JPH09215318A - トランスを有するdc−dcコンバ−タ - Google Patents

トランスを有するdc−dcコンバ−タ

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JPH09215318A
JPH09215318A JP8034428A JP3442896A JPH09215318A JP H09215318 A JPH09215318 A JP H09215318A JP 8034428 A JP8034428 A JP 8034428A JP 3442896 A JP3442896 A JP 3442896A JP H09215318 A JPH09215318 A JP H09215318A
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winding
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Yasuo Hosaka
康夫 保坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスを有する昇圧型DC−DCコンバー
タの薄型化を図る。 【解決手段】 インダクタンスのエネルギーの蓄積を利
用して直流電圧を昇圧するために第1及び第2のトラン
ス2a、2bを設ける。直流電源1に対して並列に2つ
のトランス2a、2bの1次巻線3a、3bの直列回路
を介してスイッチング素子4を接続する。2つのトラン
ス2a、2bの2次巻線5a、5bの直列回路とダイオ
ード6を介してスイッチング素子4に対して並列に平滑
用コンデンサ7を接続する。第1及び第2のトランス2
a、2bは並置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランスのインダクタン
スを利用して直流電圧を昇圧する形式のDC−DCコン
バータに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な昇圧型のDC−DCコンバータ
は、直流電源に対して並列にリアクトル(インダクタン
ス素子)を介してスイッチング素子を接続し、このスイ
ッチング素子に対して並列にダイオードを介して平滑用
コンデンサを接続した回路構成になっている。このDC
−DCコンバータにおいて大きな昇圧比を得るためには
スイッチング素子のオン時間幅を長くすることが必要に
なる。しかし、スイッチング素子のデューティ比即ちオ
ン・オフ周期に対するオン時間幅の割合を70〜80%
程度よりも大きくすることは制御回路の構成上困難であ
る。
【0003】そこで、大きな昇圧比を得るために図1に
示すDC−DCコンバータが知られている。このDC−
DCコンバータは、直流電源1の一端と他端との間にト
ランス2の1次巻線3を介してトランジスタから成るス
イッチング素子4を接続し、トランス2の2次巻線5と
ダイオード6とを介してスイッチング素子4に並列に出
力平滑用コンデンサ7を接続し、スイッチング素子4の
制御端子(ベース)にスイッチング素子4をオン・オフ
するための制御回路8を接続することによって構成され
ている。図1の回路では、スイッチング素子4のオン期
間に1次巻線3に基づくインダクタンスにエネルギーが
蓄積されると共に2次巻線5に基づくインダクタンスに
もエネルギーが蓄積される。スイッチング素子4のオフ
期間には直流電源1の電圧に1次巻線3及び2次巻線5
の電圧が加算された状態の出力電圧が得られ、コンデン
サ7がこの出力電圧に充電される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DC−DC
コンバータの薄型化(低背化)が要求されている。この
要求に応えるためにトランス2の磁性体コア9の高さを
低くすると、コア9における巻線の巻幅(巻窓)が狭く
なり、巻線可能回数が減ること、及びコアのボリュ−ム
が小さくなることのため、直流重畳特性が低くなり、コ
ア変更前に比べてDC−DCコンバ−タ特性が著しく劣
化してしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、小型化及び薄型
化(低背化)が可能なDC−DCコンバータを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、直流電源と、少なくとも第1及び第2のト
ランスと、スイッチング素子と、ダイオードと、コンデ
ンサと、スイッチング素子制御回路とを有し、前記第1
及び第2のトランスは磁性体コアと1次巻線と2次巻線
とをそれぞれ有し、前記第1のトランスの1次巻線と前
記第2のトランスの1次巻線とが直列に接続され、前記
第1のトランスの2次巻線と前記第2のトランスの2次
巻線とが直列に接続され、前記第1のトランスの1次巻
線と前記第2のトランスの1次巻線との直列回路に対し
て直列に前記第1のトランスの2次巻線と前記第2のト
ランスの2次巻線との直列回路が接続され、前記スイッ
チング素子の一端は前記第1及び第2のトランスの1次
巻線の直列回路を介して前記直流電源の一端に接続さ
れ、前記スイッチング素子の他端は前記直流電源の他端
に接続され、前記コンデンサは前記ダイオードと前記第
1及び第2のトランスの2次巻線の直列回路を介して前
記スイッチング素子に対して並列に接続され、前記スイ
ッチング素子制御回路は前記スイッチング素子をオン・
オフ制御するための制御信号を前記スイッチング素子の
制御端子に与えるように形成されていることを特徴とす
るDC−DCコンバータに係わるものである。なお、請
求項2に示すように第1及び第2のトランスのコアをそ
れぞれドラム型とし、互いに並置することが望ましい。
【0007】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、薄型化が達成
される。即ち、複数のトランス(第1及び第2のトラン
ス)の組み合せによって必要とするインダクタンスを得
るため、トランス1個当りの高さを従来よりも低くする
ことができる。また、従来の1つのコアによって必要と
するインダクタンスの全部を得る場合に比べて、本発明
の複数のコアに巻線を分散して設けたものは、インダク
ション係数が大きくなり、1個当たりのコアについて
は、少ない巻数によって従来と同一のインダクタンス値
を得ることが可能になる。ここで、インダクション係数
はAl Valueと呼ばれているものであり、1ターンの巻線
によって得られるインダクタンス値を示す。
【0008】
【実施例】次に、図2及び図3を参照して本発明の実施
例に係わるDC−DCコンバータを説明する。図2及び
図3のDC−DCコンバータは、図1のDC−DCコン
バータと同様に、直流電源1、スイッチング素子4、出
力整流ダイオード6、平滑用コンデンサ7、スイッチン
グ素子制御回路8を有する他に、インダクタとしての第
1及び第2のトランス2a、2bを有する。図2におい
てトランス2a、2b以外の部分の回路構成は図1と同
一である。
【0009】第1のトランス2aは図3に示すようにド
ラム型磁性体(フェライト)コア9aとこれに巻装され
た1次巻線3aと2次巻線5aとから成る。第2のトラ
ンス2bもドラム型磁性体(フェライト)コア9bとこ
れに巻装された1次巻線3bと2次巻線5bとから成
る。第1及び第2のトランス2a、2bの1次巻線3
a、3bは互いに直列に接続され、この直列回路が電源
1の一端とスイッチング素子4の一端(コレクタ)との
間に接続されている。スイッチング素子4の他端(エミ
ッタ)は電源1の他端に接続されている。第1及び第2
のトランス2a、2bの2次巻線5a、5bは互いに直
列に接続され、この直列回路がスイッチング素子4の一
端(コレクタ)とダイオード6との間に接続されてい
る。即ち、2次巻線5a、5bの直列回路の入力側端子
は1次巻線3a、3bの直列回路の出力側端子に接続さ
れ、2つの直列回路の接続点にスイッチング素子4が接
続されている。平滑用コンデンサ7はダイオード6と2
つの2次巻線5a、5bを介してスイッチング素子4に
並列に接続されている。スイッチング素子制御回路8は
スイッチング素子4の制御端子(ベース)に接続され、
スイッチング素子4をオン・オフするための制御信号を
形成する。
【0010】DC−DCコンバータにおいて第1及び第
2のトランス2a、2bはドラム型コア9a、9bが図
3に示すように互いに平行になるように同一の平坦な基
板上に配置される。図2において図1と同一のインダク
タンス値を得る場合には、2つの1次巻線3a、3bの
それぞれの巻数及び2つの2次巻線5a、5bのそれぞ
れの巻数を図1のトランス2の1次巻線3の巻数及び2
次巻線5の巻数よりも少なくすることができる。従っ
て、第1及び第2のトランス2a、2bの1個当りの所
要巻線幅W即ち巻窓の幅は図1の場合よりも狭くなり、
ドラム型コア9a、9bの1個当りの高さHも図1の場
合よりも低くなり、DC−DCコンバータの薄型化が達
成される。
【0011】図2及び図3のDC−DCコンバータにお
いて、スイッチング素子4のオン期間には、電源1とイ
ンダクタンスを有する2つの1次巻線3a、3bとスイ
ッチング素子4の閉回路が形成され、第1及び第2のト
ランス2a、2bのコア9a、9bに磁気エネルギーが
蓄積される。1次巻線3a、3bに電流が流れると2次
巻線5a、5bに電圧が誘起するが、この電圧の向きは
ダイオード6を逆バイアスする向きであるので、スイッ
チング素子4のオン期間にはダイオード6がオフに保た
れている。次に、スイッチング素子4がオフになると、
第1及び第2のトランス2a、2bの蓄積エネルギーの
放出が生じ、2つの1次巻線3a、3bと2つの2次巻
線5a、5bとにダイオード6を順バイアスする向きの
電圧が発生し、電源1の電圧と2つの1次巻線3a、3
bの電圧と2つの2次巻線5a、5bの電圧との和の電
圧に基づいて平滑用コンデンサ7が充電され、平滑用コ
ンデンサ7は電源1よりも高い電圧に充電される。
【0012】本実施例によれば、既に説明したように、
2つのトランス2a、2bによって必要なインダクタン
ス値を得るので、ドラム型コア9a、9bの高さHを図
1の単一のドラム型コア9の高さのほぼ半分にできる。
また、2つのコア9a、9bを有するので、図1の1つ
のコア9に比べて放熱性が良い。
【0013】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 3個以上の任意の複数個のトランスを設け、こ
れ等の1次巻線を直列に接続すると共に、これ等の2次
巻線も直列に接続し、1次巻線の直列回路と2次巻線の
直列回路を図2と同様に直列に接続することができる。 (2) スイッチング素子4はFET等の半導体スイッ
チであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の昇圧型DC−DCコンバータを示す回路
図である。
【図2】本発明の実施例の昇圧型DC−DCコンバータ
を示す回路図である。
【図3】図2のDC−DCコンバータのトランスを断面
で示す図である。
【符号の説明】
2a、2b 第1及び第2のトランス 3a、3b 1次巻線 4 スイッチング素子 5a、5b 2次巻線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、少なくとも第1及び第2の
    トランスと、スイッチング素子と、ダイオードと、コン
    デンサと、スイッチング素子制御回路とを有し、 前記第1及び第2のトランスは磁性体コアと1次巻線と
    2次巻線とをそれぞれ有し、 前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの
    1次巻線とが直列に接続され、 前記第1のトランスの2次巻線と前記第2のトランスの
    2次巻線とが直列に接続され、 前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの
    1次巻線との直列回路に対して直列に前記第1のトラン
    スの2次巻線と前記第2のトランスの2次巻線との直列
    回路が接続され、 前記スイッチング素子の一端は前記第1及び第2のトラ
    ンスの1次巻線の直列回路を介して前記直流電源の一端
    に接続され、前記スイッチング素子の他端は前記直流電
    源の他端に接続され、 前記コンデンサは前記ダイオードと前記第1及び第2の
    トランスの2次巻線の直列回路を介して前記スイッチン
    グ素子に対して並列に接続され、 前記スイッチング素子制御回路は前記スイッチング素子
    をオン・オフ制御するための制御信号を前記スイッチン
    グ素子の制御端子に与えるように形成されていることを
    特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のトランスの磁性体コ
    アはそれぞれドラム型コアであり、 前記第1及び第2のトランスのドラム型コアが互いに並
    置されていることを特徴とする請求項1記載のDC−D
    Cコンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015008589A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置

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