JPH09216592A - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム

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JPH09216592A
JPH09216592A JP8732597A JP8732597A JPH09216592A JP H09216592 A JPH09216592 A JP H09216592A JP 8732597 A JP8732597 A JP 8732597A JP 8732597 A JP8732597 A JP 8732597A JP H09216592 A JPH09216592 A JP H09216592A
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JP
Japan
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cross member
fuel tank
mounting
rear cushion
seat
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JP8732597A
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Ikuo Funakoshi
育雄 船越
Yutaka Kubo
裕 久保
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リアクッションの上端と燃料タンク後方の取付
ブラケットとをクロス部材に取り付けるについて、これ
らの取付部の機構を簡単にし、シートフレームをメイン
フレームに直接連結することに伴ってメインフレームの
形状が複雑になることを回避できるようにすることを課
題とする。 【解決手段】左右のメインフレーム後部に架設されたク
ロス部材21を、上方に突設された左右の脚部21a、
21aと当該左右の脚部間の横架部21bとから構成
し、燃料タンク7後端から後方に突設した取付部及びシ
ートの前方下部に設けた前側取付部16aを上記クロス
部材の横架部上面に取り付け、該クロス部材の横架部に
リアクッション19の上端取付部材24を連結し、前記
クロス部材の左右の脚部の上方部21a′および下方部
21a″にシートフレーム15の上取付部15a、下取
付部15bをそれぞれ支持させた自動二輪車の車体フレ
ーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動二輪車のリアクッ
ション等の支持機構に関するものであり、リアクッショ
ンの上端と燃料タンクの後端との支持構造を単純にして
車体フレームの軽量化を図り、またリアクッションの上
端と燃料タンクの後端の車体への取付作業を簡単にする
とともに、リアクッションの上端の上下方向位置の調整
を支障なく行うことができるものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車においては、車体フレームに
燃料タンクが載置され、リアクッションの上端が連結さ
れている。そして、車体フレームに設けたクロスメンバ
に燃料タンク後端の取付ブラケットを締付固定したもの
として、例えば実開昭62−68884号公報に記載さ
れたものがあり、また、左右一対のメインフレームの間
に架設した連結部材から後方に延びる取付ブラケットに
リアクッションの上端を支持させるものがある(実開昭
58−147822号公報)。リアクッションの上端と
燃料タンクの後端とをそれぞれ別の部材に取り付けると
すれば、これらの取付部の構造は単純にはならず、軽量
化を図れるものではない。リアクッションの上端と燃料
タンクの後端とを共にメインフレームの連結部材に取り
付け付けるとすれば上記の問題は幾分解消されるのであ
るが、両者を上記連結部材に取り付けるとすれば軽量化
に寄与することができるが、その取付機構が複雑にな
る。他方、従来、シートフレームのメインフレームへの
連結機構は、メインフレームにブラケットを設けてこれ
にシートフレームの上取付部、下取付部をそれぞれ連結
している(例えば特開昭61−215186号公報)。
これを可及的に単純にして、メインフレームにシートフ
レームを連結するためにメインフレームの形状が複雑に
なることを避けて、形状の複雑化に伴うメインフレーム
の強度低下およびその製造コストの上昇を避けることが
是非とも望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、リアクッシ
ョンの上端と燃料タンク後方の取付ブラケットとをクロ
ス部材に取り付けるについて、これらの取付部の機構・
構造を簡単にし、シートフレームをメインフレームに直
接連結することに伴ってメインフレームの形状が複雑に
なることを回避できるように、リアクッション上端と燃
料タンク後方の取付ブラケットとの支持機構、およびシ
ートフレームのメインフレームへの連結機構を工夫する
ことをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドパイプ
からリアアームの前端部に向けて後方斜め下向きに側面
視略直線状に延びる左右一対のメインフレームに燃料タ
ンクが載置され、一つのリアクッションの上端を左右の
メインフレーム間のクロス部材に取り付け、この一つの
リアクッションによって上記リヤアームを支持する自動
二輪車を前提にして、次の要素(イ)〜(ニ)によって
構成されるものである。 (イ)上記左右のメインフレーム後部に架設されたクロ
ス部材を、上方に突設された左右の脚部と当該左右の脚
部間の横架部とから構成したこと、(ロ)燃料タンク後
端から後方に突設した取付部およびシートの前方下部に
設けた前側取付部を上記クロス部材の横架部上面に取り
付けたこと、(ハ)上記クロス部材の横架部にリアクッ
ションの上端取付部材を連結したこと、(ニ)前記クロ
ス部材の左右の脚部の上方部および下方部にシートフレ
ームの上取付部、下取付部をそれぞれ着脱自在に支持し
たこと。
【0005】
【作 用】燃料タンク後端から後方に突設した取付部お
よびシートの前方下部に設けた前側取付部を、上記クロ
ス部材の横架部上面に取り付け、上記クロス部材の横架
部にリアクッションの上端を取り付けたことによって、
燃料タンクの後端およびシートの前方下部に設けた前側
取付部およびリアクッション上端が簡単な機構構造によ
って、車体フレームに架設されたクロス部材に取り付け
られる。したがって、これらのメインフレームへの取付
機構を簡単かつ軽量にすることができる。また、前記ク
ロス部材の左右の脚部の上方部および下方部にシートフ
レームの上取付部、下取付部をそれぞれ着脱自在に連結
したことによって、シートフレームをクロス部材を介し
てメインフレームにしっかりと連結支持させることがで
きるとともにその連結作業を簡単・容易にすることがで
き、さらに、シートフレームをメインフレームに直接連
結するものではないので、それだけメインフレームの形
状が簡素化される。
【0006】
【実 施 例】次いで図面を参照しつつ実施例を説明す
る。自動二輪車1の車体フレーム2のヘッドパイプ3に
はフロントフォーク4が回動自在に支持されていて、こ
のフロントフォーク4に前輪5が取り付けられている。
ヘッドパイプ3に固着(溶接)されている左右のメイン
フレーム6、6は斜め下方に側面視略直線状に傾斜して
おり、これに燃料タンク7が載置され、内燃機関(エン
ジン)8が取り付けられている。エンジン8の吸気系で
あるエアクリーナ9と気化器10は、燃料タンク7の下
方に配置されている。また、エンジン8の前方にラジエ
ータ11が配置されており、ヘッドパイプ3の前方から
エンジン8の側方にかけてカウリング12で覆われてい
る。このカウリング12と燃料タンク7との間に外気導
入管13が設けられ、外気導入管13を介して燃料タン
ク7の下方に配置されたエアクリーナ9に空気が導入さ
れる。メインフレーム6、6の後端のブラケット14の
下部に、後部に後輪18を備えたリアアーム17が上下
に揺動自在に連結されており、このリアアーム17は1
本のリアクッション19で車体フレーム2に支持されて
いる。一対のメインフレーム6、6の後端部は、図2に
示すように連結部材20で互いに連結されており、この
連結部材20よりも上方において左右のメインフレーム
6、6間にクロス部材21が懸架されている。このクロ
ス部材21は上方に突出した左右の脚部21a、21a
と、この左右の脚部21a、21aを繋ぐ横架部21b
からなる支持部材であり、横架部21bの上面に左右一
対のタンク取付部22、22が突設され、また横架部2
1bの後面の中央(図2において左右のタンク取付部2
2、22の中間位置)からリアクッション取付部23が
後方に突設されている。このリアクッション取付部23
にリアクッション19の上端取付部材24が調整機構2
5を介して取り付けられている。この調整機構25は上
記リアクッション取付部23の上下方向のネジ孔に螺着
させたアジャストねじ筒26と、アジャストねじ筒26
の底壁の孔に挿入され、リアクッション19の上端取付
部材24のネジ孔に螺着された締付ボルト27とアジャ
ストねじ筒26に対するロックナット28とから構成さ
れるものである。リアクッション19の上端取付部材2
4は、締付ボルト27、アジャストねじ筒26を介し
て、クロス部材21に固定されるのであるが、ロックナ
ット28を緩め、アジャストねじ筒26に六角レンチを
挿入して締付ボルト27の六角穴に係合させて、六角レ
ンチによって締付ボルト27を緩めると、アジャストね
じ筒26は自由に回動できるようになる。そしてアジャ
ストねじ筒26を回動させてリアクッション取付部23
に対するアジャストねじ筒26の上下方向位置を調整す
ることができる。このアジャストねじ筒26の上下方向
位置の調整によってリアクッション19の上端の取付部
材24のクロス部材21に対する上下方向位置の調整が
なされる。燃料タンク7から後方に突出させた取付ブラ
ケット29の一対の取付部29aが、ゴムダンパ30を
介して締付ボルト31、31によりクロス部材21のタ
ンク取付部22に締付固定されている。また、シート1
6の前側取付部16aがこの締付ボルト31により、グ
ロメット32を介して共締めされている。燃料タンク7
は図5および図6に示すように、アルミニウム製の外板
33と内板34とを接合して形成したものであり、底部
を構成する内板34にはエアクリーナ9が収納される上
方に窪んだ凹部34aと、内側に燃料ポンプ35を収納
するための、下方に突出した凸部34bが形成されてい
る。この燃料タンク7の前端に固定したブラケット36
はボルト37でメインフレーム6の支持部6aに支持さ
れ、凸部34bの下端に沿わせた補強プレート38が、
ゴムダンパ40を介して左右のメインフレームに架設さ
れた他のクロス部材39に支持されている。前記クロス
部材21の両側脚部21aの後端の上方部21a′と下
方部21a″とにシートフレーム15の一対の上取付部
15aと一対の下取付部15bとが、締付ボルト41、
42でそれぞれ着脱自在に固定支持され、かつ、該上取
付部15a、15aの間隔より該下取付部15b、15
bの間隔が大きく構成されている。したがって、該上下
取付部の配置は上方が狭く、下方が広い略台形状である
のでシートフレーム15の取付強度は大きい。また、こ
の左右のシートフレーム15の後端部が連結部材43に
より互いに連結されており、さらにシート16が取付部
材44により上記連結部材43に固定されている。この
シートフレーム15の後端部にはリアフェンダを保持す
る補助レール45が取り付けられている。シートフレー
ム15の前端にはシート16を保持する支持プレート4
6が設けられており、この支持プレート46の下方位置
にバッテリ47が収納されるようになっている。即ち、
板状のバッテリ取付ステー48には一対の電装品取付用
フック48a、48bが設けられ、このバッテリ取付ス
テー48の電装品取付用フック48aにバッテリバンド
49の取付用フック49aが係止する。この状態で電装
品取付用フック48a、48bを固定部材50に係止
し、このバッテリ取付ステー48にバッテリ47を載置
し、バッテリバンド49の取付用フック49bをフック
48cに係止する。このように、バッテリバンド49の
取付用フック49aを電装品取付用フック48aに係止
し、その後に電装品を差し込み、バッテリバンド49の
外れ止めを兼用するようになっている。このようにする
ことによって構成部品を少なくし、コストを低減し、軽
量化を図ることが可能である。以上のように、メインフ
レーム6に架設されたクロス部材21に、燃料タンクの
後端とシートの前方下部に設けた前側取付部およびリア
クッション19の上端とを支持するので、これらの支持
部材が単一化され、構造が簡単で車体の軽量化が可能に
なる。また、燃料タンク7の後端を2本の締付ボルト3
1で締め付け、左右の締付ボルト31の中間の位置にお
いてリアクッション19を支持する構成とすることによ
って、シート16の前側を外せば、燃料タンクを外さな
くても、リアクッション19の上端の取り外しや、リア
クッション19の上端の上下方向位置の調整を容易に行
うことが可能である。また、上記クロス部材21の両側
脚部21a後端の上方部と下方部とにシートフレーム1
5の上取付部15a、下取付部15bの前端がそれぞれ
着脱自在に支持されたものであるから、メインフレーム
の形状構造はシートフレームを連結する必要がない分だ
け、簡素化され、強度的にも製造上も有利になる。
【0007】
【効 果】左右のメインフレーム6、6間にクロス部材
21を架設し、このクロス部材21の横架部上面に燃料
タンクの後端およびシートの前方下部に設けた前側取付
部16aを支持すると共に、このクロス部材21にリア
クッションの上端を支持させ、さらに、シート16を支
持するシートフレーム15も該クロス部材21に支持さ
せることによって、燃料タンク後端とリアクッション上
端およびシートの前方下部に設けた前側取付部とシート
フレーム15とを単一部材で支持することができ、これ
らの支持構造を簡単にし、その軽量化を図ることができ
る。また、シートフレーム15の上取付部15aと下取
付部15bの前端をクロス部材の脚部の上方部21a′
と下方部21a″とにそれぞれ着脱自在に支持させたこ
とによって、シートフレームのメインフレームへの組み
付け作業を簡単、容易にし、メインフレームの形状、構
造を、シートフレームを連結する必要がなくなる分だけ
簡素化することができ、メインフレームは形状構造が簡
素化された分だけ強度を向上させ、製造を容易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した自動二輪車の側面図であ
る。
【図2】リアクッションの取付を示す図1A−A断面図
である。
【図3】燃料タンクの取付を示す断面図である。
【図4】燃料タンクの取付状態を示す平面図である。
【図5】燃料タンクの断面図である。
【図6】燃料タンクの平面図である。
【図7】バッテリの取付部材の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・自動二輪車 6・・・メインフレーム 7・・・燃料タンク 15・・・シートフレーム 15a・・・上取付部 15b・・・下取付部 19・・・リアクッション 20・・・連結部材 21・・・クロス部材 21a・・・脚部 21b・・・横架部 22・・・タンク取付部 23・・・リアクッション取付部 24・・・上端取付部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプからリアアームの前端部に向
    けて後方斜め下向きに側面視略直線状に延びる左右一対
    のメインフレームに燃料タンクが載置され、一つのリア
    クッションの上端を左右のメインフレーム間のクロス部
    材に取り付け、この一つのリアクッションによって上記
    リアアームを支持する自動二輪車の車体フレームにおい
    て、 上記左右のメインフレーム後部に架設されたクロス部材
    を、上方に突設された左右の脚部と当該左右の脚部間の
    横架部とから構成し、 燃料タンク後端から後方に突設した取付部およびシート
    の前方下部に設けた前側取付部を上記クロス部材の横架
    部上面に取り付け、 上記クロス部材の横架部にリアクッションの上端取付部
    材を連結し、 前記クロス部材の左右の脚部の上方部および下方部にシ
    ートフレームの上取付部、下取付部をそれぞれ着脱自在
    に支持した自動二輪車の車体フレーム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179235A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車のリアフレーム取付構造
JP2011088631A (ja) * 2010-12-17 2011-05-06 Suzuki Motor Corp アンチロックブレーキ装置を備えた自動二輪車

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JP2011088631A (ja) * 2010-12-17 2011-05-06 Suzuki Motor Corp アンチロックブレーキ装置を備えた自動二輪車

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