JPH09215101A - 電気自動車の補機駆動装置 - Google Patents

電気自動車の補機駆動装置

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JPH09215101A
JPH09215101A JP8016894A JP1689496A JPH09215101A JP H09215101 A JPH09215101 A JP H09215101A JP 8016894 A JP8016894 A JP 8016894A JP 1689496 A JP1689496 A JP 1689496A JP H09215101 A JPH09215101 A JP H09215101A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気自動車において、車両停車時も駆動輪用電
動機によって補機を駆動可能とし、補機専用電動機を不
要にしてコスト低減を図る。 【解決手段】駆動輪用電動機2と車軸4との間に、流体
継手5、クラッチ6及びギヤボックス7を介装すると共
に、電動機2と補機9A〜9Dをベルト8で連結する。
停止時には、クラッチ4を切り離して電動機2を補機9
A〜9Dの要求出力に対して最も効率の良い回転数で駆
動して補機9A〜9Dを駆動する。発進時には、急発進
しないよう電動機2の回転数を下げてクラッチ6を接続
し電動機2の動力を車輪3に伝達する。発進時の回転差
は流体継手5が吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車の補機
駆動装置に関し、特に、電気自動車の駆動輪用電動機で
補機を駆動可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気自動車では、パワーステ
アリングポンプ、ブレーキの操作力を倍力するために用
いられる負圧ポンプ、エアコンディショナ用コンプレッ
サ等の補機は、それぞれ専用のモータで駆動されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の電気自動車の補機駆動装置では、補機駆動のため
に各々に小型の補機駆動専用電動機が用いられているた
め、高価なシステムとなるという問題がある。そこで、
駆動輪用電動機で補機を駆動することが考えられるが、
従来のガソリン等で走行する自動車の構成のまま補機を
駆動しようとすると、停車時には駆動輪用電動機が停止
するため、補機の作動も停止してしまうという問題があ
る。
【0004】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたものであって、補機を駆動輪用電動機で駆動する
ことでコストを低減することが可能であり、しかも、車
両停止中でも補機を駆動することが可能な電気自動車の
補機駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかる装置は、図1に示すように、駆動輪Aへ動力
を伝達する電動機Bを備えた電気自動車において、前記
電動機Bの動力で駆動される補機Cと、前記電動機Bの
動力を駆動輪Aに伝達する動力伝達経路に設けられるク
ラッチD1及び流体継手D2を備えて前記電動機Bから
駆動輪Aへの動力の伝達・切離し及び動力の伝達力調整
が可能な伝達動力調整手段Dと、車両の走行状態を判定
する車両走行状態判定手段Eと、該車両走行状態判定手
段Eが車両の停車状態と判定したとき、前記伝達動力調
整手段DのクラッチD1を断制御して前記電動機Bの動
力を駆動輪Aから切離し且つ補機Cの要求出力に対して
前記電動機Bの最も良い効率の回転数で当該電動機Bを
駆動制御する停車時制御手段Fと、前記車両走行状態判
定手段Eが車両の発進状態と判定したとき、前記伝達動
力調整手段DのクラッチD1を接続制御して電動機Bの
動力を駆動輪Aに接続し且つ当該伝達動力調整手段Dの
伝達力を急発進しないよう制御する発進時制御手段Gと
を備えて構成した。
【0006】かかる構成によれば、車両走行状態判定手
段Eにより車両の停止状態と判定されたときは、伝達動
力調整手段Dが停止時制御手段Fにより制御されて電動
機Bの動力が駆動輪Aから切り離され電動機Bが補機の
要求出力に対して最良の効率の回転数に駆動制御され
る。また、発進状態と判定されたときは、伝達動力調整
手段Dが発進時制御手段Gにより制御されて電動機Bの
動力が駆動輪Aに接続され、且つ、その動力伝達力が急
発進しない程度に調整される。この際、電動機B側と駆
動輪A側との接続初期の回転差は流体継手D2で吸収さ
れる。これにより、車両停止時にも電動機Bにより補機
Cを駆動することが可能となると共に、電動機Bの効率
を高めることができる。また、停止時の電動機回転数が
高くとも円滑な発進が可能となる。そして、停止時の電
動機回転数が高く、この回転数に合わせた補機とするこ
とで、補機の小型化、効率化が可能となる。
【0007】請求項2の発明にかかる装置では、前記発
進時制御手段Gは、前記車両走行状態判定手段Eが車両
の発進状態と判定したとき前記電動機Bの回転数を制御
して伝達力の調整を行う構成とした。かかる構成では、
電動機の回転数を下げて動力伝達力を低下させること
で、円滑な発進が実現できる。
【0008】請求項3の発明では、請求項2の構成にお
いて、前記発進時制御手段Gは、発進時の前記電動機B
の回転数を500〜1000rpmの範囲に設定する構
成とした。かかる構成では、発進時の電動機回転数が従
来のガソリン車のアイドリング回転数と略同じ範囲であ
るので、大きな変更を伴わずに従来のガソリン車用の補
機を使用することができる。
【0009】請求項4の発明では、前記電動機Bの最も
良い効率の回転数として、電動機Bの最高回転数の1/
4〜1/2の範囲に設定する構成とした。かかる構成で
は、電動機Bの回転数の制御範囲が少なくて済む利点が
ある。請求項5の発明では、駆動輪へ動力を伝達する電
動機を備えた電気自動車において、前記電動機の動力で
補機を駆動する一方、駆動輪に対して前記電動機の動力
を伝達・切離し及び動力伝達力調整を可能にし、車両が
停止状態の時、前記電動機の動力を駆動輪から切離し且
つ補機の要求出力に対して前記電動機の最も良い効率の
回転数で電動機を駆動制御し、車両が発進状態の時、電
動機の動力を駆動輪に接続し且つ動力伝達力を急発進し
ないように調整するようにした。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる装置によれば、停止時、発進時に、伝達動力調整
手段を制御して駆動輪用の電動機により補機を作動させ
ると共に停止時の電動機回転数を補機の要求出力に対し
て電動機の最も効率の良い回転数に設定したので、補機
専用の電動機が不要となりコストが低減できると共に、
電動機の損失を低減でき電気自動車の航続距離の増大が
可能となる。また、電動機の停止時のアイドリング回転
数が高くこの回転数に合わせた補機とすれば、補機の小
型化及び効率化を図ることができる。更に、発進時に電
動機と駆動輪側の回転差を流体継手で吸収できるので、
電動機の回転を停止せずに円滑な発進が可能であり、補
機が停止されずに済む利点がある。
【0011】請求項2の発明にかかる装置によれば、上
記請求項1の効果に加えて、電動機の回転数制御よって
円滑な発進ができる。請求項3の発明にかかる装置によ
れば、上記請求項1の効果に加えて、大きな変更を伴う
ことなく従来のガソリン車用の補機を使用することがで
き、補機を電気自動車専用の新設部品にしなくて済み、
更にコストを低減できる。
【0012】請求項4の発明にかかる装置によれば、上
記請求項1〜3の効果に加えて、電動機の回転数制御範
囲が少なくできる利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図2
〜図7に基づいて説明する。本発明の第1実施形態の構
成を示す図2において、車両1は電気自動車を示す。駆
動輪用電動機2(以下、電動機2とする)は電気自動車
の車輪3の駆動輪に動力を供給するものであり、電動機
2と駆動輪の車軸4との間には、流体継手5、クラッチ
6及び前後ギヤ等のギヤ群を収納したギヤボックス7が
電動機2側から順次介装されている。前記クラッチ5及
び流体継手6は、後述するコントローラ16からの制御信
号により図示しないそれぞれの油圧アクチュエータ等を
介して駆動制御され、電動機2の動力の伝達・切り離し
及び動力の伝達力の調整を行う。ここで、前記クラッチ
5、流体継手6及びギヤボックス7によって伝達動力調
整手段が構成される。
【0014】電動機2の動力は、ベルト8を介して各補
機9A〜9Dに伝達される。これら補機9A〜9Dは、
例えばオルタネータ9A、パワーステアリングポンプ9
B、負圧ポンプ9C及びエアコン用コンプレッサ9D等
である。前記オルタネータ9Aには補助バッテリ10が接
続されて充電される。アクセルペダルが踏み込まれてい
るか否かを検出するアクセルセンサ11、ブレーキペダル
が踏み込まれているか否かを検出するブレーキセンサ1
2、シフト位置を検出するシフトセンサ13、車軸4に取
付けられる車速センサ14及び電動機2の回転数を検出す
る回転センサ15が設けられ、これら各センサ11〜15の検
出信号が前述のコントローラ16に入力する。尚、アクセ
ルセンサ11及びブレーキセンサ12は、ペダルが踏み込ま
れている時をON、踏み込まれていない時をOFFとす
る。アクセルセンサ11は、アクセルペダル開度も検出す
る。
【0015】前記コントローラ16は、マイクロコンピュ
ータを内蔵し、これらの各センサ信号に基づいて車両の
走行状態を判定し、車両が停止状態の時は、クラッチ5
を断として車輪3への動力を遮断し、電動機2の回転数
を、補機9A〜9Dの要求出力に対して最も効率の良い
回転数Nに制御して補機9A〜9Dが駆動されるように
する。また、発進状態では、クラッチ5を接続して車輪
3への動力伝達を可能な状態とし、急発進しないよう電
動機の回転を下げて伝達動力を調整するようにする。従
って、アクセルセンサ11、ブレーキセンサ12、シフトセ
ンサ13、車速センサ14及びコントローラ16により車両走
行状態判定手段が構成され、コントローラ16及び回転セ
ンサ15により停止時制御手段及び発進時制御手段が構成
される。
【0016】車両停止時において設定される電動機2の
アイドリング回転数Nは、図3に示す電動機の総合効率
マップから最も効率の良い90%以上の範囲である最高
回転数の1/4〜1/2の範囲に設定するのがよい。例
えば、補機9A〜9Dの総合出力を5KWと仮定した場
合、電動機最高回転数が8000とすると、回転数Nを
約2500〜3500rpmの範囲に設定するとよい。
【0017】次に、図4のフローチャートに基づいて本
実施形態の補機駆動制御について説明する。ステップ1
(図中、S1と記し、以下同様とする)では、シフトセ
ンサ13からの検出信号によりギヤレンジが、ドライブ
(D)、リバース(R)、パーキング(P)、ニュート
ラル(N)のいずれかかを判定する。パーキング(P)
或いはニュートラル(N)の場合は、停車モードとし
て、ステップ2に進み、クラッチ6を断とし、ステップ
3で電動機2をアイドリング回転数Nに制御する。一
方、ドライブ(D)或いはリバース(R)の場合は、ス
テップ4に進む。
【0018】ステップ4では、車速センサ14の検出信号
により車速Vが零か否を判定し、車速V=0の場合は、
ステップ5に進み、車速V≠0の場合はステップ8に進
む。ステップ5では、ブレーキセンサ12からの検出信号
に基づいてブレーキがON(ペダルが踏み込まれてい
る)か否かを判定する。ブレーキがON(判定がYE
S)の場合は、前述のステップ2に進み停止モードとな
る。また、ブレーキがOFFの場合は、ステップ6で、
電動機2の回転数を急発進せずにクラッチ6が接続でき
る回転数まで低下させ、ステップ7で、クラッチ6をO
N(クラッチ接続)として発進モードとなる。
【0019】一方、ステップ4で、車速V≠0でステッ
プ8に進んだ場合は、ステップ8においてブレーキセン
サ12によりブレーキがONか否かの判定が行われる。ス
テップ8で、ブレーキがOFFの場合は、ステップ9に
進み、ブレーキがONの場合はステップ11に進む。ステ
ップ9では、アクセルセンサ11の検出信号に基づいてア
クセルがON(ペダルが踏み込まれている)か否かを判
定する。アクセルがONの場合は、通常の一定走行或い
は加速走行であり、ステップ10でクラッチ6をON状態
に維持し、アクセルペダルの開度に応じた回転数で電動
機2を駆動制御する。
【0020】ステップ8で、ブレーキONと判定されス
テップ11に進んだ場合は、減速走行であり、電動機2の
回転数を監視する。ここで、電動機2の回転数がNより
高い状態では、ステップ10に進み、そのままクラッチ6
をON状態に維持するが、回転数がN以下になった時
は、ステップ2に進み、クラッチ6をOFF(断)とし
て電動機2の動力を車輪3から切り離し、電動機2の回
転数をNに制御して補機9A〜9Dのみを駆動する。
【0021】また、ステップ9において、アクセルOF
Fと判定された場合はクリープ走行モードとなり、クラ
ッチ6をON状態に維持したままで、ステップ12で電動
機2の回転数をN以下に制御する。このクリープ走行モ
ードにあっては、補機9A〜9Dの能力が弱まった時に
は、クラッチ6を数秒間断状態にし、電動機2の回転数
をNにして補機9A〜9Dの要求値を満たすように制御
する。
【0022】図5に、本実施形態における、車速、クラ
ッチ、ブレーキ、アクセル、車速及び電動機の動作タイ
ミングチャートを示す。以上のように、本実施形態の構
成によれば、車両が停止している時でも、電動機2によ
り補機9A〜9Dを駆動することができるので、補機駆
動専用の電動機を設ける必要がなく、コストを削減でき
る。また、車両停止時に補機の要求出力に対して電動機
の最も効率の良い回転数で電動機2を駆動するので、電
動機2の損失を低減でき、航続距離の増大が可能とな
る。そして、この回転数Nを、最高回転数の1/4〜1
/2の範囲に設定すれば、電動機2の回転数の制御範囲
を少なくできる利点がある。更に、補機9A〜9Dを、
電動機2の回転数Nで能力を満たすように設計すれば、
従来の補機より小型、低出力の補機とすることができ、
より一層電気自動車の航続距離増大が図れる。また、発
進時には、電動機2の回転数を低下させてクラッチ6を
接続すると共に、電動機2側と車輪3側の回転差を流体
継手によって吸収するので、急発進を防止でき円滑な発
進ができる。また、クリープ走行時に、クラッチ6を操
作することで、補機9A〜9Dの能力に応じたアイドリ
ング回転数を任意に設定することができる利点がある。
【0023】尚、発進時に、電動機2の回転数を低下さ
せる代わりに、流体継手5の流体量或いは流体圧を調整
して動力の伝達力を低下させてクラッチ6を接続するよ
うにしてもよい。また、ギヤボックス7内に、ギヤ比が
4.5 程度の発進用ギヤを設け、発進時にはこの発進用ギ
ヤを選択し、電動機2側と車輪3側の回転差がなくなっ
た時にギヤを通常のギヤに変更するようにしてもよく、
この際のクラッチ接続初期の回転差は流体継手5によっ
て吸収できるので、急発進を防止できる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第2実施形態では、電動機2が、アイドリング回
転数として補機9A〜9Dの要求出力に対して最も効率
の良い回転数N1とクラッチ6を接続するための回転数
N2の2種類を持っていることを除いて、図2に示す第
1実施形態と同様の構成であるので、説明を省略する。
ここでは、補機駆動制御動作について説明する。
【0025】図6に本実施形態の補機駆動制御動作のフ
ローチャートを示し、以下に説明する。ステップ21で
は、シフトセンサ13からの検出信号によりギヤレンジ
が、ドライブ(D)、リバース(R)、パーキング
(P)、ニュートラル(N)のいずれかかを判定する。
パーキング(P)或いはニュートラル(N)の場合は、
停車モードとしてステップ22に進み、クラッチ6を断と
し、ステップ23で電動機2をアイドリング回転数N1に
制御する。ここで、回転数N1としては、電動機2の最
高回転数の1/4〜1/2の範囲の回転数としている。
一方、ドライブ(D)或いはリバース(R)の場合は、
ステップ24に進む。
【0026】ステップ24では、車速センサ14の検出信号
により車速Vが零か否を判定し、車速V=0の場合は、
ステップ25に進み、車速V≠0の場合はステップ31に進
む。ステップ25では、ブレーキセンサ12からの検出信号
に基づいてブレーキがONか否かを判定する。ブレーキ
がONの場合は、発進待機モードとして、電動機2をク
ラッチ接続のため、アイドリング回転数をN2に下げ、
ステップ26でクラッチ6を接続した後、ステップ28で電
動機2のアイドリング回転数をN1に復帰する。
【0027】また、ブレーキがOFFの場合は、発進モ
ードとして、急発進を防止するためステップ29で電動機
2を回転数N2に下げ、ステップ30でクラッチ6をON
状態に維持する。ここで、アクセルペダルがONであれ
ば、電動機はアクセル開度に応じた回転数で駆動され
る。アクセルペダルがOFFの場合は、クリープ走行と
なり、電動機回転数はN2のままとなる。
【0028】一方、ステップ24で車速V≠0でステップ
31に進んだ場合は、ステップ31においてクラッチ6をO
N状態に維持する。ここで、アクセルペダルがONで一
定走行或いは加速走行の時は、電動機はアクセル開度に
応じた回転数で駆動される。また、ブレーキがONの時
は減速走行となり、そのまま電動機回転数がN2まで低
下すると、回転数N2に維持され、車両が停止するとア
イドリング回転数をN1にする。
【0029】図7に、第2実施形態の車速、クラッチ、
ブレーキ、アクセル、車速及び電動機の動作タイミング
チャートを示す。この第2実施形態では、シフトレンジ
がパーキング或いはニュートラル以外では、クラッチ6
は常時ON状態にあり、通常の自動変速車と同等の操作
性を有するものである。以上のように本実施形態の構成
によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、大きな
変更を伴うことなく従来車両の補機を使用することがで
き、より一層のコスト低減ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す構成図
【図2】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック構
成図
【図3】電動機の走行効率マップ図
【図4】第1実施形態の制御を示すフローチャート
【図5】第1実施形態の動作タイミングチャート
【図6】本発明の第2実施形態の制御を示すフローチャ
ート
【図7】第2実施形態の動作タイミングチャートト
【符号の説明】
1 車両 2 電動機 3 車輪 5 流体継手 6 クラッチ 9A〜9D 補機 11 アクセルセンサ 12 ブレーキセンサ 13 シフトセンサ 14 車速センサ 15 回転センサ 16 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 北田 眞一郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 菊池 俊雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪へ動力を伝達する電動機を備えた
    電気自動車において、前記電動機の動力で駆動される補
    機と、前記電動機の動力を駆動輪に伝達する動力伝達経
    路に設けられクラッチ及び流体継手を備えて前記電動機
    から駆動輪への動力の伝達・切離し及び動力の伝達力調
    整が可能な伝達動力調整手段と、車両の走行状態を判定
    する車両走行状態判定手段と、該車両走行状態判定手段
    が車両の停車状態と判定したとき、前記伝達動力調整手
    段のクラッチを断制御して前記電動機の動力を駆動輪か
    ら切離し且つ補機の要求出力に対して前記電動機の最も
    良い効率の回転数で当該電動機を駆動制御する停車時制
    御手段と、前記車両走行状態判定手段が車両の発進状態
    と判定したとき、前記伝達動力調整手段のクラッチを接
    続制御して電動機の動力を駆動輪に接続し且つ当該伝達
    動力調整手段の伝達力を急発進しないよう制御する発進
    時制御手段とを備えたことを特徴とする電気自動車の補
    機駆動装置。
  2. 【請求項2】前記発進時制御手段は、前記車両走行状態
    判定手段が車両の発進状態と判定したとき前記電動機の
    回転数を制御して伝達力の調整を行う構成である請求項
    1記載の電気自動車の補機駆動装置。
  3. 【請求項3】前記発進時制御手段は、発進時の前記電動
    機の回転数を500〜1000rpmの範囲に設定する
    構成である請求項2記載の電気自動車の補機駆動装置。
  4. 【請求項4】前記電動機の最も良い効率の回転数とし
    て、電動機の最高回転数の1/4〜1/2の範囲に設定
    する請求項1〜3のいずれか1つに記載の電気自動車の
    補機駆動装置。
  5. 【請求項5】 駆動輪へ動力を伝達する電動機を備えた
    電気自動車において、前記電動機の動力で補機を駆動す
    る一方、駆動輪に対して前記電動機の動力を伝達・切離
    し及び動力伝達力調整を可能にし、車両が停止状態の
    時、前記電動機の動力を駆動輪から切離し且つ補機の要
    求出力に対して前記電動機の最も良い効率の回転数で電
    動機を駆動制御し、車両が発進状態の時、電動機の動力
    を駆動輪に接続し且つ動力伝達力を急発進しないように
    調整するようにしたことを特徴とする電気自動車の補機
    駆動装置。
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