JPH09217449A - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
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- JPH09217449A JPH09217449A JP5787997A JP5787997A JPH09217449A JP H09217449 A JPH09217449 A JP H09217449A JP 5787997 A JP5787997 A JP 5787997A JP 5787997 A JP5787997 A JP 5787997A JP H09217449 A JPH09217449 A JP H09217449A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- panel
- projection
- protruding portion
- core material
- Prior art date
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- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ある程度耐火性があり、建築物の内外表面部
に取り付けて美観を得ることができ、かつ取り扱いが簡
単な建築用パネルを提供する。 【解決手段】 本発明は、芯材として耐火性のあるロッ
クウールボード等を使用した。そのボードを表裏2枚使
用し、表面のものと裏面のものとで上下左右端部をそれ
ぞれわずかにずらすようにして配置し、それらの周辺部
に窯業押出し材からなる枠材を配置し、さらにパネルの
表面、裏面及び枠材の一部を覆うように薄い鋼板を取り
付けたことを特徴とする。
に取り付けて美観を得ることができ、かつ取り扱いが簡
単な建築用パネルを提供する。 【解決手段】 本発明は、芯材として耐火性のあるロッ
クウールボード等を使用した。そのボードを表裏2枚使
用し、表面のものと裏面のものとで上下左右端部をそれ
ぞれわずかにずらすようにして配置し、それらの周辺部
に窯業押出し材からなる枠材を配置し、さらにパネルの
表面、裏面及び枠材の一部を覆うように薄い鋼板を取り
付けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建築用パネルに関
し、更に詳細には建築物の外壁又は内壁を耐火壁とする
のに適した耐火用パネルに関する。
し、更に詳細には建築物の外壁又は内壁を耐火壁とする
のに適した耐火用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来建築用パネルとして一般的に用いら
れているのは、第8図に示されているように、矩形の表
面板1及び裏面板2を並行に配置し、その2辺に枠部材
4を張り付け、その表裏面板1、2と枠部材4とで形成
された空間内に充填材3を充填する構造であった。通常
表裏面板1、2は、目的によってベニア合板、ハードボ
ード、金属板などであり、枠部材4はプラスチック成型
品であったり、金属の押出し形材であったりしていた。
さらに、充填材は発泡性合成樹脂を用いるのが一般的で
あった。
れているのは、第8図に示されているように、矩形の表
面板1及び裏面板2を並行に配置し、その2辺に枠部材
4を張り付け、その表裏面板1、2と枠部材4とで形成
された空間内に充填材3を充填する構造であった。通常
表裏面板1、2は、目的によってベニア合板、ハードボ
ード、金属板などであり、枠部材4はプラスチック成型
品であったり、金属の押出し形材であったりしていた。
さらに、充填材は発泡性合成樹脂を用いるのが一般的で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なパネル
は内部への充填材が発泡剤でもある関係で、耐火という
面ではほとんど役に立たなかった。鉄筋コンクリート等
の耐火壁は知られているが、きわめて頑丈な分厚いもの
であり、建築物の表面に張り付けて非耐力壁として使用
できる見栄えのよいパネル材は、知られていない。従っ
て、ある程度耐火性があり、建築物の内外壁部分に取り
付けて美観を得ることができ、かつ取り扱いが簡単な建
築用パネルの必要性がある。本発明をそれを実現したも
のである。
は内部への充填材が発泡剤でもある関係で、耐火という
面ではほとんど役に立たなかった。鉄筋コンクリート等
の耐火壁は知られているが、きわめて頑丈な分厚いもの
であり、建築物の表面に張り付けて非耐力壁として使用
できる見栄えのよいパネル材は、知られていない。従っ
て、ある程度耐火性があり、建築物の内外壁部分に取り
付けて美観を得ることができ、かつ取り扱いが簡単な建
築用パネルの必要性がある。本発明をそれを実現したも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯材として耐
火性のあるロックウールボード等を使用したものであ
る。その上、そのボードを表裏用に別々に2枚使用し、
表面のものと裏面のものとで上下左右端部をそれぞれわ
ずかにずらすようにして配置し、それらの周辺部に窯業
系押出し材からなる枠材を配置し、さらにパネルの表
面、裏面となる部分及び枠材の一部を覆うように鋼板や
アルミニウム板を取り付けたことを特徴とするものであ
る。
火性のあるロックウールボード等を使用したものであ
る。その上、そのボードを表裏用に別々に2枚使用し、
表面のものと裏面のものとで上下左右端部をそれぞれわ
ずかにずらすようにして配置し、それらの周辺部に窯業
系押出し材からなる枠材を配置し、さらにパネルの表
面、裏面となる部分及び枠材の一部を覆うように鋼板や
アルミニウム板を取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のパネル10を建
築物表面に取り付けている状態を示すものである。この
パネル10は、所定の幅を有する全体として矩形のパネ
ルであって、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を
備えており、表面及び裏面が薄い鋼板14(表面板14
a、裏面板14b)で覆われている。内部には2枚の耐
火性のあるロックウールボード等からなる芯材15、1
6が配置されている。上記上下左右とはパネルを建築物
に取り付けた状態での方向であり、説明の便宜のために
用いているにすぎない。また、裏面とは建築物に取り付
ける側の面で、表面とはその反対側の外側の面である。
パネルの断面形状をそれぞれの枠材の断面形状とともに
図3、図4、図5に示す。図3はパネルの下辺部の断
面、図4は上辺部の断面、図5は左右端部の断面であ
る。芯材15、16はともに単なる平板状のものであ
り、ほぼ同じ厚さのものが2枚重ねて配置される。その
際、端部は四辺とも一致させずに、わずかにずらすよう
にしている。このように心材の周辺部にずれを設けるこ
とによって、万一表面板14aが破損しても火が芯材と
枠材との間の隙間を通過して裏面にまで抜けることがな
くなる。したがって、耐火性がより向上する。
築物表面に取り付けている状態を示すものである。この
パネル10は、所定の幅を有する全体として矩形のパネ
ルであって、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を
備えており、表面及び裏面が薄い鋼板14(表面板14
a、裏面板14b)で覆われている。内部には2枚の耐
火性のあるロックウールボード等からなる芯材15、1
6が配置されている。上記上下左右とはパネルを建築物
に取り付けた状態での方向であり、説明の便宜のために
用いているにすぎない。また、裏面とは建築物に取り付
ける側の面で、表面とはその反対側の外側の面である。
パネルの断面形状をそれぞれの枠材の断面形状とともに
図3、図4、図5に示す。図3はパネルの下辺部の断
面、図4は上辺部の断面、図5は左右端部の断面であ
る。芯材15、16はともに単なる平板状のものであ
り、ほぼ同じ厚さのものが2枚重ねて配置される。その
際、端部は四辺とも一致させずに、わずかにずらすよう
にしている。このように心材の周辺部にずれを設けるこ
とによって、万一表面板14aが破損しても火が芯材と
枠材との間の隙間を通過して裏面にまで抜けることがな
くなる。したがって、耐火性がより向上する。
【0006】枠材は、上枠11、下枠12、縦枠13と
3種類のものが用いられているが、材料的には同じもの
を使用し、窯業系押出し材を使用している。この窯業系
押出し材としては本実施形態では、セメント軽量押出し
材を用いている。その他の耐火性のある部材を用いるこ
とができるのはいうまでもない。上枠11は、パネルの
内部側と外側にそれぞれ突出部11a、11bが形成さ
せてある。内側突出部11aは、芯材の前記した配置の
ずらしに対応させたもので、裏面側で芯材15の厚さ、
全体の厚さのほぼ半分の厚さで突出させてある。その突
出量は芯材のずらし量に対応するのはいうまでもない。
外側突出部11bは、内側突出部11aと同じように裏
面側で全体の厚さのほぼ半分の厚さで所定の長さだけ突
出させてある。この突出長さは、パネルの取付と、その
取付の際に隣接するパネルとの間に形成させる目地を考
慮して決める。この実施形態の場合上枠の外側突出部内
に細長い孔17があけられているが、これはこの中に補
強のための鉄板の帯18を挿入するためのものである。
この補強用の帯18は必ずしも必要なものではなく、必
要ない場合は、孔17も形成させる必要がないのは当然
である。
3種類のものが用いられているが、材料的には同じもの
を使用し、窯業系押出し材を使用している。この窯業系
押出し材としては本実施形態では、セメント軽量押出し
材を用いている。その他の耐火性のある部材を用いるこ
とができるのはいうまでもない。上枠11は、パネルの
内部側と外側にそれぞれ突出部11a、11bが形成さ
せてある。内側突出部11aは、芯材の前記した配置の
ずらしに対応させたもので、裏面側で芯材15の厚さ、
全体の厚さのほぼ半分の厚さで突出させてある。その突
出量は芯材のずらし量に対応するのはいうまでもない。
外側突出部11bは、内側突出部11aと同じように裏
面側で全体の厚さのほぼ半分の厚さで所定の長さだけ突
出させてある。この突出長さは、パネルの取付と、その
取付の際に隣接するパネルとの間に形成させる目地を考
慮して決める。この実施形態の場合上枠の外側突出部内
に細長い孔17があけられているが、これはこの中に補
強のための鉄板の帯18を挿入するためのものである。
この補強用の帯18は必ずしも必要なものではなく、必
要ない場合は、孔17も形成させる必要がないのは当然
である。
【0007】下枠12は、前記上枠11の内側突出部1
1aと同様の内側突出部12aを有するとともに、外側
突出部11bと重ね合わせるための外側突出部12bを
表面側に形成させている。上枠の場合と異なり、この外
側突出部は全体が同一厚さではなく、先端部を所定の長
さ及び厚さ切り欠くことによって外側突出部の先端部分
から更に突出した第2突出部12cを形成させている。
この第2突出部によって、下枠12は二重突出部構造と
されている。外側突出部12bの厚さはほぼ全体の厚さ
の半分であり、第2突出部12cの厚さは突出部12b
の厚さのほぼ半分である。この第2突出部12cは、取
り付ける際にその先端を上枠11の突出させていない平
面11cに対面させて、その平面11cと下枠12の外
側突出部12bの切り欠いて残った平面12dとの間で
横目地を形成させるためのものである。
1aと同様の内側突出部12aを有するとともに、外側
突出部11bと重ね合わせるための外側突出部12bを
表面側に形成させている。上枠の場合と異なり、この外
側突出部は全体が同一厚さではなく、先端部を所定の長
さ及び厚さ切り欠くことによって外側突出部の先端部分
から更に突出した第2突出部12cを形成させている。
この第2突出部によって、下枠12は二重突出部構造と
されている。外側突出部12bの厚さはほぼ全体の厚さ
の半分であり、第2突出部12cの厚さは突出部12b
の厚さのほぼ半分である。この第2突出部12cは、取
り付ける際にその先端を上枠11の突出させていない平
面11cに対面させて、その平面11cと下枠12の外
側突出部12bの切り欠いて残った平面12dとの間で
横目地を形成させるためのものである。
【0008】縦枠13は、他の枠材と同様にパネル内側
に突出した内側突出部13aを有するとともに、裏面側
にわずかに突出している外側突出部13bを備えてい
る。突出部13bの厚さはパネル全体の厚さのほぼ1/
4であり、その突出長さは隣接するものとの間に形成さ
せる縦目地の幅を考慮して決める。
に突出した内側突出部13aを有するとともに、裏面側
にわずかに突出している外側突出部13bを備えてい
る。突出部13bの厚さはパネル全体の厚さのほぼ1/
4であり、その突出長さは隣接するものとの間に形成さ
せる縦目地の幅を考慮して決める。
【0009】表面板14は、弁当箱形に形成され、芯材
16全体を覆うとともに、その周辺部は上下の端部では
上枠11の面11cを部分的に覆うとともに、下枠12
の面12dのほとんどを覆い、縦枠13では突出してい
ない側面の一部を覆っている。上枠11の面11cと直
角に形成されている外側突出部の表面側の面11dとに
は、表面板14aとは別の断面がL字状になるように折
られた金属板20が配置されており、表面歯14aの周
辺部はこの金属板20の上に折り曲げられている。同様
に、下枠12の外側突出部12bの先端から第2突出部
12cにかけて、同様に断面をL字状に折られた金属板
21が設けられ、表面板14aの周辺部がその板の上に
折り込まれている。図6に示すように、表面板14aの
折り曲げた周辺部をネジ23で上枠、下枠それぞれの面
11c、12dに固定することが望ましい。裏面板14
bは芯材15の面全体を覆うとともに、周辺部は四辺の
それぞれの枠材の側面へ折り曲げられている。
16全体を覆うとともに、その周辺部は上下の端部では
上枠11の面11cを部分的に覆うとともに、下枠12
の面12dのほとんどを覆い、縦枠13では突出してい
ない側面の一部を覆っている。上枠11の面11cと直
角に形成されている外側突出部の表面側の面11dとに
は、表面板14aとは別の断面がL字状になるように折
られた金属板20が配置されており、表面歯14aの周
辺部はこの金属板20の上に折り曲げられている。同様
に、下枠12の外側突出部12bの先端から第2突出部
12cにかけて、同様に断面をL字状に折られた金属板
21が設けられ、表面板14aの周辺部がその板の上に
折り込まれている。図6に示すように、表面板14aの
折り曲げた周辺部をネジ23で上枠、下枠それぞれの面
11c、12dに固定することが望ましい。裏面板14
bは芯材15の面全体を覆うとともに、周辺部は四辺の
それぞれの枠材の側面へ折り曲げられている。
【0010】このパネル10を図1に示すように建築物
へ取り付けるのであるが、その取付箇所の具体的形状を
図6、図7に示す。取付けにあたってはネジ24、25
を用いる。これらのネジを使用するための孔は事前にあ
けておく。最下段のパネル10から順次上枠11の外側
突出部11bへ下枠12の外側突出部12bを重ねるよ
うに配置してネジ25で留める。事前に下側のパネル1
0をネジ24で固定しておくのはいうまでもない。ネジ
24の作業性の向上と取付強度増大のためである。前記
のように、下枠12の外側突出部12bには先端部を切
り欠いて第2突出部12cを形成させてあるので、第2
突出部12cの表面と、面11cと、面12dとで溝が
形成される。この溝が横目地を形成している。そして、
ネジ25の頭はこの目地内に入る。この目地にはシリコ
ン系のシール材を充填して雨漏りを防いでいる。
へ取り付けるのであるが、その取付箇所の具体的形状を
図6、図7に示す。取付けにあたってはネジ24、25
を用いる。これらのネジを使用するための孔は事前にあ
けておく。最下段のパネル10から順次上枠11の外側
突出部11bへ下枠12の外側突出部12bを重ねるよ
うに配置してネジ25で留める。事前に下側のパネル1
0をネジ24で固定しておくのはいうまでもない。ネジ
24の作業性の向上と取付強度増大のためである。前記
のように、下枠12の外側突出部12bには先端部を切
り欠いて第2突出部12cを形成させてあるので、第2
突出部12cの表面と、面11cと、面12dとで溝が
形成される。この溝が横目地を形成している。そして、
ネジ25の頭はこの目地内に入る。この目地にはシリコ
ン系のシール材を充填して雨漏りを防いでいる。
【0011】パネル10の左右の連結は図7に示す。横
方向には、パネル10は隣接するパネル10の縦枠13
の外側突出部13bの先端部同士の間にネジ26の太さ
に対応する間隔をおいて並べ、双方の枠材の外側突出部
13bにまたがるように配置した座板27を通してネジ
26を間柱30等にねじ込んで固定する。縦枠と縦枠と
の間に形成される溝の壁側に充填材28を詰め、その上
にシリコン系シール材29を充填する。
方向には、パネル10は隣接するパネル10の縦枠13
の外側突出部13bの先端部同士の間にネジ26の太さ
に対応する間隔をおいて並べ、双方の枠材の外側突出部
13bにまたがるように配置した座板27を通してネジ
26を間柱30等にねじ込んで固定する。縦枠と縦枠と
の間に形成される溝の壁側に充填材28を詰め、その上
にシリコン系シール材29を充填する。
【0012】上記のように、本実施形態は枠材にそれぞ
れ外側に突出する外側突出部を形成させて、その外側突
出部をネジで固定するだけであるので、その施工はきわ
めて簡単である。
れ外側に突出する外側突出部を形成させて、その外側突
出部をネジで固定するだけであるので、その施工はきわ
めて簡単である。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明パネルは、芯材と
して耐火性の板を2枚使用し、その周辺部をずらして配
置してあるので、芯材の周辺部とその周辺部に固定され
る枠材との間に形成される隙間から火が進入しても、そ
のずれによって留められ、火がパネルを貫通することが
ないので、耐火性が向上する。このパネルの表面は一枚
の金属板で構成されるので、美観上優れており、またそ
の金属板に必要に応じて意匠を施すこともできるので、
建築用として最適である。さらに、枠材で建築物に取り
付けるようになっているので、取り扱いが簡単であり、
その施工も簡単である。
して耐火性の板を2枚使用し、その周辺部をずらして配
置してあるので、芯材の周辺部とその周辺部に固定され
る枠材との間に形成される隙間から火が進入しても、そ
のずれによって留められ、火がパネルを貫通することが
ないので、耐火性が向上する。このパネルの表面は一枚
の金属板で構成されるので、美観上優れており、またそ
の金属板に必要に応じて意匠を施すこともできるので、
建築用として最適である。さらに、枠材で建築物に取り
付けるようになっているので、取り扱いが簡単であり、
その施工も簡単である。
【図1】 本発明のパネルを取り付けた状態を示す斜視
図。
図。
【図2】 本発明パネルの実施形態の平面図。
【図3】 上記実施形態の下辺部の断面図。
【図4】 上記実施形態の上辺部の断面図。
【図5】 上記実施形態の側辺部の断面図。
【図6】 図1の6−6断面図。
【図7】 図1の7−7断面図。
【図8】 従来の建築用パネルの斜視図。
10 パネル、11 下枠、12 上枠、13 縦枠、
14a 表面板、14b 裏面板、15、16 芯材。
14a 表面板、14b 裏面板、15、16 芯材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なパネル
は内部への充填材が合成樹脂でもある関係で、耐火とい
う面ではほとんど役に立たなかった。鉄筋コンクリート
等の耐火壁は知られているが、きわめて頑丈な分厚いも
のであり、建築物の表面に張り付けて非耐力壁として使
用できる見栄えのよいパネル材は、知られていない。従
って、ある程度耐火性があり、建築物の内外壁部分に取
り付けて美観を得ることができ、かつ取り扱いが簡単な
建築用パネルの必要性がある。本発明をそれを実現した
ものである。
は内部への充填材が合成樹脂でもある関係で、耐火とい
う面ではほとんど役に立たなかった。鉄筋コンクリート
等の耐火壁は知られているが、きわめて頑丈な分厚いも
のであり、建築物の表面に張り付けて非耐力壁として使
用できる見栄えのよいパネル材は、知られていない。従
って、ある程度耐火性があり、建築物の内外壁部分に取
り付けて美観を得ることができ、かつ取り扱いが簡単な
建築用パネルの必要性がある。本発明をそれを実現した
ものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のパネル10を建
築物表面に取り付けている状態を示すものである。この
パネル10は、所定の幅を有する全体として矩形のパネ
ルであって、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を
備えており、表面及び裏面が薄い鋼板14(表面板14
a、裏面板14b)で覆われている。内部には2枚の耐
火性のあるロックウールボード等からなる芯材15、1
6が配置されている。上記上下左右とはパネルを建築物
に取り付けた状態での方向であり、説明の便宜のために
用いているにすぎない。また、裏面とは建築物に取り付
ける側の面で、表面とはその反対側の外側の面である。
パネルの断面形状をそれぞれの枠材の断面形状とともに
図3、図4、図5に示す。図3はパネルの下辺部の断
面、図4は上辺部の断面、図5は左右端部の断面であ
る。芯材15、16はともに単なる平板状のものであ
り、ほぼ同じ厚さのものが2枚重ねて配置される。その
際、端部は四辺とも一致させずに、わずかにずらすよう
にしている。このように芯材の周辺部にずれを設けるこ
とによって、万一表面板14aが破損しても火が芯材と
枠材との間の隙間を通過して裏面にまで抜けることがな
くなる。したがって、耐火性がより向上する。
築物表面に取り付けている状態を示すものである。この
パネル10は、所定の幅を有する全体として矩形のパネ
ルであって、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を
備えており、表面及び裏面が薄い鋼板14(表面板14
a、裏面板14b)で覆われている。内部には2枚の耐
火性のあるロックウールボード等からなる芯材15、1
6が配置されている。上記上下左右とはパネルを建築物
に取り付けた状態での方向であり、説明の便宜のために
用いているにすぎない。また、裏面とは建築物に取り付
ける側の面で、表面とはその反対側の外側の面である。
パネルの断面形状をそれぞれの枠材の断面形状とともに
図3、図4、図5に示す。図3はパネルの下辺部の断
面、図4は上辺部の断面、図5は左右端部の断面であ
る。芯材15、16はともに単なる平板状のものであ
り、ほぼ同じ厚さのものが2枚重ねて配置される。その
際、端部は四辺とも一致させずに、わずかにずらすよう
にしている。このように芯材の周辺部にずれを設けるこ
とによって、万一表面板14aが破損しても火が芯材と
枠材との間の隙間を通過して裏面にまで抜けることがな
くなる。したがって、耐火性がより向上する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このパネル10を図1に示すように建築物
へ取り付けるのであるが、その取付箇所の具体的形状を
図6、図7に示す。取付けにあたってはネジ24、25
を用いる。これらのネジを使用するための孔は事前にあ
けておく。最下段のパネル10から順次上枠11の外側
突出部11bへ下枠12の外側突出部12bを重ねるよ
うに配置してネジ25で留める。事前に下側のパネル1
0をネジ24で固定しておくのはいうまでもない。ネジ
24は作業性の向上と取付強度増大のためである。前記
のように、下枠12の外側突出部12bには先端部を切
り欠いて第2突出部12cを形成させてあるので、第2
突出部12cの表面と、面11cと、面12dとで溝が
形成される。この溝が横目地を形成している。そして、
ネジ25の頭はこの目地内に入る。この目地にはシリコ
ン系のシール材を充填して雨漏りを防いでいる。 ─────────────────────────────────────────────────────
へ取り付けるのであるが、その取付箇所の具体的形状を
図6、図7に示す。取付けにあたってはネジ24、25
を用いる。これらのネジを使用するための孔は事前にあ
けておく。最下段のパネル10から順次上枠11の外側
突出部11bへ下枠12の外側突出部12bを重ねるよ
うに配置してネジ25で留める。事前に下側のパネル1
0をネジ24で固定しておくのはいうまでもない。ネジ
24は作業性の向上と取付強度増大のためである。前記
のように、下枠12の外側突出部12bには先端部を切
り欠いて第2突出部12cを形成させてあるので、第2
突出部12cの表面と、面11cと、面12dとで溝が
形成される。この溝が横目地を形成している。そして、
ネジ25の頭はこの目地内に入る。この目地にはシリコ
ン系のシール材を充填して雨漏りを防いでいる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 芯材の両面に金属板を配置し、周辺部に
枠材を固定した建築用パネルにおいて、芯材として耐火
性のあるロックウールボードを2枚重ねて使用し、その
重ねた2枚の芯材の周辺部を表面のものと裏面のものと
で上下左右それぞれに互いにずらすようにして配置し、
枠材として窯業系押出し材からなる枠材を使用し、表裏
の金属板をパネルの表面部と裏面部だけでなく枠材の側
面の一部をも覆うように取り付けたことを特徴とする建
築用パネル。 - 【請求項2】 前記枠材は、上枠、下枠及び縦枠をそれ
ぞれ断面形状が異なるものを使用し、いずれの枠材も、
パネル内側に芯材の前記ずらしの量に対応する内側突出
部を形成させる一方、上枠には裏面側に外側に突出する
外側突出部を形成させ、下枠には取付時下側に隣接する
上枠の外側突出部に重ねられるように表面側に外側突出
部を形成させ、かつ下枠の外側突出部の表面側先端部分
の一部を下側に隣接するパネルとの間に横目地を形成さ
せるために切り欠いて外側突出部に第2突出部を形成さ
せ、縦枠には裏面側に隣接するパネルを突き合わせたと
きに間にパネルを固定するネジを挟んで縦目地が形成さ
れる長さに外側突出部を形成させた請求項1に記載の建
築用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5787997A JPH09217449A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5787997A JPH09217449A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 建築用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217449A true JPH09217449A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=13068283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5787997A Pending JPH09217449A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 建築用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09217449A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016159637A1 (ko) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 고려대학교 산학협력단 | 내화 패널 유니트 및 내화 패널 유니트 조립 철골 기둥 구조물 |
JP2023055337A (ja) * | 2021-10-06 | 2023-04-18 | 勇人 村上 | 金属パネル、金属パネルの製造方法及び内壁構造 |
JP2023157242A (ja) * | 2022-04-14 | 2023-10-26 | 榮大金属株式会社 | 耐火断熱パネル及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5787997A patent/JPH09217449A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016159637A1 (ko) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 고려대학교 산학협력단 | 내화 패널 유니트 및 내화 패널 유니트 조립 철골 기둥 구조물 |
KR20160117810A (ko) * | 2015-03-31 | 2016-10-11 | 고려대학교 산학협력단 | 내화 패널 유니트 및 내화 패널 유니트 조립 철골 기둥 구조물 |
JP2023055337A (ja) * | 2021-10-06 | 2023-04-18 | 勇人 村上 | 金属パネル、金属パネルの製造方法及び内壁構造 |
JP2023157242A (ja) * | 2022-04-14 | 2023-10-26 | 榮大金属株式会社 | 耐火断熱パネル及びその製造方法 |
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