JPH09215475A - カモカモ果実入りプレザーブ類 - Google Patents

カモカモ果実入りプレザーブ類

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Publication number
JPH09215475A
JPH09215475A JP8026711A JP2671196A JPH09215475A JP H09215475 A JPH09215475 A JP H09215475A JP 8026711 A JP8026711 A JP 8026711A JP 2671196 A JP2671196 A JP 2671196A JP H09215475 A JPH09215475 A JP H09215475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
preserves
duck
vitamin
yogurt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8026711A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Otawa
利彦 大多和
Yasunori Fujiwara
保徳 藤原
Makoto Hosokawa
誠 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by T Hasegawa Co Ltd filed Critical T Hasegawa Co Ltd
Priority to JP8026711A priority Critical patent/JPH09215475A/ja
Publication of JPH09215475A publication Critical patent/JPH09215475A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 天然のビタミンC、ミネラル、ペクチン質な
どを豊富に含む、美味で、栄養価の高い新規なプレザー
ブ類を開発する。 【解決手段】 カモカモ果実をホール状で、または除核
した状態で含むことを特徴とするプレザーブ類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カモカモ果実を含
むプレザーブ類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ヨーグルト、ゼリー、冷
菓、菓子類などの果実加工品(フルーツプレザーブまた
はフルーツプレパレーションなどとも呼ばれる。以下、
プレザーブと称する)を利用した飲食品は、果実加工品
を配合することにより風味および栄養価が増加すること
から、デザート類として高い地位を確立している。これ
らのプレザーブ類に使用される果実としてはストロベリ
ー、オレンジ、レモン、アップル、バナナ、グレープ、
ピーチ、パイナップル、メロン等多くのものが知られて
いる。これらの果実類にはビタミン、ペクチン質、ミネ
ラル等の栄養素が含まれており、特に、果実類に含まれ
るビタミンCは抗酸化作用を持つ重要なビタミンであ
り、人間の生命を維持するのに欠くことのできない重要
成分である。しかしながら、それらの果実類に含まれる
ビタミンCの量は消費者の持つイメージ程には多くな
い。
【0003】カモカモ(MYRCIARIA DUBI
A)はフトモモ科に属する食用植物であって、ペルー東
部からブラジル西北部のアマゾン盆地の河岸または流水
のある湖沼の岸に生える潅木で、その果実のビタミンC
含有量はレモンの約100倍に達すると言われ、また、
ペクチン質、ミネラルの含有量も高いことが知られてい
る。現地ではその果実をそのまま食用に、または果汁を
絞ってジュースなどとして飲用に供されているが、わが
国では、本発明者らが知る限り、カモカモ果実を用いた
プレザーブ類には供されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
カモカモ果実を用いた新規なプレザーブ類を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、最近の消
費者の健康指向、天然指向に注目し、前記のカモカモ果
実の利用について鋭意研究を押し進めた結果、カモカモ
果実を用いることによって、美味で、栄養価の高いプレ
ザーブ類が得られることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0006】即ち本発明は、カモカモ果実をホール状
で、または除核した状態で含むことを特徴とするプレザ
ーブ類を要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様につい
て更に具体的に説明する。本発明のプレザーブ類に含ま
れるカモカモ果実の形態には特別な制限はなく、そのま
まホールの状態でも、例えば、果実を煮沸して果肉を軟
化させ、パルパーで除核し、微粒化したパルプまたはピ
ューレなどのいずれの形態でもよい。
【0008】本発明のカモカモ果実を用いたプレザーブ
類の調製方法としては、通常の方法を用いることがで
き、例えば、上記のホール、パルプ、ピューレ状のカモ
カモ果実に糖類、ペクチン、増粘剤、安定剤、果汁類、
酸味料、果肉類などを添加し、加熱撹拌殺菌後、必要な
らば香料、色素などを添加して、冷却することにより、
カモカモ果実を含むプレザーブ類を調製することができ
る。また更に、カモカモ果実に一般にプレザーブ類に使
用される果実、例えば、ストロベリー、メロン、バナ
ナ、アップル、ペアー、アプリコット、グレープ、オレ
ンジ、パイナップルなどの果肉を添加することもでき
る。
【0009】本発明の一実施態様を例示すれば、まず前
記の如きカモカモ果実1重量部に対し、砂糖約0.5〜
約0.8重量部、ペクチン約0.0075〜約0.01
5重量部、水約0.6〜約1.2重量部を添加混合し、
95℃で10分間加熱殺菌し、冷却することにより、本
発明のプレザーブ類を得ることができる。
【0010】本発明のカモカモ果実を含むプレザーブ類
は、例えば、ヨーグルト、ゼリー、冷菓、菓子類などの
広範囲な飲食品に添加して該飲食品の香味、栄養価を高
めることができる。これらの飲食品としては、例えば、
フローズンヨーグルト、果肉入り二層ヨーグルト、果肉
入りハードヨーグルト、果肉入りソフトヨーグルト、ド
リンクヨーグルトなどのヨーグルト類;フルーツゼリー
などのゼリー類;アイスクリーム、アイスミルク、ラク
トアイス、氷菓などの冷菓類;プリン、ババロア、ケー
キ、グミキャンディー、チューインガム、和洋菓子など
の菓子類を挙げることができる。
【0011】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明の態様をさらに具
体的に説明する。 (実施例1):カモカモピューレを用いたプレザーブ 配合処方: 原 料 配合量 1. カモカモピューレ(ビタミンC2%含有) 400g 2. 砂糖 305g 3. ペクチン 5g 4. 酸味料 5g 5. 水 280g 6. 香料 5g カモカモ果実を処理して得たカモカモピューレ400g
に上記の配合処方に従い、粉体混合した砂糖305gと
ペクチン5gおよび酸味料5gを加え、更に水280g
を加えて撹拌しながら95℃で10分間加熱殺菌し、香
料5gを添加後、瓶に充填して冷却しカモカモプレザー
ブ1Kgを得た。以下、これをプレザーブAとする。
【0012】(ヨーグルトでの官能評価及びビタミンC
含有率の比較)30gのプレザーブAを、果肉、果汁を
含有しない市販のプレーンヨーグルト70gに添加し
て、フルーツヨーグルトを調製した(以下、ヨーグルト
1とする)。専門パネラー20名によりヨーグルト1の
香味の官能評価を行い、またビタミンCの含有率を測定
した。その結果を表1に示す。なお表中の「香味」欄の
数字は、香味が好ましいと判定したパネラーの人数を表
す。またビタミンCの含有率は高速液体クロマトグラフ
ィーによって測定した。
【0013】(比較例1):レモンピューレを用いたプ
レザーブ 実施例1の配合処方中のカモカモピューレに代えてレモ
ンピューレ(ビタミンC含有率0.02%)を用いた以
外は実施例1と同様の配合処方、製造法でレモンプレザ
ーブ1Kgを得た。以下、これを比較品Aとする。次い
で、比較品Aを用いた以外は実施例1と同様にして、フ
ルーツヨーグルトを調製し(以下、比較品1とする)、
比較品1の香味の官能評価を行い、またビタミンCの含
有率を測定した。その結果を表1に併記する。
【0014】
【表1】
【0015】表1の結果から、本発明のカモカモプレザ
ーブを用いたヨーグルトは、レモンプレザーブを用いた
比較品1と比較して、香味的にも美味であり、ビタミン
C含有率は高い値を示したことがわかる。
【0016】(実施例2):カモカモパルプを用いたプ
レザーブ 配合処方: 原料 配合量 1.カモカモパルプ(ビタミンC2%含有) 400g 2.砂糖 300g 3.ペクチン 5g 4.酸味料 5g 5.水 280g 6.色素 5g 7.香料 5g カモカモ果実を処理して得たカモカモパルプ400g
に、上記の配合処方に従い、実施例1と同様に処理して
カモカモプレザーブ1Kgを得た。以下、これをプレザ
ーブBとする。
【0017】(アイスクリームでの官能評価及びビタミ
ンC含有率の比較)プレザーブBを用いて、以下に示す
配合処方にて常法によりアイスクリームを調製した(以
下、アイスクリーム1とする)。専門パネラー20名に
よりアイスクリーム1の香味の官能評価を行い、またビ
タミンC含有率を測定した。その結果を表2に示す。
【0018】(比較例2):レモンパルプを用いたプレ
ザーブ 実施例2の配合処方中のカモカモパルプに代えてレモン
パルプ(ビタミンC含有率0.02%)を用いた以外は
実施例2と同様の配合処方、製造法でレモンプレザーブ
1Kgを得た。以下、これを比較品Bとする。次いで、
比較品Bを用いた以外は実施例2と同様にして、アイス
クリームを調製し(以下、比較品2とする)、比較品2
の香味の官能評価を行い、またビタミンCの含有率を測
定した。その結果を表2に併記する。
【0019】
【表2】
【0020】表2の結果から明らかなごとく、本発明の
カモカモプレザーブを用いたアイスクリームは、レモン
プレザーブを用いた比較品2と比較して、香味的にも美
味であり、ビタミンC含有率は高い値を示したことがわ
かる。
【0021】
【発明の効果】本発明により、天然のビタミンC、ミネ
ラル、ぺクチン質などを豊富に含む、美味で、栄養価の
高い新規なプレザーブ類が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カモカモ果実をホール状で、または除核
    した状態で含むことを特徴とするプレザーブ類。
JP8026711A 1996-02-14 1996-02-14 カモカモ果実入りプレザーブ類 Pending JPH09215475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8026711A JPH09215475A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 カモカモ果実入りプレザーブ類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8026711A JPH09215475A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 カモカモ果実入りプレザーブ類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09215475A true JPH09215475A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12200954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8026711A Pending JPH09215475A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 カモカモ果実入りプレザーブ類

Country Status (1)

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JP (1) JPH09215475A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013029634A2 (es) 2011-09-03 2013-03-07 Pharmabrand S.A. Composición antioxidante, antigripal natural.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013029634A2 (es) 2011-09-03 2013-03-07 Pharmabrand S.A. Composición antioxidante, antigripal natural.

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