JPH09220190A - テープ使用ローラー清掃器 - Google Patents

テープ使用ローラー清掃器

Info

Publication number
JPH09220190A
JPH09220190A JP6506296A JP6506296A JPH09220190A JP H09220190 A JPH09220190 A JP H09220190A JP 6506296 A JP6506296 A JP 6506296A JP 6506296 A JP6506296 A JP 6506296A JP H09220190 A JPH09220190 A JP H09220190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
roller body
band
tape band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6506296A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Shiokawa
信幸 塩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6506296A priority Critical patent/JPH09220190A/ja
Publication of JPH09220190A publication Critical patent/JPH09220190A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、市販の粘着巻きテープをカートリ
ッジとして使用出来、ごみを付着させる粘着面の変換
も、衛生的かつ簡便な操作で行える、ローラー型清掃器
具の提供を目的とする。 【構成】 グリップ11のクランク部30に、円筒状の
ローラー本体1を回転自在に取り付け、ローラー本体1
内に装着した、受動によって回転可能なテープホルダー
8に、テープ2を固定するように取り付け、スリット部
14からテープ帯12を出し、ローラー本体1側面外周
に巻き付けるように巡らせ、ローラー本体1側面内側
に、一方にのみ回転するよう取り付けたリール3へ、テ
ープ帯12を巻き付けることにより、ローラー本体1側
面外周のテープ帯12を、ローラー本体1に密着固定す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、市販型の粘着巻きテー
プをカートリッジとして使用可能な、テープ使用ローラ
ー清掃器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来型のカートリッジ式ローラー清掃器
の主なものは、表側が粘着面の、切れ間が上下2か所に
入っている特殊なテープのカートリッジが必要で、容量
も少なめであり、かつ専用品であるために高価だった。
また新しい粘着面に変換する場合でも、ごみの付着した
粘着面に手を触れて剥さなければならず、その作業も簡
便とは言い難かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、裏側が粘着
面の、通常市販されてる粘着巻きテープをカートリッジ
として使用可能とすることによる、粘着面の容量増大、
カートリッジ交換時の低コスト化と、粘着面の変換を簡
便かつ衛生的に行えるようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープ使用ロ
ーラー清掃器であって、上記の問題点を解決するため
に、グリップ11のクランク部30に、円筒状のローラ
ー本体1を回転自在に取り付け、ローラー本体1内に装
着した、受動によって回転可能なテープホルダー8に、
テープ2を固定するように取り付け、スリット部16か
らテープ帯12を出し、ローラー本体1側面外周にテー
プ帯12を巻きつけるように巡らせ、ローラー本体1の
側面内側に、一方にのみ回転するように取り付けたリー
ル3へ、テープ帯12を巻き付けることによって、ロー
ラー本体1側面外周のテープ帯12が、ローラー本体1
に密着する手段を講じたものである。
【0005】本発明は、テープ使用ローラー清掃器であ
って、リール3と、後ガイド5、リール壁部19が、テ
ープ帯12をはさみ込み、リール3のドラムピン部21
がテープ帯12に刺さることで、リール3の回転にテー
プ帯12が従動し進行すること、及び、テープ帯12の
粘着力にて、リール3にテープ帯12が付着し、リール
3の回転に同調し進行することにより、テープ帯12が
リール3に巻きつく手段を講じたものである。
【0006】本発明は、テープ使用ローラー清掃器であ
って、「請求項2」のテープ帯12の進行において、リ
ール3のドラム部20間に設けられたエジェクター6
の、リール3の円周内から円周外へと向かう、エキスト
ラクター部22の形状により、エキストラクター部22
に到達したテープ帯12は、リール3から剥離し、リー
ル3とカッター部18間から排出される手段を講じたも
のである。
【0007】本発明は、テープ使用ローラー清掃器であ
って、ローラー本体1内のテープ2から、ローラー本体
1側面外周を巡ってリール3に経由するテープ帯12の
設定により、リール3に巻き付いたテープ帯12を引き
上げること、あるいは「請求項2」に記したテープ帯1
2の進行により、ローラー本体1内のテープ2から新た
なテープ帯12が引き出され、ローラー本体1側面外周
に移行し、かつ、直接テープ帯12を引き上げたこと、
もしくは「請求項3」によって、テープ帯12がローラ
ー本体1外に離脱する手段を講じたものである。
【0008】
【作用】本発明は、前述の手段を講じたので、使用に際
しては、グリップ11を手で握り、テープ帯12を巻い
たローラー本体1の側面外周を、ほこりや髪の毛等の細
かなごみが落ちている床や衣服等にあて、ローラー本体
1を転がして使用する。
【0009】ローラー本体1の回転により、ほこり等が
テープ帯12の粘着面に接触し、付着することで、ほこ
り等を散乱場所から取り除くことが出来る。
【0010】ローラー本体1の側面外周に巻いた、テー
プ帯12の粘着力が失われるまでほこり等が付着した場
合、ガイドロック10の二又型の先端を、ローラー本体
1のホール部17に合わせて差し込み、ハンドル7を回
してリール3を回転させること、及び、リール3に巻か
れたテープ帯12を直接引っ張り上げることにより、ほ
こり等のごみが付着したテープ帯12がリール3とカッ
ター部18から排出されるのと同時に、ローラー本体1
の外周のテープ帯12を新面に変換することが出来る。
【0011】ごみが付着したテープ帯12を排出しきっ
たら、カッター部18にてごみが付着した旧面のテープ
帯12と、新面のテープ帯12との境目を切断し、ガイ
ドロック10を元の位置に戻して、再びテープ帯12が
新面となったローラー本体1を回転させ使用する。
【実施例】
【0012】以下、本発明の実施例を図面に従って説明
する。
【0013】図1に示すものは、実施例1の完成体であ
り、グリップ11のクランク部30に、円筒状のローラ
ー本体1を回転自在に取り付け、ローラー本体1内に装
着した、受動によって回転可能なテープホルダー8に、
テープ2を固定するように取り付け、スリット部16か
らテープ帯12を出し、ローラー本体1側面外周にテー
プ帯12を巻きつけるように巡らせ、ローラー本体1の
側面内側に、一方にのみ回転するように取り付けたリー
ル3へ、テープ帯12を巻き付けることによって、ロー
ラー本体1側面外周のテープ帯12を、ローラー本体1
に密着固定させてなるものである。
【0014】図2に示すものは、実施例1の分解図であ
る。
【0015】テープ2は、市販されているものであり、
同寸法のテープ幅、同寸法の穴のものでも、帯の材質
は、紙、ビニールや布、セロファン等のものが存在する
が、通称ガムテープと呼称される、紙をベースに糊付け
されたものが、使い勝手やコスト、耐久性等を考慮する
と好ましい。
【0016】ローラー本体1をはじめとするおおよその
部品は、プラスティック、合成樹脂等が、成型の容易さ
と、材質の弾性や復元性を利用する箇所があることか
ら、最適である。
【0017】カッター部18は、ローラー本体1の一部
分として、同材質のままノコギリ状に成型することで充
分機能を果たすが、別部品として金属のノコギリ状カッ
ターを後付けしてもよい。
【0018】リール3、前ガイド4、後ガイド5もプラ
スティック、合成樹脂等で一体成型してもよいが、より
耐久性を考慮すれば、軸部分は鉄やアルミ、ステンレス
等の金属とすることが望ましい。
【0019】同じくホルダー軸部24も、ホルダー受け
部23の一部分として、割りピン状に成型することで部
品点数を減らしてもよいが、より耐久性を考慮すれば、
割りピンを金属部品として別途にし、ホルダー受け部2
3に埋め込むか、あるいは、代用にボルトを埋め込み、
ナットにてテープホルダー8を押さえる方法を用いても
よく、その場合はテープホルダー8の回転運動を、ナッ
トが締めつけて妨げなよう、ボルト側のネジ山がテープ
ホルダー8の上面位置より深くならないように設定す
る。
【0020】グリッブ11のローラー本体軸部31にお
いても、それは同じであり、クランク部29と一体にて
成型することも出来るが、ホルダー受け軸24と同様の
対処がより好ましく、また、クランク部30も力が掛か
る部分なので、幅と肉厚を充分に持たせれば、プラステ
ィック、合成樹脂等でなんら問題ないが、細身に仕上げ
る場合には、やはり金属が適材料である。
【0021】テープホルダー8には、側面両対にホルダ
ーピン部27を設け、ホルダーピン部27を挟むように
スリットが側面中央から二本入り、上面にてコの字形に
つながり、その上面のコの字形部分にテープストッパー
9を固着する。
【0022】テープストッパー9は、テープホルダー8
の円周外へ、わずかに突出しているが、テープホルダー
8は前述の通り、プラスティック、合成樹脂等の、弾
性、復元性に優れた材質にて成型されるので、テープス
トッパー9の台座回りを独立させるスリットを成型し、
そのスリットをテープホルダー9の側面までにつなげる
ことで、テープストッパー9以下の部分は、板バネの働
きを持ち、屈曲運動が可能となるので、突出した部分を
テープホルダー8の直径内に納めることが可能となり、
また復元性にて元の位置に戻る機能も持つこととなる。
【0023】リール3のドラム部20は、テープ帯12
の粘着面が接触するために、剥離性を考慮して分割され
ている。
【0024】ドラム部20には、テープ帯12を進行さ
せるためのドラムピン部21が、一体成型されており、
そのピンの接触を避けるための溝が、前ガイド5とリー
ル壁部19に備えられる。
【0025】図1、図2では、ドラムピン部21を片側
に一列づつとしたが、更に確実な作動を求めるべく二列
としてもよいし、ドラム部20も片側三列となっている
が、一つのドラム部20の幅を薄くする代わりに、数を
多くする等の構成でもよい。
【0026】組み立てるにあたっては、リール3、前ガ
イド4、後ガイド5の軸をローラー本体1とふた部14
双方に開けられた所定の穴に通し、ローラー本体1とふ
た部14を固着、エジェクター6のエキストラクター部
22をリール3の軸に差し込みながら、エジェクター6
の両端と、ローラー本体1とふた部14に設けられたエ
ジェクター6両端に合致する凹部分にて固着、ふた部1
4から突き出たリール3の軸にハンドル7を固着し、ガ
イドロック10をグリップ11に挟み込んで装着した
ら、ローラー本体軸部31をローラー本体1に差し込ん
で割りピンにて装着、あるいは前述したボルトを使用す
る場合にはナットにて止め、最後にテープホルダー8を
ローラー本体1のホルダー受け部23に割りピン、もし
くはボルトとナットにて装着する。
【0027】図3に示すものは、ガイドロック10とグ
リップ11であり、前項のガイドロック10のグリップ
11への装着法は、ガイドロック10の指当て部28と
安定板部29との隙間を、中空成型された円柱形である
グリップ11の、一部平面となっている肉厚部分に、は
さみ込むことにより取り付けられ、ガイドロック10の
指当て部28と安定板29の隙間と、グリップ11の肉
厚部分は同寸法に設定されるので、ガイドロック10の
ポイント部32がグリップ11のクリック部33に落ち
込んでいるときには、密着固定される。
【0028】ガイドロック10のポイント部32が、も
う一方のクリック部33へスライドする場合、ガイドロ
ック10の指当て部28と安定板29が、材質の弾性に
て広がることで、ポイント部32がクリック部33から
外れ、また復元性により、ポイント部32がグリップ1
1に押し当てられながらスライドすることで、適度な抵
抗感を保ちながら、もう一方のクリック部33に落ち込
む。
【0029】図4は、ローラー本体1の側面とリール壁
部20を省いた底面のみの姿と、テープホルダー8とホ
ルダー受け部21の透視図であり、テープホルダー8上
面の裏側には歯車部26を成型し、テープホルダー8を
ローラー本体1に装着したとき、図中では半分省略して
記した歯車部26の歯が、ホルダーストッパー部25に
接触するので、はずみや慣性によってテープホルダー8
が回転するのを防ぐ。
【0030】テープホルダー8が回転する場合、ホルダ
ーストッパー部25は歯車部26に押され、材質の弾性
によりしなり、歯が外れることで回転を許すが、ホルダ
ーストッバー部25は同じく材質特性により復元し、再
び次の歯を押さえるため、一定以上の力が継続的に加わ
ったときのみ、ホルダーストッパー部25は歯車部26
の歯に当たりながら、節度ある回転運動をし、力が止ま
れば、すぐさま回転を止める。
【0031】なお、図中ではローラー本体1とホルダー
受け部23を一体としたが、生産性を考慮した場合、ロ
ーラー本体1とホルダー受け部23は別体とし、ホルダ
ー受け部23内を中空成型したうえで、固着させるのが
望ましい。
【0032】図5は、ハンドル7と、リール3の軸を通
したふた部14を示すもので、ふた部14に向かい合う
ハンドル7の裏には、クサビ型断面を持つものが複数連
なって円周状に成型されており、その中心の穴をリール
3に差し込むことによって、ハンドル7は装着され、ハ
ンドル7を回した場合、リール3はそれに同調した回転
運動を行うが、クサビ型部分は、ふた部14のハンドル
ストッパー部15に接触することとなるので、はずみ及
び慣性にで回ることはない。
【0033】図6は、ハンドル7、ふた部,14、リー
ル3のドラム部20の断面図であり、また、ハンドル7
のクサビ型断面の連なりを表すため、本来円周状に成型
されるクサビ部分を直線状に歪曲させて記載したもの
で、ハンドル7は、クサビの垂直面側方向には、ハンド
ルストッパー部15の垂直面がぶつかるため回転せず、
もう一方向に限り、接触部の斜面どうしが当たること
で、ふた部14の材質特性によってハンドルストッパー
部15が徐々に押し下げられて、ハンドル7のクサビ型
断面が通過することにより回転可能となり、動きが止ま
れば、再びハンドルストッパー部15はもとの位置に戻
るので、逆回転を防止する。
【0034】なお、ハンドルストッパー部15は、その
肉厚をふた部14よりも薄く成型したことにより、押し
下げられた状態においても、リール3のドラム部20に
接触することはなく、ハンドル7及びリール3の回転を
妨げることはない。
【0035】図7は、ハンドルストッパー部15の別例
であり、面積を多く取ることによる届曲運動に対しての
耐久性の向上と、ハンドル7の裏面との接触部を複数に
することにより、逆回転防止の効果を高め、掛かる力の
分散を狙ったものである。
【0036】図8は、リール3のドラム部20と、エジ
ェクター6の構成を示した透視図であり、ドラム部20
の間に設けられたエキストラクター部22は、ドラム部
20の円周内から円周外へと飛び出す形状に設定され
る。
【0037】図9に示すのが、以上のように構成した、
テープ2未装着の実施例1であり、以下にてテープ2の
装着過程と使用方法を記す。
【0038】図10は、ローラー本体1へテープ2を装
着するところであり、テープ帯12を少し引き出し、ふ
た部14の切れ間と、ローラー本体1と前ガイド4の透
き間からなるスリット部16にテープ帯12を通しなが
ら、テープ2の穴をテープホルダー8に合わせて挿入、
テープホルダー8の直径部分から突出したテープストッ
パー9外側両対の斜面部分は、テープ2の穴の内壁に当
たり、内側に押し込まれていくのでテープ2の挿入に干
渉しない。
【0039】図11は、テープ2をローラー本体1に挿
入し終えた状態で、テープ2の穴を抜け出たテープスト
ッパー9は、再び元の位置に戻り、テープ2の穴の外側
に飛び出た状態となり、テープ2を押さえる格好となる
ので、ローラー本体1からの離脱を防ぎ、またその際ホ
ルダーピン部27も、本来の位置に戻ることでテープ2
の穴の内壁に刺さり、テープ2が回転する場合、テープ
ホルダー8もその回転に準じるよう固定される。
【0040】図11はまた、テープ帯12をローラー本
体1側面の外周に巻きつける過程を示したものでもあ
り、スリット部16からテープ帯12を更に引き出して
いき、テープ帯12の粘着面が表になるように、前ガイ
ド4側からローラー本体1の外周へ巻きつけていき、ロ
ーラー本体1側面を一周する手前の、リール3と後ガイ
ド5間にテープ帯先端13を挿入する。
【0041】図12に示すものは、リール3を回してテ
ープ帯12を巻き、ローラー本体1外周に巡らせたテー
プ帯12の弛みを取り、密着、固定させるところであ
り、リール3は、ハンドル7を手で回すことで連動して
回転し、弛み分のテープ帯12はエジェクター6によっ
て、リール3に一定以上巻きつくことなく、剥離され、
リール3とカッター部18の間から排出される。
【0042】図13は、弛み分のテープ帯12を切断す
る過程であり、排出されたテープ帯12を指でつまんで
カッター部18側に引けば、カッター部18の歯にて、
ローラー本体1からはみ出すことなく切断される。
【0043】なお、図12のテープ帯12の切断は、図
10の過程にて、テープ帯12をローラー本体1外周へ
密着させてリール3と後ガイド5間に挿入し、ハンドル
7を回せば、テープ帯12の弛み分は発生しないので、
その場合は省略ができる。
【0044】以上にて図1の状態になり、使用状態とな
り清掃可能となる。
【0045】使用に際しては、グリップ11を握り、テ
ープ帯12を巻いたローラー本体1の側面外周を、ほこ
りや髪の毛などの細かなごみなどが落ちている床や、衣
服等にあて、前後にローラー本体1を転がすことで、ほ
こり等の散乱場所にテープ帯12の粘着面を接触させ、
ほこり等を付着させることで清掃する。
【0046】ローラー本体1側面外周は、テープ2の外
周より一回り大きいため、テープ帯12の粘着面が多く
取れ、ローラー本体1を転がす場合、大きく前後に回転
させて使用しても、均一した粘着力を長く持続すること
が出来る。
【0047】使用中、当然テープ帯12は粘着力によっ
て床や衣服にも付着し、剥れながらローラー本体1は回
転していくことになるが、リール3と固着されたハンド
ル7には、ハンドルストッパー部15が設けられ、逆回
転することを防止しており、テープホルダー8には、ホ
ルダーストッパー部25を設け、一定度以上の力が加わ
らなければ回転しない仕組みとなっているので、剥れる
際ローラー本体1外周のテープ帯12が粘着力によって
引っ張られても、新たなテープ帯12がローラー本体1
内のテープ2から引き出されることはなく、よってロー
ラー本体1外周のテープ帯12が弛むことはない。
【0048】以下は、ローラー本体1側面のテープ帯1
2を新面へと変換する過程である。
【0049】図14は、ローラー本体1の回転を不可能
とするために、ガイドロック10をローラー本体1のホ
ール部17に差し込んだところであり、操作するにあた
っては、ローラー本体1を回転させ、ホール部17がガ
イドロック10の二又部分の真下に位置するように合わ
せてから、ガイドロック10を押し込む方法と、グリッ
プ11を手で握り、ガイドロック10の指当て部28
を、その手の親指で押しながら、ローラー本体1を転が
すことによって、ホール部17が回ってきたときに、ガ
イドロック10の二又が自然に落ち込むという、簡単な
方法がある。
【0050】このとき、ガイドロック10を差し込んだ
ことにより、ローラー本体1は固定され回転不可能とな
るので、清掃使用時、ガイドロック10差し込み時と同
じくグリップ11を握ったままハンドル7を操作するこ
とが出来、また、ガイドロック10の二又部分の内側の
幅は、テープ帯12の幅と同じなので、テープ帯12が
ローラー本体1の外周に曲がって巻きついたり、脱した
りすることを防ぐ。
【0051】ガイドロック10のポイント部32は、グ
リップ11のクリック部33に落ち込むことによって、
ガイドロック10差し込み時とガイドロック10引き込
み時の位置決めと固定機能を果たし、切り替え操作の節
度感を持たせている。
【0052】ハンドル7を回し、リール3を巻くことに
よって、ローラー本体1内から新面のテープ帯12が引
き出され、同時に今までローラー本体1外周に巻きつい
ていた旧面のテープ帯12は、リール3とカッター部1
8の間から排出され、ローラー本体1外周は新面のテー
プ帯12へと移っていく。
【0053】リール3を巻き続け、旧面のテープ帯12
が出尽くしたら、それを指で引き、カッター部18にて
新面と旧面のテープ帯12の境を切断、またごみの付着
した旧面部分に触れるのが好ましくない場合には、少し
余分にリール3を巻いて新面を少し巻き出し、その部分
をつまんでテープ帯12を切断すればよく、どちらの場
合もハンドル7はローラー本体1外周から、はみ出ない
位置にて止めておく。
【0054】ガイドロック10を引き込み位置に戻し、
ローラー本体1が回転可能となる、図1の状態に戻すこ
とで、再び使用可能となる。
【0055】以上が、ローラー本体1外周のテープ帯1
2を、新面に変換する過程である。
【0056】このような過程にてテープ2を装着した本
実施例1は、清掃に使用する際も、ローラー本体1をほ
こりの散乱場所等に転がすだけという簡便さに加えて、
ほこり等を付着させる粘着面である、ローラー本体1外
周のテープ帯12を変換する際も、ガイドロック10を
ホール部17に差し込み、ハンドル7を回すことにより
排出される、使用済のテープ帯12を、カッター部18
にて切断するだけという、非常に容易で、かつ、ごみ等
の付着した粘着面に、まったく手を触れなくてよいとい
う衛生的なもので、また更に一本のテープ2で何回もの
粘着面の変換が出来るというものである。
【0057】加えて、一本のテープ2を使い切ってしま
った場合にも、テープストッパー9を外してテープ2の
芯を取り除き、新たなテープ2を挿入して、前述したよ
うにローラー本体1の外周に巡らせれば、再度使用可能
であり、テープ2は市販汎用の粘着巻きテープでよいの
で、非常に経済的である。
【0058】テープストッパー9の外し方は、テープホ
ルダー8の直径内に、テープホルダー8の突出部分を納
めるように、両対のテープストッパー8を内側につまめ
ば、テープ2の縁の押えが解かれ、テープ2の芯の内壁
に刺さっていたホルダーピン部25も外れるので、テー
プ2及び、テープ2の芯を引き抜いて取り除ける。
【0059】また、テープの帯のベースを同じ紙とした
ものでも、糊の粘着力を弱めたものや強めたものを、本
発明の付属品として用意することで,より多様途の使い
方が可能となる。
【0060】図15、図16、図17、図18は、これ
までの図にて、網羅しきれなかった実施例1の表正面図
と裏面図、そして縦と横の断面図である。
【0061】図17の点線で示した上部分は、リール3
まわりの断面図、下半分は前ガイド4での断面図であ
る。
【0062】18の横断面図は、図17にて一点鎖線で
示したA−Aの断面である。
【0063】図19に示すものは、実施例2であり、実
施例1からエジェクター6とドラムピン部21を取り除
いた簡易型で、その他の構成はすべて実施例1に順じ、
操作法や使用方法、特徴もほぼ実施例1に準じるが、い
くつかの相違点があるので、以下にて記す。
【0064】実施例2も実施例1と同じく、リール3の
ドラム部20を薄くする代わりに数を増やす等の構成で
も問題ないが、リール3の中央部にはドラム部20を設
けずに、指が一本入る程度に間隔を開ける設定とする。
【0065】実施例2の、実施例1での図10、図11
にあたる、リール3によるテープ帯12の巻きと送り出
しは、テープ帯12の粘着力にてリール3に巻きつくた
め、ドラムピン部21の有無に関わらず問題なく行われ
るが、エジェクター6がないため、ハンドル7を回転さ
せ続けるとリール3に際限なく巻きつくので、テープ帯
12はリール3に一周以上巻きつけず、ある程度間隔を
開けておく。
【0066】図20は実施例2の、テープ帯12が巻か
れた、ローラー本体1外周側面のリール3まわりを示し
たもので、テープ帯12の巻きつきは最低限、点線で記
してある指先が入る位に間隔を開けるようにし、これ以
上テープ帯12を巻かなければならない場合には、ハン
ドル7で巻くのを止め、点線で示したように指先を入れ
てテープ帯先端13をつまみ、直接引っ張り上げること
で行い、その引っ張り上げた分をそのままカッター部1
8で切る。
【0067】実施例2での、使用済みの旧面のテープ帯
12の排出は、上記にて記した粘着力を利用する方法
も、ほこり等が付着したテープ帯12では粘着力が低下
し、効果が得られにくく、またドラムピン部21も削除
したため、実施例1のようにハンドル7を回すことによ
って送り出すのは不可能なので、前項と同じくテープ帯
12を指でつまみ、直接引っ張り上げることで行う。
【0068】本来、実施例2の、リール3に巻きついて
いるテープ帯先端13は、毎度カッター部18で切断す
るために、図15のようにカッター部18の真下あたり
に位置することになり、そのままでは指でつまめないの
で、ハンドル7を少し回すことで図16と記したのと同
じような位置に持ってきてから、同じく点線で示した指
のようにテープ帯先端13をつまみ、直接引っ張ってた
くし上げ、テープ帯12の旧面をすべて引き出した時点
で、カッター部18にて切断する。
【0069】リール3に巻きつく分のテープ帯12は、
清掃に使用しても当然ほこり等には触れないため、粘着
力はそのままで、いわば実施例1のドラムピン部21の
役目をするため、ハンドル7の動きにも反応し、また、
テープ帯12の変換の際も、旧面をすべて引き出せば、
ちょうど新面がリール3のドラム部20に到達、再度機
能を果たし、テープ帯12をローラー本体1外周に止め
ておく働きをする。
【0070】実施例2は、エジェクター6とドラムピン
部21を取り除いて簡略化したことによって、部品点数
の削減と、シンプルになった分だけ、髪の毛や糸くず等
のからみつきを少なくすることが出来るので、そういっ
たものを多く付着させる場合に適する。
【0071】また、実施例1では、ビニール、セロファ
ン、紙、布等、様々な材質のテープに対応するには、ド
ラム部20の幅や数、ドラムピン部21の数や配置を変
えなければならないので、実質的には不可能だったが、
実施例2では、指でテープ帯12を直接引っ張りあげる
ことによりテープ帯12の変換を行うという単純な方法
のため、テープ2の材質を限定することなく、テープ帯
12の幅さえ同寸法であれば使用可能という汎用性を持
つ。
【0072】
【発明の効果】以上に述べたように本発明は、清掃に使
用する際、ローラー本体1をほこりの散乱場所等に転が
すだけという簡便さに加え、ほこり等を付着させる粘着
面であるローラー本体1外周のテープ帯12を変換する
際も、ガイドロック10をホール部17に差し込み、ハ
ンドル7を回すこと、及び引っ張りあげることにより排
出される使用済みのテープ帯12を、カッター部18に
て切断するだけという、非常に容易で、かつごみ等の付
着した粘着面にまったく手を触れなくてもよい、衛生的
なもので、また一本のテープ2で何回もの粘着面の変換
が出来、加えて、一本のテープ2を使い切ってしまった
場合にも、テープストッパー9を外してテープ2の芯を
取り除き、新たなテープ2を挿入して、再びローラー本
体1の外周に巡らせれば、再度使用可能であり、そのテ
ープ2は市販の汎用粘着巻きテープでよいので、経済的
にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の第一実施例の分解図である。
【図3】ガイドロック10の指当て部を透視した斜視図
と、グリップ11のクランク部30部分を省略した正面
斜視図。
【図4】ローラー本体1の側面を省略した透視図と、テ
ープホルダー8の透視図。
【図5】ハンドル7とふた部14の斜視図である。
【図6】ハンドル7とふた部14、リール3のドラム部
20の断面図である。
【図7】ハンドルストッパー部15別例の斜視図であ
る。
【図8】第一実施例のリール3とエジェクター6まわり
の構成を示した透視図である。
【図9】第一実施例のテープ2装着前の斜視図である。
【図10】テープ2挿入途中の第一実施例の斜視図であ
る。
【図11】ローラー本体1外周にテープ帯を巻きつけて
いる第一実施例の斜視図。
【図12】ハンドル7を巻いている第一実施例の斜視図
である。
【図13】テープ帯12を切断した第一実施例の斜視図
である。
【図14】ガイドロック10を挿入した第一実施例の斜
視図である。
【図15】第一実施例の表正面図である。
【図16】第一実施例の裏面図である。
【図17】第一実施例の縦断面図である。
【図18】図17にてA−Aの一点鎖線で示した第一実
施例の横断面図である。
【図19】本発明の第二実施例の斜視図である。
【図20】第二実施例のリール3まわりを示した斜視図
である。
【符号の説明】
ローラー本体 1 ドラムピ
ン部 21 テープ 2 エキスト
ラクター部 22 リール 3 ホルダー
受け部 23 前ガイド 4 ホルダー
軸部 24 後ガイド 5 ホルダー
ストッパー部 25 エジェクター 6 歯車部
26 ハンドル 7 ホルダー
ピン部 27 テープホルダー 8 指当て部
28 テープストッパー 9 安定板部
29 ガイドロック 10 クランク
部 30 グリップ 11 ローラー
本体軸部 31 テープ帯 12 ポイント
部 32 テープ帯先端 13 クリック
部 33 ふた部 14 ハンドルストッパー部 15 スリット部 16 ホール部 17 カッター部 18 リール壁部 19 ドラム部 20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップ(11)のクランク部(30)
    に、円筒状のローラー本体(1)を回転自在に取り付
    け、ローラー本体(1)内に装着した、受動によって回
    転可能なテープホルダー(8)に、テープ(2)を固定
    するように取り付け、スリット部(16)からテープ帯
    (12)を出し、ローラー本体(1)側面外周にテープ
    帯(12)を巻きつけるように巡らせ、ローラー本体
    (1)の側面内側に、一方にのみ回転するように取り付
    けたリール(3)へ、テープ帯(12)を巻き付けるこ
    とによって、ローラー本体(1)側面外周のテープ帯
    (12)が、ローラー本体(1)に密着固定するように
    した、テープ使用ローラー清掃器。
  2. 【請求項2】 リール(3)と、後ガイド(5)、リー
    ル壁部(19)が、テープ帯(12)をはさみ込み、リ
    ール(3)のドラムピン部(21)がテープ帯(12)
    に刺さることで、リール(3)の回転にテープ(12)
    が従動し進行すること、及び、テープ帯(12)の粘着
    力にて、リール(3)にテープ帯(12)が付着し、リ
    ール(3)の回転に同調し進行することにより、テープ
    帯(12)がリール(3)に巻きつくことを特長とする
    テープ使用ローラー清掃器。
  3. 【請求項3】 「請求項2」のテープ帯(12)の進行
    において、リール(3)のドラム部(20)間に設けら
    れたエジェクター(6)の、リール(3)の円周内から
    円周外へと向かう、エキストラクター部(22)の形状
    により、エキストラクター部(22)に到達したテープ
    帯(12)は、リール(3)から剥離し、リール(3)
    とカッター部(18)間から排出されることを特長とし
    たテープ使用ローラー清掃器
  4. 【請求項4】 ローラー本体(1)内のテープ(2)か
    ら、ローラー本体(1)側面外周を巡ってリール(3)
    に経由するテープ帯(12)の設定により、リール
    (3)に巻き付いたテープ帯(12)を引き上げるこ
    と、あるいは「請求項2」に記したテープ帯(12)の
    進行により、ローラー本体(1)内のテープ(2)から
    新たなテープ帯(12)が引き出され、ローラー本体
    (1)側面外周に移行し、かつ、直接テープ帯(12)
    を引き上げたこと、もしくは「請求項3」によって、テ
    ープ帯(12)がローラー本体(1)外に離脱すること
    を特長としたテープ使用ローラー清掃器。
JP6506296A 1996-02-16 1996-02-16 テープ使用ローラー清掃器 Pending JPH09220190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6506296A JPH09220190A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 テープ使用ローラー清掃器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6506296A JPH09220190A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 テープ使用ローラー清掃器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09220190A true JPH09220190A (ja) 1997-08-26

Family

ID=13276104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6506296A Pending JPH09220190A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 テープ使用ローラー清掃器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09220190A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119461A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Kao Corp 清掃具
CN101823062A (zh) * 2010-04-15 2010-09-08 深南电路有限公司 粘尘设备
CN108405489A (zh) * 2018-03-29 2018-08-17 重庆熊氏运升汽车零部件有限公司 用于汽车装饰面板加工的除尘设备
WO2022050908A1 (en) * 2020-08-29 2022-03-10 Ozsari Ceyhan Tape reversing adapter
CN115057555A (zh) * 2022-07-26 2022-09-16 山东智得环境工程有限公司 一种一体化污水处理设备

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119461A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Kao Corp 清掃具
JP4690533B2 (ja) * 2000-10-17 2011-06-01 花王株式会社 清掃具
CN101823062A (zh) * 2010-04-15 2010-09-08 深南电路有限公司 粘尘设备
CN108405489A (zh) * 2018-03-29 2018-08-17 重庆熊氏运升汽车零部件有限公司 用于汽车装饰面板加工的除尘设备
WO2022050908A1 (en) * 2020-08-29 2022-03-10 Ozsari Ceyhan Tape reversing adapter
CN115057555A (zh) * 2022-07-26 2022-09-16 山东智得环境工程有限公司 一种一体化污水处理设备
CN115057555B (zh) * 2022-07-26 2022-11-04 山东智得环境工程有限公司 一种一体化污水处理设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5638841A (en) Device and method for dental flossing
EP1054832B1 (en) An adhesive tape case
US4640539A (en) Device for picking up small pieces of litter
JPH09220190A (ja) テープ使用ローラー清掃器
JPS6144734B2 (ja)
US4104110A (en) Hand held applicator
JP2681769B2 (ja) カッター付きテープホルダー
JP2000287910A (ja) ローラー式ごみ取りクリーナ
JP3138400B2 (ja) 粘着テープの剥離装置及びテープワープロ
JP2997880B2 (ja) 接着テープ用収納ケース
JP2998021B2 (ja) 粘着テープカッター
JP3529833B2 (ja) テープ貼付装置
JP3947209B1 (ja) 粘着テープ切断具及びこれを備えたロール式清掃具
JP4353521B2 (ja) テープの巻取器
JP3238311U (ja) 粘着紙剥離装置及び粘着ロールクリーナー
JP3228923U (ja) 粘着カーペットクリーナの粘着テープロール紙剥離治具
JP2019510712A (ja) 接着テープを表面に貼り付ける装置及びこの装置を製造する方法
JPH01271366A (ja) 糊付巻取りテープに触れずに連続して引出し貼付切断を繰返せる容器
JP2000229766A (ja) 粘着テープを貼着、切断する装置及び方法
JPH11169333A (ja) 塵取りローラ
JPH0952652A (ja) 粘着テープ貼付器
JP4742185B2 (ja) 湿布貼付具
JP2583798Y2 (ja) 粘着テープホルダ
JP4081382B2 (ja) ラップのカッティングホルダ
KR200332346Y1 (ko) 접착 테이프