JPH09215130A - 住宅用分電盤 - Google Patents

住宅用分電盤

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Publication number
JPH09215130A
JPH09215130A JP8016185A JP1618596A JPH09215130A JP H09215130 A JPH09215130 A JP H09215130A JP 8016185 A JP8016185 A JP 8016185A JP 1618596 A JP1618596 A JP 1618596A JP H09215130 A JPH09215130 A JP H09215130A
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JP
Japan
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power supply
current limiter
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line
frame member
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Application number
JP8016185A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Onishi
弘之 大西
Takeshi Yano
剛 矢野
Hiromitsu Takamoto
博光 高本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09215130A publication Critical patent/JPH09215130A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流制限器が取り付けられていない状態でも
非常設備用開閉器に電源を供給できるようにする。 【解決手段】 主幹開閉器1と、この主幹開閉器1の出
力側に電気的に接続された複数の分岐開閉器2と、主幹
開閉器1の入力側で電力供給用電路の電源側線及び接地
側線に電気的に接続された送り線4と、この送り線4に
接続された非常設備用開閉器5とを箱体6内に収納した
住宅用分電盤である。これにおいて、電力供給用電路の
電源側線又は接地側線が接続される電路電線接続部7
と、この電路電線接続部7に電気的に接続され送り線4
が接続される送り線接続部8と、上記電路電線接続部7
に電気的に接続され主幹開閉器1より前段で電流制限器
9の入力端子部に接続される電流制限器接続部10とを
備えた接続端子体Aを箱体6内に少なくとも2つ配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主幹開閉器の入力
側において送り線を介して電力供給用電路の電源側線及
び接地側線に電気的に接続される非常設備用開閉器を有
した住宅用分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、集合住宅やマンション等の各需
要家毎に使用される住宅用分電盤にあっては、各需要家
内に設けられた火災報知器や消化設備等に電気を供給す
るための非常用の電源が必要である。この電源は、主幹
開閉器の入力側で電力供給用電路の電源側線及び接地側
線に送り線を接続し、この送り線を非常設備用開閉器に
接続することによって主幹開閉器の開閉操作とは無関係
に供給されるようになっている。
【0003】一方、一部の電力会社にあっては、各需要
家との契約電流以上の電流が流れたとき強制開極する電
流制限器を各需要家との契約時に主幹開閉器の入力側に
接続している。この場合の非常設備用の電源は、電流制
限器と主幹開閉器との間に送り線を接続し、この送り線
を非常設備用開閉器に接続することによって主幹開閉器
の開閉とは無関係に供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の電流制限器を用
いた住宅用分電盤にあっては、非常設備用開閉器に電源
を供給する送り線を電流制限器と主幹開閉器との間に接
続しているので、例えば、マンション等で一部の住民が
引っ越して、その部屋が空室となった場合、電力会社が
電流制限器を外してしまうので、非常設備用開閉器に電
源を供給することができないという問題があった。
【0005】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、電流制限器が取り付けられていない状態でも非
常設備用開閉器に電源を供給できるようにすることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明住宅用分電盤は、主幹開閉器1と、この主幹開閉
器1の出力側に電気的に接続された複数の分岐開閉器2
と、主幹開閉器1の入力側で電力供給用電路3の電源側
線3a及び接地側線3bに電気的に接続された送り線4
と、この送り線4に接続された非常設備用開閉器5とを
箱体6内に収納したものにおいて、電力供給用電路3の
電源側線3a又は接地側線3bが接続される電路電線接
続部7と、この電路電線接続部7に電気的に接続され送
り線4が接続される送り線接続部8と、上記電路電線接
続部7に電気的に接続され主幹開閉器1より前段で電流
制限器9の入力端子部に接続される電流制限器接続部1
0とを備えた接続端子体Aを箱体6内に少なくとも2つ
配設したことを特徴とする。電路電線接続部7に電力供
給用電路3の電源側線3a及び接地側線3bを接続し、
送り線4を送り線接続部8に接続しておけば、電流制限
器9を取り付けない状態でも送り線4にて非常設備用開
閉器5に電源を供給する状態にでき、電流制限器9が取
り付けられる前や電流制限器9が取り外された後でも非
常設備用開閉器5に電源を供給できる。
【0007】また接続端子体Aを、バー部材11と、バ
ー部材11を挿通した枠部材12と、枠部材12内に配
置した当て金13と、当て金13を押さえる締め付けね
じ14とで構成し、電流制限器接続部10をバー部材1
1に、送り線接続部8を枠部材12に形成すると共に当
て金13とバー部材11との間に電力供給用電路3の電
源側線3a又は接地側線3bを挟持して接続する電路電
線接続部7を形成したことを特徴とすることも好まし
い。この場合、送り線4をバー部材11と別体の枠部材
12に接続し、バー部材11を枠部材12に挿通するこ
とにより、送り線4の撓む力がバー部材11に伝わら
ず、もってバー部材11が動きにくくなり、電力供給用
電路3の電源側線3aまたは接地側線3bを当て金13
とバー部材11との間の電路電線接続部7に後接続で接
続するとき接続しやすい。
【0008】また接続端子体Aを、バー部材11と、バ
ー部材11を挿通した枠部材12と、枠部材12内に配
置した当て金13と、当て金13を押さえる締め付けね
じ14とで構成し、電流制限器接続部10及び送り線接
続部8をバー部材11に形成すると共に当て金13とバ
ー部材11との間に電力供給用電路3の電源側線3a又
は接地側線3bを挟持して接続する電路電線接続部7を
形成したことを特徴とすることも好ましい。この場合、
送り線4をバー部材11に接続し、このバー部材11を
枠部材12に挿通してバー部材11と当て金13との間
に電力供給用電路3の電源側線3a又は接地側線3bを
挟持して接続することとなり、すべての線がバー部材1
1に直接接触した状態で接続されて導電性が向上する。
【0009】また接続端子体Aを、バー部材11と、枠
部材12と、枠部材12内に配置した当て金13と、当
て金13を押さえる締め付けねじ14とで構成し、電流
制限器接続部10をバー部材11に形成すると共に送り
線接続部8と電路電線接続部7を枠部材12に形成し、
バー部材11と枠部材12との間を接続体15にて電気
的に接続したことを特徴とすることも好ましい。この場
合、何らかの原因で枠部材12からバー部材11及び接
続体15の一方が外れた場合でも電力供給用電路3の電
源側線3a又は接地側線3bと送り線4とが枠部材12
から外れず、非常設備用開閉器5に電源を安定よく供給
できる。
【0010】また複数の接続端子体Aを端子台16に組
み込むと共に各接続端子体A間に絶縁仕切部17を配置
し、上記端子台16を箱体6内に取着したことを特徴と
することも好ましい。この場合、各接続端子体Aに電力
供給用電路3の電源側線3a又は接地側線3bと送り線
4とを接続して端子台16を箱体6内に取着した後、電
流制限器9の入力端子部を各接続端子体Aの電流制限器
接続部10に接続して箱体6内に電流制限器9を取着す
ることができ、電流制限器9を後付けする作業が容易と
なる。
【0011】また上記のように接続端子体Aを端子台1
6に組み込んだものにおいて、各電流制限器接続部10
を各接続端子体Aを結ぶ直線方向で移動自在にしたこと
を特徴とすることも好ましい。この場合、隣合う接続端
子体Aの電流制限器接続部10の間隔を変えることがで
きて入力端子部間の間隔が異なる数種類の電流制限器9
に対して同じ端子台16を使用できる。
【0012】また上記のように接続端子体Aを端子台1
6に組み込んだものにおいて、各電流制限器接続部10
を電流制限器接続部10の厚み方向で移動自在にしたこ
とを特徴とすることも好ましい。この場合電流制限器接
続部10を電流制限器接続部10の厚さ方向、つまり箱
体6の底部に対して直交する方向に電流制限器接続部1
0の位置を変えることができ、入力端子部の箱体6の底
面からの高さが異なる電流制限器9に対して同じ端子台
16を使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図5に示す実施の
形態から述べる。箱体6は前面を開口せる箱体本体6a
と箱体本体6aの前面開口に着脱自在に取り付けられる
カバー6bとで構成されており、合成樹脂のような材料
にて形成されている。箱体本体6a内の略中央には主幹
開閉器1を装着してあり、箱体本体6a内の一側には複
数個(本例の場合5個)分岐開閉器2を配置してあり、
主幹開閉器1の出力端子部と分岐開閉器2の入力端子部
とを導電バー18にて接続してある。箱体本体6a内の
他側には電流制限器収納部19を設けてあり、電流制限
器収納部19の底部には木材よりなる取り付け基板20
を装着してある。主幹開閉器1の入力端子部には接続電
線21の一端を接続してあり、接続電線21の他端を電
線制限器収納部19の一方の端部に臨ませてある。また
箱体本体6a内の一側で分岐開閉器2に隣接するように
非常設備用開閉器5を配置してあり、非常設備用開閉器
5の入力端子部には送り線4の一端を接続してあり、送
り線4の他端を電流制限器収納部19の他方の端部に臨
ませてある。カバー体6bには主幹開閉器1の操作ハン
ドル1aや分岐開閉器2の操作ハンドル2aや非常設備
用開閉器5の操作ハンドル5aを露出させる窓部22
a,22b,22cを穿設してある。
【0014】接続端子体Aは図4、図5に示すようにバ
ー部材11、枠部材12、当て金13、締め付けねじ1
4等で主体が構成されるものであり、これらの部材は導
電材料に形成されている。バー部材11は細い幅の角棒
材にて形成され、基部に両側に突出する抜け突起25を
突設してある。枠部材12は角筒状に形成されており、
枠部材12には雌ねじ孔26を穿孔してあり、雌ねじ孔
16に締め付けねじ14のねじ部14aを螺合してあ
る。枠部材12の両側には抜け止め孔27を穿孔してあ
り、枠部材12内にバー部材11の基部を挿通した状態
で抜け止め孔27に抜け止め突起25を遊嵌してバー部
材11が枠部材12から抜けないようにしてある。締め
付けねじ14の頭部14bは丸頭状となっており、上面
にドライバー溝14cを設けてある。当て金13は枠部
材12内に挿通してあり、締め付けねじ14の先端とバ
ー部材11との間に位置させてある。当て金13の一端
の両側には突部13aを突設してあり、この突部13a
を枠部材12に係当させてある。当て金13の他端から
L字状の連出片13bを連出してあり、連出片13bの
水平部に挿通孔13cを設けてあり、挿通孔13cに締
め付けねじ14の首部を挿通してある。また枠部材12
には突片28を突設してあり、突片28に固定ねじ29
を螺合してある。このように接続端子体Aが構成され、
バー部材11の先端部が電流制限器9の入力端子部に挿
入して接続する電流制限器接続部10となっており、枠
部材12の内のバー部材11と当て金13との間が線を
挟持する電路電線接続部7となっており、突片28と固
定ねじ29との間が送り線接続部8となっている。また
本例の場合、2つの接続端子体Aが電流制限器収納部1
9の端部に配置され、各接続端子体Aの送り線接続部8
に送り線4の端部が接続されている。このとき固定ねじ
29を締め付けることで送り線4の端部が接続される。
【0015】上記のように構成した住宅用分電盤を住宅
に取り付けて配線する場合は次のように行われる。電力
積算計を経て住宅用分電盤に導入される電力供給用電路
3は例えば、2本の電源側線3aと1本の接地側線3b
とよりなる3線のものであるが、本例の場合、2つの接
続端子体Aに夫々電源側線3a又は接地側線3bが接続
される。電源側線3aまたは接地側線3bを電路電線接
続部7に接続するとき、締め付けねじ14を緩めた状態
で、当て金13とバー部材11との間に挿入して締め付
けねじ14を締め付ける。接続端子体Aに接続しない電
源側線3aは単に電流制限器収納部19の端部に臨ませ
てある。このようにすることで、電流制限器9を取り付
けない状態でも接続端子体Aから送り線4を介して非常
設備用開閉器4に電源を供給できるようになっている。
この状態で電流制限器9を取り付けない場合は、接続端
子体Aの部分をテーピングにて絶縁しておく。また電流
制限器9を取り付ける場合、2つの接続端子体Aの各電
流制限器接続部10を電流制限器9の入力端子部に挿入
して接続し、接続端子体Aに接続しない電源側線3aを
電流制限器9の入力端子部に挿入して接続し、電流制限
器9の出力端子部を接続電線21に夫々接続し、電流制
限器9をねじ具等で電流制限器収納部19の取り付け基
板20に固定する。電流制限器9を取り外す場合は上記
と逆の作業をする。
【0016】次に図6、図7、図8、図9に示す実施の
形態について述べる。本例は上記実施の形態と基本的に
同じであるため、異なる点についてだけ述べる。接続端
子体Aは上記のものと殆ど同じで締め付けねじ14の構
造が異なるだけである。この場合、締め付けねじ14に
円柱状の頭部14dを設けてあり、頭部14dの上端に
ドライバー溝14cを設けてあり、さらに頭部14dに
封印線を通す封印用孔14eを設けてある。また本例の
場合、2つの接続端子体Aが絶縁材の端子台16に組み
込まれるようになっている。端子台16は両側の側部ブ
ロック16aと中央の中央ブロック16bとで構成さ
れ、両側の側部ブロック16aと中央ブロック16bと
の間に設けた収納空所30に接続端子体Aが収納されて
いる。側部ブロック16aの底部側の内側面には嵌合凹
部31を設けてあり、中央ブロック16bのベース32
の両側の端面には嵌合突起33を設けてあり、嵌合突起
33と嵌合凹部31とを嵌合すると共に必要に応じて接
着剤を併用して側部ブロック16aと中央ブロック16
bとを一体化できるようになっている。このように端子
台16に接続端子体Aを組み込むと、2つの接続端子体
Aが中央ブロック16bで構成される絶縁仕切部17で
仕切られる。また端子台16の中央ブロック16bには
上下に貫通するように貫通孔34を穿孔してあり、貫通
孔34の挿通した取り付けねじを取り付け基板20に螺
合することで端子台16が固定される。また側部ブロッ
ク16aと中央ブロック16bとの間の収納空所30の
両側の内側面に接続端子体Aの枠部材12の両側が嵌ま
り込む上下に長い調整凹所35を設けてあり、この調整
凹所35の長手方向に接続端子体Aの位置を調整できる
ようになっている。このようになっていると、接続端子
体Aの電流制限器接続部10の取り付け基板20に対す
る高さを図9に示すように調整することができ、電流制
限器9の入力端子部の高さがメーカによって異なっても
対応することができる。また接続端子体Aではバー部材
11の幅が枠部材12の内側の幅より狭くなっており、
この幅の分だけバー部材11の位置をバー部材11の長
手方向と直交する方向に調整することができ、隣合う接
続端子体Aの電流制限器接続部10間の間隔を調整で
き、電流制限器9の入力端子部の位置に電流制限器接続
部10の位置を合わせることができる。
【0017】図10は上記実施の形態の変形例を示すも
のである。この例の場合、上記のものと上下を逆にし、
また側部ブロック16aに嵌合突起33を中央ブロック
16bに嵌合凹部31を設けてある。このように端子台
16を前述と上下を逆にしてあると、端子台16を取り
付け基板20に取り付けねじにて取り付けたとき接続端
子体Aが露出しなく安全にできる。
【0018】次に図11乃至図13に示す実施の形態に
ついて述べる。本例は上記実施の形態と基本的に同じで
あるため、異なる点についてだけ述べる。本例の場合、
バー部材11に一体に突片28を突設してあり、突片2
8に固定ねじ29を螺合してあり、突片28と固定ねじ
29とよりなる送り線接続部8をバー部材11に一体設
けてある。このようにすると、バー部材11の先端部に
電流制限器接続部10が形成され、バー部材11に一体
に送り線接続部8が形成され、バー部材11と当て金1
3との間に電路電線接続部7が形成され、すべての線が
バー部材11に接触させて接続されて導電性が向上す
る。この接続端子体Aは図10の例で述べた構造の端子
台16に組み込まれ、貫通孔34に挿通した取り付けね
じ36で取り付け基板20に取り付けられる。
【0019】次に図14、図15に示す実施の形態につ
いて述べる。本例は上記実施の形態と基本的に同じであ
るため、異なる点についてだけ述べる。本例の場合、枠
部材12から一体に接続片37を突設してあり、この接
続片37とバー部材11の基部とを接続体15にて接続
してある。接続片37と接続体15とは重ねてあり、こ
の重ね合わせた部分にリベット状連結具38を挿通して
接続してあり、接続体15とバー部材11の基部とを重
ねてあり、この重ね合わせた部分にリベット状連結具3
8を挿通して接続してある。この場合もバー部材11が
電流制限器接続部10となっており、また枠部材12に
突片28と固定ねじ29よりなる送り線接続部8を設け
てあり、枠部材12と当て金13との間に電路電線接続
部7を設けてある。またこの場合、接続片37に対して
接続体15を回動でき、接続体15に対してバー部材1
1を回動することができ、電流制限器接続部10の位置
を自在に調整することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は叙述のように電力供給用電路の
電源側線又は接地側線が接続される電路電線接続部と、
この電路電線接続部に電気的に接続され送り線が接続さ
れる送り線接続部と、上記電路電線接続部に電気的に接
続され主幹開閉器より前段で電流制限器の入力端子部に
接続される電流制限器接続部とを備えた接続端子体を箱
体内に少なくとも2つ配設したので、電路電線接続部に
電力供給用電路の電源側線及び接地側線を接続し、送り
線を送り線接続部に接続しておけば、電流制限器を取り
付けない状態でも送り線にて非常設備用開閉器に電源を
供給する状態にできるものであって、電流制限器が取り
付けられる前や電流制限器が取り外された後でも非常設
備用開閉器に電源を供給できるものである。
【0021】また本発明の請求項2記載の発明にあって
は、接続端子体を、バー部材と、バー部材を挿通した枠
部材と、枠部材内に配置した当て金と、当て金を押さえ
る締め付けねじとで構成し、電流制限器接続部をバー部
材に、送り線接続部を枠部材に形成すると共に当て金と
バー部材との間に電力供給用電路の電源側線又は接地側
線を挟持して接続する電路電線接続部を形成したので、
送り線をバー部材と別体の枠部材に接続し、バー部材を
枠部材に挿通することにより、送り線の撓む力がバー部
材に伝わらず、もってバー部材が動きにくくなり、電力
供給用電路の電源側線または接地側線を当て金とバー部
材との間の電路電線接続部に後接続で接続するとき接続
しやすいものである。
【0022】また本発明の請求項3記載の発明にあって
は、接続端子体を、バー部材と、バー部材を挿通した枠
部材と、枠部材内に配置した当て金と、当て金を押さえ
る締め付けねじとで構成し、電流制限器接続部及び送り
線接続部をバー部材に形成すると共に当て金とバー部材
との間に電力供給用電路の電源側線又は接地側線を挟持
して接続する電路電線接続部を形成したので、送り線を
バー部材に接続し、このバー部材を枠部材に挿通してバ
ー部材と当て金との間に電力供給用電路の電源側線又は
接地側線を挟持して接続することとなり、すべての線が
バー部材に直接接触した状態で接続されて導電性が向上
するものである。
【0023】また本発明の請求項4記載の発明にあって
は、接続端子体を、バー部材と、枠部材と、枠部材内に
配置した当て金と、当て金を押さえる締め付けねじとで
構成し、電流制限器接続部をバー部材に形成すると共に
送り線接続部と電路電線接続部を枠部材に形成し、バー
部材と枠部材との間を接続体にて電気的に接続したの
で、何らかの原因で枠部材からバー部材及び接続体の一
方が外れた場合でも電力供給用電路の電源側線又は接地
側線と送り線とが枠部材から外れず、非常設備用開閉器
に電源を安定よく供給できるものである。
【0024】また本発明の請求項5記載の発明にあって
は、複数の接続端子体を端子台に組み込むと共に各接続
端子体間に絶縁仕切部を配置し、上記端子台を箱体内に
取着したので、各接続端子体に電力供給用電路の電源側
線又は接地側線と送り線とを接続して端子台を箱体内に
取着した後、電流制限器の入力端子部を各接続端子体の
電流制限器接続部に接続して箱体内に電流制限器を取着
することができ、電流制限器を後付けする作業が容易と
なるものである。
【0025】また本発明の請求項6記載の発明にあって
は、請求項5において、各電流制限器接続部を各接続端
子体を結ぶ直線方向で移動自在にしたので、隣合う接続
端子体の電流制限器接続部の間隔を変えることができて
入力端子部間の間隔が異なる数種類の電流制限器に対し
て同じ端子台を使用できるものである。また本発明の請
求項7記載の発明にあっては、請求項5において、各電
流制限器接続部を電流制限器接続部の厚み方向で移動自
在にしたので、電流制限器接続部を電流制限器制限器接
続部の厚さ方向、つまり箱体の底部に対して直交する方
向に電流制限器接続部の位置を変えることができ、入力
端子部の箱体の底面からの高さが異なる電流制限器に対
して同じ端子台を使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のカバーを外した状
態の正面図である。
【図2】同上の全体の分解斜視図である。
【図3】同上の接続端子体を配置した部分の拡大正面図
である。
【図4】同上の接続端子体の断面図である。
【図5】(a)は同上の接続端子体の分解斜視図、
(b)は接続端子体の組み立て状態の斜視図である。
【図6】同上の実施の形態の他例を示し、(a)は接続
端子体の分解斜視図、(b)は接続端子体の組み立て状
態の斜視図である。
【図7】同上の接続端子体を端子台に組み込んだ状態の
斜視図である。
【図8】同上の端子台の分解斜視図である。
【図9】同上の接続端子体の動作を説明する説明図であ
る。
【図10】同上の他例の端子台の分解斜視図である。
【図11】同上の実施の形態の接続端子体の分解斜視図
である。
【図12】同上の接続端子体を組み立てた状態の斜視図
である。
【図13】同上の接続端子体を端子台に組み込んだ状態
の斜視図である。
【図14】同上の実施の形態の他例の接続端子体を端子
台に組み込んだ状態の斜視図である。
【図15】同上の接続端子体の斜視図である。
【符号の説明】 A 接続端子体 1 主幹開閉器 2 分岐開閉器 3 電力供給用電線 3a 電源側線 3b 接地側線 4 送り線 5 非常設備用開閉器 6 箱体 7 電路電線接続部 8 送り線接続部 9 電流制限器 10 電流制限器接続部 11 バー部材 12 枠部材 13 当て金 14 締め付けねじ 15 接続体 16 端子台 17 絶縁仕切部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹開閉器と、この主幹開閉器の出力側
    に電気的に接続された複数の分岐開閉器と、主幹開閉器
    の入力側で電力供給用電路の電源側線及び接地側線に電
    気的に接続された送り線と、この送り線に接続された非
    常設備用開閉器とを箱体内に収納した住宅用分電盤にお
    いて、電力供給用電路の電源側線又は接地側線が接続さ
    れる電路電線接続部と、この電路電線接続部に電気的に
    接続され送り線が接続される送り線接続部と、上記電路
    電線接続部に電気的に接続され主幹開閉器より前段で電
    流制限器の入力端子部に接続される電流制限器接続部と
    を備えた接続端子体を箱体内に少なくとも2つ配設した
    ことを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 【請求項2】 接続端子体を、バー部材と、バー部材を
    挿通した枠部材と、枠部材内に配置した当て金と、当て
    金を押さえる締め付けねじとで構成し、電流制限器接続
    部をバー部材に、送り線接続部を枠部材に形成すると共
    に当て金とバー部材との間に電力供給用電路の電源側線
    又は接地側線を挟持して接続する電路電線接続部を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  3. 【請求項3】 接続端子体を、バー部材と、バー部材を
    挿通した枠部材と、枠部材内に配置した当て金と、当て
    金を押さえる締め付けねじとで構成し、電流制限器接続
    部及び送り線接続部をバー部材に形成すると共に当て金
    とバー部材との間に電力供給用電路の電源側線又は接地
    側線を挟持して接続する電路電線接続部を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  4. 【請求項4】 接続端子体を、バー部材と、枠部材と、
    枠部材内に配置した当て金と、当て金を押さえる締め付
    けねじとで構成し、電流制限器接続部をバー部材に形成
    すると共に送り線接続部と電路電線接続部を枠部材に形
    成し、バー部材と枠部材との間を接続体にて電気的に接
    続したことを特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  5. 【請求項5】 複数の接続端子体を端子台に組み込むと
    共に各接続端子体間に絶縁仕切部を配置し、上記端子台
    を箱体内に取着したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の住宅用分電盤。
  6. 【請求項6】 各電流制限器接続部を各接続端子体を結
    ぶ直線方向で移動自在にしたことを特徴とする請求項5
    記載の住宅用分電盤。
  7. 【請求項7】 各電流制限器接続部を電流制限接続部の
    厚み方向で移動自在にしたことを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6記載の住宅用分電盤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157327A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Kawamura Electric Inc 一次送り用端子台
JP2004153930A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Tempearl Ind Co Ltd 分電盤
JP2008278665A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Kawamura Electric Inc 電源用端子

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