JP4937941B2 - 波長多重光通信ネットワークおよびノードおよび波長多重光通信方法 - Google Patents

波長多重光通信ネットワークおよびノードおよび波長多重光通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、BWPSR(Bi-directional Wavelength-Path
Switched Ring)ネットワークのリング切り換え技術に関する。
インターネットやマルチメディア通信の普及に伴うトラヒックの増加により、コアネットワークの大容量化の需要が高まっている。その需要に応える技術として一本の光ファイバに複数の波長信号を多重して伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing)技術が広く普及している。
メトロエリアなどに適用されている従来のWDMリングネットワークの概略図を図10に示す。リングネットワークのリング切り換え方式には、UPSR(Uni-directional Path Switched Ring)、BLSR(Bi-directional Line
Switched Ring)、BWPSR(例えば特許文献1参照)などがある。
これらのうち、BWPSRはBLSRと比べてリング全長を長く取ることができる利点があり、UPSRに比べて同じ波長リソース内でより多数の光パス形成ができる利点がある。故障発生時のBWPSRプロテクション動作(切換動作)を図11に示す。BWPSRでは故障が発生して初めて予備パスを構築するのが特徴である。
特開2000−295262号公報
しかし、従来のBWPSRネットワークでは現用パスの波長と予備パスの波長とが一対一で対応しているため、リングネットワーク上で使用可能な波長リソースの半分は常に予備リソースに割当てられていた。
そのため、リングネットワークが正常に動作しているときは、リング上で利用可能な全波長の半分しか活用できなかった。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、BWPSRネットワークにおいて使用可能な波長リソースを増加させるために、故障要因(故障箇所)に応じて割り当てる波長を変えることができる波長多重光通信ネットワークおよびノードおよび波長多重光通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の観点は、複数のノード複数の光ファイバリング状に接続されたリングネットワークであって、前記光ファイバを介して通信を行うノード間に論理通信路として設定されるパスにより前記ノード間で双方向の波長多重通信を行う波長多重光通信ネットワークである。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記ノード数は偶数であり、前記パスは、時計回り方向および反時計回りの方向のいずれの方向にも選択してパスが形成できるように設定され、隣接するノードを接続するリンクに設定されるパス数はリングネットワークに設定されるパスの本数より1本少なく設定され、予備パスには、現用パスに設定される方向とは反対方向で異なる波長が割り当てられ、前記ノードは、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐する波長選択分岐手段と、この波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換して前記ノードに接続されるクライアントに出力する波長変換出力手段と、クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入する波長選択挿入手段とを備え、前記パスで使用可能な波長にそれぞれ波長番号が付与され前記波長多重光通信ネットワークに前記パスに波長割当てを行うサーバを備え、このサーバは、前記ノード間の現用パスにおける光通信に故障が発生したときに、この現用パスに対応する予備パスにおいて使用される波長を前記リングネットワーク上で現用パスとして使用されていない波長の中から波長番号が若い順に選択して割り当てる手段を備えたところにある。
これによれば、BWPSRネットワークにおいて使用可能な波長リソースを増加させるために、故障要因(故障箇所)に応じて割り当てる波長を変えることができる。
このときに、前記ノードは、クライアント毎に備えた現用系および予備系の2系統の前記波長変換出力手段と、クライアントに対し、前記2系統の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段とを備えることができる。
これによれば、複数のクライアントに対し、自在に波長変換出力手段を接続することができ、現用パスまたは予備パスを所定のクライアントに対して自在に接続することができる。
あるいは、前記ノードは、現用パスおよび予備パスのそれぞれについて備えられた2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段と、クライアント毎に備えられた前記波長変換出力手段と、前記波長変換出力手段に対し、2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段とを備えることもできる。
これによれば、現用系および予備系対応に波長変換出力手段を備えることなく、クライアント対応に波長変換出力手段を備えることができる。一般的に、波長変換出力手段は、安価ではない波長可変トランスポンダなどを用いるため、波長変換出力手段の数は少ない方がコスト的に有利である。例えば、クライアントが一つ接続されたノードにおいては、波長変換出力手段は一つ備えればよい。これに対し、クライアント毎に、現用系および予備系の2系統の波長変換出力手段を備えた場合には、クライアントが一つ接続されたノードであっても二つの波長変換出力手段を備える必要がありコストが高くなる。
このとき、前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段は、所望する波長を限定的に透過するフィルタ手段を備えることができる。
これによれば、簡単かつ安価なフィルタを利用して波長選択挿入手段および波長選択分岐手段を実現することができる。
本発明の第二の観点は、本発明の波長多重光通信ネットワークに適用されるノードであって、本発明の特徴とするところは、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐する波長選択分岐手段と、この波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力する波長変換出力手段と、クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入する波長選択挿入手段とを備えたところにある。
このときに、クライアント毎に備えた現用系および予備系の2系統の前記波長変換出力手段と、クライアントに対し、前記2系統の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段とを備えることができる。
あるいは、現用パスおよび予備パスのそれぞれについて備えられた2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段と、クライアント毎に備えられた前記波長変換出力手段と、前記波長変換出力手段に対し、2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段とを備えることができる。
前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段は、所望する波長を限定的に透過するフィルタ手段を備えることができる。
本発明の第三の観点は、本発明の波長多重光通信ネットワークに備えるサーバであって、本発明の特徴とするところは、ノード間の現用パスにおける光通信に障害が発生したときに、この現用パスに対応する予備パスにおいて使用される波長を未使用波長の中から割り当てる手段を備えたところにある。
本発明の第四の観点は、複数のノード複数の光ファイバリング状に接続されたリングネットワークであって、前記光ファイバを介して通信を行うノード間に論理通信路として設定されるパスにより前記ノード間で双方向の波長多重通信を行う波長多重光通信ネットワークにおける波長多重光通信方法である。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記ノード数は複数であり、前記パスは、時計回り方向および反時計回りの方向のいずれの方向にも選択してパスが形成できるように設定され、隣接するノードを接続するリンクに設定されるパス数はリングネットワークに設定されるパスの本数より1本少なく設定され、予備パスには、現用パスに設定された方向とは反対方向で異なる波長が割り当てられ、前記ノードの波長選択分岐手段が、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐し、前記ノードの波長変換出力手段が、前記波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換して前記ノードに接続されるクライアントに出力し、前記ノードの波長選択挿入手段が、前記クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入し、前記パスで使用可能な波長に波長番号を付与し、波長多重光通信ネットワークが備えられ、前記パスに波長割当てを行うサーバが、前記ノード間の現用パスにおける光通信に故障が発生したときに、この現用パスに対応する予備パスにおいて使用される波長を前記リングネットワーク上で現用パスとして使用されていない波長の中から波長番号が若い順に選択して割り当てるところにある。
本発明によれば、予備パスに対して任意の波長を割当てられるようになり、予備系として現用系と同数の波長リソースを確保しておく必要が無くなる。結果として予備リソースは、例えば、故障区間の光パスの本数だけあればよくなり、予備リソースを効果的に低減できる。
本発明の実施形態のBWPSRネットワークの一例を図1に示す。ノード♯1〜♯4は光分岐挿入装置(以下ではOADMと記す)である。パス♯12、♯24、♯31はそれぞれ異なる波長を用いた現用パスである。ノードの間は2本の光ファイバで接続されている。このリングネットワークでは使用可能な波長は6波長(λ1〜λ6)とする。また、このリングネットワークでは上り下り信号に同じ波長を用いる。
パス#12は、波長λ1が割当られ、ノード#とノード#とをつないでいる。パス#24は、波長λ2が割当られ、ノード#2とノード#4とをつないでいる。パス#31は、波長λ3が割当られ、ノード#3とノード#1とをつないでいる。
従来のリングネットワークでは、現用パスが3つあれば、それらの予備パスとして現用パスと同数の波長リソースが必要であった。図1の例では、3つの現用パスに波長λ1、λ2、λ3を割り振っているので、予備パスの波長として3つの波長λ4、λ5、λ6を準備しておかなければならない。
しかし、本発明のリング切り換え方式を適用すると、故障区間を通る光パスの本数分だけ、リング上で使用可能な波長の中から、未使用の波長を任意に選び、予備パスに割り当てることができ、予備リソースを低減することができる。
図1において、リング上にある各ノード間のリンクでは、最大2本のパスが通っている。従って、リング上のどのリンクで故障が起こったとしてもせいぜい2波長を予備波長として用意すれば、故障復旧が可能となる。
図2(a)および(b)は、図1のリングネットワークにおいて、故障区間に対して現用パスの予備パスにどの波長が使われるかを、従来方式と本発明方式とのそれぞれにおいて示したものである。
図2(a)に示す従来方式では、予備に用いる波長を現用パスの波長と対応して使用する。従って、故障復旧のために現用パスと同数の予備リソース(λ4、λ5、λ6)が準備されている。
しかし、図2(b)に示す本発明方式においては、故障リンクを通る現用パスに、動的にリング上で未使用の波長を割当てているので、故障復旧はせいぜい2波長(λ4、λ5)で可能となる。
または、6ノードのBWPSRネットワークをフルメッシュ化する場合には、必要な波長数は6波長であるが、ノード間の各リンクには5波長分のパスしか通過しない。この場合は、従来方式であれば予備として6波長必要だが、本発明方式では5波長で故障復旧が可能である。
(本発明の実施形態における前提条件)
・ノード数がNの場合には、Nが奇数か偶数かで本提案の効果の有無が分かれる。
ノード数N:偶数(効果あり)
(理由)
1.Hop数がN/2となるパス(Ringの半分を覆うパス)に着目し、このようなパスを設定することができる上限数まで設定した状況(合計N/2本まで張れる)を想定する。
2.上述のパスを設定するとき、ノードから見てEastまたはWestのどちらの方向にパスを形成するか選ぶことができる(どちらの方向にパスを形成しても、最短経路になりうる)。
3.パスの設定のし方を調節すると、各ノード間リンクにおける光パスの本数が、Ring上の光パスの本数(N/2本)より1本少なくできる。
4.従って、本発明の提案方式を用いることにより、上記の状況では従来方式に比べて予備リソースを1波長分だけ削減できる。
ノード数N:奇数(効果無し)
(理由)
1.ノード数が奇数の場合には、Hop数がN/2となるパスを設定することができない。つまり、パスは常にRing上の最短経路で設定されるので、ノードから見てEastまたはWestのどちらにパスを設定するのかを選ぶことができない。
2.リンク毎のパス本数を調節できないので、従来方式との差分は無い。
次に、上記説明を実現するリング構成を述べる。上記動作はWSSとTPDの波長可変機能により実現可能である。
(第一実施例)
図3はノード間を2本の光ファイバ(光ファイバA、B)で接続し、4つのノード♯1〜♯4で構成されたBWPSRネットワークの通常時における概略図である。図3のBWPSRネットワークには、現用パス(パス♯12、パス♯24、パス♯31)の3つが設定されている。リング上での使用可能な波長数は6つ(λ1〜λ6)とする。ここで、通常パスとは現用パスと予備パスとで冗長化されたパスのことを指す。
第一実施例の説明は、以下の手順で行う。
1.リング構成((1.1)光ファイバ(1.2)ノード構成(1.3)パス構成)
2.リング動作((2.1)パス開通時の動作(2.2)故障時動作)
1.リング構成
(1.1)光ファイバ
光ファイバAには時計回りの波長多重光、光ファイバBには反時計回りの波長多重光が収容される。
(1.2)ノード構成
図3において、WSSはWavelength Selective Switch(波長選択スイッチ)、TPDは波長可変トランスポンダ、SWは2×1スイッチまたは1×2スイッチ、Clientはクライアントを意味する。
WSSは、任意波長を任意ポートから出力(Add/Dropポートをカラーレス化)できる光スイッチである。WSSは、各入力ポートからWDM信号を入力し、波長毎に出力ポートを設定し、各出力ポートからWDM信号を出力する。
図3のノード♯1において、ノードにおける光波長のDrop機能を実現するWSS2および3は、図4に示す1×N
WSSによって実現される。Add機能を実現するWSS1および4は、図5に示すN×1 WSSによって実現される。
WSS2の出力の1ポートはWSS1につなぎ(以後、Through用ポートとする)、残りのポートをDrop用として使う。WSS1は入力の1ポート(以後、Through用ポートとする)をWSS2の出力ポートの1つにつなぎ、残りのポートをAdd用として使う。逆方向についても、WSS3および4をWSS1および2と同様に、Drop用およびAdd用として使う。
図3のノード♯1のWSS1および4は光の挿入を行い、WSS2および3は光の分岐を行う。このノード構成では、1つの光パスに対してトランスポンダ(以下では、TPDと記す)を2個使用し、それらすべてが波長可変機能を持っている。ここで、TPD21および22、SW41および42、Client61はパス♯12を構成するために使用する。
また、TPD29および30、SW49および50、Client65はパス♯31を構成するために使用する。TPD21および22は一方が現用系でもう一方が予備系の送受信を行う。
ノードから見て、East側に現用パスを形成する場合は、TPD22を現用系、TPD21を予備系のトランスポンダとして使用する。逆に、West側に現用パスを形成するときは、TPD21を現用系、TPD22を予備系のトランスポンダとする。現用系と予備系とはSW41の出力とSW42の入力とをそれぞれスイッチすることで切り替わる。TPD21はClient61へSW41および42を介して繋がっている。
(1.3)パス構成
リング上のパスの管理は、OSS(Operation Service Server)20などのリング上の全ノード♯1〜♯4を一元管理するサーバが行う。リング上でどのパスにどの波長を割当てるかはOSS20が決定し、各ノード♯1〜♯4に指示する。故障時にどの波長を予備パスに用いるかもOSS20が決定し、各ノード♯1〜♯4に指示する。
現用パス、予備パスそれぞれには任意にOSS20が波長を割当てる。図3のリングでは、パス♯12にλ1、パス♯24にλ2、パス♯31にλ3を割当てるとする。
2.リング動作
(2.1)パス開通時の動作
(2.1a)パス♯12(2.1b)パス♯24、(2.1c)パス♯31の順に説明する。説明は、パス開通時における、各光パスに含まれるノードの設定(WSS、TPD、SW、Client)について行う。また、ノード設定の説明は、WSS→TPD→SW→Clientの順に行う。
(2.1a)パス♯12
(1)ノード♯1
ノード♯1においては、TPD21、TPD22、SW41、SW42、Client61をパス♯12の構成に使い、TPD29、TPD30、SW49、SW50、Client65をパス♯31の構成に使う。
パス♯12はノード♯1のWest側に形成されるので、TPD21をパス♯12の現用系、TPD22をパス♯12の予備系に割当てる。
パス♯12には波長λ1がOSS20により割当てられているので、WSS3は光ファイバBを通ってノード♯1に入ってくる光波長多重光から波長λ1の信号を取り出し、TPD21の入力ポートに接続されたWSS3の出力ポートに信号を出力するように設定する。WSS3は図4に示す構造であり、1×NスイッチによってTPD21の入力ポートに波長λ1の信号が向かうように設定する。
WSS1は、TPD21の出力ポートと接続されているAddポートに入力されてくる波長λ1の信号を、出力ポートに出力するように設定する。WSS1は図5に示す構造であり、N×1スイッチによって、TPD21の出力ポートから入力される波長λ1の信号を、WSS2を通過してきた波長多重光と合波し、WSS1の出力ポートから光ファイバAに出力するように設定する。
TPD21は、WSS3からの入力信号光をクライアント信号に変換し、SW41の入力ポートに出力する。また、SW42を介してTPD21に入力されるクライアント信号を波長λ1の光信号に変換し、WSS1のAddポートに入力されるように出力する。
SW41は2×1スイッチであり、TPD21からの入力信号をClient61の入力ポートに出力するよう設定する。SW42はClient61から入力されたクライアント信号をTPD21の入力ポートに出力するように設定する。Client61はクライアント信号をSW42に出力し、SW41からクライアント信号を入力する。
(2)ノード♯2
ノード♯2ではTPD31、TPD32、SW51、SW52、Client66をパス♯12の構成に使用し、TPD23、TPD24、SW43、SW44、Client62をパス♯24の構成に使用する。パス♯12はノード♯2のEast側に形成されるので、TPD32をパス♯12の現用系、TPD31をパス♯12の予備系に割当てる。
パス♯12には波長λ1がOSS20より割当てられているので、WSS6は光ファイバAを通ってノード♯2に入ってくる光波長多重光から波長λ1の信号を取り出し、TPD32の入力ポートに接続されたWSS6の出力ポートに信号を出力するように設定する。WSS6は、図4に示す構造であり、1×NスイッチによってTPD32の入力ポートに波長λ1の信号が向かうように設定する。
WSS8は、TPD32の出力ポートが接続されたAddポートに入力される波長λ1の信号を、WSS8の出力ポートに出力するように設定する。WSS8は、図5に示す構造であり、N×1スイッチによって、TPD32の出力ポートから入力される波長λ1の信号をWSS7を通過してきた波長多重光と合波し、WSS8の出力ポートから光ファイバBに出力するように設定する。
TPD32は、WSS6からの入力信号光をクライアント信号に変換し、SW51の入力ポートに出力する。また、SW52を介してTPD32に入力されるクライアント信号を波長λ1の光信号に変換し、WSS8のAddポートに入力されるように出力する。
SW51は2×1スイッチであり、TPD32からの入力信号をClient66に出力するように設定する。SW52はClient66から入力されたクライアント信号をTPD32の入力ポートに出力するように設定する。
Client66はクライアント信号をSW52に出力し、SW51からクライアント信号を入力する。
(2.1b)パス♯24
(1)ノード♯2
ノード♯2ではTPD23、TPD24、SW43、SW44、Client62をパス♯24の構成に使用する。パス♯24はノード♯2のWest側に形成されるので、TPD23をパス♯24の現用系、TPD24をパス♯24の予備系にそれぞれ割当てる。
パス♯24には波長λ2がOSSより割当てられているので、WSS7は光ファイバBを通ってノード♯2に入ってくる光波長多重光から波長λ2の信号を取り出し、TPD23の入力ポートに接続されたWSS7の出力ポートに信号を出力するように設定する。WSS7は図4に示す構造であり、1×NスイッチによってTPD23の入力ポートに波長λ2の信号が向かうように設定する。
WSS5は、TPD23の出力ポートが接続されたAddポートに入力される波長λ2の信号を、WSS5の出力ポートに出力するように設定する。WSS5は図5に示す構造であり、N×1スイッチによって、TPD23の出力ポートから入力される波長λ2の信号を、WSS6を通過してきた波長多重光と合波し、WSS5の出力ポートから光ファイバAに出力するように設定する。
TPD23は、WSS7からの入力信号光をクライアント信号に変換し、SW43の入力ポートに出力する。また、SW44を介してTPD23に入力されるクライアント信号を波長λ2の光信号に変換し、WSS5のAddポートに入力されるように出力する。
SW43は2×1スイッチであり、TPD23からの入力信号をClient62に出力するように設定する。SW44はClient62から入力されたクライアント信号をTPD23の入力ポートに出力するように設定する。
Client62はクライアント信号をSW44に出力し、SW43からクライアント信号を入力する。
(2)ノード♯3
ノード♯3では、パス♯24の光信号をDropしない。従って、WSS10および11の入力ポートに入ってきた波長λ2の信号をそれぞれのThroughポートに出力するよう設定する(通過)。
同時に、WSS10および11のThroughポートから出力された波長λ2の信号が、それぞれWSS9および12に入力されると、WSS9および12では波長λ2の信号をそのまま出力するように設定する(通過)。ノード♯3に光ファイバAを通って入ってくる波長多重光のうち、波長λ2の光信号は、WSS10および11を順に通過し、再び光ファイバAに収容され、ノード♯4へと向かう。光ファイバBからノード♯3に入ってくる波長多重光についても同様に、波長λ2の光信号はノード♯3を通過し、光ファイバBを通ってノード♯2に向かう。
(3)ノード♯4
ノード♯4ではTPD27、TPD28、SW47、SW48、Client64をパス♯24の構成に使用する。パス♯24はノード♯4のEast側に形成されるので、TPD28をパス♯24の現用系、TPD27をパス♯24の予備系に割当てる。
パス♯24には波長λ2がOSS20より割当てられているので、WSS4は光ファイバAを通ってノード♯4に入ってくる光波長多重光から波長λ2の信号を取り出し、TPD28の入力ポートに接続されたWSS14の出力ポートに信号を出力するように設定する。WSS14は図4に示す構造であり、1×NスイッチによってTPD28の入力ポートに波長λ2の信号が向かうように設定する。
WSS16は、TPD28の出力ポートが接続されたAddポートに入力される波長λ2の信号を、WSS16の出力ポートに出力するように設定する。WSS16は図5に示す構造であり、N×1スイッチによって、TPD28の出力ポートから入力される波長λ2の信号を、WSS15を通過してきた波長多重光と合波し、WSS5の出力ポートから光ファイバBに出力するように設定する。
TPD28は、WSS14からの入力信号光をクライアント信号に変換し、SW47の入力ポートに出力する。また、SW48を介してTPD28に入力されるクライアント信号を波長λ2の光信号に変換し、WSS16のAddポートに入力されるように出力する。
SW47は2×1スイッチであり、TPD28からの入力信号をClient64に出力するように設定する。SW48はClient64から入力されたクライアント信号をTPD28の入力ポートに出力するように設定する。
Client64はクライアント信号をSW48に出力し、SW47からクライアント信号を入力する。
(2)パス♯31
パス♯24と同様の方法で、ノード♯3とノード♯1との間の波長λ3で設定する。
(2.2)リング故障時の動作
故障復旧動作は、以下の手順で行われる。
(1)故障したリンク端ノードで故障検知し、リンク端ノードはOSS20に故障発生を報告する。
(2)OSS20による、故障パスに対する予備波長の割当て
このときの予備波長の割当て方法は二つある。
(i)OSS20は故障発生の報告を受けた順に、故障区間の光パスの予備系に予備波長を割り振る。予備波長は、リング上で未使用の波長の内、波長番号が若い順に選ぶ。
(ii)OSS20には、予め図2(b)のように、故障区間毎に現用パスに割当てる波長を決めて、リストとして保持してある。故障発生時にはリストの波長割当てに従い、予備波長を決定する。
(3)OSS20はリング上の全ノード♯1〜♯4に対して故障発生のアラームを送信する。
アラームには以下の情報が含まれる。
・故障リンクを通過している現用パスの波長と現用パスの経路
・予備パスに割り振る波長と予備パスの経路
(4)リング上の各ノード♯1〜♯4はOSS20から故障アラームを受け取ると、アラームに含まれる情報を基にノード♯1〜♯4のデバイスの設定を変更する。
・パス端ノード→TPDにおいて現用パスで使用している波長を、OSS20から指示された予備パスの波長に変更する。
・故障した現用パスの中継ノード→現用パスで使用していた波長を通過可能としていた設定を解除する。
・予備パスの中継ノード→予備パスに割り振られた波長を通過するように設定する。
(5)故障したパス端のノードにおいて予備パスに切り換える(光スイッチによってトラヒックの流れる向きを、現用パスの反対方向に切り換える)。
図3に示すBWPSRネットワークにおいて、ノード♯3とノード♯4との間で故障が起きた場合(図6に示す)を例にして、上述した手順によるBWPSRの故障復旧動作を説明する。なお、図6のBWPSRで上述した予備波長の割当て方法(ii)を行う場合には、OSS20が保持しているリストは図2(b)を使用する。
(1)ノード♯3とノード♯4との間で故障が発生
故障リンク端ノードである、ノード♯3とノード♯4とが故障を検知する。故障リンクにはパス♯24、パス♯31が存在し、パス♯24、パス♯31の順に故障を検知してOSS20に報告した。
(2)故障区間の現用光パスに対する予備波長の決定
・予備波長割当て方法(i)の場合
OSS20は故障発生の報告を受け、未使用波長の中から、パス♯24の予備(パス♯24p)にλ4を、パス♯31の予備(パス♯31p)にλを割当てる。割当てる波長は未使用波長の中から任意に選別した。
・予備波長割当て方法(ii)の場合
図2(b)に従って、パス♯24の予備(パス♯24p)にλ4を、パス♯31の予備(パス♯31p)にλ5を割当てる。
(3)アラームの送信
・予備波長割当て方法(i)の場合
OSS20は、リング上の全ノード♯1〜♯4に以下の情報を含む故障発生アラームを、パスの故障が報告された順に送信する。
(a)パス♯24の故障アラーム
(ア)故障リンク:ノード♯3〜ノード♯4
(イ)故障リンクを通過しているパス:パス♯24、パス♯31
(ウ)故障しているパスの経路と波長:パス♯24→ノード♯2−♯3−♯4、波長λ2
(エ)予備パスに割り振る経路と波長:パス♯24p→ノード♯4−♯1−♯2、波長λ4
(b)パス♯31の故障アラーム
(ア)故障リンク:ノード♯3〜ノード♯4
(イ)故障リンクを通過しているパス:パス♯24、パス31
(ウ)故障しているパスの経路と波長:パス♯31→ノード♯3−♯4−♯1、波長λ3
(エ)予備パスに割り振る経路と波長:パス♯31p→ノード♯1−♯2−♯3、波長λ5
・予備波長割当て方法(ii)の場合
OSSは故障の報告を受けると、図2(b)から、故障箇所(リンク)に対応する予備波長を決定し、一括してアラームを送信する。
(ア)故障リンク:ノード♯3〜ノード♯4
(イ)故障リンクを通過しているパス:パス♯24、パス♯31
(ウ)故障しているパスの経路と波長:
(1)パス♯24→ノード♯2−♯3−♯4、波長λ2
(2)パス♯31→ノード♯3−♯4−♯1、波長λ3
(エ)予備パスに割り振る経路と波長
(3)パス♯24p→ノード♯4−♯1−♯2、波長λ4
(4)パス♯31p→ノード♯1−♯2−♯3、波長λ5
(4)OSS20からの故障発生アラームを受け取った後の、各ノード♯1〜♯4のデバイス設定は(1)パス♯24、(2)パス♯31に分けて説明する。
(1)パス♯24
ノード♯1:
ノード♯1はパス♯24の予備であるパス♯24pが通過するノードである。従って、パス♯24pで使用する波長λ4がノード♯1を通過するように設定する。
WSS2、WSS3の入力ポートに入ってきた波長λ4の信号光は、それぞれのThroughポートに出力するように設定する(通過)。同時に、WSS2、WSS3のThroughポートから出力された波長λ4の信号光が、それぞれWSS1、WSS4に入力されると、WSS1、WSS4ではそのままThroughポートから出力するように設定する(通過)。
ノード♯2:
ノード♯2はパス♯24のパス端であるため、パス♯24で使用していた波長を、予備パスのパス♯24pで使用する波長λ4に変更するようにノードのデバイスを設定する。
TPD23の波長λ2の出力をOFFにし、TPD24から出力する波長をλ4に設定する。同時に、WSS5、WSS7において波長λ2の信号光をAdd/Dropする設定を解除し、WSS6、WSS8において波長λ4の信号光をAdd/Dropするように設定する。
ノード♯3:
ノード♯3はパス♯24が通過するノードである。従って、パス♯24が使用していた波長λ2がノード♯3を通過する設定を解除する。
ノード♯4:
ノード♯4はパス♯24のパス端であるため、パス♯24で使用していた波長を、予備パスのパス♯24pで使用する波長λ4に変更するようにノードのデバイスを設定する。
TPD28の波長λ2の出力をOFFにし、TPD27から出力する波長をλ4に設定する。同時に、WSS14、WSS15において波長λ2の信号光をAdd/Dropする設定を解除し、WSS13、WSS15において波長λ4の信号光をAdd/Dropするように設定する。
(2)パス♯31
パス♯24と同様に、予備パス♯31pの使用波長をλ5として各ノードのデバイスを設定する。
(5)パス端で、現用パスから予備パスに切り換える。
(1)パス♯24→パス♯24p
ノード♯2:
SW43の入力をTPD23の出力ポートからTPD24の出力ポートにスイッチし、SW44の出力ポートをTPD23の入力ポートからTPD24の入力ポートにスイッチすることで、現用のパス♯24で使用していたTPD23から、波長λ4を出力するように設定したTPD24に切り換える。
ノード♯4:
SW47の入力をTPD28の出力ポートからTPD27の出力ポートにスイッチし、SW48の出力ポートをTPD28の入力ポートからTPD27の入力ポートにスイッチすることで、現用のパス♯24で使用していたTPD28から、波長λ4を出力するように設定したTPD27に切り換える。
(2)パス♯31→パス♯31p
パス♯24の場合と同様に、予備パスに切り換える。
(第一実施例の変形)
第一実施例で用いた図3のノード構成の変形例を図7に示す。なお、ノード♯1の例を示す。
図3のノード構成では、故障時にパスを反対方向に切替えるために、現用系および予備系にそれぞれトランスポンダを一つずつ割り振っていた。故障が発生すると、トランスポンダ毎スイッチで切り替えていた。
図7に示す変形例では、トランスポンダは一つでよい(使用するトランスポンダは波長可変である)。現用系と予備系との切替えは、上り波長の現用・予備をSW42、SW50で制御し、下り波長の現用・予備をSW41、SW49で制御している。予備系に切替える際は、TPD21、TPD30の入力・出力の方向をスイッチする。同時に、TPD21、TPD30は使用波長を現用波長から予備波長のものに切替える。
図7に示すノード構成により、図3に示すノード構成に比べてトランスポンダの数を減らすことが可能となり、安価にノードを構成できる。
(第二実施例)
WSSを使わずに、リング上の未使用波長を任意に選び、故障リンクを通過する現用パスの予備パスに割当てることができるノード構成を図8に示す。
図8に示すノード構成は、WB(波長ブロッカー)90−1および90−2、光カプラ91−1〜91−4、TF(波長可変(チューナブル)フィルタ)92−1および92−2、TPD93−1および93−1、SW94−1および94−2、Client95により構成される。
パス端のノードにおいて、2個のTPD93−1および93−2(現用系、予備系)、2個のスイッチ94−1および94−2の構成が一本のパスを構成する際に必要となる。
第二実施例のノード構成では、光ファイバAに接続された光カプラ91−1、91−2、WB90−1、TF92−1が第一実施例のノード♯1におけるWSS1、WSS2と同等の機能(Add、Drop、Through)を実現している。
(1)WSS2のような任意波長を光ファイバAからDropする機能は、図8においてはWB90−1、光カプラ91−1、TF92−1によって実現している。光ファイバAを通ってノードに入ってきた波長多重光は、光カプラ91−1でWB90−1とTF92−1とが接続された方向に分岐される。TF92−1では、TF92−1の入力ポートに入ってきた多重波長光の内、Dropしたい波長のみを通過させ、TPD93−2の入力ポートに出力されるように設定する。WB90−1では、TF92−1を通過するように設定した波長をブロックするように設定する。
(2)WSS1のような任意波長を光ファイバAにAddする機能は、図8においては光カプラ91−2によって実現されている。光カプラ91−2は、TPD93−1から入力された信号光を、WB90−1をThroughしてきた波長多重光に合波し、光カプラ91−2の出力ポートから光ファイバAに放出する。
(3)WSS2のように、Dropする波長以外の信号光をThroughする機能は、図8においてはWB90−1によって実現している。WB90−1は、光カプラ91−1で分岐された波長多重光のうち、Dropする波長のみをブロックし、それ以外の波長光をWB90−1の出力ポートから光カプラ91−2が接続されている光ファイバに向けて放出する。
図8の光ファイバBについても上記と同様に、光カプラ91−3、光カプラ91−4、WB90−2、TF92−2が、第一実施例のノード♯1におけるWSS3、WSS4と同等の機能(Add、Drop、Through)を実現している。
故障時の動作は、第一実施例と同様に行う。
また、図9は、ノードのブロック構成を示す図であるが、各ノードは、図9に示すような構成を有する。なお、図9は、ノード♯1の例である。制御部103は、ここで説明する各処理を所定の順序に従って実行するための各部の制御を行う。記憶部104は、図2(b)に示すテーブルを含む各種経路情報を保持する。故障検出部100は、ネットワークの故障を検知する。アラーム生成部101は、上述したアラームを生成する。ハードウェア制御部102は、ハードウェア(すなわち、WSS、TPD、SW)の設定を行う。
(発明によって生じる効果)
第一実施例によると、WSSによって予備パスに対して(リング上で未使用な波長の中から)任意の波長を割当てられるようになり、予備系として現用系と同数の波長リソースを確保しておく必要が無くなる。結果として予備リソースは故障区間の光パスの本数だけあればよくなり、予備リソースを効果的に低減できる。
本発明は、BWPSRネットワークのリング切り換えに利用することにより、故障発生時のBWPSRプロテクション動作(切換動作)において、予備系として現用系と同数の波長リソースを確保しておく必要が無くなり、予備リソースを効果的に低減することに利用できる。
本発明の実施形態のBWPSRネットワークの一例を示す図である。 リングネットワークにおいて、故障区間に対して現用パスの予備パスにどの波長が使われるかを、従来方式と本発明方式とのそれぞれにおいて示した図である。 ノード間を2本の光ファイバ(光ファイバA、B)で接続し、4つのノード♯1〜♯4で構成されたBWPSRネットワークの通常時における概略図である。 ノードにおける光波長のDrop機能を実現するWSSの構成図である。 ノードにおける光波長のAdd機能を実現するWSSの構成図である。 図3に示すBWPSRネットワークにおいて、ノード♯3とノード♯4との間で故障が起きた場合の例を示す図である。 第一実施例で用いた図3のノード構成の変形例を示す図である。 WSSを使わずに、リング上の未使用波長を任意に選び、故障リンクを通過する現用パスの予備パスに割当てることができるノード構成を示す図である。 ノードのブロック構成を示す図である。 従来のWDMリングネットワークの概略図である。 故障発生時のBWPSRプロテクション動作(切換動作)を示す図である。
符号の説明
1〜16 WSS(波長選択分岐手段、波長選択挿入手段)
20 OSS(サーバ)
21〜30 TPD(波長変換出力手段)
41〜50 SW(スイッチ手段)
61〜65 Client
70、83、A、B 光ファイバ
71、80−1〜80−N 分波器
73−1〜73−N、82 合波器
100 故障検出部
101 アラーム生成部
102 ハードウェア制御部
103 制御部(決定する手段)
104 記憶部
♯12〜♯31、♯24p、♯31p パス
♯1〜♯4 ノード

Claims (10)

  1. 複数のノード複数の光ファイバリング状に接続されたリングネットワークであって、前記光ファイバを介して通信を行うノード間に論理通信路として設定されるパスにより前記ノード間で双方向の波長多重通信を行う波長多重光通信ネットワークにおいて、
    前記ノード数は偶数であり、前記パスは、時計回り方向および反時計回りの方向のいずれの方向にも選択してパスが形成できるように設定され、隣接するノードを接続するリンクに設定されるパス数はリングネットワークに設定されるパスの本数より1本少なく設定され、予備パスには、現用パスに設定される方向とは反対方向で異なる波長が割り当てられ、
    前記ノードは、
    前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐する波長選択分岐手段と、
    この波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換して前記ノードに接続されるクライアントに出力する波長変換出力手段と、
    クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入する波長選択挿入手段と
    を備え、
    前記パスで使用可能な波長に波長番号が付与され
    前記波長多重光通信ネットワークに前記パスに波長割当てを行うサーバを備え、
    このサーバは、前記ノード間の現用パスにおける光通信に故障が発生したときに、この現用パスに対応する予備パスにおいて使用される波長を前記リングネットワーク上で現用パスとして使用されていない波長の中から波長番号が若い順に選択して割り当てる手段を備えた
    ことを特徴とする波長多重光通信ネットワーク。
  2. 前記ノードは、
    クライアント毎に備えた現用系および予備系の2系統の前記波長変換出力手段と、
    クライアントに対し、前記2系統の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段と
    を備えた請求項1記載の波長多重光通信ネットワーク。
  3. 前記ノードは、
    現用パスおよび予備パスのそれぞれについて備えられた2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段と、
    クライアント毎に備えられた前記波長変換出力手段と、
    前記波長変換出力手段に対し、2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段と
    を備えた請求項1記載の波長多重光通信ネットワーク。
  4. 前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段は、所望する波長を限定的に透過するフィルタ手段を備えた請求項1記載の波長多重光通信ネットワーク。
  5. 請求項1記載の波長多重光通信ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐する波長選択分岐手段と、
    この波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換してクライアントに出力する波長変換出力手段と、
    クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入する波長選択挿入手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
  6. クライアント毎に備えた現用系および予備系の2系統の前記波長変換出力手段と、
    クライアントに対し、前記2系統の前記波長変換出力手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段と
    を備えた請求項5記載のノード。
  7. 現用パスおよび予備パスのそれぞれについて備えられた2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段と、
    クライアント毎に備えられた前記波長変換出力手段と、
    前記波長変換出力手段に対し、2系統の前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段のいずれかを選択して接続するスイッチ手段と
    を備えた請求項5記載のノード。
  8. 前記波長選択挿入手段および前記波長選択分岐手段は、所望する波長を限定的に透過するフィルタ手段を備えた請求項5記載のノード。
  9. 請求項1記載の波長多重光通信ネットワークが備えるサーバにおいて、
    ノード間の現用パスにおける光通信に故障が発生したときに、この現用パスに対応する予備パスにおいて使用される波長を現用パスとして使用されていない波長の中から波長番号が若い順に選択して割り当てる手段を備えた
    ことを特徴とするサーバ。
  10. 複数のノード複数の光ファイバリング状に接続されたリングネットワークであって、前記光ファイバを介して通信を行うノード間に論理通信路として設定されるパスにより前記ノード間で双方向の波長多重通信を行う波長多重光通信ネットワークにおける波長多重光通信方法において、
    前記ノード数は複数であり、前記パスは、時計回り方向および反時計回りの方向のいずれの方向にも選択してパスが形成できるように設定され、隣接するノードを接続するリンクに設定されるパス数はリングネットワークに設定されるパスの本数より1本少なく設定され、予備パスには、現用パスに設定された方向とは反対方向で異なる波長が割り当てられ、
    前記ノードの波長選択分岐手段が、前記パスを伝送する波長多重された光信号から所望の波長の光信号を分岐し、
    前記ノードの波長変換出力手段が、前記波長選択分岐手段により分岐された光信号の波長を所望の波長に変換して前記ノードに接続されるクライアントに出力し、
    前記ノードの波長選択挿入手段が、前記クライアントが送信し、前記波長変換出力手段が所望の波長に変換した光信号を前記パスを伝送する波長多重された光信号に挿入し、
    前記パスで使用可能な波長に波長番号を付与し、
    波長多重光通信ネットワークが備えられ、前記パスに波長割当てを行うサーバが、前記ノード間の現用パスにおける光通信に故障が発生したときに、この現用パスに対応する予備パスにおいて使用される波長を前記リングネットワーク上で現用パスとして使用されていない波長の中から波長番号が若い順に選択して割り当てる
    ことを特徴とする波長多重光通信方法。
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