JPH09220784A - 車輌シート用ワディング材 - Google Patents

車輌シート用ワディング材

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JPH09220784A
JPH09220784A JP2937396A JP2937396A JPH09220784A JP H09220784 A JPH09220784 A JP H09220784A JP 2937396 A JP2937396 A JP 2937396A JP 2937396 A JP2937396 A JP 2937396A JP H09220784 A JPH09220784 A JP H09220784A
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Yoichi Fujiyama
洋一 藤山
Toru Hayakawa
徹 早川
Kazuhito Kamezaki
一仁 亀崎
Tsutomu Arakawa
勉 荒川
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Takanichi Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Takanichi Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフト感があってクッション性にも優れ、厚
手のものとしても耐へたり性に優れた車輌シート用ワデ
ィング材を提供すること。 【解決手段】 無数の繊維フィラメントよりなる繊維ウ
ェブ層1と裏基布2との間に弾性を有するフィラメント
束結合層3を介在させてこれら三者を繊維ウェブ層1の
表面から裏基布2の裏面にわたる針刺加工により多数配
設したフィラメント束4をもって一体化するとともに、
各フィラメント束4を、前記裏基布2に形成された針孔
2aを通じて外面に突出する抜け止め頭部5と針孔2a
との係合と、フィラメント束結合層3における保持との
双方によって抜け止め保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無数の繊維フィラメント
よりなる繊維ウェブを主材とする車輌シート用ワディン
グ材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌シート用ワディング材としては、ボ
リューム感とクッション性に優れたポリウレタンフォー
ムからなるものが従来より広く使用されてきたが、ポリ
ウレタンフォームは強度が不十分なため、必然的に表皮
材として強度的に優れた良質のものを使用せねばなら
ず、これがコスト高の原因となるばかりか、ポリウレタ
ンフォームは廃棄公害上或いはリサイクリング上の問題
点もあった。また、最近ではポリウレタンフォームの代
わりに繊維ウェブを主材とするものが特開平5−163
659号公報などによって提案されているが、繊維ウェ
ブは繊維フィラメントの多くが横方向に配列されて縦方
向の絡合がほとんどないため、層間剥離強度に乏しく車
輌シートアセンブリー品として十分な耐久性能を有して
いないという問題点があり、また、表皮材などの他部材
と接着或いは縫着しにくいという問題点があり、更に
は、厚みが5mm以上の厚ものとした場合には、へたりを
生じ風合いが劣るという問題点もあった。
【0003】このような問題点を解決するため、本出願
人は先に無数の繊維フィラメントよりなる繊維ウェブ層
と裏基布とを針刺加工によって表裏間に形成されるフィ
ラメント束により一体化させるとともに前記裏基布の外
面に各フィラメント束の一端のループ状突出部をヒート
セット加工して形成される無数のかしめ頭部を配設した
車輌シート用ワディング材を特願平7ー72691号と
して出願したが、繊維ウェブ層の繊維フィラメントとフ
ィラメント束との絡合をよくしようとすると針刺加工用
の針が太くなって裏基布に大きな孔が明けられることと
なり、必然的にかしめ頭部を大きいものにしないと抜け
出るおそれがあり、針刺加工の条件が厳しくなるという
問題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは上記のような従来の問題点を解決して、廃
棄公害上或いはリサイクリング上の問題があるうえに強
度的にも問題のあるポリウレタンフォームを使用するこ
となく繊維系のワディング材を使用し、しかも、層間剥
離強度に優れて車輌シートアセンブリー品として必要な
十分な耐久性能を発揮することができ、また厚みのある
ものとした場合にもへたりを生じることなくかつ優れた
風合いを確保することができ、更には、かしめ頭部を小
さくしてもフィラメント束が裏基布から抜け出るおそれ
がなくて生産性のよい車輌シート用ワディング材を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の車輌シート用ワディング材は、無
数の繊維フィラメントよりなる繊維ウェブ層と裏基布と
の間に弾性を有するフィラメント束結合層を介在させて
これら三者を繊維ウェブ層の表面から裏基布の裏面にわ
たる針刺加工により多数配設されたフィラメント束をも
って一体化するとともに、各フィラメント束を、前記裏
基布に形成された針孔を通じて外面に突出されている先
端の抜け止め頭部と針孔との係合保持と、前記フィラメ
ント束結合層における保持との双方の保持力によって抜
け止め保持させてあることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明を用いた図示の自動
車用シートカバーについて詳細に説明する。1は無数の
繊維フィラメントよりなる繊維ウェブ層、2はこの繊維
ウェブ層1の裏面に弾性を有するフィラメント束結合層
3を中間層として介在させて添装された裏基布であっ
て、この繊維ウェブ層1とフィラメント束結合層3と裏
基布2とは、図3(a)に示すように繊維ウェブ層1と
フィラメント束結合層3と裏基布2とを順次重ねたうえ
図3(b)に示すように周知の針刺加工用針11により
繊維ウェブ層1の表面から裏基布2の裏面にわたり針刺
加工を施して前記繊維ウェブ層1の繊維フィラメントの
一部により多数配設されたフィラメント4束をもって絡
合させたのち、図3(c)に示すようにパンチングメタ
ル12、12間に挟んで加圧しながら熱風によるヒート
セット加工を施すことにより前記裏基布2の外側に針刺
加工時に形成された針孔2aを通じて突出されているフ
ィラメント束4の先端の抜け止め頭部5が針孔2aへ係
合され且つ前記フィラメント束結合層3にも保持されて
いる状態に積層一体化したものとしている。なお、抜け
止め頭部5は針刺加工により前記繊維ウェブ層1の繊維
フィラメントの一部が突き出されたものであるから、そ
の少なくとも一部は繊維フィラメントが折り返されたル
ープ状部として針孔2aの孔径より拡大されたものであ
るが、ループ状部はヒートセット加工によりその一部ま
たは全部が溶融固化されたものとしてもよい。
【0007】前記した繊維ウェブ層1は、ソフト感に富
んだものとするため、ポリエステル系またはポリアミド
系などの融点が150℃以上で1〜10デニール好まし
くは3デニール以下の細デニールで高融点の繊維フィラ
メントまたはこれを主材として必要に応じて150℃以
下のヒートセット温度で接着能を発揮するできるだけ少
量(好ましくは5重量パーセント以下)のホットメルト
系バインダ繊維を混在させた混合繊維フィラメントをカ
ード機により延綿状とした厚みが5〜20mm、目付10
0〜500g/m2程度のものが好ましく、また、裏基布
2はスパンボンド不織布や寒冷しゃ或いはトリコット地
など一般に裏基布として用いられるものでよい。
【0008】これに対して、繊維ウェブ層1と裏基布2
との間に介在される弾性を有するフィラメント束結合層
3は、繊維ウェブ層1と同様にワディング材として全体
のクッション性を補助するとともに、フィラメント束4
が抜け出ることのないように保持させる機能を有するこ
とが必要で、このため、図1に示す第1の実施の形態に
おいては、フィラメント束結合層3として、6〜15デ
ニール程度の前記繊維ウェブ層1に用いた繊維フィラメ
ントよりも太デニールの繊維フィラメントを主材として
これに前記と同様のホットメルト系バインダ繊維を5〜
30重量%混在させた混合繊維フィラメントをカード機
により延綿状として繊維ウェブとした厚みが2〜15m
m、目付50〜300g/m2程度のものが用いられ、ヒ
ートセット時に溶融して接着能を発揮するホットメルト
系バインダ繊維による部分的接着でフィラメント束4が
抜け出ることのないように保持させているが、図2に示
す第2の実施の形態においては、弾性を有するフィラメ
ント束結合層3として、1〜15mm厚でρ=0. 01〜
0.03程度のスラブウレタンのような弾性合成樹脂層
が用いられていてこの弾性合成樹脂層自身の弾性保持力
のみ或いはこの弾性保持力+繊維ウェブ層1に混在され
ているホットメルト系バインダ繊維による部分的接着と
によってフィラメント束4が抜け出ることのないように
周囲から弾発抱持させることにより保持させている。な
お、裏基布2とフィラメント束結合層3とは予め接着し
たものを用いてもよい。また、フィラメント束結合層3
として弾性合成樹脂層を用いる場合において、繊維ウェ
ブ層1だけで充分なクッション性を確保できるために弾
性合成樹脂層に主としてフィラメント束4を保持させる
機能をもたせればよいときには1〜5mm厚程度の比較的
肉薄のものでよいが、フィラメント束結合層3に相当の
クッション性をも期待するときは5〜15mm厚程度の比
較的肉厚のものとすればよい。。
【0009】繊維ウェブ層1とフィラメント束結合層3
と裏基布2とは、針刺加工により表裏間に形成されるフ
ィラメント束4をもって一体化するとともに、各フィラ
メント束4を裏基布2の外面より突出した前記抜け止め
頭部5によって抜け出ることがないようにするとともに
自身の弾力性で発揮する前記フィラメント束結合層3に
も保持させたものであるが、この場合、フィラメント束
4は表裏面間に立設されて全体を十分に補強し、へたり
の生ずることを的確に防止して優れた風合いを保持する
よう作用するとともに繊維フィラメントとの絡合で層間
剥離を防ぎ、また、このように作用するフィラメント束
4は繊維ウェブ層1と裏基布2との間に介在させてある
フィラメント束結合層3の保持力と、裏基布2の外面で
拡大された抜け止め頭部5の抜け止め効果とで優れた耐
久性を付与しているのである。
【0010】このように構成されたものは、従来のこの
種車輌シート用ワディング材と同様、例えば、周知の手
段により任意の大きさに裁断したうえ縫製加工してシー
トカバーとしてこれをパッド材に被覆した場合、裏基布
2があるため表皮への接着や縫着性がよいうえに外観上
は従来のこの種車輌シート用ワディング材と変わること
がないものであるが、褥材としてポリウレタンフォーム
の代わりに繊維フィラメントよりなる繊維ウェブ1を主
材とし、これを裏基布2やフィラメント束結合層3とと
もに針刺加工して表裏面間にフィラメント束4が立設さ
れた状態に絡合一体化されているものであって、ベース
層としてポリウレタンフォームを用いたものに比べても
何等遜色のないボリューム感を発揮することとなり、ま
た、厚みのあるものとした場合でもへたりを生ずること
なく優れた風合いを発揮する。
【0011】しかも、この前記フィラメント束4の先端
部が裏基布2の外面より突出されて針孔2aの孔径より
拡大している抜け止め頭部5とされて裏基布2より抜け
出ることを防止しているうえに各フィラメント束4は繊
維ウェブ層1と裏基布2との間に介在されている弾性を
有するフィラメント束結合層3にも保持されているの
で、抜け止め頭部5を小さめとしてもフィラメント束4
が抜け出るおそれがないうえに誤って抜け止め頭部5が
裏基布2より抜け出たとしてもフィラメント束結合層3
を通過することはなく、全体としての耐久性が増すのみ
ならず針刺加工の条件が緩和できるという製作上の利点
があり、また、抜け止め頭部5を小さくできることはフ
ィラメント束結合層3がクッション性を増す効果と相俟
ち使用感のよい製品に仕上げられる利点がある。
【0012】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、廃棄公害上或いはリサイクリング上の問題がないう
えに優れた風合いを確保することができ、しかも、かし
め頭部を小さくしてもフィラメント束が裏基布から抜け
出るおそれがないうえに層間剥離もなくており車輌シー
トアセンブリー品として必要な十分な耐久性能を発揮す
ることができ、また、表皮材などの他部材との接着また
は縫着性にも優れているうえに、厚みのあるものとした
場合にもへたりを生じることがないなど種々の利点の
外、生産性もよいので安価に提供できる利点も有る。よ
って本発明は従来の問題点を一掃した車輌シート用ワデ
ィング材として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の製造工程の説明図である。
【符号の説明】
1 繊維ウェブ層 2 裏基布 2a 針孔 3 フィラメント束結合層 4 フィラメント束 5 抜け止め頭部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】車輌シート用ワディング材としては、ボ
リューム感とクッション性に優れたポリウレタンフォー
ムからなるものが従来より広く使用されてきたが、ポリ
ウレタンフォームは強度が不十分なため、必然的に表皮
材として強度的に優れた良質のものを使用せねばなら
ず、これがコスト高の原因となる問題点あった。ま
た、最近ではポリウレタンフォームの代わりに繊維ウェ
ブを主材とするものが特開平5−163659号公報な
どによって提案されているが、繊維ウェブは繊維フィラ
メントの多くが横方向に配列されて縦方向の絡合がほと
んどないため、層間剥離強度に乏しく車輌シートアセン
ブリー品として十分な耐久性能を有していないという問
題点があり、また、表皮材などの他部材と接着或いは縫
着しにくいという問題点があり、更には、厚みが5mm以
上の厚ものとした場合には、へたりを生じ風合いが劣る
という問題点もあった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは上記のような従来の問題点を解決して、強
度的にも問題のあるポリウレタンフォームを使用するこ
となく繊維系のワディング材を使用し、しかも、層間剥
離強度に優れて車輌シートアセンブリー品として必要な
十分な耐久性能を発揮することができ、また厚みのある
ものとした場合にもへたりを生じることなくかつ優れた
風合いを確保することができ、更には、かしめ頭部を小
さくしてもフィラメント束が裏基布から抜け出るおそれ
がなくて生産性のよい車輌シート用ワディング材を提供
することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明を用いた図示の自動
車用シートカバーについて詳細に説明する。1は無数の
繊維フィラメントよりなる繊維ウェブ層、2はこの繊維
ウェブ層1の裏面に弾性を有するフィラメント束結合層
3を中間層として介在させて添装された裏基布であっ
て、この繊維ウェブ層1とフィラメント束結合層3と裏
基布2とは、図3(a)に示すように繊維ウェブ層1と
フィラメント束結合層3と裏基布2とを順次重ねたうえ
図3(b)に示すように周知の針刺加工用針11により
繊維ウェブ層1の表面から裏基布2の裏面にわたり針刺
加工を施して前記繊維ウェブ層1の繊維フィラメントの
一部により多数配設されたフィラメント束4をもって絡
合させたのち、図3(c)に示すようにパンチングメタ
ル12、12間に挟んで加圧しながら熱風によるヒート
セット加工を施すことにより前記裏基布2の外側に針刺
加工時に形成された針孔2aを通じて突出されているフ
ィラメント束4の先端の抜け止め頭部5が針孔2aへ係
合され且つ前記フィラメント束結合層3にも保持されて
いる状態に積層一体化したものとしている。なお、抜け
止め頭部5は針刺加工により前記繊維ウェブ層1の繊維
フィラメントの一部が突き出されたものであるから、そ
の少なくとも一部は繊維フィラメントが折り返されたル
ープ状部として針孔2aの孔径より拡大されたものであ
るが、ループ状部はヒートセット加工によりその一部ま
たは全部が溶融固化されたものとしてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
、優れた風合いを確保することができ、しかも、かし
め頭部を小さくしてもフィラメント束が裏基布から抜け
出るおそれがないうえに層間剥離もなくており車輌シー
トアセンブリー品として必要な十分な耐久性能を発揮す
ることができ、また、表皮材などの他部材との接着また
は縫着性にも優れているうえに、厚みのあるものとした
場合にもへたりを生じることがないなど種々の利点の
外、生産性もよいので安価に提供できる利点も有る。よ
って本発明は従来の問題点を一掃した車輌シート用ワデ
ィング材として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀崎 一仁 愛知県豊田市竜神町竜神33番地1 エレガ ンス竜神207号 (72)発明者 荒川 勉 愛知県豊田市清水町5丁目1番地1 高島 屋日発工業親和寮353号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無数の繊維フィラメントよりなる繊維ウ
    ェブ層(1) と裏基布(2) との間に弾性を有するフィラメ
    ント束結合層(3) を介在させてこれら三者を繊維ウェブ
    層(1) の表面から裏基布(2) の裏面にわたる針刺加工に
    より多数配設されたフィラメント束(4) をもって一体化
    するとともに、各フィラメント束(4)を、前記裏基布(2)
    に形成された針孔(2a)を通じて外面に突出されている
    先端の抜け止め頭部(5) と針孔(2a)との係合保持と、前
    記フィラメント束結合層(3) における保持との双方の保
    持力によって抜け止め保持させてあることを特徴とする
    車輌シート用ワディング材。
  2. 【請求項2】 フィラメント束結合層(3) が繊維ウェブ
    層(1) の繊維フィラメントより太い繊維フィラメントに
    ホットメルト系バインダ繊維を混在させた結合用繊維ウ
    ェブ層で、フィラメント束(4) は結合用繊維ウェブ層に
    前記ホットメルト系バインダ繊維の接着下に抜け止め保
    持されている請求項1に記載の車輌シート用ワディング
    材。
  3. 【請求項3】 フィラメント束結合層(3) が弾性合成樹
    脂フォーム層で、フィラメント束(4) は弾性合成樹脂フ
    ォーム層にその弾性保持力により抜け止め保持されてい
    る請求項1に記載の車輌シート用ワディング材。
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