JPH09218182A - 構造物支持杭の損傷調査方法 - Google Patents

構造物支持杭の損傷調査方法

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JPH09218182A
JPH09218182A JP8023524A JP2352496A JPH09218182A JP H09218182 A JPH09218182 A JP H09218182A JP 8023524 A JP8023524 A JP 8023524A JP 2352496 A JP2352496 A JP 2352496A JP H09218182 A JPH09218182 A JP H09218182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎杭の破損位置、破損度を安価かつ迅速
に、また全杭の全長にわたり詳細に、さらに構造物下の
地質や対象範囲の広狭にかかわらず、そして杭と構造物
基礎を分離できない構造物であっても、正確な調査を実
施できるようにする。 【解決手段】 地中に打ち込まれた杭20で支えられる
構造物10の周囲に複数のAEセンサ102を設置し、
前記杭20の破損箇所で発生したAE信号を前記AEセ
ンサ102により検出し、前記AEセンサ102が検出
したAE信号を処理装置16へ入力して前記破損箇所の
位置と破損度を該処理装置16に算出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に打ち込まれ
て構造物を支持する基礎杭の損傷状態を調査する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱な地盤の地域では構造物の基礎に既
成のコンクリート杭が広く使用されている。このコンク
リート杭を基礎とする構造物へ大きな地震動が加わった
場合、地上の構造物については、被害状況が容易である
ことから、対応を直ちに検討できるが、構造物の地下に
打ち込まれた杭については、構造物の傾斜や沈下が認め
られない限り、その損傷状況を調査しないことが多い。
【0003】ところが、最初の大きな地震動で大きな被
害を受けていたコンクリート杭は鉛直/水平の地震力に
対する抵抗強度が著しく低下しており、したがって、以
降に大きな地震が発生すると、そのコンクリート杭を基
礎とする構造物の転倒可能性が極めて高くなり、著しく
危険である。このため従来においては、以下のようにし
てコンクリート杭の損傷状態が調査されていた。 ・目視観察法 構造物の周囲を掘削して地下のコンクリート杭を露出さ
せ、その損傷状態を目視で直接的に調べる。 ・杭頭打撃法 コンクリート杭と構造物基礎を分離し、コンクリート杭
の頭部に打撃力を加えてその反射波を分析する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
・目視観察法 構造物平面上で中央寄りの地下に打ち込まれたコンクリ
ート杭の損傷状態を調べる場合、そのコンクリート杭へ
向かい構造物周囲からアンダーピニングする大掛かりな
掘削工事が行なわれ、多額の費用が必要とされる。しか
も、調査可能な部分が浅い位置までに限られる。
【0005】このため、構造物周囲直近の地面が杭打ち
方向に沿って掘削され、露出したコンクリート杭のみが
調べられる。 ・杭頭打撃法 コンクリート杭と構造物基礎が分離されるので、実現性
に乏しく、構造物の使用条件によっては調査が困難とな
る。
【0006】また、コンクリート杭の頭部が打撃される
ことから、調査はコンクリート杭の上部に限られ、深部
は調査できない。本発明は上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、構造物地下に打ち込まれた基
礎杭の調査をより有効に行なうことが可能となる方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
・第1発明(図1、図2参照) 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲に複数のAEセンサ102を設置し、前記杭20の破
損箇所で発生したAE信号を前記AEセンサ102によ
り検出し、前記AEセンサ102が検出したAE信号を
処理装置16へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を
該処理装置16に算出させる。 ・第2発明 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲をボーリングして複数の損傷調査孔30を設け、前記
損傷調査孔30内に所定の間隔で複数のAEセンサ10
2を各々設置し、前記杭20の破損箇所で発生したAE
信号を前記AEセンサ102により検出し、前記AEセ
ンサ102が検出したAE信号を処理装置16へ入力し
て前記破損箇所の位置と破損度を該処理装置16に算出
させる。 ・第3発明 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲をボーリングして該杭20と平行な複数の損傷調査孔
30を設け、前記損傷調査孔30内に所定の間隔で複数
のAEセンサ102を各々設置し、前記杭20の破損箇
所で発生したAE信号を前記AEセンサ102により検
出し、前記AEセンサ102が検出したAE信号を処理
装置16へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該処
理装置16に算出させる。 ・第4発明 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲をボーリングして該構造物10の下側へ傾斜する複数
の損傷調査孔30を設け前記損傷調査孔30内に所定の
間隔で複数のAEセンサ102を各々設置し、前記杭2
0の破損箇所で発生したAE信号を前記AEセンサ10
2により検出し、前記AEセンサ102が検出したAE
信号を処理装置16へ入力して前記破損箇所の位置と破
損度を該処理装置16に算出させる。 ・第5発明 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲をボーリングして該杭20と平行な複数の損傷調査孔
30及び該構造物10の下側へ傾斜する複数の損傷調査
孔30を設け、前記損傷調査孔30内に所定の間隔で複
数のAEセンサ102を各々設置し、前記杭20の破損
箇所で発生したAE信号を前記AEセンサ102により
検出し、前記AEセンサ102が検出したAE信号を処
理装置16へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該
処理装置16に算出させる。 ・第6発明 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲をボーリングして複数の損傷調査孔30を設け、前記
損傷調査孔30内に4個以上のAEセンサ102を所定
の間隔で各々設置し、前記杭20の破損箇所で発生した
AE信号を前記AEセンサ102により検出し、前記A
Eセンサ102が検出したAE信号を処理装置16へ入
力して該処理装置16にAE信号の到達時間差から前記
破損箇所の三次元位置を特定させるとともに破損度を算
出させる。 ・第7発明 地中に打ち込まれた杭20で支えられる構造物10の周
囲に複数の損傷調査孔30を設け、複数のAEセンサ1
02が長手方向に所定の間隔で内蔵された長筒体の導波
棒200を前記損傷調査孔30内へ各々挿入し、前記杭
20の破損箇所で発生したAE信号を前記AEセンサ1
02で検出し、前記AEセンサ102が検出したAE信
号を処理装置16へ入力して該処理装置16に各導波棒
200のAE源領域を求めさせ、AE源領域の交点を前
記破損箇所の三次元位置として特定させ、該箇所の破損
度を算出させる。 (作用)図3において、構造物10は地中に打ち込まれ
た杭20で支えられており、構造物10の重量をW,杭
20の杭頭反力をPP,基礎下の地盤反力をPGとしたと
きに、 W=ΣPP+ΣPG が成立し、大地震の発生前は ΣPP≒W ΣPG≒0 であるものの、発生直後は ΣPP=W−PG ΣPG=PG となり、十分な時間が経過すると、図4のように、 ΣPP=W−PE ΣPG=PE となる。
【0008】その間にわたり杭20の頭部に対する荷重
がW−PGからW−PEへ徐々に増加し、この荷重変化
で、杭20の破損箇所からAE音が発せられる。本発明
においては、杭20の破損箇所から発せられたAE音を
AEセンサ102が検出し、AEセンサ102の検出し
たAE音より処理装置16が杭破損の位置と程度を算出
する。
【0009】
【発明の実施の形態】
・第1の実施の形態:簡易な調査が可能となる例 図1、図2において、地中に打ち込まれたコンクリート
杭20で構造物10が支えられており、その構造物20
の周囲の地表面に複数のAEセンサ102が設置されて
いる。
【0010】大きな地震後にはコンクリート杭20の破
損箇所からAE音が発せられ、このAE信号はAEセン
サ102で検出される。AEセンサ102が検出したA
E信号は処理装置16へ入力され、杭破損箇所の位置と
破損度が該処理装置16で算出される。本実施例によれ
ば、AEセンサ102を地表に設置して処理装置16と
接続し、処理装置16を稼働させるのみで、掘削作業を
行なうことなく、全てのコンクリート杭20につき、か
つ、これらコンクリート杭20の全長にわたり、破損箇
所の有無,破損位置,破損の程度が調べられる。
【0011】すなわち極めて迅速に、しかも著しく安価
に、その上はるかに詳細に、杭破損の調査を実施でき
る。このため、杭破損の調査を広く普及させてそれら構
造物の地震に対する安全性を確保することが可能とな
る。なお、コンクリート杭20の破損箇所から発せられ
るAE音が微弱なことから、AEセンサ102の出力信
号を高感度なアンプで十分に増幅させてから処理装置1
6へ入力させることが好ましい。 ・第2の実施の形態:AE信号の伝播減衰量が少ないま
たは測定範囲が狭い場合の例(4カ所以上にAEセンサ
を配置し、それらで得られたAE信号の到達時間差から
AE震源分布図で破損の三次元位置を特定し、AE信号
の大きさや頻度から破損度を求める。AE信号の発生頻
度が高い位置では支持性能を失っている可能性が高い) 図5において、水平な地面60に対し垂直な姿勢でコン
クリート杭20が、図6のように同一平面内の等間隔な
位置で、9本地中に打ち込まれており、構造物10はそ
れら9本のコンクリート杭20により支えられている。
【0012】そして、2本のコンクリート杭20で破損
箇所40が大きな地震により発生しており、破損箇所4
0からは前述したように杭頭部に対する荷重の緩慢な変
化でAE音50が発せられている。杭破損の調査時に
は、構造物10の周囲4箇所でボーリングが行なわれ、
損傷調査孔30が設けられる。
【0013】これら損傷調査孔30内には3個(任意の
個数に変更できる)のAEセンサ102が所定の深さ間
隔で各々設置される。コンクリート杭20の破損箇所で
発生したAE音50はAEセンサ102により検出さ
れ、AEセンサ102が検出したAE信号は前記の処理
装置16へ入力される。
【0014】図7では杭破損箇所の位置算出作用が説明
されており、vを地盤内のAE音伝播速度とすれば(?
は1,2・・・iのいずれか)、 D?=v・T? ={(x−a?)2+(y−b?)2+(z−c?)2
1/2 が成立するので、センサ間におけるAE音到達の時間差
(?=1のAEセンサ102を基準とする)をt?とし
たときに v・(T1+t?)={(x−a?)2+(y−b?)2
(z−c?)21/2 が得られる。
【0015】この2番目の式においては、T1,x,
y,zが未知の変数であることから、4個以上のAEセ
ンサ102を設置することにより、破損箇所40の三次
元位置を特定することが可能となる。また、AE音50
の大きさや頻度から破損の度合いが求められる。処理装
置16はディスプレイを備えており、その画面では図5
の表示(三次元表示)が行なわれ、破損箇所の位置に円
形の印が付加される。破損の度合いは円の半径で示され
る。
【0016】尚、孔30の深さは杭長や調査を依頼され
た深さで定まる。また、センサは孔全長に亘り密に配置
することが望ましいが、経済性、ハンドリングなどを考
慮してそれらの間隔及び個数を決定する。 ・第3の実施の形態:中央杭を調査する場合の例 図8において、構造物10の周囲近傍の地表面60から
構造物10の下側へ向かって傾斜し、構造物10の反対
側へ達する損傷調査孔30が、図9のように2本設けら
れる。
【0017】両損傷調査孔30は中央に配置されたコン
クリート杭20を挟んで平行に伸張している。これら損
傷調査孔30内には4個のAEセンサ102が所定の深
さ間隔で各々設置される。 ・第4の実施の形態:中央杭とその周囲の杭を同時に調
査する場合の例 図10のように、地面に対して垂直な姿勢の損傷調査孔
30も構造物10の周囲に設けられる。
【0018】この例では図11のように3本の損傷調査
孔30が第3実施例に追加されている。それら追加され
た損傷調査孔30にも4個(任意の個数に変更できる)
のAEセンサ102が所定の深さ間隔で各々設置され
る。 ・第5の実施の形態:AE信号の伝播減衰量が多いまた
は測定範囲が広い場合の例 図12から理解されるように、構造物10の地下へ3本
(これより多くとも良い)の導波棒200(a,b,
c)が構造物10の周辺で互いに離れた位置から差し込
まれる。
【0019】導波棒200を差し込む孔はボーリング工
事であらかじめ用意される。導波棒200は地質調査な
どに使用されるもので、金属製とされた筒の両端内側に
AEセンサ102が取り付けられる。前記の処理装置1
6は、図13のAE音原領域a,b,cを求め、それら
の交点を破損箇所40として求める。なお、AE音50
の大きさや頻度から破損の度合いが算出される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
礎杭の破損位置、破損度を安価かつ迅速に、また全杭の
全長にわたり詳細に、さらに構造物下の地質や対象範囲
の広狭にかかわらず、そして杭と構造物基礎を分離でき
ない構造物であっても、正確な調査を実施することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の説明図(その1)である。
【図2】第1実施例の説明図(その2)である。
【図3】発明の作用説明図(その1)である。
【図4】発明の作用説明図(その2)である。
【図5】第2実施例の説明図(その1)である。
【図6】第2実施例の説明図(その2)である。
【図7】杭破損箇所の位置算出作用説明図である。
【図8】第3実施例の説明図(その1)である。
【図9】第3実施例の説明図(その2)である。
【図10】第4実施例の説明図(その1)である。
【図11】第4実施例の説明図(その2)である。
【図12】第5実施例の説明図(その1)である。
【図13】第5実施例の説明図(その2)である。
【符号の説明】
10 構造物 20 コンクリート杭 30 損傷調査孔 40 破損箇所 50 AE音 60 地面 102 AEセンサ 200 導波棒

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲に複数のAEセンサ(10
    2)を設置し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)により検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該
    処理装置(16)に算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
  2. 【請求項2】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲をボーリングして複数の損傷
    調査孔(30)を設け、 前記損傷調査孔(30)内に所定の間隔で複数のAEセ
    ンサ(102)を各々設置し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)により検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該
    処理装置(16)に算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
  3. 【請求項3】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲をボーリングして該杭(2
    0)と平行な複数の損傷調査孔(30)を設け、 前記損傷調査孔(30)内に所定の間隔で複数のAEセ
    ンサ(102)を各々設置し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)により検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該
    処理装置(16)に算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
  4. 【請求項4】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲をボーリングして該構造物
    (10)の下側へ傾斜する複数の損傷調査孔(30)を
    設け、 前記損傷調査孔(30)内に所定の間隔で複数のAEセ
    ンサ(102)を各々設置し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)により検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該
    処理装置(16)に算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
  5. 【請求項5】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲をボーリングして該杭(2
    0)と平行な複数の損傷調査孔(30)及び該構造物
    (10)の下側へ傾斜する複数の損傷調査孔(30)を
    設け、 前記損傷調査孔(30)内に所定の間隔で複数のAEセ
    ンサ(102)を各々設置し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)により検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して前記破損箇所の位置と破損度を該
    処理装置(16)に算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
  6. 【請求項6】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲をボーリングして複数の損傷
    調査孔(30)を設け、 前記損傷調査孔(30)内に4個以上のAEセンサ(1
    02)を所定の間隔で各々設置し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)により検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して該処理装置(16)にAE信号の
    到達時間差から前記破損箇所の三次元位置を特定させる
    とともに破損度を算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
  7. 【請求項7】 地中に打ち込まれた杭(20)で支えら
    れる構造物(10)の周囲に複数の損傷調査孔(30)
    を設け、 複数のAEセンサ(102)が長手方向に所定の間隔で
    内蔵された長筒体の導波棒(200)を前記損傷調査孔
    (30)内へ各々挿入し、 前記杭(20)の破損箇所で発生したAE信号を前記A
    Eセンサ(102)で検出し、 前記AEセンサ(102)が検出したAE信号を処理装
    置(16)へ入力して該処理装置(16)に各導波棒
    (200)のAE源領域を求めさせ、AE源領域の交点
    を前記破損箇所の三次元位置として特定させ、該箇所の
    破損度を算出させる、 ことを特徴とした構造物支持杭の損傷調査方法。
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