JPH09219645A - 可変サンプリングレートを有するデータ変換器および方法 - Google Patents

可変サンプリングレートを有するデータ変換器および方法

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JPH09219645A
JPH09219645A JP8337447A JP33744796A JPH09219645A JP H09219645 A JPH09219645 A JP H09219645A JP 8337447 A JP8337447 A JP 8337447A JP 33744796 A JP33744796 A JP 33744796A JP H09219645 A JPH09219645 A JP H09219645A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/458Analogue/digital converters using delta-sigma modulation as an intermediate step
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    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/50Digital/analogue converters using delta-sigma modulation as an intermediate step

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変サンプリングレートを有し、所定のダイ
ナミックレンジ内の出力データを生成するデータ変換器
を実現する。 【解決手段】 データ変換器および方法は可変サンプリ
ングレートで動作する。入力利得段12は入力ビットレ
ートの入力ビットストリームを調整し利得調整されたビ
ットストリームを生成する。積分器14およびくし形フ
ィルタ16は利得調整されたビットストリームに働きか
けて出力ビットレートのろ波されたビットストリームを
生成する。積分器およびくし形フィルタ対の利得は実施
されるサンプリングレートと共に変化する。入力利得段
12の入力利得値は積分器およびくし形フィルタ対の利
得を補償するよう調整され所定のダイナミックレンジ内
のろ波されたビットストリームを生成する。DCオフセ
ット段52および出力利得段54はろ波されたビットス
トリームにさらなる調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一般的には信号の
変換に関し、かつより特定的には複数サンプリングレー
トを提供しかつ所望のダイナミックレンジ内の出力を生
成する改善されたデータ変換器および動作方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アナログ形式とデジタル形式との間での
信号の変換は長年にわたり技術的に知られてきている。
電話システムのような、種々の用途において、信号は主
として該信号がデジタル形式にあるときに操作される。
デジタル形式においては、信号はデジタルデータ処理要
素を使用して操作され、アナログ要素を使用しかつアナ
ログ信号に対して操作を行うことでは容易に達成できな
かったシステム性能を達成できる。従って、従来はアナ
ログデータに対してのみ操作を行った数多くのシステム
は今やシステムの目標を達成するためデジタル信号に対
して操作を行うデジタル技術を採用している。
【0003】大部分のデジタルシステムにおいては、注
目の信号の正確な表現および再生が最大の重要事項であ
る。例えば、デジタル電話システムの場合は、アナログ
信号が第1のユーザから受信され、デジタル信号に変換
され、デジタル的に送信され、デジタル的に受信され、
アナログ信号に変換され、かつアナログ形式で第2のユ
ーザに提供される。アナログ信号のデジタル表現は正確
でなければならないのみならず、デジタル信号の正確な
アナログ表現も作成されなければならない。従って、ア
ナログ形式とデジタル形式との間でのデータの変換はデ
ジタル電話システムのようなデジタル通信システムにお
いて重要かつ絶対必要なプロセスである。
【0004】シグマ−デルタ(sigma−delt
a)変換プロセスはアナログ形式からデジタル形式へお
よびデジタル形式からアナログ形式へ正確に信号を変換
する技術として大きな人気を得ている。第1のステップ
として、アナログ−デジタル(A/D)シグマ−デルタ
変換器はあるサンプリング周波数でアナログ信号をサン
プルし、かつ該アナログ信号を前記サンプリング周波数
で該アナログ信号を表わすデジタルビットストリーム出
力へと変換する。一般に、シグマ−デルタ変換器はアナ
ログ信号の注目の最高周波数の倍数であるサンプリング
周波数で動作する。注目の最も高い周波数に関して高い
周波数でアナログ信号をサンプリングする技術はオーバ
サンプリングと称されている。
【0005】オーバサンプリングの技術はそれがサンプ
リングプロセスにおいて導入される量子化ノイズを注目
の最も高い周波数を超える周波数スペクトルの部分に押
しやるために行われる。他の形式の信号変換プロセスに
おいては、サンプリング処理において導入される量子化
ノイズは、注目の周波数帯域を含む、周波数スペクトル
にわたり実質的に一定である。従って、シグマ−デルタ
プロセスは注目の周波数を前記周波数スペクトルにそっ
た量子化ノイズの大きな部分から実質的に分離するとい
う重要な利点を提供する。標準的なろ波技術を使用する
ことにより、注目の信号の破壊を最小限にしながら量子
化ノイズを変換されたアナログ信号から実質的に除去す
ることができる。
【0006】オーディオシステムにおける典型的な注目
周波数帯域は、人間の聴取者の可聴範囲である、0キロ
ヘルツ〜20キロヘルツである。しかしながら、数多く
の電話の用途では、典型的な注目周波数範囲は、典型的
な音声信号の周波数範囲である、0キロヘルツ〜4キロ
ヘルツである。ほぼ1メガヘルツのサンプリング周波数
でシグマ−デルタ変換器を使用してアナログ音声信号を
デジタル音声信号に変換することにより、かなりの量子
化ノイズが注目周波数をはるかに超える周波数スペクト
ルへと押し出される。いったん変換されると、前記信号
は量子化ノイズを除去するためにローパスろ波すること
ができる。
【0007】オーバサンプリング比は典型的には出力デ
ータレートに対するサンプリングレートの比率として表
される。一般的なサンプリングレートは960キロヘル
ツ、1.02メガヘルツ、および1.152メガヘルツ
である。一般的な出力レートは8キロヘルツおよび16
キロヘルツである。データ変換プロセスの信号対雑音比
は直接オーバサンプリング比に関連するから、特定の用
途に対して選択されるオーバサンプリング比は与えられ
た用途の信号対雑音比の要件に合致するよう十分に大き
くなければならない。しかしながら、オーバサンプリン
グ比およびサンプリングレートが増大するに応じて、他
のシステム要素のコストもまた増大しかつ変換器の電力
消費も増大する。従って、サンプリングレートは典型的
にはできるだけ低く、しかしながら、システム性能要件
を満たすのに十分なものとなるよう選択される。
【0008】典型的なシグマ−デルタ変調アナログ−デ
ジタル(A/D)変換器においては、アナログ入力信号
は前記入力サンプリングレートでオーバサンプルされて
前記サンプリングレートでの信号の単一ビット表現を生
成する。前記サンプリングレートでの単一ビット表現は
次に積分器およびくし形フィルタを含む縦続接続積分器
くし形フィルタ(cascaded integrat
or comb)またはCICブロック(CIC bl
ock)を使用してより低いサンプリングレートの複数
ビット表現に変換される。複数段(次数)を含むことが
できる、積分器は前記入力サンプリンクレートで入力ビ
ットストリームを受信しかつ出力サンプリングレートで
複数ビット積分出力を生成する。前記くし形フィルタは
積分器から前記積分された出力を受信しかつ該積分され
た出力をくし形ろ波してろ波された信号を生成する。組
み合わせることによって、積分器およびくし形フィルタ
は入力ビットストリームに対しデシメイション機能およ
びローパスろ波機能を達成する。従って、CICブロッ
クはデジタル信号を毎サンプルごとにより少ないビット
を備えたより高いサンプリング周波数の信号から毎サン
プルごとにより多くの数のビットを有するより低いサン
プリング周波数の信号に変換し、かつ実質的にすべての
量子化ノイズおよびエイリアスノイズを前記信号から除
去する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】A/D変換器のCIC
ブロックの利得は使用される積分器の次数、または段
数、の累乗を行ったオーバサンプリング比に等しい。A
/D変換器のオーバサンプリング比は入力サンプリング
周波数を出力データレートで除算したものに等しい。例
えば、オーバサンプリング比が64でありかつ積分器が
3次の積分器であれば、CICブロックの利得は64
**3または64の3乗である。CICブロックの利得
は信号変換プロセスにおいて問題を引き起こす。データ
変換プロセスを実施する信号プロセッサはデジタル化さ
れた信号を表現するために有限数のビットを有するか
ら、特定のオーバサンプリング比は処理システム内でア
ンダフローまたはオーバフローを生じさせることがあ
る。従って、典型的な従来技術のデータ変換器は固定さ
れたオーバサンプリング比を使用しかつCICブロック
をアンダフローおよびオーバフローを防止するよう構成
した。
【0010】しかしながら、数多くの用途においては、
装置に応じて変化する設計目標を達成するよう変換器が
調整できるように可変のオーバサンプリング比を提供す
ることが望ましい。可変オーバサンプリングレートの変
換器を提供するための1つの従来技術の解決方法は変換
器およびすべての関連する構成要素において広いデータ
バスを含め、それによってシステムがすべての状況に対
し十分なダイナミックレンジをもつようにすることであ
った。しかしながら、より広い変換器の実施およびより
広い変換器と共に動作するよう要求されるシステム要素
の変更のコストのためシステムのコストがかなり増大し
た。
【0011】従って、可変サンプリングレートを有する
が所定の出力範囲内で出力データを生成できるデータ変
換器の技術的な必要性が存在する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はデータ変換器お
よび関連する動作方法に関する。該データ変換器は可変
サンプリングレートで動作するが、所定のダイナミック
レンジ内で出力を生成する。サンプリングレートに基づ
き、前記変換器はデータ変換器によって生成される出力
データが所定のダイナミックレンジ内にあるように入力
ビットストリームの利得を調整する。入力データの調整
に基づき、種々のサンプリングレートに基づく種々のオ
ーバサンプリング比がデータ変換器によって実施でき、
従ってデータ変換器が特定の用途に対しカスタム化でき
るが標準的なデータ幅を備えるようになる。このように
して、所望の信号対ノイズのシステム性能を達成するた
めにデータ変換器内でオーバサンプリング比が調整され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、可変サンプリングレート
を有するデータ変換器(data converte
r)10を示す。該データ変換器10は入力利得段1
2、積分器14、およびくし形フィルタ16を具備す
る。これらの構成要素は他のものと組み合わせて作動し
データ変換器10のオーバサンプリング比と独立に所定
のダイナミックレンジ内で生成される出力を発生する。
【0014】入力利得段12は入力ビットレート20で
入力ビットストリーム18を受信しかつ該入力ビットス
トリーム18をある入力利得値で調整して入力ビットレ
ート20で利得調整されたビットストリーム22を生成
する。前記入力ビットストリーム18は好ましくは、論
理“1”または論理“0”の値を有する単一ビット幅で
ありかつ任意のデータ値を表わす。割当てに基づき、論
理“1”は正の値を表し、一方論理“0”は負の値を表
わすことができる。あるいは、論理“1”は正の値を表
し、一方論理“0”はゼロの値を表わすことができる。
そのような割当ては特定のシステムにおいてデータ変換
器を使用するシステム設計者によってシステムの制約に
基づき行うことができる。
【0015】入力利得段12の入力利得値は少なくとも
部分的に入力ビットレート20に基づき、かつその結
果、変換器10のオーバサンプリング比に関係する。信
号変換プロセスにおいて最小の信号対雑音比を達成する
のに十分なオーバサンプリング比をもつことが望まし
い。さらに、データ変換器10を含むシステム内の構成
要素の電力消費および複雑さを最小にするために前記十
分なオーバサンプリング比を超えないオーバサンプリン
グ比を使用することが望ましい。従って、本発明のデー
タ変換器10は、入力ビットレート20である、可変サ
ンプリングレートを提供する。好ましくは、入力ビット
レート20の変更は単にデータ変換器10のオーバサン
プリング比を変えるのみとするよう、出力ビットレート
24は固定とされる。従って、データ変換器10の入力
ビットレート20は異なるシステムにおける異なるシス
テム要求を達成するため変更される。
【0016】積分器14は入力利得段12に動作可能に
結合しかつ利得調整されたビットストリーム22を受信
する。積分器14は入力ビットレート20において前記
利得調整されたビットストリーム22をサンプルしかつ
前記入力ビットレート20で積分されたビットストリー
ム26を生成する。積分器14の伝達関数はゼロにおい
てポールを有しかつ周波数が増大するに応じてゼロへ向
かう先細の(tapered)応答を有する。従って、
積分器14はそれが積分されたビットストリーム26を
生成する際に利得調整されたビットストリーム22を成
形し(shapes)かつ前記利得調整されたビットス
トリーム22から量子化ノイズのかなりの部分を除去す
る。
【0017】前記くし型フィルタ16は積分器14に動
作可能に結合しかつ積分されたビットストリーム26を
積分器14から受ける。くし型フィルタ16は前記積分
されたビットストリーム26をくし型ろ波して出力ビッ
トレート24でろ波されたビットストリーム28を生成
する。くし型ろ波関数はゼロヘルツにゼロを有しかつ該
くし周波数(comb frequency)の各倍数
にゼロを有する。従って、ゼロヘルツにおけるくし型フ
ィルタ16のゼロはゼロにおける積分器14の伝達関数
のポールと組み合わされてゼロヘルツおよびゼロヘルツ
の近くで実質的にユニティ(unity)の伝達関数を
生成し量子化ノイズを除去する一方で注目の信号が通過
できるようにする。さらに、サンプリング周波数の倍数
のくし型フィルタ16のゼロは実質的にデシメイション
プロセスにおいて生成されるエイリアスを除去する。従
って、積分器14およびくし型フィルタ16によって形
成されるCICブロックは利得調整されたビットストリ
ーム22の量子化ノイズを除去し、デシメイトし、かつ
ろ波してより低いビットレートかつサンプル毎のより高
いビットの表現のろ波されたビットストリーム28を生
成する。
【0018】好ましくは、入力利得段12および積分器
14はハードウエアに集積され、一方くし型フィルタ1
6はデータプロセッサその他を使用してソフトウエアで
実施される。しかしながら、本発明の教示はここに説明
された実施形態に限定されるものではなくかつ所定のダ
イナミックレンジ内に入る出力データを生成する任意の
可変レートのデータ変換器10に関連する。
【0019】好ましくは、入力ビットレート20は96
0キロヘルツ、1.024メガヘルツまたは1.152
メガヘルツである。しかしながら、他の入力ビットレー
ト20を選択することもできる。出力ビットレート24
は好ましくは16ビット幅を有する8キロヘルツまたは
16キロヘルツであるが、同様に他のデータサンプリン
グレートとすることができる。従って、データ変換器1
0のオーバサンプリング比は好ましくは60から144
に及ぶ。本発明のデータ変換器10によって好適に得ら
れるオーバサンプリング比の範囲は設計者に変換器の性
能の十分な選択肢を与えデータ変換器10が種々のシス
テム性能基準を満たしながら種々の用途において使用で
きるようにする。
【0020】前記入力利得段12は好ましくはそれが入
力ビットストリーム18を1,2または4の利得で調整
するように構成される。しかしながら、そのような利得
調整は積分器14の次数、出力ビットレート24、およ
び入力ビットレート18に依存する。前に述べたよう
に、入力利得段12の入力利得値はデータ変換器10の
出力が所定のダイナミックレンジ内に存在するように選
択される。従って、入力利得値はこれらの他の構成要素
ならびに変換器10の出力の幅に依存することになる。
【0021】従って、本発明のデータ変換器(data
converter)10は種々のサンプリングレー
トで動作ししかも所定のレンジ内に入るろ波されたビッ
トストリーム28を生成するという重要な利点を提供す
る。データ変換器10に関連するデータ幅は最小にさ
れ、従ってデータ変換器10によって達成される性能を
最大にする一方でコストおよび複雑さが低減される。可
変サンプリングレートの動作を可能にすることにより、
本発明のデータ変換器10は大きな柔軟性および性能を
提供する。さらに、与えられたダイナミックレンジ内で
出力データを生成することにより、データ変換器10は
低減されたコストで標準的なシステム構成要素と共に使
用することができる。従って、本発明のデータ変換器1
0は従来装置と比較してコストの低減および複雑さの低
減という重要な利点を提供する。
【0022】図2は、本発明に係わる可変サンプリング
レートを有するデータ変換器50を示す。共通の要素に
対する図1で設定された数字規定は図2においても保持
されている。データ変換器50は好ましくは入力利得段
12、積分器14、くし型フィルタ16を具備し、かつ
またDCオフセット段52、出力利得段54、成形フィ
ルタ(shaping filter)56、およびシ
グマ−デルタ変調器59を具備する。積分器14および
くし型フィルタ16は図1で説明した実施形態と同様に
機能し、かつこれらの構成要素については図2に関して
ここではこれ以上説明はしない。
【0023】シグマ−デルタ変調器59はアナログ信号
60を受信しかつ該アナログ信号60をシグマ−デルタ
変調して入力ビットストリーム20を生成する。シグマ
−デルタ変調器59は入力ビットレート20で前記アナ
ログ信号60をサンプリングして該入力ビットレートで
入力ビットストリーム20を生成する。シグマ−デルタ
変調器59は好ましくは技術的に知られた構造を備えか
つここではこれ以上説明しない。
【0024】入力利得段12は図1に従って前に説明し
たのと同じ機能を達成する。しかしながら、図2に示さ
れる入力利得段12はまたデータ変換器50のサンプリ
ングレートまたは入力ビットレート20に基づく選択信
号58を受信する。前に述べたように、出力ビットレー
ト24が固定されている場合、入力ビットレート20は
データ変換器50のオーバサンプリング比を決定しかつ
その結果CICブロックの利得を決定する。オーバサン
プリング比、または入力ビットレート20、に基づき選
択信号58を変えることにより、入力利得段12は選択
的に入力ビットストリーム20を調整して利得調整され
たビットストリーム22を生成する。
【0025】入力利得段12は、しかしながら、入力ビ
ットストリーム20に対し第1の調整を提供するのみで
ある。従って、DCオフセット段および出力利得段54
もまた出力ビットストリーム64を所定のダイナミック
レンジ内に存在させるために調整を提供する。
【0026】DCオフセット段52は動作可能にくし型
フィルタ16および信号成形フィルタ56の間に結合さ
れている。DCオフセット段52は実質的にDC成分を
前記ろ波されたビットストリーム28から除去し、この
場合前記DC成分は少なくとも部分的に前記入力ビット
レート20に基づいている。シグマ−デルタ変調器59
によって生成されたとき、入力ビットストリーム20は
変換されたアナログ信号60を表わす。変換プロセスに
おいて行われた仮定および入力ビットストリーム20に
よるアナログ信号の表現に基づき、入力ビットストリー
ム20は本質的にDCオフセットを含む。そのような場
合は、例えば、入力ビットストリーム20の論理“1”
が1の値を表わし、一方論理“0”が0の値を表わす場
合である。このような状況では、DCオフセットとして
0.5の値がある。他の状況では0、入力ビットストリ
ーム20の表現に基づき、異なるDCオフセット値が入
力ビットストリーム20において生成されることにな
る。
【0027】前述のように入力ビットストリーム20の
表現はデータ変換器50の構成要素、特に積分器14の
入力段、の複雑さを低減する。しかしながら、入力ビッ
トストリーム20にDCオフセットが存在するため、該
DCオフセットが入力利得段12およびCICブロック
の利得によって増幅されかつろ波されたビットストリー
ム28の成分となる。従って、増幅されたDCオフセッ
トはDCオフセット段52によって除去されなければな
らない。好ましくはオーバサンプリング比に基づく、選
択信号58はDCオフセット段52にろ波されたビット
ストリームから特定のDCを除去するよう通知する。D
Cオフセット段52に提供される選択信号はまた変換プ
ロセスにおけるDCオフセットの作成に関連する他の仮
定に基づく。要するに、DCオフセット段52は入力ビ
ットスリーム20からDCオフセットを除去しろ波され
たビットストリーム28が前記所定のダイナミックレン
ジ内に留まることを保証する。
【0028】前記出力利得段54は動作可能にDCオフ
セット段52に結合しかつある出力利得値によって前記
ろ波されたビットストリーム28の振幅を調整する。該
出力利得値は少なくとも部分的に前記入力ビットレート
20に基づく。図2のデータ変換器50の実施形態にお
いては、前記入力利得値12は2の利得係数(gain
factors)により入力ビットストリーム20を
変えることができる粗調利得調整器である。従って、出
力利得段54は前記サンプルレートに基づき、前記ろ波
されたビットスリーム28を調整するためにより精細な
調整を提供し前記ろ波されたビットストリーム28が所
定のダイナミックレンジ内に存在するようにする。従っ
て、組み合わせて、入力利得段12、DCオフセット段
52、および出力利得段54はデータ変換器50によっ
て提供される変換された信号を調整しろ波されたビット
ストリーム28を所定のダイナミックレンジ内に入るよ
うにする。
【0029】成形フィルタ56は出力利得段54からろ
波されたビットストリーム28を受信しかつ該ろ波され
たビットストリーム28をスペクトル的に成形してスペ
クトル要件と適合する出力ビットストリーム64を生成
する。好ましくは、前記成形フィルタ56は前記出力ビ
ットレート24より低い周波数で2次出力ビットレート
62での出力ビットストリームを生成する。入力利得段
12、CICブロック、DCオフセット段52、および
出力利得段54はあるスペクトル形状を有する利得調整
されたろ波ビットストリーム29を生成する。成形フィ
ルタ56は出力ビットストリーム64を生成するために
必要に応じてろ波されたビットストリーム28のスペト
クルを調整する。データ変換器50が所在する特定の要
求に基づき、前記成形フィルタ56の特性が決定される
ことになる。
【0030】従って、図2のデータ変換器50はろ波さ
れたビットストリーム28からDCオフセットを除去し
かつろ波されたビットストリーム28を所定のダイナミ
ックレンジに最終的に対応させるために利得調整すると
いう付加的な利点を提供する。従って、図2に示される
データ変換器はデータ変換器50が導入されたシステム
の要件を満たすために種々の入力ビットレート20を有
し提供された種々のオーバサンプリングレートの内の任
意のもので動作可能である。データ変換器50は次に所
望の入力ビットレート20のサンプリング比で動作しか
つしかも前記所定の2次出力ビットレート62で前記所
定のダイナミックレンジ内の出力ビットストリーム64
を提供する。
【0031】図3は、図1および図2の、それぞれ、デ
ータ変換器10および50の入力利得段12および積分
器14の特定の実施形態100を示す。入力ビットスト
リーム18は入力利得段12に提供され、該入力利得段
12は利得調整された出力106を生成する。積分器1
4は累算またはアキュムレーション機能を提供するよう
相互動作可能に結合されたマルチビット加算器102お
よびマルチビットレジスタ104を備えている。レジス
タ104の出力は前記入力の1つとして加算器102に
提供される。レジスタ104からの加算器102への入
力はビットB0〜B19として表わされ、かつ累算され
た値108と考えられる。入力利得段12からの利得調
整された出力106は加算器102への第2の入力であ
る。これらの入力はA0〜A19として示される。選択
信号58に基づき、入力利得段12は入力ビットストリ
ーム18を加算器102の入力A0,A1またはA2に
提供する。
【0032】従って、この特定の実施形態における入力
利得段12は3つのモードの内の1つで動作する。第1
のモードでは、入力利得段において提供された選択信号
58は1の利得を生じさせる。この場合、単一ビット表
現である入力ビットストリーム18は加算器102のA
0に提供される。第2のモードでは、入力ビットストリ
ーム18は加算器102の入力A1に提供される。入力
ビットストリームを入力A1に提供することは2の利得
と等価である。第3の動作モードでは、入力利得段12
は入力ビットストリーム18を加算器102の入力ビッ
トA2へ提供する。入力ビットストリーム18をこの入
力に提供することにより、入力利得段12は実効的に4
の利得を生じさせている。入力ビットストリーム18を
受信しない入力A0〜A2として提供される特定のビッ
トは0に固定される。さらに、入力ビットA3〜A19
は0に固定される。従って、加算器102のおのおのの
動作に際して、入力ビットストリーム18はレジスタ1
04内に保持された累算成分に加算される。この累算機
能を行うことにより、積分されたビットストリーム26
が生成される。
【0033】従って、図3の構成は入力利得値によって
利得機能を達成するための単純化したメカニズムを提供
する。入力利得段12および積分器14はこの機能をデ
ジタル的に、好ましくはハードウエアで、提供するか
ら、それは典型的なデータ処理システムにおける他のデ
ジタル要素によって容易に実施できる。
【0034】図4は、可変サンプリングレートを有する
データ変換器150を示す。該データ変換器は利得段1
52、くし型フィルタ154、積分器156、およびノ
イズ成形フィルタ158を具備する。好ましくは、デー
タ変換器150は図1に示されるデータ変換器10の逆
表現(inverse representatio
n)である。データ変換器150はある入力ビットレー
ト162における入力ビットストリーム160を入力ビ
ットレート162よりずっと高い周波数である出力ビッ
トレート168でノイズ成形された出力ビットストリー
ム172へと変換する。しかしながら、デー変換器15
0の出力ビットレート168は可変であり、それによっ
てデータ変換器150に関連するオーバサンプリング比
もまた可変となりかつシステム性能要件と適合するよう
に調整できる。積分されたビットストリーム170はそ
れが所定のダイナミックレンジ内に入るように生成さ
れ、従ってデータ変換器150の動作は図1および図2
のデータ変換器10および50と類似している。
【0035】利得段152は前記入力ビットレート16
2で入力ビットストリーム160を受信しかつ該入力ビ
ットストリーム160を選択信号161に基づき調整し
て前記入力ビットレート162での利得調整された入力
ビットストリーム164を生成する。好ましくは、前記
入力ビットスリーム160は8キロヘルツのデータレー
トでありかつ16ビットのデータ幅を有する。しかしな
がら、該データレートはデータ幅と同様に異なってもよ
い。利得段152は少なくとも部分的に出力ビットレー
ト168に基づくある利得値によって入力ビットストリ
ーム160を調整する。前に述べたように、データ変換
器150のCICブロックの利得はオーバサンプリング
比によって決定される。従って、入力ビットレート16
2が固定されていると仮定すると、利得段152によっ
て実施される利得値は出力ビットレート168によって
決定される。前記利得値は選択信号161によって実施
され、この場合前記選択信号161は出力ビットレート
168によって決定される。従って、前記選択信号は利
得段152の利得をCICブロックの利得、またはCI
Cブロックのオーバサンプリング比に基づき前記利得値
をを変えさせるようにする。
【0036】前記くし形フィルタ154は動作可能に利
得段152に結合し、利得調整された入力ビットストリ
ーム154を中間ビットレート163で受信し、かつ利
得調整されたビットストリーム154をくし形ろ波して
前記中間ビットレート163でろ波されたビットストリ
ーム166を生成する。好ましくは、前記ろ波されたビ
ットストリーム166は32キロヘルツの中間ビットレ
ートで生成されかつ16ビットのデータ幅を有する。さ
らに、前記くし形フィルタ154は好ましくは技術的に
知られかつ前に説明した形式のものとされる。
【0037】積分器156は前記ろ波されたビットスト
リーム166を出力ビットレート168でサンプルしか
つ出力ビットレート168で積分されたビットストリー
ム170を生成する。好ましくは、該出力ビットレート
は960キロヘルツ、1.024メガヘルツ、または
1.152メガヘルツであり、かつ前記積分されたビッ
トストリーム170は20ビットのデータ幅を有する。
従って、積分器156は前記ろ波されたビットストリー
ム166をくし形フィルタ154によって生成されるよ
りも高い周波数でサンプルする。より高い周波数でのサ
ンプリングは技術的に補間(interpolatio
n)として知られておりかつここではこれ以上説明しな
い。積分器156は前記ろ波されたビットストリーム1
66を積分して出力ビットレート168で積分されたビ
ットストリーム170を生成する。積分器156によっ
て実施される、積分機能は前に説明しており、かつ図4
に関してはこれ以上説明しない。
【0038】ノイズ成形フィルタ158は積分器156
に動作可能に結合し、積分されたビットストリーム17
0を受信し、かつ出力ビットレート168でノイズ成形
された出力ビットストリーム170を生成する。好まし
くは、該ノイズ成形された出力ビットストリームは1ビ
ットのデータ幅を有する。しかしながら、該データ幅は
特定の用途に応じてより広くすることもできる。
【0039】図4のデータ変換器150は従って可変出
力ビットレート168を可能にししかも所定のダイナミ
ックレンジ内に入る積分されたビットストリーム170
を生成する。このようにして、データ変換器150によ
って実施される種々のオーバサンプリング比を選択でき
る。データ変換器150のオーバサンプリング比は特定
の用途に対して十分な信号対雑音比を提供するよう選択
される。従って、データ変換器150は最小のハードウ
エア構造によって可変出力ビットレート168を提供す
るという重要な利点を与える。そのような最小のハード
ウエア構造はコスト、電力消費を低減し、かつまた関連
する構成要素のコストの低減を可能にする。
【0040】図5は、本発明に係わる可変サンプリング
レートを有するデータ変換器200を示す。データ変換
器200は図4のデータ変換器150に共通の要素を備
えている。従って、図4の番号規約は図5のデータ変換
器200に関しても維持されている。各実施形態の間で
共通の要素は利得段152、くし形フィルタ154、積
分器156、およびノイズ成形フィルタ158を含む。
利得段152、くし形フィルタ154、積分器156、
およびノイズ成形フィルタ158の機能は図4を参照し
て前に説明した。従って、本発明の教示を強化するため
の場合を除き、それらの機能は図5に関してはここでは
これ以上説明しない。図5のデータ変換器200はま
た、図4のデータ変換器150には含まれていない構成
要素である、入力フィルタ202、およびデジタル−ア
ナログ変換器204を含む。
【0041】入力成形フィルタ202はろ波されていな
い入力ビットストリーム206を受信しかつ入力ビット
ストリーム160を生成する。入力フィルタ202は前
記ろ波されていない入力ビットストリーム206のスペ
クトルを調整して前記入力ビットストリーム160を生
成する。該スペクトルは用途のスペクトル的な要件に応
じて調整される。くし形フィルタ154および積分器1
56を備えたCICブロックは該ブロックを通って提供
される信号のスペクトルをひずませる。従って、入力成
形フィルタ202はCICブロックによって引き起こさ
れるスペクトル的ひずみを補償するため前記ビットスト
リームのスペクトルを調整する。特定の用途はスペクト
ル的な要件を満たすために異なるスペクトル的な成形を
必要とする。従って、入力フィルタ202はその特定の
用途と適合するスペクトル的成形を行う。従って、入力
フィルタ202はCICブロックのための補償を提供し
かつまたデータ変換器200が導入される特定の用途の
ためにスペクトルを調整する。
【0042】デジタル−アナログ変換器204はノイズ
成形された出力ビットストリーム172を受信しかつア
ナログ出力信号208を生成する。好ましくは、ノイズ
成形出力ビットストリーム172はデジタル−アナログ
変換器204が単一ビット変換器とすることができるよ
うに1ビットの幅を有する。しかしながら、ノイズ成形
された出力ビットストリーム172は1ビットより大き
な幅とすることもできかつデジタル−アナログ変換器2
04は変換機能を提供するため選択できるようにするこ
とができる。好ましくは、デジタル−アナログ変換器2
04は信号から量子化ノイズを除去するための平滑フィ
ルタ(smoothing filter)を含む。技
術的に知られているように、典型的な平滑フィルタはア
ナログ出力信号208からより高い周波数の量子化ノイ
ズをろ波するローパスフィルタからなる。
【0043】図5のデータ変換器200は図4のデータ
変換器150の利点を提供すると共に、入力成形および
デジタル−アナログ変換という付加的な利点を与える。
従って、データ変換器200は可変データレートで完全
なデジタル−アナログ変換処理を提供することができ、
該データレートは特定の用途に対して変更することがで
きる。
【0044】図6は、可変サンプリングレートでデータ
を変換する方法250を示す。該方法は入力ビットスト
リームをある入力ビットレートで受信する第1のステッ
プ252を含む。1つの実施形態では、該入力ビットレ
ートはデジタル的に変換されたアナログ信号を表わす。
好ましくは、該入力ビットレートは960キロヘルツ、
1.02メガヘルツ、または1.152メガヘルツであ
り、該入力ビットストリームは1ビットのデータ幅を有
する。しかしながら、該入力ビットレートは他の周波数
および幅を備えるものとすることもできる。
【0045】次に、ステップ254において、方法25
0は利得調整されたビットストリームを生成するために
入力利得値に基づき入力ビットストリームを調整するス
テップを含む。該入力利得値は少なくとも部分的に前記
入力ビットレートに基づいている。次に、ステップ25
6において、方法250は前記利得調整されたビットス
トリームを積分して入力ビットレートより低い出力ビッ
トレートで積分されたビットストリームを生成するステ
ップを含む。次に、ステップ258において、本方法は
前記積分されたビットストリームをくし形ろ波して出力
ビットレートでくし形ろ波されたビットストリームを生
成するステップを含む。次に、ステップ260におい
て、本方法は前記くし形ろ波されたビットストリームか
らDC成分を除去する段階を含む。次に、ステップ26
2は前記くし形ろ波されたビットストリームにおける利
得を調整する段階を含む。本発明の方法250に関連す
るデータレートは本発明の前記データ変換器10および
50と適合するものでありかつ方法250に関してはこ
れ以上説明しない。
【0046】本発明の方法250に関連する利点は本発
明の前記データ変換器10および50のものと同じであ
る。従って、本発明の方法250は可変サンプリングモ
ードの動作を提供し、しかしながらそれは所定のダイナ
ミックレンジ内の出力データを提供する。
【0047】図7は、可変サンプリングレートでデータ
を変換する別の方法300を示す。図6の方法250と
比較して、図7の方法300はデータをより大きなデー
タ幅、より低いサンプリング周波数からより狭いデータ
幅、より高いサンプリング周波数の信号へと変換し、か
つ1実施形態ではアナログ信号を変換する。好ましく
は、図7の方法300は図4および図5のそれぞれデー
タ変換器150および200と対応している。従って、
図7の方法300に関して特に説明しない詳細部分はデ
ータ変換器150および200の前の説明に関して知る
ことができる。
【0048】方法300はある入力ビットレートで成形
されていないまたは未成形データを受信するステップ3
02で始まる。次に、ステップ304において、本方法
は前記成形されていないデータをろ波して入力データを
生成する段階を含む。該ろ波は好ましくは積分およびく
し形ろ波の影響ならびに特定の用途のスペクトル的な要
求を補償するために入力データをスペクトル的に成形す
る段階を含む。
【0049】次に、ステップ306において、方法30
0はある利得値で入力データを調整して利得調整された
入力データを生成する段階を含む。該利得値は出力デー
タレート、入力データレート、およびステップ310に
おいて行われる積分の次数(order)に基づき決定
される。前に述べたように、CICブロックの利得は該
CICブロックのオーバサンプリング比、および該ブロ
ックによって行われる積分の次数に依存する。従って、
方法ステップ306と共に、前記利得値は入力ビットレ
ート、出力ビットレート、かつ結果としてCICブロッ
クの利得に依存する。従って、ステップ306は所定の
ダイナミックレンジ内の出力データを生成するために種
々の動作モードにおいて方法300の可変利得を補償す
るために入力データを利得調整する。
【0050】ステップ306に続き、ステップ308は
入力ビットストリームをくし形ろ波して、好ましくは前
記入力ビットレートより大きな中間ビットレートで、く
し形ろ波されたビットストリームを生成する。次に、ス
テップ310は該くし形ろ波されたビットストリームを
積分して出力ビットレートで積分されたビットストリー
ムを生成する段階を含む。ステップ308および310
は前に説明しかつ技術的に知られたデータ変換器150
および200に関連して行われる機能と対応している。
【0051】次に、ステップ312は前記積分されたビ
ットストリームをノイズ成形してノイズ成形された出力
ビットストリームを生成する段階を含む。技術的に知ら
れているように、ノイズ成形はビットストリームのデー
タ幅を低減するが、周波数スペクトルに関して、一般に
注目の周波数より高い周波数で、量子化ノイズを導入す
る。
【0052】最後に、ステップ314において、本方法
300は出力ビットストリームをアナログ出力に変換す
る段階を含む。そのようなデータ変換は技術的に知られ
ておりかつ好ましくは前記アナログ信号から量子化ノイ
ズを除去するためのローパスろ波段を含む。
【0053】従って、本発明の方法300は、所定のダ
イナミックレンジ内で出力を生成する一方で、可変サン
プリングレートでの動作を可能にするという利点を有す
る。この利点を与えることにより、電力消費が低減さ
れ、並びにより大きなシステムに関連して本方法300
を実施する場合のコストを低減する。
【0054】上に述べた好ましい実施形態は本発明の原
理を説明することを目的としたものであり、本発明の範
囲を制限するものではない。当業者には添付の特許請求
の範囲から離れることなくこれらの好ましい実施形態に
対し種々の他の変更および修正をなすことができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、データ
変換器において、所定のダイナミックレンジ内で出力デ
ータを生成しながら、可変サンプリングレートの動作が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるデータ変換器を示すブロック図
である。
【図2】本発明に係わるデータ変換器の他の実施形態を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係わるデータ変換器の入力利得段の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係わるデータ変換器における出力デー
タ変換器を示すブロック図である。
【図5】本発明に係わるデータ変換器の出力データ変換
器の他の実施形態を示すブロック図である。
【図6】本発明に係わるデータ変換方法を説明するため
の論理図である。
【図7】本発明の別の実施形態に係わるデータ変換方法
を説明するための論理図である。
【符号の説明】
10,50,100,150,200 データ変換器 12 入力利得段 14 積分器 16 くし形フィルタ 52 DCオフセット段 54 出力利得段 56 成形フィルタ 59 シグマ−デルタ変調器 102 マルチビット加算器 104 マルチビットレジスタ 152 利得段 154 くし形フィルタ 156 積分器 158 ノイズ成形フィルタ 202 入力成形フィルタ 204 D/A変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変サンプリングレートを有するデータ
    変換器であって、 入力ビットレート(20)で入力ビットストリーム(1
    8)を受け入れかつ該入力ビットストリーム(18)を
    ある入力利得値で調整して利得調整されたビットストリ
    ーム(22)を前記入力ビットレート(20)で生成す
    るための入力利得段(12)であって、前記入力利得値
    は少なくとも部分的に前記入力ビットレートに基づいて
    いるもの、 前記入力利得段(12)に動作可能に結合され前記利得
    調整されたビットストリーム(22)を受け入れかつそ
    こから前記入力ビットレート(20)で積分されたビッ
    トストリーム(26)を生成するための積分器(1
    4)、そして前記積分器(14)に動作可能に結合され
    前記積分されたビットストリーム(26)を受け入れか
    つ前記積分されたビットストリーム(26)をくし形ろ
    波してある出力ビットレート(24)でろ波されたビッ
    トストリーム(28)を生成するためのくし形フィルタ
    (16)であって、前記出力ビットレート(24)は前
    記入力ビットレート(22)より低いもの、 を具備することを特徴とする可変サンプリングレートを
    有するデータ変換器。
  2. 【請求項2】 可変サンプリングレートを有するデータ
    変換器であって、 入力ビットレート(20)で入力ビットストリーム(1
    8)を受け入れかつ該入力ビットストリーム(18)を
    ある入力利得値で調整して利得調整されたビットストリ
    ーム(22)を前記入力ビットレート(20)で生成す
    るための入力利得段(12)であって、前記入力利得値
    は少なくとも部分的に前記入力ビットレートに基づいて
    いるもの、 前記入力利得段(12)に動作可能に結合され前記利得
    調整されたビットストリーム(22)を受け入れかつそ
    こから前記入力ビットレート(20)で積分されたビッ
    トストリーム(26)を生成するための積分器(1
    4)、そして前記積分器(14)に動作可能に結合され
    前記積分されたビットストリーム(26)を受け入れか
    つ前記積分されたビットストリーム(26)をくし形ろ
    波してある出力ビットレート(24)でろ波されたビッ
    トストリーム(28)を生成するためのくし形フィルタ
    (16)であって、前記出力ビットレート(24)は前
    記入力ビットレート(22)より低いもの、 を具備し、かつ前記積分器(14)は累算機能を提供す
    るために相互動作可能に結合されたマルチビット加算器
    (102)およびマルチビットレジスタ(104)を具
    備し、そして前記入力利得段(12)は前記入力ビット
    ストリーム(18)を前記入力利得値に基づき前記マル
    チビット加算器(102)の複数の単一ビット入力(1
    06)の内の1つの単一ビット入力に導くためのビット
    セレクタ(58)を具備することを特徴とする可変サン
    プリングレートを有するデータ変換器。
  3. 【請求項3】 可変サンプリングレートを有するデータ
    変換器であって、 ある入力ビットレート(20)での入力および前記入力
    ビットレート(20)での利得調整された出力を有する
    入力利得段(12)であって、前記入力および前記利得
    調整された出力の間の利得は少なくとも部分的に前記入
    力ビットレート(20)に基づいているもの、 前記入力利得段(12)の利得調整された出力に動作可
    能に結合された入力および前記入力ビットレート(2
    0)での積分された出力を有する積分器(14)、 前記積分器(14)の積分された出力に動作可能に結合
    された入力および出力ビットレート(24)でのくし形
    ろ波された出力を有するくし形フィルタ(16)であっ
    て、前記出力ビットレート(24)は前記入力ビットレ
    ート(20)より低いもの、 前記くし形フィルタ(16)のくし形ろ波された出力
    (28)に動作可能に結合された入力および前記出力ビ
    ットレート(24)でのDC調整出力を有するDCオフ
    セット段(52)であって、前記くし形ろ波された出力
    から除去されるDC成分は少なくとも部分的に前記入力
    ビットレート(20)に基づいているもの、そして前記
    DCオフセット段(52)のDC調整出力に動作可能に
    結合された入力および前記出力ビットレート(24)で
    の利得調整された出力を有する出力利得段(54)であ
    って、前記出力利得段(54)の入力および出力の間の
    利得は少なくとも部分的に前記入力ビットレート(2
    0)に基づいているもの、 を具備することを特徴とする可変サンプリングレートを
    有するデータ変換器。
  4. 【請求項4】 可変サンプリングレートでアナログデー
    タをデジタルデータに変換する方法であって、 (a)ある入力ビットレート(252)で入力ビットス
    トリームを受信する段階、 (b)前記入力ビットストリームをある入力利得値に基
    づき調整して利得調整されたビットストリーム(25
    4)を生成する段階であって、前記入力利得値は少なく
    とも部分的に前記入力ビットレートに基づいているも
    の、 (c)前記利得調整されたビットストリーム(256)
    を積分してある出力ビットレートで積分されたビットス
    トリームを生成する段階であって、前記出力ビットレー
    トは前記入力ビットレートより低いもの、そして(d)
    前記積分されたビットストリームをくし形ろ波して前記
    出力ビットレートでくし形ろ波されたビットストリーム
    (258)を生成する段階、 を具備することを特徴とする可変サンプリングレートで
    アナログデータをデジタルデータに変換する方法。
  5. 【請求項5】 可変サンプリングレートでアナログデー
    タをデジタルデータに変換する方法であって、 (a)ある入力ビットレート(252)で入力ビットス
    トリームを受信する段階、 (b)前記入力ビットストリームをある入力利得値に基
    づき調整して利得調整されたビットストリーム(25
    4)を生成する段階であって、前記入力利得値は少なく
    とも部分的に前記入力ビットレートに基づいているも
    の、 (c)前記利得調整されたビットストリーム(256)
    を積分してある出力ビットレートで積分されたビットス
    トリームを生成する段階であって、前記出力ビットレー
    トは前記入力ビットレートより低いもの、 (d)前記積分されたビットストリームをくし形ろ波し
    て前記出力ビットレートでのくし形ろ波されたビットス
    トリーム(258)を生成する段階、 (e)前記くし形ろ波されたビットストリーム(26
    0)からDC成分を実質的に除去する段階であって、該
    DC成分は少なくとも部分的に前記入力ビットレートに
    基づいているもの、そして(f)前記くし形ろ波された
    ビットストリームの大きさを少なくとも部分的に前記入
    力ビットレートに基づく出力利得値(262)によって
    調整する段階、 を具備することを特徴とする可変サンプリングレートで
    アナログデータをデジタルデータに変換する方法。
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