JPH09219947A - 平面コイル - Google Patents

平面コイル

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Publication number
JPH09219947A
JPH09219947A JP5242196A JP5242196A JPH09219947A JP H09219947 A JPH09219947 A JP H09219947A JP 5242196 A JP5242196 A JP 5242196A JP 5242196 A JP5242196 A JP 5242196A JP H09219947 A JPH09219947 A JP H09219947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil pattern
coil
pattern
conductive resin
flat
Prior art date
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Pending
Application number
JP5242196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Watanabe
正明 渡辺
Toshio Hosoya
利男 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawaguchiko Seimitsu KK filed Critical Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority to JP5242196A priority Critical patent/JPH09219947A/ja
Publication of JPH09219947A publication Critical patent/JPH09219947A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い回転トルクのでる平面コイルパターン形
成を図る。 【解決手段】 絶縁基板1上に渦巻状に導体コイルパタ
ーン4が形成されてなる平面コイルにおいて、前記導体
コイルパターン4は、表面に非導電樹脂被膜3を形成し
た導電金属板2でもって渦巻状に巻回成形して得るもの
である。そして、該コイルパターンを絶縁基板1上に接
着固定し、更にその上面に平坦な表面をなす非導電樹脂
層6を形成して平面コイルを成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型モータ等に使用
される平面コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器等に使用されるモ
ータは益々小型化されてきている。特に携帯用にいたっ
ては小径化、偏平化が進んでおり、その一つとして平面
コイルを使用したモータが使用されている。この平面コ
イルは図3に示すように絶縁基板10上に渦巻状の導体
コイルパターン9が複数個形成されてなるものである。
図3は平面コイルの上面図を示すものであるが、その渦
巻部分のコイルパターン9の断面は図8に示すような形
状をなしている。図8はコイルパターンの要部断面拡大
図であるが、絶縁基板10上のコイルパターン部に金属
蒸着膜11が形成され、更にその上に導体メッキ層13
が形成されてコイルパターンが形成されている。
【0003】このコイルパターンの形成方法は図4〜8
の要部断面拡大図で説明する。まず図4に示すように絶
縁基板10上に金属蒸着膜11を形成し、次に図5、金
属蒸着膜11上にレジスト膜12を形成する。次に図
6、コイルパターン形成部分12aを写真技術によって
レジスト膜を除去し、次に図7、電気メッキ法でレジス
ト膜のない部分、即ちコイルパターン形成部分12aに
導電性の良い銅等の金属による100〜200μmの肉
盛り厚メッキを行って導通メッキ層13を形成し、その
後レジスト膜及びそのレジスト膜下の金属蒸着膜を剥離
して図8に示す完成パターンを得るものである。
【0004】この様にして得られたパターンの断面形状
は、肉盛りの厚メッキを施してあるためその上面部は甲
丸状の形状をなす。即ち、上面表面は湾曲した形状を示
し、そのパターンの中央上部13aが一番厚く、両外縁
にむかって厚みが小さくなり、両外縁に庇状のはみ出し
部13bが現れる形状を呈する
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年小型モータにおい
ても高回転トルクのでるモータが求められてきている。
上述した従来技術では、まず第一に、図8に示す相隣接
するパターン間の隙間Wは、メッキ厚Hを厚くするに従
って庇状のはみ出し部13bが大きくなり相隣接するパ
ターン同志が連結してしまう問題が出てくるために広く
とる必要があり、このためパターンの巻回数に限度が出
てくる。更に、メッキ厚Hそのものも大きくとれないた
め流れる電流容量にも限界が出てくる。
【0006】モータのトルクを高めるためには、渦巻き
の巻回数を増やし更にコイルパターン厚を少しでも大き
くとりたい訳であるが、上述したごとく、従来技術では
巻回数及びパターン厚にも限界が生じてトルクを高める
ことが出来ないと云う問題がある。
【0007】第二に、上述した従来技術はコイルパター
ンを成形するまでの工程数が多く、又蒸着設備、写真設
備、メッキ設備、剥離設備等多くの設備を要し、なおか
つ厚メッキに相当の時間も要するため、コスト的にも高
いものになってしまう問題がある。更に、厳しい寸法管
理が要求される中にあって品質歩留りも低いものとなっ
ている。
【0008】第三に、剥離液等を使用するため作業の安
全衛生上好ましい状況ではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を鑑み
なされたもので、本発明は、絶縁基板上に渦巻状の導体
コイルパターンが形成されてなる平面コイルにおいて、
前記導体コイルパターンの断面形状が四角形であること
を特徴とするものである。そして、前記導体コイルパタ
ーンは、表面に非導電樹脂被膜を形成した導電金属板で
もって渦巻状に成形したパターンであることを特徴とす
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の平面コイルのコイルパタ
ーンは、表面に非導電樹脂被膜を形成した導電金属板で
もって渦巻状にコイルパターンを成形し、該コイルパタ
ーンを絶縁基板上の所定の位置に接着固定して成る。そ
して上記コイルパターンは、所定の厚みの導電金属平板
を所定の巾に切断して長い板線材とし、この板線材の表
面に電着塗装又はディピング法等で非導電樹脂膜を形成
した後、機械的に渦巻状に巻回して成形する。尚、上記
板線材は丸い線材をプレス方法で板にしたものでも良い
し、引き出し成形方法で板にしたものでも良い。更に、
上記の方法で成形したコイルパターンを絶縁基板上の所
定の位置に接着固定し、この接着固定されたコイルパタ
ーン上及びコイルパターンの配設されていない絶縁基板
上に非導電樹脂を塗布し、その塗布表面を平坦に成形し
て平面コイルを得る。
【0011】コイルパターンを導通性の良い金属板で成
形するすることによって、このコイルパターンの巾、厚
みを所望の寸法に仕上げることができる。又、金属板で
成形することによってそのパターンの断面形状は長方形
又は正方形の四角形となり、その断面面積は、前述した
従来のメッキ法によって得られたパターンの断面と比較
すると、上面湾曲した部分の面積だけ大きくなり、その
分電流容量も大きくなる。同じ巾、同じ高さのコイルパ
ターンにおいての電流容量はその断面形状が長方形、正
方形、平行四辺形の四角形のときに最大となる。この電
流容量を大きくすることによって更に回転トルクを高め
ることができるのである。尚、金属板の成形方法によっ
てはその断面の四隅に非常に小さいR付や面取りが施さ
れるものも現れるが、非常に小さいR付や面取りが施さ
れたものであっても効果がある。
【0012】又、予め非導電樹脂膜を形成した導電金属
板を使用することによって、渦巻状に巻回しても相隣接
するパターン間に非導電樹脂膜があるため導通すること
はなく、又非導電樹脂膜はその膜厚を数μ〜10数μm
と薄くすることかできるため相隣接するパターン間の隙
間を非常に小さくでき、巻回数も多くとれる。
【0013】
【実施例】図1は本発明による平面コイルの実施例1の
要部断面拡大図である。本実施例は、絶縁基板1上に形
成された凹部1a部分に、表面に非導電樹脂被膜3を形
成した銅板2の渦巻状に巻回した一つのコイルパターン
4を接着剤5を介して接着固定し、更に、その上に表面
平坦な非導電樹脂層6を設けた平面コイルである。
【0014】本実施例の凹部1aを有する絶縁基板1は
非導電樹脂で射出成形によつて成形したものである。コ
イルパターンを配設する場所に予め凹部1aを形成する
ことによってコイルパターン4を正確に配設できるから
である。
【0015】又、本実施例のコイルパターン4は、所定
の厚みの銅平板を所定の巾に切断して板線材にし、この
板線材の表面に非導電樹脂を静電塗装方法で所定の厚み
に塗装し、機械的方法で渦巻状に密着巻に巻回して成形
したものである。
【0016】上記の方法にて成形したコイルパターン4
を絶縁基板1に形成された凹部1a部分に接着剤5で接
着固定し、更に、その上面全域に非導電樹脂を塗布し、
塗布表面をラッピングして平坦な表面に仕上げたもので
ある。
【0017】図2は本発明実施例2の要部断面拡大図を
示す。実施例2のコイルパターン4は、銅平板の片表面
に所定の厚みの非導電樹脂シート7を貼り付け、所定の
巾に切断して板線材にし、機械的方法で渦巻状に密着巻
に巻回してパターンを成形したものである。この様にし
て成形したコイルパターン4を実施例1と同様な方法で
絶縁基板1の凹部1a部分に接着剤5で接着し、更に上
面全域に平坦な非導電樹脂層6を形成して平面コイルを
得たものである。
【0018】以上述べたように、本発明のコイルパター
ンは導通性の良い金属平板を切断して成形しているた
め、パターン巾、パターン厚の寸法を自由に選択でき、
又その断面形状が長方形あるいは正方形の四角形となる
ので電流容量を最大に大きくすることができる。又、金
属板の表面に非導電樹脂被膜を塗装又はシート貼り付け
によって形成してあるので巻回して成形したパターンの
相隣接するパターン間に非導電樹脂が介在することにな
り隣接するパターンが途中で導通することもない。更
に、上記非導電樹脂被膜の膜厚を自由に選択できるの
で、膜厚を薄くすることによってパターンの巻回数を増
やすことができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の効
果としては、コイルパターンの断面形状を長方形、正方
形等の四角形にすることによって、その電流容量を大き
することができ、モータの回転トルクを高めることがで
きる。更に、コイルパターンを導電金属板で成形するこ
とによって、その断面形状を長方形や正方形の四角形に
成形でき、又コイルパターンの巾、高さ及び隣接するパ
ターン間の隙間を所望の寸法に設定できるため高回転ト
ルクの出る小径、偏平なる小型モータを得ることができ
る。又前述した従来の技術と比較すると、設備的にも多
くの設備を必要とせず、少ない工程数で成形できるので
安いコストで成形できる。又、剥離液等の危険な処理液
を全く使用しないので安全衛生上の心配は全くなくなる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の平面コイルの要部断面拡大
図。
【図2】本発明実施例2の平面コイルの要部断面拡大
図。
【図3】平面コイルの上面図。
【図4】従来技術の蒸着工程の要部断面拡大図。
【図5】従来技術のレジスト膜工程の要部断面拡大図。
【図6】従来技術のコイルパターン部レジスト膜剥離工
程の要部断面拡大図。
【図7】従来技術のコイルパターン部メッキ工程の要部
断面拡大図。
【図8】従来技術の完成コイルパターンの要部断面拡大
図。
【符号の説明】
1 絶縁基板 1a 凹部 2 銅板 3 非導電樹脂被膜 4 コイルパターン 5 接着剤 6 非導電樹脂層 7 非導電樹脂シート 9 コイルパターン 10 絶縁基板 11 金属蒸着膜 12 レジスト膜 12a コイルパターン形成部分 13 導通メッキ層 13a 中央上部 13b はみ出し部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に渦巻状に導体コイルパター
    ンが形成されてなる平面コイルにおいて、前記導体コイ
    ルパターンの断面形状が四角形であることを特徴とする
    平面コイル。
  2. 【請求項2】 絶縁基板上に渦巻状に導体コイルパター
    ンが形成されてなる平面コイルにおいて、前記導体コイ
    ルパターンは、表面に非導電樹脂被膜を形成した導電金
    属板でもって渦巻状に成形されたパターンであることを
    特徴とする平面コイル。
JP5242196A 1996-02-14 1996-02-14 平面コイル Pending JPH09219947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5242196A JPH09219947A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 平面コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5242196A JPH09219947A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 平面コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09219947A true JPH09219947A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12914326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5242196A Pending JPH09219947A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 平面コイル

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JP (1) JPH09219947A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895207A3 (de) * 1997-07-29 2000-04-19 Meto International GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Wicklung einer Sende- oder Empfangsspule für ein elektronisches Artikelüberwachungssystem

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895207A3 (de) * 1997-07-29 2000-04-19 Meto International GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Wicklung einer Sende- oder Empfangsspule für ein elektronisches Artikelüberwachungssystem

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