JPH09221494A - Ws72545物質 - Google Patents

Ws72545物質

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JPH09221494A
JPH09221494A JP31750696A JP31750696A JPH09221494A JP H09221494 A JPH09221494 A JP H09221494A JP 31750696 A JP31750696 A JP 31750696A JP 31750696 A JP31750696 A JP 31750696A JP H09221494 A JPH09221494 A JP H09221494A
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JP
Japan
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methanol
reaction
substance
max
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP31750696A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukehiro Hino
資弘 日野
Shigehiro Takase
茂弘 高瀬
Hiroshi Hatanaka
洋 畑中
Masami Ezaki
正美 江崎
Masaharu Hashimoto
正治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の課題は、免疫抑制作用を有する新
規化合物の提供。 【解決手段】 ストレプトマイセス エスピーNo.7
2545を栄養培地中で培養し、免疫抑制作用を有する
WS72545物質類を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫抑制作用を有
する新規な化合物に関するものであり、医療の分野で利
用される。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、免疫抑制作用を有する新規な化合物を提供
することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、免疫抑制作用を有
する新規な化合物を見出し、本発明を完成するに至っ
た。より詳しくは、本発明は、免疫抑制作用を有する新
規化合物WS72545物質類、それらの製造法、それ
らを含有する免疫抑制剤として有用な医薬組成物および
それらの医薬としての用途に関する。従って、この発明
の一目的は、移植による拒絶反応、骨髄移植による移植
片宿主相関病、自己免疫疾患、乾癬などの治療および予
防に有用な新規化合物WS72545物質類を提供する
ことである。この発明の他の一目的は、ストレプトマイ
セスに属するWS72545物質類生産性菌株の栄養培
地中での発酵によるWS72545物質類の製造法を提
供することである。この発明のさらなる目的は、WS7
2545物質を活性成分として含有する医薬組成物を提
供することである。この発明のさらに一つの目的は、移
植による拒絶反応、骨髄移植による移植片宿主相関病、
自己免疫疾患、乾癬などの治療および予防のためのWS
72545物質類の用途を提供することである。WS7
2545物質類は2成分を包含し、それらをそれぞれW
S72545A2物質およびWS72545C物質と呼
び、この明細書において「WS72545物質」と表現
するときは、それらWS72545物質類の一つを指す
ものとする。WS72545物質類は、ストレプトマイ
セス エスピーNo.72545などのストレプトマイ
セスに属するWS72545物質類生産性菌株の栄養培
地中での発酵により製造できる。WS72545物質類
の製造は、説明の目的でのみ示した本明細書記載の特定
の微生物の使用に限定されるものではないことを、了解
されたい。この発明は、自然変異株ならびに記載の微生
物からX線照射、紫外線照射、N−メチル−N’−ニト
ロ−N−ニトロソグアニジン、2−アミノプリンなどに
よる処理などの常法により生産できる人工変異株を含め
て、WS72545物質類を生産しうる任意の変異株の
使用をも包含するものである。
【0004】ストレプトマイセス エスピーNo.72
545の分類学的特性 材料および方法 菌株No.72545は、日本国沖縄県で採取された土
壌試料から単離されたものである。菌株No.7254
5の分類学的研究のために、シャーリング(Shirl
ing)とゴットリープ(Gottlieb)(1)な
らびにワックスマン(Waksman)(2)が記載し
ている方法および培地を採用した。30℃で21日間培
養後に観察を行った。酵母エキス−麦芽エキス寒天、オ
ートミール寒天ならびに無機塩類−デンプン寒天上で生
育させた培養について、光学顕微鏡および走査型電子顕
微鏡を用いて、形態観察を行った。この研究で使用した
色名は、メチューエン(Methuen)ハンドブック
・オブ・カラー(3)からとったものである。生育温度
範囲は、酵母エキス−麦芽エキス寒天で求めた。細胞の
調製およびジアミノピメリン酸異性体の検出は、ベッカ
ー(Becker)ら(4)の手順に従って実施した。 結果および考察 (1)形態学的特性 基底菌糸はよく発育し、不規則に分枝した。この菌株
は、真っ直ぐでしなやかなル−プ状またはゆるいらせん
状胞子鎖をもつ気生菌糸を生じ、それら胞子鎖は鎖1本
当たり10個以上の胞子を含んでいた。胞子の形態は卵
形ないし円柱状(0.5〜0.8×1.0〜1.2μ
m)であった。それらの表面は滑らかであった。菌核顆
粒、胞子嚢および移動性の胞子は認められなかった。 (2)培養特性および生理学的特性 培養特性および生理学的特性はそれぞれ表1および表2
に示す通りである。気中体の色は、酵母エキス−麦芽エ
キス寒天およびオートミール寒天上では灰色がかった赤
であった。培養の裏面の色は褐色および暗褐色であっ
た。トリプトン−酵母エキスブロス、ペプトン−酵母エ
キス−鉄寒天およびチロシン寒天中では、メラノイド色
素は産生されなかった。酵母エキス−麦芽エキス寒天、
オートミール寒天および無機塩類−デンプン寒天中で、
赤色がかった可溶性色素が産生されたが、その程度は弱
かった。これらの可溶性色素はpH感受性で、0.05
N塩酸の添加により赤色から淡黄色に変化した。 (3)化学分類学的特性 この菌株の全細胞加水分解物中に、LL−ジアミノピメ
リン酸が検出された。 (4)分類 上述の形態学的特性および化学的特性に基づいて、菌株
No.72545はストレプトマイセス属(5,6)に
属するものと考えられる。それゆえ、この菌株をストレ
プトマイセス エスピーNo.72545と命名した。
【0005】
【表1】
【0006】
【表2】
【0007】引用文献: 1)E.B.シャーリングとD.ゴットリープ:ストレ
プトマイセス種の同定法。インターナショナル・ジャー
ナル・オブ・システマティック・バクテオロジー第16
巻、313〜340ページ,1966年 2)S.A.ワックスマン:放線菌類(The Act
inomycetes)第2巻:属および種の分類、同
定および記述:ザ・ウィリアムズ・アンド・ウィルキン
ス社、バルチモア、1961年 3)A.コーネラップとJ.H.ワンシャー:メチュー
エン・ハンドブック・オブ・カラー、メチューエン、ロ
ンドン、1978年 4)B.ベッカー、M.P.ルシュヴァリエ、R.E.
ゴードンおよびH.A.ルシュヴァリア:全細胞加水分
解物のペーパークロマトグラフィーによるノカルディア
とストレプトマイセスとの迅速識別:アプライド・マイ
クロバイオロジー第12巻、421〜423ページ、1
964年 5)R.E.ブキャナンとN.E.ギボンズ:バージー
ズ・マニュアル・オブ・ディタミネイティヴ・バクテリ
オロジー、第8版:ザ・ウィリアムズ・アンド・ウィル
キンス社、バルチモア、1974年 6)S.T.ウィリアムズ:バージーズ・マニュアル・
オブ・システマティック・バクテオロジー、第4巻:ウ
ィリアムズ・アンド・ウィルキンス、バルチモア、19
89年
【0008】この菌株は、工業技術院生命工学工業技術
研究所(日本国茨城県つくば市東1丁目1−3)に寄託
番号FERM BP−5338として寄託されている
(寄託日:1995年12月15日)。 WS72545物質類の生産 WS72545物質類は、同化性炭素源および同化性窒
素源を含有する栄養培地中、好気性条件下で(たとえば
振盪培養、液内培養など)、ストレプトマイセスに属す
るWS72545物質類生産性菌株を培養するとき、生
産される。栄養培地中の好ましい炭素源は、グルコー
ス、スクロース、デンプン、フルクトース、グリセリン
などの炭水化物などである。好ましい窒素源は、落花生
粉、酵母エキス、ペプトン、グルテン粉、綿実粉、大豆
粉、大豆荒挽き粉、コーンスチープリカー、乾燥酵母、
麦芽など、ならびにアンモニウム塩類(たとえば硝酸ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウムな
ど)、尿素、アミノ酸などの無機および有機窒素化合物
である。それら炭素源および窒素源は、組み合わせて使
用するのが有利であるが、微量の成長因子および相当量
の無機栄養素を含有する純度の低い物質も使用に適して
いるので、それらの純粋な形態で使用する必要はない。
所望により、炭酸ナトリウムもしくはカルシウム、燐酸
ナトリウムもしくはカリウム、塩化ナトリウムもしくは
カリウム、沃化ナトリウムもしくはカリウム、マグネシ
ウム塩類、銅塩類、亜鉛塩類、鉄塩類、コバルト塩類な
どの無機塩類を培地に添加してもよい。必要ならば、と
くに培地が強度に泡立つ場合には、流動パラフィン、脂
肪油、植物油、鉱油、シリコーンなどの消泡剤などを添
加することもできる。培養混合物の攪拌および通気は、
プロペラまたは類似の機械的攪拌装置による攪拌、発酵
槽(ファーメンター)の回転または振盪による攪拌など
の種々の方法により達成できる。発酵は、通常、約10
℃〜40℃、好ましくは20℃〜30℃の温度で、約5
0時間〜150時間にわたり実施するが、これらは、発
酵条件および規模に応じて変更できる。発酵が完了する
と、WS72545物質類の回収のため、培養液を、生
物活性物質の回収、精製のための種々の慣用的操作、た
とえば適当な溶媒または溶媒混合物による溶媒抽出、ク
ロマトグラフィ−、適当な溶媒または溶媒混合物からの
再結晶に付す。
【0009】WS72545A2物質は、次の物理化学
的性質を有する: 外観: 淡黄色粉末 分子式: C141536 元素分析: C141536・H2Oとして 計算値: C49.56, H5.05, N12.3
8 実測値: C50.03, H4.71, N12.4
0 分子量: ESI−MS: m/z 322 (M+
H)+ 融点: 87−92℃(分解) 比旋光度: [α]D(23℃)−230°(c=0.
5、ジメチルスルホキシド) 紫外吸収スペクトル: λmax(メタノール): 255,325nm λmax(メタノール+HCl): 255,325nm λmax(メタノール+NaOH): 335nm 溶解性: 可溶: メタノール、ジメチルスルホキシド、水 僅溶: クロロホルム、酢酸エチル 不溶: n−ヘキサン 呈色反応: 陽性: 硫酸第二セリウム反応、沃素蒸気反応 陰性: ニンヒドリン反応、塩化第二鉄反応、モーリッ
シュ反応 薄層クロマトグラフィー(TLC):
【数3】 高速液体クロマトグラフィ−(HPLC): 条件: 移動相:10%含水メタノール カラム:YMC ODS AM−302−3**(150
×4.6mm内径) 流速: 1ml/分 検出: UV、326nm 保持時間:19.4分** 商標:山村化学研究所製 赤外スペクトル: νmax(KBr):図1に示す通り;3430, 3270, 2150,
1710, 1630, 1480,1370, 1250, 1190 cm-1 1 H核磁気共鳴スペクトル: (500MHz,DMSO-d6H 図2に示す通り;9.94 (1H,幅広s,交換可能), 6.67 (1
H,幅広s,交換可能),5.36 (1H,s,交換可能), 3.74 (1H,
d,J=18Hz), 3.36 (1H,d,J=18Hz), 2.90(1H,q,J=7Hz),
2.04 (3H,s), 1.18 (3H.s), 0.80 (3H,d,J=7Hz)13 C核磁気共鳴スペクトル: (125MHz,DMSO-d6C 図3に示す通り;205.2 (s), 188.8 (s), 175.8 (s), 1
75.7 (s), 147.9(s), 115.7 (s), 79.4 (s), 71.3 (s),
70.7 (s), 49.9 (t), 36.5 (d),30.1 (q), 25.2 (q), 1
2.6 (q) 本質: 中性物質 また、WS72545C物質は、次の物理化学的性質を
有する: 外観: 黄色粉末 分子式: C11935 分子量: ESI−MS: m/z 264 (M+
H)+ 融点: 103−109℃(分解) 比旋光度: [α]D(23℃) −72°(c=0.
25、メタノール) 紫外吸収スペクトル: λmax(メタノール): 290,400nm λmax(メタノール+HCl): 290,400nm λmax(メタノール+NaOH): 210,253,
323nm 溶解性: 可溶: メタノール、ジメチルスルホキシド、水 僅溶: クロロホルム、酢酸エチル 不溶: n−ヘキサン 呈色反応: 陽性: 硫酸第二セリウム反応、沃素蒸気反応 陰性: ニンヒドリン反応、塩化第二鉄反応、モーリッ
シュ反応
【0010】薄層クロマトグラフィ−(TLC):
【数4】 高速液体クロマトグラフィ−(HPLC): 条件: 移動相:10%含水メタノール カラム:YMC ODS AM−302−3**(150
×4.6mm内径) 流速: 1ml/分 検出: UV、326nm 保持時間:13.0分** 商標:山村化学研究所製 赤外スペクトル: νmax(KBr):図4に示す通り;3480, 3250, 2980,
2150, 1710, 1670,1630, 1470, 1460, 1360, 1320, 12
80, 1250, 1180 cm-1 1 H核磁気共鳴スペクトル: (500MHz,DMSO-d6H 図5に示す通り;10.28 (1H,s,交換可能), 5.51 (1H,幅
広s,交換可能),2.96 (1H,q,J=7Hz), 1.23 (3H,s), 0.94
(3H,d,J=7Hz)13 C核磁気共鳴スペクトル: (125MHz,DMSO-d6C 図6に示す通り;175.4 (s), 174.2 (s),. 172.1 (s),
170.8 (s), 139.5(s), 124.9 (s), 82.8 (s), 71.2
(s), 37.4 (d), 25.4 (q), 12.7 (q) 本質: 中性物質
【0011】WS72545物質類の生物学的性質 WS72545物質類は、免疫抑制作用などの薬理活性
を有し、従って、心、腎、肝、骨髄、皮膚、角膜、肺、
膵、小腸、四肢、筋、神経などの器官または組織の移植
による拒絶反応;骨髄移植による移植片宿主関連病;慢
性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、橋本甲状腺
腫、多発性硬化症、重症筋無力症、I型糖尿病、乾癬な
どの自己免疫疾患などの免疫介在性疾患の治療および予
防に有用である。また、WS72545物質類は、乾
癬、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、さらには湿疹性皮
膚炎、脂漏性皮膚炎、偏平苔癬、天疱瘡、水疱性類天疱
瘡、表皮水疱症、蕁麻疹、血管性水腫、血管炎、紅斑、
皮膚好酸球増加症、全身性エリテマトーデス、座瘡、円
形脱毛症などの炎症性および増殖過剰性皮膚疾患ならび
に免疫介在性疾患の皮膚発現;自己免疫性疾患などの種
々の眼疾患(たとえば角結膜炎、春季結膜炎、ベーチェ
ット病関連ぶどう膜炎、角膜炎、ヘルペス性角膜炎、円
錐角膜、角膜上皮ジストロフィー、角膜白斑、眼天疱
瘡、モーレン潰瘍、強膜炎、グレーヴス眼病、フォーク
ト・小柳・原田症候群、サルコイドーシスなど);喘息
(たとえば気管支喘息、アレルギー喘息、内因性喘息、
外因性喘息、塵埃喘息)、とくに慢性または難治性喘息
(たとえば遅発型喘息、気道反応亢進)、気管支炎など
の可逆性閉塞性気道疾患;胃潰瘍、虚血性疾患よおび血
栓症に起因する血管傷害、虚血性腸疾患、炎症性腸疾
患、壊死性小腸結腸炎、熱傷に関連した腸傷害、ロイコ
トリエンB4 介在性疾患などの粘膜および血管の炎症;
脂肪便症、直腸炎、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クロ
ーン病、潰瘍性大腸炎などの腸の炎症/アレルギー;胃
腸管から遠位で症状発現を呈する食品関連アレルギー疾
患、たとえば偏頭痛、鼻炎、湿疹;間質性腎炎、グッド
パスチャー症候群、溶血性尿毒症性症候群、糖尿病ネフ
ロパシーなどの腎疾患;多発性筋炎、ギラン・バレ症候
群、メニエール病、多発神経炎、単神経炎、神経根傷害
などの神経疾患;甲状腺機能亢進、バセドウ病などの内
分泌腺疾患;真性赤血球性貧血、無形成貧血、再生不良
性貧血、特発性血小板減少性紫斑、自己免疫性溶血性貧
血、顆粒球減少、悪性貧血、巨赤芽球性貧血、赤血球形
成不全などの血液疾患;骨粗鬆症などの骨疾患;サルコ
イドーシス、肺線維症、特発性間質性肺炎などの呼吸器
疾患;皮膚筋炎、尋常性白斑、尋常性魚鱗癬、光アレル
ギー感受性、皮膚T細胞リンパ腫などの皮膚疾患;動脈
硬化、アテローム性動脈硬化、大動脈炎症候群、結節性
多発動脈炎、心筋症(たとえば自己免疫性心筋炎、ウイ
ルス性心筋炎)などの循環器疾患;強皮症、ウェゲナー
肉芽腫、シェーグレン症候群などの膠原病;脂肪過多;
好酸球性筋膜炎;歯肉、歯周組織、歯槽骨、セメント質
の損傷などの歯周疾患;糸球体腎炎などの腎疾患;男性
型脱毛または老人性脱毛;筋ジストロフィー;膿皮症お
よびセザリー症候群;アジソン病;活性酸素介在性疾
患、たとえば、保存、移植または虚血性疾患(たとえば
血栓症、心筋梗塞)の際に起こる臓器(たとえば心、
肝、腎、消化管)の虚血−再懽流損傷による臓器損傷;
エンドトキシンショック、偽膜性結腸炎、薬物または放
射線により惹起された結腸炎などの腸疾患;虚血性急性
腎不全、慢性腎不全などの腎疾患;肺酸素または薬物
(たとえばパラコート、ブレオマイシン)により惹起さ
れた中毒症、肺癌、肺気腫などの肺疾患;白内障、シデ
ローシス、色素性網膜炎、老人性黄斑変性、硝子体瘢痕
形成、角膜のアルカリ熱傷などの眼疾患;多形紅斑、線
状IgA水疱性皮膚炎、セメント皮膚炎などの皮膚疾
患;歯肉炎、歯周病、敗血症、膵炎、環境汚染(たとえ
ば空気汚染)により惹起される疾患、老化、発癌、癌の
転移、高山病などのその他の疾患;ヒスタミンもしくは
ロイコトリエンC4 の放出により惹起される疾患;腸、
血管または神経ベーチェット病などのベーチェット病、
また口腔、皮膚、眼、外陰部、関節、精巣上体、肺、腎
などを侵すベーチェット病;などの治療および予防にも
有用である。また、WS72545物質類は、肝再生作
用および/または肝細胞の肥大および増殖を刺激する作
用をも有しうる。それゆえ、それらは、免疫原性疾患
(たとえば自己免疫肝炎、原発性胆汁性肝硬変および硬
化性胆管炎からなる群などの慢性自己免疫肝疾患)、部
分的肝切除、急性肝壊死(たとえば毒素、ウイルス性肝
炎、ショックまたは酸素欠乏により惹起された壊死)、
B型ウイルス性肝炎、非A/非B型肝炎、硬変、劇症肝
疾患、晩発性肝不全、「慢性期急性」肝不全(慢性肝疾
患の場合の急性肝不全)などの肝疾患の治療および予防
に有用である。さらに、WS72545物質類は、化学
療法剤の作用の増強、サイトメガロウイルス感染の処理
作用の抑制、抗炎症作用などのそれらの有用な薬学的活
性のために、種々の疾患に対して有用でありうる。WS
72545物質類の生物活性を示すための例として、以
下に、若干の生物学的データを説明する。
【0012】試験1.抗CD3抗体刺激によるマウス脾
B細胞でのCD23の発現の抑制 抗CD3抗体を加えた、10%ウシ胎児血清、50mM
2−メルカプトエタノール、ペニシリン(100単位/
ml)およびストレプトマイシン(100μg/ml)
含有RPMI1640培地0.1ml中の2.5×10
5 個のBalb/cマウス脾細胞を各々のウエルに入れ
たマイクロタイタープレートを用い、CD23発現試験
を実施した。細胞を、湿潤5%CO2 雰囲気中、37℃
で16時間インキュベートした。この培養期間後、試験
試料のCD23発現抑制作用をELISAにより定量的
に求めた。簡略に述べれば、各ウエルにラット抗マウス
CD23を加え、プレートミキサーで混合し、氷の上で
30分間インキュベートした。30分後、プレートをP
BSで3回洗い、o−フェニレンジアミン二塩酸塩(O
NPD)(0.4mg/ml)およびH22(40μl
/100ml)をクエン酸緩衝液(pH4.5)に溶解
させて加えた。マイクロプレート吸収分光光度計を用
い、492nmで、CD23の発現を測定した。WS7
2545物質類は、水に溶解させ、さらにRPMI16
40培地で希釈し、最終濃度50μl/ml以下となる
ように培養に添加した。結果を表3に示す。
【0013】WS72545物質類は、抗CD3抗体に
より惹起されるCD23の発現を抑制した。
【表3】
【0014】試験2.マウスにおけるIgE産生に対す
るWS72545A2物質の影響 雌性Balb/cマウスを、水酸化アルミニウムゲル
(アラム)の腹腔内注射により免疫化した。WS725
45A2物質を水に溶解させ、免疫化の日から始めて連
続7日間経口投与した。免疫化から7日後、血清を採取
し、IgE価をELISAにより求めた。簡略に述べれ
ば、抗マウスIgE50μlをマイクロタイタープレー
トの各ウエルに加え、4℃で16時間インキュベートし
た。マイクロタイタープレートを0.1%トゥイーン8
0含有TBS(T−TBS)で洗ったのち、0.5%ウ
シBSA−PBSでブロックした。T−PBSで洗浄
後、希釈マウス血清50μlを加え、室温で1時間イン
キュベートした。1時間後、抗マウスIgEモノクロ−
ナル抗体−西洋わさびペルオキシダーゼ結合体を加え、
1時間インキュベートした。1時間のインキュベーショ
ン後、プレートをT−PBSで洗い、クエン酸緩衝液
(pH4.5)に溶解させたONPD(0.4mg/m
l)およびH22(40μl/ml)を加えた。マイク
ロプレート吸収分光光度計を用い、492nmで抗体価
を測定した。表4に示したように、WS27545A2
物質の投与によりIgE産生が顕著に抑制されたが、体
重減少はなかった。
【0015】
【表4】
【0016】試験3.マウスのHVG反応に及ぼすWS
72545A2物質の影響 マウスのHVG反応に及ぼすWS72545A2物質の
影響を試験した。簡略に述べると、C57BL/6マウ
ス(雌性、6週齢)の脾細胞(1×107 )をBalb
/cマウス(雌性、6週齢)の後足趾に注射した。WS
72545A2物質を水に溶解させ、免疫化の日から始
めて連続3日間経口投与した。免疫化の3日後、膝窩の
リンパ節を採取し、リンパ節細胞数をシスメックス(S
ysmex)セルカウンターにより計数した。表5に示
した通り、WS72545A2物質の投与により、HV
G反応が抑制された。
【表5】
【0017】この発明の医薬組成物は、WS72545
物質を有効成分とし、これを、外用もしくは経腸または
非経口投与に適した有機または無機担体または賦形剤と
の混合物として含有する固体、半固体または液体形態の
医薬製剤の形で使用できる。該有効成分は、たとえば、
錠剤、ペレット剤、カプセル剤、坐剤、液剤、乳剤、懸
濁剤、注射剤、軟膏剤、リニメント剤(塗布剤)、点眼
液、ロ−ション剤、ゲル剤、クリーム剤、その他使用に
適した任意の形態のための製薬上許容しうる無毒性常用
担体と調合することができる。使用できる担体は、水、
グルコース、ラクトース、アラビアゴム、ゼラチン、マ
ンニトール、デンプンペースト、三珪酸マグネシウム、
タルク、コーンスターチ、ケラチン、コロイドシリカ、
ジャガイモデンプン、尿素、その他の固体、半固体また
は液体形態の製剤の製造に使用するのに適した担体であ
り、これらに加えて、佐剤、安定剤、増粘剤、可溶化
剤、着色剤、香料を添加してもよい。該組成物をヒトに
適用するには、静脈内、筋肉内、局所または経口投与に
よりそれを適用するのが好ましい。WS72545物質
の治療有効量は処置すべき各個の患者の年齢および状態
により相違もし、それらに依存もするが、処置すべき個
々の患者の場合、通常、静脈内投与の場合は、ヒトの体
重kg当りWS72545物質0.01〜10mgの1
日量を、筋肉内投与の場合は、ヒトの体重kg当りWS
72545物質0.1〜10mgの1日量を、経口投与
の場合は、ヒトの体重kg当りWS72545物質0.
5〜50mgの1日量を、それぞれ投与して処置する。
以下の実施例は、本発明をより詳細に説明するために示
すものである。
【0018】実施例1 (1)発酵 コ−ンスターチ(1%)、グルコース(1%)、落花生
粉(0.5%)、大豆粉(0.5%)、乾燥酵母(0.
5%)およびCaCO3(0.2%)を含有する水性種
培地(160ml)を3本の150ml三角フラスコの
各々に注入し、120℃で30分間滅菌した。ストレプ
トマイセス エスピーNo.72545の斜面培養から
1白金耳を種フラスコの各々に接種した。フラスコを回
転振盪機上(220rpm、行程5.1cm)30℃で
3日間振盪した。生じた種培養を、スクロース(2
%)、化工デンプン(2%)、グルコース(1%)、小
麦麦芽(2%)、MgSO4・7H2O(0.05%)、
CaCO3(0.2%)、アデカノールLG−109
(消泡剤、旭電化工業、0.05%)およびシリコーン
KM−70(消泡剤、信越化学工業、0.05%)から
なる30lジャーファーメンター中の滅菌生産培地20
lに接種した。20l/分の通気と200rpmでの攪
拌とのもとに、30℃で3日間、発酵を実施した。HP
LC分析により、発酵液中での活性化合物の産生をモニ
ターした。 (2)単離 培養液(50l)をアセトン50lとの間欠攪拌により
抽出した。珪藻土を用いてアセトン抽出液を濾過し、減
圧下で50lに濃縮した。濃縮物をダウエックス1×2
(Cl-型、ダウ・ケミカル社)のカラム(6l)に通
した。カラムを水で洗った。流出液(68l)をダイヤ
イオンHP−20(三菱化学)のカラム(7l)に吸着
させた。カラムを水で洗ったのち、50%含水メタノー
ルで溶出した。この溶出液(25l)を減圧下で濃縮し
て、水溶液(5.5l)とし、ダイヤイオンHP−20
のカラム(1l)にかけた。カラムを水で洗い、酢酸エ
チルで溶出した。酢酸エチル溶出液(4.5l)を減圧
下で濃縮して、油状残留物を得た。この油状残留物をシ
リカゲル(E.メルク社製シリカゲル60、70−23
0メッシュ)50mlと混合し、この混合物をメタノー
ル中にスラリー化した。溶媒を蒸発させたのち、得られ
た乾燥粉末を、ジクロロメタンを用いて充填した同じシ
リカゲル(500ml)を用いてのカラムクロマトグラ
フィーに付した。カラムをジクロロメタン(1.5l)
およびジクロロメタン−メタノール混合物(50:1、
1.5l;33:1、2l;25:1、3l;10:
1、1l)で展開した。目的化合物含有画分(33:1
〜25:1、2l)を集め、減圧下で濃縮して、黄色粉
末を得た。この黄色粉末を水2lに溶解させ、ダイヤイ
オンHP−20SS(三菱化学)を用いたカラムクロマ
トグラフィー(8l)に付した。カラムを水で洗い、5
%含水アセトンで展開した。目的化合物含有画分(13
l)を集め、蒸発させてアセトンを除去した。この溶液
をYMCゲル(ODS−AM 120−S50、YMC
社)のカラム(2l)にかけた。カラムを水で洗い、1
3%含水メタノールで展開した。活性画分を再度YMC
ゲル(2l)によるクロマトグラフィーに付し、同じ溶
媒で展開した。溶出体積が4.9l〜5.9lの画分
(第一溶出画分)および6.7l;7.9lの画分(第
二溶出画分)をそれぞれ集めた。第一溶出画分(1l)
を減圧下で蒸発させてメタノールを除去し、ダイヤイオ
ンHP−20のカラム(100ml)に通した。カラム
を水で洗い、メタノールで溶出した。溶出液(300m
l)を減圧下で濃縮乾固して、黄色物質80mgを得
た。この物質をメタノール1mlに溶解させ、シリカゲ
ル(100ml)を用いたカラムクロマトグラフィーに
付した。カラムをクロロホルムで洗い、クロロホルム−
メタノール(100:1)混合物で溶出した。WS72
545C物質含有画分を集め、濃縮乾固し、濃縮物を少
量のジクロロメタンに再溶解させ、n−ヘキサンを加え
た。この混合物を濃縮して、WS72545C物質23
mgを黄色粉末として得た。第二溶出画分(1.2l)
を減圧下で濃縮し、凍結乾燥して、淡黄褐色粉末750
mgを得た。この粉末(39mg)を水720μlに溶
解させ、YMC充填カラム(ODS−AM,SH−34
3−5AM,S−5、250×20mm内径)による分
取HPLCに付した。移動相としては10%含水メタノ
ールを用い、流速は9.9ml/分とした。このクロマ
トグラフィーは20回にわたって実施した。各々の画分
(450ml)を合わせ、減圧下で濃縮して、水溶液と
した。この溶液をダイヤイオンHP−20のカラム(1
5ml)に通した。カラムを水で洗い、酢酸エチルで溶
出した。溶出液(100ml)を濃縮乾固し、濃縮物を
水に溶解させたのち、凍結乾燥して、WS72545A
2物質19.0mgを淡黄色粉末として得た。 (HPLC条件) カラム:ODS−AM−302−3(YMC、150×
4.6mm内径) 移動相:10%含水メタノール 流速: 1ml/分 検出: UV、326nm 保持時間: WS72545A2物質 19.4分 WS72545C物質 13.0分 (TLC条件) プレート:シリカゲル60F254(E.メルク社製) 溶媒系:ジクロロメタン−メタノール(10:1) Rf値: WS72545A2物質 0.35 WS72545C物質 0.54
【図面の簡単な説明】
【図1】 WS72545A2物質の赤外吸収スペクト
ル図
【図2】 WS72545A2物質の1H核磁気共鳴ス
ペクトル図
【図3】 WS72545A2物質の13C核磁気共鳴ス
ペクトル図
【図4】 WS72545C物質の赤外吸収スペクトル
【図5】 WS72545C物質の1H核磁気共鳴スペ
クトル図
【図6】 WS72545C物質の13C核磁気共鳴スペ
クトル図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (C12P 1/06 C12R 1:465)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 WS72545A2物質およびWS72
    545C物質を包含する、次の物理化学的性質のWS7
    2545物質: WS72545A2物質: 外観: 淡黄色粉末 分子式: C141536 元素分析: C141536・H2Oとして 計算値: C49.56, H5.05, N12.3
    8 実測値: C50.03, H4.71, N12.4
    0 分子量: ESI−MS: m/z 322 (M+
    H)+ 融点: 87−92℃(分解) 比旋光度: [α]D(23℃)−230°(c=0.
    5、ジメチルスルホキシド) 紫外吸収スペクトル: λmax(メタノール): 255,325nm λmax(メタノール+HCl): 255,325nm λmax(メタノール+NaOH): 335nm 溶解性: 可溶: メタノール、ジメチルスルホキシド、水 僅溶: クロロホルム、酢酸エチル 不溶: n−ヘキサン 呈色反応: 陽性: 硫酸第二セリウム反応、沃素蒸気反応 陰性: ニンヒドリン反応、塩化第二鉄反応、モーリッ
    シュ反応 薄層クロマトグラフィー(TLC): 【数1】 高速液体クロマトグラフィー(HPLC): 条件: 移動相:10%含水メタノール カラム:YMC ODS AM−302−3**(150
    ×4.6mm内径) 流速: 1ml/分 検出: UV、326nm 保持時間:19.4分** 商標:山村化学研究所製 赤外スペクトル: νmax (KBr):3430, 3270, 2150, 1710, 1630, 14
    80, 1370, 1250,1190 cm-1 1 H核磁気共鳴スペクトル: (500MHz,DMSO-d6H 9.91 (1H,幅広s,交換可能), 6.67 (1H,幅広s,交換可
    能), 5.36 (1H,s,交換可能), 3.74 (1H,d,J=18Hz), 3.3
    6 (1H,d,J=18Hz), 2.90 (1H,q,J=7Hz),2.04 (3H,s), 1.
    18 (3H,s), 0.80 (3H,d,J=7Hz)13 C磁気共鳴スペクトル: (125MHz,DMSO-d6C 205.2 (s), 188.8 (s), 175.8 (s), 175.7 (s), 147.9
    (s), 115.7 (s),79.4 (s), 71.3 (s), 70.7 (s), 49.9
    (t), 36.5 (d), 30.1 (q), 25.2(q), 12.6 (q) 本質: 中性物質 WS72545C物質: 外観: 黄色粉末 分子式: C11935 分子量: ESI−MS: m/z 264 (M+
    H)+ 融点: 103−109℃(分解) 比旋光度: [α]D(23℃)−72°(c=0.2
    5、ジメチルスルホキシド) 紫外吸収スペクトル: λmax(メタノール): 290,400nm λmax(メタノール+HCl): 290,400nm λmax(メタノール+NaOH): 210,253,
    323nm 溶解性: 可溶: メタノール、ジメチルスルホキシド、水 僅溶: クロロホルム、酢酸エチル 不溶: n−ヘキサン 呈色反応: 陽性: 硫酸第二セリウム反応、沃素蒸気反応 陰性: ニンヒドリン反応、塩化第二鉄反応、モーリッ
    シュ反応 薄層クロマトグラフィー(TLC): 【数2】 高速液体クロマトグラフィー(HPLC): 条件: 移動相:10%含水メタノール カラム:YMC ODS AM−302−3**(150
    ×4.6mm内径) 流速: 1ml/分 検出: UV、326nm 保持時間:13.0分** 商標:山村化学研究所製 赤外スペクトル: νmax (KBr):3480, 3250, 2980, 2150, 1710, 16
    70, 1630, 1470,1460, 1360, 1320, 1280, 1250, 1180
    cm-1 1 H核磁気共鳴スペクトル: (500MHz,DMSO-d6H 10.28 (1H,s,交換可能), 5.51 (1H,幅広s,交換可能),
    2.96 (1H,q,J=7Hz),1.23 (3H,s), 0.94 (3H,d,J=7Hz)13 C磁気共鳴スペクトル: (125MHz,DMSO-d6C 175.4 (s), 174.2 (s), 172.1 (s), 170.8 (s), 139.5
    (s), 124.9 (s),82.8 (s), 71.2 (s), 37.4 (d), 25.4
    (q), 12.7 (q) 本質: 中性物質
  2. 【請求項2】 ストレプトマイセス エスピーNo.7
    2545(FERMBP−5338)を栄養培地中で培
    養し、WS72545物質類を回収することを特徴とす
    るWS72545物質類の製造法。
  3. 【請求項3】 ストレプトマイセス エスピーNo.7
    2545(FERMBP−5338)の生物学的に純粋
    な菌株。
  4. 【請求項4】 WS72545物質を含有する医薬粗製
    物。
  5. 【請求項5】 WS72545物質を有効成分として含
    有する移植による拒絶反応、骨髄移植による移植片宿主
    相関病、自己免疫疾患および乾癬の治療または予防剤。
JP31750696A 1995-12-27 1996-11-28 Ws72545物質 Pending JPH09221494A (ja)

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