JPH1175994A - 椅 子 - Google Patents
椅 子Info
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- JPH1175994A JPH1175994A JP24394897A JP24394897A JPH1175994A JP H1175994 A JPH1175994 A JP H1175994A JP 24394897 A JP24394897 A JP 24394897A JP 24394897 A JP24394897 A JP 24394897A JP H1175994 A JPH1175994 A JP H1175994A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- chair
- seat
- cane
- umbrella
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 着座者の荷物を、通行の邪魔にならずに、か
つ直接見ることができ、尚かつ肘掛けの使用感を劣化さ
せることなく収容できると共に、着座者の杖や傘等を収
容する。 【解決手段】 肘掛け5の下方に荷物を収容する収納部
7を設ける。この収納部7は少なくとも座2側の側面の
上部に開口部12を有する箱体8である。また、収納部
7は肘掛け5の前方または後方の上側から肘掛け5の真
下に向けて貫通する支持孔13が形成された支持部材1
4を備える。
つ直接見ることができ、尚かつ肘掛けの使用感を劣化さ
せることなく収容できると共に、着座者の杖や傘等を収
容する。 【解決手段】 肘掛け5の下方に荷物を収容する収納部
7を設ける。この収納部7は少なくとも座2側の側面の
上部に開口部12を有する箱体8である。また、収納部
7は肘掛け5の前方または後方の上側から肘掛け5の真
下に向けて貫通する支持孔13が形成された支持部材1
4を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手荷物や杖,傘等
を収容する収納部を備えた椅子に関する。さらに詳述す
ると、本発明は映画館やホール等に使用する劇場用椅子
や、電車やバス等に使用する乗物用椅子等であって収容
部を備えた椅子に関する。
を収容する収納部を備えた椅子に関する。さらに詳述す
ると、本発明は映画館やホール等に使用する劇場用椅子
や、電車やバス等に使用する乗物用椅子等であって収容
部を備えた椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】映画館やホール等に使用する劇場用椅子
や、電車やバス等に使用する乗物用椅子や、折り畳み式
のテーブルを備えた会議用椅子等には、着座者の手荷物
やコップ等を収容・載置する収納部を備えたものがあ
る。例えば、背凭れの背面に箱体を取り付けて後席の着
座者が荷物を収容できるようにした椅子がある。また、
座の下側に荷物を置くための棚を備えた椅子がある。さ
らに、肘掛けの前側にカップホルダを備えた椅子があ
る。
や、電車やバス等に使用する乗物用椅子や、折り畳み式
のテーブルを備えた会議用椅子等には、着座者の手荷物
やコップ等を収容・載置する収納部を備えたものがあ
る。例えば、背凭れの背面に箱体を取り付けて後席の着
座者が荷物を収容できるようにした椅子がある。また、
座の下側に荷物を置くための棚を備えた椅子がある。さ
らに、肘掛けの前側にカップホルダを備えた椅子があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た背凭れの背面に箱体を取り付けた椅子では、当該背凭
れと後席の座との間に箱体が飛び出してしまうので、こ
れらの間を通行する際に邪魔になってしまう。また、座
の下側に荷物を置く棚を備えた椅子では、載置した荷物
を着座者が直接見ることができないので、椅子から離れ
るときに荷物を忘れ易い。さらに、肘掛けの前側にカッ
プホルダを備えた椅子では、カップホルダが椅子の前方
に出っ張らないように肘掛けの前側をカップホルダの分
だけ後方に縮めなければならないので、肘掛けの全長が
短くなって使用感を劣化させてしまう。
た背凭れの背面に箱体を取り付けた椅子では、当該背凭
れと後席の座との間に箱体が飛び出してしまうので、こ
れらの間を通行する際に邪魔になってしまう。また、座
の下側に荷物を置く棚を備えた椅子では、載置した荷物
を着座者が直接見ることができないので、椅子から離れ
るときに荷物を忘れ易い。さらに、肘掛けの前側にカッ
プホルダを備えた椅子では、カップホルダが椅子の前方
に出っ張らないように肘掛けの前側をカップホルダの分
だけ後方に縮めなければならないので、肘掛けの全長が
短くなって使用感を劣化させてしまう。
【0004】一方、着座者が杖や傘を持っている場合
は、これら杖や傘は肘掛けや座に立てかけると倒れ易い
ので手で把持していなければならず不便であった。特に
映画館やホール等では入口付近に傘立てのある場合があ
るが、その収容本数は少なく盗難の心配もあるので、結
局は座席にまで持ち込んで手で持っていなければならな
い。
は、これら杖や傘は肘掛けや座に立てかけると倒れ易い
ので手で把持していなければならず不便であった。特に
映画館やホール等では入口付近に傘立てのある場合があ
るが、その収容本数は少なく盗難の心配もあるので、結
局は座席にまで持ち込んで手で持っていなければならな
い。
【0005】そこで、本発明は、着座者の荷物を、通行
の邪魔にならずに、かつ直接見ることができ、尚かつ肘
掛けの使用感を劣化させることなく収容できると共に、
着座者の杖や傘等を収容できる椅子を提供することを目
的とする。
の邪魔にならずに、かつ直接見ることができ、尚かつ肘
掛けの使用感を劣化させることなく収容できると共に、
着座者の杖や傘等を収容できる椅子を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1の椅子は、肘掛けの下方に荷物を収容する
収納部を設けるようにしている。したがって、従来はデ
ッドスペースであった肘掛けの下方部分を収納部として
有効に利用することができる。そして、収納部が肘掛け
の下方に位置しているので、椅子の前後部を通行する際
の邪魔にならない。また、着座者は収納部に収容した荷
物を直接見ることができる。さらに、収納部は肘掛けの
下方に形成されているので、肘掛けの前後の長さを十分
に長く取ることができる。
めに請求項1の椅子は、肘掛けの下方に荷物を収容する
収納部を設けるようにしている。したがって、従来はデ
ッドスペースであった肘掛けの下方部分を収納部として
有効に利用することができる。そして、収納部が肘掛け
の下方に位置しているので、椅子の前後部を通行する際
の邪魔にならない。また、着座者は収納部に収容した荷
物を直接見ることができる。さらに、収納部は肘掛けの
下方に形成されているので、肘掛けの前後の長さを十分
に長く取ることができる。
【0007】また、請求項2の椅子では、収納部は、少
なくとも座側の側面の上部に開口部を有する箱体である
ようにしている。したがって、着座者は箱体の内部に開
口部から荷物を入れることができる。この開口部は座側
の側面の上部に形成しているので、着座者は収容された
荷物を確実に見ることができる。
なくとも座側の側面の上部に開口部を有する箱体である
ようにしている。したがって、着座者は箱体の内部に開
口部から荷物を入れることができる。この開口部は座側
の側面の上部に形成しているので、着座者は収容された
荷物を確実に見ることができる。
【0008】さらに、請求項3の椅子では、収納部は、
肘掛けの前方または後方の上側から肘掛けの真下に向け
て貫通する支持孔が形成された支持部材を備えるように
している。したがって、当該椅子の後席の着座者は傘や
杖を支持孔に上から差し入れる。これにより、杖や傘を
倒すことなく支持することができる。
肘掛けの前方または後方の上側から肘掛けの真下に向け
て貫通する支持孔が形成された支持部材を備えるように
している。したがって、当該椅子の後席の着座者は傘や
杖を支持孔に上から差し入れる。これにより、杖や傘を
倒すことなく支持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
3に本発明の椅子の実施形態の一例を示す。本実施形態
の椅子1は、座2と背凭れ3と脚4と肘掛け5とを備え
た劇場用椅子である。そして、この椅子1は横方向に複
数並べて設置した状態で使用される。この椅子1は、肘
掛け5の下方に荷物を収容する収納部7を設けている。
収納部7は、カバン類やコップ等を載置可能な荷置き8
を前側に有すると共に、後席の着座者の杖・ステッキ1
0や傘11等を支持可能な杖差し9を後側に有してい
る。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
3に本発明の椅子の実施形態の一例を示す。本実施形態
の椅子1は、座2と背凭れ3と脚4と肘掛け5とを備え
た劇場用椅子である。そして、この椅子1は横方向に複
数並べて設置した状態で使用される。この椅子1は、肘
掛け5の下方に荷物を収容する収納部7を設けている。
収納部7は、カバン類やコップ等を載置可能な荷置き8
を前側に有すると共に、後席の着座者の杖・ステッキ1
0や傘11等を支持可能な杖差し9を後側に有してい
る。
【0010】肘掛け5は平板形状であり、上面を肘置き
面6としている。そして、収納部7はプラスチック製で
一体形成されている。そして、この収納部7の上面に肘
掛け5がねじ止め等により固定されている。このため、
収納部7は肘掛け5を支持する支持部材でもある。
面6としている。そして、収納部7はプラスチック製で
一体形成されている。そして、この収納部7の上面に肘
掛け5がねじ止め等により固定されている。このため、
収納部7は肘掛け5を支持する支持部材でもある。
【0011】収納部7の荷置き8は、少なくとも座側の
側面の上部に開口部12を有する箱体としている。椅子
1は横方向に複数並べて設置しているので、1つの肘掛
け5をその左右に位置する椅子1,1により共用してい
る。そして、各椅子1の左側の収納部7の開口部12を
当該椅子1の座2側に向けている。これにより、連続し
て並んだ全ての椅子1に使用可能な収納部7を設けるこ
とができる。本実施形態では椅子1の左側の収納部7の
開口部12を当該椅子1の座2側に向けているが、これ
には限られず椅子1の右側の収納部7の開口部12を当
該椅子1の座2側に向けるようにしても良い。この場合
も、連続して並んだ全ての椅子1に使用可能な収納部7
を設けることができる。
側面の上部に開口部12を有する箱体としている。椅子
1は横方向に複数並べて設置しているので、1つの肘掛
け5をその左右に位置する椅子1,1により共用してい
る。そして、各椅子1の左側の収納部7の開口部12を
当該椅子1の座2側に向けている。これにより、連続し
て並んだ全ての椅子1に使用可能な収納部7を設けるこ
とができる。本実施形態では椅子1の左側の収納部7の
開口部12を当該椅子1の座2側に向けているが、これ
には限られず椅子1の右側の収納部7の開口部12を当
該椅子1の座2側に向けるようにしても良い。この場合
も、連続して並んだ全ての椅子1に使用可能な収納部7
を設けることができる。
【0012】また、荷置き8は、座2と反対側の側部に
設けた側板8aと、下部に設けた底板8bと、後部に設
けた後板8cとを備えている。側板8a及び後板8cの
上部には肘掛け5がねじ止め等により固定されている。
また、側板8aの前部と底板8bの前部及び座2側の側
部には、収納部7の内側に折り曲げられた形状のフラン
ジ8dが形成されている。そして、これら側板8aと底
板8bと後板8cと肘掛け5とフランジ8dとにより囲
まれる空間にカバン類やコップ等の荷物を収容すること
ができる。このとき、側板8aの前部と底板8bの前部
及び座2側の側部にフランジ8dが形成されているの
で、収納部7に収容した荷物が前側や座側に落ちること
を防止できる。
設けた側板8aと、下部に設けた底板8bと、後部に設
けた後板8cとを備えている。側板8a及び後板8cの
上部には肘掛け5がねじ止め等により固定されている。
また、側板8aの前部と底板8bの前部及び座2側の側
部には、収納部7の内側に折り曲げられた形状のフラン
ジ8dが形成されている。そして、これら側板8aと底
板8bと後板8cと肘掛け5とフランジ8dとにより囲
まれる空間にカバン類やコップ等の荷物を収容すること
ができる。このとき、側板8aの前部と底板8bの前部
及び座2側の側部にフランジ8dが形成されているの
で、収納部7に収容した荷物が前側や座側に落ちること
を防止できる。
【0013】一方、収納部7の杖差し9は、肘掛け5の
前方または後方の上側から肘掛け5の真下に向けて貫通
する支持孔13が形成された支持部材14を備えてい
る。本実施形態では、支持孔13は肘掛け5の後方の上
側から肘掛け5の真下に向けて貫通する傾斜した透孔と
している。支持部材14は、荷置き8の後板8cの後側
の下部に設けられている。本実施形態では支持部材14
は荷置き8とプラスチックにより一体成形されている
が、これには限られず支持部材14を荷置き8と別部品
とすることができる。
前方または後方の上側から肘掛け5の真下に向けて貫通
する支持孔13が形成された支持部材14を備えてい
る。本実施形態では、支持孔13は肘掛け5の後方の上
側から肘掛け5の真下に向けて貫通する傾斜した透孔と
している。支持部材14は、荷置き8の後板8cの後側
の下部に設けられている。本実施形態では支持部材14
は荷置き8とプラスチックにより一体成形されている
が、これには限られず支持部材14を荷置き8と別部品
とすることができる。
【0014】支持部材14の上方には、収納部7の後面
7aが窪んだ形状の凹部15が形成されている。この凹
部15は、上部を収納部7の後面7aと連続させて下部
を支持孔13の前側に連続させて傾斜した案内面15a
を備えている。このため、支持部材14の上側から杖1
0や傘11等を支持孔13に差し入れる際は案内面15
aにより案内されるので支持孔13にスムーズに挿入す
ることができる。
7aが窪んだ形状の凹部15が形成されている。この凹
部15は、上部を収納部7の後面7aと連続させて下部
を支持孔13の前側に連続させて傾斜した案内面15a
を備えている。このため、支持部材14の上側から杖1
0や傘11等を支持孔13に差し入れる際は案内面15
aにより案内されるので支持孔13にスムーズに挿入す
ることができる。
【0015】上述した椅子1を使用する着座者は、左側
の肘掛け5の下側に位置する開口部12からカバン類や
コップ等の荷物を入れることができる。そして、この荷
物は荷置き8の底板8bに載置される。このため、着座
者は荷物を直接見ることができるので、席を離れる際に
荷物を置き忘れてしまうことを防止できる。
の肘掛け5の下側に位置する開口部12からカバン類や
コップ等の荷物を入れることができる。そして、この荷
物は荷置き8の底板8bに載置される。このため、着座
者は荷物を直接見ることができるので、席を離れる際に
荷物を置き忘れてしまうことを防止できる。
【0016】また、着座者は前席に設置された杖差し9
を使用することができる。すなわち、着座者は前席の左
右にある杖差し9のいずれかの支持孔13に杖10や傘
11を差し入れることができる。これにより、着座者は
杖10や傘11を手で保持する必要が無くなるので快適
に座ることができる。しかも、支持孔13は貫通孔なの
で杖10や傘11の先端が床面に当接して安定した姿勢
で支持される。このため、杖10や傘11が倒れてしま
うことはないので、着座者は杖10や傘11に気を取ら
れずに安心して映画等に集中することができる。特に老
人は杖10を携帯することが多く、しかも座りながら長
時間手で杖を把持しているのは負担になるが、杖差し9
に杖10を支持させておくことによりこのような老人の
負担を軽減することができる。
を使用することができる。すなわち、着座者は前席の左
右にある杖差し9のいずれかの支持孔13に杖10や傘
11を差し入れることができる。これにより、着座者は
杖10や傘11を手で保持する必要が無くなるので快適
に座ることができる。しかも、支持孔13は貫通孔なの
で杖10や傘11の先端が床面に当接して安定した姿勢
で支持される。このため、杖10や傘11が倒れてしま
うことはないので、着座者は杖10や傘11に気を取ら
れずに安心して映画等に集中することができる。特に老
人は杖10を携帯することが多く、しかも座りながら長
時間手で杖を把持しているのは負担になるが、杖差し9
に杖10を支持させておくことによりこのような老人の
負担を軽減することができる。
【0017】さらに、杖10や傘11を肘掛け5の前後
の上側から斜めに差し入れるので肘掛け5の前後長を十
分長くしながらも杖10や傘11を支持できる。このた
め、肘掛け5の使用感を維持することができる。しか
も、杖10や傘11を直接見ることができるので、着座
者は杖10や傘11が盗難される心配をする必要が無く
安心して映画等に集中することができる。
の上側から斜めに差し入れるので肘掛け5の前後長を十
分長くしながらも杖10や傘11を支持できる。このた
め、肘掛け5の使用感を維持することができる。しか
も、杖10や傘11を直接見ることができるので、着座
者は杖10や傘11が盗難される心配をする必要が無く
安心して映画等に集中することができる。
【0018】本実施形態の椅子1によれば、収納部7は
肘掛け5の下方に形成されているので、従来は使用され
ていなかったスペースを有効に利用しながらも椅子1の
前後を通行する際の邪魔になることはない。このため、
椅子1の前後の通行の円滑化を図ることができる。
肘掛け5の下方に形成されているので、従来は使用され
ていなかったスペースを有効に利用しながらも椅子1の
前後を通行する際の邪魔になることはない。このため、
椅子1の前後の通行の円滑化を図ることができる。
【0019】また、収納部7は肘掛け5の下方に形成さ
れているので、肘掛け5の前後の長さを十分に長く取る
ことができる。このため、肘掛けの前側にカップホルダ
を設けるために肘掛けの前部を短くした従来の椅子より
も肘掛け5の使用感を向上させることができる。
れているので、肘掛け5の前後の長さを十分に長く取る
ことができる。このため、肘掛けの前側にカップホルダ
を設けるために肘掛けの前部を短くした従来の椅子より
も肘掛け5の使用感を向上させることができる。
【0020】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では収納部7は荷置き8と杖
差し9のみを備えているが、これには限られず図4〜図
6に示すように収納部7に荷置き8と杖差し9とテーブ
ル16とを備えるようにすることができる。このテーブ
ル16は、収納部7の内部に収容した状態と収納部7か
ら引き出して着座者の膝の上付近に位置する状態とに出
し入れ可能なものとしている。この場合も収納部7は肘
掛け5の下方に形成されているので、椅子1の前後の通
行の邪魔にならず通行の円滑化を図ることができると共
に、肘掛け5の前後の長さを十分に長く取って肘掛け5
の使用感を向上させることができる。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では収納部7は荷置き8と杖
差し9のみを備えているが、これには限られず図4〜図
6に示すように収納部7に荷置き8と杖差し9とテーブ
ル16とを備えるようにすることができる。このテーブ
ル16は、収納部7の内部に収容した状態と収納部7か
ら引き出して着座者の膝の上付近に位置する状態とに出
し入れ可能なものとしている。この場合も収納部7は肘
掛け5の下方に形成されているので、椅子1の前後の通
行の邪魔にならず通行の円滑化を図ることができると共
に、肘掛け5の前後の長さを十分に長く取って肘掛け5
の使用感を向上させることができる。
【0021】また、図1〜図3に示す実施形態では、側
板8aの前部と底板8bの前部及び座2側の側部にフラ
ンジ8dを形成して荷物の脱落を防止しているが、これ
には限られず図4〜図6に示すようにフランジ8dをも
っと長くして荷物の脱落を防止しても良い。すなわち、
少なくとも座2側に面した開口部12を収納部7の上部
に形成していれば荷物を収容できるので、椅子1のデザ
インに応じて収納部7の形状を適宜変更しても良い。こ
のため、様々なデザインの椅子1に収納部7を適合させ
ることができる。
板8aの前部と底板8bの前部及び座2側の側部にフラ
ンジ8dを形成して荷物の脱落を防止しているが、これ
には限られず図4〜図6に示すようにフランジ8dをも
っと長くして荷物の脱落を防止しても良い。すなわち、
少なくとも座2側に面した開口部12を収納部7の上部
に形成していれば荷物を収容できるので、椅子1のデザ
インに応じて収納部7の形状を適宜変更しても良い。こ
のため、様々なデザインの椅子1に収納部7を適合させ
ることができる。
【0022】さらに、上述した各実施形態では収納部7
の前側に荷置き8を形成し後側に杖差し9を形成してい
るが、これには限られず前側に杖差しを形成し後側に荷
置きを形成しても良い。この場合、杖差しの支持孔は肘
掛け5の前方の上側から肘掛け5の真下に向けて貫通す
る傾斜した透孔とする。すなわち、杖10または傘11
を前傾した状態で支持することになる。この場合も、杖
10や傘11を肘掛け5の前後の上側から斜めに差し入
れるので肘掛け5の前後長を十分長くしながらも杖10
や傘11を支持でき、肘掛け5の使用感を維持すること
ができる。
の前側に荷置き8を形成し後側に杖差し9を形成してい
るが、これには限られず前側に杖差しを形成し後側に荷
置きを形成しても良い。この場合、杖差しの支持孔は肘
掛け5の前方の上側から肘掛け5の真下に向けて貫通す
る傾斜した透孔とする。すなわち、杖10または傘11
を前傾した状態で支持することになる。この場合も、杖
10や傘11を肘掛け5の前後の上側から斜めに差し入
れるので肘掛け5の前後長を十分長くしながらも杖10
や傘11を支持でき、肘掛け5の使用感を維持すること
ができる。
【0023】また、各実施形態では収納部7に荷置き8
と杖差し9との両方を備えているが、これには限られず
いずれか一方のみを備えるようにしても良い。いずれの
場合も収納部7は肘掛け5の下方に形成されているの
で、椅子1の前後の通行の邪魔にならず通行の円滑化を
図ることができると共に、肘掛け5の前後の長さを十分
に長く取って肘掛け5の使用感を向上させることができ
る。
と杖差し9との両方を備えているが、これには限られず
いずれか一方のみを備えるようにしても良い。いずれの
場合も収納部7は肘掛け5の下方に形成されているの
で、椅子1の前後の通行の邪魔にならず通行の円滑化を
図ることができると共に、肘掛け5の前後の長さを十分
に長く取って肘掛け5の使用感を向上させることができ
る。
【0024】また、各実施形態では支持部材14の貫通
孔13を杖10または傘11を差し入れる孔としている
が、これには限られず支持孔を水平な透孔により形成し
てカップホルダとすることができる。この場合、着座者
は前席の支持孔にコップを載置することができる。
孔13を杖10または傘11を差し入れる孔としている
が、これには限られず支持孔を水平な透孔により形成し
てカップホルダとすることができる。この場合、着座者
は前席の支持孔にコップを載置することができる。
【0025】さらに、各実施形態では肘掛け5が収納部
7により支持されているが、これには限られず肘掛けが
座または脚等に対して直接支持されるものとしても良
い。この場合も収納部7を肘掛け5の下方に形成するこ
とにより、椅子1の前後の通行の邪魔にならず通行の円
滑化を図ることができると共に、肘掛け5の前後の長さ
を十分に長く取って肘掛け5の使用感を向上させること
ができる。
7により支持されているが、これには限られず肘掛けが
座または脚等に対して直接支持されるものとしても良
い。この場合も収納部7を肘掛け5の下方に形成するこ
とにより、椅子1の前後の通行の邪魔にならず通行の円
滑化を図ることができると共に、肘掛け5の前後の長さ
を十分に長く取って肘掛け5の使用感を向上させること
ができる。
【0026】ところで、上述した各実施形態では本発明
の椅子1を劇場用椅子としているが、これには限られず
例えばスタジアムの椅子や電車バスの車両用椅子や出し
入れ可能なテーブルを備えたような会議用椅子等とする
ことができる。いずれの場合も収納部7を肘掛け5の下
方に形成することにより、椅子1の前後の通行の邪魔に
ならず通行の円滑化を図ることができると共に、肘掛け
5の前後の長さを十分に長く取って肘掛け5の使用感を
向上させることができる。
の椅子1を劇場用椅子としているが、これには限られず
例えばスタジアムの椅子や電車バスの車両用椅子や出し
入れ可能なテーブルを備えたような会議用椅子等とする
ことができる。いずれの場合も収納部7を肘掛け5の下
方に形成することにより、椅子1の前後の通行の邪魔に
ならず通行の円滑化を図ることができると共に、肘掛け
5の前後の長さを十分に長く取って肘掛け5の使用感を
向上させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の椅子は、肘掛けの下方に荷物を収容する収納部を設
けるようにしているので、従来は使用されていなかった
スペースを収納部として有効に利用することができる。
そして、収納部が肘掛けの下方に位置して椅子の前後部
を通行する際の邪魔にならないので、通行の円滑化を図
ることができる。
1の椅子は、肘掛けの下方に荷物を収容する収納部を設
けるようにしているので、従来は使用されていなかった
スペースを収納部として有効に利用することができる。
そして、収納部が肘掛けの下方に位置して椅子の前後部
を通行する際の邪魔にならないので、通行の円滑化を図
ることができる。
【0028】また、着座者は収納部に収容した荷物を直
接見ることができるので、席を離れるときに荷物を置き
忘れてしまうことを防止できる。さらに、肘掛けの前後
の長さを十分に長く取ることができるので、肘掛けの前
側にカップホルダを設けるために肘掛けの前部を短くし
た従来の椅子よりも肘掛けの使用感を向上させることが
できる。
接見ることができるので、席を離れるときに荷物を置き
忘れてしまうことを防止できる。さらに、肘掛けの前後
の長さを十分に長く取ることができるので、肘掛けの前
側にカップホルダを設けるために肘掛けの前部を短くし
た従来の椅子よりも肘掛けの使用感を向上させることが
できる。
【0029】また、請求項2の椅子では、収納部は、少
なくとも座側の側面の上部に開口部を有する箱体である
ようにしているので、着座者は収容された荷物を確実に
見ることができる。このため、席を離れるときの荷物を
置き忘れをより確実に防止できる。
なくとも座側の側面の上部に開口部を有する箱体である
ようにしているので、着座者は収容された荷物を確実に
見ることができる。このため、席を離れるときの荷物を
置き忘れをより確実に防止できる。
【0030】さらに、請求項3の椅子では、収納部は、
肘掛けの前方または後方の上側から肘掛けの真下に向け
て貫通する支持孔が形成された支持部材を備えるように
しているので、杖や傘を倒すことなく支持することがで
きる。このため、着座者は杖や傘を手で保持する必要が
無くなって杖や傘に気を取られなくなるので、安心して
映画等に集中することができる。特に老人は杖を携帯す
ることが多く、しかも座りながら長時間手で杖を把持し
ているのは負担になるが、収納部に杖を支持させておく
ことによりこのような老人の負担を軽減することができ
る。
肘掛けの前方または後方の上側から肘掛けの真下に向け
て貫通する支持孔が形成された支持部材を備えるように
しているので、杖や傘を倒すことなく支持することがで
きる。このため、着座者は杖や傘を手で保持する必要が
無くなって杖や傘に気を取られなくなるので、安心して
映画等に集中することができる。特に老人は杖を携帯す
ることが多く、しかも座りながら長時間手で杖を把持し
ているのは負担になるが、収納部に杖を支持させておく
ことによりこのような老人の負担を軽減することができ
る。
【0031】また、杖や傘を肘掛けの前方または後方の
上側から斜めに差し入れるので肘掛けの前後の長さを短
くすることなく杖や傘を支持できる。このため、肘掛け
の使用感を損ねずに維持することができる。
上側から斜めに差し入れるので肘掛けの前後の長さを短
くすることなく杖や傘を支持できる。このため、肘掛け
の使用感を損ねずに維持することができる。
【0032】しかも、杖や傘を直接見ることができるの
で、着座者は杖や傘が盗難される心配をする必要が無く
安心して映画等に集中することができる。
で、着座者は杖や傘が盗難される心配をする必要が無く
安心して映画等に集中することができる。
【図1】本発明の椅子の実施形態を示す斜視図である。
【図2】椅子の肘掛け及び収納部を示す斜視図である。
【図3】椅子を後方から見た状態を示す斜視図である。
【図4】椅子の他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】図4の椅子の肘掛け及び収納部を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】図4の椅子を後方から見た状態を示す斜視図で
ある。
ある。
1 椅子 2 座 5 肘掛け 7 収納部 8 荷置き(箱体) 12 開口部 13 支持孔 14 支持部材
Claims (3)
- 【請求項1】 肘掛けの下方に荷物を収容する収納部を
設けたことを特徴とする椅子。 - 【請求項2】 前記収納部は、少なくとも座側の側面の
上部に開口部を有する箱体であることを特徴とする請求
項1記載の椅子。 - 【請求項3】 前記収納部は、前記肘掛けの前方または
後方の上側から前記肘掛けの真下に向けて貫通する支持
孔が形成された支持部材を備えることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24394897A JPH1175994A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24394897A JPH1175994A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 椅 子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175994A true JPH1175994A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17111426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24394897A Pending JPH1175994A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 椅 子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1175994A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016195677A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 株式会社岡村製作所 | 椅子 |
CN108608952A (zh) * | 2016-12-08 | 2018-10-02 | 上海熊猫机械(集团)有限公司 | 一种可存放雨伞车用座椅 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP24394897A patent/JPH1175994A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016195677A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 株式会社岡村製作所 | 椅子 |
CN108608952A (zh) * | 2016-12-08 | 2018-10-02 | 上海熊猫机械(集团)有限公司 | 一种可存放雨伞车用座椅 |
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