JPH09210379A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
循環流路を介しての浴槽への給湯あるいは給水の温度を
上昇させることのない燃焼装置を提供する。 【解決手段】 暖房用循環流路27の湯水を加熱する暖
房用バーナ23と、暖房用循環流路27の湯水を循環さ
せる暖房用循環ポンプ31と、暖房用循環流路27の風
呂追い焚き用熱交換器32部分をバイパスする暖房用バ
イパス流路56と、暖房用循環流路27の暖房用バイパ
ス流路56によりバイパスされている部分を開閉する暖
房用熱動弁38と、暖房運転中に浴槽11への給湯ある
いは給水を行うに際して、先ず暖房用バーナ23と暖房
用循環ポンプ31とを停止させると共に暖房用熱動弁3
8の閉弁動作を開始させ、暖房用熱動弁38の閉弁動作
が完了した頃に、暖房用バーナ23と暖房用循環ポンプ
31とを作動させることにより暖房用バイパス流路56
を介して暖房用湯水を循環させる制御装置とを設けた。
Description
機能、および風呂追い焚き機能を有する給湯装置などの
燃焼装置に関する。
き機能を有する給湯装置として、風呂追い焚き時には、
暖房用循環流路と風呂追い焚き用循環流路との間で熱交
換を行うことにより風呂追い焚き用循環流路の湯水を温
度上昇させ、浴槽への給湯あるいは給水時には、風呂給
湯用通水流路と風呂追い焚き用循環流路とを介して給湯
あるいは給水を行うタイプのものがあった。
風呂給湯用通水流路と風呂追い焚き用循環流路とを介し
て給湯あるいは給水を行うに際して、風呂追い焚き用循
環流路の暖房用循環流路との熱交換部分をも通水路とし
て用いていた。すなわち、風呂給湯用通水流路と風呂追
い焚き用循環流路との合流点と浴槽との間には、風呂追
い焚き用循環流路により2本の通水路が形成され、その
うち一方は暖房用循環流路との熱交換部分を通り、他方
は熱交換部分を通らないのであるが、風呂追い焚き用循
環流路の断面積は風呂給湯用通水流路の断面積と比較し
て小さいので、双方の通水路を同時に使用することによ
り、給湯あるいは給水を迅速に行うように工夫されてい
た。
湯装置では、暖房運転中に浴槽への給湯あるいは給水を
行う場合、風呂給湯用通水流路から風呂追い焚き用循環
流路に流入した湯水が、風呂追い焚き用循環流路の暖房
用循環流路との熱交換部分を通る間に温度上昇し、浴槽
に供給される湯水の温度が所望温度よりも高くなってし
まうという課題があった。
ては、たとえば空の浴槽に温水を供給するいわゆる風呂
自動給湯の場合と、たとえば入浴中に浴槽の湯量を増加
させるいわゆる足し湯の場合と、たとえば浴槽の湯が熱
すぎるときに水を供給するいわゆる給水の場合とがある
が、風呂自動給湯および足し湯の場合、風呂給湯用通水
流路を通って供給される温水は、既に設定温度となるよ
うに加温されているので、それがさらに風呂追い焚き用
循環流路の熱交換部分で加温されると、設定温度よりも
高温の温水が供給される結果となり、不都合であった。
また、給水の場合も、浴槽の湯温を低下させるために給
水を行うのであるから、温水が供給されたのでは、浴槽
の湯温を低下させることができないか、あるいはできた
としても不必要に多量の温水を必要とし、浴槽の湯が溢
れたりして、いずれにしても不都合であった。
のであって、温水循環流路と熱交換を行う風呂追い焚き
用循環流路を介しての浴槽への給湯あるいは給水の温度
を上昇させることのない燃焼装置を提供することを、そ
の目的としている。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
は、温水を循環させる温水循環流路と、浴槽の湯水を取
り出して浴槽に戻す風呂追い焚き用循環流路と、温水循
環流路と風呂追い焚き用循環流路との間で熱交換を行う
ことにより風呂の追い焚きを行う熱交換器とを有し、風
呂追い焚き用循環流路を介して浴槽への給湯あるいは給
水を行う燃焼装置であって、温水循環流路を温水が循環
しているときに浴槽への給湯あるいは給水を行うに際し
て、温水循環流路の温水の循環を停止させる温水循環流
路通水停止手段を設けたことを特徴としている。
環流路を暖房に使用している場合、暖房運転中に浴槽へ
の給湯あるいは給水を行うに際して、温水循環流路通水
停止手段により、温水循環流路の通水を停止させるの
で、温水循環流路との間の熱交換による風呂追い焚き用
循環流路の湯水の温度上昇がなく、適温の湯水が浴槽に
供給される。もちろん、温水循環流路は暖房用に限ら
ず、他のいかなる用途であってもよい。
は、たとえば温水循環流路に設置された熱動弁などを閉
弁させるようにしてもよいし、あるいは、温水循環流路
に設置された循環ポンプを停止させるようにしてもよ
い。
給湯機能、暖房機能、および風呂追い焚き機能を有し、
風呂追い焚き時には、暖房用循環流路と風呂追い焚き用
循環流路との間で熱交換を行うことにより風呂追い焚き
用循環流路の湯水を温度上昇させ、浴槽への給湯あるい
は給水時には、風呂給湯用通水流路と風呂追い焚き用循
環流路とを介して給湯あるいは給水を行う燃焼装置であ
って、暖房用循環流路の湯水を加熱する暖房用加熱装置
と、暖房用循環流路の湯水を循環させる暖房用循環ポン
プと、暖房用循環流路の風呂追い焚き用循環流路との熱
交換部分をバイパスする暖房用バイパス流路と、暖房用
循環流路の暖房用バイパス流路によりバイパスされてい
る部分を開閉する暖房用熱動弁と、暖房運転中に浴槽へ
の給湯あるいは給水を行うに際して、先ず暖房用加熱装
置と暖房用循環ポンプとを停止させると共に暖房用熱動
弁の閉弁動作を開始させ、暖房用熱動弁の閉弁動作が完
了した頃に、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを作
動させることにより暖房用バイパス流路を介して暖房用
湯水を循環させる暖房制御手段とを設けたことを特徴と
している。
への給湯あるいは給水を行うに際して、暖房制御手段に
より、先ず暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを停止
させると共に暖房用熱動弁の閉弁動作を開始させる。す
なわち、暖房用熱動弁は、内蔵されているヒータに通電
することによってその熱により開弁する熱動弁により構
成されているので、閉弁にたとえば5分間程度の時間を
要することから、暖房用熱動弁の閉弁動作が完了する頃
までの間、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを停止
させることにより、暖房用循環流路との間の熱交換によ
る風呂追い焚き用循環流路の湯水の温度上昇を避けるの
である。このように開閉動作の遅い熱動弁を用いる理由
は、通常の電磁開閉弁と比較して、耐久性に優れ、異物
の噛み込みに強く、しかも徐々に開閉するので水流に悪
影響を与えないという利点があるためである。そして、
暖房用熱動弁の閉弁動作が完了した頃に、暖房制御手段
により、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを作動さ
せることにより暖房用バイパス流路を介して暖房用湯水
を循環させるので、浴槽への湯水の供給中にも暖房運転
を行うことができ、しかも暖房用循環流路との間の熱交
換による風呂追い焚き用循環流路の湯水の温度上昇がな
く、適温の湯水が浴槽に供給される。もちろん、暖房用
熱動弁の閉弁動作が完全に完了した後に、暖房制御手段
により、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを作動さ
せるのが、暖房用循環流路との間の熱交換を避けるとい
う観点からは好ましいのであるが、このようにすると、
暖房運転の中断時間が長くなるので、暖房用熱動弁の閉
弁動作が完全に完了する前に、暖房制御手段により、暖
房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを作動させてもよ
い。このようにしても、浴槽への給湯あるいは給水の温
度に実質的に影響を及ぼさなければよいのであって、暖
房用熱動弁の閉弁動作が完全に完了するタイミングと暖
房制御手段により暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプと
を作動させるタイミングとの厳密な関係は、各種設計条
件に応じて適宜決定すればよい。
ーナや石油バーナなどを用いることができる。また、暖
房制御手段は、たとえば燃焼装置全体を制御するマイク
ロコンピュータなどにより実現できる。また、暖房用熱
動弁の閉弁動作が完了したことの検出は、たとえば暖房
用熱動弁の閉弁動作の開始と同時にタイマーを起動さ
せ、そのタイマーがタイムアップしたときに暖房用熱動
弁の閉弁動作が完了したものとみなすようにすればよ
い。暖房用熱動弁の閉弁動作に要する時間は、雰囲気温
度などにより多少の変動はあるにしても、その最長時間
は予め実験などにより知ることができるので、タイマー
の計時時間をそれに応じて設定すればよいのである。こ
の暖房用熱動弁は、暖房用循環流路の暖房用バイパス流
路によりバイパスされている部分、すなわち、暖房用循
環流路に対する暖房用バイパス流路の2つの合流点の間
の位置で、暖房用循環流路に設置される。
給湯機能、低温暖房機能、高温暖房機能、および風呂追
い焚き機能を有し、風呂追い焚き時には、低温暖房用循
環流路と風呂追い焚き用循環流路との間で熱交換を行う
ことにより風呂追い焚き用循環流路の湯水を温度上昇さ
せ、浴槽への給湯あるいは給水時には、風呂給湯用通水
流路と風呂追い焚き用循環流路とを介して給湯あるいは
給水を行う燃焼装置であって、低温暖房用循環流路と高
温暖房用循環流路との共通部分に介装されて暖房用の湯
水を貯留する暖房用温水タンクと、低温暖房運転時およ
び高温暖房運転時ならびに風呂追い焚き時に、暖房用温
水タンクから流出して低温暖房用循環流路と高温暖房用
循環流路との共通部分を流れる湯水を加熱する暖房用加
熱装置と、低温暖房用循環流路と高温暖房用循環流路と
の共通部分に介装されて、暖房運転時および風呂追い焚
き時に低温暖房用循環流路の湯水を循環させ、かつ高温
暖房運転時に高温暖房用循環流路の湯水を循環させる暖
房用循環ポンプと、低温暖房用循環流路と風呂追い焚き
用循環流路との間で熱交換を行う風呂追い焚き用熱交換
装置と、低温暖房用循環流路の風呂追い焚き用熱交換装
置部分をバイパスする低温暖房用バイパス流路と、低温
暖房用循環流路の低温暖房用バイパス流路によりバイパ
スされている部分を開閉する暖房用熱動弁と、追い焚き
時に風呂追い焚き用循環流路の湯水を循環させる風呂追
い焚き用循環ポンプと、低温暖房運転中に浴槽への給湯
あるいは給水を行うに際して、先ず暖房用加熱装置と暖
房用循環ポンプとを停止させると共に暖房用熱動弁の閉
弁動作を開始させ、暖房用熱動弁の閉弁動作が完了した
頃に、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを作動させ
ることにより低温暖房用バイパス流路を介して低温暖房
用湯水を循環させる暖房制御手段とを設けたことを特徴
としている。
浴槽への給湯あるいは給水を行うに際して、暖房制御手
段により、先ず暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを
停止させると共に暖房用熱動弁の閉弁動作を開始させ
る。すなわち、暖房用熱動弁は、内蔵されているヒータ
に通電することによりその熱によって開弁する熱動弁に
より構成されているので、閉弁にたとえば5分間程度の
時間を要することから、暖房用熱動弁の閉弁動作が完了
するまでの間、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを
停止させることにより、風呂追い焚き用熱交換装置にお
ける熱交換による風呂追い焚き用循環流路の湯水の温度
上昇を避けるのである。そして、暖房用熱動弁の閉弁動
作が完了した頃に、暖房制御手段により、暖房用加熱装
置と暖房用循環ポンプとを作動させることにより低温暖
房用バイパス流路を介して低温暖房用湯水を循環させる
ので、浴槽への湯水の供給中にも低温暖房運転を行うこ
とができ、しかも風呂追い焚き用熱交換装置における熱
交換による風呂追い焚き用循環流路の湯水の温度上昇が
なく、適温の湯水が浴槽に供給される。なお、高温暖房
用循環流路は、風呂追い焚き用熱交換装置を通らないの
で、高温暖房運転中は上記のような制御は不要である。
ただし、低温暖房運転と高温暖房運転とを同時に行う場
合には、上記のような制御が必要になる。
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
してのガス燃焼式給湯装置の全体構成図であって、この
ガス燃焼式給湯装置は、給湯、暖房、および風呂追い焚
きの各機能を有している。このガス燃焼式給湯装置は、
給湯用燃焼器1と、暖房用燃焼器2とを備えており、給
湯用燃焼器1の給湯用燃焼室3を形成する給湯用缶体4
の内部には、給湯用バーナ5と、給湯用熱交換器6とが
設置されている。給湯用バーナ5は、給湯用熱交換器6
の下方に位置しており、給湯用ガス管7を介して都市ガ
スやプロパンガスなどの燃料ガスが供給される。給湯用
ガス管7には、給湯用バーナ5への燃料ガスの供給量を
可変させる給湯用比例弁8が設置されている。給湯用熱
交換器6には、給湯用入水管9と給湯用出湯管10とが
接続されており、給湯用入水管9を介して給湯用熱交換
器6に供給された水道水などの水は、給湯用熱交換器6
を通過する間に給湯用燃焼室3の火炎により加熱され、
給湯用出湯管10を介して台所や浴槽11などの所定の
給湯箇所に給湯される。給湯用入水管9には、給湯用熱
交換器6への入水量を検出する水量センサなどからなる
給湯用入水量検出器12と、給湯用熱交換器6への入水
温度を検出する温度サーミスタなどからなる給湯用入水
温度検出器13とが設置されており、給湯用出湯管10
には、給湯用熱交換器6からの出湯温度を検出する温度
サーミスタなどからなる給湯用出湯温度検出器14が設
置されている。
3に燃焼用空気を送風するためのシロッコファンなどか
らなる給湯用送風ファン15が設置されており、この給
湯用送風ファン15は給湯用ファンモータ16により回
転駆動される。
する暖房用缶体22の内部には、暖房用バーナ23と、
暖房用熱交換器24とが設置されている。暖房用バーナ
23は、暖房用熱交換器24の下方に位置しており、暖
房用ガス管25を介して都市ガスやプロパンガスなどの
燃料ガスが供給される。この暖房用バーナ23は、給湯
用バーナ5と比べて燃焼能力が小さい。暖房用ガス管2
5には、暖房用バーナ23への燃料ガスの供給量を可変
させる暖房用比例弁26が設置されている。暖房用熱交
換器24は、暖房用循環流路27に介装されており、こ
の暖房用循環流路27には、さらに暖房用温水タンク2
8が介装されている。この暖房用循環流路27は、暖房
用温水タンク28から暖房用熱交換器24に至る暖房用
入水管29と、暖房用熱交換器24から暖房用温水タン
ク28に至る暖房用出湯管30とにより構成されてお
り、暖房用入水管29には、暖房用温水タンク28内の
湯水を暖房用循環流路27などを介して循環させる暖房
用循環ポンプ31が設置されており、暖房用出湯管30
には、風呂追い焚き用熱交換器32が設置されている。
暖房用入水管29には、暖房用循環ポンプ31と暖房用
熱交換器24との間の位置に低温用暖房配管33の一端
が接続されており、暖房用出湯管30には、暖房用熱交
換器24と風呂追い焚き用熱交換器32との間の位置に
高温用暖房配管34の一端が接続されていると共に、風
呂追い焚き用熱交換器32と暖房用温水タンク28との
間の位置に暖房戻り管35の一端が接続されている。低
温用暖房配管33は、図外のパネルヒータやファンヒー
タなどの暖房装置本体を介して他端が暖房戻り管35に
接続されており、高温用暖房配管34は、図外の床下放
熱パイプなどの暖房装置本体を介して他端が暖房戻り管
35に接続されている。
4への入水量を検出する水量センサなどからなる暖房用
入水量検出器36が設置されている。暖房用出湯管30
には、暖房用熱交換器24と高温用暖房配管34の接続
点との間の位置に、暖房用熱交換器24からの出湯温度
を検出する温度サーミスタなどからなる暖房用出湯温度
検出器37が設置されており、風呂追い焚き用熱交換器
32と暖房戻り管35の接続点との間の位置に、暖房用
循環流路27を開閉する暖房用熱動弁38が設置されて
おり、暖房戻り管35の接続点と暖房用温水タンク28
との間の位置に、暖房用熱交換器20への入水温度を検
出する温度サーミスタなどからなる暖房用入水温度検出
器39が設置されている。
焚き用循環流路41に介装されており、この風呂追い焚
き用循環流路41は、浴槽11から風呂追い焚き用熱交
換器32に至る風呂戻り管42と、風呂追い焚き用熱交
換器32から浴槽11に至る風呂往き管43とにより構
成されている。風呂戻り管42には、浴槽11の湯水を
風呂追い焚き用循環流路41を介して循環させる風呂用
循環ポンプ44が設置されており、風呂用循環ポンプ4
4と風呂追い焚き用熱交換器32との間の位置に、風呂
給湯用通水流路45を構成する風呂給湯管46の一端が
接続されている。この風呂給湯管46の他端は、給湯用
出湯管10に接続されている。
室21に燃焼用空気を送風するためのシロッコファンな
どからなる暖房用送風ファン51が設置されており、こ
の暖房用送風ファン51は暖房用ファンモータ52によ
り回転駆動される。また、暖房用ガス管25には暖房用
バーナ23へのガスの供給流路を開閉する電磁開閉弁5
3が設置されている。また、風呂給湯管46には、風呂
給湯用通水流路45を開閉する電磁開閉弁54が設置さ
れている。また、高温用暖房配管34には、暖房用バイ
パス管55の一端が接続されており、暖房用バイパス管
55の他端は、暖房用出湯管30の暖房用熱動弁38と
暖房用温水タンク28との間の位置に接続されている。
すなわち、高温用暖房配管34と暖房用バイパス管55
とにより、暖房用出湯管30の風呂追い焚き用熱交換器
32部分をバイパスする暖房用バイパス流路56が構成
されている。
御系統図であって、上記ガス燃焼式給湯装置は、制御装
置61により全体を制御される。この制御装置61は、
マイクロコンピュータなどを備えており、たとえば浴室
などに設置されたリモートコントローラ62や各種検出
器などからの信号に基づいて、暖房用熱動弁38、電磁
開閉弁53、暖房用循環ポンプ31などの各種制御機器
を駆動する。
ばリモートコントローラ62に対して風呂追い焚きの指
令操作がなされると、リモートコントローラ62が、風
呂追い焚き指令信号を制御装置61に出力する。これに
より制御装置61が、暖房用バーナ23を燃焼させると
共に、暖房用熱動弁38を開弁させ、暖房用循環ポンプ
31および風呂用循環ポンプ44を駆動する。これによ
り、暖房用温水タンク28の湯水が、暖房用循環流路2
7を循環し、また、浴槽11の湯水が、風呂追い焚き用
循環流路41を循環する。すなわち、暖房用循環ポンプ
31により暖房用温水タンク28から暖房用入水管29
を介して暖房用熱交換器24に供給された湯水は、暖房
用熱交換器24を通過する間に暖房用燃焼室21の火炎
により加熱され、暖房用出湯管30を介して暖房用温水
タンク28に戻る。一方、風呂用循環ポンプ44により
浴槽11から風呂戻り管42を介して風呂追い焚き用熱
交換器32に供給された湯水は、風呂追い焚き用熱交換
器32を通過する間に暖房用出湯管30内のたとえば摂
氏80度程度の温水により加温され、風呂往き管43を
介して浴槽11に戻る。この結果、浴槽11の湯水の温
度が次第に上昇する。
るいは制御装置61に対して高温暖房の指令操作がなさ
れると、制御装置61が、暖房用バーナ23を燃焼させ
ると共に、高温用暖房配管34に設置された図外のバル
ブを開弁させ、暖房用循環ポンプ31を駆動する。これ
により、暖房用温水タンク28の湯水が、暖房用入水管
29と暖房用出湯管30の一部と高温用暖房配管34と
暖房戻り管35と暖房用出湯管30の一部とからなる高
温暖房用循環流路を通って循環する。このとき、暖房用
熱動弁38は閉弁しているので、暖房用温水タンク28
の湯水が暖房用出湯管30の風呂追い焚き用熱交換器3
2部分を流れることはない。すなわち、暖房用循環ポン
プ31により暖房用温水タンク28から暖房用入水管2
9を介して暖房用熱交換器24に供給された湯水は、暖
房用熱交換器24を通過する間に暖房用燃焼室21の火
炎により加熱され、暖房用出湯管30の一部と高温用暖
房配管34と上記床下放熱パイプなどの暖房装置本体と
暖房戻り管35と暖房用出湯管30の一部とを介して暖
房用温水タンク28に戻る。このとき、上記床下放熱パ
イプなどの暖房装置本体を通過する間に放熱し、床下暖
房などを行う。結局、摂氏80度程度の温水が上記床下
放熱パイプを通過することにより、床下暖房が行われる
ことになる。もちろん、高温用暖房配管34に設置され
た上記バルブの他、暖房装置本体側にもバルブが設置さ
れており、これらのバルブの開閉により室温調整が正確
になされる。
るいは制御装置61に対して低温暖房の指令操作がなさ
れると、制御装置61が、暖房用バーナ23を燃焼させ
ると共に、暖房用熱動弁38と低温用暖房配管33に設
置された図外のバルブとを開弁させ、暖房用循環ポンプ
31を駆動する。これにより、暖房用温水タンク28の
湯水が、暖房用循環流路27を循環すると同時に、暖房
用入水管29の一部と低温用暖房配管33と暖房戻り管
35と暖房用出湯管30の一部とからなる循環流路を通
って循環する。このとき、高温用暖房配管34に設置さ
れた上記バルブは閉弁しているので、暖房用温水タンク
28の湯水が高温用暖房配管34を流れることはない。
すなわち、暖房用循環ポンプ31により暖房用温水タン
ク28から暖房用入水管29に流入した湯水は、一部が
低温用暖房配管33に流入し、残部が暖房用熱交換器2
4に供給されて、暖房用熱交換器24を通過する間に暖
房用燃焼室21の火炎により加熱され、暖房用出湯管3
0を介して暖房用温水タンク28に戻る。一方、低温用
暖房配管33に流入した湯水は、上記パネルヒータやフ
ァンヒータなどの暖房装置本体と暖房戻り管35と暖房
用出湯管30の一部とを通って暖房用温水タンク28に
戻る。このとき、上記パネルヒータやファンヒータなど
の暖房装置本体を通過する間に放熱し、暖房を行う。結
局、暖房用温水タンク28の湯水が暖房用循環流路27
を循環する間に暖房用バーナ23により加熱され、その
温水が暖房装置本体を通って循環することにより、摂氏
60度程度の温水により暖房が行われることになる。も
ちろん、低温用暖房配管33に設置された上記バルブの
他、暖房装置本体側にもバルブが設置されており、これ
らのバルブの開閉により室温調整が正確になされる。
ては、暖房用温水タンク28の湯水が風呂追い焚き用熱
交換器32を通過する。したがって、低温暖房運転中に
浴槽11に湯水を供給する場合、たとえば空の浴槽11
に温水を供給するいわゆる風呂自動給湯の場合や、たと
えば入浴中に浴槽11の湯量を増加させるいわゆる足し
湯の場合や、たとえば浴槽11の湯が熱すぎるときに水
を供給するいわゆる給水の場合などには、風呂追い焚き
用熱交換器32における熱交換により浴槽11に供給さ
れる湯水が加温され、所望の温度よりも上昇してしまう
という問題が生じる。これを解決するのが本願発明の主
題であり、この動作について、以下に詳細に述べる。
湯の動作について、図3に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。空の浴槽11に湯を入れたいような場
合、低温暖房運転中に使用者によりリモートコントロー
ラ62に対して風呂自動給湯の指令操作がなされると、
給湯用バーナ5により加熱された水道水などの温水が、
給湯用出湯管10、風呂給湯管46、風呂戻り管42お
よび風呂往き管43を通って浴槽11に供給される。こ
のとき、風呂給湯管46から風呂戻り管42に流入した
温水は、一部が風呂戻り管42を通って直接浴槽11に
給湯され、残部が風呂戻り管42の風呂追い焚き用熱交
換器32部分と風呂往き管43とを通って浴槽11に給
湯される。そして、制御装置61が、暖房用熱動弁38
への通電を遮断し(S1)、図外のタイマーを起動する
(S2)。このタイマーは、制御装置61のCPUのク
ロックパルスに基づいて得られる所定周期のパルスをカ
ウントするカウンタなどによりハードウェアで実現して
もよいし、あるいは所定のプログラムを実行することに
よりソフトウェアで実現してもよい。そして、制御装置
61が、暖房用バーナ23の燃焼を停止させ(S3)、
暖房用循環ポンプ31の運転を停止させる(S4)。
述のように5分間程度の時間がかかるので、この状態で
は暖房用熱動弁38は閉弁しておらず、暖房用温水タン
ク28の温水は暖房用循環流路27を循環することが可
能である。しかし、暖房用循環ポンプ31の運転を停止
させているので、暖房用出湯管30内には温水が滞留し
た状態であり、暖房用バーナ23の燃焼も停止させてい
るので、暖房用出湯管30内の温水が温度上昇すること
はなく、浴槽11への給湯の一部が風呂追い焚き用熱交
換器32を通過することによる給湯温度の上昇はない。
より詳細に述べれば、暖房用出湯管30内に滞留した温
水により短時間の間多少の熱交換が行われるけれども、
その熱量は僅かであり、浴槽11内の温水の温度を実質
的に上昇させるものではない。
ムアップしたか否かを判断する(S5)。このタイマー
は、暖房用熱動弁38の閉弁に要する時間に応じて、た
とえば5分間よりも若干長い時間を計時するように設定
されており、このタイマーがタイムアップした状態で
は、暖房用熱動弁38は完全に閉弁している。タイマー
がタイムアップしていれば(S5:YES)、制御装置
61が、暖房用バーナ23を燃焼させ(S6)、暖房用
循環ポンプ31を起動させる(S7)。これにより、暖
房用温水タンク28の湯水は、暖房用循環流路27を循
環しようとする。ところが、暖房用熱動弁38が閉弁し
ているので、暖房用循環流路27を循環することができ
ず、暖房用熱交換器24を通った温水は暖房用バイパス
流路56を介して循環する。具体的には、暖房用熱交換
器24を通った温水は、暖房用出湯管30から高温用暖
房配管34に流入し、さらに暖房用バイパス管55を通
って暖房用出湯管30に流入して、暖房用温水タンク2
8に戻る。したがって、暖房用バーナ23を燃焼させ、
かつ暖房用循環ポンプ31を運転しても、風呂追い焚き
用熱交換器32における熱交換により浴槽11への給湯
温度が上昇するということはない。もちろん、暖房用温
水タンク28から暖房用入水管29の一部と低温用暖房
配管33と暖房装置本体と暖房戻り管35と暖房用出湯
管30の一部とを通って暖房用温水タンク28に戻る循
環流路にも通水されており、低温暖房運転が継続され
る。結局、タイマーが計時動作中の5分間程度の期間の
み、低温暖房運転が中断されることになる。
呂自動給湯が完了したか否かを判断し(S8)、完了し
ていれば(S8:YES)、制御装置61が、暖房用熱
動弁38に通電し(S9)、このルーチンを終了する。
これにより、2分間程度の時間で暖房用熱動弁38が開
弁するので、暖房用温水タンク28の温水が暖房用循環
流路27を循環し、通常の低温暖房運転状態に戻る。
が完了していなければ(S8:NO)、S8に戻って浴
槽11への風呂自動給湯が完了するのを待つ。すなわ
ち、浴槽11への風呂自動給湯が完了するまでは、暖房
用熱動弁38を開弁させない。
ていなければ(S5:NO)、制御装置61が、浴槽1
1への風呂自動給湯が完了したか否かを判断し(S1
0)、完了していなければ(S10:NO)、S5に戻
ってタイマーがタイムアップするのを待つ。浴槽11へ
の風呂自動給湯が完了していれば(S10:YES)、
S6に進む。すなわち、浴槽11への風呂自動給湯が完
了していれば、タイマーのタイムアップを待つまでもな
く、通常の低温暖房運転状態に戻ればよいので、S6に
進んで通常の低温暖房運転状態に戻る処理を進める。
作について、図4に示すフローチャートを参照しながら
説明する。入浴中に浴槽11の湯量を増加させたいよう
な場合、低温暖房運転中に使用者によりリモートコント
ローラ62に対して足し湯の指令操作がなされると、給
湯用バーナ5により加熱された水道水などの温水が、給
湯用出湯管10、風呂給湯管46、風呂戻り管42およ
び風呂往き管43を通って浴槽11に供給される。この
とき、風呂給湯管46から風呂戻り管42に流入した温
水は、一部が風呂戻り管42を通って直接浴槽11に給
湯され、残部が風呂戻り管42の風呂追い焚き用熱交換
器32部分と風呂往き管43とを通って浴槽11に給湯
される。そして、制御装置61が、暖房用熱動弁38へ
の通電を遮断し(S21)、図外のタイマーを起動する
(S22)。このタイマーは、制御装置61のCPUの
クロックパルスに基づいて得られる所定周期のパルスを
カウントするカウンタなどによりハードウェアで実現し
てもよいし、あるいは所定のプログラムを実行すること
によりソフトウェアで実現してもよい。そして、制御装
置61が、暖房用バーナ23の燃焼を停止させ(S2
3)、暖房用循環ポンプ31の運転を停止させる(S2
4)。
述のように5分間程度の時間がかかるので、この状態で
は暖房用熱動弁38は閉弁しておらず、暖房用温水タン
ク28の温水は暖房用循環流路27を循環することが可
能である。しかし、暖房用循環ポンプ31の運転を停止
させているので、暖房用出湯管30内には温水が滞留し
た状態であり、暖房用バーナ23の燃焼も停止させてい
るので、暖房用出湯管30内の温水が温度上昇すること
はない。したがって、浴槽11への給湯の一部が風呂追
い焚き用熱交換器32を通過することによる給湯温度の
上昇はない。より詳細に述べれば、暖房用出湯管30内
に滞留した温水により短時間の間多少の熱交換が行われ
るけれども、その熱量は僅かであり、浴槽11内の温水
の温度を実質的に上昇させるものではない。
ムアップしたか否かを判断する(S25)。このタイマ
ーは、暖房用熱動弁38の閉弁に要する時間に応じて、
たとえば5分間よりも若干長い時間を計時するように設
定されており、このタイマーがタイムアップした状態で
は、暖房用熱動弁38は完全に閉弁している。タイマー
がタイムアップしていれば(S25:YES)、制御装
置61が、暖房用バーナ23を燃焼させ(S26)、暖
房用循環ポンプ31を起動させる(S27)。これによ
り、暖房用温水タンク28の湯水は、暖房用循環流路2
7を循環しようとする。ところが、暖房用熱動弁38が
閉弁しているので、暖房用循環流路27を循環すること
ができず、暖房用熱交換器24を通った温水は暖房用バ
イパス流路56を介して循環する。具体的には、暖房用
熱交換器24を通った温水は、暖房用出湯管30から高
温用暖房配管34に流入し、さらに暖房用バイパス管5
5を通って暖房用出湯管30に流入して、暖房用温水タ
ンク28に戻る。したがって、暖房用バーナ23を燃焼
させ、かつ暖房用循環ポンプ31を運転しても、風呂追
い焚き用熱交換器32における熱交換により浴槽11へ
の給湯温度が上昇するということはない。もちろん、暖
房用温水タンク28から暖房用入水管29の一部と低温
用暖房配管33と暖房装置本体と暖房戻り管35と暖房
用出湯管30の一部とを通って暖房用温水タンク28に
戻る循環流路にも通水されており、低温暖房運転が継続
される。結局、タイマーが計時動作中の5分間程度の期
間のみ、低温暖房運転が中断されることになる。
し湯が終了したか否かを判断し(S28)、終了してい
れば(S28:YES)、制御装置61が、暖房用熱動
弁38に通電し(S29)、このルーチンを終了する。
これにより、2分間程度の時間で暖房用熱動弁38が開
弁するので、暖房用温水タンク28の温水が暖房用循環
流路27を循環し、通常の低温暖房運転状態に戻る。
了していなければ(S28:NO)、S28に戻って浴
槽11への足し湯が終了するのを待つ。すなわち、浴槽
11への足し湯が終了するまでは、暖房用熱動弁38を
開弁させない。
していなければ(S25:NO)、制御装置61が、浴
槽11への足し湯が終了したか否かを判断し(S3
0)、終了していなければ(S30:NO)、S25に
戻ってタイマーがタイムアップするのを待つ。浴槽11
への足し湯が終了していれば(S30:YES)、S2
6に進む。すなわち、浴槽11への足し湯が終了してい
れば、タイマーのタイムアップを待つまでもなく、通常
の低温暖房運転状態に戻ればよいので、S26に進んで
通常の低温暖房運転状態に戻る処理を進める。
について、図5に示すフローチャートを参照しながら説
明する。入浴中に浴槽11の湯温を下げたいような場
合、低温暖房運転中に使用者によりリモートコントロー
ラ62に対して給水の指令操作がなされると、水道水な
どの水が、風呂給湯管46、風呂戻り管42および風呂
往き管43を通って浴槽11に供給される。このとき、
風呂給湯管46から風呂戻り管42に流入した水は、一
部が風呂戻り管42を通って直接浴槽11に給水され、
残部が風呂戻り管42の風呂追い焚き用熱交換器32部
分と風呂往き管43とを通って浴槽11に給水される。
そして、制御装置61が、暖房用熱動弁38への通電を
遮断し(S41)、図外のタイマーを起動する(S4
2)。このタイマーは、制御装置61のCPUのクロッ
クパルスに基づいて得られる所定周期のパルスをカウン
トするカウンタなどによりハードウェアで実現してもよ
いし、あるいは所定のプログラムを実行することにより
ソフトウェアで実現してもよい。そして、制御装置61
が、暖房用バーナ23の燃焼を停止させ(S43)、暖
房用循環ポンプ31の運転を停止させる(S44)。
述のように5分間程度の時間がかかるので、この状態で
は暖房用熱動弁38は閉弁しておらず、暖房用温水タン
ク28の温水は暖房用循環流路27を循環することが可
能である。しかし、暖房用循環ポンプ31の運転を停止
させているので、暖房用出湯管30内には温水が滞留し
た状態であり、暖房用バーナ23の燃焼も停止させてい
るので、暖房用出湯管30内の水が温度上昇することは
ない。したがって、浴槽11への給水の一部が風呂追い
焚き用熱交換器32を通過することによる給水温度の上
昇はない。より詳細に述べれば、暖房用出湯管30内に
滞留した温水により短時間の間多少の熱交換が行われる
けれども、その熱量は僅かであり、浴槽11内の温水の
温度低下を実質的に妨げるものではない。なお、給水の
場合、風呂往き管43を通る水の温度と暖房用出湯管3
0に滞留している温水の温度との差は、風呂自動給湯や
足し湯の場合と比較して大きいので、風呂追い焚き用熱
交換器32による熱交換の熱量も多少は大きくなるが、
それでもその絶対量は僅かであり、給水による浴槽11
内の温水の温度低下を実質的に妨げるようなことにはな
らない。
ムアップしたか否かを判断する(S45)。このタイマ
ーは、暖房用熱動弁38の閉弁に要する時間に応じて、
たとえば5分間よりも若干長い時間を計時するように設
定されており、このタイマーがタイムアップした状態で
は、暖房用熱動弁38は完全に閉弁している。タイマー
がタイムアップしていれば(S45:YES)、制御装
置61が、暖房用バーナ23を燃焼させ(S46)、暖
房用循環ポンプ31を起動させる(S47)。これによ
り、暖房用温水タンク28の湯水は、暖房用循環流路2
7を循環しようとする。ところが、暖房用熱動弁38が
閉弁しているので、暖房用循環流路27を循環すること
ができず、暖房用熱交換器24を通った温水は暖房用バ
イパス流路56を介して循環する。具体的には、暖房用
熱交換器24を通った温水は、暖房用出湯管30から高
温用暖房配管34に流入し、さらに暖房用バイパス管5
5を通って暖房用出湯管30に流入して、暖房用温水タ
ンク28に戻る。したがって、暖房用バーナ23を燃焼
させ、かつ暖房用循環ポンプ31を運転しても、風呂追
い焚き用熱交換器32における熱交換により浴槽11へ
の給水温度が上昇するということはない。もちろん、暖
房用温水タンク28から暖房用入水管29の一部と低温
用暖房配管33と暖房装置本体と暖房戻り管35と暖房
用出湯管30の一部とを通って暖房用温水タンク28に
戻る循環流路にも通水されており、低温暖房運転が継続
される。結局、タイマーが計時動作中の5分間程度の期
間のみ、低温暖房運転が中断されることになる。
水が終了したか否かを判断し(S48)、終了していれ
ば(S48:YES)、制御装置61が、暖房用熱動弁
38に通電し(S49)、このルーチンを終了する。こ
れにより、2分間程度の時間で暖房用熱動弁38が開弁
するので、暖房用温水タンク28の温水が暖房用循環流
路27を循環し、通常の低温暖房運転状態に戻る。
していなければ(S48:NO)、S48に戻って浴槽
11への給水が終了するのを待つ。すなわち、浴槽11
への給水が終了するまでは、暖房用熱動弁38を開弁さ
せない。
していなければ(S45:NO)、制御装置61が、浴
槽11への給水が終了したか否かを判断し(S50)、
終了していなければ(S50:NO)、S45に戻って
タイマーがタイムアップするのを待つ。浴槽11への給
水が終了していれば(S50:YES)、S46に進
む。すなわち、浴槽11への給水が終了していれば、タ
イマーのタイムアップを待つまでもなく、通常の低温暖
房運転状態に戻ればよいので、S46に進んで通常の低
温暖房運転状態に戻る処理を進める。
11への給湯あるいは給水時には、暖房用熱動弁38が
閉弁するまで、暖房用バーナ23および暖房用循環ポン
プ31の運転を停止させるので、風呂追い焚き用熱交換
器32における熱交換により浴槽11への給湯あるいは
注水温度が上昇するのを良好に防止できる。
浴槽11への給湯あるいは給水が終了するまで、暖房用
温水タンク28の温水を暖房用バイパス流路56を介し
て循環させるので、浴槽11への給湯あるいは給水温度
を上昇させることなく、低温暖房運転を継続できる。
低温暖房運転との2種類の暖房運転を行う例について説
明したが、暖房運転の種類は、1種類であっても3種類
以上であってもよい。すなわち本願発明は、暖房運転の
種類に拘らず、少なくとも1つの暖房運転時に暖房用の
湯水が風呂追い焚き用熱交換器32を通る場合につい
て、全て適用可能である。さらには、暖房運転に限ら
ず、他の目的で使用する温水循環流路と風呂追い焚き用
循環流路との間で熱交換を行う場合も適用可能である。
時間を暖房用熱動弁38が完全に閉弁する時間に設定し
たが、タイマーの設定時間を暖房用熱動弁38が完全に
閉弁する時間よりも若干短く設定してもよい。このよう
にすれば、低温暖房運転の中断時間を短縮できる。要す
るに、風呂追い焚き用熱交換器32による熱交換の影響
を実質的に避けることが可能なようにタイマーの設定時
間を決定すればよいのである。
8の閉弁により暖房用循環流路27における湯水の循環
を停止させたが、暖房用熱動弁38を設けずに、単に暖
房用循環ポンプ31を停止させることにより暖房用循環
流路27における湯水の循環を停止させてもよい。但
し、熱交換を防止するなどの機能は、暖房用熱動弁38
を設けた場合よりも低下する。またこの場合には、風呂
側と暖房側との同時運転もできなくなる。
れば、温水循環流路を温水が循環しているときに浴槽へ
の給湯あるいは給水を行うに際して、温水循環流路の温
水の循環を停止させる温水循環流路通水停止手段を設け
たので、たとえば温水循環流路を暖房用温水の循環流路
として用いた場合、暖房運転中に浴槽への給湯あるいは
給水を行うに際して、温水循環流路通水停止手段によ
り、温水循環流路の通水を停止させることから、温水循
環流路との間の熱交換による風呂追い焚き用循環流路の
湯水の温度上昇がなく、適温の湯水が浴槽に供給され
る。
中に浴槽への給湯あるいは給水を行うに際して、先ず暖
房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを停止させると共に
暖房用熱動弁の閉弁動作を開始させ、暖房用熱動弁の閉
弁動作が完了した頃に、暖房用加熱装置と暖房用循環ポ
ンプとを作動させることにより暖房用バイパス流路を介
して暖房用湯水を循環させる暖房制御手段とを設けたの
で、暖房用熱動弁の閉弁動作が完了した頃に、暖房制御
手段により、暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを作
動させることにより暖房用バイパス流路を介して暖房用
湯水を循環させることから、浴槽への湯水の供給中にも
暖房運転を行うことができ、しかも暖房用循環流路との
間の熱交換による風呂追い焚き用循環流路の湯水の温度
上昇がなく、適温の湯水が浴槽に供給される。
運転中に浴槽への給湯あるいは給水を行うに際して、先
ず暖房用加熱装置と暖房用循環ポンプとを停止させると
共に暖房用熱動弁の閉弁動作を開始させ、暖房用熱動弁
の閉弁動作が完了した頃に、暖房用加熱装置と暖房用循
環ポンプとを作動させることにより低温暖房用バイパス
流路を介して低温暖房用湯水を循環させる暖房制御手段
とを設けたので、暖房用熱動弁の閉弁動作が完了した頃
に、暖房制御手段により、暖房用加熱装置と暖房用循環
ポンプとを作動させることにより低温暖房用バイパス流
路を介して低温暖房用湯水を循環させることから、浴槽
への湯水の供給中にも低温暖房運転を行うことができ、
しかも風呂追い焚き用熱交換装置における熱交換による
風呂追い焚き用循環流路の湯水の温度上昇がなく、適温
の湯水が浴槽に供給される。もちろん、高温暖房用循環
流路は、風呂追い焚き用熱交換装置を通らないので、高
温暖房運転中における浴槽への給湯あるいは給水は、高
温暖房運転により何ら影響を受けない。
焼式給湯装置の全体構成図である。
図である。
中における風呂自動給湯動作を説明するフローチャート
である。
中における足し湯動作を説明するフローチャートであ
る。
中における給水動作を説明するフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 温水を循環させる温水循環流路と、浴槽
の湯水を取り出して浴槽に戻す風呂追い焚き用循環流路
と、前記温水循環流路と前記風呂追い焚き用循環流路と
の間で熱交換を行うことにより風呂の追い焚きを行う熱
交換器とを有し、前記風呂追い焚き用循環流路を介して
前記浴槽への給湯あるいは給水を行う燃焼装置であっ
て、 前記温水循環流路を温水が循環しているときに前記浴槽
への給湯あるいは給水を行うに際して、前記温水循環流
路の温水の循環を停止させる温水循環流路通水停止手段
を設けたことを特徴とする、燃焼装置。 - 【請求項2】 給湯機能、暖房機能、および風呂追い焚
き機能を有し、風呂追い焚き時には、暖房用循環流路と
風呂追い焚き用循環流路との間で熱交換を行うことによ
り風呂追い焚き用循環流路の湯水を温度上昇させ、浴槽
への給湯あるいは給水時には、風呂給湯用通水流路と前
記風呂追い焚き用循環流路とを介して給湯あるいは給水
を行う燃焼装置であって、 前記暖房用循環流路の湯水を加熱する暖房用加熱装置
と、 前記暖房用循環流路の湯水を循環させる暖房用循環ポン
プと、 前記暖房用循環流路の前記風呂追い焚き用循環流路との
熱交換部分をバイパスする暖房用バイパス流路と、 前記暖房用循環流路の前記暖房用バイパス流路によりバ
イパスされている部分を開閉する暖房用熱動弁と、 暖房運転中に前記浴槽への給湯あるいは給水を行うに際
して、先ず前記暖房用加熱装置と前記暖房用循環ポンプ
とを停止させると共に前記暖房用熱動弁の閉弁動作を開
始させ、前記暖房用熱動弁の閉弁動作が完了した頃に、
前記暖房用加熱装置と前記暖房用循環ポンプとを作動さ
せることにより前記暖房用バイパス流路を介して暖房用
湯水を循環させる暖房制御手段とを設けたことを特徴と
する、燃焼装置。 - 【請求項3】 給湯機能、低温暖房機能、高温暖房機
能、および風呂追い焚き機能を有し、風呂追い焚き時に
は、低温暖房用循環流路と風呂追い焚き用循環流路との
間で熱交換を行うことにより風呂追い焚き用循環流路の
湯水を温度上昇させ、浴槽への給湯あるいは給水時に
は、風呂給湯用通水流路と前記風呂追い焚き用循環流路
とを介して給湯あるいは給水を行う燃焼装置であって、 前記低温暖房用循環流路と高温暖房用循環流路との共通
部分に介装されて暖房用の湯水を貯留する暖房用温水タ
ンクと、 低温暖房運転時および高温暖房運転時ならびに風呂追い
焚き時に、前記暖房用温水タンクから流出して前記低温
暖房用循環流路と前記高温暖房用循環流路との共通部分
を流れる湯水を加熱する暖房用加熱装置と、 前記低温暖房用循環流路と前記高温暖房用循環流路との
共通部分に介装されて、暖房運転時および風呂追い焚き
時に前記低温暖房用循環流路の湯水を循環させ、かつ高
温暖房運転時に前記高温暖房用循環流路の湯水を循環さ
せる暖房用循環ポンプと、 前記低温暖房用循環流路と前記風呂追い焚き用循環流路
との間で熱交換を行う風呂追い焚き用熱交換装置と、 前記低温暖房用循環流路の前記風呂追い焚き用熱交換装
置部分をバイパスする低温暖房用バイパス流路と、 前記低温暖房用循環流路の前記低温暖房用バイパス流路
によりバイパスされている部分を開閉する暖房用熱動弁
と、 追い焚き時に前記風呂追い焚き用循環流路の湯水を循環
させる風呂追い焚き用循環ポンプと、 低温暖房運転中に前記浴槽への給湯あるいは給水を行う
に際して、先ず前記暖房用加熱装置と前記暖房用循環ポ
ンプとを停止させると共に前記暖房用熱動弁の閉弁動作
を開始させ、前記暖房用熱動弁の閉弁動作が完了した頃
に、前記暖房用加熱装置と前記暖房用循環ポンプとを作
動させることにより前記低温暖房用バイパス流路を介し
て低温暖房用湯水を循環させる暖房制御手段とを設けた
ことを特徴とする、燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01853996A JP3417184B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 燃焼装置 |
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JP01853996A JP3417184B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 燃焼装置 |
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JPH09210379A true JPH09210379A (ja) | 1997-08-12 |
JP3417184B2 JP3417184B2 (ja) | 2003-06-16 |
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ID=11974440
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JP01853996A Expired - Fee Related JP3417184B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 燃焼装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3417184B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100650520B1 (ko) * | 2005-01-25 | 2006-11-28 | 린나이코리아 주식회사 | 액액열교환기 |
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1996
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KR100650520B1 (ko) * | 2005-01-25 | 2006-11-28 | 린나이코리아 주식회사 | 액액열교환기 |
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