JPH09209341A - ゲート駆動装置 - Google Patents

ゲート駆動装置

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JPH09209341A
JPH09209341A JP4405996A JP4405996A JPH09209341A JP H09209341 A JPH09209341 A JP H09209341A JP 4405996 A JP4405996 A JP 4405996A JP 4405996 A JP4405996 A JP 4405996A JP H09209341 A JPH09209341 A JP H09209341A
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JP
Japan
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gate
fan
hydraulic cylinder
shaped
pinion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4405996A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Omote
実 表
Kazunori Tamaru
丸 一 憲 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OMOTE TEKKOSHO KK
Omote Ironworks Inc
Original Assignee
OMOTE TEKKOSHO KK
Omote Ironworks Inc
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Publication date
Application filed by OMOTE TEKKOSHO KK, Omote Ironworks Inc filed Critical OMOTE TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧シリンダの推力を有効に利用することの
できるゲート駆動装置を提供する。 【解決手段】 堰1の扇形ゲート5の回動軸9と油圧シ
リンダ19の間に変位増大機構Aを介在し、この変位増
大機構Aは、扇形ゲート5の回動軸9の端部にピニオン
12を嵌着してピニオン12と回動駆動軸16の扇形の
ピンホイール13を噛み合わせ、回動駆動軸16に揺動
アーム18を嵌着して揺動アーム18には油圧シリンダ
19のピストンロッド20を連結したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路のゲートを開
閉する際に使用されるゲート駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のゲート駆動装置は、図6に示すよ
うに、そのゲートの回動軸9の端部に油圧シリンダ19
のピストンロッド20が揺動アーム18を介して単に連
結されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のゲート駆動装置
は、以上のように構成されているので、ゲート5の回動
軸9に油圧シリンダ19のピストンロッド20が揺動ア
ーム18を介して直接連結される場合、揺動アーム18
の回転角θがそのままゲート5の回転角θとなるが、油
圧シリンダ19の推力Fに基づき発生するゲート5の回
動軸9のトルクは最大 (F×R) 〜最小 (F×R×co
sθ/2) となり、ゲート5の回動変位はそれに反比例
して変動する。いま、ゲート5の最大トルクを1とした
とき、ゲート5の回転角に対する回動変位の変動率を示
すと、 ゲート5の回転角θが30°の場合、発生トルクの減少
率は0.966 ゲート5の回転角θが60°の場合、発生トルクの減少
率は0.866 ゲート5の回転角θが90°の場合、発生トルクの減少
率は0.707 ゲート5の回転角θが120°の場合、発生トルクの減
少率は0.500 ゲート5の回転角θが150°の場合、発生トルクの減
少率は0.259 ゲート5の回転角θが180°の場合、発生トルクの減
少率は0.000 となる。これらから明らかなように、ゲート5の回転角
θが大きくなるほど、回動変位の減少率が急激に大きく
なり、回転角θが180°の場合には減少率が0.00
0となる。したがって、油圧シリンダ19の推力Fを有
効に利用することができないことがあった。
【0004】また、ゲート5の回動軸に油圧シリンダ1
9のピストンロッド20が揺動アーム18を介して直接
連結される場合、ゲート5につき180°以上の大きな
回転角度を得るときには、堰1の左右両側のピット3に
油圧シリンダ19をそれぞれ複数本セットせざるを得
ず、この結果、省スペース化や構造の簡素化などを図る
ことができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、油圧シリンダの推力を有効に利用することのできる
ゲート駆動装置を提供することを目的としている。ま
た、複数本の油圧油圧シリンダをセットしなくても、ゲ
ートにつき大きな回転角度を得ることのできるゲート駆
動装置を提供することをも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、水路に設置された起伏ゲート又
は扇形ゲートの回動軸の端部と油圧シリンダによる回動
駆動軸とを変位増大機構を介して連結するようにしてい
る。なお、前記変位増大機構を、ピニオンとピンホイー
ル、又は小スプロケット、大スプロケットおよび駆動チ
ェーンから構成するとよい。
【0007】請求項1記載の発明によれば、油圧シリン
ダが後退又は突出動作すると、揺動アームが時計方向又
は反時計方向に回転し、変位増大機構を構成する大きい
歯車が時計方向又は反時計方向に回転するとともに、小
さい歯車が反時計方向又は時計方向に回転し、回動軸が
反時計方向又は時計方向に回転する。そして、ゲートが
反時計方向又は時計方向に回転し、ゲートの全開状態又
は全閉状態などが確保される。また、請求項2記載の発
明によれば、油圧シリンダが後退又は突出動作すると、
揺動アームが時計方向又は反時計方向に回転し、ピンホ
イール又は大スプロケットが時計方向又は反時計方向に
回転する。すると、ピニオン又は小スプロケットが反時
計方向又は時計方向に回転し、回動軸が反時計方向又は
時計方向に回転する。そして、ゲートが反時計方向又は
時計方向に回転し、ゲートの全開状態又は全閉状態など
が確保される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本実施形態におけるゲート駆動装
置は、図1ないし図5に示すごとく、堰1の扇形ゲート
5の回動軸9と油圧シリンダ19の間に変位増大機構A
を介在し、この変位増大機構Aは、扇形ゲート5の回動
軸9の端部にピニオン12を固着してピニオン12と回
動駆動軸16の扇形のピンホイール13を噛み合わせ、
回動駆動軸16に揺動アーム18を固着して揺動アーム
18には油圧シリンダ19のピストンロッド20を連結
したものとするようにしている。なお、本実施形態にお
いては、扇形ゲート5を使用するもの示すが、扇形ゲー
ト5の代わりに板形の起伏ゲート5などを用いてもよ
い。
【0009】堰1は、その両側部にピット3がそれぞれ
設置されている。水路2の底部にはほぼ半円弧形の凹部
4が形成され、この凹部4が扇形ゲート5の回転を円滑
化する。また、扇形ゲート5は、間隔をおいて相対向す
る扇形の側板6を一対備え、この一対の側板6の円弧形
に曲がった下部間にはほぼ半円形の扉体7が複数の補強
部材8やダイヤフラム(図示せず)などを介して架設さ
れており、扉体7が凹部4内に位置する。各側板の回転
中心部には回動軸9がそれぞれ取り付けられ、この各回
動軸9がピット3の区画側壁10を軸受け11を介し貫
通してピット3の内部に突出し、各回動軸9の端部には
ピニオン12がそれぞれ固着されている。
【0010】また、ピニオン12はそのピッチ面に複数
の歯みぞが等間隔に形成され、ピニオン12よりも回転
半径の大きいピンホイール13のピン15と噛合する。
このピンホイール13は、間隔をおいて相対向する一対
の扇形板14を備え、この一対の扇形板14の間には複
数のピン15が等間隔に介在して設置されている。ま
た、扇形のピンホイール13は、回動駆動軸16の端部
に固着され、この回動駆動軸16が一対の軸受け17に
支持されており、この一対の軸受け17の間における回
動駆動軸16に揺動アーム18が固着されている。さら
に、揺動アーム18の先端部には油圧シリンダ19のピ
ストンロッド20がピン21を介して連結され、油圧シ
リンダ19がピット3の壁22にピン23を介して揺動
可能に支持されている。なお、本実施形態においては、
左右両側のピット3にピニオン12、ピンホイール1
3、および油圧シリンダ19をそれぞれ配置したものを
示すが、左右いずれかのピット3に、ピニオン12、ピ
ンホイール13、および油圧シリンダ19を配置しても
よい。
【0011】次に、動作について説明する。先ず、扇形
ゲート5を全開にする場合には、油圧シリンダ19のピ
ストンロッド20を後退させればよい。すると、揺動ア
ーム18が時計方向に回転してピンホイール13を時計
方向に回転させ、ピニオン12が反時計方向に回転して
回動軸9を反時計方向に回転させる。そして、扇形ゲー
ト5が反時計方向に回転して扉体7を凹部4内に位置さ
せることにより、扇形ゲート5の全開状態が確保される
こととなる。
【0012】次いで、扇形ゲート5を全閉にする場合に
は、油圧シリンダ19のピストンロッド20を突出させ
ればよい。すると、揺動アーム18が反時計方向に回転
してピンホイール13を反時計方向に回転させ、ピニオ
ン12が時計方向に回転して回動軸9を時計方向に回転
させる。そして、扇形ゲート5が時計方向に回転して凹
部4内の扉体7を図3の位置に回転させ、扉体7が水路
2の水流(図3の矢印参照)を堰上げることにより、扇
形ゲート5の全閉状態が確保されることとなる。
【0013】次いで、扇形ゲート5をメンテナンスする
場合には、油圧シリンダ19のピストンロッド20を最
大ストロークで大きく突出させればよい。すると、揺動
アーム18が反時計方向に大きく回転してピンホイール
13を反時計方向に回転させ、ピニオン12が時計方向
に大きく回転して回動軸9を時計方向に回転させる。そ
して、扇形ゲート5が時計方向に大きく回転して扉体7
を凹部4の上方、換言すれば、水路2の水面上に回転露
出させることにより、扇形ゲート5のメンテナンス状態
が確保されることとなる。このとき、揺動アーム18の
回転角は、駆動力の減少の少ない角度、すなわち、10
0°〜120°が選択され、この揺動角度で扇形ゲート
5の回動角度が十分達し得られるよう、ピニオン12と
ピンホイール13のギヤ比が決定される。
【0014】上記構成によれば、ゲート5の回動軸9を
回動軸9と回動駆動軸16とに分割してそれらの間に変
位増大機構Aを介在しているので、回動駆動軸16の回
転角度を回動変位の減少率の少ない小さな角度に設定す
るとともに、変位増大機構Aの増速比を扇形ゲート5の
所定の回転角度になるよう設定すれば、油圧シリンダ1
9の推力Fをきわめて有効に利用することができる。さ
らに、変位増大機構Aの介在により、1本の油圧シリン
ダ19だけで扇形ゲート5を全開、全閉、又はメンテナ
ンスの状態にすることが容易に可能となる。したがっ
て、堰1の左右両側のピット3に油圧シリンダ19をそ
れぞれ複数本セットする必要性が全くなく、省スペース
化や構造の簡素化などが大いに期待できる。さらに、相
対向する一対の扇形板14の間に複数のピン15が等間
隔に介在して設置されているので、ピンホイール13を
一体的に構成する場合よりも、製造が簡便、かつ簡素で
ある。
【0015】なお、変位増大機構Aは、上記した第1の
実施形態の構成に必ずしも特定されるものではなく、ほ
ぼ同様の機能が期待しえるものであれば、他の機構に構
成してもよい。例えば、扇形ゲート5の回動軸9の端部
にピニオンを固着してこのピニオンギヤと回動駆動軸1
6にこれと噛合する大歯車を固着したり、又、小スプロ
ケットと回動駆動軸16の大スプロケットの間に駆動チ
ェーンを巻回したりしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、油圧シリンダの推力を有効に利用することのできる
ゲート駆動装置を提供することができるという格別の効
果がある。また、複数本の油圧油圧シリンダをセットし
なくても、ゲートにつき大きな回転角度を得ることが可
能になる。また、請求項2記載の発明によれば、特別な
ピンホイールなどを使用する必要性を省くことができる
という顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲート駆動装置の実施の形態を示
す全体正面である。
【図2】本発明に係るゲート駆動装置の実施の形態を示
す一部断面説明図である。
【図3】図2のA−A線からみた要部拡大説明図であ
る。
【図4】図2のB−B線からみた要部拡大説明図であ
る。
【図5】図2のC−C線からみた要部拡大説明図であ
る。
【図6】従来のゲート駆動装置を示す要部説明図であ
る。
【符号の説明】
A…変位増大機構 1…堰 2…水路 3…ピット 5…ゲート 7…扉体 9…回動軸 12…ピニオン 13…ピンホイール 15…ピン 16…回動駆動軸 18…揺動アーム 19…油圧シリンダ 20…ピストンロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路に設置された起伏ゲート又は扇形ゲ
    ートの回動軸の端部と油圧シリンダによる回動駆動軸と
    を変位増大機構を介して連結したことを特徴とするゲー
    ト駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記変位増大機構を、ピニオンとピンホ
    イール、又は小スプロケット、大スプロケットおよび駆
    動チェーンから構成した請求項1記載のゲート駆動装
    置。
JP4405996A 1996-02-07 1996-02-07 ゲート駆動装置 Pending JPH09209341A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4405996A JPH09209341A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 ゲート駆動装置

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JP4405996A JPH09209341A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 ゲート駆動装置

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JPH09209341A true JPH09209341A (ja) 1997-08-12

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ID=12681058

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JP4405996A Pending JPH09209341A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 ゲート駆動装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100798630B1 (ko) * 2007-07-02 2008-01-28 주식회사 우승산업 회전식 수문의 수밀장치
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