JPH09221277A - ダブルデッキエレベータの制御装置 - Google Patents

ダブルデッキエレベータの制御装置

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Publication number
JPH09221277A
JPH09221277A JP8028955A JP2895596A JPH09221277A JP H09221277 A JPH09221277 A JP H09221277A JP 8028955 A JP8028955 A JP 8028955A JP 2895596 A JP2895596 A JP 2895596A JP H09221277 A JPH09221277 A JP H09221277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
allocation
double
floor
car
simultaneous service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8028955A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuya Fujino
篤哉 藤野
Toshimitsu Hida
敏光 飛田
Kazuhiro Segawa
和宏 瀬川
Kenichi Yamashita
健一 山下
Toru Yamaguchi
透 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH09221277A publication Critical patent/JPH09221277A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下の乗りかご間隔が固定されているダブルデ
ッキエレベータで階毎の階高の違いに対応する制御装置
を提供すること。 【解決手段】例示のビルでは、1階と10階の階高が他
の階より高い。ダブルデッキエレベータの上下かごは、
その他の階では同時にサービス可能であるが、1階,1
0階に下かごがサービスするときの上かご、および2
階,11階に上かごがサービスするときの下かごは、床
位置に対しずれた位置に乗りかごがあるため、戸開する
ことができない。同時サービス可否記憶手段は、この階
高(階床ピッチ)の不揃いに対応する同時サービスの可
否を記憶する。割当て制御では、この同時サービスの可
否を一つの判断材料として、ダブルデッキエレベータの
割当てを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダブルデッキエレベ
ータの制御装置に係り、特に、階床ピッチの不揃いなビ
ルにおけるダブルデッキエレベータの割当て制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】大規模ビルにおける同一床面積あたりの
輸送能力向上策として、特開昭48−11747 号公報に開示
されるダブルデッキエレベータが用いられている。
【0003】一般にダブルデッキエレベータは、上下の
乗りかごが共通のかご枠に固定されているため、上下同
時に戸開するためには上下の乗りかごの間隔とビルの階
床ピッチとが一致していなければならない。そのため、
ダブルデッキエレベータを設置するには全階の階床ピッ
チを一致させる、という建築上の大きな制約を生じる。
【0004】これに対し、特開昭48−76242 号公報に開
示されるように、階床ピッチと上下かごのピッチが一致
しない場合にはジャッキを用いて上下かごの位置を調整
するというものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に同一のビルで
も、通常の事務室階とロビー階,講堂・会議室の階、あ
るいは食堂階などは、その機能の違いによって階高が異
なるものである。しかし、上下の乗りかご間隔が固定さ
れている方式で、階高の違いへの対応を考慮した考案は
これまでにない。また、特開昭48−76242 号公報のよう
に上下の乗りかごの間隔を可動とする方式は設備コスト
が高くなる。
【0006】本発明の目的は、上下の乗りかご間隔が固
定されているダブルデッキエレベータで階毎の階高の違
いに対応する制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】ホール呼び手段は、各階
からの乗客の利用要求を受け付ける。
【0008】同時サービス可否記憶手段は、上下の一方
のかごが戸開可能位置に停止しているときの、他方のか
ごの戸開の可否を記録する。
【0009】割当て手段は、ホール呼び手段の信号に対
してサービスするダブルデッキエレベータを決定する。
その際に、ホール呼び手段からの連続する2階床の呼び
信号の割当てに対し、同時サービス可否記憶手段のデー
タを用いて割当て方法を変更する。
【0010】制御手段は、割当て手段の出力に基づいて
ダブルデッキエレベータを運行する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施例を図1か
ら図3により説明する。
【0012】図1は本発明の1実施例のシステムのブロ
ック図である。
【0013】ダブルデッキエレベータ1は、制御手段2
により運行される。エレベータ利用者からの利用要求
は、ホール呼び手段3により、群管理制御装置4に入力
される。群管理制御装置4内には、割当て手段4−1,
同時サービス可否記憶手段4−2がある。
【0014】図2は同時サービス可否記憶手段4−2の
説明図である。
【0015】例示のビルでは、1階がロビー階、10階
が講堂,大会議室の階で、ともに階高が他の階より高く
なっている。そのため、ダブルデッキエレベータの上下
かごは、その他の階では同時にサービス可能であるが、
1階,10階に下かごがサービスするときの上かご、お
よび2階,11階に上かごがサービスするときの下かご
は、床位置に対しずれた位置に乗りかごがあるため、戸
開することができない。同時サービス可否記憶手段4−
1は、この階高(階床ピッチ)の不揃いに対応する同時
サービスの可否を記憶するものである。図2では上か
ご,下かごの停止位置における他のかごのサービス可否
を○×で示した。
【0016】これより、たとえば9階と10階とに連続
した上昇方向のホール呼びがある場合には、同一のダブ
ルデッキエレベータの下かごと上かごにホール呼びをそ
れぞれ割り当てて、同時にサービスさせることで効率化
を図ることができる。一方で、上昇ホール呼びが10階
と11階に連続している場合には、同一のダブルデッキ
エレベータに割り当てても同時にサービスできず、非効
率であるので、積極的に同一かごに割り当てる必要はな
い。
【0017】本発明における割当て制御では、この同時
サービスの可否を一つの判断材料として、ダブルデッキ
エレベータの高効率な割当てを行うものである。同時サ
ービス可否記憶手段4−2は、そのために用いるデータ
を予め設定するものである。図3は同時サービス可否記
憶手段4−2を用いた割当て手段4−1の処理を示すフ
ローチャート10である。
【0018】ステップ10−1で、割当てを行っていな
いホール呼びを検出する。
【0019】ステップ10−2とステップ10−14
は、号機に関するループ処理である。ステップ10−3
で、該当ホール呼び階に上かごのサービス予定があるか
を調べる。ここで、サービス予定とは、同方向のかご内
の行き先階釦登録がある場合、逆方向だが最終のかご内
行き先階釦登録がある場合、分散待機運転で該当階に同
方向で停止する場合をいう。この場合には、該当階のホ
ール呼びを該当号機の上かごでサービスすることは効率
的であるので、ステップ10−8で該当号機の上かごに
該当ホール呼びの割当てを優先する設定を行う。割当て
優先の設定とは、たとえば待ち時間で15秒相当の差で
遅くサービスする場合であっても該当かごを割り当て
る、というように優先することである。
【0020】ステップ10−4では、同様に下かごが該
当ホール呼び階にサービスするかを調べ、サービスする
場合には、ステップ10−12で該当号機の下かごに該
当ホール呼びの割当てを優先する設定を行う。
【0021】ステップ10−3,ステップ10−4の判
定が当てはまらない場合には、ステップ10−5で、該
当号機の上かごが、該当ホール呼び階の1階上の階にサ
ービス予定があるかを調べる。サービス予定がある場合
には、ステップ10−7で、同時サービス可否記憶手段
4−2の内容を参照して、その階と該当ホール呼び階の
同時サービスが可能かを調べる。同時サービスが可能な
場合は、ステップ10−8で該当号機の上かごに割当て
優先値を設定するが、同時サービスが不可能な場合に
は、ステップ10−9で該当号機の下かごに割当て抑制
値を設定する。割当て抑制値は、優先値とは逆に、たと
えば待ち時間で10秒相当の差で早くサービスする場合
であっても該当かごを割り当てない、というように抑制
することである。
【0022】同様にステップ10−6では、該当号機の
下かごが、該当ホール呼び階の1階下の階にサービス予
定があるかを調べる。サービス予定がある場合には、ス
テップ10−10で、同時サービス可否記憶手段4−2
の内容を参照して、その階と該当ホール呼び階の同時サ
ービスが可能かを調べる。同時サービスが可能な場合
は、ステップ10−12で該当号機の上かごに割当て優
先値を設定するが、同時サービスが不可能な場合には、
ステップ10−11で該当号機の上かごに割当て抑制値
を設定する。
【0023】次にステップ10−13で、設定した優先
値,抑制値を含め、該当号機の上かご,下かごについ
て、予測待ち時間などにより評価値を算出する。
【0024】ステップ10−14で全号機のループが終
了したかを調べ、ループが終了した場合には、ステップ
10−15で算出した各号機の各乗りかごの評価値を比
較することにより、割当てかごを決定する。
【0025】上記した処理で、ステップ10−5からス
テップ10−12の処理が本発明の肝要な部分である。
【0026】本実施例によれば、階床ピッチの不揃いの
状況が同時サービス可否記憶手段としてテーブル参照で
きるため、高速な処理を必要とする割当て処理でも不揃
いの影響を容易に反映させることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、部分的に階床ピッチの
異なるビルでも上下の乗りかご間隔が固定されているダ
ブルデッキエレベータを高効率に運行させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のシステムのブロック図。
【図2】同時サービス可否記憶手段の説明図。
【図3】同時サービス可否記憶手段を用いた割当て手段
の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ダブルデッキエレベータ、2…制御手段、3…ホー
ル呼び手段、4…群管理制御装置、4−1…割当て手
段、4−2…同時サービス可否記憶手段、10…割当て
処理フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 健一 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 山口 透 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に連接された二つの乗りかごを備えた
    ダブルデッキエレベータと、各階からの乗客の利用要求
    を受け付けるホール呼び手段と、前記ホール呼び手段の
    信号に対してサービスする前記ダブルデッキエレベータ
    を決定する割当て手段と、割当て手段の出力に基づいて
    前記ダブルデッキエレベータを運行する制御手段とを備
    えたダブルデッキエレベータの制御装置において、上下
    の一方のかごが戸開可能位置に停止しているときの、他
    方のかごの戸開の可否を記録した同時サービス可否記憶
    手段を備え、前記割当て手段が前記ホール呼び手段から
    の連続する2階床の呼び信号の割当てに対し、前記同時
    サービス可否記憶手段のデータを用いて割当て方法を変
    更することを特徴とするダブルデッキエレベータの制御
    装置。
JP8028955A 1996-02-16 1996-02-16 ダブルデッキエレベータの制御装置 Pending JPH09221277A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8028955A JPH09221277A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 ダブルデッキエレベータの制御装置

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JP8028955A JPH09221277A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 ダブルデッキエレベータの制御装置

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JPH09221277A true JPH09221277A (ja) 1997-08-26

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005051828A1 (ja) * 2003-11-27 2005-06-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha マルチデッキエレベータ付き建築物、その制御システム、及びマルチデッキエレベータ
JP6321241B1 (ja) * 2017-03-02 2018-05-09 東芝エレベータ株式会社 群管理制御装置
CN110817620A (zh) * 2018-08-13 2020-02-21 东芝电梯株式会社 电梯控制系统以及电梯控制方法

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