JPH09208862A - 多彩模様被覆組成物 - Google Patents

多彩模様被覆組成物

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JPH09208862A
JPH09208862A JP8037459A JP3745996A JPH09208862A JP H09208862 A JPH09208862 A JP H09208862A JP 8037459 A JP8037459 A JP 8037459A JP 3745996 A JP3745996 A JP 3745996A JP H09208862 A JPH09208862 A JP H09208862A
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fibrous
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 樹脂エマルジョンにジェランガムの繊維状お
よび/または鱗片状の含水着色ゲル粒子を分散させた多
彩模様被覆組成物。繊維状ゲル着色粒子は、ジェランガ
ムの水溶液とアクリルウレタン共重合樹脂エマルジョン
および/またはアクリルシリコン共重合樹脂エマルジョ
ン並びに着色顔料の水分散体との混合物を、塩化カルシ
ュウム、塩化マグネシュウムの0.5〜0.1%の水溶
液をゲル化剤として使用して繊維状にゲル化させて作出
する。色調の異なった複数のゲル着色粒子とか、複数の
ゲル着色粒子の一部分が透明なものを使用することがで
きる。 【効果】 明らかにかつ容易に視認できる多彩にして平
滑な被覆とすることができる、吹き付けにより、経済的
に、作業が容易に、かつ、画一的な仕上がりで美しい多
彩模様の被覆とすることができる、入り隅、出隅、面の
箇所の連続である建築物に用いた場合にも均一な被覆を
形成することができる多彩模様塗料を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジェランガムの含水着色
ゲル粒子を使用する多彩模様被覆組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】多彩模様被覆組成物(塗料)は、1回塗
るだけで、いくつもの色が斑点や斑紋状の模様にちりば
めた塗膜を与える被覆組成物(塗料)のことで、1つの
塗料の中に、この塗料と溶け合わない色の違った塗料を
懸濁させた非相溶形と着色したポリマー粒子や珪砂を着
色骨材として用いたものがある。色調や光沢の組み合わ
せによりいろいろな意匠性をもった塗膜を得ることがで
きるため、家電製品、建築材等に適用されている。
【0003】多彩模様塗料の水性タイプのもの、すなわ
ち水性の多彩被覆組成物は、水媒体中に、媒質として非
相溶性である有機溶剤に溶解した合成樹脂、または油脂
もしくは脂肪酸と重縮合した高粘度合成樹脂に適当な着
色剤を添加したものを懸濁させた組成物である。この組
成物を吹き付け、またはコテ、ヘラで被塗面に被覆して
いる。
【0004】建築には入り隅、出隅、面の箇所の連続で
ある。この様な箇所に多彩塗料を被覆した場合、従来よ
り避けられない欠陥として入り隅には塗材が多く被覆さ
れ、出隅には塗材が少なく、面には比較的に均一に被覆
される等、3カ所3様な不均一な被覆がなされていたの
が通常であり、今までの多彩模様塗材の普及浸透が阻ま
れていた、大きな原因でもあった。
【0005】今一つ付け加えれば視認できる結果とし
て、模様柄に各箇所相互において柄行きに困っては、見
苦しいまでの大幅な差異が生じていたことの解決がなさ
れていなかった。従って、比較的、多彩模様組成中の混
合されたゲル着色粒子相互の色調の色差が大きな場合は
被覆された柄模様の不均一の差が目立ち易い、従来よ
り、この様な現象を解決するには粘度を調整して塗布量
のより均一化を図ること、多彩塗料の吹き付け塗装時の
空気による移動を防止する方法として空気の圧力を低め
たりして、作業効率は極端に悪くなるがこの様なことが
一元的に行われてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、明らかにか
つ容易に視認できる多彩にして平滑な被覆とすることが
できる多彩模様被覆組成物を提供することを目的とす
る。本発明は、吹き付けにより、経済的に、作業が容易
に、かつ、画一的な仕上がりで美しい多彩模様の被覆と
することができる多彩模様被覆組成物を提供することを
目的とする。本発明は、入り隅、出隅、面の箇所の連続
である建築物に用いた場合にも3カ所3様ではなく均一
な被覆を形成することができる多彩模様被覆組成物を提
供することを目的とする。また本発明は、比較的、多彩
模様組成中の混合されたゲル着色粒子相互の色調の色差
が大きな場合も柄模様を均一に形成することができる多
彩模様被覆組成物を提供することを目的とする。さらに
また本発明は、粘度を調整して塗布量のより均一化を図
ったり、多彩塗料の吹き付け塗装時の空気の圧力を低め
たりしないで、作業効率よく柄模様を均一に被覆するこ
とができる多彩模様被覆組成物を提供することを目的と
する。
【0007】含水ゲルの被覆材としての問題点は含水量
が多く乾燥に時間を要することである。ところが、形状
を鱗片状にすることにより、粒子の形状は大きく保ちな
がら体積を小さくすることが可能である。本発明は、目
的である粒子の含水量を少なくし乾燥を速めることがで
きる多彩模様被覆組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような状況の下で
本発明者は鋭意研究し、透明又は着色された繊維状微細
粒子を多彩模様組成に併用することで、柄の不均一な仕
上がりが大幅に改善されること、また、比較的大きな粒
子は吹き付け塗装時において吹き付け空気により被塗面
に被着後移動することがあるが、鱗片状であることで吹
き付け空気による移動が大幅に軽減され、さらに、繊維
状微細粒子と併用することで積極的に空気による移動を
制し得てより均一に美麗な多彩模様被覆とすることがで
きることを見いだし、これらの思想を他にも及ぼし用い
れば液状被覆材に対する信頼と、多彩模様塗料の普及が
躍進するものと、これらの知見を基にさらに研究をすす
めついに本発明を完成させた。これらのことがなし得た
ことで多彩模様塗材に対する問題が一挙に解決された。
【0009】本発明は、樹脂エマルジョンにジェランガ
ムの含水着色ゲル粒子を分散させたことを特徴とする多
彩模様被覆組成物である。ジェランガムのゲル着色粒子
としては、ジェランガムの水溶液とアクリルウレタン共
重合樹脂エマルジョンおよび/またはアクリルシリコン
共重合樹脂エマルジョン並びに着色顔料の水分散体との
混合物をゲル化させたものである。そのゲル化は塩化カ
ルシュウム、塩化マグネシュウムの0.5〜0.1%の
水溶液をゲル化剤として使用して行われる。
【0010】本願発明で使用するジェランガムの含水着
色ゲル粒子について説明する。ジェランガムは、水草か
ら採取された微生物、シュードモナス・エロディア(P
seudomonas elodea)がブドウ糖等を
栄養源として菌体外に産出する多糖類を分離・精製した
天然の多糖類である。キサンタンガムと同様米国メルク
社ケルコディヴィジョンにより開発され、工業的に生産
される天然ガム質である。ジェランガムは通常食品用の
ゲル化・安定剤として用いられ、(1)ゲル化力が強
く、イオンの存在下、低い濃度でゲル化する、(2)強
力な耐酸、耐熱、耐酵素性を示し最も安定な天然ガムの
1つであり、(3)透明性、フレーバーリリースにすぐ
れ、ゲル化剤として適している。ジェランガムは次のよ
うな4つの糖分子の、くり返し単位より成る多糖類であ
る。
【化1】
【0011】ジェランガムは金属イオンまたは糖の存在
下、ゲルを形成するが、ゲル化させるには、ジェランガ
ムを完全に溶解させることが重要である。それ自身でも
およそ0.4%以上の濃度でゲル化するが、わずか0.
2%の濃度でもCa+2イオン80ppm(0.008
%)の存在で強固なゲルを形成する。通常ジェランガム
の熱水溶液に、よくかくはんしながらカオチン溶液を加
えた後、冷却することによって、ジェランガムのゲルが
得られる。ジェランガムはきわめてゲル力価の高いゲル
化剤であり、ジェランガムはカオチンの存在下わずか
0.1%でゲル化し、0.5%濃度でのゲル強度は寒天
の8倍、カラギーナンの25倍となっている。
【0012】ジェランガムのゲル着色粒子は、好ましく
は繊維状または鱗片状として使用される。繊維状および
鱗片状のものを組み合わせて使用することもできる。ゲ
ル着色粒子は、ジェランガムの水溶液とアクリルウレタ
ン共重合樹脂エマルジョンおよび/またはアクリルシリ
コン共重合樹脂エマルジョン並びに着色顔料の水分散体
との混合物を繊維状にまたは鱗片状にゲル化させたもの
である。したがって、本発明は、樹脂エマルジョンにジ
ェランガムの繊維状および/または鱗片状含水着色ゲル
粒子を分散させたことを特徴とする多彩模様塗料用ベー
ス組成物である。
【0013】ジェランガムの繊維状含水着色ゲル粒子
は、ジェランガムを加温水にて溶解し、得られたジェラ
ンガムの水溶液に、アクリルウレタン共重合樹脂エマル
ジョンおよび/またはアクリルシリコン共重合樹脂エマ
ルジョン並びに着色顔料の水分散体を均一に混合し、こ
のジェランガムの水溶液とアクリルウレタン共重合樹脂
エマルジョンおよび/またはアクリルシリコン共重合樹
脂エマルジョン並びに着色顔料の水分散体との混合物を
繊維状にゲル化させることにより製造することができ
る。
【0014】粒子の耐水性を向上する目的で含水着色ゲ
ル粒子組成中の合成樹脂エマルジョンの増量等適宜調整
することができる。酸化チタンの水分散体と各種着色顔
料を併用することにより淡彩色に、酸化チタンの水分散
体に替えて各種着色顔料水分散体を使用するにより各色
の色調の粒子とすることができる。また、着色水分散顔
料の添加量を調節することにより、粒子の隠蔽力の強弱
を調整して目的用途に適合させることができる。
【0015】繊維状の含水着色ゲル粒子は微細なものと
することができる。例えば、微細繊維状白色ゲル粒子は
径が0.1〜0.3mm、長さが2〜3mmの繊維状の
白色ゲル粒子とすることができる。微細な繊維状の含水
着色ゲル粒子は、次のように作出される。ジェランガム
を加温水にて溶解し、アクリルウレタン共重合樹脂エマ
ルジョン、アクリルシリコン共重合樹脂エマルジョン等
の各種エマルジョンに着色顔料の水分散体を均一に混合
する。該混合物を塩化カルシュウムまたは、塩化マグネ
シュウムの水溶液を高速500〜700rpmで攪拌し
ながら糸状に徐々に添加すると微細な繊維状の含水着色
ゲル粒子となすことができる。
【0016】ジェランガムの鱗片状着色ゲル粒子は、例
えば、15cmの外径の円筒形スポンジを500rpm
に回転したスポンジ内筒より被ゲル化液を連続注入して
飛散させる、飛散した粒子は塩化カルシュウム又は、塩
化マグネシュウムのゲル化液に一部浸漬され回転するド
ラムの浸漬以外の表面のゲル化液が薄層で覆われている
箇所に飛着させれば3〜4mmの鱗片状ゲル着色粒子と
なり、700rpmでスポンジを回転させれば1〜2m
mの鱗片状ゲル着色粒子が作出される。言うまでもなく
該スポンジの気孔の大きさ、ゲル化液の濃度、スポンジ
の回転速度、飛散してより飛着までの距離等により鱗片
状ゲル着色粒子の径と厚さを任意に調節することができ
る。
【0017】ジェランガムのゲル着色粒子は、色調の異
なった複数のゲル着色粒子の組み合わせができる。又、
形状の異なった粒子の組み合わせがより効果的である。
例えば、繊維状着色ゲル粒子と鱗片状ゲル着色粒子を併
用することで、従来の多彩の柄模様とは異なり複雑で柄
の偏在の少なく美麗で塗布作業性の優れた塗材となすこ
とができた。さらにジェランガムの繊維状および/また
は鱗片状の含水透明ゲル粒子を併用することで色調、奥
行きをもたせ模様を作り出すことができる。
【0018】本願発明で使用するジェランガムの含水着
色ゲル粒子を含有する多彩被覆組成物は、それぞれ別個
に作出された各粒子を個別にまたは、色調の種々も含め
て組み合わせ合成樹脂エマルジョンとの等量または、用
途または目的によってはどちらかに比重をかけた配合で
組み合わせることで美しい仕上がりとなる多彩模様被覆
組成物ができる。
【0019】含水ゲルの被覆材としての問題点は示して
いるとおり含水量が多く乾燥に時間を要することであ
る。したがって、含水量が少なく乾燥を速めるには形状
を小さくすることが望ましい。単に形状を小さくするこ
とでは大きな柄模様ができないことになる。このような
問題を解決するには、形状を鱗片状にすれば粒子の形状
は大きく保ちながら体積を小さくし目的の含水量を少な
くし乾燥を速めることができる。
【0020】鱗片状粒子の良好な今1つの素晴らしい特
性は被覆時のノーズルよりの射出である。一般には2m
mのノーズルからは粒子径は2mm以上の粒子の吐出は
困難であるが、鱗片状粒子は吐出時に変形して2mmの
ノーズルより5〜6mmの粒子径の着色ゲル鱗片状粒子
の吐出が容易である。このことは、特定の塗装機の必要
がなく、市販のごく一般的な吹き付け塗装機を用いて容
易に被覆することができる。また、被塗面に塗布された
比較的大きな粒子は鱗片状ゲル粒子の場合は良く付着す
るが、塊状であれば吹き付け時の空気により移動して柄
模様の不均一をより拡大する。多くの多彩模様塗料の今
日までに解決し得なかった欠陥の1つでもある。
【0021】本発明の多彩模様塗料はさらにアルギン酸
ソーダ、アルブメン、カゼイン、ポリビニールアルコー
ル等の水溶性高分子化合物をゲル化させた鱗片状有色ゲ
ル粒子を配合することができる。これは以下のようにし
て製造することができる。上記水溶性高分子化合物の水
溶液を、製造過程のゲル化に影響を及ぼさない顔料、レ
ーキ、染料等またはそれらの水分散体で着色し、使用す
る用途に合致する合成樹脂エマルジョンを選択して添加
攪拌して粘調なコロイド液とし、これを平滑な面に粒子
ガンを用いて粒子状に吹き付け吹き付け、直ちにギ酸、
または塩酸の水溶液中に浸漬してゲル化させる。このよ
うにして製造した鱗片状ゲル粒子は、金属網でロ別し、
なお長期に該鱗片状ゲル粒子の安定化を図る目的で、塩
化カルシウム、硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛、塩化バリ
ウム、グリオキザール等の水溶液に浸漬、放置し水洗す
る。水洗後の鱗片状着色ゲル粒子は金属網で鱗片状着色
ゲル粒子が安定な程度の水分を残す状態までロ別脱水す
る。水洗、ロ別、脱水後鱗片状有色ゲル粒子を得る。
【0022】
【実施例】本願発明の詳細を実施例で説明する。本願発
明はこれら実施例によって何ら限定されるものではな
い。
【0023】実施例1 1)白色微細繊維状含水ゲル粒子組成例 A)水 98.0(以下重量部で示
す) ジェランガム 1.0 水を攪拌しながらジェランガムを分散し90℃に加熱溶
解する、放冷後攪拌しながら合成樹脂ウレタンアクリル
エマルジョン9.8、防腐剤0.2、酸化チタン60%
水分散体5.0を添加する。 B)水 1000.0 塩化カルシュウム 5.0 攪拌溶解する。配合組成例B)を500〜700rpm
で攪拌しながら、配合例A)を糸状に徐々に添加する。
そのようにして作り出された微細繊維状白色ゲル粒子は
径が0.1〜0.3mm、長さが2〜3mmの繊維状の
白色ゲル粒子とすることができる。また、酸化チタンの
水分体と各種着色顔料を併用することで淡彩色に、酸化
チタンの水分散体に替えて各種着色顔料水分散体を使用
することで各色の色調の粒子とすることができる。ま
た、着色水分散顔料の添加量を調節することで、粒子の
隠蔽力の強弱を調整して目的用途に適合させることがで
きる。粒子の均一化のため全体を40メッシュの金属網
で濾別し粗粒子を取り除く。また、粒子の耐水性を向上す
る目的で含水着色ゲル粒子組成中の合成樹脂エマルジョ
ンの増量等適宜調整することができる。
【0024】実施例2 2)濃色グレー着色鱗片状ゲル粒子配合例 A)水 98.0 ジュランガム 1.0 クエン酸ナトリウム 0.1 水を攪拌しながらジュランガムを分散し90℃に加熱溶
解する、放冷後攪拌しながら合成樹脂ウレタンアクリル
エマルジョン9.8、防腐剤0.2、酸化チタン60%
水分散体5.0、カーボンブラック20%水分散体、
1.0を添加する B)水 1000.0 塩化カルシュウム 5.0 攪拌溶解する。
【0025】ジェランガムを加温水にて溶解し、アクリ
ルウレタン共重合樹脂エマルジョン、アクリルシリコン
共重合樹脂エマルジョン並びに着色顔料の水分散体を均
一に混合した。粒子配合組成例2)のAを、円筒型で連
続気孔の硬い多孔質スポンジを回転し、円筒型内部に徐
々に配合組成例2)のAの混合物を注入すれば遠心が与
えられ比較的均一な細粒を多量に飛散せしめることがで
きる。飛散された細粒子は、回転するドラムの表面に薄
い層状に配合組成例2)のBの塩化カルシュウム、また
は塩化マグネシュウムの0.5〜0.1%水溶液で覆わ
れた表面に飛着することで初期鱗片状含水ゲル着色粒子
が作り出される。鱗片状ゲル粒子の径の大きさは円筒型
連続気孔の硬質スポンジの回転速度の差異により異な
る。例えば、15cmの外径を持った円筒形核スポンジ
は500rpmでは径3〜4mmとなり、700rpm
では径1〜2mmの鱗片状ゲル粒子が作出される。核ス
ポンジの気孔の大小によっても鱗片状ゲル粒子の径を調
節することができる。また、塩化カルシュウム、塩化マ
グネシュウムの濃度が高いと厚い鱗片状ゲル粒子とな
り、濃度が低いと薄い鱗片状ゲル粒子と任意に鱗片状着
色ゲル粒子の厚さを調整することができる。粒子の均一
化を図るため金属網目の開き2mmで濾過する。
【0026】多彩塗材は実施例1、または実施例2で作
出された各粒子を個別にまたは、色調の種々も含めて組
み合わせ合成樹脂エマルジョンとの等量または、用途ま
たは目的によってはどちらかに比重をかけた配合で組み
合わせることで美しい仕上がりとなる多彩模様塗材がで
きる。
【0027】実施例3 3)多彩模様配合組成例 ウレタンアクリル合成樹脂エマルジョン50%品 30.0 水 10.0 ヒドロキシメチルセルローズ 2%水溶液 5.0 ウレタン系増粘材 0.1 粒子配合組成1(白色繊維状微細粒子) 35.0 粒子配合組成1(淡彩色繊維状微細粒子) 20.0 多彩模様配合組成例2)によるものを用いて被覆する
と、微細な繊維状の色調が絡み合った美麗な被覆物とな
すことができる。
【0028】実施例4 4)多彩模様配合組成例 ウレタンアクリル合成樹脂エマルジョン50%品 30.0 水 10.0 ヒドロキシメチルセルローズ 2%水溶液 5.0 ウレタン系増粘材 0.1 粒子配合組成1(白色繊維状微細粒子) 20.0 粒子配合組成2(濃色グレー鱗片状ゲル粒子) 30.0 上記多彩模様組成例2)によるものを用いて被覆する
と、素晴らしい現象(効果、並びに作用)を呈する。一
般的にクリヤー以外の塗材(一般に透明塗料、例えば、
木材の木目等素材の状態を表す塗材)に求められる要素
としては、視認できる不均一な素地の状態をいかに隠蔽
して或る均一性を持った一様な状態にすることが求めら
れている。自然界では例えば、石材のように一部分透過
性があり、他の部分が隠蔽されているような組み合わせ
のものであれば人工的には得難い奥行きが感じられ重厚
でより価値あるものとされている。天然の石材が耐久性
にも優れ前に述べたような、不均一性であり素材の奥行
きが感じられることで高価ではあるが多く使用せられ、
且つ、最近では多くの使用が望まれている。そこでこれ
らの天然素材の感じを人工的に作出することの困難性
は、透過性であれば素地の不均一性が露呈し、隠蔽性が
あれば素地は一様に被覆するのが奥行きのある感じがで
ない、等いずれか一方しかできず、同時にでき難い事が
通常の概念とされていたが、実施例1または実施例2で
作出された各粒子を組み合わせて合成樹脂エマルジョン
と混合して被覆すれば期待する効果が得られる。このこ
とは、A)により作出した微細繊維状粒子、B)により
作出された比較的大きな鱗片状着色ゲル粒子の上部を覆
い、丁度和紙に木の葉を梳き込んだようにほのかに木の
葉が見えるような情緒の或る透明性が得られる。更に素
晴らしいことは、例えば、A)により作出された繊維状
白色微細粒子と、B)により作出された2〜4mm径の
比較的濃色グレーに着色された鱗片状ゲル粒子の4:6
の組み合わせのものを、合成樹脂エマルジョンとの混合
物を被覆すると、添加された濃色グレーが多段階の色調
を呈し到底2色の色調の組み合わせとは思えない効果が
醸し出される。このような効果を作り出す要素として粒
子配合組成例1の微細繊維状粒子は隠蔽性に劣り、粒子
配合組成例2は隠蔽力があり主として隠蔽力の高い比較
的濃色粒子を鱗片状着色ゲル粒子とし、全体の色調と
し、隠蔽力の比較的少ない繊維状微細粒子を組み合わせ
ることで前述の効果を達成し得た。
【0029】実施例5 多彩模様配合組成例3 ウレタンアクリル合成樹脂エマルジョン50%品 30.0 水 10.0 ヒドロキシメチルセルローズ 2%水溶液 5.0 ウレタン系増粘材 0.1 粒子配合組成2(濃色グレー鱗片状ゲル粒子) 35.0 粒子配合組成2(白色鱗片状ゲル粒子) 20.0 白色鱗片状ゲル粒子は、粒子配合組成例2の酸化チタン
60%水分散体5部を10部にして、カーボンブラック
20%水分散体を除き隠蔽性を付与した組成との組み合
わせにより、多彩模様を被覆すると、各色が独立した色
調を呈した従来よりある美麗な多彩模様被覆となすこと
ができるが、多彩模様配合組成例2による多段階な色調
とはならない。また当然ウレタンアクリル合成樹脂エマ
ルジョンに限らず各種の合成樹脂エマルジョンが使用可
能であり、増粘剤も天然ガム系、会合型の使用も素地の
種類、用途により選択できる。
【0030】実施例6 粒子配合組成例3(透明な繊維状微細ゲル粒子) A)水 98.0 ジェランガム 1.0 クエン酸ナトリウム 0.1 水を攪拌しながらジェランガムを分散し90℃に加熱溶
解する、放冷後攪拌しながら合成樹脂ウレタンアクリル
エマルジョン9.8、防腐剤0.2を添加する。 B)水 1000.0 塩化カルシュウム 5.0 攪拌溶解する。粒子の状態では乳白色であるが、合成樹
脂エマルジョンと混合塗布乾燥すれば透明となる。
【0031】実施例7 粒子配合組成例 4 は粒子配合組成例2と同様な方法
で鱗片状着色ゲル粒子を生産する A)水 98.0 ジェランガム 1.0 クエン酸ナトリウム 0.1 水を攪拌しながらジェランガムを分散し90℃に加熱溶
解する、放冷後攪拌しながら合成樹脂アクリルエマルジ
ョン9.8、防腐剤0.2、アルミニュームペースト水
分散体5.0を添加する。 B)水 1000.0 塩化マグネシュウム 5.0 混合攪拌溶解する
【0032】実施例8 多彩模様配合組成例4 アクリルシリコン共重合合成樹脂エマルジョン50%品 30.0 水 10.0 ヒドロキシメチルセルローズ 2%水溶液 5.0 ウレタン系増粘材 0.1 粒子配合組成例1(白色繊維状微細粒子) 35.0 粒子配合組成例3(透明繊維状微細粒子) 20.0 粒子配合組成例4(鱗片状アルミゲル粒子) 15.0 多彩模様配合組成例4の組成に透明繊維状微細ゲルを配
合することで、鱗片状アルミペーストゲル粒子のような
金属の光輝性粒子の分布が被覆時の被覆模様の均一化が
図られ効果的である。最も効果が生ずるケースとして次
の箇所が上げられる。建築には入り隅、出隅、面の箇所
の連続である。この様な箇所に多彩塗料を被覆した場
合、従来より避けられない欠陥として入り隅には塗材が
多く被覆され、出隅には塗材が少なく、面には比較的に
均一に被覆される等、3カ所3様な不均一な被覆がなさ
れていたのが通常であり、今までの多彩模様塗材の普及
浸透が阻まれていた、大きな原因でもあった。
【0033】今一つ付け加えれば視認できる結果とし
て、模様柄に各箇所相互において柄行きに困っては、見
苦しいまでの大幅な差異が生じていたことの解決がなさ
れていなかった。従って、比較的、多彩模様組成中の混
合されたゲル着色粒子相互の色調の色差が大きな場合は
被覆された柄模様の不均一の差が目立ち易い、従来よ
り、この様な現象を解決するには粘度を調整して塗布量
のより均一化を図ること、多彩塗料の吹き付け塗装時の
空気による移動を防止する方法として空気の圧力を低め
たりして、作業効率は極端に悪くなるがこの様なことが
一元的に行われてきた。そこで透明繊維状微細粒子を多
彩模様組成に併用することで、柄の不均一な仕上がりが
大幅に改善されることが判明した。また、比較的大きな
粒子は吹き付け塗装時において吹き付け空気により被塗
面に被着後移動することがあるが、鱗片状であることで
吹き付け空気による移動が大幅に軽減され、更に、繊維
状微細粒子併用に至っては積極的に空気による移動を制
し得てより均一に美麗な多彩模様被覆とすることができ
る。この事がなし得たことで多彩模様塗材に対する問題
が一挙に解決された。これらの思想を他にも及ぼし用い
れば液状被覆材に対する信頼と、多彩模様塗料の普及が
躍進するものと思料される。
【0034】
【発明の効果】明らかにかつ容易に視認できる多彩にし
て平滑な被覆とすることができる多彩模様被覆組成物を
提供することができる。吹き付けにより、経済的に、作
業が容易に、かつ、画一的な仕上がりで美しい多彩模様
の被覆とすることができる多彩模様被覆組成物を提供す
ることができる。入り隅、出隅、面の箇所の連続である
建築物に用いた場合にも均一な被覆を形成することがで
きる多彩模様被覆組成物を提供することができる。比較
的、多彩模様組成中の混合されたゲル着色粒子相互の色
調の色差が大きな場合も柄模様を均一に形成することが
できる多彩模様被覆組成物を提供することができる。粘
度を調整して塗布量のより均一化を図ったり、多彩塗料
の吹き付け塗装時の空気の圧力を低めたりすることがな
く、比較的大きな粒子であっても吹き付け塗装時におい
て吹き付け空気により被塗面に被着後移動することが少
なく、作業効率よく柄模様を均一に被覆することができ
る多彩模様被覆組成物を提供することができる。粒子の
形状は大きく保ちながら体積を小さくすることが可能で
あり、目的の含水量を少なくし乾燥を速めることができ
る多彩模様被覆組成物を提供することができる。ジェラ
ンガムの含水着色ゲル粒子の色と形と大きさを任意に選
択することにより、無限の組み合わせの多彩模様を得る
ことができる多彩模様被覆組成物を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/10 PEA C09D 183/10 PEA

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂エマルジョンにジェランガムの含水
    着色ゲル粒子を分散させたことを特徴とする多彩模様被
    覆組成物。
  2. 【請求項2】 含水着色ゲル粒子が繊維状および/また
    は鱗片状のものである請求項1の多彩模様被覆組成物。
  3. 【請求項3】 繊維状ゲル着色粒子が、ジェランガムの
    水溶液とアクリルウレタン共重合樹脂エマルジョンおよ
    び/またはアクリルシリコン共重合樹脂エマルジョン並
    びに着色顔料の水分散体との混合物を繊維状にゲル化さ
    せて作出したものである請求項2の多彩模様被覆組成
    物。
  4. 【請求項4】 塩化カルシュウム、塩化マグネシュウム
    の0.5〜0.1%の水溶液をゲル化剤として使用して
    ゲル化させたものである請求項3の多彩模様被覆組成
    物。
  5. 【請求項5】 樹脂エマルジョンが合成樹脂アクリルウ
    レタンエマルジョンおよび/または合成樹脂アクリルシ
    リコンエマルジョンである請求項1ないし4のいずれか
    の多彩模様被覆組成物。
  6. 【請求項6】 ジェランガムの含水着色ゲル粒子とし
    て、色調の異なった複数のゲル着色粒子を使用する請求
    項1ないし5のいずれかの多彩模様被覆組成物。
  7. 【請求項7】 色調の異なった複数のゲル着色粒子の一
    部分が透明なものである請求項6の多彩模様被覆組成
    物。
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