JP2000151523A - ヘリカル型波長多重リング網 - Google Patents

ヘリカル型波長多重リング網

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JP2000151523A
JP2000151523A JP10315150A JP31515098A JP2000151523A JP 2000151523 A JP2000151523 A JP 2000151523A JP 10315150 A JP10315150 A JP 10315150A JP 31515098 A JP31515098 A JP 31515098A JP 2000151523 A JP2000151523 A JP 2000151523A
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optical
helical
optical fiber
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wavelength
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JP10315150A
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Hitoshi Obara
仁 小原
Kazuo Aida
一夫 相田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも1本の光ファイバをヘリカル状に
配置し、各ノード間に最短経路でチャネル設定を行う。 【解決手段】 ヘリカル状に設置された2周目がすべて
のノードからアクセス可能な長さを有する光ファイバ
と、ヘリカル状の光ファイバにアクセスするノードとの
間で、光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手段とを
備える。この分岐/挿入手段は、ノードからの光信号を
ヘリカル状の光ファイバの1周目に挿入する挿入手段
と、ヘリカル状の光ファイバの2周目とノードとの間で
光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手段とにより構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノードが光
ファイバによりリング状に接続され、各ノード間にメッ
シュ状に複数のチャネルが設定される光通信ネットワー
クにおいて、それらのチャネルが波長多重された光信号
である波長多重リング網に関する。特に、ノード間に設
定されるチャネル数が比較的多く、かつ接続パターンに
制約のないダイナミックな波長多重リング網に関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来の波長多重リング網の構
成例を示す。(a) は波長多重リング網の全体構成を示
し、(b) はノードの内部構成例を示す。
【0003】図において、ノード71−1〜71−4
は、光ファイバ72−1〜72−4を介してリング状に
接続される。各ノードは、他のノード宛ての光信号(ア
ッド信号)73−1〜73−4を波長多重して送信する
とともに、他のノードから送信された自ノード宛ての光
信号(ドロップ信号)74−1〜74−4を波長多重分
離して受信する。
【0004】各ノードの内部構成は同じであり、図20
(b) はノード71−3の内部構成を示す。75は波長分
離回路、76は波長分離された通過信号とドロップ信号
を含む光信号、77は光空間スイッチ、78は波長多重
する通過信号とアッド信号を含む光信号、79は波長多
重回路である。
【0005】光ファイバ72−2に波長多重された光信
号は、多重分離回路75で各波長(チャネル)の通過信
号とドロップ信号を含む光信号76に分離され、光空間
スイッチ77に入力される。光空間スイッチ77は、ノ
ード71−3のドロップ信号74−3とアッド信号73
−3を入れ替えるようにルーチングする。光空間スイッ
チ77でルーチングされた通過信号とアッド信号を含む
光信号78は波長多重回路79に入力され、波長多重し
て光ファイバ72−3に送出される。
【0006】ところで、本構成において、光ファイバに
多重される光信号チャネル数が例えば8〜16程度の小規
模のものであれば、ノードを構成する波長多重回路およ
び多重分離回路や光空間スイッチは実現可能である。し
かし、光信号チャネル数が32〜100 程度以上になると現
状のデバイスでは実現不可能となる。また、多数の波長
多重/分離回路を縦続接続することにより波長多重/分
離数を大きくできたとしても、光損失が大きくなり、各
チャネルの伝送帯域が小さくなる問題があった。
【0007】この問題を解決する方法として、複数のノ
ードにそれぞれ異なる受信帯域を割り当て、各ノードで
は割り当てられた受信帯域の光信号のみを分離してドロ
ップ信号とする構成法がある。このような波長多重網の
構成例を図21に示す。(a)は波長多重網の全体構成を
示し、(b) はノードの内部構成例を示す。
【0008】図21において、ノード83−1〜83−
4は、光カプラ84−1〜84−8を介して右回りおよ
び左回りの2本の光ファイバ81,82に接続される。
2本の光ファイバ81,82は双方向バスとして機能す
る。各ノードの受信帯域はそれぞれA1〜A4とする。
【0009】各ノードの内部構成は同様であり、図21
(b) はノード83−3の内部構成を示す。91−1は光
ファイバ81の光信号の一部を入力して帯域A3のドロ
ップ信号92−1を分離する波長分離回路、91−2は
光ファイバ82の光信号の一部を入力して帯域A3のド
ロップ信号92−2を分離する波長分離回路、93−1
は帯域A4のアッド信号94−1を波長多重して光ファ
イバ81に送信する波長多重回路、93−2は帯域A
1,A2のアッド信号94−2を波長多重して光ファイ
バ2に送信する波長多重回路である。
【0010】本構成では、各ノードで接続先のノードの
受信帯域に合わせて送信波長を選択することによりチャ
ネルが自動的に設定される。このため、光空間スイッチ
が不要となり、ノードを簡易化することができる。ま
た、ノードを通過する光信号は波長多重/分離回路を経
由しないので、光損失が小さく、各チャネルの伝送帯域
が小さくなることもない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図21の構
成において、例えばノード83−1からノード83−4
へ伝送する光信号は、光ファイバ81,82の両端が切
れているために、最短経路300を通ることができず、
光ファイバ81を介する最長経路301を通らざるをえ
ない。
【0012】本発明は、少なくとも1本の光ファイバを
ヘリカル状に配置し、各ノード間に最短経路でチャネル
設定を行うことができる波長多重リング網を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のヘリカル型波長
多重リング網は、ヘリカル状に設置された2周目がすべ
てのノードからアクセス可能な長さを有する光ファイバ
と、ヘリカル状の光ファイバにアクセスするノードとの
間で、光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手段とを
備える(請求項1)。
【0014】また、ヘリカル状に設置された2周目がす
べてのノードからアクセス可能な長さを有し、互いに逆
方向に光信号を伝送する2本の光ファイバと、ヘリカル
状の2本の光ファイバにアクセスするノードとの間で、
光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手段とを備える
(請求項2)。この2本の光ファイバの2周目の部分が
互いに重ならないような長さに設定してもよい(請求項
3)。
【0015】また、ヘリカル状に設置された2周目がす
べてのノードからアクセス可能な長さを有し、双方向に
光信号を伝送する光ファイバと、ヘリカル状の光ファイ
バにアクセスするノードとの間で、光信号を分岐および
挿入する分岐/挿入手段とを備える(請求項4)。この
ヘリカル状に2周した光ファイバの両端を接続し、その
接続位置に一方向の光信号の通過を阻止する第1の通過
阻止手段と、その接続位置から1周離れた位置に他方向
の光信号の通過を阻止する第2の通過阻止手段を備え、
右回りおよび左回りのヘリカルリングの始点および終点
の規定する(請求項5)。
【0016】また、一方向または双方向でヘリカル状に
2周した光ファイバの両端を接続し、各ノードの接続位
置の両側に、光ファイバの接続状態を変える2入力2出
力の光スイッチ回路を備え、右回りまたは左回りのヘリ
カルリングの始点および終点の位置を変化させる(請求
項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態:請求項1,
7)図1は、本発明のヘリカル型波長多重リング網の第
1の実施形態を示す。(a)はヘリカル型波長多重リング
網の全体構成を示し、(b) はノードの内部構成を示す。
【0018】図において、1は右回りで外側から内側に
ヘリカル状に2周目まで設置された光ファイバ、2−1
〜2−4はそれぞれ受信帯域が異なるノード、3−1〜
3−4はノード2−1〜2−4から光ファイバ1の1周
目に光信号を挿入する光カプラ、4−1〜4−4は光フ
ァイバ1の2周目から光信号を分岐してノード2−1〜
2−4に入力する光カプラである。すなわち、各ノード
から送信する光信号は光ファイバ1の1周目に挿入さ
れ、受信する光信号は光ファイバ1の2周目から分岐し
て取り出す。これは、光ファイバ1が左回りでも、内側
から外側にヘリカル状に設置されていても同様である。
【0019】ここで、光ファイバ1の2周目の長さは、
例えばリング全長からノード間の最短経路の中の最大長
Lを引いた値以上とし、全ノードに対して光ファイバ1
が2重になるようにする。
【0020】各ノードの内部構成は同様であり、図1
(b) はノード2−1の内部構成を示す。21はアッド信
号22を波長多重して光カプラ3−1から光ファイバ1
の1周目に送信する波長多重回路、23は光カプラ4−
1から光ファイバ1の2周目の光信号の一部を分岐入力
し、ドロップ信号24を分離する波長分離回路である。
【0021】例えば、ノード2−1からノード2−2に
チャネルを設定する場合には、ノード2−1がノード2
−2の受信帯域の中の未使用波長を割り当て、光カプラ
3−1を介して光ファイバ1の1周目に挿入する。この
信号は、光カプラ4−2を介してノード2−4に受信さ
れる(転送経路200)。このとき、光カプラ4−2で
ノード2−2へ分岐した残りの光信号(残留光信号)
は、光ファイバ1の2周目を伝搬するが、最終的にリン
グが切れているためにリング上を周回することはない。
なお、一般にリングの端部には、光信号の反射を防ぐた
めの光終端器などが設置される。
【0022】このように、本実施形態の構成では、光フ
ァイバ1の1周目に対しては光信号の挿入のみを行い、
2周目から光信号を分岐することにより、光信号の干渉
なしに任意のノード間にチャネルを設定することができ
る。
【0023】(第2の実施形態:請求項1,8)図2
は、本発明のヘリカル型波長多重リング網の第2の実施
形態を示す。(a)はヘリカル型波長多重リング網の全体
構成を示し、(b) はノードの内部構成を示す。
【0024】第1の実施形態では、チャネルを設定する
ノードによって転送経路がヘリカルリングを1周以上す
ることがあり、必ずしも最短経路でチャネル設定が行わ
れるとは限らない。本実施形態の特徴は、入力する位置
を工夫することにより、最短経路でのチャネル設定を可
能にするところにある。
【0025】図において、1は右回りで外側から内側に
ヘリカル状に2周目まで設置された光ファイバ、2−1
〜2−4はそれぞれ受信帯域が異なるノード、3−1〜
3−4はノード2−1〜2−4から光ファイバ1の1周
目に光信号を挿入する光カプラ、4−1〜4−4はノー
ド2−1〜2−4と光ファイバ1の2周目との間で光信
号の分岐/挿入を行う光カプラである。すなわち、各ノ
ードから送信する光信号は光ファイバ1の1周目または
2周目のいずれかに挿入され、受信する光信号は光ファ
イバ1の2周目から分岐して取り出す。これは、光ファ
イバ1が左回りでも、内側から外側にヘリカル状に設置
されていても同様である(第3の実施形態参照)。
【0026】ここで、光ファイバ1の2周目の長さは、
例えばリング全長からノード間の最短経路の中の最大長
Lを引いた値以上とし、全ノードに対して光ファイバ1
が2重になるようにする。
【0027】各ノードの内部構成は同様であり、図2
(b) はノード2−1の内部構成を示す。21−1はアッ
ド信号22−1を波長多重して光カプラ3−1から光フ
ァイバ1の1周目に送信する波長多重回路、21−2は
アッド信号22−2を波長多重して光カプラ4−1から
光ファイバ1の2周目に送信する波長多重回路、23は
光カプラ4−1から光ファイバ1の光信号の一部を分岐
入力し、ドロップ信号24を分離する波長分離回路であ
る。
【0028】ここで、各ノードの相対位置について、右
回りの光ファイバ1の伝送方向に従って上流側、下流側
とする。本実施形態では、下流側ノードとの間にチャネ
ルを設定する場合には、光ファイバ1の2周目に光信号
を挿入する。また、上流側ノードとの間にチャネルを設
定する場合には、光ファイバ1の1周目に光信号を挿入
する。
【0029】例えば、ノード2−3(上流側)からノー
ド2−4(下流側)にチャネルを設定する場合には、ノ
ード2−3がノード2−4の受信帯域の中の未使用波長
を割り当て、光カプラ4−3を介して光ファイバ1の2
周目に挿入する。この信号は、光カプラ4−4を介して
ノード2−4に受信される(転送経路201)。このと
き、ノード2−3はノード2−4宛ての光信号を光カプ
ラ3−3を介して光ファイバ1の1周目に挿入してもよ
いが、その光信号は光ファイバ1を1周以上して光カプ
ラ4−4を介してノード2−4に受信されることにな
る。したがって、前者の方が最短経路でチャネル設定を
行うことができる。
【0030】また、ノード2−3(下流側)からノード
2−1(上流側)にチャネルを設定する場合には、ノー
ド2−3がノード2−1の受信帯域の中の未使用波長を
割り当て、光カプラ3−3を介して光ファイバ1の1周
目に送信する。この信号は、光カプラ4−1を介してノ
ード2−1に受信される(転送経路202)。このと
き、光カプラ4−1でノード2−1へ分岐した残りの光
信号(残留光信号)は、光ファイバ1の2周目を伝搬す
るが、最終的にリングが切れているためにリング上を周
回することはない。これは、上流側ノードから下流側ノ
ードへのチャネル設定でも同様である。なお、一般にリ
ングの端部には、光信号の反射を防ぐための光終端器な
どが設置される。
【0031】このように、本実施形態の構成では、光フ
ァイバ1の1周目に対しては光信号の挿入のみを行い、
2周目に対して光信号の分岐/挿入を行う。すなわち、
各ノードの波長分離回路23は1つでよく、図21の従
来構成のように2系列の波長分離回路を用意する必要は
ない。さらに、下流側ノード宛ての光信号は光ファイバ
1の2周目に挿入し、上流側ノード宛てに光信号は光フ
ァイバ1の1周目に挿入することにより、光信号の干渉
なしに任意のノード間に最短経路でチャネルを設定する
ことができる。
【0032】(第3の実施形態:請求項2,8)図3
は、本発明の波長多重リング網の第3の実施形態を示
す。(a) はヘリカル型波長多重リング網の全体構成を示
し、(b) はノードの内部構成を示す。
【0033】第2の実施形態は、光ファイバの伝送方向
が一方向であるために、リング網全体からみると、すべ
てのチャネルが最短経路で設定されるとは限らない。本
実施形態の特徴は、2つのヘリカル状の光ファイバを双
方向に設置することにより、リング網全体からみて各チ
ャネルを最短経路で設定可能にするところにある。
【0034】図において、1−1は右回りで外側から内
側にヘリカル状に設置された光ファイバ、1−2は左回
りで内側から外側にヘリカル状に設置された光ファイ
バ、2−1〜2−4はそれぞれ受信帯域が異なるノー
ド、3−1〜3−4はノード2−1〜2−4から光ファ
イバ1−1の1周目(外側)に光信号を挿入する光カプ
ラ、4−1〜4−4はノード2−1〜2−4と光ファイ
バ1−1の2周目(内側)との間で光信号の分岐/挿入
を行う光カプラ、3−5〜3−8はノード2−4〜2−
1から光ファイバ1−2の1周目(内側)に光信号を挿
入する光カプラ、4−5〜4−8はノード2−4〜2−
1と光ファイバ1−2の2周目(外側)との間で光信号
の分岐/挿入を行う光カプラである。すなわち、各ノー
ドから送信する光信号は光ファイバ1−1,1−2の1
周目または2周目のいずれかに挿入され、受信する光信
号は光ファイバ1−1,1−2の2周目から分岐して取
り出す。
【0035】各ノードの内部構成は同様であり、図3
(b) はノード2−1の内部構成を示す。21−1はアッ
ド信号22−1を波長多重して光カプラ3−1から光フ
ァイバ1−1の1周目に送信する波長多重回路、21−
2はアッド信号22−2を波長多重して光カプラ4−1
から光ファイバ1−1の2周目に送信する波長多重回
路、23−1は光カプラ4−1から光ファイバ1−1の
光信号の一部を分岐入力してドロップ信号24−1を分
離する波長分離回路である。さらに、21−3はアッド
信号22−3を波長多重して光カプラ3−8から光ファ
イバ1−2の1周目に送信する波長多重回路、21−4
はアッド信号22−4を波長多重して光カプラ4−8か
ら光ファイバ1−2の2周目に送信する波長多重回路、
23−2は光カプラ4−8から光ファイバ1−2の光信
号の一部を分岐入力してドロップ信号24−2を分離す
る波長分離回路である。
【0036】本実施形態では、任意のノード間に最短経
路でチャネルを設定する際に、最短経路となる光ファイ
バ1−1,1−2のいずれかを選択し、それに応じて下
流側ノードとの間にチャネルを設定する場合には、光フ
ァイバ1−1または1−2の2周目に挿入する。また、
上流側ノードとの間にチャネルを設定する場合には、光
ファイバ1−1または1−2の1周目に挿入する。
【0037】例えば、ノード2−1からノード2−3に
チャネルを設定する際に、光ファイバ1−1を使用する
場合には上流側から下流側へのチャネル設定であるの
で、ノード2−1がノード2−3の受信帯域の中の未使
用波長を割り当て、光カプラ4−1を介して光ファイバ
1−1の2周目に挿入する。この信号は、光カプラ4−
3を介してノード2−3に受信される(転送経路20
3)。また、光ファイバ1−2を使用する場合には下流
側から上流側へのチャネル設定であるので、光カプラ3
−8を介して光ファイバ1−2の1周目に挿入する。こ
の信号は、光カプラ4−6を介してノード2−3に受信
される(転送経路204)。このように2つの転送経路
203、204の設定が可能であるが、そのうちの最短
経路が選択される。
【0038】なお、光カプラ4−3,4−6でノード2
−3へ分岐した残りの光信号(残留光信号)は、光ファ
イバ1−1,1−2の2周目を伝搬するが、最終的にリ
ングが切れているためにリング上を周回することはな
い。なお、一般にリングの端部には、光信号の反射を防
ぐための光終端器などが設置される。
【0039】このように、本実施形態の構成では、光フ
ァイバ1−1,1−2で双方向のヘリカルリングを形成
することにより、光信号の干渉なしに任意のノード間に
最短経路でチャネルを設定することができる。
【0040】(第4の実施形態:請求項3)図4は、本
発明の波長多重リング網の第4の実施形態を示す。(a)
はヘリカル型波長多重リング網の全体構成を示し、(b)
はノードの内部構成を示す。
【0041】第3の実施形態は、双方向のヘリカルリン
グが完全に2重構成(ノードからみて光ファイバが4
重)になっているために、任意のノード間に2つの転送
経路の設定が可能であるが、最短経路でのチャネル設定
という観点からは光ファイバ長が冗長になっている。本
実施形態の特徴は、第3の実施形態の構成において、双
方向にヘリカル状に設置される各光ファイバ1−1,1
−2の長さを必要最小限に抑えるところにある。すなわ
ち、光ファイバ1−1,1−2の2周目の部分が互いに
重ならないようにし、各ノードからみて光ファイバが3
重になるようにする。
【0042】ここで、一方の光ファイバの2周目の長さ
の最小値はノード間の最短経路の中の最大長Lであり、
最大値はリング全長からノード間の最短経路の中の最大
長Lを引いた値となる。例えば、ノード数をN(4以上
の整数)とすると、光ファイバ1−1の2周目は、2以
上(N+1)/2を越えない整数Mのノードに接続可能
な長さとする。このとき、光ファイバ1−2の2周目
は、N−Mのノードに接続可能な長さとする。
【0043】図4において、3−1,3−2はノード2
−1,2−2から光ファイバ1−1の1周目に光信号を
挿入する光カプラ、4−1〜4−4はノード2−1〜2
−4と光ファイバ1−1の1,2周目との間で光信号の
分岐/挿入を行う光カプラ、3−5,3−6はノード2
−4,2−3から光ファイバ1−2の1周目に光信号を
挿入する光カプラ、4−5〜4−8はノード2−4〜2
−1と光ファイバ1−2の1,2周目との間で光信号の
分岐/挿入を行う光カプラである。すなわち、光ファイ
バ1−1の2周目は、ノード2−1,2−2と光カプラ
4−1,4−2を介して接続される。光ファイバ1−2
の2周目は、ノード2−4,2−3と光カプラ4−5,
4−6を介して接続される。
【0044】各ノードの内部構成は同様であり、図4
(b) はノード2−1の内部構成を示す。図3(b) に示す
第3の実施形態のノード2−1に対して、波長多重回路
21−3が省かれている他は同じ構成である。
【0045】本実施形態では、任意のノード間に最短経
路でチャネルを設定する際に、最短経路となる光ファイ
バ1−1,1−2のいずれかを選択し、ノードの接続位
置に応じて光ファイバ1−1または1−2の1周目また
は2周目に挿入する。
【0046】例えば、ノード2−1からノード2−2に
チャネルを設定する場合には、ノード2−1がノード2
−2の受信帯域の中の未使用波長を割り当て、光カプラ
4−1を介して光ファイバ1−1の2周目に挿入する。
この信号は、光カプラ4−2を介してノード2−2に最
短経路で受信される(転送経路205)。
【0047】ノード2−1からノード2−3にチャネル
を設定する場合には、ノード2−1がノード2−3の受
信帯域の中の未使用波長を割り当て、光カプラ3−1を
介して光ファイバ1−1の1周目に挿入する。この信号
は、光カプラ4−3を介してノード2−3に受信される
(転送経路206)。また、光カプラ4−8を介して光
ファイバ1−2の1周目に挿入する。この信号は、光カ
プラ4−6を介してノード2−3に受信される(転送経
路207)。このように各光ファイバの2周目の長さが
ほぼ等しい場合には、2つの転送経路206、207の
設定が可能であるが、各光ファイバの2周目部分の長さ
を相違させることにより、任意のノード間の最短経路は
1つとなる。
【0048】(第5の実施形態:請求項4)図5は、本
発明の波長多重リング網の第5の実施形態を示す。(a)
はヘリカル型波長多重リング網の全体構成を示し、(b)
はノードの内部構成を示す。
【0049】本実施形態の特徴は、第3の実施形態の2
本のヘリカルリングの伝送方向が反対であるので、これ
らを1つの光ファイバに波長多重することにより、1本
のヘリカルリングに集約するところにある。
【0050】図において、5は右回りは外側から内側
に、左回りは内側から外側にヘリカル状に設置された双
方向の光ファイバ、2−1〜2−4はそれぞれ受信帯域
が異なるノードである。6−1〜6−4は、ノード2−
1〜2−4から光ファイバ5の右回り1周目(外側)に
光信号を挿入し、光ファイバ5の左回り2周目(外側)
との間で光信号の分岐/挿入を行う光カプラであり、図
2に示す光カプラ3−1と4−8〜光カプラ3−4と4
−5に対応する。7−1〜7−4は、ノード2−1〜2
−4から光ファイバ5の左回り1周目(内側)に光信号
を挿入し、光ファイバ5の右回り2周目(内側)との間
で光信号の分岐/挿入を行う光カプラであり、図2に示
す光カプラ3−8と4−1〜光カプラ3−5と4−4に
対応する。
【0051】各ノードの内部構成は同様であり、図5
(b) はノード2−1の内部構成を示す。波長多重回路2
1−1〜21−4およびアッド信号22−1〜22−
4、波長分離回路23−1,23−2およびドロップ信
号24−1,24−2は、図3(b) に示すノード2−1
の各部に対応する。波長多重回路21−1で波長多重さ
れたアッド信号22−1は、光サーキュレータ25−1
を介して光カプラ6−1から光ファイバ5の右回り1周
目(外側)に挿入される。波長多重回路21−2で波長
多重されたアッド信号22−2は、光アイソレータ26
−1を介して光カプラ7−1から光ファイバ5の右回り
2周目(内側)に挿入される。光カプラ7−1で、光フ
ァイバ5の右回り2周目(内側)から分岐された光信号
は、光サーキュレータ25−2を介して波長分離回路2
3−1に入力され、ドロップ信号24−1が分離され
る。
【0052】波長多重回路21−3で波長多重されたア
ッド信号22−3は、光サーキュレータ25−2を介し
て光カプラ7−1から光ファイバ5の左回り1周目(内
側)に挿入される。波長多重回路21−4で波長多重さ
れたアッド信号22−4は、光アイソレータ26−2を
介して光カプラ6−1から光ファイバ5の左回り2周目
(外側)に挿入される。光カプラ6−1で、光ファイバ
5の左回り2周目(外側)から分岐された光信号は、光
サーキュレータ25−1を介して波長分離回路23−2
に入力され、ドロップ信号24−2が分離される。
【0053】図3に示す第3の実施形態と図5に示す第
5の実施形態は、各部の対応関係で示したように論理的
に等価であり、各ノード間のチャネル設定は同様に最短
経路で設定することができる。ただし、光ファイバに挿
入する光信号と逆方向から分岐されてくる光信号を分離
するために、光サーキュレータ25−1,25−2が用
いられる。また、双方向の光ファイバに対して光カプラ
を介して光信号を挿入するために、逆方向から分岐され
てくる光信号を遮断するために光アイソレータ26−
1,26−2が用いられる。
【0054】(第6の実施形態:請求項5)図6は、本
発明の波長多重リング網の第6の実施形態を示す。本実
施形態は、第5の実施形態の変形例である。ここでは、
左回りの光信号を通過し、右回りの光信号を阻止する光
アイソレータ31と、右回りの光信号を通過し、左回り
の光信号を阻止する光アイソレータ32を介して光ファ
イバ5を閉ループ接続する。
【0055】すなわち、光アイソレータ31を始点に、
右回りに外側から内側に2周して光アイソレータ31に
達する経路で、図3の光ファイバ1−1に対応する経路
が形成される。一方、光アイソレータ32を始点に、左
回りに外側から内側に2周して光アイソレータ32に達
する経路で、図3の光ファイバ1−2に対応する経路が
形成される。なお、図3の光ファイバ1−2は、内側か
ら外側にヘリカル状に配置されたものであるが、これを
外側から内側とし、さらに波長多重によって光ファイバ
1−1,1−2を1本にした場合に図6のような構成に
なる。
【0056】ノード2−1〜2−4から光ファイバ5の
右回りおよび左回り1周目に光信号を挿入する光カプラ
8−1〜8−4は、図3に示す光カプラ3−1と3−8
〜光カプラ3−4と3−5に対応する。光ファイバ5の
右回りおよび左回り2周目との間で光信号の分岐/挿入
を行う光カプラ9−1〜9−4は、図3に示す光カプラ
4−1と4−8〜光カプラ4−4と4−5に対応する。
【0057】各ノードの内部構成は同様であり、図6
(b) はノード2−1の内部構成を示す。波長多重回路2
1−1〜21−4およびアッド信号22−1〜22−
4、波長分離回路23−1,23−2およびドロップ信
号24−1,24−2は、図3(b) に示すノード2−1
の各部に対応する。波長多重回路21−1で波長多重さ
れたアッド信号22−1は、光アイソレータ26−1を
介して光カプラ8−1から光ファイバ5の右回り1周目
に挿入される。波長多重回路21−2で波長多重された
アッド信号22−2は、光サーキュレータ25−1を介
して光カプラ9−1から光ファイバ5の右回り2周目に
挿入される。光カプラ9−1で、光ファイバ5の右回り
2周目から分岐された光信号は、光サーキュレータ25
−2を介して波長分離回路23−1に入力され、ドロッ
プ信号24−1が分離される。
【0058】波長多重回路21−3で波長多重されたア
ッド信号22−3は、光アイソレータ26−2を介して
光カプラ8−1から光ファイバ5の左回り1周目に挿入
される。波長多重回路21−4で波長多重されたアッド
信号22−4は、光サーキュレータ25−2を介して光
カプラ9−1から光ファイバ5の左回り2周目に挿入さ
れる。光カプラ9−1で、光ファイバ5の左回り2周目
から分岐された光信号は、光サーキュレータ25−1を
介して波長分離回路23−2に入力され、ドロップ信号
24−2が分離される。
【0059】本実施形態では、任意のノード間に最短経
路でチャネルを設定する際に、最短経路となる光ファイ
バ5の伝送方向を選択し、その1周目または2周目に挿
入する。
【0060】例えば、ノード2−1からノード2−3に
チャネルを設定する場合には、ノード2−1がノード2
−3の受信帯域の中の未使用波長を割り当て、光カプラ
8−1を介して光ファイバ5の左回り1周目に挿入す
る。この信号は、光アイソレータ31を通過し、光カプ
ラ9−3を介してノード2−3に受信される(転送経路
209)。または、光カプラ9−1を介して光ファイバ
5の右回り2周目に挿入する。この信号は、光カプラ9
−3を介してノード2−3に受信される。このように2
つの転送経路の設定が可能であるが、そのうちの最短経
路が選択される。
【0061】なお、光カプラ9−3でノード2−3へ分
岐した残りの光信号(残留光信号)は、光ファイバ5を
左回りまたは右回りに伝搬するが、光アイソレータ32
または31で阻止されるので、リング上を周回すること
はない。
【0062】ノード2−3からノード2−1にチャネル
を設定する場合には、ノード2−1がノード2−3の受
信帯域の中の未使用波長を割り当て、光カプラ8−3を
介して光ファイバ5の右回り1周目に挿入する。この信
号は、光アイソレータ32を通過し、光カプラ9−1を
介してノード2−1に受信される(転送経路210)。
また、光カプラ9−3を介して光ファイバ5の左回り2
周目に挿入する。この信号は、光カプラ9−1を介して
ノード2−1に受信される。このように2つの転送経路
の設定が可能であるが、そのうちの最短経路が選択され
る。
【0063】なお、光カプラ9−1でノード2−1へ分
岐した残りの光信号(残留光信号)は、光ファイバ5を
右回りまたは左回りに伝搬するが、光アイソレータ31
または32で阻止されるので、リング上を周回すること
はない。
【0064】また、本実施形態では、伝送方向別に通過
と阻止を選択する素子として光アイソレータを用いた例
を示したが、右回りの光信号と左回りの光信号の伝送帯
域を相違させ、光アイソレータ31,32の位置に各伝
送帯域を阻止する帯域阻止フィルタを配置するようにし
てもよい。
【0065】(第7の実施形態:請求項6)図7は、本
発明の波長多重リング網の第7の実施形態を示す。本実
施形態の特徴は、第2の実施形態(光ファイバの伝送方
向が一方向)の構成において、光ファイバ1の始点と終
点を接続し、光ファイバの断線または光ファイバ内に挿
入される光増幅器(図面では省略)の故障が発生した場
合に、切り替えにより正常動作に復旧させる機能を実現
するところにある。
【0066】図において、光ファイバ1、ノード2−1
〜2−4、光カプラ3−1〜3−4、光カプラ4−1〜
4−4は、第2の実施形態と同じ構成である。ただし、
光ファイバ1の始点と終点が接続が接続され、全体で1
本のヘリカルリングを構成している。さらに、各ノード
の接続位置の前後に2入力2出力の光スイッチ回路(以
下「2×2光スイッチ回路」という)40−1〜40−
8を挿入する。
【0067】各2×2光スイッチ回路は、図7(b) に示
すように、1×2光スイッチ41−1,41−2と2×
1光スイッチ42−1,42−2を内部リンク43−1
〜43−4を介して接続した構成である。各1×2光ス
イッチおよび2×1光スイッチは、それぞれ独立に2本
の出力または入力の一方を選択できる。したがって、そ
の接続パターンは、図7(c) に示す1×2光スイッチ4
1−1と2×1光スイッチ42−1が内部リンク43−
1を介して接続されるパターン等、その他図7(d) 〜
(h) に示すように全部で6通りになる。
【0068】図8は、第7の実施形態の動作例1を示
す。(a) は、2×2光スイッチ回路40−1が図7(d)
の接続パターンを有し、2×2光スイッチ回路40−2
〜40−8が図7(e) の接続パターンを有し、図2に示
す第2の実施形態と同じ構成である。すなわち、Sが始
点となり、Eが終点となる。ここで、光ファイバ1の1
周目で、2×2光スイッチ回路40−5と40−6との
間に障害44が発生したとする。この状態は、各ノード
で受信する光信号または光信号とは別の監視用光パイロ
ット信号などにより検知される(公知技術)。
【0069】障害検出後、図8(b) に示すように、障害
44の両側に位置する2×2光スイッチ回路40−5,
40−6を図7(f),(d) の接続パターンに変更し、2×
2光スイッチ回路40−1を図7(h) の接続パターンに
変更する。その他の2×2光スイッチ回路の接続パター
ンは不変とする。これにより、光ファイバ1は、Sが始
点となり、Eが終点となる新たなヘリカルリングが形成
され、光ファイバ1の障害に影響されずにノード間のチ
ャネル設定が可能となる。図2に示す第2の実施形態と
比較すると、ヘリカルリングの切れ目が変更になっただ
けで、光ファイバ1の1周目(外側)および2周目(内
側)と各ノードとの接続関係は同じであるので、ノード
内の接続や光信号への波長割り当てには変更はない。
【0070】図9は、第7の実施形態の動作例2を示
す。(a) は、図8(b) の動作例1の状態の障害44が復
旧し、新たに光ファイバ1の2周目で、2×2光スイッ
チ回路40−3と40−4との間に障害45が発生した
状態を示す。この障害検出後、図9(b) に示すように、
2×2光スイッチ回路40−5,40−6を図7(e) の
接続パターンに戻し、障害箇所の下流側に位置する2×
2光スイッチ回路40−4を図7(f) の接続パターンに
変更する。その他の2×2光スイッチ回路の接続パター
ンは不変とする。これにより、光ファイバ1は、Sが始
点となり、Eが終点となる新たなヘリカルリングが形成
され、光ファイバ1の障害に影響されずにノード間のチ
ャネル設定が可能となる。
【0071】一般的には、障害発生によりリングの始点
と終点の位置を変更して障害箇所を切り離す対応とな
る。すなわち、障害位置が光ファイバ1の1周目であれ
ば、その両側の2×2光スイッチ回路と、当初のリング
の切り目であった2×2光スイッチ回路40−1を図8
(b) のように変更する。また、障害位置が光ファイバ1
の2周目であれば、その下流側の2×2光スイッチ回路
と、当初のリングの切り目であった2×2光スイッチ回
路40−1を図9(b) のように変更する。これにより、
ノード内の接続を変えることなく障害位置を切り離すこ
とができ、高信頼なリング網を構築することができる。
【0072】なお、本実施形態は、伝送方向が一方向の
光ファイバ1を用いる第2の実施形態に適用したもので
あるが、例えば第5の実施形態に示す双方向の光ファイ
バ5についても同様に適用することができる。
【0073】(第8の実施形態:請求項9)図10は、
本発明の波長多重リング網の第8の実施形態を示す。
(a) はヘリカル型波長多重リング網の全体構成(図3
(a) と同じ)を示し、(b) はノードの内部構成を示す。
【0074】図3に示す第3の実施形態の構成は、双方
向でヘリカル状に設置される2本の光ファイバが完全に
2重構成(ノードからみて光ファイバが4重)になって
いるために、任意のノード間に2つの転送経路の設定が
可能である。また、第3の実施形態の構成は、2本の光
ファイバを同一のケーブルに収容することが可能である
が、ケーブル全体が切断されるような事態になると、双
方向のヘリカルリングが同時に障害となる。
【0075】本実施形態の特徴は、第3の実施形態の冗
長構成を利用し、双方向のヘリカルリングに同時障害が
発生した場合に、受信側の切り替えにより正常動作を維
持するところにある。すなわち、図10(b) に示すよう
に、ノードの内部構成を変更する。
【0076】図3(b) に示すノード2−1の波長多重回
路21−1,21−3から出力される光信号は、光カプ
ラ3−1,3−8を介してそれぞれ独立に光ファイバ1
−1,1−2の1周目に挿入される。本実施形態では、
波長多重回路21−1,21−3を1つの波長多重回路
21−1とし、出力される光信号を光カプラ27−1で
2分岐し、光カプラ3−1,3−8を介して同時に光フ
ァイバ1−1,1−2の1周目に挿入する。また、同様
に波長多重回路21−2,21−4を1つの波長多重回
路21−2とし、出力される光信号を光カプラ27−2
で2分岐し、光カプラ3−1,3−8を介して同時に光
ファイバ1−1,1−2の2周目に挿入する。なお、光
ファイバ1−1,1−2の1周目または2周目のいずれ
に挿入するかは、宛先のノード位置(下流側か、上流側
か)に応じて第3の実施形態と同様の原理に基づいて選
択される。
【0077】また、図11に示すように、図3(b) の波
長多重回路21−1,21−4、波長多重回路21−
2,21−3をそれぞれ1つの波長多重回路21−1,
21−2に置き換え、光カプラ27−1,27−2でそ
れぞれ2分岐する2重化構成としてもよい。この場合に
は、2重化された光信号は、光ファイバ1−1の1周目
と光ファイバ1−2の2周目、または光ファイバ1−1
の2周目と光ファイバ1−2の1周目にそれぞれ挿入さ
れる。
【0078】図10(b) および図11(b) のいずれの場
合でも、宛先のノードには、光ファイバ1−1,1−2
の2周目の光カプラ4−1,4−8を介して2重化され
た光信号が受信され、波長分離回路23−1,23−2
でそれぞれ波長分離される。受信したnチャネルの各2
つの光信号は、例えば図12に示す2×1光スイッチ2
8−1〜28−nで、各チャネルごとにそれぞれ正常な
方が選択されて出力される。
【0079】ここで、ノード2−1からノード2−3に
チャネルを設定する場合に、図10の構成では、波長多
重回路21−1から光カプラ3−1、光ファイバ1−
1、光カプラ4−3を介する転送経路211と、光カプ
ラ3−8、光ファイバ1−2、光カプラ4−6を介する
転送経路212の2経路で2重化される。また、図11
の構成では、波長多重回路21−2から光カプラ4−
1、光ファイバ1−1、光カプラ4−3を介する転送経
路213と、光カプラ3−8、光ファイバ1−2、光カ
プラ4−6を介する転送経路214の2経路で2重化さ
れる。このとき、図10(a),図11(a) に示すように、
ノード2−1と2−2との間で光ファイバ1−1,1−
2に障害46,47が発生しても、転送経路212また
は214を介してノード2−1とノード2−3との間の
チャネル設定を行うことができる。
【0080】また、図12に示す2×1光スイッチ28
に、2系列の受信信号の遅延時間差を吸収するメモリ等
を配置することにより、無瞬断での切り替え機能を実現
することができる。これにより、光ファイバの故障のみ
ならず、ノードや光ファイバの保守点検作業をサービス
を中断することなく実現できる。
【0081】(第9の実施形態:請求項9)図13は、
本発明の波長多重リング網の第9の実施形態を示す。
(a) はヘリカル型波長多重リング網の全体構成(図5
(a) と同じ)を示し、(b) はノードの内部構成を示す。
【0082】本実施形態の特徴は、第3の実施形態(図
3)と第8の実施形態(図10)の関係を、第5の実施
形態(図5)に適用したところにある。すなわち、第3
の実施形態と等価な第5の実施形態の冗長構成を利用
し、双方向の光ファイバ5に障害が発生した場合でも、
受信側の切り替えにより正常動作を維持するようにす
る。
【0083】図13において、図5に示す波長多重回路
21−1,21−3を1つの波長多重回路21−1と
し、出力される光信号を光カプラ27−1で2分岐し、
光サーキュレータ25−1,25−2および光カプラ6
−1,7−1を介して同時に光ファイバ5に逆方向に挿
入する。また、同様に波長多重回路21−2,21−4
を1つの波長多重回路21−2とし、出力される光信号
を光カプラ27−2で2分岐し、光アイソレータ26−
1,26−2および光カプラ7−1,6−1を介して同
時に光ファイバ5に逆方向に挿入する。
【0084】宛先のノードには、光ファイバ5から光カ
プラ6−1,7−1を介して2重化された光信号が受信
され、光サーキュレータ25−1,25−2を介して波
長分離回路23−1,23−2に入力され、それぞれ波
長分離される。受信したnチャネルの各2つの光信号
は、2×1光スイッチ28−1〜28−nで、各チャネ
ルごとにそれぞれ正常な方が選択されて出力される。
【0085】図14は、本発明の波長多重リング網の第
9の実施形態の変形を示す。(a) はヘリカル型波長多重
リング網の全体構成(図5(a) と同じ)を示し、(b) は
ノードの内部構成を示す。
【0086】本実施形態の特徴は、第3の実施形態(図
3)と第8の実施形態の変形(図11)の関係を、第5
の実施形態(図5)に適用したところにある。すなわ
ち、第5の実施形態の冗長構成を利用し、双方向の光フ
ァイバ5に障害が発生した場合でも、受信側の切り替え
により正常動作を維持するようにする。
【0087】図14において、図5に示す波長多重回路
21−1,21−4を1つの波長多重回路21−1と
し、出力される光信号を光カプラ27−1で2分岐し、
光サーキュレータ25−1、光アイソレータ26−2お
よび光カプラ6−1を介して同時に光ファイバ5に逆方
向に挿入する。また、同様に波長多重回路21−2,2
1−3を1つの波長多重回路21−2とし、出力される
光信号を光カプラ27−2で2分岐し、光アイソレータ
26−1、光サーキュレータ25−2および光カプラ7
−1を介して同時に光ファイバ5に逆方向に挿入する。
【0088】宛先のノードには、光ファイバ5から光カ
プラ6−1,7−1を介して2重化された光信号が受信
され、光サーキュレータ25−1,25−2を介して波
長分離回路23−1,23−2に入力され、それぞれ波
長分離される。受信したnチャネルの各2つの光信号
は、2×1光スイッチ28−1〜28−nで、各チャネ
ルごとにそれぞれ正常な方が選択されて出力される。
【0089】(第10の実施形態:請求項9)図15
は、本発明の波長多重リング網の第10の実施形態を示
す。(a) はヘリカル型波長多重リング網の全体構成(図
6(a) と同じ)を示し、(b) はノードの内部構成を示
す。
【0090】本実施形態の特徴は、第3の実施形態(図
3)と第8の実施形態(図10)の関係を、第6の実施
形態(図6)に適用したところにある。すなわち、第3
の実施形態と等価な第6の実施形態の冗長構成を利用
し、双方向の光ファイバ5に障害が発生した場合でも、
受信側の切り替えにより正常動作を維持するようにす
る。
【0091】図15において、図6に示す波長多重回路
21−1,21−3を1つの波長多重回路21−1と
し、出力される光信号を光カプラ27−1で2分岐し、
光アイソレータ26−1,26−2および光カプラ8−
1を介して同時に光ファイバ5に逆方向に挿入する。ま
た、同様に波長多重回路21−2,21−4を1つの波
長多重回路21−2とし、出力される光信号を光カプラ
27−2で2分岐し、光サーキュレータ25−1,25
−2および光カプラ9−1を介して同時に光ファイバ5
に逆方向に挿入する。
【0092】宛先のノードには、光ファイバ5から光カ
プラ9−1を介して2重化された光信号が受信され、光
サーキュレータ25−2,25−1を介して波長分離回
路23−1,23−2に入力され、それぞれ波長分離さ
れる。受信したnチャネルの各2つの光信号は、2×1
光スイッチ28−1〜28−nで、各チャネルごとにそ
れぞれ正常な方が選択されて出力される。
【0093】図16は、本発明の波長多重リング網の第
10の実施形態の変形を示す。(a)はヘリカル型波長多
重リング網の全体構成(図6(a) と同じ)を示し、(b)
はノードの内部構成を示す。
【0094】本実施形態の特徴は、第3の実施形態(図
3)と第8の実施形態の変形(図11)の関係を、第6
の実施形態(図6)に適用したところにある。すなわ
ち、第6の実施形態の冗長構成を利用し、双方向の光フ
ァイバ5に障害が発生した場合でも、受信側の切り替え
により正常動作を維持するようにする。
【0095】図において、波長多重回路21−1,21
−4を1つの波長多重回路21−1とし、出力される光
信号を光カプラ27−1で2分岐し、光アイソレータ2
6−1、光サーキュレータ25−2および光カプラ8−
1,9−1を介して同時に光ファイバ5に逆方向に挿入
する。また、同様に波長多重回路21−2,21−3を
1つの波長多重回路21−2とし、出力される光信号を
光カプラ27−2で2分岐し、光サーキュレータ25−
1、光アイソレータ26−2および光カプラ9−1,8
−1を介して同時に光ファイバ5に逆方向に挿入する。
【0096】宛先のノードには、光ファイバ5から光カ
プラ9−1を介して2重化された光信号が受信され、光
サーキュレータ25−2,25−1を介して波長分離回
路23−1,23−2に入力され、それぞれ波長分離さ
れる。受信したnチャネルの各2つの光信号は、2×1
光スイッチ28−1〜28−nで、各チャネルごとにそ
れぞれ正常な方が選択されて出力される。
【0097】以上示した第9の実施形態、第10の実施
形態、およびその変形における各ノード間のチャネル設
定は、図10〜12に示す第8の実施形態およびその変
形におけるものと等価であり、同様の障害46,47に
対処することができる。すなわち、第8〜第10の実施
形態では、光信号を互いに異なる2つのルートで常時伝
送しているので、リングの一部が切断されても、いずれ
か一方の光信号は正常に伝送される。したがって、正常
なチャネルの選択は、受信側で信号品質をモニタするこ
とにより実現でき、光ファイバの切り替えや、切り替え
に必要なノード間での制御情報のやりとりが不要とな
る。これにより、簡単な制御で高信頼のリング網を構築
することができる。
【0098】(第11の実施形態:請求項10)第1の
実施形態(図1)や第2の実施形態(図2)において説
明したように、例えばノード2−3からノード2−1に
チャネルを設定する場合に、光カプラ4−1でノード2
−1へ分岐した残りの光信号(残留光信号)は、光ファ
イバ1の2周目を伝搬する。この残留光信号は不必要な
光信号であり、光信号のトータルパワーを減少させて非
線形効果による品質劣化を生じさせないためにも除去す
ることが望ましい。第11の実施形態は、図2に示す第
2の実施形態において、この残留光信号の除去を行うた
めの構成を示す。
【0099】図17は、本発明の波長多重リング網の第
11の実施形態を示す。図において、波長多重リング網
の全体構成は図2(a) に示すものと同様である。本実施
形態では、光ファイバ1の2周目の適当な位置、ここで
はノード2−2と2−3の間に、ノード2−1,2−2
に割り当てられた受信帯域の光信号を阻止し、ノード2
−3,2−4に割り当てられた受信帯域の光信号を通過
する帯域阻止フィルタ50を挿入する。これにより、光
カプラ4−1,4−2でノード2−1,2−2へ分岐し
た残りの光信号(残留光信号)を阻止することができ、
リング上の波長数を減らして光信号のトータルパワーを
減少させることができる。
【0100】なお、光カプラ4−1〜4−3の各下流側
に、それぞれ対応するノードに分岐する光信号波長を阻
止する帯域阻止フィルタを配置してもよい。また、図1
7のように、複数のノードに分岐する光信号波長をまと
めて阻止する帯域阻止フィルタを配置してもよい。
【0101】(第12の実施形態:請求項10)図18
は、本発明の波長多重リング網の第12の実施形態を示
す。本実施形態は、図6に示す第6の実施形態に、第1
1の実施形態に示す帯域阻止フィルタを適用したもので
ある。なお、同様に図5に示す第5の実施形態にも適用
することができる。
【0102】図において、波長多重リング網の全体構成
は図6(a) に示すものと同様である。本実施形態では、
光ファイバ5の右回りおよび左回りのいずれに対しても
2周目になる適当な位置、ここではノード2−2と2−
3の間に、右回りについてはノード2−1,2−2に割
り当てられた受信帯域の光信号を阻止し、左回りについ
てはノード2−3,2−4に割り当てられた受信帯域の
光信号を阻止する帯域阻止手段51を挿入する。
【0103】帯域阻止手段51の構成は、図18(b) に
示すように、光サーキュレータ52−1,52−2を介
して2つの帯域阻止フィルタ53−1,53−2を並列
に配置する。これにより、右回りの光信号のうち光カプ
ラ9−1,9−2でノード2−1,2−2へ分岐した残
りの光信号(残留光信号)を阻止することができ、また
左回りの光信号のうち光カプラ9−3,9−4でノード
2−3,2−4へ分岐した残りの光信号(残留光信号)
を阻止することができ、リング上の波長数を減らして光
信号のトータルパワーを減少させることができる。
【0104】なお、伝送方向別に、光カプラ9−1〜9
−4の各下流側に、それぞれ対応するノードに分岐する
光信号波長を阻止する帯域阻止フィルタを配置してもよ
い。また、図18のように、複数のノードに分岐する光
信号波長をまとめて阻止する帯域阻止フィルタを用いて
もよい。
【0105】また、上記の各実施形態の説明では、ノー
ドへの波長割り当てとして、送信波長を可変とし、受信
波長を各ノードごとに固定とするものであるが、送信波
長を固定的に割り当て、各ノードの受信波長を可変とす
る構成としてもよい。
【0106】(第13の実施形態)以上示した各実施形
態において、ノード数をNとし、それらの間にメッシュ
状にチャネル設定を行う場合に必要となる波長数はN
(N−1)となる。例えば、ノード数が20の場合に必要
な波長数は 380となり、現状の波長多重数(最大でも64
波長以下)を越える。第13の実施形態は、このような
場合に対応するものであり、1対のヘリカルリングを複
数対(ここでは2対)用いる構成をとり、各ノードをグ
ループ化して各1対のヘリカルリングに割り当てるよう
にする。
【0107】図19は、本発明の波長多重リング網の第
13の実施形態を示す。図において、右回りで外側から
内側にヘリカル状に設置された光ファイバ61−1と、
左回りで外側から内側にヘリカル状に設置された光ファ
イバ61−2は、ノード1−1,1−2から送信される
光信号のみが伝送される。この1対の光ファイバ(実線
で示す)の光信号は、すべてのノード1−1〜1−4に
受信可能とする。
【0108】また、左回りで外側から内側にヘリカル状
に設置された光ファイバ62−1と、右回りで外側から
内側にヘリカル状に設置された光ファイバ62−2は、
ノード1−3,1−4から送信される光信号のみが伝送
される。この1対の光ファイバ(破線で示す)の光信号
は、すべてのノード1−1〜1−4に受信可能とする。
【0109】上記の実施形態では、1対の光ファイバで
4個のノードをカバーしていたが、本実施形態は各1対
の光ファイバが互いに独立であり、それぞれ2つのノー
ドをカバーする構成になっている。すなわち、各光ファ
イバの波長多重度が1/2となり、2つのノードで1対
の光ファイバを共有する。例えば、光ファイバ61−
1,61−2は、ノード1−1,1−2からの送信波長
を順次収容し、他のノードは光カプラを介して一部の光
パワーを分岐し、光フィルタで希望のチャネルに該当す
る波長を選択して受信する。
【0110】なお、本実施形態は、送信波長を固定的に
割り当て、各ノードの受信波長を可変とする構成におい
て、送信ノードを2つにグループ化し、それぞれに1対
の光ファイバを割り当てた。一方、送信波長を可変と
し、受信波長を各ノードごとに固定とする構成におい
て、受信ノードを2つにグループ化し、それぞれに1対
の光ファイバを割り当てても、同様に各光ファイバの波
長多重度を1/2にすることができる。
【0111】本実施形態の構成では、2周目の光ファイ
バの長さは、該当するノードのグループをカバーするだ
けでよく、全体としてリングを2周する必要はない。こ
のため、光ファイバの波長多重数が1/2に減少して
も、必要となる全光ファイバ長は2倍ではなく、3/2
倍でよい。一般に、波長多重度がMの1対の光ファイバ
で全ノードをカバーする場合に比べて、波長多重度がM
/kのk対の光ファイバを用いる構成では、全光ファイ
バ長は(1+1/k)倍に増加する。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヘリカル
型波長多重リング網は次のような効果を有する。
【0113】(1) 従来のバス網と同様に、ノードでは光
カプラによる分岐および挿入のみであるので、ノード構
成が簡単である。 (2) 伝送方向が異なる2本の光ファイバ、または双方向
の光ファイバを用いることにより、従来の双方向リング
網と同様に、ノード間に最短経路でチャネルを設定する
ことができる。
【0114】(3) 伝送方向が異なる2本の光ファイバ、
または双方向の光ファイバを用いることにより、ノード
間に互いに異なる2つの経路でチャネルを同時に設定す
ることができる。この場合には、受信側で正常なチャネ
ルを選択すればよいので、簡単な制御で高信頼なリング
網を構成することができる。また、無瞬断切り替え機能
も容易に実現できるので、リング網の保守や点検がサー
ビスの中断なく容易に行うことができる。
【0115】(4) リング上に2×2光スイッチ回路を配
置し、右回りおよび左回りのヘリカルリングの始点およ
び終点の変化させることにより、伝送路の故障箇所を迂
回するリング網を容易に構成することができる。
【0116】(5) リング上に宛先ノードを通過した光信
号を阻止する通過阻止手段を配置することにより、トー
タルの光パワーを減少させ、非線形効果による品質劣化
を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第1の
実施形態を示す図。
【図2】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第2の
実施形態を示す図。
【図3】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第3の
実施形態を示す図。
【図4】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第4の
実施形態を示す図。
【図5】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第5の
実施形態を示す図。
【図6】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第6の
実施形態を示す図。
【図7】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第7の
実施形態を示す図。
【図8】第7の実施形態の動作例1を示す図。
【図9】第7の実施形態の動作例2を示す図。
【図10】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第8
の実施形態を示す図。
【図11】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第8
の実施形態の変形を示す図。
【図12】2重化された波長分離回路の構成を示す図。
【図13】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第9
の実施形態を示す図。
【図14】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第9
の実施形態の変形を示す図。
【図15】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第1
0の実施形態を示す図。
【図16】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第1
0の実施形態の変形を示す図。
【図17】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第1
1の実施形態を示す図。
【図18】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第1
2の実施形態を示す図。
【図19】本発明のヘリカル型波長多重リング網の第1
3の実施形態を示す図。
【図20】従来の波長多重リング網の構成例を示す。
【図21】従来の波長多重網の構成例を示す。
【符号の説明】
1,5,61,62 光ファイバ 2 ノード 3,4,6,7,8,9,27 光カプラ 21 波長多重回路 22 アッド信号 23 波長分離回路 24 ドロップ信号 25,52 光サーキュレータ 26,31,32 光アイソレータ 28 2×1光スイッチ 40 2×2光スイッチ回路 41 1×2光スイッチ 42 2×1光スイッチ 43 内部リンク 44,45,46,47 障害 50,53 帯域阻止フィルタ 51 帯域阻止手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカル状に設置された2周目がすべて
    のノードからアクセス可能な長さを有する光ファイバ
    と、 前記ヘリカル状の光ファイバにアクセスするノードとの
    間で、光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手段とを
    備えたことを特徴とするヘリカル型波長多重リング網。
  2. 【請求項2】 ヘリカル状に設置された2周目がすべて
    のノードからアクセス可能な長さを有し、互いに逆方向
    に光信号を伝送する2本の光ファイバと、 前記ヘリカル状の2本の光ファイバにアクセスするノー
    ドとの間で、光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手
    段とを備えたことを特徴とするヘリカル型波長多重リン
    グ網。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のヘリカル型波長多重リ
    ング網において、 前記2本の光ファイバの2周目の部分が互いに重ならな
    いような長さに設定されたことを特徴とするヘリカル型
    波長多重リング網。
  4. 【請求項4】 ヘリカル状に設置された2周目がすべて
    のノードからアクセス可能な長さを有し、双方向に光信
    号を伝送する光ファイバと、 前記ヘリカル状の光ファイバにアクセスするノードとの
    間で、光信号を分岐および挿入する分岐/挿入手段とを
    備えたことを特徴とするヘリカル型波長多重リング網。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のヘリカル型波長多重リ
    ング網において、 ヘリカル状に2周した光ファイバの両端を接続し、その
    接続位置に一方向の光信号の通過を阻止する第1の通過
    阻止手段と、その接続位置から1周離れた位置に他方向
    の光信号の通過を阻止する第2の通過阻止手段を備え、
    右回りおよび左回りのヘリカルリングの始点および終点
    の規定することを特徴とするヘリカル型波長多重リング
    網。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項4に記載のヘリカ
    ル型波長多重リング網において、 ヘリカル状に2周した光ファイバの両端を接続し、各ノ
    ードの接続位置の両側に、光ファイバの接続状態を変え
    る2入力2出力の光スイッチ回路を備え、右回りまたは
    左回りのヘリカルリングの始点および終点の位置を変化
    させる構成であることを特徴とするヘリカル型波長多重
    リング網。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のヘリカ
    ル型波長多重リング網において、 分岐/挿入手段は、ノードからの光信号を前記ヘリカル
    状の光ファイバの1周目に挿入する挿入手段と、前記ヘ
    リカル状の光ファイバの2周目から光信号を分岐してノ
    ードに入力する分岐手段とにより構成されることを特徴
    とするヘリカル型波長多重リング網。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のヘリカ
    ル型波長多重リング網において、 分岐/挿入手段は、ノードからの光信号を前記ヘリカル
    状の光ファイバの1周目に挿入する挿入手段と、前記ヘ
    リカル状の光ファイバの2周目とノードとの間で光信号
    を分岐および挿入する分岐/挿入手段とにより構成され
    ることを特徴とするヘリカル型波長多重リング網。
  9. 【請求項9】 請求項2〜6のいずれかに記載のヘリカ
    ル型波長多重リング網において、 ノードは、送信信号を互いに異なる経路に同時に送出す
    る手段と、この2系統の信号を同時に受信する手段とを
    備えたことを特徴とするヘリカル型波長多重リング網。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれかに記載のヘリ
    カル型波長多重リング網において、 ヘリカル状の光ファイバ中に、宛先ノードを通過した光
    信号を阻止する通過阻止手段を備えたことを特徴とする
    ヘリカル型波長多重リング網。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005539454A (ja) * 2002-09-17 2005-12-22 富士通株式会社 分散したサブバンド禁止部を有する光ネットワーク
US7601566B2 (en) 2005-10-18 2009-10-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof

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