JP2016195677A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明によれば、内側板の開口部側の端部が、外側板の開口部側の端部よりも後側に位置しているため、開口部における内側板の端部と外側板の端部との間の仮想面を、奥行方向に直交する面に対して座側に向かって傾斜させることができる。このため、内側板の開口部側の端部と外側板の開口部側の端部とが奥行方向において同じ位置に設けられている構成と比較して、座の前方から見た開口部の幅を広く設けつつ、開口部を座に向けることができる。これにより、収容空間への被収容物の出し入れを、座の前方から収容空間の開口部に向かう、奥行方向に対して傾斜した方向に沿ってスムーズに行うことが可能となる。よって、座に着座した着座者は、収容空間への被収容物の収容、および収容空間からの被収容物の取り出しを容易に行うことができる。しかも、物品収容部は、内側板および外側板を備えるため、内側板を備えない構成と比較して、物品収容部の上部に上方から下方に向けて作用する荷重に対する強度を向上させることができる。さらに、内側板の開口部側の端部は、回動軸よりも前側に位置しているため、回動支持部を支持する部材として内側板を使用する際に、回動支持部を内側板の前後幅内で支持できるので、強度を確保したうえで回動支持部を支持できる。したがって、被収容物の出し入れが容易で、かつ優れた強度を有する物品収容部を備えた椅子とすることができる。
また、収容空間の開口部の幅が広く設けられるため、収容空間へ手を入れやすくなる。これにより、収容空間内の清掃作業を効率よく行うことが可能となる。
本発明によれば、物品収容部が座の幅方向の一側方のみに設けられるため、並んで設けられた各椅子に着座する着座者には、物品収容部を1個ずつ分配することができる。この際、一の椅子の座と、一の椅子の他側方に設けられた他の椅子の座と、の間には、他の椅子の物品収容部が設けられるが、他の椅子の物品収容部の収容空間は、開口部を他の椅子の座側に向けている。このため、一の椅子に着座する着座者は、他の椅子の物品収容部の収容空間が他の椅子に着座する着座者が占有する収容空間であると判断できる。したがって、各椅子に着座する着座者に対して、占有できる収容空間を容易に区別させることができる。
本発明によれば、内側板および外側板をこれらの上部において連結する上部連結部を有するため、上部連結部を肘掛として使用する際に、上部連結部に作用する荷重を一対の側板で受けることができる。したがって、優れた強度を有する物品収容部が得られる。
本発明によれば、物品収容部は、下部連結部を備えるため、被収容物を下部連結部上に載置することができる。したがって、被収容物を床面上に載置することなく、収容空間に収容することが可能な物品収容部が得られる。
本発明によれば、下部連結部が床面に載置されているため、物品収容部を床面に自立させることができる。したがって、物品収容部に作用する荷重に対する強度を向上させることができる。
本発明によれば、回動支持部を内側板に設けるため、別途複雑な構造を設けることなく、座を支持することができる。しかも、内側板の開口部側の端部は、回動軸よりも前方に位置しているため、回動支持部を内側板の前後幅内で支持できる。したがって、強度を確保したうえで座を支持することができる。
本発明によれば、内側板および外側板のうち少なくとも一方の外側面に化粧カバー部材が配置されるため、内側板および外側板を強固な鋼板等により形成した場合でも、外観が損なわれることを防止できる。したがって、意匠性に優れた椅子とすることができる。
本発明によれば、不使用状態における座の底面が、内側板の開口部側の端部に沿うように位置するため、不使用状態にある座が収容空間の開口部を塞ぐことを防止できる。これにより、座に着座する前の着座者が収容空間への被収容物の出し入れを容易に行うことが可能となる。
本実施形態に係る椅子1は、劇場や講堂、待合室等において連結して設置される連結椅子である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下の各呼称は、座に着座した着座者が正規姿勢で着座したときにおける着座者を基準とした向きである。また、以下の説明では、正規姿勢で着座した着座者の「前方」を図中矢印FRで示し、「上方」を図中矢印UPで示し、「左方」を図中矢印LHで示す。
図1に示すように、椅子1は、建物の床面Fに固定されている。図1に示す例では、椅子1は左右方向に複数並んだ状態で連結されている。椅子1は、着座者が着座する座10と、座10の後方から上方に向かって起立するように設けられた背凭れ20と、座10の幅方向(左右方向)の側方に設けられた脚体30と、を備える。さらに、椅子1は、着座面10aが上方を向くことで着座者が着座可能となる使用状態(図1における左から2番目の椅子1Bの座10の状態。)と、着座面10aが後方を向く不使用状態(図1における最も左の椅子1Aの座10の状態。)と、の間で相互に移行可能となるように、左右方向に沿う回動軸P回りに座10を回動可能に支持する回動支持部50A,50B(図3参照)を備える。
図2に示すように、物品収容部31は、座10(図1参照)に着座する着座者がカバン等の被収容物を収容するための収容空間Sを内側に備えた箱状に形成されている。物品収容部31は、左右方向に並んで設けられて間に収容空間Sを形成する一対の側板33と、一対の側板33同士をこれらの上部において連結する肘掛39(請求項の「上部連結部」に相当。)と、一対の側板33同士をこれらの下部において連結する脚部41(請求項の「下部連結部」に相当。)と、一対の側板33の後端縁同士の間を塞ぐ後部閉塞板(不図示)と、を有している。
図3に示すように、右側板33Aは、例えばステンレス鋼等の金属材料により、左右方向から見て下辺側が狭い逆台形状に形成されている。右側板33Aは、左右方向から見て、上端縁33Aaと下端縁33Abとが平行となるように形成されている。また、右側板33Aは、左右方向から見て前端縁33Acが上下方向に沿うとともに、後端縁33Adが下端部から上端部に向かうにしたがい後方に向かって傾斜するように形成されている。
図5に示すように、座10は、着座面10aを形成する座クッション11と、座クッション11を支持する不図示の座フレームと、座フレームにおける着座面10aとは反対側の裏面を覆う裏面パネル13と、を有する。座クッション11は、クッション材を表皮11aで覆った構成を有する。着座面10aとは反対側に位置する裏面パネル13の底面13aは、不使用状態(図5における2点鎖線で示す状態。)において、左側板33Bの前端縁33Bcに左右方向から見て沿うように設けられている。
図6に示すように、回動支持部50Bは、左側板33Bから左方に向かって延びている。回動支持部50Bは、支持軸15を支持する支持壁50a と、支持壁50aの後部から上方に向かって折曲された後部壁50bと、を有している。さらに、回動支持部50Bは、後部壁50bの上部から前方に向かって折曲された上部壁50cと、支持壁50aの前部から上方に向かって折曲された前部壁50dと、を有している。上部壁50cは、前方から後方に向かうにしたがって次第に支持壁50aに近接するように下方に向かって形成されている。上部壁50cの前部と前部壁50dの上部との間は、前方に開口する開口51とされている。
上部壁50cと支持軸15との間には、規制部材55が配置されている。規制部材55は、左右方向から見て、前方から後方に向かうにしたがい上下方向における幅寸法が次第に縮幅するくさび形のブロック状に形成されている。規制部材55は、開口51を前方から後方に向かって挿通されている。規制部材55は、上部壁50cの下面と、支持軸15の上面と、に当接した状態で、ボルト等の締結部材57により後部壁50bに対して締結固定されている。これにより、支持軸15の回動支持部50Bからの脱落を規制している。
また、収容空間Sの開口部32の幅が広く設けられるため、収容空間Sへ手を入れやすくなる。これにより、収容空間S内の清掃作業を効率よく行うことが可能となる。
また、物品収容部31は、脚部41を備えるため、被収容物を脚部41(底板42)上に載置することができる。したがって、被収容物を床面F上に載置することなく、収容空間Sに収容することができる。
さらに、脚部41が床面Fに載置されているため、物品収容部31を床面Fに自立させることができる。したがって、物品収容部31に作用する荷重に対する強度を向上させることができる。
さらに、回動支持部50Aが右側板33Aに設けられているため、椅子1が左右方向に複数連結される場合に、右側方に配置された隣り合う椅子1の座10を右側板33Aで支持することができる。したがって、椅子1が左右方向に複数連結される場合においても、別途複雑な構造を設けることなく、座10を支持することができる。
例えば、上記実施形態においては、椅子1は複数並んだ状態で互いに連結されていたが、これに限定されず、椅子1は単体で使用されてもよい。
Claims (8)
- 着座者が着座する座と、
前記座の幅方向における側方に設けられる物品収容部と、
前記幅方向に沿うように設けられた回動軸回りに前記座を回動可能に支持する回動支持部と、
を備え、
前記物品収容部は、
前記幅方向に並んで設けられて間に収容空間を形成する、前記座側に位置する内側板、および前記座とは反対側に位置する外側板と、
前記幅方向に直交する奥行方向において前記収容空間の前側に形成される開口部と、
を備え、
前記回動軸は、前記奥行方向において前記物品収容部の前後幅内に配置され、
前記内側板の前記開口部側の端部は、前記外側板の前記開口部側の端部よりも、前記奥行方向において後側に位置し、かつ前記回動軸よりも前側に位置している、椅子。 - 当該椅子は、前記幅方向に複数並んで設けられ、
前記座の前記幅方向の一側方のみに前記物品収容部が設けられる、請求項1に記載の椅子。 - 前記物品収容部は、前記内側板および前記外側板をこれらの上部において連結する上部連結部を備える、請求項1または2に記載の椅子。
- 前記物品収容部は、前記内側板および前記外側板をこれらの下部において連結する下部連結部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の椅子。
- 前記下部連結部は、床面に載置されている、請求項4に記載の椅子。
- 前記回動支持部は、前記内側板に設けられる、請求項1から5のいずれか1項に記載の椅子。
- 前記内側板および前記外側板のうち少なくとも一方の外側面には、化粧カバー部材が配置されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の椅子。
- 前記座は、着座面が上方を向く使用状態と、前記着座面が後方を向く不使用状態と、の間で前記回動軸回りに回動可能とされ、
前記不使用状態における前記座の前記着座面と反対側の底面が、前記内側板の前記開口部側の端部に前記幅方向から見て沿うように位置する、請求項1から7のいずれか1項に記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015076973A JP2016195677A (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family
ID=57357252
Family Applications (1)
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JP2015076973A Pending JP2016195677A (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 椅子 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018175584A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社オカムラ | 什器 |
JP2022118190A (ja) * | 2017-04-18 | 2022-08-12 | 株式会社オカムラ | 椅子用背凭れ |
Citations (3)
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JPH1175994A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-23 | Takano Co Ltd | 椅 子 |
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JP2013106933A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-06-06 | Okamura Corp | 座部跳ね上げ装置 |
-
2015
- 2015-04-03 JP JP2015076973A patent/JP2016195677A/ja active Pending
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JP7383763B2 (ja) | 2017-04-18 | 2023-11-20 | 株式会社オカムラ | 椅子 |
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