温度 250℃、圧力2500 h
Paの条件下で2時間エステル化反応を行って、平均重合
度7のBHETを得た。次いで、このBHET46.2kg
(230 モル)に、 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチ
ル 4.9kg(20モル、全ジカルボン酸成分に対して8モル
%に相当する)、エチレングリコール 8.7kg(140 モ
ル)及びエステル交換反応触媒として全ジカルボン酸成
分1モルに対して2×10-5モルのテトラ−n−ブチルチ
タネートをエステル交換反応器に仕込み、窒素ガス雰囲
気下、 260℃で30分エステル交換反応を行った後、重縮
合反応器に移送し、重縮合触媒として全ジカルボン酸成
分1モルに対して2×10-4モルの三酸化アンチモンを加
え、重縮合反応器を徐々に減圧にして、最終的に 1.7 h
Pa、280 ℃で2時間で重縮合反応を行って共重合ポリエ
ステルを得た。この共重合ポリエステルをチップ化し、
70℃で4時間予備乾燥した後、 140℃で6時間減圧乾燥
した。次に、このチップをプレス成形して厚み 100μm
のプレスシートを作製し、二軸延伸装置を用いて、縦軸
及び横軸方向に3倍に同時延伸することにより、厚み12
μmの二軸延伸フィルムを作製した。得られた共重合ポ
リエステル及びフィルムの特性値を表1に示す。
【0025】実施例2〜4 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルとエチレングリ
コールの仕込み量、及びエステル交換反応触媒の種類を
表1に示したように変えた以外は、実施例1と同様にし
て共重合ポリエステルを製造し、これを用いて厚み12μ
mの二軸延伸フィルムを作製した。得られた共重合ポリ
エステル及びフィルムの特性値を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】比較例1〜2 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルとエチレングリ
コールの仕込み量、及びエステル交換反応触媒の種類を
表2に示したように変えた以外は、実施例1と同様にし
て共重合ポリエステルを製造し、これを用いて厚み12μ
mの二軸延伸フィルムを作製した。得られた共重合ポリ
エステル及びフィルムの特性値を表2に示す。
【0028】比較例3〜6 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルとエチレングリ
コールの仕込み量、及びエステル交換反応触媒の種類を
表2に示したように変えた以外は、実施例1と同様にし
て共重合ポリエステルを製造し、これを用いて厚み12μ
mの二軸延伸フィルムを作製しようとしたが、フィルム
が得られなかった。得られた共重合ポリエステルの特性
値を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性、透明性、ガス
バリヤー性等に優れ、ボトル、フィルム、繊維、シー
ト、発泡体等に好適に利用できる共重合ポリエステルを
製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、
    ジオール成分としてエチレングリコールを主成分とし、
    2,6−ナフタレンジカルボン酸成分を全ジカルボン酸成
    分に対して3〜15モル%共重合したポリエステルを製造
    するに際し、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレ
    ート及び/又はその低重合体に 2,6−ナフタレンジカル
    ボン酸ジアルキルエステルとエチレングリコールとを添
    加して、チタン化合物又はスズ化合物の存在下にエステ
    ル交換反応させた後、重縮合反応を行うことを特徴とす
    る共重合ポリエステルの製造法。
  2. 【請求項2】 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジアルキ
    ルエステルとエチレングリコールとのモル比が、1/2
    〜1/20である請求項1記載の共重合ポリエステルの製
    造法。
  3. 【請求項3】 極限粘度が0.70以上となるように重縮合
    反応を行う請求項1又は2記載の共重合ポリエステルの
    製造法。
JP5388396A 1996-02-15 1996-02-15 共重合ポリエステルの製造法 Pending JPH09221541A (ja)

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