JP2572715Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2572715Y2
JP2572715Y2 JP1992090609U JP9060992U JP2572715Y2 JP 2572715 Y2 JP2572715 Y2 JP 2572715Y2 JP 1992090609 U JP1992090609 U JP 1992090609U JP 9060992 U JP9060992 U JP 9060992U JP 2572715 Y2 JP2572715 Y2 JP 2572715Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用シートに関し、
特に、小児も安全に着座することが可能な車両用シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用シートとして、図
8及び図9に示すものが知られている。図において、シ
ートバック1は凸形に形成され、凸部の両側面にはアー
ムレスト2がその下端2aにて当該シートバックの側面
貫通方向を軸心として回転可能に保持され、他方の上端
2bにてヘッドレスト3を挟み込み、同ヘッドレスト3
を回転可能に保持して構成されている。また、シートク
ッション4の前方側中間部分は別体の可動シートクッシ
ョン4aとして構成され、シートクッションの中間を支
点として後方にめくり上げられるように構成されてい
る。なお、ここにおいて、アームレスト2とヘッドレス
ト3とによって補助シートを構成している。
【0003】通常時は、アームレスト2はシートバック
1に沿って直立しており、ヘッドレスト3も概ねアーム
レスト2と直線状に保持されている。小さな子供を搭乗
させるときには、可動シートクッション4aを後方側に
まくり上げるとともに、アームレスト2を前倒させ、さ
らにヘッドレスト3を後方側に約90度回転させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の車両用
シートにおいては、シートバック1とヘッドレスト3と
の間の距離の調整ができないし、体型によっては小児の
首にヘッドレスト3が当接してしまい、使用できる小児
の大きさに限度があるという課題があった。また、可動
シートクッション4aとアームレスト2とヘッドレスト
3との三つをそれぞれ別個に操作させなければならない
ので、使い勝手が良くないという課題もあった。
【0005】本考案は、上記課題にかんがみてなされた
もので、使用可能な小児の範囲を広げることができると
ともに、体型に応じた位置調整を容易に行なうことが可
能な車両用シートの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる考案は、通常時は主クッション部
とアーム部とによって主シートバックの上面及び側面を
囲い込み、所定時に上記主シートバックの側面に沿って
前倒して着座者を囲い込む補助シートバックを有する車
両用シートにおいて、上記補助シートバックのアーム部
にはその延設方向に沿って長孔を形成するとともに、一
端を上記主シートバックの側に保持されて上記長孔を貫
通し、当該長孔内の所定位置にて当該アーム部を任意の
角度で固定可能な回転保持具を備えた構成としてある。
【0007】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる考案に
おいては、補助シートバックは主クッション部とアーム
部とによって主シートバックの上面と側面を囲み込んだ
状態で保持されているが、アーム部に形成した長孔を貫
通する回転保持具にて任意の角度に前倒できるので、主
クッション部と小児の首とが当接する位置関係とならな
いようにすることができ、かつ、回転保持具を長孔に貫
通せしめつつ当該長孔に沿ってアーム部を移動させると
主クッション部は主シートバックに近接及び離反し、小
児の大きさに合わせた距離調整を行なうことができる。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、アーム部
を保持している回転保持具だけで小児の体型に合わせた
調整ができるので、調整が容易で、かつ、使用可能な範
囲を広げることが可能な車両用シートを提供することが
できる。
【0009】
【実施例】以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説
明する。図1は、本考案の一実施例にかかる車両用シー
トの全体斜視図である。
【0010】同図において、シートクッション10の後
端側には主シートバック20が任意の角度に前傾及び後
傾可能に支持されている。主シートバック20は通常の
シートバックよりも高さ及び幅が小いさめに形成されて
おり、当該主シートバック20の上面及び側面を囲い込
むようにコの字形の補助シートバック30が備えられて
いる。
【0011】補助シートバック30は、主シートバック
20の側面に面するアーム部31と、主シートバック2
0の上面に面するとともに左右のアーム部31の上端を
連結する主クッション部32とから構成されている。こ
こにおいて主クッション部32の中央部には断面が概ね
円形のヘッドレスト33が備えられている。アーム部3
1の下端側にはその延設方向に沿って側面方向に貫通す
る長孔34が形成され、外側端にハンドル35を固定さ
れたボルト36が当該長孔34を貫通し、主シートバッ
ク20の側面内側に備えられたナット21に螺合されて
いる。
【0012】図2に示すように、主シートバック20
は、両側端を前方側に屈曲せしめたシートバックパネル
22の前面側にシートバッククッション23を保持し、
全周をシートバックカバー24にて被覆して構成されて
おり、シートバックパネル22における側面壁22aに
は貫通孔22a1を形成するとともにこの貫通孔22a
1に合わせて内側からナット(ウェルドナット)21が
溶接固定されている。
【0013】一方、アーム部31も、両側端を前方側に
屈曲せしめたサイドシートバックパネル37の前面側に
サイドシートバッククッション38を保持し、全周をサ
イドシートバックカバー39にて被覆して構成されてい
るが、サイドシートバックパネル37の側面壁37a,
37bとサイドシートバッククッション38とサイドシ
ートバックカバー39には上記長孔34に合わせた切り
欠きが形成されており、かつ、側面壁37a,37bと
該当サイドシートバックカバー39には長孔34の形状
に合わせたカラー41が装着されている。そして、ボル
ト36は外端側にハンドル35が接着固定され、内端側
には上記ナット21に螺合可能な雄ネジが形成されてい
る。
【0014】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。図3は、大人が着座するときの状態を示して
いる。同図に示すように、補助シートバック30を主シ
ートバック20に対して概ね平行にし、ハンドル35を
回転させてボルト36をナット21に締め付けると、ハ
ンドル35がアーム部31を主シートバック20の側面
側に押さえつけるので、補助シートバック30は主シー
トバック20の上面と側面を囲い込んだ状態で固定され
る。一方、ヘッドレスト33の高さ調整が必要な場合に
はハンドル35を回転させてボルト36を緩め、補助シ
ートバック30全体を上下に移動させる。なお、補助シ
ートバック30全体を上下に移動させることができるた
め、大人使用時の全体の高さを低くすることもでき、後
方の視認性を向上させたり、室内の開放感を向上させる
こともできる。
【0015】これに対し、図4は、小児が着座するとき
の状態を示している。まず、小児をシートクッション1
0上に着座させ、主シートバック20に対してもたれ掛
けさせる。ハンドル35を回転させてボルト36を緩め
たら、ボルト36を支点として補助シートバック30の
主クッション部32が小児の体を越えて前方側に来るよ
うに前傾させる。小児の首に当たらない位置まで回転さ
せたら、次に、補助シートバック30を長孔34に沿っ
て前後に移動させ、小児の体の大きさに合わせた位置に
てハンドル35を回転させ、ボルト36を締め付ける。
【0016】このように、ハンドル35を回転させてボ
ルト36を緩めるだけで補助シートバック30を前傾と
後傾及び前後動というように自由に移動させることがで
き、調整は極めて容易に行なえる。なお、本実施例にお
いては、補助シートバック30をコの字状としてアーム
部31が主シートバック20の両側面に対して固定され
るようにしているが、一本のアーム部31と主クッショ
ン部32とをL字形に連結し、主シートバック20の一
側面に対して回転可能に保持されるようにしてもよい。
【0017】図5は、他の実施例にかかる車両用シート
の全体斜視図である。本実施例においては、図6に示す
ように、ボルト36が主シートバック20を貫通し、一
端でハンドル35aに固着されるとともに、他端でハン
ドル35bの内側に備えられたナット35b1に螺合さ
れるようにしている。このようにすると補助シートバッ
ク30への荷重をボルト36全体でも負担するため、シ
ートバックパネル22の負荷を軽減させることができ
る。また、ヘッドレスト33の背面全体にエアーマット
33aを備え付け、図7に示すように、小児の使用時に
同エアーマット33aに空気を入れて小児とヘッドレス
ト33との間でソフトに緩衝するようにしている。この
ようにすれば、小児をより安全に保護することができる
とともに、壊れものの固定にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる車両用シートの全体
斜視図である。
【図2】図1におけるII−II矢視断面図である。
【図3】大人使用時の概略側面図である。
【図4】小児使用時の概略側面図である。
【図5】他の実施例にかかる車両用シートの全体斜視図
である。
【図6】図5におけるVI−VI矢視断面図である。
【図7】小児使用時の概略側面図である。
【図8】従来の車両用シートの正面図である。
【図9】小児使用時における従来の車両用シートの概略
側面図である。
【符号の説明】
20…主シートバック 21…ナット 30…補助シートバック 31…アーム部 32…主クッション部 34…長孔 35…ハンドル 36…ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常時は主クッション部とアーム部とに
    よって主シートバックの上面及び側面を囲い込み、所定
    時に上記主シートバックの側面に沿って前倒して着座者
    を囲い込む補助シートバックを有する車両用シートにお
    いて、 上記補助シートバックのアーム部にはその延設方向に沿
    って長孔を形成するとともに、一端を上記主シートバッ
    クの側に保持されて上記長孔を貫通し、当該長孔内の所
    定位置にて当該アーム部を任意の角度で固定可能な回転
    保持具を具備する構成としたことを特徴とする車両用シ
    ート。
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