JP5085365B2 - ノード装置およびエクストラトラヒックの送受信方法 - Google Patents

ノード装置およびエクストラトラヒックの送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、エクストラトラヒックをネットワーク上に流すことの出来るBWPSR(Bi-directional
Wavelength-Path Switched Ring)方式のリングネットワークに関する。なお、エクストラトラヒックとは、本来提供すべき信号とは異なる信号(現用系パスで送る必要がない信号)のことである。また、以下の説明および図面では、説明を分かりやすくするために、ノード装置は単にノードと表記する。
インターネットやマルチメディア通信の普及に伴うトラヒック増加により、コアネットワークの大容量化の需要が高まっている。その需要に応える技術として一本の光ファイバに複数の波長信号を多重して伝送するWDM(Wave length Division Multiplexing)技術が広く普及している。
メトロエリアなどに適用されている従来のWDMリングネットワークの概略図を図14に示す。リングネットワークのリング切り替え方式には、UPSR(Uni-directional Path Switched Ring)、BLSR(Bi-directional Line
Switched Ring)、BWPSR(Bi-directional Wavelength-Path Switched Ring)などがある(特許文献1参照)。
これらのうち、BWPSRはBLSRと比べてリング全長を長く取ることができる利点があり、UPSRに比べて同じ波長リソース内でより多数の光パス形成ができる利点がある。
故障発生時のBWPSRプロテクション動作(切換動作)を図15に示す。図15左図のリングネットワークにおいて故障が発生すると、図15右図のように、ノードDとノードSとの間でパス切換のためのシグナリングが行われる。このシグナリングによりパス両端のノードDおよびノードSにおいて現用系パスと予備系パスとの切り換えが行われる。このように、BWPSRでは故障が発生して初めて予備系パスを構築するのが特徴である。
特開2000−295262号公報
従来のエクストラトラヒックは、現用系パスの故障時に予備系パスを形成する予定の区間においてのみ送受信されていた。そのため、リング上の任意のノード装置間でエクストラトラヒックを流すことはできなかった。
また、リング網に故障が発生すると、故障により途絶した本来提供すべき情報を予備系パスで流すため、エクストラトラヒックの送受信を中断しなくてはならなかった。
本発明は、このような課題を解決するために行われたものであって、任意のノード間でエクストラトラヒックを送受信することができ、さらに、現用系パスから予備系パスへの切換の際にもエクストラトラヒックの送受信が中断しないノードおよびエクストラトラヒックの送受信方法を提供することを目的とする。
本発明では、ノード間が少なくとも2本の光ファイバで結ばれたBWPSR方式のリングネットワークにおけるノードで、WSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)を使用することにより任意のノード間でエクストラトラヒックの転送を可能とする構成を提案する。
本発明の第一の観点は、隣接するノード間を少なくとも2本の光ファイバにより接続したリングネットワークを構成するノードである。
ここで、本発明の特徴とするところは、波長多重された光信号が複数のノード装置の間で循環するパスを設け、当該パスの折り返し端となるノード装置は、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐する波長選択分岐手段と、この波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力する波長変換出力手段と、クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入する波長選択挿入手段と、予備系パスを介してエクストラトラヒックを送受信するのに際し、現用系パスの予備系パスへの切り替えに伴って、当該予備系パスの波長がエクストラトラヒックの送受信波長と重複するときには、エクストラトラヒックの波長を変更してエクストラトラヒックの送受信を継続する手段とを備えたところにある。
これによれば、ノードにおける波長選択の自由度を広く確保することができる。したがって、本発明の目的である任意のノード間でエクストラトラヒックを送受信すること、または、現用系パスから予備系パスへの切換の際にもエクストラトラヒックの送受信が中断しないようにすることを容易に実現することができる。
また、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段毎に、前記波長変換出力手段をそれぞれ設け、クライアントに対し、複数の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段を備えることができる。
これによれば、クライアントにおける波長選択の自由度も広く確保することができる。
また、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段に対して1つの前記波長変換出力手段を設け、1つの前記波長変換出力手段に対し、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段を備えることができる。
これによれば、波長変換出力手段の設置個数をクライアント単位とすることができる。したがって、1つのクライアントが多数系統のパスに係わるような場合には、前者(複数系統の波長選択分岐手段および波長選択挿入手段毎に、波長変換出力手段をそれぞれ設ける)と比べて波長変換出力手段の個数を低減させることができる。
このように、本発明では、ノードにおける波長選択の自由度を広く確保することができるので、現用系パスの予備系パスへの切り替えに伴って、当該予備系パスの波長がエクストラトラヒックの送受信波長と重複するときには、エクストラトラヒックの波長を変更してエクストラトラヒックの送受信を継続することを容易に実現することができる。
本発明の第二の観点は、隣接するノード間を少なくとも2本の光ファイバにより接続したリングネットワークを構成するノードが行うエクストラトラヒックの送受信方法である。
ここで、本発明の特徴とするところは、波長多重された光信号が複数のノード装置の間で循環するパスの折り返し端となるノード装置の波長選択分岐手段が、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐し、前記ノード装置の波長変換出力手段が、前記波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力し、前記ノード装置の波長選択挿入手段が、クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入し、予備系パスを介してエクストラトラヒックを送受信する手段が、現用系パスの予備系パスへの切り替えに伴って、当該予備系パスの波長がエクストラトラヒックの送受信波長と重複するときには、エクストラトラヒックの波長を変更してエクストラトラヒックの送受信を継続するところにある。
また、スイッチ手段が、クライアントに対し、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段毎に設けられた複数の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続することができる。
あるいは、スイッチ手段が、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段に対して1つ設けられた前記波長変換出力手段に対し、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段のいずれかを選択して接続することができる。
本発明によれば、任意のノード間でエクストラトラヒックを送受信することができる。また、現用系パスから予備系パスへの切換の際にもエクストラトラヒックの送受信が中断しないようにすることができる。
(第一実施例)
第一実施例のBWPSRネットワークの構成を図1に示す。図1は、ノード間を2本の光ファイバAおよびBで接続し、4つのノード♯11〜♯14で構成されたBWPSRネットワークの通常時における概略図である。なお、1本の光ファイバには、片方向の光信号しか流れないものとする。
図1のBWPSRネットワークには、通常光パスであるパス♯1が一つと、エクストラトラヒック用パスであるパス♯2および♯3が二つ設定されている。
第一実施例のノードは、図1に示すように、隣接するノード間を2本の光ファイバにより接続したBWPSRリングネットワークを構成する。BWPSRネットワークに、波長多重された光信号が複数のノードの間で循環するパス♯1〜♯3を設け、当該パス♯1〜♯3の折り返し端となるノード♯11、♯13、♯14は、パス♯1〜♯3を伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐するWSS10および11、WSS2および3、WSS14および15と、このWSS10および11、WSS2および3、WSS14および15により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力する波長可変トランスポンダ(以下ではTPDと記す)27〜29、TPD21〜23、TPD30、31と、クライアントが送信し、TPD27〜29、TPD21〜23、TPD30、31が所望の波長に変換した光信号をパス♯1〜♯3を伝送する波長多重された光信号に挿入するWSS9および12、WSS1および4、WSS13および16とを備える。なお、ノード♯12は、パス♯1が通過するノードである。
また、図1の例えばノード♯13に示すように、WSS1および3とWSS2および4とに対応してTPD22および23をそれぞれ設け、クライアント52とTPD22または23のいずれかとを選択して接続するスイッチ(以下ではSWと記す)41および42を備える。なお、クライアント51は、パス♯2のみに係るので、WSS1および3に対応してTPD21が設けられておりSWは必要としない。また、ノード♯14は、クライアント57および58がそれぞれ1つのパス♯3および♯2のみに係るのでSWは必要としない。
WSS1〜16、TPD21〜31においてそれぞれ取り扱う波長を変えられるので、多数の波長を任意に適用することができる。これにより、任意のノード間でエクストラトラヒックを送受信することができる。また、現用系パスから予備系パスへの切換の際にもエクストラトラヒックの送受信が中断しないようにすることができる。以下では、説明を分り易くするために、リング上での使用可能な波長数は二つ(λ1、λ2)とする。なお、ここで、通常パスとは現用系と予備系とで冗長化されたパスのことを指す。
第一実施例の説明は、以下の順で行う。
リング構成((A)光ファイバ(B)ノード構成(C)パス構成)
リング動作((D)パス開通時の動作(E)故障時動作)
(リング構成)
(A)光ファイバAには時計回りの光、光ファイバBには反時計回りの波長多重光が収容される。
(B)図1において、WSS1〜16はWavelength Selective Switch(波長選択スイッチ)、TPD21〜31は波長可変トランスポンダ、SW41〜46は2×1スイッチまたは1×2スイッチ、Client51〜58はクライアントを意味する。
WSS1〜16は、任意波長を任意ポートから出力(Add/Dropポートをカラーレス化)できる光スイッチである。WSS1〜16は、各入力ポートからWDM信号を入力し、波長毎に出力ポートを設定し、各出力ポートからWDM信号を出力する。
WSS1〜16の構成を図2および図3を参照して説明する。図2は、1×N WSSのブロック構成図である。図3は、N×1 WSSのブロック構成図である。図2に示す1×N WSSは、1本の光ファイバ60から到着するN波長が多重された光信号を入力とし、N波長の光信号に分波する分波器61と、分波器61により分波されたN本の光信号をその宛先に従って方路選択するN個のSW62−1〜62−Nと、N個のSW62−1〜62−Nにより方路選択された光信号を同じ波長毎に合波するN個の合波器63−1〜63−Nとから構成される。
図3に示すN×1 WSSは、N本の光ファイバから到着するN波長の光信号をそれぞれ入力とし、一つの波長の光信号をそれぞれN分岐して後段のSW71−1〜71−Nにそれぞれ出力するN個の分波器70−1〜70−Nと、分波器70−1〜70−Nからそれぞれ入力されたN波長の光信号をその宛先に従って方路選択するSW71−1〜71−Nと、SW71−1〜71−Nからそれぞれ出力されるN波長の光信号を合波して一つの光ファイバ73に出力する合波器72とから構成される。
図1のノード♯13において、ノード♯13における光波長のDrop機能を実現するWSS2および3は、図2に示す1×N
WSSである。Add機能を持つWSS1および4は図3に示すN×1 WSSによって実現される。WSS2の出力の1ポートはWSS1につなぎ、Through用ポートとする。残りのポートをDrop用として使う。WSS1は入力の1ポートをThrough用ポートとしてWSS2の出力ポートの1つにつなぎ、残りのポートをAdd用として使う。逆方向についても、WSS3および4をWSS1および2と同様に、Drop用およびAdd用として使う。
図1のノード♯13のWSS1および4は光の挿入を行い、WSS2および3は光の分岐を行う。このノード構成では、TPD21〜23を3個使用し、それらすべてが波長可変機能を持っている。TPD22および23は一方が現用系でもう一方が予備系の送受信を行い、TPD21はエクストラトラヒックの送受信を行う。
ノード♯13から見て、East側に現用系パスを形成する場合はTPD23を現用系、TPD22を予備系のトランスポンダとして使用する。逆に、West側に現用系パスを形成するときは、TPD22を現用系、TPD23を予備系のトランスポンダとする。
現用系と予備系とはSW41の出力とSW42の入力とをそれぞれスイッチすることで切り替わる。図1のノード♯13では、ノード♯13のWest側にエクストラトラヒックパスを形成する。従って、TPD21からWSS1および3に対して信号を送受信している。East側にエクストラトラヒックパスを形成する場合は、TPD21はWSS1および3からWSS2および4に接続を変更する。
また、EastとWestの両側にエクストラトラヒックパスを形成する場合は、一方のパスにTPD21を割り振り、もう一方には未使用のTPDを割り振る(図1ではTPD31を割り振っている)。また、TPD21はClient51へ、TPD22および23はClient52へSW41および42を介して繋がっている。
(C)パスに割り当てる波長は、現用系が奇数の波長番号、予備系が偶数の波長番号(現用系波長番号+1)を使うものとする。例えば、図1のパス♯1の現用系パスを波長λ1で実現した場合は、その予備系パスには波長λ2を使用する。
パス♯1はノード♯11−♯12−♯13を結ぶ現用系パスであり、送受信に波長λ1を割り当てる。パス♯1の故障時には、リング上でパス♯1と反対方向(ノード♯11−♯14−♯13)に予備系パスを形成するが、そのとき予備系パスには波長λ2を割り当てる。パス♯2はノード♯13−♯14を、パス♯3はノード♯14−♯11を結び、それらはパス♯1の予備系波長λ2を用いてエクストラトラヒックを流している。
(リング動作)
(D)パス設定時
(a)パス♯1(b)パス♯2(c)パス♯3の順に説明する。
(a)パス♯1(現用系)
(1)ノード♯11
パス♯1はノード♯11のWest側に形成される。従って、ノード♯11ではTPD28を現用系、TPD29を予備系に割り当てる。パス♯1は波長λ1で送受信を行っているので、WSS9は波長λ1の信号がTPD28に繋がっているAddポートから出力ポートに出力されるように設定する。さらに、WSS11は図2に示す構造であり、パス♯1を通ってノード♯11に入ってくる波長多重光から分波された波長λ1の光を、1×N WSSによってTPD28の受信ポートに収容されるように設定する。
SW45は、Client56からの入力信号がTPD28の入力ポートに出力されるように設定する。TPD28は、Client56からの入力信号がTPD28の入力ポートに収容されると、入力信号を波長λ1の光信号に変換し、TPD28の出力ポートからWSS9のAddポートへ出力するように設定する。また、TPD28においてWSS11のDropポートからTPD28の入力ポートへの波長λ1の入力信号は、TPD28に収容されるとクライアント信号に変換され、SW46を介してClient56に出力されるように設定する。
図1のファイバBを通ってノード♯11に入ってくる信号は、WSS11において波長多重光から分波され、TPD28に収容される。その後、TPD28でクライアント信号に変換され、SW46を介してClient56で受信される。
次に、ノード♯11からノード♯12に向け、ファイバAを通って流される信号について説明する。まず、Client56からの信号はSW45を介してTPD28へ流される。そこで、SW45はパス♯1の現用系側であるTPD28に接続されている。TPD28ではリングネットワークで転送する信号フォーマットの波長に変換して送信する。この後、TPD28からWSS9に入った信号は、そこでWSS10を通過してきた波長多重光と合波され、ファイバAに流される。多重された信号は、ファイバAに入った後、ノード♯12に送られる。
(2)ノード♯12
ノード♯12では、WSS6および7の入力ポートに入ってきた波長λ1の信号をそれぞれのThrough用ポートに出力するように設定する(通過)。同時に、WSS6および7のThrough用ポートから出力された波長λ1の信号が、それぞれWSS5および8に入力されると、WSS5および8では波長λ1の信号をそのまま出力するように設定する(通過)。
ノード♯12では、図1のパス♯1でファイバBに収容された波長λ1の信号がWSS7および8を通過してノード♯11に向かう。一方、パス♯1でファイバAに収容された波長λ1の信号は、WSS6および5を通過してノード♯13へと向かう。
(3)ノード♯13
ノード♯13では、TPD23を現用系に、TPD22を予備系に割り当てる。TPD23は波長λ1の光信号を送受信するよう設定される。図1のノード♯13のEast側には現用系のパス♯1が形成される。ノード♯13において、パス♯1を通って送受信される光信号は、WSS4でAdd、WSS2でDropされる。
パス♯1は波長λ1で送受信を行っているので、WSS4は波長λ1の信号がTPD23に繋がっているAddポートから出力ポートに出力されるように設定する。さらに、WSS2は図2に示す構造であり、パス♯1を通ってノード♯11に入ってくる波長多重光から分波された波長λ1の光を、1×N WSSによってTPD23の受信ポートに収容されるよう設定する。SW41は、Client52からの入力信号がTPD23の入力ポートに出力されるよう設定する。SW42はTPD23からの入力信号がClient52の受信ポートに収容されるよう設定する。
TPD23は、Client52から出力された信号がSW41を介してTPD23の入力ポートに収容されると、入力信号を波長λ1の光信号に変換し、TPD23の出力ポートからWSS4のAddポートへ出力するよう設定する。また、TPD23においてWSS2のDropポートからTPD23の入力ポートへの波長λ1の入力信号は、TPD23に収容されるとクライアント信号に変換され、SW42を介してClient52に出力されるように設定する。
パス♯1でファイバAを通ってノード♯13のEast側からきた波長多重光から、パス♯1の信号光がWSS2によって取り出される。このとき、WSS2で取り出されなかった信号光はWSS1へ通過する。WSS2によって取り出された信号光はTPD23まで届き、クライアント信号に変換されClient52に到達する。
パス♯1のファイバBに収容される信号は、Client52からクライアント信号としてSW41を介してTPD23へ送られ、光信号に変換された後WSS4に入る。その後、上り信号はWSS3を通過してきた波長多重光にAddされ、ファイバBを通って図1のノード♯12に送られる。
(b)パス♯2(エクストラトラヒック)
(1)ノード♯13
ノード♯13においては、エクストラトラヒックの送受信をTPD21で行う。TPD21では、信号の送受信を波長λ2で行うように設定する。WSS1は波長λ2をTPD21が繋がっているAddポートから出力ポートに出力されるように設定する。WSS3は波長λ2を入力ポートからTPD21と接続されているDropポートに出力されるように設定する。
エクストラトラヒックパスの下り信号はWSS3でファイバBを通ってきた波長多重光からDropされ、TPD21に届く。その後、下り信号はクライアント信号に変換され、Client51で受信される。エクストラトラヒックの上り信号は、Client51からTPD21に入り、光信号に変換された後WSS1に入る。WSS1で、上り信号はWSS2を通過してきた波長多重光にAddされ、ファイバAを通り図1のノード♯14へと送られる。
(2)ノード♯14
ノード♯14では、East側とWest側の両方にエクストラトラヒックのパスが形成される。West側のパス♯3の送受信にはノード♯14のTPD30を割り当て、East側のパス♯2の送受信にはTPS31を割り当てる。TPD30および31では波長λ2で送受信を行うよう設定する。WSS16は波長λ2をTPD31が繋がっているAddポートから出力ポートに出力されるよう設定する。WSS14は波長λ2を入力ポートからTPD31が繋がるDropポートに出力されるよう設定する。
パス♯2でファイバAを通ってノード♯14に入ってくる信号(ノード♯14から見た下り信号)は、ノード♯14に入るとWSS14で波長多重光から分波され、TPD31に送られる。下り信号はそこでクライアント信号に変換され、クライアント58に受信される。
パス♯2でファイバBを通り、ノード♯14からノード♯13に向かう信号(ノード♯14から見た上り信号)は、Client58からクライアント信号として出力され、TPD31で光に変換される。その後、上り信号はWSS16に入り、そこでWSS15を通過してきた波長多重光にAddされる。多重された下り信号はノード♯13へと向かう。
(c)パス♯3(エクストラトラヒック)
パス♯2と同様の方法で、ノード♯11とノード♯14との間を波長λ2で設定する。
(E)故障発生時
故障復旧動作は、以下の手順で行われる。
(1)パス端のノードが信号の途絶または品質劣化から故障を検知
(2)OSC(Optical Supervisory Channel)などの制御情報を流すためのチャネルで、予備系パスへ切り替えることを、少なくとも予備系パスが通る全てのノードに流す。OSCなどで流した切り替えの情報には、故障箇所、影響を受けるパス、使用する予備系波長をパス端ノードに指示する内容が含まれている。
(3)各ノードで、予備系パスの設定を行う。
(4)予備系に切り替える。
次に、故障が(1)パス♯1で起こった場合、(2)パス♯2、パス♯3で行った場合、の二つに分けて、BWPSRネットワークの動作を説明する。
(1)パス♯1での故障
パス♯1を廃止し、リング上の反対方向(ノード♯11−♯14−♯13)に予備系パスを形成する。そこで、予備系パスを形成するために、予備系波長λ2を使っているエクストラトラヒックのサービスを中断しなくてはならない。
(1)パス♯1の故障を、パス端であるノード♯11かノード♯13が検知する。
(2)ノード♯11、♯13はOSCを通して故障発生のアラームを予備系パス上の全てのノード♯11、♯14、♯13に通知する。ここで、二つのノードから異なるアラームがリング上に通知されるのを防ぐため、アラームに優先順位を付ける。リングネットワーク上の全てのノードは、リングネットワークの初期設定時に任意の優先順位が割り当てられる。各ノードは、送信する故障アラームに自装置の優先順位の情報を付与する。故障時において、複数の故障アラームを受信したノードは、受信した故障アラームのうち、最も高い優先順位の情報が付与された(すなわち、最も高い優先順位が割り当てられたノードが送信した)アラームの指示に従い、最も高い優先順位の情報が付与されたアラーム以外のアラームを破棄する。今回はノード♯13のアラームを優先して取り扱うこととする。
(3)アラームには、予備系パスを形成するために、予備系パス上のノードが行わなければならない動作が指示されている。ノード♯11のWSS9および11とノード♯13のWSS2および4において、波長λ1をAdd/Dropする設定を解除する。ノード♯12では、波長λ1をThroughさせる設定を解除する。
次に、各ノードの動作を(a)エクストラトラヒック転送用パス(パス♯2もしくはパス♯3)に対する動作、(b)予備系パスの設定に対する動作、の二つに分けて説明する。
ノード♯11:
(a)TPD27でエクストラトラヒックを流すために使用している波長λ2の出力をOFFにし、WSS12および10でそれぞれ波長λ2の信号をAdd/Dropする設定を解除する。
(b)SW45の出力とSW46の入力とを、それぞれTPD29の入力および出力ポートに接続するよう設定する。TPD29では、パス♯1予備系の送受信を波長λ2で行うよう設定する。
ノード♯13:
(a)TPD21で波長λ2の出力をOFFにし、WSS1および3でそれぞれ波長λ2の信号をAdd/Dropする設定を解除する。
(b)ノード♯11と同様に、SW41および42を設定しTPD22に切り替える。TPD22では波長λ2を使用する。
ノード♯14:
(a)TPD30および31で、波長λ2の光の出力をOFFにする。さらに、WSS13および16で波長λ2の信号をAddする設定を解除し、WSS14および15で波長λ2の信号をDropする設定を解除する。
(b)WSS14および15の入力ポートに入ってきた波長λ2の信号をそれぞれのThrough用ポートに出力するように設定する(通過)。同時に、WSS14および15のThrough用ポートから出力された波長λ1の信号が、それぞれWSS13および16に入力されると、WSS13および16では波長λ1の信号をそのまま出力するように設定する(通過)。
(4)パス端で予備系パスに切り替えを行う。
ノード♯11:
現用系のパス♯1を形成していたTPD28から予備系パスを形成するTPD29へと切り替えるために、SW45の出力とSW46の入力とをそれぞれTPD29の入力および出力に接続するように設定する。TPD29は波長λ2を使いノード♯13との予備系パスを形成する。
ノード♯13:
現用系のパス♯1を形成していたTPD24からTPD23へと切り替えるため、上記のノード♯11の場合と同様にSW41および42を設定する(TPD23で使用する波長はλ2にする)。リング上で現用系パスと反対方向に予備系パスを張る。
(2)パス♯2、♯3での故障
パス♯2、♯3で故障が起きた場合は、それぞれのパスで行われているエクストラトラヒックサービスを中断する。
(第二実施例)
第一実施例において、エクストラトラヒック転送用の光パスの波長が常時固定であったのに対し、本実施例では、通常パスにおいて故障が発生して予備系に切り替えた際に、エクストラトラヒック転送用の光パスの波長切り替え機構をさらに設ける。この機構を設けることにより、第一実施例では、通常パスの故障発生時に中断されたエクストラトラヒックの転送が、中断されずに継続して転送できる効果を奏する。以下、詳細を説明する。
図4は本発明を実施するBWPSRネットワークの一例である。110、120、130、140は光分岐挿入装置(OADM)、150、160はそれぞれ異なる波長の現用系光パス、170はエクストラトラヒックを流す光パス、180は光分岐挿入装置をつなぐ光ファイバを示している。図4に示すネットワークは2本のファイバ、4つのノードで構成されており、使用波長数は4波長とする。また、このネットワークでは、上り下り信号に同じ波長が割り振られる。
現用系パス150はノード140、110、120をつなぎ、現用系パス160はノード110、120、130をつなぐ。パス150、160が使用する波長には、それぞれλ150、λ160を割り当てる。パス150、160で故障が発生した場合に備えて、それぞれの予備系波長としてλP150、λP160を準備しておく。
故障発生後は、これらの波長を使って、リング上で現用系の反対方向に予備系パスを形成する。つまり、パス150で故障が発生した場合は、波長λP150を用いてノード120、130、140を結ぶパス150の予備系パスを形成する。さらに、パス160で故障が起きたときは、波長λP160を用いてノード130、140、110を結ぶ予備系パスを形成する。
パス170は、ノード130、140を結び、エクストラトラヒックを流す。パス170において使用する波長は、予備系波長λP150、λP160のいずれかである。従って、リング上で故障が発生し、現用系から予備系に切り替わると、エクストラトラヒックの転送は中断される。
そこで本実施例は、リング上で故障が発生し、現用系から予備系に切り替わる際に、故障に応じてエクストラトラヒックの波長を変える機構を設ける。つまり、通常時は波長λP150を用いてエクストラトラヒックを転送しているが、パス150が故障した際には、使用する波長をλP150→λP160とすることで、故障発生後もエクストラトラヒックの転送を継続できる。
(a)110−120、(b)120−130、(c)140−110の三区間でそれぞれ故障が起きた場合について、170のエクストラトラヒックパスをどのように継続するかを第一実施例の方式と本実施例の方式とで比較する。図5は故障後のエクストラトラヒックサービス継続可否をまとめたものである。第一実施例の方式の場合には、エクストラトラヒックパス170にλP150を割り振ると、(b)区間の故障ではサービスを継続できるが、(a)(c)区間では継続できない。同じく第一実施例の方式で、パス170にλP160を割り振ると(c)区間の故障ではサービスを継続できるが、(a)(b)区間では継続できない。
本実施例ではWSSを用いることで、エクストラトラヒックに割り振る波長を故障の前後で変えられるようになる。すなわち、故障前後でパス170に割り当てる波長をλP150→λP160、またはλP160→λP150と変えれば、区間(b)(c)のいずれの故障後もサービスを継続できるようになる。ただし、区間(a)で故障が起きた場合には、パス170にλP150またはλP160のどちらを割り当てていても通信の継続は不可能である。
図4のBWPSRネットワークを例にして、光パス150、160、170それぞれについて説明する。なお、各ノードの位置関係とノード構成、リング上で張られている光パスを図5にまとめて示す。パス150、パス160、パス170の設定方法は、第一実施例と同様である。
次に、図4のBWPSRネットワークを例にして、ネットワーク故障時の動作を説明する。図6は、図4のBWPSRネットワークで故障が発生した例を示す図である。アラームには、アラーム送信元のノード名(ノード130)、故障したパス名、経路、波長(パス160、ノード110−120−130、λ3)、故障パス端のノード名(ノード110、130)、予備系パスの経路と波長(ノード130−140−110、λ4)の情報が含まれる。
故障は光パスのパス端のノード毎に検知する。図6ではノード110および130が故障を検知する。故障を検知したノードは、リング上の全ノードに対してOSCを通してアラームを送信する。アラームを受信したノードの動作については図7を参照して説明する。図7は、アラームを受信したノードの動作を示すフローチャートである。
予備系パス経路上の予備系波長(λ4)を使い、エクストラトラヒックを流しているか否かを判定し(ステップS1)、流している場合には(ステップS1のYes)、未使用の予備系波長へ波長を変えてエクストラトラヒックを継続する(ステップS5)。流しておらず(ステップS1のNo)、故障パス端のノードであれば(ステップS2のYes)、アラーム情報にある予備系パス経路と予備系波長とに従って予備系パスを設定する(ステップS6)。また、故障パス端のノードでなく(ステップS2のNo)、故障パス経路上のノードであれば(ステップS3のYes)、故障パスで使用していた波長λ3を通過させる設定を解除する(ステップS7)。また、故障パスの経路上のノードでなければ(ステップS3のNo)、ノードは予備系パスの経路上に存在する。よって、予備系パスの波長λ4がノードを通過するように設定する(ステップS4)。
また、図8は、経路情報テーブルを示す図であるが、各ノードは、リング上の全てのパスの経路、それらの経路で使用している波長、パスの始点および終点、パスの種類(現用系、予備系、エクストラ)といった情報をテーブルとして保持している。パスの新設あるいは予備系パスの形成などによるテーブル情報の変更は、OSCを通して常にリング上の全ノードで共有される。
また、図9は、ノードのブロック構成を示す図であるが、各ノードは、図9に示すような構成を有する。なお、図9は、ノード♯13の例である。制御部83は、ここで説明する各処理を所定の順序に従って実行するための各部の制御を行う。記憶部84は、図8に示すテーブルを保持する。故障検知部80は、ネットワークの故障を検知する。アラーム生成部81は、上述したアラームを生成する。ハードウェア制御部82は、ハードウェア(すなわち、WSS、TPD、SW)の設定を行う。
故障復旧動作は、以下の手順で行われる。
図4に示したBWPSRネットワークの詳細な構成を図10に示す。また、図4に示すBWPSRネットワークにおける故障箇所(b)120−130についての詳細な構成は図11に示す。また、図4に示すBWPSRネットワークにおける故障箇所(c)140−110についての詳細な構成は図12に示す。
(1)パス端のノードが信号の途絶または品質劣化から故障を検知。
(2)OSC(Optical Supervisory Channel)などの制御情報を流すためのチャネルで故障アラームをリング上の全てのノードに流す。故障アラームには、故障箇所、影響を受けるパス、使用する予備系波長をパス端ノードに指示する内容が含まれている。
(3)各ノードでハードの操作
(4)予備系パス形成
(5)エクストラトラヒックに用いる波長を選定する。リング上でエクストラトラヒックを流しているノードが故障アラームを受け取った際、エクストラトラヒックのパスに割り当てている波長によって、ノードが行う処理が異なる。
(a)エクストラトラヒックパスの波長≠予備系パスの波長
そのままの波長でエクストラトラヒックを流し続ける。
(b)エクストラトラヒックパスの波長≠予備系パスの波長
エクストラトラヒックパスの間で、未使用の波長を選び、エクストラトラヒックパスに新しく割り当てる。
(故障箇所(b)120−130(図11参照))
(1)〜(4)は第一実施例と同様に設定する。
(5)(a)パス♯17(エクストラトラヒック)の使用波長がλP150であればそのまま通信を継続する。(b)しかし、使用波長がλP160であれば、パス♯17間で未使用な波長λP150を新たなエクストラトラヒックパスの波長として選定し、ノード♯13のTPD21とノード♯14のTPD30とにおいてλP160→λP150とする。
(故障箇所(c)140−110(図12参照))
(1)〜(4)は第一実施例と同様に設定する。
(5)(a)パス♯17(エクストラトラヒック)の使用波長がλP160であればそのまま通信を継続する。(b)しかし、使用波長がλP150であれば、パス♯17間で未使用な波長λP160を新たなエクストラトラヒックパスの波長として選定し、ノード♯13のTPD21とノード14のTPD30においてλP150→λP160とする。
(第一実施例の変形)
第一実施例で用いた図1のノード構成の変形例を図13に示す。なお、図13は図1のノード♯13の変形例(ノード♯13’)を示す。Client51はエクストラトラヒックを収容しており、Client52は主信号を収容する。
図1のノード構成では、故障時にパスを反対方向に切り替えるために、現用系および予備系にそれぞれトランスポンダを割り振っていた。故障が発生すると、トランスポンダ毎スイッチで切り替えていた。
図13に示す変形例では、トランスポンダはエクストラトラヒックおよび主信号それぞれにつき一つでよい(使用するトランスポンダは波長可変である)。現用系と予備系との切り替えは、上り波長の現用系および予備系をSW42で制御し、下り波長の現用系および予備系をSW41で制御している。予備系に切り替える際は、SW41および42で、それぞれTPD22の入力および出力の方向をスイッチする。同時に、TPD22は使用波長を現用系波長から予備系波長のものに切り替える。
すなわち、クライアント51および52毎に、TPD21および22をそれぞれ設け、TPD22とWSS1〜4のいずれかとを選択して接続するSW41および42を備える。
エクストラトラヒックについても、Client52と同様の構成でもよい。この場合は、エクストラトラヒックをノードからみてEast側に流すならTPD21の入出力をWSS1および3に接続し、West側に流すならWSS2および4に接続する。図13はWest側にエクストラトラヒックのパスを形成する場合のものである。
図13に示すノード構成により、図1に比べてトランスポンダの数を減らすことが可能であり、より安価にノードを構築できる。
(効果の説明)
第一実施例によると、リング上の任意のノード間で、エクストラトラヒックを流すことが出来る。さらに、第二実施例によると、通常時に故障が発生したときに、現用系パスが予備系パスに切り替わるため、エクストラトラヒックを中断しなくてはならない場合も、中断せずに継続可能となる効果がある。
本発明によれば、任意のノード間でエクストラトラヒックを送受信することができ、また、現用系パスから予備系パスへの切換の際にもエクストラトラヒックの送受信が中断しないようにすることができるので、信頼性の高いネットワークの構成に利用することができる。
第一実施例のBWPSRリングネットワークの概略図である。 1×N WSSの構成例を示す図である。 N×1 WSSの構成例を示す図である。 第二実施例のリングネットワークの概念を示す図である。 故障後のエクストラトラヒックサービス継続可否をまとめた状況を示す図である。 第二実施例のリングネットワークの故障発生箇所を示す図である。 アラームを受信したノードの動作を示すフローチャートである。 テーブル情報の例を示す図である。 ノードのブロック構成を示す図である。 第二実施例のBWPSRネットワークの詳細な構成を示す図である。 第二実施例のBWPSRネットワークにおいて故障が発生した状況を示す図である(ノード♯12とノード♯13との間)。 第二実施例のBWPSRネットワークにおいて故障が発生した状況を示す図である(ノード♯11とノード♯14との間)。 第一実施例のノードの変形例を示す図である。 従来のWDMリングネットワークの概略図である。 故障発生時のBWPSRプロテクション動作(切換動作)を示す図である。
符号の説明
1〜16 WSS(波長選択分岐手段、波長選択挿入手段)
21〜31 TPD(波長変換出力手段)
41〜46、62−1〜62−N、71−1〜71−N SW(スイッチ手段)
51〜58 Client
60、73、180、A、B 光ファイバ
61、70−1〜70−N 分波器
63−1〜63−N、72 合波器
80 故障検出部
81 アラーム生成部
82 ハードウェア制御部
83 制御部(エクストラトラヒックの送受信を継続する手段)
84 記憶部
110〜140 光分岐挿入装置(OADM)
150、160 現用系光パス
170 (エクストラトラヒックを流す)光パス
♯1〜♯3、♯15〜♯17 パス
♯11〜♯14 ノード

Claims (6)

  1. 隣接するノード装置間を少なくとも2本の光ファイバにより接続したリングネットワークを構成するノード装置において、
    波長多重された光信号が複数のノード装置の間で循環するパスを設け、
    当該パスの折り返し端となるノード装置は、
    前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐する波長選択分岐手段と、
    この波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力する波長変換出力手段と、
    クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入する波長選択挿入手段と
    予備系パスを介してエクストラトラヒックを送受信するのに際し、現用系パスの予備系パスへの切り替えに伴って、当該予備系パスの波長がエクストラトラヒックの送受信波長と重複するときには、エクストラトラヒックの波長を変更してエクストラトラヒックの送受信を継続する手段と
    を備えたことを特徴とするノード装置。
  2. 複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段毎に、前記波長変換出力手段をそれぞれ設け、
    クライアントに対し、複数の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段を備えた
    請求項1記載のノード装置。
  3. 複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段に対応して1つの前記波長変換出力手段を設け、
    1つの前記波長変換出力手段に対し、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段を備えた
    請求項1記載のノード装置。
  4. 隣接するノード装置間を少なくとも2本の光ファイバにより接続したリングネットワークを構成するノード装置が行うエクストラトラヒックの送受信方法において、
    波長多重された光信号が複数のノード装置の間で循環するパスの折り返し端となるノード装置の波長選択分岐手段が、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐し、
    前記ノード装置の波長変換出力手段が、前記波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力し、
    前記ノード装置の波長選択挿入手段が、クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入し、
    予備系パスを介してエクストラトラヒックを送受信する手段が、現用系パスの予備系パスへの切り替えに伴って、当該予備系パスの波長がエクストラトラヒックの送受信波長と重複するときには、エクストラトラヒックの波長を変更してエクストラトラヒックの送受信を継続する
    ことを特徴とするエクストラトラヒックの送受信方法。
  5. スイッチ手段が、クライアントに対し、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段毎に設けられた複数の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続する請求項記載のエクストラトラヒックの送受信方法。
  6. スイッチ手段が、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段に対して1つ設けられた前記波長変換出力手段に対し、複数系統の前記波長選択分岐手段および前記波長選択挿入手段のいずれかを選択して接続する請求項記載のエクストラトラヒックの送受信方法。
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