JPH09208114A - 粘着テープカッター - Google Patents

粘着テープカッター

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JPH09208114A
JPH09208114A JP1795996A JP1795996A JPH09208114A JP H09208114 A JPH09208114 A JP H09208114A JP 1795996 A JP1795996 A JP 1795996A JP 1795996 A JP1795996 A JP 1795996A JP H09208114 A JPH09208114 A JP H09208114A
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JP
Japan
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tape
lever
cutting
cutting blade
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP1795996A
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English (en)
Inventor
Ki Ri
暉 李
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のテープディスペンサにおける切断工程を
何ら変えることなく、また新たな動作を必要とせず、従
来の切断時の指及びテープの動作の中で切断刃が収納さ
れた常態と、切断刃が露出する切断状態とを切換えるこ
とができる安全なテープディスペンサのカッターの提
供。 【解決手段】切断刃を有する本体部と、本体部に対し揺
動自在に設けたレバーと、本体部に挿通されたかんぬき
及び板バネとからなり、常態においては上記かんぬきの
作用によりレバーが切断刃先露出方向にはロックされ切
断刃先が上記レバーの一部に格納されており、テープを
切断するには上記レバーを上下動させなければ切断刃先
が露出しないように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常態においては
切断刃が露出しておらず、切断時にのみ切断刃が露出す
る安全な粘着テープディスペンサのテープカッターに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着テープディスペンサは(以下、テー
プディスペンサという。)、粘着テープ(以下、テープ
という。)収容部(リール)とカッター部からなり、こ
れらの間には、指を挿入するための谷部が設けられた形
状を呈しているものが一般的である。通常はリールに装
着されたテープの先端が引き出され、カッター部に粘着
されている。また、テープ切断時の利便性を重視するた
め、切断刃が常時上向きの状態で取り付けられている。
そして、通常は、この谷間に指を指し込み、テープを引
き上げると共に、必要な長さ分引き出してカッターに押
しつけて切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のテー
プディスペンサでは、上述のように切断刃が常に露出し
ている状態であるため、危険であることは改めて言うま
でもないことである。
【0004】そこでこのようなテープディスペンサによ
るケガ等の防止のため、従来とられた対策としては、せ
いぜいカッター部分にカバーを取り付ける程度のもので
あった。
【0005】しかしながら、切断刃にカバーを取り付け
たものでは、いちいちテープカットの度にカバーを外
し、そして後に再びカバーを装着するという煩わしさが
あったため、包装作業のようにテープの切断作業を頻繁
に行なう場合には結局、カバーがあっても作業中は常時
はずれた状態となり、従来の切断刃むき出しのものと何
ら変わりがなかった。
【0006】そこでこの発明は、かかる問題を解決する
ために発案されたものであり、従来のテープディスペン
サにおける切断工程を何ら変えることなく、また新たな
動作を必要とせず、従来の切断時の指及びテープの動作
の中で切断刃が収納された常態と、切断刃が露出する切
断状態とを切換えることができる安全なテープディスペ
ンサのカッターを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明のテー
プカッターは、切断刃を有する本体部と、本体部に対し
揺動自在に設けたレバーと、本体部に挿通されたかんぬ
き及び板バネとからなり、常態においては上記かんぬき
の作用によりレバーが切断刃先露出方向にはロックされ
切断刃先が上記レバーの一部に格納されており、テープ
を切断するには上記レバーを上下動させなければ切断刃
先が露出しないように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0008】この発明を上記のように構成することによ
り、従来のテープディスペンサにおける切断工程を何ら
変えることなく、また新たな動作を必要とせず、従来の
切断時の指及びテープの動作の中で切断刃が収納された
常態と、切断刃が露出する切断状態とを切換えることが
できる安全なテープディスペンサのカッターが提供でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づきこの発明の実
施の形態を一実施例をもって説明する。
【0010】図1はこの発明のテープカッター1を装着
したテープディスペンサの要部斜視図である。テープデ
ィスペンサ本体4は従来同様テープ収容部5と切断部6
とからなり、その間が指を通すためにU字状を呈する形
状(以下、谷部。)7となっている。また、テープ8が
上記テープ収容部5のリールに収容され、テープ8の先
端が引き出され切断部6に粘着されている。
【0011】図2は切断部即ちこの発明のテープカッタ
ー1の斜視図である。図中2は本体、3は本体に揺動可
能に取り付けられたレバーである。本体2とレバー3と
は図示しない回転軸により軸支されている。
【0012】図3はテープカッター本体1を分解したも
のである。この発明のテープカッター1は本体2、レバ
ー3、及びかんぬき9と3種類の板バネとで構成されて
いる。本体2には、レバー軸支部10、レバーの凸条1
5が挿入される条溝11、レバーの突起16が挿入され
る開口部12、切断刃13及びかんぬき9の挿通孔14
が設けられている。一方、レバー3には本体2との軸支
部10’、凸条15、突起16、及びローラー17が設
けられており、凸条15にはさらに中央部にかんぬき9
の嵌合部18が、また、両側には板バネが当接するため
の切欠き19が設けられている図4を用いてこのテープ
カッターの作用について説明する。
【0013】図4(イ)は常態である。レバー3はほぼ
水平で、本体後方に向かって湾曲した凸条15の先端に
設けられたかんぬき嵌合部18に背面の板バネA20に
より押し出されたかんぬき9の先端が嵌合しており、こ
のかんぬき9によりレバー3は下向きにロック状態とな
り下降が制限されている。そのため、切断刃13の刃先
はレバー3の凸条15とローラ17との間隙24に格納
されている。このときテープ8の先端はレバー3の上面
に自身の粘着力でもって粘着されている。
【0014】次に、従来のテープディスペンサ同様、指
をテープディスペンサの谷部7に挿入してテープを引き
上げると、レバー3に粘着していたテープの先端が支点
側から徐々に剥されながらレバー3の先端を引き上げる
(同図ロ)。すると、レバー3の引き上げによってかん
ぬき9が後方に押し込まれる。かんぬき9にはその下部
に切欠き23があり、かんぬき9の下部に設けた板バネ
B21の先端が係合するようになっている。これによ
り、かんぬき9はロックされ、本体2の条溝11にはレ
バー3の下降に障害となるものがなくなり、レバー3の
下降が可能となる。この状態になったところでテープの
先端はレバー3から完全に剥され、必要な長さ分引き出
される。
【0015】そして切断の際にはテープの先端を下方に
下げることによりテープの切断部分が再びレバー3に粘
着し、レバー3は下降させられる。するとレバーの上面
は常態位置より下がるので、凸条15とローラー17の
間隙24から切断刃13が露出してテープを切断する
(同図ハ)。また、レバー3の突起16がかんぬき9を
ロックしている板バネB21を押し下げるので、かんぬ
き9のロックが解除される。切断の際にはテープはレバ
ー3とローラー17の両方に粘着しており、山形に形成
した切断刃(図5)13により難なく切断され、切断片
はローラー17から剥れ、一方はレバー3の上面に粘着
して次の切断に備える。切断片がローラー17から剥れ
るとレバー3は板バネC22により上方に押し上げられ
ると共に、かんぬき9が背面の板バネA20により前方
に押し出されるので、再びかんぬき9の先端がレバー凸
条15のかんぬき嵌合部18に嵌合し、常態にもどる
(同図ニ)。
【0016】ここまでの工程で、従来のテープディスペ
ンサを使用した時と比べても、カバーを脱着するような
新たな動作は一切不要であり、従来の動作と全く同じ動
作の中で、カバーを脱着した場合と同様な効果を得るこ
とができる。
【0017】なお、このような作用を円滑に行なうため
には、上記板バネA、B、Cのバネ力の適切な配分が肝
要である。
【0018】また、上記レバー3及びローラー17はテ
ープの粘着性を低下させたり、糊が残らない材質または
表面形状を選択することが望ましい。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記のように構成することに
より、従来のテープディスペンサにおける切断工程を何
ら変えることなく、また新たな動作を必要とせず、従来
の切断時の指及びテープの動作の中で切断刃が収納され
た常態と、切断刃が露出する切断状態とを切換えること
ができる安全なテープディスペンサのカッターが提供で
きた。これにより、包装作業等、頻繁にテープカットを
行なう場合でも切断刃が露出していないので作業者の不
注意によるケガ等が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープディスペンサの要部斜視図である。
【図2】この発明のテープカッターを示す斜視図であ
る。
【図3】その分解図である。
【図4】その作用を示す要部断面図である。(イ)は常
態、(ロ)は切断開始状態、(ハ)は切断状態、(ニ)
は復帰状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 テープカッター 2 テープカッター本体 3 レバー 4 テープディスペンサ本体 5 テープ収容部 6 切断部 7 谷部 8 粘着テープ 9 かんぬき 10、10’ 軸支部 11 条溝 12 開口部 13 切断刃 14 貫通孔 15 凸条 16 突起 17 ローラー 18 かんぬき嵌合部 19 板バネ当接部 20 板バネA 21 板バネB 22 板バネC 23 切り欠き 24 間隙
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月16日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】テープディスペンサの要部斜視図である。
【図2】この発明のテープカッターを示す斜視図であ
る。
【図3】その分解図である。
【図4】その作用を示す要部断面図である。(イ)は常
態、(ロ)は切断開始状態、(ハ)は切断状態、(ニ)
は復帰状態をそれぞれ示す。
【図5】切断刃の正面図である。
【符号の説明】 1 テープカッター 2 テープカッター本体 3 レバー 4 テープディスペンサ本体 5 テープ収容部 6 切断部 7 谷部 8 粘着テープ 9 かんぬき 10 、10’ 軸支部 11 条溝 12 開口部 13 切断刃 14 貫通孔 15 凸条 16 突起 17 ローラー 18 かんぬき嵌合部 19 板バネ当接部 20 板バネA 21 板ばねB 22 板ばねC 23 切欠き 24 間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切断刃を有する本体部と、本体部に対し揺
    動自在に設けたレバーと、本体部に挿通されたかんぬき
    及び板バネとからなり、常態においては上記かんぬきの
    作用によりレバーが切断刃先露出方向にはロックされ切
    断刃先が上記レバーの一部に格納されており、テープを
    切断するには上記レバーを上下動させなければ切断刃先
    が露出しないように構成したことを特徴とする粘着テー
    プカッター。
JP1795996A 1996-02-02 1996-02-02 粘着テープカッター Pending JPH09208114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1795996A JPH09208114A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 粘着テープカッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1795996A JPH09208114A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 粘着テープカッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09208114A true JPH09208114A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11958294

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JP1795996A Pending JPH09208114A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 粘着テープカッター

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JP (1) JPH09208114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004043838A1 (en) * 2002-11-09 2004-05-27 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Blade protector for tape dispenser
WO2006085398A1 (ja) * 2005-02-09 2006-08-17 Takashi Yoshimine テープカッター及びカット装置
US7195048B2 (en) 2003-06-04 2007-03-27 Henkel Consumer Adhesives, Inc. Adhesive film dispenser

Cited By (4)

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