JPH09211103A - 精測進入レーダ表示装置 - Google Patents

精測進入レーダ表示装置

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JPH09211103A
JPH09211103A JP8017398A JP1739896A JPH09211103A JP H09211103 A JPH09211103 A JP H09211103A JP 8017398 A JP8017398 A JP 8017398A JP 1739896 A JP1739896 A JP 1739896A JP H09211103 A JPH09211103 A JP H09211103A
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Shuji Hisatomi
修司 久冨
Teruhiko Shiraishi
照彦 白石
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Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PARビデオの視認性を高めて、パイロット
への指示を一層迅速かつ的確に行えるようにする。 【解決手段】 この精測進入レーダ表示装置は、角度デ
ータバッファ1と、ビデオ補間処理回路2と、レンジカ
ウンタ3と、ビデオバッファ4と、走査変換処理回路5
と、フレームメモリ6a,6bと、ルックアップ&D/
Aコンバータ7と、CRT等の表示部8とからなる。特
に、ビデオ補間処理回路2、レンジカウンタ3及びビデ
オバッファ4の働きで、アンテナビーム走査時における
ビーム角度データの入力に対応した1本の主掃引線上の
PARビデオ表示に対して、複数本の補間掃引線を近接
して伴わせる。このようにして、PARビデオの表示補
間が行われるので、輝点面積が増え、高密度で鮮明なP
ARビデオ表示を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、精測進入レーダ
表示装置に係り、詳しくは、航空機の着陸誘導管制を行
う精測進入レーダ装置の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機に対する着陸誘導管制システムで
は、波長約3cmの電波ビームを利用して、着陸点より
約8NM(Nautical Mile)以内の進入路付近の航空機
の距離、方位、仰角等をブラウン管面に精密に拡大表示
する精測進入レーダ装置(Precision Approach Radar;
PAR)が用いられる。この精測進入レーダ装置の表示
装置には、着陸体勢に入った航空機から取得した三次元
レーダ情報に基づいて、従来から、図5に示すように、
同一のブラウン管面に、航空機の相対的な高度を表示し
た高低(Elevation)画面ELと、滑走路を基準とする
航空機の相対的な方位を表示した方位(Azimuth)画面
AZとが併示されるようになっている(特開平2−10
285号公報参照)。
【0003】上記高低画面ELには、同図に示すよう
に、高低進入路を示すグライドパスカーソルGCと、距
離目盛であるレンジマークRMと、安全高度限界を示す
セーフティリミットカーソルSCが表示されると共に、
管制対象となる航空機の位置を示すPARビデオTA
が、精測進入レーダ装置の高低方向アンテナビーム走査
に対応する掃引線SL上に輝点として表示される。一
方、方位画面AZには、航空機の進入方向を示すコース
ラインカーソルCCと、距離目盛であるレンジマークR
Mが表示されると共に、管制対象となる航空機のPAR
ビデオTAが、精測進入レーダ装置の方位方向アンテナ
ビーム走査に対応する掃引線SL上に輝点として表示さ
れる。したがって、各画面EL,AZの掃引線SLは、
1本1本は直線であるが、全体としては放射状に描か
れ、中心点が、精測進入レーダ装置のアンテナの位置に
相当している。そして、それぞれの中心点を原点とする
X軸が、アンテナからの距離を示し、Y軸は、高低画面
ELでは高度を、方位画面AZでは滑走路を基準とする
相対的な方位を示している。
【0004】そして、このような着陸誘導管制システム
の稼働時、取得した航空機からの反射電波信号であるP
ARビデオTAが高低進入路(グライドパスカーソルG
C)や方位進入路(コースラインカーソルCC)と共
に、表示装置のブラウン管上に拡大表示され、管制官
が、ブラウン管画面を見つめて航空機の相対的な方位や
高低のずれを監視し、VHF又はUHF帯の無線電話で
パイロットと連絡をとりながら、表示された進入路に乗
るよう指示を出し、航空機を滑走路に誘導する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の精測進入レーダ表示装置にあっては、航空機のPA
RビデオTAが、精測進入レーダ装置のアンテナビーム
走査に対応した1本の微細な掃引線上に微小な輝点(ド
ット)として表示されるため、航空機のPARビデオT
Aの視認性があまり良くなく、このため、管制官の目を
疲れさせる、という健康上の問題を惹起していたし、ひ
いては、航空機の位置を一瞬見失ってパイロットへの的
確な指示を遅らせる虞もあった。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、PARビデオの視認性が良い精測進入レーダ表
示装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、精測進入レーダ受信装置か
ら与えられるレーダ情報に基づいて、飛行場に進入する
航空機のビデオ表示を行う精測進入レーダ表示装置に係
り、アンテナビーム走査時におけるビーム角度データの
入力に対応した1本の主掃引線上のビデオ表示に対し
て、複数本の補間掃引線を近接して伴わせることでビデ
オの表示補間を行うビデオ補間処理手段を備えてなるこ
とを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の精測進入レーダ表示装置に係り、上記複数本の補間
掃引線が、上記主掃引線の始点を回転中心とする所定の
微小角度範囲内に表示されることを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の精測進入レーダ表示装置に係り、上記補間掃
引線の表示角度、本数及び始点位置を任意に設定又は設
定変更できる設定手段を備えてなることを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載の精測進入レーダ表示装置に係り、上記主掃引
線から遠い上記補間掃引線ほど、その始点が、主掃引線
の始点から遠ざかるように設定されていることを特徴と
している。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1又
は2記載の精測進入レーダ表示装置に係り、上記ビデオ
補間処理手段は、精測進入レーダ受信装置から与えられ
る上記ビーム角度データ及びレーダトリガパルスの入力
に基づいて、上記主掃引線角度データ、補間掃引線角度
データ及びビデオ制御信号を発生する表示補間制御手段
と、該表示補間制御手段から与えられる上記ビデオ制御
信号の入力タイミングで、上記精測進入レーダ受信装置
から与えられる1掃引分のビデオデータに基づいて、上
記主掃引線上のビデオ表示データ及び上記各補間掃引線
上のビデオ表示データを作成するビデオ表示データ作成
手段とを有してなることを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、正規の掃引線毎に複
数(k本)の補間掃引線が近接して伴うので、正規の掃
引線の1本1本が、あたかも扇型の幅を持った表示とな
る。したがって、管制対象となる航空機のビデオが、見
かけ上扇型掃引線を構成する複数本の掃引線(正規の掃
引線と複数の補間掃引線)に跨って表示されるため、輝
点面積が増え、一段と高密度で鮮明なビデオ表示を得る
ことができる。それゆえ、視認性が著しく向上する。ま
た、管制官の目を疲れさせず、パイロットへの指示が一
層迅速かつ的確となることが期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である精
測進入レーダ表示装置(以下、簡単にレーダ表示装置と
もいう)の電気的構成を示すブロック図、図2は、同レ
ーダ表示装置において主たる補間制御を担うビデオ補間
処理回路2の電気的構成を示すブロック図、図3は、同
補間制御動作を示すタイミングチャート、また、図4
は、同レーダ表示装置によるPARビデオ表示画面の一
例を模式的に示す模式図である。この例のレーダ表示装
置は、正規の掃引線(主掃引線)毎に複数(k本)の補
間掃引線を近接して伴わせることで、航空機等のPAR
ビデオの表示補間を行う装置であって、図1に示すよう
に、角度データバッファ1と、ビデオ補間処理回路2
と、レンジカウンタ3と、ビデオバッファ4と、走査変
換処理回路5と、フレームメモリ6a,6bと、ルック
アップ&D/Aコンバータ7と、表示部8とから概略構
成されている。
【0014】上記角度データバッファ1は、図示せぬ精
測進入レーダ受信装置にケーブルを介して接続され、精
測進入レーダ受信装置から供給されるPAR角度データ
(φm,θm)を、所定のタイミングで、ビデオ補間処理
回路2へ出力する。ここで、φmは、方位方向アンテナ
ビーム走査における航空機の方位角データを示し、θm
は、高低方向アンテナビーム走査における航空機の仰角
データを示す。
【0015】ビデオ補間処理回路2は、入力されるPA
R角度データ(φm,θm)に基づいて、補間を含む掃引
用の角度データ(φm,θm+kβ)を発生して、走査変
換処理回路5へ出力すると共に、精測進入レーダ受信装
置から与えられるPARトリガパルスの入力タイミング
で、カウント開始信号を生成してレンジカウンタ3へ出
力する。なお、PARトリガパルスは、精測進入レーダ
送信装置が、走査中のアンテナから電波ビームを発射す
るタイミングで、精測進入レーダ受信装置からビデオ補
間処理回路2に与えられる。
【0016】ビデオ補間処理回路2は、この例のレーダ
表示装置の主要部であるので、図2乃至図4を参照し
て、さらに詳述する。この例のビデオ補間処理回路2
は、図2に示すように、精測進入レーダ受信装置からP
ARトリガパルスを与えられる補間本数制御回路21
と、同じく精測進入レーダ受信装置から角度データバッ
ファ1を介してPAR角度データ(φm,θm)を与えら
れる角度加算回路22と、始点位置制御回路23とから
構成されている。補間本数制御回路21は、PARトリ
ガパルスの入力(図3(イ)参照)を起点として、予め
設定した補間本数(k本)に相当する数のカウント開始
信号(同図(ロ))を繰り返し発生する。カウント開始
信号は、補間を含む掃引線の開始タイミングとして、レ
ンジカウンタ3、角度加算回路22及び始点位置制御回
路23に与えられる。角度加算回路22は、補間本数制
御回路21から入力されるカウント開始信号毎に、角度
データバッファ1から与えられるPAR角度データ(φ
m,θm)に補間角度データ(kβ)(βは補間角度間
隔、kは、0から補間本数kまでの整数)を加算し、加
算結果(φm,θm),(φm,θm+β),(φm,θm
2β),… …,(φm,θm+kβ)を掃引線表示用角
度データとして走査変換処理回路5へ出力する(同図
(ニ))。ここで、(φm,θm)は、精測進入レーダ受
信装置から角度データバッファ1を介して与えられるP
AR角度データ(φm,θm)、すなわち正規の掃引線の
角度データを示す。また、(φm,θm+β)は、正規の
掃引線と微小角度βをなす第1番目の補間掃引線の角度
データを示し、同様に、(φm,θm+2β)は、正規の
掃引線と微小角度2βをなす第2番目の補間掃引線の角
度データを、(φm,θm+kβ)は、正規の掃引線と微
小角度kβをなす第k番目の補間掃引線の角度データを
それぞれ示す。
【0017】始点位置制御回路23は、予め補間掃引線
毎に設定した始点位置データS1,S2,… …,Skを補
間本数制御回路21から与えられるカウント開始信号の
タイミングで、ロードデータとしてレンジカウンタ3へ
出力する。ここで、始点位置データとは、アンテナの位
置(0NM)に相当する正規の掃引線の始点から補間掃
引線の始点までの距離S1,S2,… …,Skを示し、補
間掃引線が正規の掃引線から遠ざかるほど、補間掃引線
の始点が、正規の掃引線の始点から遠ざかるように設定
されている(図4参照)。
【0018】また、レンジカウンタ3は、同図(ハ)に
示すように、カウント開始信号をトリガとしてカウント
動作を開始し、補間を含む掃引用のレンジデータRであ
るカウンタ値を走査変換処理回路5へ出力すると共に、
このカウンタ値をビデオバッファ4に与えることによ
り、ビデオバッファ4の出力を制御する。なお、レンジ
カウンタ3では、始点位置制御回路23から始点位置デ
ータS1,S2,… …,Skが与えられる場合には、始点
位置データS1,S2,… …,Skをロードした後に、カ
ウント動作を開始する(同図(ハ))。
【0019】ビデオバッファ4は、精測進入レーダ受信
機によって復調され、出力された1掃引分(正規の掃引
線)のPARビデオデータを受信して保持し、レンジカ
ウンタ3の制御に従って、所定回数繰り返しフレームメ
モリ6aへ出力する。すなわち、ビデオバッファ4は、
レンジカウンタ3から掃引用のレンジデータRが制御信
号として与えられる度に、レンジデータに対応するPA
Rビデオデータをフレームメモリ6aへ出力する(同図
(ホ))。この例では、正規の掃引線1本につき、K本
の補間掃引線が近接状態で伴うので、同一のPARビデ
オデータが、「K+1」回の掃引線の描写に併せて、フ
レームメモリ6aへ繰り返し出力される。
【0020】走査変換処理回路5は、ビデオ補間処理回
路2からの補間を含む掃引用の角度データ(φm,θm
kβ)と、レンジカウンタ3からの補間を含む掃引用の
レンジデータRを受信し、受信されたR・φ座標データ
及びR・θ座標データをX・Y座標に座標変換すること
で、ラスタスキャン表示を行うための走査変換処理を行
い、フレームメモリ6aへの書き込みアドレスを発生す
る。フレームメモリ6a,6bは、ビット・マップ方式
の表示部8の表示画素に1対1に対応するように構成さ
れた画像メモリであり、これらのうち、フレームメモリ
6aは、走査変換処理回路5から与えられる書き込みア
ドレス及びビデオバッファ4から与えられる1掃引分の
PARビデオデータにより、PARビデオTAを描画す
る。また、フレームメモリ6bは、図示せぬ外部記憶装
置から与えられるデジタルのグラフィックデータによ
り、従来技術の項(図5参照)で述べたように、高低画
面EL用のグライドパスカーソル(高低進入路)GC、
セーフティリミットカーソルSC、レンジマークRM、
及び方位画面AZ用のコースラインカーソル(方位進入
路)CC、レンジマークRMを描画する。
【0021】ルックアップ&D/Aコンバータ7は、フ
レームメモリ6aからTV走査タイミングで読み出され
る1掃引線分のPARビデオの表示データと、フレーム
メモリ6aから同じくTV走査タイミングで読み出され
るグライドパスカーソルGCやコースラインカーソルC
C等の表示データとを合成し、ルックアップテーブルを
参照して色変換を行い、さらに、デジタル/アナログ変
換した後、アナログ化された表示信号を表示部8に出力
する。表示部8は、ラスタスキャン方式のCRTからな
り、ルックアップ&D/Aコンバータ7から与えられる
アナログ表示信号に基づいて、高低画面ELと、方位画
面AZとを併示し、それぞれの画面EL,AZ内にPA
Rビデオの表示を行う。
【0022】次に、この例の動作について説明する。精
測進入レーダ受信装置からPARトリガパルスが、ビデ
オ補間処理回路2の補間本数制御回路21に与えられる
と、これより、掃引が開始される。補間本数制御回路2
1は、PARトリガパルスの入力(図3(イ)参照)を
起点として、予め設定した補間本数(k本)に相当する
数のカウント開始信号(同図(ロ))を繰り返し発生す
る。カウント開始信号は、補間を含む掃引線の開始タイ
ミングとして、レンジカウンタ3、角度加算回路22及
び始点位置制御回路23に与えられる。角度加算回路2
2は、補間本数制御回路21から入力されるカウント開
始信号毎に、角度データバッファ1から与えられるPA
R角度データ(φm,θm)に補間角度データ(kβ)を
加算し、加算結果(φm,θm),(φm,θm+β),
(φm,θm+2β),… …,(φm,θm+kβ)を掃
引線表示用角度データとして走査変換処理回路5へ出力
する(同図(ニ))。
【0023】始点位置制御回路23は、予め補間掃引線
毎に設定した始点位置データS1,S2,… …,Skを補
間本数制御回路21から与えられるカウント開始信号の
タイミングで、ロードデータとしてレンジカウンタ3へ
出力する。ここで、始点位置データは、補間掃引線が正
規の掃引線から遠ざかるほど、補間掃引線の始点が、正
規の掃引線の始点から遠ざかるように設定されている。
レンジカウンタ3は、カウント開始信号をトリガとして
カウント動作を開始し、補間を含む掃引用のレンジデー
タRであるカウンタ値を走査変換処理回路5へ出力する
と共に、このカウンタ値をビデオバッファ4に与えるこ
とにより、ビデオバッファ4の出力を制御する(同図
(ハ))。なお、レンジカウンタ3では、始点位置制御
回路23から始点位置データS1,S2,… …,Skが与
えられる場合には、始点位置データS1,S2,… …,
kをロードし、ロードデータS1,S2,… …,Sk
相当する数からカウント動作を開始する(同図
(ハ))。
【0024】ビデオバッファ4は、精測進入レーダ受信
機によって復調され、出力された1掃引分(正規の掃引
線)のPARビデオデータを受信して保持し、レンジカ
ウンタ3の制御に従って、所定回数繰り返しフレームメ
モリ6aへ出力する。この例では、正規の掃引線1本に
つき、K本の補間掃引線が近接して伴うので、同一のP
ARビデオデータが、「K+1」回の掃引線の描写に併
せて、フレームメモリ6aへ繰り返し出力される。ここ
で、補間掃引線を描く場合には、レンジカウンタ3では
始点位置データS1,S2,… …,Skからカウント動作
が始められるので、レンジデータRも始点位置データS
1,S2,… …,Skから始まる。したがって、正規の掃
引線の始点から補間掃引線の始点までの間に対応するP
ARビデオデータは、フレームメモリ6aに出力されな
い(図4参照)。走査変換処理回路5は、ビデオ補間処
理回路2からの補間を含む掃引用の角度データ(φm
θm+kβ)と、レンジカウンタ3からの補間を含む掃
引用のレンジデータRを受信し、受信されたR・φ座標
データ及びR・θ座標データをX・Y座標に座標変換す
ることで、ラスタスキャン表示を行うための走査変換処
理を行い、フレームメモリ6aへの書き込みアドレスを
発生する。
【0025】フレームメモリ6aは、走査変換処理回路
5から与えられる書き込みアドレス及びビデオバッファ
4から与えられる1掃引分のPARビデオデータによ
り、PARビデオTAを描画する。また、フレームメモ
リ6bは、外部記憶装置から与えられるデジタルのグラ
フィックデータにより、高低画面EL用のグライドパス
カーソルGC、セーフティリミットカーソルSC、レン
ジマークRM、及び方位画面AZ用のコースラインカー
ソルCC、レンジマークRMを描画する。ルックアップ
&D/Aコンバータ7は、フレームメモリ6aからTV
走査タイミングで読み出される1掃引線分のPARビデ
オの画素データと、フレームメモリ6aから同じくTV
走査タイミングで読み出されるグラフィック画素データ
とを合成し、ルックアップテーブルを参照して色変換を
行い、さらに、デジタル/アナログ変換した後、アナロ
グの画素信号を表示部8に出力する。表示部8は、ルッ
クアップ&D/Aコンバータ7から与えられるアナログ
の画素信号に基づいて、高低画面ELと、方位画面AZ
とを併示し、PARビデオの表示を行う。
【0026】このように、上記構成によれば、正規の掃
引線毎に複数(k本)の補間掃引線が近接して伴うの
で、正規の掃引線の1本1本が、図4に示すように、あ
たかも扇型の幅を持った表示となる。したがって、管制
対象となる航空機のPARビデオTAが、見かけ上扇型
掃引線を構成する複数本の掃引線(正規の掃引線と複数
の補間掃引線)に跨って表示されるため、輝点面積が増
え、一段と高密度で鮮明なPARビデオ表示を得ること
ができる。それゆえ、視認性が著しく向上する。また、
管制官の目を疲れさせず、パイロットへの指示が一層迅
速かつ的確となることが期待できる。また、図4に拡大
して示すように、補間掃引線の始点制御を行い、表示補
間を距離0NMから開始しないことにより、距離0NM
付近での複数の掃引線の重なりによる不必要な描画更新
等を行わず、効率的な回路動作を実現できる。なお、距
離0NM付近では、互いに近接する複数の正規の掃引線
に跨って輝点が発生するので、距離0NMから表示補間
が開始されなくとも、視認性の高いPARビデオ表示を
得ることができる。
【0027】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、補間掃引
線の本数、補間角度間隔及び始点位置は任意であり、ま
た、画面の見易さは、個人個人で異なる場合があるか
ら、管制官の好みに応じて、補間掃引線の表示角度、補
間本数及び始点位置を任意に設定又は設定変更できるよ
うにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の精測進
入レーダ表示装置によれば、正規の掃引線毎に複数(k
本)の補間掃引線が近接して伴うので、正規の掃引線の
1本1本が、あたかも扇型の幅を持った表示となる。し
たがって、管制対象となる航空機のビデオが、見かけ上
扇型掃引線を構成する複数本の掃引線(正規の掃引線と
複数の補間掃引線)に跨って表示されるため、輝点面積
が増え、一段と高密度で鮮明なPARビデオ表示を得る
ことができる。それゆえ、視認性が著しく向上する。ま
た、管制官の目を疲れさせず、パイロットへの指示が一
層迅速かつ的確となることが期待できる。また、請求項
4記載の構成では、補間掃引線の始点制御を行い、表示
補間を距離0NMから開始しないことにより、距離0N
M付近での複数の掃引線の重なりによる不必要な描画更
新等を行わず、効率的な回路動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である精測進入レーダ表示
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同精測進入レーダ表示装置において主たる補間
制御を担うビデオ補間処理回路の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同補間制御動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】同精測進入レーダ表示装置によるPARビデオ
表示画面の一例を模式的に示す模式図である。
【図5】従来の精測進入レーダ表示装置による表示画面
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 角度データバッファ 2 ビデオ補間処理回路(ビデオ補間処理手段、表
示補間制御手段の一部) 21 補間本数制御回路 22 角度加算回路 23 始点位置制御回路 3 レンジカウンタ(ビデオ補間処理手段、表示補
間制御手段の一部) 4 ビデオバッファ(ビデオ補間処理手段、ビデオ
表示データ作成手段の一部) 5 走査変換処理回路(ビデオ補間処理手段、表示
補間制御手段の一部) 6a,6b フレームメモリ(ビデオ表示データ作
成手段の一部) 7 ルックアップ&D/Aコンバータ 8 表示部 EL 高低画面 AZ 方位画面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精測進入レーダ受信装置から与えられる
    レーダ情報に基づいて、飛行場に進入する航空機のビデ
    オ表示を行う精測進入レーダ表示装置であって、アンテ
    ナビーム走査時におけるビーム角度データの入力に対応
    した1本の主掃引線上のビデオ表示に対して、複数本の
    補間掃引線を近接して伴わせることでビデオの表示補間
    を行うビデオ補間処理手段を備えてなることを特徴とす
    る精測進入レーダ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複数本の補間掃引線は、前記主掃引
    線の始点を回転中心とする所定の微小角度範囲内に表示
    されることを特徴とする請求項1記載の精測進入レーダ
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記補間掃引線の表示角度、本数及び始
    点位置を任意に設定又は設定変更できる設定手段を備え
    てなることを特徴とする請求項1又は2記載の精測進入
    レーダ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記主掃引線から遠い前記補間掃引線ほ
    ど、その始点が、主掃引線の始点から遠ざかるように設
    定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の精
    測進入レーダ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ビデオ補間処理手段は、前記精測進
    入レーダ受信装置から与えられる前記ビーム角度データ
    及びレーダトリガパルスの入力に基づいて、前記主掃引
    線角度データ、補間掃引線角度データ及びビデオ制御信
    号を発生する表示補間制御手段と、 該表示補間制御手段から与えられる前記ビデオ制御信号
    の入力タイミングで、前記精測進入レーダ受信装置から
    与えられる1掃引分のビデオデータに基づいて、前記主
    掃引線上のビデオ表示データ及び前記各補間掃引線上の
    ビデオ表示データを作成するビデオ表示データ作成手段
    とを有してなることを特徴とする請求項1又は2記載の
    精測進入レーダ表示装置。
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