JPH09212272A - キーパッドとその製造方法 - Google Patents

キーパッドとその製造方法

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JPH09212272A
JPH09212272A JP8038956A JP3895696A JPH09212272A JP H09212272 A JPH09212272 A JP H09212272A JP 8038956 A JP8038956 A JP 8038956A JP 3895696 A JP3895696 A JP 3895696A JP H09212272 A JPH09212272 A JP H09212272A
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JP
Japan
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plastic sheet
silicone rubber
keypad
rubber composition
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP8038956A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Fujii
憲太郎 藤井
Takuji Shibata
卓治 柴田
Hiroyasu Shigeta
裕康 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP8038956A priority Critical patent/JPH09212272A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美麗な意匠効果を有し、ボタン部の自動復帰
機能を有するキーパッドとその製造方法を得る。 【構成】 図柄層3を有し柔軟で透明または半透明のプ
ラスチックシート2の複数のボタン部5に相当する部分
が凸部として形成され、プラスチックシート2裏面の凹
部にシリコーンゴム組成物4が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボタンの自動復
帰機能と優れたデザイン表現を合わせ持つことにより、
オーディオ、家電製品、自動車などのスイッチ部に使用
できるキーパッドとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ、家電製品、自動車な
どのスイッチ部には、シリコーンゴム成形品を圧縮加熱
成形して硬化させたキーパッドを多く使用している。シ
リコーンゴム成形品は柔軟性があり、架橋して三次元構
造をとると曲げ応力などが高くなるので、キーパッドに
は適した素材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図柄はシリコ
ーンゴム成形品の成形後に印刷によって形成するため、
図柄が限られるという問題点がある。つまり、スクリー
ン印刷法によって図柄を形成する場合は、被印刷面であ
るシリコーンゴム製キーパッドのボタン部の表面が曲面
であるため、印刷しづらいという理由で図柄が限られ
る。また、塗装法によって図柄を形成する場合は、色調
が単純、設備が大変という理由で図柄が限られる。ま
た、スクリーン印刷後に塗装を施し、最後にレーザエッ
チング法によって不要部分のインキ皮膜を除去して図柄
を形成する場合は、レーザエッチング法のため塗装は黒
色系統になり図柄が限られ、またコスト高でもある。
【0004】また、図柄がシリコーンゴム製キーパッド
の上に設けられ、キーパッドとして手に触れる部分に印
刷されるため、図柄の耐摩耗性がよくないという問題点
がある。
【0005】また、成形して硬化後のシリコーンゴム
は、表面張力が小さく接着性が悪い素材であるため、強
固に接着させるインキが特種で印刷後に約60〜220℃、
好ましくは100〜150℃という高温で加熱処理が必要であ
るという問題点がある。
【0006】また、シリコーンゴム成形品は、その表面
のすべり性が悪く、粘着性を有するため、触感がネタネ
タしたものであり、ほこりなどがつきやすいという問題
点がある。
【0007】したがって、この発明は、上記のような欠
点を解消し、美麗な意匠効果を有し、ボタン部の自動復
帰機能を有するキーパッドとその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のキーパッドと
その製造方法は、以上の目的を達成するために、つぎの
ように構成した。
【0009】つまり、この発明のキーパッドは、図柄層
を有し柔軟で透明または半透明のプラスチックシートの
複数のボタン部に相当する部分が凸部として形成され、
プラスチックシート裏面の凹部にシリコーンゴム組成物
が充填されているように構成した。
【0010】また、この発明のキーパッドの製造方法
は、図柄層を有し柔軟で透明または半透明のプラスチッ
クシートを、複数のボタン部を形成するキャビティを有
し各キャビティに通じるゲートが設けられ温調された金
型に配置し、未硬化のシリコーンゴム組成物を充満し硬
化することによりプラスチックシートの表面を凸部に形
成してボタン部とし、プラスチックシートの裏面にシリ
コーンゴム組成物からなる各々独立した複数個のボタン
部を形成するように構成した。
【0011】上記の発明において、シリコーンゴム組成
物が透明または半透明であるように構成してもよい。
【0012】また、金型が射出成形用金型であるように
構成してもよい。
【0013】また、金型がLIM(Liquid Injection M
olding)用金型であるように構成してもよい。
【0014】また、金型が圧縮成形用金型であるように
構成してもよい。
【0015】また、プラスチックシートの裏面にシリコ
ーンゴム組成物を射出成形する前に、プラスチックシー
トを予備成形するように構成してもよい。
【0016】また、図柄層がプラスチックシートの裏面
に形成されるように構成してもよい。
【0017】また、プラスチックシートの厚みが12〜30
0μmであるように構成してもよい。
【0018】また、プラスチックシートがポリエチレン
テレフタレート、ポリカーボネート、ウレタンのいずれ
かであるように構成してもよい。
【0019】また、ボタン部の裏面に突出部を形成する
ように構成してもよい。
【0020】また、未硬化のシリコーンゴム組成物が、
a成分;1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有
するポリオルガノシロキサンと、b成分;1分子中にケ
イ素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有する
ポリオルガノハイドロジェンシロキサンと、c成分;白
金化合物とを含み、かつa成分の1分子あたりのアルケ
ニル基の数、およびb成分の1分子あたりのケイ素原子
に結合した水素原子の数のうち少なくともいずれかが平
均2を越える数の付加反応型液状シリコーンゴム組成物
であるように構成してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0022】図1は、この発明のキーパッドの一実施例
を示す断面図である。図2〜5は、この発明のキーパッ
ドの製造方法の一実施例を示す断面図である。図中、1
はキーパッド、2はプラスチックシート、3は図柄層、
4はシリコーンゴム組成物、5はボタン部、6は突出
部、7はキャビティ型、8はコア型、9はゲートであ
る。
【0023】この発明のキーパッド1は、図柄層3を有
し柔軟で透明または半透明のプラスチックシート2の複
数のボタン部5に相当する部分が凸部として形成され、
プラスチックシート2裏面の凹部にシリコーンゴム組成
物4が充填されているものである。
【0024】プラスチックシート2は、柔軟な透明また
は半透明のものである。具体的には、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリプロピレン、ナイロン、ビニロン、ポ
リカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリウレタン、アク
リル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラス
トマーなどの樹脂からなるシートを用いるとよい。特
に、ポリエステルエラストマーやポリウレタンエラスト
マーなどの熱可塑性エラストマーシートを用いると、キ
ーパッド1にクッション性を与えることができ、好適で
ある。
【0025】プラスチックシート2が柔軟であることが
必要な理由は、キーパッド1を押圧したとき、エラスト
マーの変形についてこれず、剥がれやしわが生じる問題
があるからである。また、プラスチックシート2が表面
にある場合、爪や傷、しわ、凹みが生じる問題があるか
らである。柔軟であるとは、具体的には、押圧や折り曲
げなどの変形を加えても塑性変形を起こしにくいもので
あり、押圧による凹み、たるみ、折り曲げによるしわが
少ないものであることをいう。透明または半透明である
とは、具体的には、可視光線の透過が優れていることで
あり、印刷された図柄をシートを通して見た場合に隠蔽
されないことをいう。
【0026】プラスチックシート2の厚みは、12〜300
μmとするのが好ましい。プラスチックシート2の厚み
は、12μmより小さいと、印刷が困難であること、成形
時に強度がないため破れやすいこと、成形時に均一に伸
びず部分的に伸びて図柄に歪みが出やすいことなどの問
題がある。プラスチックシート2の厚みが300μmを越
えると、柔軟性がなくなりしわが生じやすいこと、キー
パッド1のボタン部5を押圧したときの重さが大きくな
ることなどの問題がある。
【0027】図柄層3は、プラスチックシート2の表面
または裏面のどちらか片面、あるいは両面にパターンの
印刷をして形成するとよい。したがって、キーパッド1
を押圧したときにシリコーンゴム組成物4の変形などに
よりプラスチックシート2とシリコーンゴム組成物4の
間で剥がれないようにするために、図柄層3は、両者に
対して密着の優れたものである必要がある。また、図柄
層3は、隠蔽部分と光透過性部分ができるようにしても
よい。このように図柄層3を形成することにより、裏面
に光源を配置した場合、数字などが光るように構成した
透光性のキーパッド1を得ることができる。
【0028】図柄層3は、通常、印刷層として形成す
る。印刷層の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂、熱可塑性エラストマーなどの樹脂、好ま
しくは柔軟な皮膜を作ることができる樹脂をバインダー
とし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有す
る着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法として
は、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多
色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラ
ビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラ
ビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などの
コート法を採用することもできる。印刷層は、表現した
い図柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける
場合がある。
【0029】また、図柄層3は、金属薄膜層からなるも
の、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからな
るものでもよい。金属薄膜層は、図柄層3として金属光
沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッタ
ーリング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形
成する。表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウ
ム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、イン
ジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これら
の合金または化合物を使用する。部分的な金属薄膜層を
形成する場合の一例としては、金属薄膜層を必要としな
い部分に溶剤可溶性樹脂層を形成した後、その上に全面
的に金属薄膜を形成し、溶剤洗浄を行って溶剤可溶性樹
脂層と共に不要な金属薄膜を除去する方法がある。この
場合によく用いる溶剤は、水または水溶液である。ま
た、別の一例としては、全面的に金属薄膜を形成し、次
に金属薄膜を残しておきたい部分にレジスト層を形成
し、酸またはアルカリでエッチングを行い、レジスト層
を除去する方法がある。
【0030】また、後に形成するシリコーンゴム組成物
4との密着性をよくするため、プラスチックシート2の
片面に接着層を設けてもよい。接着層は、図柄層3の上
に設ける場合、あるいは、プラスチックシート2の上に
設ける場合がある。接着層としては、シリコーンゴム成
形品に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用す
る。たとえば、チタン酸エステル、炭素官能性シラン、
あるいはこれらの混合物の有機溶媒溶液、ポリウレタ
ン、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル、アクリル系樹脂、ブチラール系樹
脂、アセタール系樹脂、あるいはこれらにシラン化合物
としてアルコキシシラン、クロルシランなどを添加した
ものなどを用いることができる。接着層の形成方法とし
ては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコー
ト法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷
法などの印刷法がある。
【0031】上記のように図柄層3を有し柔軟で透明ま
たは半透明のプラスチックシート2を、複数のボタン部
5を形成するキャビティを有し各キャビティに通じるゲ
ート9が設けられた金型に配置し、未硬化のシリコーン
ゴム組成物4を射出充満することによりプラスチックシ
ート2の表面を凸部に形成してボタン部5とし、プラス
チックシート2の裏面にシリコーンゴム組成物4からな
る各々独立した複数個のボタン部5を形成する。
【0032】金型としては、一対のキャビティ型7とコ
ア型8とで複数の独立したキャビティを形成するもので
あり、キャビティ型7の凹型形状が成形後にボタン部5
である凸部形状に写し取られるものを用意する。各キャ
ビティに対応してそれぞれコア型8にゲート9を設け
る。
【0033】また、シリコーンゴム組成物4は、透明ま
たは半透明のものであっても、上記のシリコーンゴム組
成物4に有機染料、加工顔料などの着色剤を溶解分解さ
せたもので光透過性を有するものであっても、着色され
た光透過性のないものであってもよい。シリコーンゴム
組成物4が、無色または有色の、透明または半透明であ
る場合、図柄層3のない部分または図柄層3の透光性部
分に光を透過させることができる。
【0034】ボタン部5裏面の形状としては、平板のも
の(図1〜3参照)、ボタン部5に対応する箇所に下向
き凸形状の各々独立した複数個の突出部6を有するもの
(図4参照)のいずれであってもよい。また、両者が組
み合わされたものであってもよい(図5参照)。ボタン
部5および突出部6の形状としては、従来のキーパッド
のボタン部および突出部と同様の形状にするとよい。
【0035】プラスチックシート2のボタン部5裏面の
凹部にシリコーンゴム組成物4を充填する方法として、
射出成形法がある。射出成形法を採用する場合、射出成
形金型に図柄層3のパターンと金型の凹部とを位置合わ
せをして、インサート成形をすることができる。インサ
ート成形法とは、プラスチックシート2を射出成形用金
型内に供給し、シリコーンゴム組成物4の成形と同時に
プラスチックシート2をシリコーンゴム組成物4に一体
的に貼り付ける方法である。インサート成形法は、金型
内で成形と同時にプラスチックシート2の貼り付けがで
きるため、製造工程を非常に簡略化できる。また、溶融
樹脂の射出圧力によりプラスチックシート2が伸ばさ
れ、金型に追随するため、3次元形状のキーパッド1を
容易に得ることができる利点がある。
【0036】まず、キャビティ型7とコア型8とからな
る成形用金型内にプラスチックシート2を送り込む。あ
らかじめ所望の形状に切断あるいは予備成形した枚葉の
プラスチックシート2を1枚ずつ送り込んでもよいし、
長尺のプラスチックシート2の必要部分を間欠的に送り
込んでもよい。長尺のプラスチックシート2を使用する
場合、位置決め機構を有する送り装置(図示せず)を使
用して、プラスチックシート2の図柄層3と成形用金型
との見当が一致するようにするとよい。また、プラスチ
ックシート2を間欠的に送り込む際に、プラスチックシ
ート2の位置をセンサー(図示せず)で検出した後にプ
ラスチックシート2をキャビティ型7とコア型8とで固
定すれば、常に同じ位置でプラスチックシート2を固定
することができ、図柄層3の位置ずれが生じないので便
利である。ここで、プラスチックシート2が金型に沿い
やすくするために、プラスチックシート2を加熱しても
よい。加熱をするには、赤外線ヒーター(図示せず)や
ニクロムヒーター(図示せず)などをプラスチックシー
ト2の近傍に配置するとよい。
【0037】金型としては、射出成形用金型、シリコー
ンゴム用金型(液状シリコーンゴム射出成形用金型、L
IM(Liquid Injection Molding)用金型)、成形同時
転写用金型、圧縮成形用金型などを用いるとよい。金型
の材質としては、金属のほかにゴムあるいはプラスチッ
クを用いてもよい。通常の樹脂成形で用いられる水ある
いは油を熱媒体に用いた温調方法、また電気カートリッ
ジヒーターによる温調方法、さらにはこれらの併用によ
る温調方法によって、金型を温調してもよい。金型の温
調は、金型の一部あるいは全面を60〜220℃、好ましく
は80〜200℃に保つようにするとよい。
【0038】次に、ボタン部5を形成する樹脂をプラス
チックシート2の裏面に形成する。この際、プラスチッ
クシート2を予備成形してもよい。予備成形を行うこと
により、絞り比率の高い場合、シリコーンゴム組成物4
の注入時にプラスチックシート2が破れたり、プラスチ
ックシート2の局部的な伸びにより図柄が歪むのを防ぐ
ことができる。予備成形の方法としては、真空成形、圧
空成形、真空圧空成形、プレス成形などがある。
【0039】成形用金型を閉じた後、コア型8に設けた
ゲート9より未硬化のシリコーンゴム組成物4を金型内
に射出充満させ、ボタン部5を形成するのと同時にプラ
スチックシート2を接着する。
【0040】本発明にて使用されるシリコーンゴム組成
物4は、反応性基を有する液状ポリシロキサン、架橋剤
および/または硬化触媒を主剤とする組成物であり、常
温で放置または加熱すると硬化してゴム状弾性体になる
ものである。その硬化機構によって、付加反応型、ラジ
カル反応型、縮合反応型が上げられるが、射出成形性に
優れ、また加熱によって速い硬化速度が得られること
や、硬化の均一性に優れる点から付加反応型液状シリコ
ーンゴム組成物が好ましい。
【0041】このような付加反応型液状シリコーンゴム
組成物4の代表例としては、 a成分;1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有
するポリオルガノシロキサン b成分;1分子中にケイ素原子に結合した少なくとも2
個の水素原子を有するポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンおよび c成分;白金化合物を含み、かつa成分とb成分の反応
によって網状の分子骨格を形成するためにa成分の1分
子あたりのアルケニル基の数、およびb成分の1分子あ
たりのケイ素原子に結合した水素原子の数のうち少なく
ともいずれか、好ましくは後者が、平均2を越える数で
あり、射出成形品に適した優れた硬化性と物性のゴム状
弾性体を与えるために、さらに好ましくは平均3以上で
あるような組成物がある。
【0042】a成分において、アルケニル基としては、
ビニル、アリル、1−ブテンニル、1−ヘキセニルなど
が例示されるが、合成が容易で、また硬化前の組成物の
流動性や、硬化後の組成物の耐熱性を損ねないという点
から、ビニル基が最も好ましい。
【0043】a成分のケイ素原子に結合した他の有機基
としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルなどのアル
キル基;フェニルなどのアリール基;2−フェニルエチ
ル、2−フェニルプロピルなどのアラルキル基;クロロ
メチル、クロロフェニル、3,3,3−トリフルオロプ
ロピルなどの置換炭化水素基が例示される。これらのう
ち、合成が容易であって、機械的強度および硬化前の流
動性などの特性のバランスが優れているという点から、
メチル基が最も好ましい。
【0044】シロキサン骨格は、直鎖状でも分岐状であ
ってもよい。硬化後の組成物の機械的特性を向上させ、
複雑な形状の射出成形に適応するためには、直鎖状のポ
リジオルガノシロキサンと分岐状のポリオルガノシロキ
サンとを混合して用いることが好ましい。アルケニル基
は、a成分の分子鎖の末端または途中のいずれに存在し
てもよく、その双方に存在してもよいが、硬化後の組成
物に優れた機械的性質を与えるためには、直鎖状の場
合、少なくともその両末端に存在していることが好まし
い。
【0045】a成分の重合度は特に限定されないが、硬
化前の組成物が良好な流動性および作業性を有し、硬化
後の組成物が適度の弾性を有するには、25℃における粘
度が500〜500,000cPのものが好ましく、1,000〜100,000
cPのものが特に好ましい。
【0046】b成分のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンは、分子中に含まれるヒドロシリル基がa成分中
のアルケニル基への付加反応を行うことにより、a成分
の架橋剤として機能するものである。b成分におけるシ
ロキサン骨格は、直鎖状、分岐状および環状のいずれで
あってもよい。
【0047】シロキサン単位のケイ素原子に結合した有
機基としては、前述のa成分におけるアルケニル基以外
の有機基と同等のものが例示され、それらの中でも、合
成が容易な点から、メチル基が最も好ましい。
【0048】b成分の重合度は特に限定されないが、同
一のケイ素原子に2個以上の水素原子が結合したポリオ
ルガノハイドロジェンシロキサンは合成が困難なため、
硬化物を網状化して優れた物性のシリコーンゴム成形品
を得るには、3個以上のシロキサン単位からなることが
好ましい。
【0049】b成分の配合量は、a成分中のアルケニル
基1個に対してb成分中のケイ素原子に結合した水素原
子が好ましくは、0.5〜5個、さらに好ましくは1〜3
個となるような量である。上記の水素原子の存在比が0.
5未満となる量では、硬化が完全に完了しない。逆に、
該存在比が5を越える量の場合は、射出成形品の圧縮永
久歪が増加するばかりでなく、硬化の際に発泡が起こり
やすく、表面状態のよくない成形品を与えることがあ
る。
【0050】本発明で用いられるc成分の白金化合物
は、a成分中のアルケニル基とb成分中のヒドロシリル
基との間の付加反応を促進させるための触媒であり、常
温付近において硬化反応の触媒能が良好であるという点
で優れている。
【0051】白金系化合物としては、塩化白金酸、塩化
白金酸とアルコールとの反応生成物、白金−オレフィン
錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、白金−ホスフィン
錯体などが例示される。
【0052】このうち、a成分およびb成分への溶解性
や、触媒活性が良好な点から、塩化白金酸とアルコール
の反応生成物および白金−ビニルシロキサン錯体などが
好ましい。
【0053】c成分の配合量は、a成分に対し、白金原
子換算で好ましくは0.1〜500重量ppm、さらに好ましく
は1〜100重量ppmである。0.1重量ppm未満の場合は、硬
化速度が遅くそのため射出成形のサイクル時間が長くな
り、効率的でない。一方、500重量ppmを越えると、硬化
速度が過度に早まるために、各成分を配合した後の作業
性が損なわれ、また不経済でもある。
【0054】このようなa成分、b成分およびc成分を
含む液状シリコーンゴム組成物4の流動性を調節した
り、シリコーンゴム成形品の機械的強度を向上させるた
めに、通常、充填剤を配合する。充填剤としては、沈殿
シリカ、煙霧質シリカ、焼成シリカ、シリカエアロゲ
ル、煙霧質酸化チタンのような補強性充填剤;および粉
砕石英、ケイソウ土、アルミノケイ酸、酸化亜鉛、酸化
鉄、炭酸カルシウムのような非補強性充填剤が例示さ
れ、そのままでも、ヘキサメチルシラザン、ポリメチル
シロキサンのような有機ケイ素化合物で表面処理したも
のでもよい。
【0055】シリコーンゴム組成物4の室温における硬
化を抑制して、貯蔵安定性および作業性を改善するため
に、アセチレンアルコール化合物、ビニル基含有低分子
シロキサン化合物、マレイン酸ジアリル、トリアリルイ
ソシアヌレート、ニトリル化合物または有機過酸化物の
ような硬化遅延剤を配合してもよい。
【0056】そのほか、必要に応じて顔料、耐熱性向上
剤、難燃化剤、可塑剤などを配合してもよい。また、接
着性向上剤を配合して自己接着性を有するシリコーンゴ
ム組成物4としてもよい。
【0057】このようなシリコーンゴム組成物4は、a
成分およびb成分の所定量を必要に応じて任意に配合さ
れる他の成分とともに、機械混合することによって調整
される。上記の3成分を混合すると、常温でも徐々に硬
化反応が進行するので、通常は、b成分を含む成分群と
c成分を含む成分群とをそれぞれ別個に保存しておき、
たとえば射出成形機に備えられた混合手段により、使用
直前に両成分を均一に混合してから使用するが、硬化遅
延剤の存在下に全成分を同一容器内に保存することも可
能である。
【0058】混合温度は、好ましくは−45〜+70℃、よ
り好ましくは−10〜+25℃である。−45℃より低温では
シリコーンゴム組成物4が流動性を失い、+70℃を越え
ると硬化反応が進行して粘度が上昇して、いずれも射出
成形が困難になって、寸法精度の優れたシリコーンゴム
成形品が得られないからである。
【0059】また、別の好ましいシリコーンゴム組成物
4として、有機過酸化物によるラジカル反応型のシリコ
ーンゴム組成物4がある。これは、常温で、ゲル状ある
いは液状のビニル基含有ポリオルガノシロキサンをベー
スポリマーとし、触媒量の有機過酸化物を配合し、さら
に必要に応じて煙霧質シリカ、沈殿シリカのような無機
質充填剤;顔料;耐熱化剤などを添加したものである。
用いる有機過酸化物としては、分解温度が50〜200℃の
範囲にあるもの、たとえば、2,4ジクロロベンゾイル
パーオキサイド、あるいは2,5ジメチル2,5ジター
シャリーブチルパーオキシヘキサンなどを選択すること
が好ましい。
【0060】また、シリコーンゴム組成物4として、自
己接着性を有するものを用いてもよい。この場合、特に
プラスチックシート2に接着層を形成する必要はない
が、射出装置、ゲート9および金型のシリコーンゴム組
成物4と接する面にフッ素樹脂でコーティングするか、
多孔質のニッケルメッキまたはクロムメッキにフッ素樹
脂を含浸させた複合メッキを施すか、あるいはフッ素樹
脂の金型を用いることが望ましい。
【0061】シリコーンゴム組成物4の硬化を行うに
は、硬化温度は60〜220℃、好ましくは80〜200℃であ
り、かつプラスチックシート2の熱溶融温度未満の温度
であるようにするとよい。60℃未満ではシリコーンゴム
組成物4の硬化に長時間を要し、220℃を越えるとスコ
ーチの原因となる。またプラスチックシート2の熱溶融
温度まで温度を上げると、プラスチックシート2が溶け
てしまい、好ましくない。なお、加熱が短時間であれ
ば、プラスチックシート2の熱溶融温度を越えてもプラ
スチックシート2が溶融することはない。
【0062】成形品を冷却した後、成形用金型を開いて
プラスチックシート2成形品を取り出してインサート成
形が完了し、キーパッド1を得ることができる。なお、
長尺のプラスチックシート2を用いた場合は、キーパッ
ド1にプラスチックシート2が一体化するため、金型か
ら取り出す前にキーパッド1の外周でのトリミングが必
要である。
【0063】
【実施例】
実施例1 厚さ75μmのポリエステルフィルムの裏面に、ポリエス
テル系インキ95重量%、硬化剤5重量%の色インキを用
いて抜き文字パターンとなるよう図柄層を印刷し、次い
でアルコキシシランを添加したエポキシ系接着層を全面
に設けた。
【0064】次に、LIM成形機を用い、プラスチック
シートの裏面がキャビティ側となるように各々独立した
凹部を有するキャビティ型に配置し、コア面とあわせ、
130℃にしたキャビティ型とコア型とで形成された各々
独立したキャビティにピンゲートで、液状ポリシロキサ
ンと硬化剤を混合した未硬化のシリコーンゴム組成物を
射出し、硬化するのを待って、凸形状の複数個のボタン
部を成形してキーパッドを得た。
【0065】このようにして得たキーパッドは、自動復
帰機能を有し、意匠効果が優れ、内部に存在するLED
の光が隠蔽部分の抜き文字パターンより遮光するボタン
部を有するという優れた性能を示すものであった。
【0066】実施例2 厚さ50μmのポリウレタンフィルムの裏面に、ポリエス
テル系インキ95重量%、硬化剤5重量%の色インキを用
いて抜き文字パターンとなるよう図柄層を印刷し、次い
でアルコキシシランを添加したエポキシ系接着層を全面
に設けた。
【0067】次に、圧縮成形機を用い、プラスチックシ
ートの裏面がキャビティ側となるように各々独立した凹
部を有するキャビティ型に配置し、コア面とあわせ、13
0℃にしたキャビティ型とコア型とで形成された各々独
立したキャビティにピンゲートで、液状ポリシロキサン
と白金化合物を混合した未硬化のシリコーンゴム組成物
を充填し、圧縮成形して硬化するのを待って、凸形状の
複数個のボタン部を成形してキーパッドを得た。
【0068】このようにして得たキーパッドは、自動復
帰機能を有し、意匠効果が優れ、内部に存在するLED
の光が隠蔽部分の抜き文字パターンより遮光するボタン
部を有するという優れた性能を示すものであった。
【0069】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0070】この発明のキーパッドは、図柄はプラスチ
ックシート上に形成されるため、図柄が限られず、優れ
たデザイン表現が可能である。また、プラスチックシー
ト裏面の凹部に充填されたシリコーンゴム組成物は、柔
軟性などのシリコーンゴム特有の性質を示し、かつプラ
スチックシートも柔軟性を有するため、フレキシブルで
自動復帰機能を有するキーパッドである。
【0071】また、この発明のキーパッドの製造方法
は、図柄層を有し柔軟で透明または半透明のプラスチッ
クシートを、複数のボタン部を形成するキャビティを有
し各キャビティに通じるゲートが設けられた金型に配置
し、シリコーンゴム組成物を射出成形することによりプ
ラスチックシートの表面を凸部に形成してボタン部と
し、プラスチックシートの裏面にシリコーンゴム組成物
からなる各々独立した複数個のボタン部を形成するた
め、短い成形サイクルで上記のキーパッドを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のキーパッドの一実施例を示す断面図
である。
【図2】この発明のキーパッドの製造方法の一実施例を
示す断面図である。
【図3】この発明のキーパッドの製造方法の一実施例を
示す断面図である。
【図4】この発明のキーパッドの製造方法の一実施例を
示す断面図である。
【図5】この発明のキーパッドの製造方法の一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 キーパッド 2 プラスチックシート 3 図柄層 4 シリコーンゴム組成物 5 ボタン部 6 突出部 7 キャビティ型 8 コア型 9 ゲート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄層を有し柔軟で透明または半透明の
    プラスチックシートの複数のボタン部に相当する部分が
    凸部として形成され、プラスチックシート裏面の凹部に
    シリコーンゴム組成物が充填されていることを特徴とす
    るキーパッド。
  2. 【請求項2】 図柄層を有し柔軟で透明または半透明の
    プラスチックシートを、複数のボタン部を形成するキャ
    ビティを有し各キャビティに通じるゲートが設けられ温
    調された金型に配置し、未硬化のシリコーンゴム組成物
    を充満し硬化することによりプラスチックシートの表面
    を凸部に形成してボタン部とし、プラスチックシートの
    裏面にシリコーンゴム組成物からなる各々独立した複数
    個のボタン部を形成することを特徴とするキーパッドの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 シリコーンゴム組成物が透明または半透
    明である請求項2に記載のキーパッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 金型が射出成形用金型である請求項2に
    記載のキーパッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 金型がLIM(Liquid Injection Moldi
    ng)用金型である請求項2に記載のキーパッドの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 金型が圧縮成形用金型である請求項2に
    記載のキーパッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 プラスチックシートの裏面にシリコーン
    ゴム組成物を射出成形する前に、プラスチックシートを
    予備成形する請求項2に記載のキーパッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 図柄層がプラスチックシートの裏面に形
    成された請求項2に記載のキーパッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 プラスチックシートの厚みが12〜300μ
    mである請求項2に記載のキーパッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 プラスチックシートがポリエチレンテ
    レフタレート、ポリカーボネート、ウレタンのいずれか
    である請求項2に記載のキーパッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 ボタン部の裏面に突出部を形成する請
    求項2に記載のキーパッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 未硬化のシリコーンゴム組成物が、a
    成分;1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有す
    るポリオルガノシロキサンと、b成分;1分子中にケイ
    素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有するポ
    リオルガノハイドロジェンシロキサンと、c成分;白金
    化合物とを含み、かつa成分の1分子あたりのアルケニ
    ル基の数、およびb成分の1分子あたりのケイ素原子に
    結合した水素原子の数のうち少なくともいずれかが平均
    2を越える数の付加反応型液状シリコーンゴム組成物で
    ある請求項2に記載のキーパッドの製造方法。
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