JPH09220958A - 座席のグリップ装置 - Google Patents

座席のグリップ装置

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JPH09220958A
JPH09220958A JP2922496A JP2922496A JPH09220958A JP H09220958 A JPH09220958 A JP H09220958A JP 2922496 A JP2922496 A JP 2922496A JP 2922496 A JP2922496 A JP 2922496A JP H09220958 A JPH09220958 A JP H09220958A
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grip
seat
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side wall
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Bungo Asami
文吾 浅見
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使い勝手をよくし、安全性を向上する。 【解決手段】肘掛けにグリップ部材30を装着し、肘掛
け40の側壁部44に把持用の凹部46を形成して、確
実かつ容易にグリップ部材30を把持することができ、
使い勝手をよくし、安全性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰掛け、および、
リクライニング動作可能に支持された背ずりを備えて成
る座席のグリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の座席としては、例えば、自動車や
航空機などの乗り物に腰掛けが据え付けられ、背ずりが
リクライニング動作可能なものである。このような座席
において、背ずりをリクライニング動作した状態で、着
座者が体を起したり、立ち上がったりするには、例え
ば、腰掛けに装着される肘掛けに手を掛けて体を引き起
こすようにして行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の座席では、腰掛けに装着される肘掛けは、体
を起したりする際に利用はできるものの、肘掛けの形状
や配置が、本来そのような行為をするために設計されて
なく、その結果、手を容易に掛けられなかたり、掛けら
れても確実に把持できないものが多く、体を起す際に手
間取ったりして、使い易いものとはいえない。また、例
えば事故時の衝撃力から体を守るために、座席の肘掛け
などを把持しようとしても、同じく、確実かつ容易に把
持することができないで、使い勝手がよくないという問
題点があった。本発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、肘掛けにグリップ部材を装着
し、肘掛けの側壁部に把持用の凹部を形成して、確実か
つ容易にグリップ部材を把持することができ、使い勝手
をよくし、安全性を向上することができ、さらに、座席
に対応して備えられた装備品を操作するための操作手段
を取り扱いやすい位置に配設して、操作性を向上するこ
とができる座席のグリップ装置を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載され
た事項に存する。 1 腰掛け(10)、および、リクライニング動作可能
に支持された背ずり(20)を備えて成る座席のグリッ
プ装置において、前記腰掛け(10)の側部に肘掛け
(40,40a)を立設し、該肘掛け(40,40a)
に、両脚部(32)の少なくとも一方を取手部(35)
とした逆U字形状のグリップ部材(30)を上方から跨
がせるようにして支持し、前記グリップ部材の取手部に
対応する肘掛け(40,40a)の側壁部(44)に、
該側壁部(44)と前記取手部(35)との間に手通し
用の隙間を確保して前記取手部(35)を把持可能にす
る把持用の凹部(46)を形成したことを特徴とする座
席のグリップ装置。
【0005】2 前記座席に対応して備えられた装備品
を操作するための操作手段(60)を、前記グリップ部
材(30)の頂部(36)に配設したことを特徴とする
1項記載の座席のグリップ装置。 3 前記座席に対応して備えられた装備品を操作するた
めの操作手段(65)を、前記グリップ部材(30)の
取手部(35)の近傍に配設したことを特徴とする1ま
たは2項記載の座席のグリップ装置。
【0006】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。背ずりがリクライニング動作して後方
へ傾動した状態にあるとき、着座者が起き上がり、ある
いは、立ち上がるには、着座者は手をグリップ部材(3
0)の取手部(35)へ伸ばせばよい。肘掛け(40,
40a)の側壁部(44)に把持用の凹部(46)が形
成されていることにより、グリップ部材(30)の取手
部(35)と肘掛け(40,40a)の側壁部(44)
との間の手通し用の隙間が広がり、着座者は手をグリッ
プ部材(30)の取手部(35)と肘掛け(40,40
a)の側壁部(44)との両者間に挟まれた形になるこ
となく、両者のどちら側にも当たらずに、グリップ部材
(30)の取手部(35)をつかむことができる。
【0007】請求項2記載の座席のグリップ装置では、
前記座席に対応して備えられた装備品を操作するための
操作手段(60)を、前記グリップ部材(30)の頂部
(36)に配設したので、着座者は、極端に腕を伸ばし
たり、縮めたりすることなく、例えば、肘を肘掛け(4
0,40a)に載せたままで、簡単に、操作手段を取り
扱うことができ、使い勝手を良くすることができる。
【0008】請求項3記載の座席のグリップ装置では、
前記座席に対応して備えられた装備品を操作するための
操作手段(65)を、前記グリップ部材(30)の取手
部(35)の近傍に配設したので、着座者は、取手部
(35)に手を掛けたままで、例えば、指だけをその所
に伸ばして、簡単に、操作手段を取り扱うことができ、
同じく使い勝手を良くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の一形態を説明する。図1〜図5は本発明の実施の一形
態を示している。図2および図3に示すように、航空機
の客室内には多数の座席10aが列設されている。2つ
の座席10aが相互に隣接しており、各座席10aの腰
掛け10は、ボトムフレーム11にボトムクッション1
2が支持されて成り、各ボトムフレーム11は台枠13
に支持されている。ボトムフレーム11の後端部には背
ずり20が起立したリクライニング動作可能に支持され
ている。
【0010】ボトムフレーム11には隣接する側にセン
タアームレストである肘掛け40が固設され、隣接する
側とは反対側にサイドアームレストである同じく肘掛け
40aが固着されている。肘掛け40,40aは、各フ
レームパネル42,42aの上端部に、樹脂プレート4
1,41aをそれぞれ固着して成る。フレームパネル4
2の前端部上面に、飲み物容器を載置するためのカクテ
ルトレイ49が固設されている。肘掛け40は隣り合う
着座者の共用になっていて、肘掛け40aは、専用に成
っている。両者はほぼ同じ構成をしている。
【0011】背ずり20の前面の中央部には、着座者の
腰椎から背中にわたる部分を支持するサポート部22が
形成されている。背ずり20の前面の両側縁部には収容
凹部24が形成されている。背ずり20の側面部には、
リクライニング時用の第2の肘掛け50が収納位置と展
開位置とに回動可能に支持されている。第2の肘掛け5
0は拘束手段により、展開不能に収納位置に拘束されて
いて、また、拘束が解除されると、付勢力により展開位
置へ回動するものである。図1、図4および図5に示す
ように、肘掛け40には、逆U字形状で一体的に成形さ
れたグリップ部材30が跨がるようにして配設されてい
る。グリップ部材30の両脚部32が、肘掛け40のフ
レームパネル42の側壁部44に固着されている。肘掛
け40a側にグリップ部材を別に配設してもよい。
【0012】両脚部32には、着座者用の取手部35が
それぞれ形成されている。取手部35に対応するフレー
ムパネル42の側壁部44には、把持用の凹部46が凹
設されている。把持用の凹部46は、取手部35と側壁
部44との間の隙間を大幅に広げて、手通し用の隙間を
形成するものであり、それにより、グリップ部材30の
脚部32は、側壁部44に僅かな隙間をもって沿った状
態で延ばされている。把持用の凹部46は、肘掛け40
内に形成されたモニタ格納部の壁部の近傍まで凹入して
いる。グリップ部材30の頂部36は、カクテルトレイ
49より前方に配され、肘掛け40のフレームパネル4
2から上方へ突出していて、略3角形の断面形状に形成
されている。頂部36の底面部は肘掛け40に固定さ
れ、頂部36の斜面37の一方は、着座者側へ向けられ
ている。頂部36の斜面37には、オーディオ等の電装
部品のコントロールパネルより構成されている操作手段
60が、両方の着座者用に一対になって装着されてい
る。また、前記モニタ用の電源スイッチとしての操作手
段65が、把持した手で操作可能なように、グリップ部
材30の脚部32における取手部35の上方位置に配設
されている。
【0013】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。背ずり20がリクライニング動作して後方へ傾動し
た状態にあるとき、着座者が起き上がり、あるいは、立
ち上がるには、着座者は手をグリップ部材30の取手部
35へ伸ばせばよい。
【0014】肘掛け40のフレームパネル42の側壁部
44に把持用の凹部46が形成されていることにより、
グリップ部材30の取手部35と把持用の凹部46の底
面との間には、手通し用の隙間が大きく広がっており、
着座者は手をグリップ部材30の取手部35と把持用の
凹部46の底面との両者間に挟まれるようなことなく、
両者のどちら側にも当たらないで、グリップ部材30の
取手部35をつかむことができる。背ずり20が通常の
起立した位置にあっても、例えば、衝撃力に対して、着
座者が体を支えるには、グリップ部材30の取手部35
を即座につかむことができる。
【0015】着座者がグリップ部材30の取手部35を
つかんだ状態においては、取手部35に過大な荷重がか
かるが、グリップ部材30が、肘掛け40に跨がった状
態で、その頂部36および取手部35が肘掛け40側に
固定されているため、その過大な荷重に十分に耐えるこ
とができ、安全性を高めることができる。また、オーデ
ィオ等を操作するための操作手段60を、前記グリップ
部材30の頂部36に配設したので、着座者は、例え
ば、腕を肘掛け40に載せたままで、わずかに腕を伸ば
すだけで、操作手段60に手が届き、容易に操作手段6
0を操作することができる。さらに、モニタ用の電源を
断続するための操作手段65を、前記グリップ部材30
の取手部35の近傍に配設したので、着座者は、取手部
35に手を掛けたままで、例えば、指を操作手段65側
に伸ばせして、簡単に、操作手段65を操作することが
できる。なお、前記実施の形態においては、肘掛け40
の側壁部44に把持用の凹部46が形成されており、グ
リップ部材30の取手部35と把持用の凹部46の底面
との間の手通し用の隙間が十分に確保されているので、
取手部35をボトムクッション12の着座面側へ出っ張
らせないで済み、着座する際に取手部35に当たらない
で、ボトムクッション12着座面の幅を広げる必要がな
く、座席全体をコンパクトに設計することができる。ま
た、肘掛け40が、逆U字形状で一体的に成形されてい
るので、さらに強度が高まるとともに、外観を向上する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる座席のグリップ装置によ
れば、肘掛けにグリップ部材を装着し、肘掛けの側壁部
に把持用の凹部を形成して、確実かつ容易にグリップ部
材を把持することができ、使い勝手をよくし、安全性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す座席のグリップ装
置の側面図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す座席の斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施の一形態を示す座席の正面図であ
る。
【図4】本発明の実施の一形態を示す座席のグリップ装
置の平面図である。
【図5】本発明の実施の一形態を示す座席のグリップ装
置の正面図である。
【符号の説明】 10a…座席 10…腰掛け 11…ボトムフレーム 12…ボトムクッション 13…台枠 20…背ずり 22…サポート部 24…収容凹部 30…グリップ装置 32…脚部 35…取手部 36…頂部 40,40a…肘掛け 42…フレームパネル 44…側壁部 46…把持用の凹部 50…第2の肘掛け 60,65…操作手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腰掛け、および、リクライニング動作可能
    に支持された背ずりを備えて成る座席のグリップ装置に
    おいて、 前記腰掛けの側部に肘掛けを立設し、該肘掛けに、両脚
    部の少なくとも一方を取手部とした逆U字形状のグリッ
    プ部材を上方から跨がせるようにして支持し、 前記グリップ部材の取手部に対応する肘掛けの側壁部
    に、該側壁部と前記取手部との間に手通し用の隙間を確
    保して前記取手部を把持可能にする把持用の凹部を形成
    したことを特徴とする座席のグリップ装置。
  2. 【請求項2】前記座席に対応して備えられる装備品を操
    作するための操作手段を、前記グリップ部材の頂部に配
    設したことを特徴とする請求項1記載の座席のグリップ
    装置。
  3. 【請求項3】前記座席に対応して装備された電装品 を
    操作するための操作手段を、前記グリップ部材の取手部
    の近傍に配設したことを特徴とする請求項1または2記
    載の座席のグリップ装置。
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