JP2564953B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP2564953B2
JP2564953B2 JP2009813A JP981390A JP2564953B2 JP 2564953 B2 JP2564953 B2 JP 2564953B2 JP 2009813 A JP2009813 A JP 2009813A JP 981390 A JP981390 A JP 981390A JP 2564953 B2 JP2564953 B2 JP 2564953B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数のかご室を群管理するエレベータの制
御装置に関するものであり、特に、全てのエレベータが
運行停止する階床だけでなく、一部のエレベータのみ運
行停止する階床を備えた複数のエレベータを群管理する
エレベータの制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のエレベータの制御装置として、例え
ば、特開昭61−254476号公報に掲載の技術を挙げること
ができる。
第5図は従来のエレベータの制御装置で制御するかご
室の制御状態図である。
第5図において、1はエレベータの1号機のかご室で
ある。この1号機のかご室1は地上4階から地下3階ま
でを業務階床とするものである。2,3はエレベータの2
号機及び3号機のかご室である。このかご室2,3は4階
から1階までを業務階床とするものである。4は前記1
号機のかご室1と2号,3号機のかご室2,3の4階から1
階までの共通する業務階床である共通階床である。5は
前記1号機のかご室1のみが運行される非共通の階床で
ある段違い階床である。この段違い階床5は地下1階か
ら地下3階を有するものである。17は前記共通階床4の
乗り場に設けられた共通呼釦である。この共通呼釦17は
押圧されることによってエレベータの制御部(図示しな
い)に乗場呼びを出力し、前記かご室1,2,3に対する呼
び登録を行なうものである。エレベータの制御部は呼び
登録に対して前記かご室の一つを割当てて呼び階床に移
動させるものである。18は前記共通階床4に設けられて
1号機のかご室1の呼び登録を行なう専用呼釦である。
この専用呼釦18は前記段違い階床5である地下の各階床
に移動を希望するとき使用されるものである。19は前記
かご室1内に取付けられた行先の階床を選ぶかご呼び釦
である。
次に、上記のように構成された従来のエレベータの制
御装置の動作について説明する。
エレベータの共通階床4の乗り場の、例えば、3階に
おいて、共通呼釦17が押圧されると、エレベータの制御
部に呼び登録が行なわれる。エレベータの制御部はこの
呼び登録に対して1号,2号,或いは3号機かご室1,2,3
の一つを選択して、例えば、2号機のかご室2を3階に
移動させる。
前記エレベータの共通階床4において段違い階床5行
きの要求により、例えば、3階の専用呼釦18が押圧され
てかごの呼び登録が行なわれると、エレベータの制御部
は1号機のかご室1を専用に選択し、このかご室1を3
階に移動させる。前記共通階床4の3階においてエレベ
ータのかごを呼んだ利用客は、到着した1号機のかご室
1内に設けられている階床選定釦19を操作して、段違い
階床5の階数、例えば、地下2階を選定する。前記エレ
ベータの制御部はこの選定に対応して、前記かご室1を
段違い階床5である地下2階に移動させるものである。
[発明が解決しようとする課題] 従来のエレベータの制御装置は、上記のように構成さ
れているから、段違い階床5行きの要求に対して専用呼
釦18を設け、段違い階床5に運行される専用の1号機の
かご室1の呼びを行なうものであった。
しかし、前記共通階床4に運行されているエレベータ
の各かご室1,2,3は、前記エレベータの共通階床4に設
けられた共通呼釦17の呼びに対しては、順位にほとんど
関係なく、前記かご室1,2,3の一つに対して呼び登録を
行なうものである。このため、例えば、共通階床4の1
階において、上方向である3階行きの希望の呼びに対し
て、前記1号機のかご室1の呼び登録が行なわれたと
き、その後、段違い階床5の地下1〜3階の専用呼釦18
による呼び登録があると、前記1号機のかご室1は一旦
1階を通過し、段違い階床5においてエレベータ業務を
行ない、その後、共通階床4である1階に応答すること
になる。このため、2号,3号機のかご室2,3を有する共
通階床4における呼びでありながら、1号機のかご室1
を割当てて、待ち時間を長くしエレベータを運行の効率
を悪くする虞があった。また、エレベータの乗り場に段
違い階床5に移動するための1号機のかご室1用の呼び
登録を行なう専用呼釦18を、共通呼釦17とは別に設ける
必要があるため不経済となるものであった。
そこで、本発明は段違い階床を有するエレベータにお
いて、エレベータのかご室の運行効率の良い経済的なエ
レベータの制御装置を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1にかかるエレベータの制御装置は、複数設け
られたエレベータの全てのかごが帰着する共通階床の乗
り場に設けられ乗場呼びを発生する乗場呼び発生手段
と、前記乗場呼び発生手段が乗場呼びを発生すると、前
記乗場呼びが発生した階床に到着するまでの各かごの到
着時間を算出する所要到着時間算出手段と、前記乗場呼
びが示す方向に基づいてかごを割当てるかご割当手段と
を有し、前記かご割当手段は、前記乗場呼びが示す方向
に前記エレベータの特定のかごのみが到着する非共通階
床がない場合、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記
特定のかご以外のかごの中から優先的に割当て、前記所
要到着時間算出手段で算出した前記特定のかご以外のか
ごの到着予想時間が第1の所定時間を越え、かつ、前記
到着予想時間に第2の所定時間を加えた値が前記所要到
着時間算出手段で算出した前記特定のかごの到着予想時
間を越えるときのみ、前記乗場呼びが発生した階床に対
し前記特定のかごを割当てる割当かご決定手段を備えた
ものである。
請求項2にかかるエレベータの制御装置は、複数設け
られたエレベータの全てのかごが到着する共通階床の乗
り場に設けられ乗場呼びを発生する乗場呼び発生手段
と、前記乗場呼び発生手段が乗場呼びを発生すると、前
記乗場呼びが発生した階床に到着するまでの各かごの到
着時間を算出する所要到着時間算出手段と、前記乗場呼
びが示す方向に基づいてかごを割当てるかご割当手段と
を有し、前記かご割当手段は、前記乗場呼びが示す方向
に前記エレベータの特定のかごのみが到着する非共通階
床がある場合、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記
特定のかごを優先的に割当て、前記所要到着時間算出手
段で算出した前記特定のかごの到着予想時間が第1の所
定時間を越え、かつ、前記到着予想時間に第2の所定時
間を加えた値が前記所要到着時間算出手段で算出した前
記特定のかご以外のかごの到着予想時間を越えるときの
み、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記特定のかご
以外のかごの中から割当てる割当かご決定手段を備えた
ものである。
[作用] 請求項1においては、乗場呼びが示す方向に特定のか
ごのみが到着する非共通階床がない場合、前記乗場呼び
が発生した階床に対し前記特定のかご以外のかごの中か
ら優先的に割当て、前記所要到着時間算出手段で算出し
た前記特定のかご以外のかごの到着予想時間が第1の所
定時間を越え、かつ、前記到着予想時間に第2の所定時
間を加えた値が前記所要到着時間算出手段で算出した前
記特定のかごの到着予想時間を越えるときのみ、前記乗
場呼びが発生した階床に対し前記特定のかごを割当てる
ものであるから、エレベータのかご待ち時間が少なくな
り、運行効率が向上する。
請求項2においては、乗場呼びが示す方向に特定のか
ごのみが到着する非共通階床がある場合、前記乗場呼び
が発生した階床に対し前記特定のかごを優先的に割当
て、前記所要到着時間算出手段で算出した前記特定のか
ごの到着予想時間が第1の所定時間を越え、かつ、前記
到着予想時間に第2の所定時間を加えた値が前記所要到
着時間算出手段で算出した前記特定のかご以外のかごの
到着予想時間を越えるときのみ、前記乗場呼びが発生し
た階床に対し前記特定のかご以外のかごの中から割当て
るので、エレベータのかご待ち時間が少なくなり、運行
効率が向上する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例のエレベータの制御装置を
示す基本構成図、第2図は本発明の一実施例のエレベー
タの制御装置の動作を示すブロック図、第3図は本発明
の一実施例のエレベータの制御装置で制御するかご室の
制御状態図である。なお、図中、従来例と同一符号及び
同一記号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を
示すものであるから、ここでは、重複する説明を省略す
る。
第1図において、7及び8は本実施例の乗場呼び発生
手段で、7は共通階床4の各乗り場に配設され、上階に
移動を希望するときに押圧されてエレベータのかごを呼
ぶ上行の共通呼釦である。8は前記共通階床4の各乗り
場に取付けられ、下階に移動を希望するときに押圧され
てエレベータのかごを呼ぶ下行の共通呼釦である。9は
段違い階床5の各乗り場に設けられて1号機のエレベー
タのかご室1を呼ぶ専用呼釦である。
11は上行と下行の共通呼釦7,8及び専用呼釦9による
かご室の呼び情報を入力する入力回路、12は前記入力回
路11に入力された呼び情報に対応してメモリ13に格納さ
れているエレベータの制御プログラムを実行し、エレベ
ータの制御命令を出力する中央演算処理装置であるCP
U、14は前記CPU12の制御命令を外部のエレベータの制御
機器に出力する出力回路である。そして、前記入力回路
11とCPU12とメモリ13と出力回路14はマイクロコンピュ
ータである制御部10を構成する。この制御部10は前記CP
U12に格納されている制御プログラムに対応して複数の
エレベータを制御するものである。
15は前記制御部10の入力回路11に入力されるエレベー
タのかご室の位置信号である。このかご室の位置信号15
はエレベータの各々のかご室の現在位置を示すものであ
る。16は制御部10に入力されるエレベータの各々のかご
室の昇降方向を示す方向信号である。
第2図において、21は共通階床4に設けられた共通呼
釦7の呼び信号を取込んでかごの呼び登録を行なう上行
呼び登録手段、22は前記上行呼び登録手段21において呼
び登録された階床に派遣するかご室を割当てる共通かご
優先割当手段である。この共通かご優先割当手段22は前
記上行呼び登録手段21の呼び登録に対して共通階床4を
運行階床とするかご室2,3を優先して割当てるものであ
る。23は共通呼釦8の下行の呼び信号を取込んで呼び登
録を行なう下行呼び登録手段、24は前記下行呼び登録手
段23において呼び登録された階床に派遣するかご室を割
当てる専用かご優先割当手段である。この専用かご優先
割当手段24は段違い階床をサービスできる特定のかごで
あるかご室1を優先的に割当てるものである。25は前記
段違い階床5に設けられた専用呼釦9の呼び信号によっ
て呼び登録を行なう段違い階床呼び登録手段、26は前記
段違い階床呼び登録手段25において呼び登録された階床
に派遣するかごを割当てる専用かご割当手段である。こ
の専用かご割当手段26は段違い階床5を有する1号機の
かご室1を専用に割当てるものである。
31は前記共通かご優先割当手段22及び専用かご優先割
当手段24の出力を取込んで割当てられたかご室を呼ばれ
た階床まで移動させる共通かご制御手段、32は前記共通
かご優先割当手段22、専用かご優先割当手段24及び専用
かご割当手段26の出力を取込んで、段違い階床5を有す
るかご室1を、呼ばれた階床まで移動制御する専用かご
制御手段である。
第3図において、9aはエレベータの1号機の段違い階
床5に設けられた上行の専用呼釦、9bはエレベータの共
通階床4の1階及び段違い階床5に設けられている下行
の専用呼釦である。そして、前記上行の専用呼釦9aと下
行の専用呼釦9bは、エレベータの1号機のかご室1を呼
ぶ専用呼釦9を構成する。
次に、上記のように構成された本実施例のエレベータ
の制御装置の動作を、第4図の制御プログラムのフロー
チャートを用いて説明する。
第4図のフローチャートにおいて、エレベータの利用
客が共通階床4或いは段違い階床5の乗り場において、
上行或いは下行の乗場呼び発生手段である共通階床の乗
場に設けられ乗場呼びを発生する共通呼釦7,8或いは段
違い階床呼び登録手段である専用呼釦9を押圧し、上行
呼び登録手段21、下行呼び登録手段23或いは段違い階床
呼び登録手段25の何れかによって呼び登録が行なわれる
と、ステップS1の条件を満足してステップS2に進む。
ステップS2は、前記エレベータのかご室の呼びが、専
用呼釦9による呼び、即ち、段違い階床5における呼び
であるかを判断し、専用呼釦9の押圧によって行なわれ
た呼びであれば、ステップS10に分岐して、専用かご割
当手段26において、専用のかご室である1号機のかご室
1を割当てる。前記エレベータのかご室の呼びが専用呼
釦9以外による呼びであれば、ステップS2の条件を否定
してステップS3に進む。
ステップS3は、所要到着時間算出手段であって、前記
上行或いは下行の共通呼釦7,8及び専用呼釦9の各呼釦
によって呼ばれた階床までのかご室1,2,3の移動に要す
る時間である階床までのかごの到着予想時間を算出す
る。このかごの到着予想時間(図中「到着時間」と示
す)は、前記制御部10に入力される各かご室1,2,3の現
在位置を示す位置信号と、各かご室の移動の方向を示す
方向信号及び各かご室に対する呼びの登録数を取込ん
で、位置信号によって所要の階床までの階数を、方向信
号及びこの方向信号によって判明するかご室の移動方向
に対する呼び登録の数によって判明する停止階床数から
停止時間を算出して、前記かご室の呼ばれた階床に到着
するのに必要な時間を各々演算するものである。
前記ステップS3の演算の後、ステップS4に進み、エレ
ベータのかご室に割り当てようとする呼びが、共通階床
4に設けられた下行の共通呼釦8による呼びか否かの判
断を行ない、下行の共通呼釦8によって行なわれた呼び
であればステップS7に分岐して、前記ステップS3におい
て算出したかご室1の呼び階床までの到着時間と予め設
定された待ち時間である所定の時間を比較する。この比
較において、かご室1の呼び階床に到着するまでの時間
が第1の所定時間より小さいとき、即ち、かご室1が第
1の所定時間以内に早く到着すると判断されたときは、
ステップS10に分岐して、1号機のかご室1を割当てて
派遣する。
前記ステップS7において、第1の所定時間に比べて到
着時間が大きいとき、即ち、かご室1の所要到着時間が
第1の所定時間以上かかるときは条件の否定によりステ
ップS8に進み、前記ステップS3において演算されたかご
室2,3の到着時間とかご室1の到着時間を比較し、その
差が所定時間差である第2の所定時間以内であるとき、
即ち、前記かご室2,3とかご室1の呼び階床に対する到
着時間に第2の所定時間以上の所定時間差がないとき、
ステップS10に分岐して、そのままかご室1を割当て
る。このステップS8で、1号機のかご室1の到着時間と
他のかご室2,3の到着時間との差において、その差が第
2の所定時間以上となるとき、即ち、かご室1の到着が
他のかご室2,3に対して第2の所定時間以上遅れるとき
は、ステップS20に進んで、他のかご室2,3を割当てて、
呼び登録を行なった階床に派遣する。
前記ステップS4の条件において、共通階床4における
呼び登録が上行の共通呼釦7によるものであるときは、
この条件を否定してステップS5に進む。
ステップS5は、ステップS7と同様の機能を有し、ここ
では、共通階床4における共通呼釦7の呼びに対して、
2号,3号機のかご室2,3の到着時間と第1の所定時間を
比較するものである。即ち、前記かご室2,3の到着時間
が第1の所定時間に比べて小さく、第1の所定時間内に
到着できるものであれば、ステップS20に進んでかご室
2,3を割当てる。かご室2,3の到着時間が第1の所定時間
より大きければステップS6に分岐する。
ステップS6は、前記ステップS8に同様の機能を有する
ものである。即ち、前記かご室2,3の到着時間とかご室
1の到着の時間差を比較し、その差が第2の所定時間差
より小さく、かご室2,3の到着の遅れがかご室1の到着
に対してそれ程でもないときは、ステップS20に進ん
で、かご室2,3を割当てる。また、到着時間の差が第2
の所定時間より大きく、かご室2,3の到着が大きく遅れ
るものであるときは、ステップS10に分岐して、共通呼
釦7における上行の呼びに対して1号機のかご室1を割
当てるものである。
このように、上記実施例のエレベータの制御装置は、
複数設置されたエレベータの1号,2号及び3号機のかご
室1,2,3の共通して業務を行なう共通階床4の乗り場に
設けられて、エレベータの上行及び下行の乗場呼びを登
録するための乗場呼び発生手段である共通呼釦7,8と、
前記共通の業務階床に異なる階数である地下の非共通の
階床である段違い階床5の乗り場に設けられてエレベー
タの1号機のかご室1を専用に呼ぶ専用呼釦9と、前記
共通呼釦7の上行の呼びを取込んで上行呼び登録手段21
において上行の呼び登録を行ない、この上行の呼び登録
に応じてステップS3からなる所要到着時間算出手段でか
ごの到着予想時間を求めて、次に、かごを割当てる手段
にて共通階床4に運行される2号機或いは3号機のかご
室2,3を優先的に割当てるステップS5,S6,S20からなる共
通かご優先割当手段22と、前記共通呼釦8の下行の呼び
を下行呼び登録手段23によって下行の呼びを登録し、こ
の下行の呼び登録に対応して1号機のかご室1を優先的
に割当てるステップS7,S8,S10からなる専用かご優先割
当手段24と、1号機の地下の階床である段違い階床5の
各乗り場に設けられた専用呼釦9による乗場呼びを段違
い階床呼び登録手段25によって呼び登録し、この呼び登
録によって、段違い階床5を運行する1号機のかご室1
を割当てるステップS2,S10からなる専用かご割当手段26
を備えるものである。なお、ここに示すS4〜S8が共通階
床の乗場呼びが示す方向に基づいて、かごを割り当てる
かご割当手段であり、またS10、S20が特定かごを含めた
全号機の中で最終的に割当すべきかごを決める割当かご
決定手段である。
したがって、上記実施例は、共通かご優先割当手段22
は、エレベータの共通階床4からの上行の共通呼釦7に
よる乗場呼びに対して、前記かご室2,3の呼び階床に到
着する時間が第1の所定時間より長くなるとき以外は、
かご室2,3を優先的に割当てることができる。このた
め、1階において、共通階床4内の上階行き希望の乗場
呼びに対して、広い業務範囲を有する1号機のかご室1
を割当てることがない。よって、エレベータの利用客を
長く待たせることがなくなると共に、エレベータの運行
の効率を上昇させる。また、特別なかご室1の専用呼釦
19を設置する必要がないため経済的である。
[発明の効果] 以上のように、請求項1のエレベータの制御装置によ
れば、複数設けられたエレベータの全てのかごが到着す
る共通階床の乗り場に設けられ乗場呼び発生手段が乗場
呼びを発生すると、乗場呼びが示す方向に基づいてかご
割当手段は、乗場呼びが示す方向に特定のかごのみが到
着する非共通階床がない場合、前記乗場呼びが発生した
階床に対し前記特定のかご以外のかごの中から優先的に
割当て、乗場呼びが発生した階床に到着するまでの各か
ごの到着時間を算出する所要到着時間算出手段で算出し
た前記特定のかご以外のかごの到着予想時間が第1の所
定時間を越え、かつ、前記到着予想時間に第2の所定時
間を加えた値が前記所要到着時間を算出する手段で算出
した前記特定のかごの到着予想時間を越えるときのみ、
前記乗場呼びが発生した階床に対し前記特定のかごを割
当てるものであるから、エレベータのかごの待ち時間が
少なくなり運行効率が向上する。また、既設の乗場呼び
用の呼釦を利用でき経済的である。
請求項2のエレベータの制御装置によれば、複数設け
られたエレベータの全てのかごが到着する共通階床の乗
り場に設けられ乗場呼び発生手段が乗場呼びを発生する
と、乗場呼びが示す方向に基づいてかご割当手段は、乗
場呼びが示す方向に特定のかごのみが到着する非共通階
床がある場合、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記
特定のかごを優先的に割当て、乗場呼びが発生した階床
に到着するまでの各かごの到着時間を算出する所要到着
時間算出手段で算出した特定のかごの到着予想時間が第
1の所定時間を越え、かつ、前記到着予想時間に第2の
所定時間を加えた値が前記所要到着時間を算出する手段
で算出した前記特定のかご以外のかごの到着予想時間を
越えるときのみ、前記乗場呼びが発生した階床に対し前
記特定のかご以外のかごの中から割当てるものであるか
ら、エレベータのかごの待ち時間が少なくなり運行効率
が向上する。また、既設の乗場呼び用の呼釦を利用でき
経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のエレベータの制御装置を示
す基本構成図、第2図は本発明の一実施例のエレベータ
の制御装置の動作を示すブロック図、第3図は本発明の
一実施例のエレベータの制御装置の制御するかご室の制
御状態図、第4図は本発明の一実施例のエレベータの制
御装置で制御プログラムのフローチャート、第5図は従
来のエレベータの制御装置で制御するかご室の制御状態
図である。 図において、 7,8:共通呼釦 9:専用呼釦 22:共通かご優先割当手段 24:専用かご優先割当手段 26:専用かご割当手段 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数設けられたエレベータの全てのかごが
    帰着する共通階床の乗り場に設けられ乗場呼びを発生す
    る乗場呼び発生手段と、 前記乗場呼び発生手段が乗場呼びを発生すると、前記乗
    場呼びが発生した階床に到着するまでの各かごの到着時
    間を算出する所要到着時間算出手段と、 前記乗場呼びが示す方向に基づいてかごを割当てるかご
    割当手段とを有し、 前記かご割当手段は、前記乗場呼びが示す方向に前記エ
    レベータの特定のかごのみが到着する非共通階床がない
    場合、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記特定のか
    ご以外のかごの中から優先的に割当て、前記所要到着時
    間算出手段で算出した前記特定のかご以外のかごの到着
    予想時間が第1の所定時間を越え、かつ、前記到着予想
    時間に第2の所定時間を加えた値が前記所要到着時間算
    出手段で算出した前記特定のかごの到着予想時間を越え
    るときのみ、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記特
    定のかごを割当てる割当かご決定手段を備えたことを特
    徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】複数設けられたエレベータの全てのかごが
    到着する共通階床の乗り場に設けられ乗場呼びを発生す
    る乗場呼び発生手段と、 前記乗場呼び発生手段が乗場呼びを発生すると、前記乗
    場呼びが発生した階床に到着するまでの各かごの到着時
    間を算出する所要到着時間算出手段と、 前記乗場呼びが示す方向に基づいてかごを割当てるかご
    割当手段とを有し、 前記かご割当手段は、前記乗場呼びが示す方向に前記エ
    レベータの特定のかごのみが到着する非共通階床がある
    場合、前記乗場呼びが発生した階床に対し前記特定のか
    ごを優先的に割当て、前記所要到着時間算出手段で算出
    した前記特定のかごの到着予想時間が第1の所定時間を
    越え、かつ、前記到着予想時間に第2の所定時間を加え
    た値が前記所要到着時間算出手段で算出した前記特定の
    かご以外のかごの到着予想時間を越えるときのみ、前記
    乗場呼びが発生した階床に対し前記特定のかご以外のか
    ごの中から割当てる割当かご決定手段を備えたことを特
    徴とするエレベータの制御装置。
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