JP2002110425A - 高周波コイル - Google Patents

高周波コイル

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JP2002110425A
JP2002110425A JP2000293214A JP2000293214A JP2002110425A JP 2002110425 A JP2002110425 A JP 2002110425A JP 2000293214 A JP2000293214 A JP 2000293214A JP 2000293214 A JP2000293214 A JP 2000293214A JP 2002110425 A JP2002110425 A JP 2002110425A
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Japan
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conductor
coil
layer
frequency coil
insulating layer
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JP2000293214A
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English (en)
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Minoru Takatani
稔 高谷
Takashi Kajino
隆 楫野
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Q及びSRFを高めることができ、インダク
タンスのばらつきが小さく、信頼性、量産性に優れた高
周波コイルを提供する。 【解決手段】 絶縁基板10上にアスペクト比の大きい
第1導体層11を形成し、その上に第1有機絶縁層12
を積層形成し、その上にアスペクト比の大きい第2導体
層13を形成し、第1導体層11と第2導体層13とを
第1有機絶縁層12のビアホール14を介して相互に接
続し、全体として基板両側縁の端子電極25同士を接続
するヘリカルパターンのコイル導体20を構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上にコイル導
体を形成してなる高周波コイルに係り、とくに自己共振
周波数(SRF)が高く、かつQの高い高周波コイルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の高周波コイルとしては、
以下の構成のものが知られている。
【0003】(1) セラミック基板上に薄膜技術により
スパイラルコイルを形成したもの(特公平7−1016
52号公報)。
【0004】(2) セラミック積層工法により、ヘリカ
ルコイルを形成したもの(特公平3−229407号公
報)。
【0005】図7はセラミック積層工法によるチップコ
イルの外観を示す斜視図に相当する写真であり、積層セ
ラミック層1の両端部に端子電極2を有するとともに、
図8の断面図に相当する写真の如く内部にコイル導体3
を有している。ここで、端子電極2はチップコイルの端
部を導電性ペーストの溶液の中に垂直に浸した後に焼成
するので、チップコイルの両端面全部とこの周りの4面
の端が全て導体で覆われる。また、セラミック積層工法
でコイル導体3を作成する場合、導体ペーストを積層セ
ラミック層1と共に焼成するため、図8の断面写真にあ
るようにコイル導体焼成時の溶剤のガス抜けに起因する
と考えられる多数のボイドが表面に形成され、凹凸の多
い断面形状となっている。
【0006】また、図9はコイル導体3の上層のヘリカ
ルパターンの拡大平面図に相当する写真であるが、やは
り、コイル導体焼成時の溶剤のガス抜けに起因すると考
えられる多数のボイドが表面に形成されたものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記(1)の
薄膜技術によりスパイラルコイルを形成したものは、次
の欠点がある。
【0008】 コイルの巻き方がスパイラルなので、
ヘリカルの場合に比べて同じインダクタンスを得るのに
コイル導体長が長くなり、直流抵抗Rdcが増大し、また
コイル導体の鎖交磁界による渦電流損失が増えるので、
Qが小さい。
【0009】 基板がセラミックなので、誘電率が大
きく浮遊容量が増大してSRFが低下する。硝子系の基
板を用いると誘電率はある程度は低下するが、機械的強
度に問題が生じ、チップの割れカケの問題が発生する。
またアルミナのように機械的強度の大きいセラミック材
料を選ぶと今度は誘電率が大きくなる。
【0010】また、上記(2)のセラミック積層工法によ
りヘリカルコイルを形成したものは、次の欠点がある。
【0011】 前者に比べるとQは大きいが高温で焼
成する為にコイル導体に焼成時の溶剤のガス抜けに起因
すると考えられる多数のボイドが存在し導体表面に大き
な凹凸が発生する。この為に、高周波では電流路の長さ
が伸びて抵抗が増大するのでQを低下させている。
【0012】 Qを上昇させるには導体層を厚くする
必要があるが、導体層の形成は通常スクリーン印刷法で
行われており最大厚さは20μm程度が限度である。
【0013】 導体層の形成は通常スクリーン印刷法
で行われており、焼成前のパターンの寸法精度が悪く、
また焼成時に全体が10〜20%縮むがこの割合が一定
せず、インダクタンスのばらつきが大きい。
【0014】 層間絶縁層の誘電率が大きいのでSR
Fが低下する。
【0015】本発明は、上記の点に鑑み、Q及びSRF
を高めることができ、インダクタンスのばらつきが小さ
く、信頼性、量産性に優れた高周波コイルを提供するこ
とを目的とする。
【0016】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明に係る高周波コイルは、絶縁基
板上に導体層と有機絶縁層とを交互に積層してヘリカル
パターンのコイル導体を構成するとともに、前記絶縁基
板の一部に端子電極を形成したことを特徴としている。
【0018】本願請求項2の発明に係る高周波コイル
は、請求項1において、前記コイル導体の少なくとも一
面の凹凸が、1GHzのスキンデプスの3倍以下である
ことを特徴としている。
【0019】本願請求項3の発明に係る高周波コイル
は、請求項1又は2において、前記コイル導体が銅で形
成されてなることを特徴としている。
【0020】本願請求項4の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2又は3において、前記コイル導体のア
スペクト比が0.3以上であることを特徴としている。
【0021】本願請求項5の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2,3又は4において、前記有機絶縁層
の比誘電率が5以下であることを特徴としている。
【0022】本願請求項6の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2,3,4又は5において、前記有機絶
縁層のQが100以上であることを特徴としている。
【0023】本願請求項7の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2,3,4,5又は6において、前記有
機絶縁層が可撓性を有するものであることを特徴として
いる。
【0024】本願請求項8の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2,3,4,5,6又は7において、前
記有機絶縁層がビニルベンジルであることを特徴として
いる。
【0025】本願請求項9の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2,3,4,5,6,7又は8におい
て、前記絶縁基板が有機基板であり、該有機基板の比誘
電率が5以下であることを特徴としている。
【0026】本願請求項10の発明に係る高周波コイル
は、請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9にお
いて、前記絶縁基板のQが100以上であることを特徴
としている。
【0027】本願請求項11の発明に係る高周波コイル
は、請求項1乃至10のいずれかにおいて、前記絶縁基
板がビニルベンジルであることを特徴としている。
【0028】本願請求項12の発明に係る高周波コイル
は、請求項1乃至11のいずれかにおいて、前記端子電
極が前記絶縁基板の側縁に配置され、かつ当該側縁の長
さの2/3以下の径のスルーホールを分割した形状をな
していることを特徴としている。
【0029】本願請求項13の発明に係る高周波コイル
は、請求項1乃至11のいずれかにおいて、前記端子電
極が前記絶縁基板の側縁に配置され、かつ当該側縁の長
さの2/3以下の長径又は長辺の長穴を分割した形状を
なしていることを特徴としている。
【0030】本願請求項14の発明に係る高周波コイル
は、請求項1乃至13のいずれかにおいて、前記コイル
導体の少なくとも一面が電解めっきで形成された面であ
ることを特徴としている。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る高周波コイル
の実施の形態を図面に従って説明する。
【0032】図1乃至図4で本発明に係る高周波コイル
の第1の実施の形態を説明する。図1(A)は有機又は
無機の絶縁基板10上に形成された第1導体層11を、
同図(B)はその上に積層形成された第1有機絶縁層1
2を、同図(C)はその上に形成された第2導体層13
であり、第1導体層11と第2導体層13とは第1有機
絶縁層12のビアホール14を介して相互に接続され、
全体として基板両側縁の端子電極25同士を接続するヘ
リカルパターンのコイル導体20を構成している。
【0033】図2の外観の斜視図に相当する写真に示す
ように、絶縁基板10の両側縁の端子電極25は、基板
側縁の長さT(=0.8mm)の2/3以下の径のスルー
ホールを分割した半割円筒形状をなしており、基板両端
面に臨む凹面をなしている。
【0034】第1及び第2導体層11,13の作製は、
例えば、パネルめっきとエッチングによる方法、あるい
はパターンめっき法によって行うことができる。
【0035】パネルめっきとエッチングによる方法で
は、絶縁基板10上に厚さが5μm以下のめっき下地層
を形成し、その後、めっき下地層の面に電解めっきを施
し、その上にコイル導体部を覆う形でレジストパターン
を形成し、不要な部分をエッチング法で除去してコイル
導体層を形成する(サブトラクティブ工法)。上層のコ
イル導体層も層間の有機絶縁層上に同様の工程で作製で
きる。
【0036】また、パターンめっき法の場合、図3
(A)のように、絶縁基板10の表面を粗化した後に銅
等の金属の無電解めっきで5μm以下のめっき下地層3
0を形成し、その上に感光性(光硬化性)のドライフィ
ルム31を貼り付け、平行露光機で図1(A)の第1導
体層11のパターンを形成し、図3(B)のように第1
導体層11のパターンの部分のドライフィルム31を除
去した所に銅等の金属の電気めっきにより十分な膜厚の
めっき層32を形成する。その後、図3(C)のように
ドライフィルム31を剥離し、さらにめっき層32で覆
われていない線間のめっき下地層30をエッチングで除
去することで、下層の第1導体層11が形成される。
【0037】上層の第2導体層13の形成は、図3
(D)のように層間絶縁層としての第1有機絶縁層12
を第1導体層11を覆うように形成し、ビアホール14
をフォトリソグラフィー法又はレーザ加工法により形成
後、第1導体層11の形成の場合と同様の工程を繰り返
すことで図3(E)のように第1有機絶縁層12にあけ
られたビアホール14で第1導体層11に接続した第2
導体層13が得られる。
【0038】図2の外観を示す写真、図4の第1及び第
2導体層11,13の断面図相当の写真から明らかなよ
うに、パターンめっき法により各導体層11,13を作
製できることで、図8や図9の従来例に示す導体層のボ
イドの発生はなく、各導体層11,13の表面は滑らか
なものとなる。
【0039】前記絶縁基板10及び層間絶縁膜となる有
機絶縁層12の材質には浮遊容量を減少させるために誘
電率の小さいものが好ましい。また誘電損失を減らす為
にQの大きいものが好ましい。具体的には絶縁基板10
及び有機絶縁層12の比誘電率がそれぞれ5以下で、Q
はそれぞれ100以上あることがとくに望ましい。絶縁
基板10及び有機絶縁層12の材料は使用周波数、目標
のQ値、コストを考慮して例えば以下の表1より選択す
ればよい。この中でも、有機材、つまり絶縁樹脂のビニ
ルベンジルは誘電率、Q、コストのバランスが良く、好
ましい材料である。
【0040】 表1 品種名 比誘電率 Q フッ素樹脂 2.1 10000 ポリエチレン 2.2 5000 PPO 2.5 1200 ビニルベンジル 2.5 260 シアネートエステル 2.7 1000 ポリエーテルイミド 3 670 ポリイミド 3.6 200 エポキシ 4.3 70 BTレジン 2.5 500 ポリオレフィン 2.6 2000 ポリフマレート 2.6 250 ポリアリレート 2.6 220
【0041】前記絶縁基板10を有機基板とする場合及
び有機絶縁層12には、機械的強度の向上の為に芯材を
用いることが出来る。芯材には以下の表2のようにDガ
ラスクロス、Eガラスクロス、ケブラークロス等を用い
ることが出来る。一般的に誘電率の低く、低損失の材料
ほど高価であるが、コストの許す限り、誘電率の低い材
料を使用することが好ましい。
【0042】 表2 クロス品種 比誘電率 Dガラスクロス 7.2 Eガラスクロス 4.7 ケブラークロス 2.5
【0043】前記絶縁基板10及び有機絶縁層12に
は、可撓性のある樹脂を用いることがいっそう好まし
い。コイル導体と樹脂の熱膨張率は大きく異なってお
り、可撓性の乏しい樹脂を用いるとヒートサイクル等の
信頼性試験によりクラックが生じる等の不具合が発生す
る。具体的に可撓性の尺度を挙げると、樹脂の伸び率が
3%以上、エリクセン値が3mm以上等が挙げられる。基
板10に有機材を用いることは、誘電率が小さくかつ割
れに強い材料が比較的容易に得られるので好ましい。
【0044】なお、セラミック基板の場合はアルミナの
ように機械的強度は優れているが誘電率が10程度と大
きい材料とガラスのように誘電率は4程度と小さいが割
れやすい材料の二つにわかれて、機械的強度と低誘電率
の両方を併せ持つ材料はない。
【0045】前記絶縁基板10及び有機絶縁層12の材
質はコイル導体20と反応しないものであることが好ま
しい。たとえばコイル導体が銅である場合、ポリイミド
を絶縁基板又は絶縁層に使用すると銅表面が青緑色に変
色し、いわゆる緑青を生成するので好ましくない。ま
た、適度の耐熱性を有するものが好ましい。たとえばT
g(ガラス転移点)が極端に低い場合、高温での信頼性
に影響を及ぼし、好ましくない。Tg≧60℃であるこ
とが好ましい。例えば、ポリアミド樹脂はTgが50℃
程度であり好ましくない。
【0046】コイル導体20、つまり第1及び第2導体
層11,13の材質は比抵抗が低く、加工性及び形成性
が良好であり、しかも安価であることが好ましい。材料
の候補として、銀、銅、アルミ、金等が挙げられるが、
上記の3点を考慮すると銅が最も好ましい。
【0047】コイル導体20のアスペクト比は出来るだ
け大きく、具体的にはアスペクト比が0.3以上である
ことが好ましい。アスペクト比を上げることにより、導
体の渦電流損失を増やすことなく電流路の断面積を増加
することが出来る。またインダクタンス値はほとんど変
わらないので、Qを効率良く上げることが出来る。アス
ペクト比が0.3未満では、電流路の断面積の増加はわ
ずかにとどまりQの改善効果はあまり期待できない。
【0048】コイル導体の幅を増やした場合は、電流路
の断面積は増加するものの、磁界と鎖交する導体上部の
面積が増え、またインダクタンス値が減少するので好ま
しくない。
【0049】コイル導体20の表面を滑らかにするの
は、高周波領域のQを向上させるための基本的な事項で
ある。これを実現するにはコイル導体の形成方法を、電
解めっき、好ましくは光沢電解めっきを用いた工法、さ
らには蒸着、スパッタリング等の薄膜工法、あるいはこ
れらの工法を組み合わせたものが挙げられる。
【0050】パネルめっき及びエッチングによる方法、
つまり絶縁基板又は絶縁層上にめっき下地層を形成し、
その後に電解めっきを施し、その後にサブトラクティブ
法でコイルを形成する工法によると、コイル導体の上面
が滑らかに形成出来、好ましい。また電解めっきに光沢
めっきを用いると、表面の凹凸がさらに滑らか(鏡面状
態)になり好ましい。エッチング方法はウエットでもド
ライでも良いが、前者の場合は導体側部に大きな凹凸が
出来ることが多く好ましくない。ドライエッチングでパ
ターニングを行う場合は比較的導体側部は滑らかになる
が、量産性に乏しい。
【0051】図3で説明したパターンめっき法、つまり
絶縁基板又は絶縁層上にめっき下地層を形成し、その上
にコイル導体部が開口部になっているレジストパターン
を形成し、電解めっきを施し、レジスト剥離後に全面を
エッチング除去し、不要なめっき下地層を除去してコイ
ル導体を作製すると、コイル導体の3面が滑らかになり
好ましい。ここで電解めっきを光沢めっきにすると、表
面の凹凸がさらに減少してさらに好ましい。またコイル
導体をハイアスペクトに形成する場合、前記のサブトラ
クティブ工法ではコイル導体のアスペクト比は最大0.
2程度が限度であるが、本工法ではアスペクト比0.3
以上とすることができ、例えば図4に示すようなアスペ
クト比1程度のコイル導体が容易に形成可能となる。
【0052】さらに、前記めっき下地層形成に無電界め
っき工法を採用し、全面のエッチングをウエット法で行
うと量産性が高くなり、好ましい。
【0053】なお、前記めっき下地層の形成は、スパッ
タリング、蒸着、イオンプレーティング等の薄膜ドライ
工法、無電解めっき等の湿式工法があげられる。このな
かでも無電解めっき工法は量産性に優れ好ましい。この
無電解めっきの場合は、下地表面を粗化する必要がある
が、本例では下地が樹脂であるので、研磨等の物理的手
法もしくは、過マンガン酸カリウム等による化学的手法
で容易に粗化でき好ましい。
【0054】前記全面のエッチングはドライエッチン
グ、ウエットエッチングの両方が可能であるが、後者は
量産性に優れ好ましい。
【0055】コイル導体表面の凹凸は使用周波数範囲の
上限でのスキンデプスより小さいことが最も好ましい
が、これを越える値になっても、凹凸を小さくすること
により実効抵抗は減少し、Qは大きくなる。とくに、コ
イル導体の少なくとも一面の凹凸が、使用周波数(例え
ば1GHz)のスキンデプスの3倍以下であることが望
ましく、セラミック積層工法との対比を考えると表面の
凹凸は5μm以下であることがとくに好ましい。また、
コイル導体表面は4面の全てが滑らかであることが最も
好ましいが、すくなくとも1面の全てが滑らかであれば
Qの向上に有効である。
【0056】なお、セラミック積層工法でコイル導体を
作製すると図8、図9にあるように表面及び内部に多数
のボイドが形成されることになって好ましくない。
【0057】従来、チップコイルの端子電極はセラミッ
ク積層法で形成する場合はチップの端部を導電性ペース
トの溶液の中に垂直に浸した後に焼成するので、チップ
コイルの端面全部とこの周りの4面の端が全て導体で覆
われる(図7参照)。また薄膜工法でコイルを形成する
場合も特許第2615151号公報にあるように端子を
コの字型にした大きな電極が形成されている。このよう
に大きな電極は浮遊容量を増やし、渦電流損失によりQ
を悪化させる。そこで、本例の高周波コイルでは、図2
に示すように、直径が基板側縁の辺Tの長さの2/3以
下のスルーホールを基板に形成し、これを基板切断時に
2分割することによって容易に小型の端子電極25を形
成できる。
【0058】また、特にコイル導体と端子電極間の浮遊
容量を減らしたい場合には、スルーホールの形状を真円
から側縁の辺方向に長軸のある楕円又は長円、さらには
方形等の長穴にしてコイル導体と端子電極の距離を離す
ことが好ましい。なお、スルーホールの径が基板側縁の
辺の長さの2/3を超えると、浮遊容量や渦電流損失の
低減効果が少なくなり望ましくない。
【0059】本実施の形態では、(I)高Q、(II)高SR
F、(III)狭公差、(IV)量産性良好、(V)信頼性大とする
ために以下に述べる構成とする。
【0060】(I) 高Qに関して
【0061】(1) 巻き線、つまりコイル導体20をへ
リカルにする。
【0062】 コイルのQは次式で表される。 Q=2πfL/Reff …(1式) (但し、f:周波数、L:インダクタンス、Reff:実
効抵抗) また、実効抵抗Reffは次式で表される。 Reff=Rj+Re+Rd …(2式) (但し、Rj:ジュール損失に起因する抵抗、Re:渦電
流損失に起因する抵抗、Rd:誘電損失に起因する抵
抗) ここで、へリカル巻きにするとスパイラルの場合に比べ
て同じLを得るのに短い導体ですむのでRjが減少す
る。
【0063】 またコイル導体20がヘリカルパター
ンの場合、磁界に接する導体の面積が減るのでReが減
少する。その理由は、コイル導体の発生する磁界は基板
に対してほぼ垂直であり、ヘリカルの場合は最下層の下
側の導体面と最上層の上側の面は磁界にさらされて渦電
流損失が生じるが、これ以外の導体面はこれらの面にシ
ールドされて磁界にほとんど接しないからである。
【0064】(2) 層間絶縁層を有機材料にする。
【0065】 有機絶縁層12の場合、その形成温度
が大幅に低下し(セラミック積層の場合は1000℃程
度、有機絶縁層の場合は200℃以下)、導体ペースト
の焼結によらずコイル導体20を形成でき、導体表面が
滑らかになる。コイル導体20の滑らかさの目安は、導
体表面の凹凸が使用周波数でのスキンデプスの3倍以下
となるようにする。1GHzの場合を考えると、スキン
デプスは導体が銅の場合約2μmであるから6μm以下
となる。また、コイル導体20の電流方向に垂直な面で
の切り口の1/3以上が滑らかである事が望ましい。こ
れにより電流路が短くなり、Rjが下がる。
【0066】スパッタリング、蒸着、プラズマCVD等
の薄膜製膜方法により低温で無機絶縁層を形成すること
もできるが、ステップカバレージが悪く、特にヘリカル
巻きのように多数の導体層を形成する場合には好ましく
ない。また量産性が落ちる。このことはへリカル巻きの
ように層数の多い場合は顕著になる。その上、一般的に
誘電率が大きくなり、SRFが低下する。さらに層数の
多い場合はストレスが蓄積しクラックが生じやすくな
る。
【0067】 Q値の高い樹脂を選択すればRdが減
少しさらにQを向上させる事が出来る。例えば、ビニル
ベンジル等のようにQが100以上の材料を選択するこ
とが望ましい。
【0068】(3) コイル導体のアスペクト比を高くす
る。コイル導体20、つまり第1導体層11、第2導体
層13のアスペクト比をそれぞれ上げると電流路の断面
積を増やせるのでRjが減少し、Qを向上出来る。
【0069】高周波においては電流は表皮効果の為に導
体のごく表面にしか流れない。電流の流れる深さの目安
としてスキンデプスがあり、導体が銅の場合は1GHz
で約2μmである。導体層を高く(厚く)すると側面に
も電流が流れるようになり、電流路の断面積が拡大し、
Rjが減少し、高周波においてもQを上げる事が出来
る。
【0070】なお、電流路を増やすもう一つの方法とし
て、導体幅を広くすることが考えられる。この場合電流
路の断面積は増えるものの、磁界とコイル導体の鎖交す
る面積が増えて渦電流損失が拡大する。また導体の最外
周の位置を固定して考えると導体幅を増やすと中央の開
口部の面積が減少してL値が減少する。一方、アスペク
ト比を上げた場合にはLはほとんど変わらないので、ア
スペクト比を上げた場合と比較するとQは減少すること
になる(1式参照)。
【0071】(4) 端子電極を小型化する。端子電極2
5は絶縁基板10の側縁に配置され、かつ当該側縁の長
さの2/3以下の径のスルーホールを分割した形状をな
しているか、あるいは前記側縁の長さの2/3以下の長
径又は長辺の長穴を分割した形状をなしている。これに
より渦電流損失を減少させることが出来、Reが下が
る。
【0072】(5) 導体パターン形成方法をパネルめ
っき及びエッチングによる方法、又はパターンめっき
法にする。これによりコイル導体20を構成する第1導
体層11及び第2導体層13の少なくとも一面の表面を
滑らかに出来る。
【0073】(6) 樹脂材料(基板又は絶縁層)のQを
上げる。ビニルベンジル等のQが100以上の材質とす
ることで、Rdを減少させてQを上げることができる。
なお、Qが100未満では高周波コイルのQの低下を招
くことになり好ましくない。
【0074】(II) 高SRFに関して 自己共振周波数SRFは次式で表される。 SRF=1/[2π(LCs)0.5] …(3式) ここで、Cs:浮遊容量であり、 Cs=CTL+CLL (但し、CTL:端子電極とコイル導体間の浮遊容量、
LL:コイル導体間の浮遊容量) よってSRFを上げるためには、Cs=CTL+CLL
を下げればよい。
【0075】(1) CTLを下げるための手段。 絶縁基板10を有機基板としてその誘電率を下げ、
望ましくは比誘電率を5以下とする。なお、比誘電率が
5より大きいようでは有機絶縁基板を用いる意義が薄れ
る。 端子電極25を小型化する。 端子電極25とコイル導体20間の距離を広げる。
【0076】(2) CLLを下げるための手段。 層間絶縁樹脂層としての有機絶縁層12の誘電率を
下げ、望ましくは比誘電率を5以下とする。なお、比誘
電率が5より大きいようでは有機絶縁層を用いる意義が
薄れる。 コイル導体幅を小さくする。電流路の断面積を一定
にした場合、導体をハイアスペクトにしたほうがコイル
導体幅が下がる。好ましくは、アスペクト比を0.3以
上とする。 層間絶縁樹脂層である有機絶縁層12の厚さを増や
す。
【0077】(III) 狭公差に関して
【0078】(1) 層間絶縁層を有機材料にして形成時
の温度を下げる。これにより硬化収縮による寸法の狂い
を抑えることが出来る。
【0079】(2) 導体パターン形成方法をパネルめ
っきとエッチングによる工法、又はパターンめっき法
にする。これによりコイル導体パターン精度が上がり、
ひいてはインダクタンス値のばらつきを少なくすること
ができる。
【0080】(IV) 量産性に関して
【0081】(1) スパッタリング、蒸着、CVD、ド
ライエッチング等量産性に劣る工法を用いないでめっ
き、ウエットエッチング等の量産性に富む工法のみでプ
ロセスを組むことで量産性を改善できる。
【0082】(2) 導体にCuを使う。Cuは容易に入
手可能であり、まためっき法等、量産性の良好な製造手
段を用いることができる。また、比抵抗も小さい。
【0083】(V) 信頼性に関して ヘリカルのように多層でコイル導体を形成する場合は形
成時の熱応力等によるストレスによってクラックが生じ
信頼性に影響を与えるが、層間の有機絶縁層12として
可撓性のある樹脂を用いることでこれを解決できる。あ
わせて絶縁基板10も可撓性樹脂とすることも有効であ
る。
【0084】図6は本発明の第2の実施の形態を示し、
ヘリカルの巻数を3.5ターンとしたものである。同図
(A)は有機又は無機絶縁基板10上に形成された第1
導体層41、同図(B)は第1有機絶縁層42、同図
(C)は第2導体層43、同図(D)は第2有機絶縁層
44、同図(E)は第3導体層45、同図(F)は第3
有機絶縁層46、同図(G)は第4導体層47、同図
(H)は第4有機絶縁層48、同図(I)は第5導体層
49である。各導体層は各有機絶縁層に形成されたビア
ホール54を介し相互に接続されてコイル導体50を構
成し、このコイル導体50は基板両端縁の端子電極25
間を接続している。各導体層の作製手順は第1の実施の
形態と同様である。
【0085】この第2の実施の形態のように、多層の導
体層を用いてヘリカルパターンを構成することで、コイ
ル巻数を増してインダクタンスの増大を図ることができ
る。その他の作用効果は前述した第1の実施の形態と同
様である。
【0086】
【実施例】以下、本発明に係る高周波コイルを実施例で
詳述する。
【0087】実施例1 比誘電率が7.2のEガラスクロスを芯材(補強材)と
して、比誘電率が2.5、Q=350のビニルベンジル
を含浸して厚さ0.3mmの有機絶縁基板を作製した。こ
のときの基板全体の比誘電率は3.2で、Q=250で
あった。
【0088】この基板表面を粗化した後に無電解銅めっ
きで厚さ0.3μmとなる無電解銅めっき層を形成し
た。この上に厚さ80μmのドライフィルムを貼り付
け、平行露光機で図1(A)の第1導体層11のパター
ンを形成した。ここで図中の斜線の部分がレジストを除
去する部分である。また、高周波コイル全体の縦、横寸
法は0.8×1.6mmである。ヘリカルパターンをなすコ
イル導体の線幅は85μmである。その後、レジストの
溝部(ドライフィルムに形成した溝部)に光沢硫酸銅め
っきで厚さ70μmの導体パターンを作製した。ドライ
フィルムを剥離後、全体をウエットエッチングして不用
な下地導体膜(線間の無電解銅めっき層)をエッチング
で除去した。
【0089】その後、層間絶縁層となるべき感光性の絶
縁樹脂を第1導体層上で25μmの厚さに塗布して図1
(B)の第1有機絶縁層12とし、かつ斜線のようなビ
アホール14を作製した。ビアホール14の形成はフォ
トリソグラフィー法による。ビアホールの直径は100
μmである。有機絶縁層12の樹脂の硬化温度は160
℃である。また樹脂の比誘電率は3.5である。
【0090】その後、絶縁層表面を粗化した後に0.3
μmの無電解銅めっき層を形成した。この上に厚さ10
0μmのドライフィルムを貼り、平行露光機で図1
(C)の第2導体層13のパターンを形成した。ここで
図中の斜線の部分がレジストを除去する部分である。コ
イル導体の線幅は85μmである。その後、レジストの
溝部(ドライフィルムに形成した溝部)に光沢硫酸銅め
っきで厚さ100μmの導体パターンを形成した。ドラ
イフィルム剥離後、ウエットエッチングで不用下地導体
膜を取り除いた。このようにして作製した高周波コイル
の外形の全体写真を図2に、また、コイル導体の断面写
真を図4にそれぞれ示す。また、この実施例1の高周波
コイルのSRF、Rdc、L(但し1GHzにおける値)
を以下の表3に、Qの周波数特性を図5に示す。
【0091】 表3 サンプル種類 SRF(GHz) Rdc(mΩ) L(mH) 実施例1 12 10 3.15 比較例1 9 66 3.20
【0092】比較例1 通常のセラミック積層工法で高周波コイルを作製した。
外形寸法は1.6×0.8×0.8mmで外形写真を図7に
示す。実施例1と比較すると端子電極が大きく、両方の
端面全体と残りの4面端部の全てにはみ出した形に形成
されている。コイル導体は線幅105μm、高さ15μ
mで断面形状の写真を図8に示す。実施例1に比べて導
体の断面積が小さく、また導体の中、表面に至るボイド
が多数見られる。導体表面の写真を図9に示す。導体表
面に焼成時に形成されたと考えられる多数の小孔が見ら
れる。コイル導体形状はへリカルであり実施例1と同様
である。層間絶縁層に使用したセラミック材料の比誘電
率は4.3である。この時のSRF、Rdc及びL(但し
1GHzにおける値)を前記表3に実施例1と対比して
示す。
【0093】この比較例1のSRFは実施例1に比較し
て約3割低下している。これは層間絶縁層の誘電率が大
きいこと、端子電極が大きいこと、コイル導体層の幅が
大きいことによると考えられる。
【0094】Rdcについては、導体が薄いので電流路の
断面積が低下してRdcは大幅に増加している。
【0095】一方、Lはコイル導体の巻き方によって決
まるのでほとんど同じである。コイル導体を実施例1の
ようにハイアスペクトにするとLを一定にしたままでR
dcを下げる事が出来るのが解る。
【0096】比較例1の場合のQの周波数特性を図5に
実施例1と対比して示す。比較例1ではQは実施例1に
比べておよそ半減している。これは導体の高さが小さい
ので電流路の断面積が十分に確保できないこと、コイル
導体の表面が荒れているので高周波においては電流路が
長くなること、によると考えられる。
【0097】実施例2 実施例1と同様にして3.5ターンの高周波コイルを作
製した。この時の各層のパターンを図6に示す。コイル
導体の断面形状、層間絶縁膜としての有機絶縁層の材
質、厚さは実施例1と同じである。この高周波コイルは
良好な高周波特性を示した。
【0098】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Q及びSRFを高めることができ、インダクタンスのば
らつきが小さく、信頼性、量産性に優れた高周波コイル
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波コイル第1の実施の形態で
あって、導体層及び層間有機絶縁層を示す平面図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の外観を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の場合の製法の1例を示す説
明図である。
【図4】第1の実施の形態における導体層の断面図であ
る。
【図5】実施例1と比較例1とのQ値を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態であって、導体層及
び層間有機絶縁層を示す平面図である。
【図7】従来のセラミック積層工法によるチップコイル
の外観を示す斜視図である。
【図8】図7の場合の導体層の断面図である。
【図9】従来のセラミック積層工法によるチップコイル
の上層の導体パターンの拡大平面図である。
【符号の説明】
1 積層セラミック層 2,25 端子電極 3,20,50 コイル導体 10 絶縁基板 11,13,41,43,45,47,49 導体層 12,42,44,46,48 有機絶縁層 14 ビアホール 30 めっき下地層 31 ドライフィルム 32 めっき層
フロントページの続き Fターム(参考) 5E070 AA01 AB04 AB06 AB10 BA01 CB02 CB08 CB13 CB17 CB18 CB20 EA01 5J046 AA05 AB12 PA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に導体層と有機絶縁層とを交
    互に積層してヘリカルパターンのコイル導体を構成する
    とともに、前記絶縁基板の一部に端子電極を形成したこ
    とを特徴とする高周波コイル。
  2. 【請求項2】 前記コイル導体の少なくとも一面の凹凸
    が、1GHzのスキンデプスの3倍以下である請求項1
    記載の高周波コイル。
  3. 【請求項3】 前記コイル導体が銅で形成されてなる請
    求項1又は2記載の高周波コイル。
  4. 【請求項4】 前記コイル導体のアスペクト比が0.3
    以上である請求項1,2又は3記載の高周波コイル。
  5. 【請求項5】 前記有機絶縁層の比誘電率が5以下であ
    る請求項1,2,3又は4記載の高周波コイル。
  6. 【請求項6】 前記有機絶縁層のQが100以上である
    請求項1,2,3,4又は5記載の高周波コイル。
  7. 【請求項7】 前記有機絶縁層が可撓性を有するもので
    ある請求項1,2,3,4,5又は6記載の高周波コイ
    ル。
  8. 【請求項8】 前記有機絶縁層がビニルベンジルである
    請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の高周波コイ
    ル。
  9. 【請求項9】 前記絶縁基板が有機基板であり、該有機
    基板の比誘電率が5以下である請求項1,2,3,4,
    5,6,7又は8記載の高周波コイル。
  10. 【請求項10】 前記絶縁基板のQが100以上である
    請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の高
    周波コイル。
  11. 【請求項11】 前記絶縁基板がビニルベンジルである
    請求項1乃至10のいずれか記載の高周波コイル。
  12. 【請求項12】 前記端子電極は前記絶縁基板の側縁に
    配置され、かつ当該側縁の長さの2/3以下の径のスル
    ーホールを分割した形状をなしている請求項1乃至11
    のいずれか記載の高周波コイル。
  13. 【請求項13】 前記端子電極は前記絶縁基板の側縁に
    配置され、かつ当該側縁の長さの2/3以下の長径又は
    長辺の長穴を分割した形状をなしている請求項1乃至1
    1のいずれか記載の高周波コイル。
  14. 【請求項14】 前記コイル導体の少なくとも一面が電
    解めっきで形成された面である請求項1乃至13のいず
    れか記載の高周波コイル。
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