JP5565741B1 - 異常時の増水を防御する防水装置 - Google Patents

異常時の増水を防御する防水装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5565741B1
JP5565741B1 JP2013169279A JP2013169279A JP5565741B1 JP 5565741 B1 JP5565741 B1 JP 5565741B1 JP 2013169279 A JP2013169279 A JP 2013169279A JP 2013169279 A JP2013169279 A JP 2013169279A JP 5565741 B1 JP5565741 B1 JP 5565741B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave receiving
doors
door
waterproof device
tsunami
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013169279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015031146A (ja
Inventor
良三 太田
Original Assignee
良三 太田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 良三 太田 filed Critical 良三 太田
Priority to JP2013169279A priority Critical patent/JP5565741B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5565741B1 publication Critical patent/JP5565741B1/ja
Publication of JP2015031146A publication Critical patent/JP2015031146A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Abstract

【課題】津波の堤防又は堤防の機能を持つ道路への溢流、津波の河川入口への浸水、又は逆に河川上流よりの洪水等、異常時の増水を、この増水を利用して自動的に防水する。
【解決手段】両開きの左右の扉5、6の主軸7、8に地下の波受室22内の波受帯23に固定し、津波が押寄せた時、波受帯23がこれを受けて、主軸に固定した左右の扉5、6を左又は右に回転して閉鎖する。このとき波受帯23の左右の長尺波受板24、25には扇形歯車31、32を取付けて互いに噛合わせることにより左右の扉5、6は同時に閉鎖する。又、左右の扉5、6の左右の上部軸受10、12を左右の蔓巻ボールねじの構造にすることにより左右の扉5、6はその自重によりねじ面に沿うて下降しながら左右の扉5、6の閉じる方向に向かって左又は右回転する。この回転力を、波受帯23が左右の扉5、6を閉めるときに助成させる異常時の増水を防御する防水装置の構造。
【選択図】図2

Description

異常時の増水を自動的に防御し、増水の被害を軽減するものである。
異常時の増水に対しては電力又は人力により水門を閉じる方法が主流であるが、これを常時維持管理を行うも、不測の事故、故障の恐れは避けられない、又、設置に対しては多大の建設費を必要とする。
本発明は津波の堤防又は堤防の機能を持つ道路への溢水、津波の河川入口への浸水又は河川上流よりの雨水や洪水等を異常時の増水を利用して自動的に防水を行うものである。
本発明の防水装置の構造は両開きの左右の扉5及び6を取付けた左右の主軸7及び8を、左右の上部軸受10及び12と左右の下部軸受18及び20によって左右の壁3及び4に沿うて垂直に設置する。
そしてこれの左右の主軸を左右の扉5及び6の設置場所の地下の波受室22内まで延長して、ここに長尺波受板24及び25を各扉と約45度ずらした位置に固定した後、その各々の先端に左右の短尺波受板26及び27を蝶番28及び29により連結し、この左右の短尺波受板を中央の蝶番30で揺動しうるよう連結して一本の波受帯23を形成し、波受室22に津波が押寄せた時、この波受帯23はこれを受けて押流されて左右の主軸7及び8に固定した左右の扉5及び6を左回転又は右回転させる。
この時左右の長尺波受板24及び25の下辺には左右の底板付扇形歯車31及び32が取付けられており、これらが互いに噛合うことにより、左右の主軸7及び8は常に同角速度で反対方向に回転する、従って左右の扉5及び6は左右より同時に閉鎖されるようになる。
図3より図6は左扉5の左主軸7の左上部軸受10を左蔓巻ボールねじ14の構造にし、開扉時、閉扉時、閉扉時中に左扉をジャッキで突上げた時、及びジャッキで突上げ中、これを開扉した時の作動を示す断面拡大図である。
左扉5の左上部軸受10を緩勾配の左蔓巻ボールねじ14の構造、右扉6の右上部軸受12を緩勾配の右蔓巻ボールねじ15の構造にすることによって重い左右の扉5及び6はその自重によりねじ面に沿うて下降しながら、扉の閉じる方向に向って左回転又は右回転しようとする、この回転力を扉固定装置34の扉停止棒40及び41で押留めておく、扉固定装置34の構造は長尺軸42を左右の支点38及び39で揺動可能に支持し、これに左右の浮体35を取付けた支持棒36及び37を取付け、津波により浮体35が持上げられると支持棒の長尺軸42への取付位置の反対側の支持棒の先端部が引下げられ、それに連結した左右の扉停止棒40及び41が同時に引き下げられて、左右の扉の拘束が解かれるので上記の回転力が復活して、波受帯23が津波の力により左右の扉を閉じようとする作動を助成するようになる。
しかし開扉のときは上記と逆にねじ面に逆のぼる必要があるために容易ではない、従って開扉に先立って、左右の主軸7及び8の底面のセンター孔9を油圧ジャッキ33等により突上げて左右の蔓巻ボールねじの外輪16の底に隙間を作った後、左右の主軸7及び8を油圧ジャッキ33のセンターの上で回転することにより左右の扉5及び6を小さな力で開くことを可能にする。
本発明の防水装置により多額の建設費を要する従来の電力による水門よりの転換が可能となって、その管理も容易に行うことが可能になる。
本発明の実施形態の一例として、防水装置の開扉時正面図 図1の平面図 本発明の実施形態の一例として防水装置の左上部軸受を左蔓巻ボールねじの構造にした場合の左扉の開扉時の左主軸の断面拡大図 同上左扉の閉扉時の左主軸の断面拡大図 同上左扉の閉扉中に左主軸をジャッキで突上げた時の断面拡大図 同上ジャッキで突上げ中に左扉を開扉した時の断面拡大図
左右の扉5及び6は左右の主軸7及び8に取付けて両開きするように、そしてこれら左右の主軸を左右の扉5及び6の設置場所の地下の波受室22内まで延長して、ここに左右の長尺波受板24及び25を各扉と約45度ずらした位置に固定した後、その各々の先端に左右の短尺波受板26及び27を蝶番28及び29により連結し、この左右の短尺波受板を中央の蝶番30で揺動しうるよう連結して、一本の波受帯23を形成し、波受室22に津波が押寄せた時、この波受帯23はこれを受けて押流されて左右の主軸7及び8に固定した左右の扉5及び6を左回転又は右回転させる。
左右の扉の一方が早く閉じ始めると、この扉を押して流れる水は片方の扉の裏に流れ込み、その扉の閉鎖を妨げることになる、この現象を避けるため左右の長尺波受板24及び25の下辺には左右の底板付扇形歯車31及び32が取付けられており、これらが互に噛合うことにより左右の主軸7及び8は常に同角速度で反対方向に回転する、従って左右の扉5及び6は左右より同時に閉鎖されるようにする。
左扉5の左上部軸受10を緩勾配の左蔓巻ボールねじ14の構造、右扉6の右上部軸受12を緩勾配の右蔓巻ボールねじ15の構造にすることによって重い左右の扉5及び6はその自重によりねじ面に沿うて下降しながら、扉の閉じる方向に向って左回転又は右回転しようとする、この回転力を扉固定装置34の扉停止棒40及び41で押留めておく、扉固定装置34の構造は長尺軸42を左右の支点38及び39で揺動可能に支持し、これに左右の浮体35を取付けた支持棒36及び37を取付け、津波により浮体35が持上げられると支持棒の長尺軸42への取付位置の反対側の支持棒の先端部が引下げられ、それに連結した左右の扉停止棒40及び41が同時に引き下げられて、左右の扉の拘束が解かれるので上記の回転力が復活して、波受帯23が津波の力により左右の扉を閉じようとする作動を助成するようになる。
左右の上部軸受10及び12に左右の蔓巻ボールねじ14及び15を使用した場合、閉じられた左右の扉5及び6を開けるためには、図5に示すように左右の主軸7及び8の底面のセンター孔9を油圧ジャッキ33、スクリュージャッキ等により突上げて左右の蔓巻ボールねじの外輪16の底に隙間を作る。
次に図6に示すように左右の扉の主軸7及び8を油圧ジャッキのセンター等の上で回転させる。このとき主軸を回転させても外輪16は回転せずに次第に降下して底の隙間は埋めるように降下する、従って左右の主軸7及び8は蔓巻ボールねじによる抵抗を受けることなく自由に油圧ジャッキ33のセンターの上を回転することが出来、従って左右の扉5及び6は小さな力で開くことが可能になる。
左右の扉5及び6が全開すると扉固定装置34の扉停止棒40及び41で固定した後、油圧ジャッキ33を取外す。
上部軸受10及び12に蔓巻ボールねじ14及び15を使用することにより十数米の広幅の重い扉も軽く閉鎖することが可能になり、又、この防水装置を横に並べて各々の主軸の上に歯車を固定し、隣接する装置の主軸の歯車を噛合わせることにより、同時に両装置の扉を閉鎖することが可能になる、従って広い河口、漁港入口の閉鎖も可能になる。
1・・・防水装置 2・・・防水装置の床
3・・・防水装置の左壁 4・・・防水装置の右壁
5・・・左扉 6・・・右扉
7・・・左主軸 8・・・右主軸
9・・・主軸の底のセンター孔 10・・・左上部軸受
11・・・左上部軸受箱 12・・・右上部軸受
13・・・右上部軸受箱 14・・・左蔓巻ボールねじ
15・・・右蔓巻ボールねじ 16・・・蔓巻ボールねじの外輪
17・・・蔓巻ボールねじの内輪 18・・・左下部軸受
19・・・左下部軸受箱 20・・・右下部軸受
21・・・右下部軸受箱 22・・・波受室
23・・・波受帯 24・・・左長尺波受板
25・・・右長尺波受板 26・・・左短尺波受板
27・・・右短尺波受板 28・・・左短尺波受板の蝶番
29・・・右短尺波受板の蝶番 30・・・中央の蝶番
31・・・左底板付扇形歯車 32・・・右底板付扇形歯車
33・・・油圧ジャッキ 34・・・扉固定装置
35・・・扉固定装置の浮体 36・・・左板状浮材の支持棒
37・・・右板状浮材の支持棒 38・・・支持棒の左支点
39・・・支持棒の右支点 40・・・左扉停止棒
41・・・右扉停止棒 42・・・長尺軸

Claims (3)

  1. 異常時の増水に対する防水装置の構造において、両開きの左右の扉(5)(6)を取付けた左右の主軸(7)(8)を、左右の上部軸受(10)(12)と左右の下部軸受(18)(20)によって左右の壁(3)(4)に沿うて垂直に設置し、そしてこれら左右の主軸を左右の扉(5)(6)の設置場所の地下の波受室(22)内まで延長して、ここに左右の長尺波受板(24)(25)を各扉と約45度ずらした位置に固定した後、その各々の先端に左右の短尺波受板(26)(27)を蝶番(28)(29)により連結し、この短尺波受板を中央の蝶番(30)で揺動しうるよう連結して一本の波受帯(23)を形成し、波受室(22)に津波が押寄せた時、この波受帯(23)はこれを受けて押流されて左右の主軸(7)(8)に固定した左右の扉(5)(6)を左回転又は右回転させる、この時左右の長尺波受板(24)(25)の下辺には左右の底板付扇形歯車(31)(32)が取付けられており、これらが互いに噛合うことにより、左右の主軸(7)(8)は常に同角速度で反対方向に回転する、従って左右の扉(5)(6)は左右より同時に閉鎖されるようにした、異常時の増水を防御する防水装置の構造。
  2. 請求項1に記載の異常時の増水に対する防水装置の構造において、左扉(5)の左上部軸受(10)を緩勾配の、左蔓巻ボールねじ(14)の構造、右扉(6)の右上部軸受(12)を緩勾配の右蔓巻ボールねじ(15)の構造にすることによって重い左右の扉(5)(6)はその自重によりねじ面に沿うて下降しながら、扉の閉じる方向に向って左回転又は右回転しようとする、この回転力を扉固定装置(34)の扉停止棒(40)(41)によりで押留めておき、津波等が押寄せた時、扉固定装置の浮体(35)が浮上って浮体の支持棒(36)(37)が持上げられると反対側の支持棒の先端部が引下げられ、それに連結した扉停止棒(40)(41)が引下げられて左右の扉の拘束が解かれるので、上記の回転力が復活して波受帯(23)が津波の力により左右の扉を閉じようとする作動を助成するようにした防水装置の構造。
  3. 請求項2に記載の異常時の増水に対する防水装置の構造において、左右の扉(5)(6)を支持する左右の主軸(7)(8)の底面のセンター孔(9)を油圧ジャッキ(33)等のセンターにより、突上げて左右の蔓巻ボールねじ(14)(15)の外輪(16)の底に隙間を作った後、この上で左右の主軸を回転させることにより、左右の扉を小さな力で引張って開くことを可能にした、異常時の増水を防御する防水装置の構造。
JP2013169279A 2013-07-31 2013-07-31 異常時の増水を防御する防水装置 Expired - Fee Related JP5565741B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169279A JP5565741B1 (ja) 2013-07-31 2013-07-31 異常時の増水を防御する防水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169279A JP5565741B1 (ja) 2013-07-31 2013-07-31 異常時の増水を防御する防水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5565741B1 true JP5565741B1 (ja) 2014-08-06
JP2015031146A JP2015031146A (ja) 2015-02-16

Family

ID=51427140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169279A Expired - Fee Related JP5565741B1 (ja) 2013-07-31 2013-07-31 異常時の増水を防御する防水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5565741B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107435324B (zh) * 2016-12-31 2019-04-16 惠州市水利水电工程质量检测站 一种水利灌溉闸门装置
CN107435322B (zh) * 2016-12-31 2019-04-16 上海江浪科技股份有限公司 一种水利用闸门装置
JP6424346B1 (ja) * 2017-07-24 2018-11-21 武明 堀内 津波膨張力を用いた自動両開き遮水型防潮堤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155414A (en) * 1981-03-18 1982-09-25 Hokoku Kogyo Kk Gate device for passing ship
JPH0514222U (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 聖資 長場 水門扉

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155414A (en) * 1981-03-18 1982-09-25 Hokoku Kogyo Kk Gate device for passing ship
JPH0514222U (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 聖資 長場 水門扉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015031146A (ja) 2015-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5565741B1 (ja) 異常時の増水を防御する防水装置
CN103850225B (zh) 多级中轴快速冲洗门
CN104452684B (zh) 水力自控空心翻板闸门
CN104110013A (zh) 一种浮箱式上游控制堰门
CN211006578U (zh) 一种水利闸门启闭装置
KR102179578B1 (ko) 클러치권양장치
KR101369868B1 (ko) 수문개폐기용 전도방지장치
CN207597354U (zh) 一种水平启动闸门
CN207633308U (zh) 一种液控翻板闸门
CN204626351U (zh) 横轴水力自控旋转闸门
CN104988885A (zh) 横轴水力自控旋转闸门
KR101317313B1 (ko) 인양 및 전도수문 일체형 복합게이트
JP5709117B1 (ja) 水門の構造
JP3176786U (ja) 手動開閉式樋門
CN212077830U (zh) 一种水利工程用铸铁闸门
CN216339365U (zh) 一种具有便于开合功能的水利闸门
KR101922437B1 (ko) 부력을 이용한 플랩형도어를 갖는 배수펌프장 수문
CN203821319U (zh) 多级中轴快速冲洗门
KR102072198B1 (ko) 무동력 다기능 게이트
CN204491768U (zh) 浴缸溢水机构
CN204592320U (zh) 卧式旋转封堵门
CN213571844U (zh) 一种农渠自动化闸门
KR100836620B1 (ko) 중력식 자동 수문장치
CN206428673U (zh) 水利工程液压坝三铰杆启闭支撑装置
KR200377423Y1 (ko) 수압차를 이용한 자동개폐식 하천 배수문

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5565741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees