JPH09214438A - リング伝送システムの異方式移行方法および伝送装置 - Google Patents
リング伝送システムの異方式移行方法および伝送装置Info
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Abstract
伝送装置に関し、回線のインサービスのまま、UPSR
方式で構築されていたリング伝送システムをBLSR方
式に移行させることを課題とする。 【解決手段】 UPSR方式の制御盤1hをBLSR方
式の制御盤に置き換える。パススイッチ1gを切替えて
非運用側のUPSR方式の多重・分離変換盤1eを、U
PSR方式の動作を行うように設定されたBLSR方式
の第1の多重・分離変換盤に置き換える。またパススイ
ッチ1gを再度切替えて非運用側のUPSR方式の多重
・分離変換盤1bを、UPSR方式の動作を行うように
設定されたBLSR方式の第2の多重・分離変換盤に置
き換える。つぎに第1の多重・分離変換盤および第2の
多重・分離変換盤にBLSR方式の動作を行わせ、回線
配置をUPSR方式からBLSR方式へ変更する。
Description
ムの異方式移行方法および伝送装置に関し、特に、UP
SR(Uni-directional Path Switched Ring)方式のリン
グ伝送システムを運用中にBLSR(Bi-directional Li
ne Switched Ring) 方式に移行させるリング伝送システ
ムの異方式移行方法およびこの方法が適用される伝送装
置に関する。
化に伴い、障害時の回線救済能力および回線使用効率の
優れた光伝送システムが求められている。
光ファイバでリンクしてリング状に構成したリング光伝
送システムの運用形態として、UPSR方式とBLSR
方式とがある。UPSR方式は、同一の送信信号をWE
ST方向およびEAST方向に送信して、受信側までの
途中経路に障害があった場合に、障害の無い側を経た送
信信号を受信側で選択するようにしている。この方式で
は、2本の光ファイバのうちの一方が現用回線、他方が
予備回線として使用される。BLSR方式は、1本の光
ファイバの中の半分の伝送容量を現用回線に、残りの半
分を予備回線に使用する。回線の途中経路に障害があっ
た場合に、ノードでの折り返し(ループバック)処理、
および他の回線の予備回線の使用により回線救済を行っ
ている。
ムが主流であった。
式の回線使用効率は、リング内のノード数に関係なく5
0パーセントであるが、BLSR方式の回線使用効率
は、リング内のノード数が2つのときに50パーセント
であり、リング内のノード数がそれ以上に増えるに従っ
て、回線使用効率が高くなる。したがって、BLSR方
式は大容量光伝送システムにおいて注目されつつあり、
UPSR方式の光伝送装置をBLSR方式の光伝送装置
へ置き換えたいという要求が高くなっている。
SR方式の光伝送装置とでは、回線救済のための回線切
替方式そのものが異なることは勿論、信号のパス経路の
設定方法、異常処理の方法等が異なるため、ノードの光
伝送装置の置き換え時には、光伝送システム全体の運用
を一時的に中断した上で置き換えを行う必要がある。そ
のため、回線を使用できない期間が発生してしまうとい
う問題点があった。
のであり、回線のインサービスのまま、UPSR方式で
構築されていたリング伝送システムをBLSR方式に移
行させることを可能とするリング伝送システムの異方式
移行方法および伝送装置を提供することを目的とする。
成するために、図1に示すような、リング伝送システム
が提供される。このリング伝送システムは、4つのノー
ド(局)1〜4と、それらを接続する2組の光ファイバ
5a〜5d,6a〜6dとから構成される。各ノード1
〜4はUPSR方式の同一の内部構成となっている。ノ
ード1を例にして説明すると、ノード1は、光ファイバ
5a〜5d上に位置する光受信部(OR)1a、UPS
R方式の多重・分離変換盤1b、光送信部(OS)1c
と、光ファイバ6a〜6d上に位置する光受信部(O
R)1d、UPSR方式の多重・分離変換盤1e、光送
信部(OS)1fと、パススチッチ1gと、UPSR方
式の制御盤1hとから構成される。
式の制御盤1hをBLSR方式の制御盤に置き換え、
(2)パススイッチ1gを一方向(例えば光ファイバ5
a〜5dに係る分離信号を選択)に切替えて他方向に位
置するUPSR方式の多重・分離変換盤1eをBLSR
方式の第1の多重・分離変換盤に置き換えると同時に、
第1の多重・分離変換盤にUPSR方式の動作を行わ
せ、(3)パススイッチ1gを上記他方向(光ファイバ
6a〜6dに係る分離信号を選択)に切替えて上記一方
向に位置するUPSR方式の多重・分離変換盤1bをB
LSR方式の第2の多重・分離変換盤に置き換えると同
時に、第2の多重・分離変換盤にUPSR方式の動作を
行わせる。なお、BLSR方式の第1の多重・分離変換
盤および第2の多重・分離変換盤は、UPSR方式の動
作もできる内部構成を備えている。
の多重・分離変換盤にBLSR方式の動作を行わせ、
(5)第1の多重・分離変換盤および第2の多重・分離
変換盤に設定されている回線配置をUPSR方式からB
LSR方式へ変更する。
換盤1b,1eおよび制御盤1hだけをBLSR方式の
ものにそれぞれ置き換え、また、移行の運用を行うこと
により、回線のインサービスのまま、UPSR方式で構
築されていたリング伝送システムをBLSR方式に移行
させることができる。
に基づいて説明する。まず、実施の形態の原理構成を、
図1を参照して説明する。本発明の実施の形態では、リ
ング伝送システムが、例えば4つのノード(局)1〜4
と、それらを接続する2組の光ファイバ5a〜5d,6
a〜6dとから構成されていたとする。各ノード1〜4
はUPSR方式の同一の内部構成となっている。ノード
1を例にして説明すると、ノード1は、光ファイバ5a
〜5d上に位置する光受信部(OR)1a、UPSR方
式の多重・分離変換盤1b、光送信部(OS)1cと、
光ファイバ6a〜6d上に位置する光受信部(OR)1
d、UPSR方式の多重・分離変換盤1e、光送信部
(OS)1fと、パススチッチ1gと、UPSR方式の
制御盤1hとから構成される。
を、図2〜図4を参照して説明する。図2は、UPSR
方式のノード1の内部構成を示すブロック図である。図
中、光受信部1aはEAST方向から送られる光信号を
受信し、電気信号に変換して多重・分離変換盤1bへ送
る。光送信部1cは多重・分離変換盤1bから送られた
電気信号を光信号に変換し、WEST方向へ送る。多重
・分離変換盤1bは、分離部(DMUX)1ba、TS
A(Time Slot Assignment)部1bb、1bc、T/I(T
hrough or Insert) 部1bd、多重部(MUX)1be
から構成される。ドロップされるべき信号は分離部1b
a、TSA部1bbを経てパススイッチ(PSW)1g
へ送られる。アッドされるべき信号は、TSA部1b
c、T/I部1bdを経て、多重部1beへ送られる。
スルーされるべき信号は分離部1ba、T/I部1bd
を経て、多重部1beへ送られる。
送信部1fは、光受信部1a、多重・分離変換盤1b、
光送信部1cと、全く同じ構成および動作であるので、
説明を省略する。なお、光受信部1d、多重・分離変換
盤1e、光送信部1fの図2での配置が、図1での配置
と向きが反対になっているが、これは、後述の図3の表
示と合わせたためにこうなっている。
ST方向とから送られる各信号に含まれるアラーム情報
に基づき、障害のない信号を選択して出力する。制御盤
1hは、監視制御盤1haと切替制御盤1hbとから構
成される。
を示すブロック図である。この図3は、図2のUPSR
方式の多重・分離変換盤1e,1bを、BLSR方式の
第1および第2の多重・分離変換盤8,7にそれぞれ置
き換え、また、UPSR方式の監視制御盤1haをBL
SR方式の監視制御盤9に、UPSR方式の切替制御盤
1hbをBLSR方式の切替制御盤10に置き換えた状
態を示している。
重・分離変換盤7は同じ構成を備えているので、第2の
多重・分離変換盤7だけを説明する。第2の多重・分離
変換盤7は、分離部(DMUX)11a、リングスイッ
チ(SW)12a、TSA(Time Slot Assign)部13
a、15a、T/I(Through or Insert) 部14a、リ
ングブリッジ部(BR)16a、多重部(MUX)17
aと、分離部(DMUX)11b、リングスイッチ(S
W)12b、TSA(Time Slot Assign)部13b、15
b、T/I(Through or Insert) 部14b、リングブリ
ッジ部(BR)16b、多重部(MUX)17bと、E
/Wセレクタ(E/W SEL)18とから構成され
る。分離部11aにはEAST方向からの信号が入力さ
れ、分離部11bにはWEST方向からの信号が入力さ
れる。多重部17aの出力信号はWEST方向に送ら
れ、多重部17bの出力信号はEAST方向に送られ
る。
プやスルーされるべき信号の回線障害時の折り返し(ル
ープバック)に使用され、リングブリッジ部16a,1
6bは、アッドやスルーされるべき信号の回線障害時の
折り返しに使用される。
およびWEST方向から送られる各信号が、第1の多重
・分離変換盤8にも送られる。そして、信号処理も第2
の多重・分離変換盤7および第1の多重・分離変換盤8
は同じである。したがって、第2の多重・分離変換盤7
および第1の多重・分離変換盤8は冗長な構成を形成し
ている。E/Wセレクタ18は、チャネル毎にEAST
方向またはWEST方向からのドロップ信号を選択する
ものであり、出力をパススイッチ1gへ送る。パススイ
ッチ1gは、第2の多重・分離変換盤7からのドロップ
信号と、第1の多重・分離変換盤8からのドロップ信号
とを受け、現用側の信号を選択して出力するように動作
する。すなわち、BLSR方式になると、パススイッチ
1gは現用予備の切替えに使用される。
(光伝送装置)が、UPSR方式でシステム動作した場
合を図4に示す。図中、破線はUPSR方式のシステム
動作に直接関連しない部分を示す。図4に示す動作状態
は、図2に示すUPSR方式のノードの動作と同一とな
る。このことから、BLSR方式のノードは、UPSR
方式のノードと同一のシステム動作をすることが可能で
あることが分かる。つまり、UPSR方式のリング光伝
送システムにおいて、多重・分離変換盤をBLSR方式
に交換しても、その多重・分離変換盤にUPSR方式の
動作を行わせておいて、システムの全部の多重・分離変
換盤がBLSR方式に交換された段階で全部の多重・分
離変換盤をBLSR方式のシステム動作をさせれば、リ
ング光伝送システムがインサービスのままUPSR方式
からBLSR方式へ移行できることになる。
テムを運用中にBLSR方式に移行させる手順を、図5
を参照して詳述する。図5は、UPSR方式のリング光
伝送システムを運用中にBLSR方式に移行させる第1
の手順を示すフローチャートである。以下、図中のステ
ップ番号に沿って説明する。
パススイッチを一方側、例えば光ファイバ5a〜5dに
係る各多重・分離変換盤からの分離信号を選択する側に
切り替える。このパススイッチの切替は図1の制御盤1
hおよび上位の制御装置(図示せず)によって人為的に
行われる。
御盤1ha(図2)を、図3のBLSR方式の監視制御
盤9に交換する。この交換の詳細については図11〜図
13を参照して後述する。
多重・分離変換盤1eを、図3に示すBLSR方式の第
1の多重・分離変換盤8に交換する。ただし、第1の多
重・分離変換盤8の動作を、図4に示すようなUPSR
方式のシステム動作にしておく。上記ステップS1の実
行によるパススイッチ1gの切替によりUPSR方式の
多重・分離変換盤1eは予備側になっているので、回線
の運用中でも交換が可能である。
のノード2〜4に対しても上記ステップS2,S3を順
次実行する。通常、ノードどうしは40kmくらい離れ
ているが、そうした各ノードを交換作業者がリングに沿
って移動して訪れ、上記ステップS2,S3を実行す
る。交換作業者は、リングを1周することになる。
各パススイッチを他方側、例えば光ファイバ6a〜6d
に係る各多重・分離変換盤からの分離信号を選択する側
に切り替える。
多重・分離変換盤1bを、図3に示すBLSR方式の第
2の多重・分離変換盤7に交換する。ただし、第2の多
重・分離変換盤7の動作を、図4に示すようなUPSR
方式のシステム動作にしておく。上記ステップS4の実
行によるパススイッチ1gの切替によりUPSR方式の
多重・分離変換盤1bは予備側になっているので、回線
の運用中でも交換が可能である。
のノード2〜4に対しても上記ステップS5を実行す
る。したがって、交換作業者はリングに沿って再び1周
することになる。
BLSR方式に変更する。この変更は上位制御装置から
の設定操作によって各ノードに対して順に行われる。 〔S7〕ノード1のUPSR方式の切替制御盤1hb
(図2)を図3のBLSR方式の切替制御盤10に交換
する。この交換は全ノードに対して行われる。したがっ
て、交換のために交換作業者はリングをまた1周するこ
とになる。
って回線再配置を行う。ステップS8〜S10の処理は
オペレータの操作によって行われる。まず、UPSR方
式でリングの両方向(途中のノード数が多いロング側と
途中のノード数が少ないショート側)に送っていた同一
の送信信号をショート側だけに送信するようにするため
に、ロング側の信号受信部(ドロップ側)を遮断する。
これはドロップ側TSA部の回線設定処理によって行わ
れる。
(アッド側)を遮断する。これはアッド側TSA部の回
線設定処理によって行われる。 〔S10〕ショート側で送信されていた信号のうち、B
LSR方式において予備(プロテクション)側になるチ
ャネルを使用している信号を現用(ワーク)側へ移す。
すなわち、BLSR方式において現用チャネルとしてC
H1〜CH24が使用され、予備チャネルとしてCH2
5〜CH48が使用される場合に、ショート側でCH2
5〜CH48のいずれかを使用して送信されていた信号
があれば、それらがCH1〜CH24のいずれかに移さ
れる。
1およびステップS2において各ノードのパススイッチ
を切替えるので、送信信号の瞬断がシステム全体で2N
回(Nはノードの数)発生し、また、ステップS2,S
3、ステップS5、およびステップS7において交換作
業者がリングを各1周するので、合計3回の交換作業者
によるリングの周回が必要である。
の移行手順を、図6〜図10によって説明する。図6〜
図10は、リング構成の2つのノード21,22を例に
してリング光伝送システムを示している。図中、ノード
21は、内回りの光受信部(OR)21a、多重・分離
変換盤21b、光送信部(OS)21cと、外回りの光
受信部(OR)21d、多重・分離変換盤21e、光送
信部(OS)21fとから構成され、同様に、ノード2
2は、内回りの光受信部(OR)22a、多重・分離変
換盤22b、光送信部(OS)22cと、外回りの光受
信部(OR)22d、多重・分離変換盤22e、光送信
部(OS)22fとから構成される。なお、各図に図示
される多重・分離変換盤に関しては、白のブロックでU
PSR方式の多重・分離変換盤を表示し、斜線のブロッ
クでBLSR方式の多重・分離変換盤を表示し、さら
に、ブロック内の括弧による表示によって、多重・分離
変換盤がUPSR方式の動作とBLSR方式の動作のい
ずれを行っているかを示している。
式であり、システム動作もUPSR方式である場合を示
している。すなわち、ノード21のUPSR方式の多重
・分離変換盤21bから同一の信号が、内回りおよび外
回りでノード22のUPSR方式の多重・分離変換盤2
2bに送られる。また、ノード22のUPSR方式の多
重・分離変換盤22eから同一の信号が、内回りおよび
外回りでノード21のUPSR方式の多重・分離変換盤
21eに送られる。
するものであり、外回り側のUPSR方式の多重・分離
変換盤21e,22eをBLSR方式の多重・分離変換
盤に交換する様子を示す。すなわち、ノード21,22
の各パススイッチ(図示せず)を内回り側に切替えて、
外回り側のUPSR方式の多重・分離変換盤21e,2
2eを非運用状態にしておき、これらをBLSR方式の
多重・分離変換盤に交換する。ただし、これらの交換さ
れたBLSR方式の多重・分離変換盤を、図4で示した
ようなUPSR方式の動作状態に設定しておく。
するものであり、内回り側のUPSR方式の多重・分離
変換盤21b,22bをBLSR方式の多重・分離変換
盤に交換する様子を示す。すなわち、ノード21,22
の各パススイッチを外回り側に切替えて、内回り側のU
PSR方式の多重・分離変換盤21b,22bを非運用
状態にしておき、これらをBLSR方式の多重・分離変
換盤に交換する。ただし、これらの交換されたBLSR
方式の多重・分離変換盤を、図4で示したようなUPS
R方式の動作状態に設定しておく。
のであり、BLSR方式に変換された各多重・分離変換
盤の動作をBLSR方式に設定する様子を示す。すなわ
ち、ノード21,22の各多重・分離変換盤はBLSR
方式に変換されたが、動作はUPSR方式の動作に設定
されている。そこで、各多重・分離変換盤をBLSR方
式のシステム動作に設定し直す。つまり、UPSR方式
用に設定されていたリングスイッチ(SW)やリングブ
リッジ(BR)をBLSR方式用の設定に変更する。た
だし、回線設定は未だUPSR方式のままである。
対応するものであり、BLSR方式の動作をする各多重
・分離変換盤に対して行われた回線再配置後の信号の流
れを示す。この回線再配置は、図3の監視制御盤9の指
令に基づき行われる。
制御盤をUPSR方式からBLSR方式に交換する方法
について、図11〜図13を参照して説明する。なお、
UPSR方式の監視制御盤1haおよびBLSR方式の
監視制御盤9は、詳しくは、揮発性メモリ(RAM)搭
載の監視制御盤と不揮発性メモリ(EPROM)搭載の
監視制御盤との2つからそれぞれ構成される。前者は上
位の監視制御装置に接続され、後者は多重・分離変換盤
に接続される。
監視制御盤1haがBLSR方式の監視制御盤9に交換
される前には、揮発性メモリ(RAM)搭載の監視制御
盤25と不揮発性メモリ(EPROM)搭載の監視制御
盤26とがUPSR方式の各種設定情報を互いのメモリ
に共有している。なお、監視制御盤25,26はともに
CPUとUPSR方式の動作用のソフトウェアを格納し
たROMとを備えている。監視制御盤26のEPROM
は、各種設定情報のバックアップ用に使用される。
式の監視制御盤25が、BLSR方式の揮発性メモリ
(RAM)搭載の監視制御盤27に交換される。この際
に、監視制御盤26のEPROMに格納されたUPSR
方式の各種設定情報が監視制御盤27のRAMに書き込
まれる。なお、監視制御盤27はCPUとBLSR方式
の動作用のソフトウェアを格納したROMとを備えてい
る。
式の監視制御盤26が、BLSR方式の不揮発性メモリ
(EPROM)搭載の監視制御盤28に交換される。こ
の際に、監視制御盤27のRAMに格納されたUPSR
方式の各種設定情報が監視制御盤28のEPROMに書
き込まれる。なお、監視制御盤28はCPUとBLSR
方式の動作用のソフトウェアを格納したROMとを備え
ている。
7,28は、UPSR方式の監視制御盤25,26の各
種設定情報を引き継ぎ、互いのメモリで共有し、BLS
R方式のソフトウェア内のUPSRモードで動作する。
テムを運用中にBLSR方式に移行させる第2の手順を
説明する。第2の手順は、第1の手順に比べ、交換作業
者によるリング周回の回数を減らしたものである。
である。以下、図中のステップ番号に沿って説明する。 〔S11〕まず、図1のノード1のパススイッチ1gを
一方側、例えば光ファイバ5a〜5dに係る多重・分離
変換盤1bからの分離信号を選択する側に切り替える。
そしてノード1のUPSR方式の監視制御盤1ha(図
2)を、図3のBLSR方式の監視制御盤9に交換す
る。
の多重・分離変換盤1eを、図3に示すBLSR方式の
第1の多重・分離変換盤8に交換する。ただし、第1の
多重・分離変換盤8の動作を、図4に示すようなUPS
R方式のシステム動作にしておく。上記ステップS11
の実行によるパススイッチ1gの切替によりUPSR方
式の多重・分離変換盤1eは予備側になっているので、
回線の運用中でも交換が可能である。
イッチ1gを他方側、例えば光ファイバ6a〜6dに係
る多重・分離変換盤1eからの分離信号を選択する側に
切り替える。
の多重・分離変換盤1bを、図3に示すBLSR方式の
第2の多重・分離変換盤7に交換する。ただし、第2の
多重・分離変換盤7の動作を、図4に示すようなUPS
R方式のシステム動作にしておく。上記ステップS13
の実行によるパススイッチ1gの切替によりUPSR方
式の多重・分離変換盤1bは予備側になっているので、
回線の運用中でも交換が可能である。
ノード2〜4に対しても繰り返し実行し、全ノードに対
する実行が完了したならばステップS16へ進む。 〔S16〜S20〕図5に示すS6〜S10とそれぞれ
同じ内容であるので説明を省略する。
ップS15からステップS16へ進む段階までに交換作
業者はリングを1周するだけでよいので、合計2回のリ
ング周回で済む。ただし、第2の手順では、ステップS
11およびステップS13においてノードのパススイッ
チを切替え、これを各ノードで行うため、送信信号の瞬
断がシステム全体で4N回(Nはノードの数)発生す
る。したがって、リング周回の点では第2の手順が優
れ、送信信号の瞬断では第1の手順が優れている。
イッチによって予備側に位置させたUPSR方式の多重
・分離変換盤をBLSR方式の多重・分離変換盤に交換
すると同時に、交換されたBLSR方式の多重・分離変
換盤をUPSR方式で動作させておく。システムのすべ
ての多重・分離変換盤がBLSR方式に交換された時点
で、すべての多重・分離変換盤をBLSR方式のシステ
ム動作に移行させ、さらに回線設定をUPSR方式から
BLSR方式に変換する。
UPSR方式で構築されていたリング伝送システムをB
LSR方式に移行させることが可能となる。
ク図である。
ク図である。
方式でシステム動作した場合を示す図である。
にBLSR方式に移行させる第1の手順を示すフローチ
ャートである。
SR方式へ移行する途中の第1段階を示す図である。
SR方式へ移行する途中の第2段階を示す図である。
SR方式へ移行する途中の第3段階を示す図である。
SR方式へ移行する途中の第4段階を示す図である。
LSR方式へ移行する途中の第5段階を示す図である。
に交換される途中の第1段階を示す図である。
に交換される途中の第2段階を示す図である。
に交換される途中の第3段階を示す図である。
中にBLSR方式に移行させる第2の手順を示すフロー
チャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 UPSR(Uni-directional Path Switch
ed Ring)方式のリング伝送システムを運用中にBLSR
(Bi-directional Line Switched Ring) 方式に移行させ
るリング伝送システムの異方式移行方法において、 (1)UPSR方式の制御盤をBLSR方式の制御盤に
置き換え、 (2)パススイッチを一方向に切替えて他方向に位置す
るUPSR方式の多重・分離変換盤をBLSR方式の第
1の多重・分離変換盤に置き換えると同時に、前記第1
の多重・分離変換盤にUPSR方式の動作を行わせ、 (3)前記パススイッチを前記他方向に切替えて前記一
方向に位置するUPSR方式の多重・分離変換盤をBL
SR方式の第2の多重・分離変換盤に置き換えると同時
に、前記第2の多重・分離変換盤にUPSR方式の動作
を行わせ、 (4)前記第1の多重・分離変換盤および前記第2の多
重・分離変換盤にBLSR方式の動作を行わせ、 (5)前記第1の多重・分離変換盤および前記第2の多
重・分離変換盤に設定されている回線配置をUPSR方
式からBLSR方式へ変更する、 ことを特徴とするリング伝送システムの異方式移行方
法。 - 【請求項2】 前記ステップ(1)は、 (1a)不揮発性メモリを備えたUPSR方式の第1の
監視制御盤の前記不揮発性メモリに蓄えられた各種設定
情報を、揮発性メモリを備えたBLSR方式の第2の監
視制御盤の前記揮発性メモリに書き込み、 (1b)前記第2の監視制御盤の前記揮発性メモリに書
き込まれた各種設定情報を、BLSR方式の第3の監視
制御盤の不揮発性メモリに書き込み、 (1c)前記第3の監視制御盤の前記不揮発性メモリに
書き込まれた各種設定情報を、BLSR方式の第4の監
視制御盤の揮発性メモリに書き込む、 というステップを含むことを特徴とする請求項1記載の
リング伝送システムの異方式移行方法。 - 【請求項3】 前記ステップ(2)は、 各ノードのパススイッチを同一の一方向に切替えて同一
の他方向に位置するUPSR方式の前記各ノードの多重
・分離変換盤をBLSR方式の第1の多重・分離変換盤
にそれぞれ置き換えると同時に、前記各第1の多重・分
離変換盤にUPSR方式の動作を行わせるステップであ
り、 前記ステップ(3)は、 前記各ノードの前記パススイッチを前記他方向に切替え
て前記一方向に位置するUPSR方式の前記各ノードの
多重・分離変換盤をBLSR方式の第2の多重・分離変
換盤にそれぞえ置き換えると同時に、前記各第2の多重
・分離変換盤にUPSR方式の動作を行わせるステップ
である、 ことを特徴とする請求項1記載のリング伝送システムの
異方式移行方法。 - 【請求項4】 前記ステップ(3)の後に、 (3a)前記ステップ(2)および前記ステップ(3)
が実行されたノードとは別のノードに対して前記ステッ
プ(2)および前記ステップ(3)を実行し、 (3b)残りのノード全てに対して前記ステップ(2)
および前記ステップ(3)の実行を繰り返す、 というステップを加えることを特徴とする請求項1記載
のリング伝送システムの異方式移行方法。 - 【請求項5】 (6)前記パススイッチにより、前記第
1の多重・分離変換盤および前記第2の多重・分離変換
盤のうちの現用側の分離信号を選択する、 というステップを更に有することを特徴とする請求項1
記載のリング伝送システムの異方式移行方法。 - 【請求項6】 UPSR(Uni-directional Path Switch
ed Ring)方式から運用中にBLSR(Bi-directional Li
ne Switched Ring) 方式に移行される伝送装置におい
て、 UPSR方式の制御盤に代わって置き換えられるBLS
R方式の制御盤とパススイッチが一方向に切替えられた
ときに、他方向に位置するUPSR方式の多重・分離変
換盤に代わって置き換えられると同時に、UPSR方式
の動作を行わされるBLSR方式の第1の多重・分離変
換盤と、 前記パススイッチが前記他方向に切替えられたときに、
前記一方向に位置するUPSR方式の多重・分離変換盤
に代わって置き換えられると同時に、UPSR方式の動
作を行わされるBLSR方式の第2の多重・分離変換盤
と、 前記第1の多重・分離変換盤および前記第2の多重・分
離変換盤にBLSR方式の動作を行わさせる動作制御手
段と、 前記第1の多重・分離変換盤および前記第2の多重・分
離変換盤に設定されている回線配置をUPSR方式から
BLSR方式へ変更する変更手段と、 を有することを特徴とする伝送装置。
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