JPH0510522U - セグメントゲートの駆動装置 - Google Patents

セグメントゲートの駆動装置

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Publication number
JPH0510522U
JPH0510522U JP6601991U JP6601991U JPH0510522U JP H0510522 U JPH0510522 U JP H0510522U JP 6601991 U JP6601991 U JP 6601991U JP 6601991 U JP6601991 U JP 6601991U JP H0510522 U JPH0510522 U JP H0510522U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
gate body
rack
pinion
segment
Prior art date
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Pending
Application number
JP6601991U
Other languages
English (en)
Inventor
欽司 田子
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セグメントゲートの駆動機構をコンパクトに
し、且つゲートの回転角の制限をなくす。 【構成】 ゲート本体1の両端に円板状の側盤2を取り
付ける。両側盤2間にバランスウエイト10を取り付け
て、側盤2がゲート本体1と一体で安定して回転できる
ようにする。側盤2の外周面にラック11を設ける。ラ
ック11に噛合させたピニオン12を電動機13に連結
する。バランスのとられたゲート本体1はピニオン・ラ
ック方式により小さい回転力で回転させられる。ピニオ
ン・ラック方式のため、ゲート本体1は任意の角度回転
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は河川または河口等に設置して洪水時または高潮時等のとき立てて用い るようにするセグメントゲートの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表面が半円より小さい円弧をなすセグメント形式のゲート、いわゆるセグメン トゲートは、河川または河口等に設置され、洪水時や高潮等の際に閉じるように して用いるものであるが、現在まで、我国での採用例はなく、外国で実施された 例があるだけである。
【0003】 外国で実施されている例は、図4及び図5に原理を示す如く、表面を半円より も小さい円弧にしたゲート本体1の両端に、円板状の側盤2を取り付け、該両側 盤2を両側の堤体3の内側に中央部のトラニオンシャフト4を介して回転自在に 支持させ、一端を上記側盤2に枢着させたリンク5の他端と、一端を堤体3上に 枢着させたリンク6の他端とを連結すると共に、堤体3上の油圧シリンダ7のピ ストンロッド8の先端と一端を堤体3上に枢着させたリンク6と同軸のリンク6 ´の他端とを連結し、油圧シリンダ7の伸縮動作によりリンク6´,6,5を介 してゲート本体1と側盤2が一体となって回転できるようにしてあり、更に、河 床部には、コンクリート製の敷部9がゲート本体1の長手方向と平行に設置して あって、ゲート本体1を立てたときの下端縁と上記敷部9との間の狭い間隙は水 密ゴムで止水され、ゲート本体1を立てて閉じたときは上流側の水が遮断される ようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来形式のセグメントゲートの駆動装置では、ゲート本体1を 立てたり、あるいは90度回転させてゲート本体1を水面上に出したりするため に、大規模な油圧シリンダ7とリンク5,6,6´が必要となり、これら駆動機 構の占める大きなスペースが必要となると共に、リンク5,6,6´により側盤 2を回転させてゲート本体1を回転させるもので、ゲート本体1の回転角に制限 がある、等の問題がある。
【0005】 そこで、本考案は、駆動機構のコンパクト化を図ると共に、ゲート本体の回転 角に制限をなくすようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、表面を半円より小さい円弧にしたセグ メント形式のゲート本体の両端に、円板状の側盤を対称的に配置して一体的に取 り付け、側盤の中央部を堤体内側面に回転自在に支持させてある構成において、 ゲート本体の反対側の側盤内に、バランスウエイトを搭載し、且つ両端の側盤の 外周面にラックを刻設し、該ラックに噛合するピニオンを、堤体上に設置した駆 動源に連結した構成とする。
【0007】
【作用】
ゲート本体の反対側にバランスウエイトがあるので、側盤を回転させてゲート 本体を回転させるときのモーメントを軽減できて、小さい回転トルクで回転させ ることが可能となる。これにより駆動機構はコンパクトなものにできる。又、側 盤の外周面のラックに噛合させたピニオンを駆動させることにより側盤を自由に 回転でき、ゲート本体は回転角を制限されることがない。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1乃至図3は本考案の実施例を示すもので、図4に示した従来のセグメント ゲートの場合と同様に、表面が半円よりも小さい円弧をなす三ケ月状のゲート本 体1の両端に、円板状の側盤2を対称的に固定し、両側盤2を堤体3の内側面の 凹部に嵌め込んで、側盤2の中心位置に取り付けたトラニオンシャフト4を堤体 3に回転自在に支持させ、側盤2を回転させることによりゲート本体1を立てた り、横にしたりできるようにしてある構成において、上記ゲート本体1とは反対 位置における左右の側盤内に、上記ゲート本体1の重量に対応させたバランスウ エイト10をゲート本体1に対応させて取り付け、ゲート本体1のみの場合にお ける重心位置の偏りを修正して、セグメントゲート自体の回転モーメントを軽減 させるようにし、且つ各側盤2の外周面に全周にわたってラック11を刻設し、 該ラック11にピニオン12を噛合させる。
【0010】 上記ピニオン12は、堤体3上に設置してある電動機13に減速機14を介し て連結し、電動機13により減速機14を介してピニオン12が回転させられる ことにより、ラック11を介して側盤2が回転させられて、ゲート本体1が立て られて閉じられた状態にされたり、ゲート本体1が横に寝かされて開いた状態に されたりできるようにする。
【0011】 又、上記側盤2の外周面と、該側盤2が嵌め込まれていてその外周面が対向す るところの堤体3の凹部3aの円周面3bとの間で水密を保持するため、側盤2 のゲート本体1寄りの外周面に、凹部3aの内周面3bに当接するよう水密ゴム 15を取り付け、側盤2の外周のラック11が水没位置にあっても水に浸される ことがないようにし、ラック11の防錆を図るようにする。
【0012】 電動機13を駆動すると、ピニオン12が正転又は逆転するので、このピニオ ン12と噛合しているラック11を介して側盤2がトラニオンシャフト4を中心 に回転させられる。この際、左右の側盤の内部には、セグメント形式のゲート本 体1と、これに対応させてバランスウエイト10が備えてあって、バランスに近 い状態にしてあるので、従来のゲート本体1のみの場合における如き重心位置の 偏りによる大きな回転トルクを大幅に軽減でき、小さい力で側盤2及びゲート本 体1を回転させることができる。これにより駆動機構全体をコンパクト化するこ とが可能となり、堤体3上への設置に広いスペースを必要としなくてすむことに なる。
【0013】 又、側盤2及びゲート本体1の回転はピニオン・ラックの方式で行わせること から、ゲート本体1は容易に回転できて、従来のリンク形式の場合の如き回転角 の制限は一切ないものとすることができる。
【0014】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではなく、たとえば、ピニオ ン12の駆動源としては電動機に代えて油圧モータ駆動方式としてもよいこと、 その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である 。
【0015】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のセグメントゲートの駆動装置によれば、セグメント 形式のゲート本体の両端に円板状の側盤を取り付けた構成において、上記両側盤 内に、ゲート本体とは反対側にバランスウエイトを取り付けて重心位置の偏りを 少なくすようにし、且つ上記両側盤の外周面に刻設したラックに、堤体上の駆動 源により回転させられるピニオンを噛合させた構成としてあるので、ゲートとし てはバランスウエイトの設置により重心位置の偏りが少なくなって、小さい回転 力で安定して回転できることになり、これに伴い駆動機構を小型化、コンパクト 化することができて、設置スペースに広い場所を不要にでき、又、駆動機構とし て、ピニオン・ラック方式を採用しているので、ゲート本体を自由にどの角度に も回転させることができて、ゲート本体の回転角の制限がなく、メンテナンス時 の作業が容易になる、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のセグメントゲートの駆動装置の一実施
例を示す概略側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII 部の拡大図である。
【図4】従来の例を示す概略側面図である。
【図5】図4のV方向よりの平面図である。
【符号の説明】
1 ゲート本体 2 側盤 3 堤体 4 トラニオンシャフト 10 バランスウエイト 11 ラック 12 ピニオン 13 電動機(駆動源) 15 水密ゴム

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 表面を半円より小さい円弧にしたセグメ
    ント形式のゲート本体の両端に、円板状の側盤を対称的
    に取り付け、且つ上記両側盤内に、上記ゲート本体に対
    応させてバランスウエイトを取り付け、上記両側盤の中
    心位置を堤体の内側面に回転自在に支持させて、該側盤
    の外周面にラックを設け、該ラックに噛合させたピニオ
    ンを、堤体上の駆動源に連結してなる構成を有すること
    を特徴とするセグメントゲートの駆動装置。
JP6601991U 1991-07-26 1991-07-26 セグメントゲートの駆動装置 Pending JPH0510522U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6601991U JPH0510522U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 セグメントゲートの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6601991U JPH0510522U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 セグメントゲートの駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510522U true JPH0510522U (ja) 1993-02-12

Family

ID=13303805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6601991U Pending JPH0510522U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 セグメントゲートの駆動装置

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JP (1) JPH0510522U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799968B1 (ko) * 2007-05-22 2008-02-01 주식회사 우승산업 자중에 의해 개방가능한 회전식 자동 수문
KR101306219B1 (ko) * 2011-05-23 2013-09-10 주식회사 엠에스테크 저동력 발란싱 레디얼 게이트

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