JPH09208071A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH09208071A
JPH09208071A JP1795296A JP1795296A JPH09208071A JP H09208071 A JPH09208071 A JP H09208071A JP 1795296 A JP1795296 A JP 1795296A JP 1795296 A JP1795296 A JP 1795296A JP H09208071 A JPH09208071 A JP H09208071A
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roller
feeding roller
feeding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層されたシートセットの束からシートセッ
トを1セットずつ確実に分離して給送することができる
給紙装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 給紙トレイ1は支軸1aを軸として限定
された範囲を揺動することができ、給紙トレイ1の先端
部近傍には、ベース8が設けられている。ベース8の上
部には、搬送ガイド板6が配設され、搬送ガイド板6に
は、切り欠き6aが形成されている。切り欠き6a内に
は、再給送用捌きユニット15が設けられており、捌き
ユニット15内には捌き板21及び給紙ローラ2が設け
られている。給紙ローラ2のシート給送方向の下流側に
給送ローラ39が設けられており、給送ローラ39と給
紙ローラ2とにより、シートセットを挟み込んで搬送す
るため、シートセットを一体のまま搬送することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層されたシート
からシートを1枚ずつ分離したり、積層されたシートセ
ットの束からシートセットを1セットずつに分離して給
送する給紙装置に関し、特に、新聞販売店において一度
丁合された新聞広告束を再度給紙して折り込む折込広告
丁合機として好適の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞広告用ちらしの丁合は、複数の種類
のちらしを丁合機により丁合したものを1組とし、これ
らを1組ずつ新聞に組み込むことで実施されている。
【0003】図6は、新聞広告用丁合機を示す斜視図で
ある。図6に示すように、下板64の上部には2枚の側
板65が地面に対して垂直となるように配置されてお
り、側板65の上部には上板67が配置されている。こ
の側板65の間の下側には、紙受けトレイ63が設けら
れており、紙受けトレイ63は、丁合装置により1組に
丁合されて排出されたちらしを受け取る。紙受けトレイ
63の上方には、折り紙用給紙装置61が設けられてお
り、更に折り紙用給紙装置の上方には複数の給紙装置6
0(60a乃至60i)が設けられていると共に、この
給紙装置60に向い合うように給紙装置60と同数の給
紙装置68が設けられている。用紙を積載するために、
折り紙用給紙装置61には、サブフレーム69を介し
て、給紙トレイ62が設置されている。同様に、給紙装
置60(60a乃至60i)及び68には、夫々、給紙
トレイ1(1a乃至1i)及び給紙トレイ5aが設置さ
れている。折り紙用給紙装置61、給紙装置60及び給
紙装置68には適宜の駆動装置が設けられているため、
各トレイ上のシート(ちらし)を、矢印66にて示すよ
うに、装置内に送り込むようになっている。
【0004】このように構成された丁合機において、折
り紙用の給紙装置61の給紙トレイ62に折り紙用のち
らし束を載置する。また、給紙装置60の各給紙トレイ
1にちらし束を載置すると共に、給紙装置68の給紙ト
レイ5aにちらし束を載置する。次に、各給紙トレイ1
上のちらし束からシートを1枚ずつ取り出す。取り出さ
れた各シートは、その先端を揃えつつ、矢印66の方向
に給送される。各給紙トレイ1からシートが取り出され
てからある一定の時間が経過した後に、折り紙用の給紙
装置61の給紙トレイ62上のちらし束から、折り紙用
シートを1枚ずつ取り出し、矢印66の方向に給送す
る。折り紙用シートに各シートを挟み込み、更に丁合機
内で折りたたまれて、1組のシートセットが出来上が
る。このように、丁合機内の各給紙装置が給紙トレイ上
のちらし束からシートを1枚ずつ分離し、これらのシー
トを丁合することで、1組のシートセットが出来上が
る。
【0005】図7はシートセットを示す模式図である。
図7に示すように、折り紙81にはシートセットの給送
方向66に垂直な方向に折り辺87が形成されており、
折り辺87を境界として、最上部の折り片85及び最下
部の折り片84が形成されている。種々の大きさのシー
ト82の各先端86が折り辺87に当接するように、折
り紙81内に挿入され、シートセットが形成されてい
る。
【0006】次に、上述の新聞広告用丁合機に使用され
ている給紙装置について説明する。図9は従来のフリク
ションフィード方式の給紙装置を示す正面図である(実
開平4−88439号公報)。図9に示すように、給紙
トレイ1は、その先端部が下方に位置するように傾斜し
て配置され、支軸7aを軸として限定された範囲を揺動
することができるようになっている。この給紙トレイ1
の先端部近傍には、捌き装置31が配置されている。こ
の捌き装置31はその上部に給紙板40が給紙トレイ1
の延長上に位置するように配設されている。また、捌き
装置31の上部には、シート送給方向(矢印方向)にお
ける給紙板40の下流側に、捌き板49が配置されてい
る。この捌き装置31の内部には後述する捌き板ユニッ
ト45が設置されている。シート送給方向における捌き
板49の下流側には、水平方向に延出するガイド板42
が配設されており、このガイド板42の一端は給紙板4
0に接続され、ガイド板42の他端は下方に向けて湾曲
成形されている。
【0007】捌き板49の上方には、給紙ローラ2がそ
の周面を捌き板49に接触するように配設されている。
給紙ローラ2は給紙ローラ軸2aに支持されており、給
紙ローラ2と給紙ローラ軸2aとの間には1方向クラッ
チ(図示せず)が介装されている。給紙ローラ2は、こ
のクラッチ及び給紙ローラ軸2aを介して駆動装置(図
示せず)により回転駆動されるようになっている。給紙
ローラ軸2aは装置側板(図示せず)に支持されてお
り、給紙ローラ軸2aは揺動ブラケット33を支持して
いる。揺動ブラケット33のシート送給方向の上流側に
は、従動ローラ軸41aが配置されており、従動ローラ
41は従動ローラ軸41aに支持されている。給紙ロー
ラ軸2aと従動ローラ軸41aとは、タイミングベルト
(図示せず)で架け渡されており、従動ローラ41は給
紙ローラ2の回転に伴って従動回転するようになってい
る。また、従動ローラ41は、シート(ちらし)束を所
定の給紙圧で押圧するようになっている。
【0008】シート給送方向における給紙ローラ2の下
流側には、1対の搬送ローラ9a及び9bが上下方向に
対向して設けられており、前述のガイド板42が搬送ロ
ーラ9a及び9bの位置まで延出している。搬送ローラ
9a及び9bの下流側には、センサ11が配設されてお
り、破線で示す位置におけるシートの有無を検出できる
ようになっている。
【0009】図10は捌き板ユニット45を示す斜視図
である。図10に示すように、捌き板ユニット45は、
架台46、第1の揺動板47及び第2の揺動板48等に
より構成されている。架台46は底板と2枚の側板46
bとからなるコの字型の部材であり、底板が捌き装置3
1に固定されている。架台46の側板46bは軸46a
を支持しており、この軸46aにより第1の揺動板47
が揺動可能に支持されている。第1の揺動板47もコの
字型の部材であり、第1の揺動板47は相互に平行して
配置された2枚の側板47dとこの側板に挟まれた板4
7cとにより構成されている。板47cには、係合用の
突起47bが設けられており、この突起47bにスライ
ド板52が係合する。このスライド板52は、図10に
おいて矢印Aで示す方向に往復移動可能であり、スライ
ド板52にはこの移動方向に対して傾斜した長穴52a
が設けられている。この長穴52aに第1の揺動板47
の突起47bが係合している。なお、このスライド板5
2の往復移動は、リンク機構(図示せず)を介して実施
されるようになっている。
【0010】また、側板47dは軸47aを支持してお
り、この軸47aにより第2の揺動板48が揺動可能に
支持されている。第2の揺動板48には、その上面に捌
き板49及び押さえ板50が配置されている。また、こ
の第2の揺動板48の下方のうち、捌き板49の下方に
は、半球状の支持体51が設けられており、支持体51
の下方には、傾斜板53が配設されている。この傾斜板
53は図10において矢印Bで示す方向に往復移動可能
であり、この移動方向に対して傾斜した傾斜面を有して
いる。従って、捌き板49は、傾斜板53の移動に伴っ
て上下に揺動移動する。この傾斜板53の往復移動は、
リンク機構(図示せず)を介して実施されるようになっ
ている。
【0011】上述のスライド板52及び傾斜板53が往
復移動することにより、捌き板49の角度及び捌き板4
9の給紙ローラ2に対する押圧力(捌き圧)を個別的に
調整することができる。
【0012】次に、このように構成された従来の給紙装
置の動作について説明する。先ず、従動ローラ41を給
紙トレイ1の上方に退避させ、給紙トレイ1上にシート
束を載置する。そうすると、シート束は給紙トレイ1上
を摺り落ちて、その先端が捌き板49に当接する。その
後、揺動ブラケット33を揺動させて、従動ローラ41
をシートに接触させる。
【0013】次に、給紙ローラ2及び従動ローラ41が
回転を開始すると、この給紙ローラ2に従動回転する従
動ローラ41は所定の給紙圧でシート束を押圧して給紙
ローラ2と共にシート束の最上位のシートを送り出す。
このシートは給紙ローラ2と捌き板49との間を通過し
て搬送ローラ9a及び9b間に移動する。この場合に、
下位のシートが最上位のシートに密着して、下位のシー
トが最上位のシートと共に捌き板49と給紙ローラ2と
の間に到達すると、給紙ローラ2とシートとの間の摩擦
力及びシートと捌き板49との間の摩擦力はいずれもシ
ート同士の摩擦力に比して大きいため、下位のシートに
は給紙ローラ2の搬送力が伝達されず、この下位のシー
トは捌き板49の位置で停止する。従って、搬送ローラ
9a及び9b側には、シートが1枚ずつ供給される。
【0014】次に、給紙ローラ2は、1枚に分離された
シートを搬送ローラ9a及び9bに向けて送り出す。そ
して、搬送ローラ9a及び9bの出口側のセンサ11が
シートの先端を検知すると、駆動装置は給紙ローラ2の
駆動を停止する。その後、シートは搬送ローラ9a及び
9bにより送り出される。このとき、給紙ローラ2には
駆動力はかかっていないが、この給紙ローラ2と給紙ロ
ーラ軸2aとの間には1方向クラッチが設けられている
ため、シートは給紙ローラ2と捌き板49との間を抵抗
なく移動する。
【0015】次いで、センサ11がシートの後端を検知
すると、給紙ローラ2は回転を再開し、次のシートを給
送する。このようにして、シート束からシートが1枚ず
つ給送される。
【0016】上述の丁合機において、丁合機の給紙装置
60の数に比して、ちらし(シート)の種類が多い場合
は、1回の丁合作業で全ての種類のちらしを丁合して、
シートセットとすることができない。この場合は、丁合
機の給紙装置60の数より、ちらしの種類が少なくなる
ように、第1種類のちらしと第2種類のちらしとに分
け、作業を2段階に分ける。先ず、第1種類のちらしを
各給紙トレイ1及び折り紙用の給紙トレイ62に載置し
た後、丁合機により丁合して第1シートセットを得る。
次に、第2種類のちらしを同様に丁合して第2シートセ
ットを得る。第2シートセットの中に、第1シートセッ
トを組み込んで、最終シートセットを得る。
【0017】図8は得られた最終シートセットを示す模
式図である。図8に示すように、第2シートセット91
の上部に第1シートセット92が組み込まれて、最終シ
ートセット93が形成されている。このため、第2シー
トセット91の折り紙81aが、第2シートセット91
の各シート及び第1シートセット92の折り紙81bを
覆っており、折り紙81b内に第1シートセット92の
各シートが配置されている。
【0018】このシートセットの組み込みを、手作業で
実施する場合は、多大な時間及び労力を必要とする。そ
こで、この組み込み作業を簡略化するために、給紙装置
を使用してシートセットの組み込みを実施する。この場
合は、第1シートセット92を給紙装置60aの給紙ト
レイ1a上に積層して載置する。また、他の給紙装置6
0b乃至60iの各給紙トレイ1b乃至1iにちらし束
を載置すると共に、給紙装置68の給紙トレイ5aにち
らし束を載置する。更に、折り紙用給紙装置61の給紙
トレイ62に折り紙81aを載置する。但し、このちら
し束のシート(ちらし)は、第1シートセット92に含
まれるシート(ちらし)とは異なるものとする。給紙ト
レイ1b乃至1i及び給紙トレイ5aの各ちらし束から
シートを1枚ずつ取り出し、また給紙装置60aから第
1シートセット92を再給送し、更に折り紙用給紙トレ
イ62から折り紙81を給送して、この折り紙81aの
中に、第1シートセット92及び各シートを組み込み、
最終シートセット93とする。この場合に、例えば給紙
トレイ1a上に、多数の第1シートセット92が積層さ
れている場合であっても、複数の第1シートセット92
が、同時に丁合機内に供給されることがないように、各
第1シートセット92を分離しつつ、給送する必要があ
る。積層されたシートセットから、各シートセットを分
離するために、第1及び第2シートセットの夫々につい
てシートセットの厚さを考慮しつつ、捌き板49の給紙
ローラ2に対する捌き圧を調整し、給紙ローラ2と捌き
板49との間をシートセットが通過できるようにし、第
2シートセット91に第1シートセット92を組み込ん
で、最終シートセット93を得ている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術方法には、以下に示す問題点がある。即ち、丁
合されて得られたシートセットは、サイズ、形状及び厚
さ等が異なる種々のちらしを重ね、得られた束を1枚の
折り畳まれたシートの中に挟み込んで形成されたもので
ある。このようなシートセットを従来の給紙装置で再給
送すると、シートセットが捌き板49と給紙ローラ2と
の間に到達した場合に、シートセットは捌き板49と給
紙ローラ2との間の隙間を通過する際に、分離搬送され
やすくなる。
【0020】図11は、図9に示す給紙装置においてシ
ートセット83が通過する様子を示す模式図である。図
11に示すように、シートセット83には捌き板49及
び給紙ローラ2に押圧され、若干の押圧力が付与されて
いる。給紙ローラ2とシートセット83上面との間の摩
擦力及び捌き板49とシートセット83下面との間の摩
擦力は、いずれもシートセット83内のシート82同士
の摩擦力に比して大きい。このため、シートセット83
の最下部の折りシート片84は捌き板49の位置で停止
するため、最上部の折りシート片85が最下部の折りシ
ート片84に対して先行した状態で搬送される。そし
て、搬送ローラ9a及び9bにより、このシートセット
83はくわえ込まれ、折り紙81には折り辺87aが別
に1個形成されて、所謂、2重折りが発生するという問
題点がある。また、最下部の折りシート片84が捌き板
49に止まってしまった場合は、折り紙81の折りシー
ト片85のみが給送され、折り紙が開いてしまい、シー
トセット83を給送することができないという問題点が
ある。
【0021】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、積層されたシートセットの束からシートセ
ットを1セットずつ確実に分離して給送することができ
る給紙装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る給紙装置
は、シート又はシート束を折り紙で束ねて1セットとし
たシートセットからなる被給送物を給送する給紙装置に
おいて、前記被給送物を給送する方向に回転しその周面
にて前記被給送物を給送する給紙ローラと、この給紙ロ
ーラの下方に配置され前記給紙ローラの周面との間で前
記被給送物を捌く捌き部材と、この捌き部材の前記被給
送物の給送方向下流側で前記給紙ローラと共に前記被給
送物を挟みつつ前記被給送物を給送する方向に回転する
給送ローラとを有することを特徴とする。
【0023】前記給送ローラの周速度は前記給紙ローラ
の周速度と同一であることが好ましい。
【0024】本発明に係る給紙装置は、更に前記捌き部
材の捌き面の一部を覆う滑り部材を有し、この滑り部材
の上面が前記給送物と接するものであってもよい。
【0025】前記捌き部材の捌き面と前記給紙ローラと
の間の隙間は前記給送ローラと前記給紙ローラとの間の
隙間に比して大きくすることができる。また、前記給紙
ローラは前記捌き部材及び前記給送ローラに接していて
もよい。
【0026】前記給送ローラを前記給紙ローラの方向に
付勢する弾性体を有することが好ましい。
【0027】前記捌き部材と前記給送ローラとに係合し
前記捌き部材が上昇下降するのに伴って前記給送ローラ
を上昇下降させる係合部材を有することが好ましい。
【0028】この場合に、前記係合部材は、前記捌き部
材を支持しカム部が形成された第1支持部材と、前記給
送ローラを支持し突起が形成された第2支持部材と、前
記第1支持部材に設けられ前記第2支持部材を支持する
軸とを有するものとすることができる。
【0029】前記給紙ローラはその軸方向に複数個に分
割されていることが好ましい。
【0030】前記給紙ローラのシート給送方向上流側に
は、その軸方向が前記給紙ローラの軸方向と平行である
補助給紙ローラが設けられ、この補助給紙ローラはその
軸方向に分割されていることが好ましい。
【0031】本発明に係る給紙装置においては、給紙ロ
ーラと捌き部材とにより、シート又はシートセット(以
下、シート又はシートセットを被給送物という)を1部
ずつに分離し、次に分離された被給送物を給送ローラと
給紙ローラとにより挟み込んで給送する。そうすると、
被給送物がシートセットであってもシートセットの先端
が捌き部材を通過した後、この先端は給送ローラに接
し、給紙ローラと給送ローラとにより押圧される。これ
により、給紙ローラとシートセット上面とが接触すると
共に、給送ローラとシートセット下面とが接触し、給紙
ローラ及び給送ローラの回転がシートセットを前進さ
せ、シートセットが搬送される。給送ローラが被給送物
が給送方向に給送されるように回転しているため、給紙
ローラによりシートセットの上面のみが給送されてシー
トセットの下面が取り残されることがない。このため、
シートセットは一体のまま搬送される。なお、シートセ
ットではなく、シートを搬送する場合は、分離されたシ
ートはシートセットのような構造を有しないので、いう
までもなく、良好に搬送される。
【0032】給紙ローラの周速度及び給送ローラの周速
度は、夫々、シートセットの上面及び下面の状態を考慮
して、シートセットが一体的に給送されるように設定す
ればよい。シートセット下面の状態とシートセットの上
面の状態とは、通常、略同一であり、この場合は、給紙
ローラの周速度と給送ローラの周速度とは同一に設定す
ればよい。これにより、シートセット下面とシートセッ
ト上面とは、同一速度で搬送され、シートセットの上面
又は下面のいずれかの面が先行することなく、シートセ
ットは、一体のまま、搬送される。
【0033】捌き部材は給紙ローラの周面のように被給
送物の給送方向に移動することがないため、捌き部材と
シートセット下面との摩擦が大きい場合は、シートセッ
トの下面が捌き部材に取り残され、シートセットを一体
のまま給送することが困難となる場合がある。この摩擦
を低減するために、捌き部材の捌き面の一部を滑り部材
で覆ってもよい。
【0034】シートセットを送給する場合は、シートセ
ットの厚さを考慮して、捌き部材の捌き面と給紙ローラ
との間に隙間を設けると共に、給送ローラと給紙ローラ
との間に隙間を設けることができる。この場合は、捌き
部材の捌き面と給紙ローラとの間の隙間は給送ローラと
給紙ローラとの間の隙間に比して大きくなるように設定
することが好ましい。また、給紙ローラと捌き面との間
の隙間は、シートセットの厚さと略同一が又は若干大き
めに設定することが好ましい。給送ローラと給紙ローラ
との間の隙間は、前述のように、捌き面と給紙ローラと
の間の隙間に比して小さい。即ち、給送ローラと給紙ロ
ーラとの間の隙間は、シートセットの厚さに比して小さ
いため、給紙ローラと給送ローラとの間のシートセット
は給紙ローラ及び給送ローラに押圧されて、搬送圧が付
与される。これにより、給紙ローラと捌き面との間をシ
ートセットが通過しやすくなると共に、通過後のシート
セットが給紙ローラと給送ローラとによりくわえ込まれ
やすくなる。
【0035】被給送物がシートである場合は、シートは
シートセットに比して極めて薄く、上述のような隙間は
特に必要ではないため、給紙ローラは捌き部材及び給送
ローラに接していることが好ましい。
【0036】弾性体により給送ローラを給紙ローラに付
勢した場合は、給送ローラと給紙ローラとの隙間を適切
なものに保持することができ、給送ローラと給紙ローラ
との間の被給送物に適切な搬送圧をかけることができ
る。
【0037】また、捌き部材が上昇下降するのに伴って
給送ローラを上昇下降させる係合部材を配置してもよ
い。通常、折り紙の中に挟み込まれているちらしの種類
及び数の相違により、シートセットの厚さは異なる。こ
のシートセットを給送する場合は、シートセットの厚さ
に応じて、給紙ローラと捌き面との間の隙間及び給紙ロ
ーラと給送ローラとの間の隙間を調整することが必要で
ある。特に、上述のように、捌き部材の捌き面と給紙ロ
ーラとの間の隙間を給送ローラと給紙ローラとの間の隙
間に比して大きくなるように設定する場合は、捌き部材
の捌き面と給紙ローラとの間の隙間が小さくなると、こ
れに連動して給紙ローラと給送ローラとの間の隙間が小
さくなることが好ましい。このように連動させるため
に、捌き部材の上昇下降に伴って給送ローラを上昇下降
させる係合部材を配置することが好ましい。また、上述
のように、シートを給送する場合は、給紙ローラは捌き
部材及び給送ローラに接していることが好ましい。この
係合部材を配置すると、捌き部材を給紙ローラに接触さ
せた場合に、給送ローラが給紙ローラに接触する。これ
により、シートセット用の給紙装置を容易にシート用の
給紙装置に変更することができる。また、シート用の給
紙装置をシートセット用の給紙装置にすることができ
る。
【0038】このような、係合部材として、例えば、以
下のようなものを挙げることができる。第1支持部材に
は軸が設けられており、この軸に第2支持部材が支持さ
れている。前述の弾性体の付勢力により、第1支持部材
のカム部には第2支持部材の突起が当接している。第1
支持部材を揺動させると、捌き部材が上昇すると共に、
第1支持部材のカム部が移動する。弾性体の付勢力によ
り、第2支持部材は軸を中心にしてこの移動に追従し、
第2支持部材の突起が第1支持部材のカム部に当接する
まで、第2支持部材は移動する。この第2支持部材の移
動により、給送ローラが給紙ローラの方向に上昇する。
【0039】本発明における給紙装置の給紙ローラは、
その軸方向に複数個に分割されたものであってもよい。
給紙ローラを分割した場合は、シートセット上面に加
え、シートセット内のシートに対しても搬送力が付与さ
れる。また、給紙ローラのシート給送方向上流側に、給
紙ローラの軸と平行となるように、補助給紙ローラを設
けてもよい。この場合も、補助給紙ローラを分割し、複
数とすることにより、シートセット上面に加え、シート
セット内のシートに対しても補助給紙ローラの搬送力が
与えられる。このように、給紙ローラ及び/又は補助給
紙ローラを分割し、複数とすることにより、シートセッ
トの上面及び下面並びにシートセット内のシートは一体
となって搬送され、捌き部材にシートセットが搬送され
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本
発明の実施形態に係る給紙装置を示す正面図であり、図
2はその平面図である。図1及び2において、図9及び
10と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省
略する。図1に示すように、給紙トレイ1は支軸7aに
係合しており、給紙トレイ1は支軸7aを軸として限定
された範囲を揺動することができるようになっている。
この給紙トレイ1の先端部近傍には、ベース8が設けら
れており、シートセットの給送方向に対してベース8の
下流側には、1対の搬送ローラ9a及び9bが上下方向
に対向して設けられている。搬送ローラ9a及び9b
は、夫々、搬送ローラ軸9d及び9cに支持されてい
る。ベース8の給紙トレイ1側の側部及び上部には、搬
送ガイド板6が配設され、この搬送ガイド板6は搬送ロ
ーラ9a及び9bまで延出している。搬送ガイド板6に
は、切り欠き6aが形成されている。切り欠き6a内に
は、再給送用捌きユニット15が設けられており、再給
送捌きユニット15は後述するように捌き板21及び給
送ローラ39等より構成されている。また、搬送ローラ
9a及び9bのシートセット給送方向の下流側には、セ
ンサ11が配設されており、破線で示す位置におけるシ
ートセットの有無を検出できるようになっている。
【0041】図2に示すように、ベース8は一対の装置
側板10に固定されており、ベース8の上方には、給紙
ブラケット4が配置されている。給紙ブラケット4のシ
ートセット給送方向の上流側には、シートセットの給送
方向に垂直となるように給紙ローラ軸12が配置されて
いる。給紙ブラケット4は、給紙ローラ軸12に揺動可
能に支持されている。給紙ローラ軸12の一端には、タ
イミングプーリ12aが設けられており、タイミングプ
ーリ12aはベルト37を介してタイミングプーリ35
bに連結されている。タイミングプーリ35bはタイミ
ングプーリ12aに従動するようになっている。タイミ
ングプーリ35bは、後述するように、ベース8内に設
けられている。給紙ローラ軸12の一端は、タイミング
プーリ12aの外側で装置側板10に支持されている。
【0042】給紙ローラ軸12上で給紙ブラケット4と
タイミングプーリ12aとの間には、タイミングプーリ
12a側に給紙ローラ2aが配置されると共に、給紙ブ
ラケット4側に給紙ローラ2bが配置されている。給紙
ローラ軸12上で、給紙ローラ軸12の他端側には、給
紙ローラ2cが配置されており、給紙ローラ軸12の他
端は軸受72cを介して、装置側板10に支持されてい
る。給紙ローラ軸12には後述する搬送ローラ軸から駆
動力が伝達されることにより、各給紙ローラ2(2a,
2b,2c)は給紙ローラ軸12を中心軸として回転す
るようになっている。各給紙ローラ2と給紙ローラ軸1
2との間には1方向クラッチ(図示せず)が設けられて
いる。
【0043】給紙ローラ2bのシートセット給送方向の
下流側には、給紙ローラ軸12と平行になるように搬送
ローラ軸9cが設けられており、搬送ローラ軸9cは装
置側板10に支持されている。搬送ローラ軸9cの略中
央部には1組の搬送ローラ9aが搬送ローラ軸9cに固
定されている。搬送ローラ軸9cの給紙ローラ2a側の
一端には、電磁クラッチ(図示せず)を介してギア73
bが設けられていると共に、給紙ローラ軸12の給紙ロ
ーラ2a側の一端には電磁クラッチ(図示せず)を介し
てギア73aが設けられている。ギア73aとギア73
bとは噛合している。適宜の駆動装置(図示せず)によ
り駆動力がギア73bに伝達されるようになっており、
搬送ローラ軸9cの電磁クラッチが励磁されると、搬送
ローラ軸9cが回転して搬送ローラ9aが回転するよう
になっている。また、ギア73bの回転によりギア73
aが回転し、この回転により給紙ローラ軸12が回転し
て給紙ローラ2が回転するようになっている。給紙ロー
ラ2のシートセット給送方向上流側には、給紙ローラ軸
12に平行となるように補助給紙ローラ軸13が給紙ブ
ラケット4に回転可能に支持されている。補助給紙ロー
ラ軸12上で、給紙ローラ2(2a、2b、2c)のシ
ートセット給送方向の上流側には、夫々、給紙ローラ2
と同形状の補助給紙ローラ3(3a、3b、3c)が配
置されている。給紙ローラ軸12と補助給紙ローラ軸1
3とはタイミングベルト(図示せず)で連結されてお
り、補助給紙ローラ3は給紙ローラ2に従動回転するよ
うになっている。各補助給紙ローラ3と補助給紙ローラ
軸13との間には、1方向クラッチ(図示せず)が配置
されている。
【0044】図3は給紙ローラ及びその下方部分を拡大
して示す正面図であり、図4は搬送ガイド板6を取り除
いた場合のベース8内部を拡大して示す平面図である。
図3に示すように、再給送用捌きユニット15は、架台
16、揺動板17、滑り板18及びローラ支持板19等
により構成されている。架台16の底板16bはベース
8に固定されており、底板16bのシートセット給送方
向に平行な側面には、底板16bに垂直となるように、
2枚の側板16aが取り付けられている。即ち、架台1
6は底板16bと側板16とからなるコの字上の部材で
あり、コの字の解放部が上方を向いている。側板16a
の上部には軸24が取り付けられている。架台16の上
方には滑り板18が配置されている。滑り板18の側部
には2枚の側板18aが設けられており、側板18aに
は貫通孔が設けられている。この貫通孔に前述の軸24
が貫通しており、この軸24を支点として滑り板18が
揺動するようになっている。滑り板18のすぐ下方に
は、揺動板17が配置されている。揺動板17には滑り
板18に略平行な天板17aが設けられており、この天
板17aのシートセット給送方向に平行な側部に、側板
17bが天板17aに垂直となるように設けられてい
る。側板17bのシートセット給送方向上流側の先端部
には、貫通孔が設けられている。この貫通孔に前述の軸
24が貫通しており、この軸24を支点として揺動板1
7が揺動するようになっている。また、側板17bのシ
ートセット給送方向下流側の先端部には、傾斜カム17
cが形成されている。天板17aのシートセット給送方
向下流側の端部上面には、捌き台20が配置されてお
り、捌き台20の上面に捌き板21が固定されている。
捌き板21の上面のうち、シートセット給送方向上流側
の上面は前述の滑り板18の下面に接している。一方、
シート給送方向下流側の上面を捌き面21aというとす
ると、捌き面21aは給紙ローラ2に向かい合ってい
る。滑り板18のシートセット給送方向下流側の先端部
が、図9に示す従来の滑り板のものに比して、シートセ
ット給送方向下流側に延出しているため、捌き板21の
捌き面21aのシートセット給送方向の面積は、従来の
捌き板49の捌き面の面積に比して、約1/3となって
いる。揺動板17の側板17bには、シートの進行方向
下流側の下端部近傍に連結軸27が配置され、軸受28
を介して、連結軸27が回転自在に支持されている。ま
た、軸受28によりローラ支持板19が揺動可能に支持
されている。
【0045】ローラ支持板19の底板19aには、シー
トセット給送方向に平行な側面に2枚の側板19bが設
けられており、この側板19bのシートセット給送方向
の下流側の端部近傍において、給送ローラ軸29が側板
19bに回転自在に支持されており、給送ローラ軸29
は連結棒27に平行に配置されている。この給送ローラ
軸29に、一方向クラッチ30(図4に示す)を介し
て、給送ローラ39が支持されている。給送ローラ39
は給紙ローラ2bと略同じ幅である。ローラ支持板19
の側板19bには、係合用の突起19cが設けられてお
り、この突起19cは、前述の側板17bの傾斜カム1
7cに係合する。また、揺動板17の天板17aとロー
ラ支持板19の底板19aとの間には、ローラ支持板1
9を常に図3中の矢印Aにて示す方向に付勢するため
に、バネ32が架けられている。
【0046】前述の揺動板17の天板17aの略中央下
面には、支持体23が設けられており、支持体23の先
端部23aは半球状となっている。支持体23の下方に
は、傾斜板25が配置されており、傾斜板25はベース
8上に載置されている。傾斜板25の傾斜面は、シート
セット給送方向に垂直な方向に勾配が設けられており、
支持体23の先端部はこの傾斜面に接している。傾斜板
25をこの勾配方向、即ち図4中の矢印Bにて示す方向
に往復移動させることが可能であり、支持体23は、こ
の傾斜面に接触しているため、傾斜板25の移動に伴っ
て上下に移動する。これにより、揺動板17の捌き板2
1は、上昇下降する。この傾斜板25の移動は、リンク
機構(図示せず)を介して実施されるようになってい
る。傾斜板25が移動することにより、捌き板21の給
紙ローラ2に対する押圧力又は捌き面21aと給紙ロー
ラ2bとの間の隙間Jを調整することができる。これに
より、捌き圧を調整することができる。
【0047】前述のように、揺動板17の傾斜カム17
cとローラ支持板19の底板19aとの間にバネ32が
架けられており、ローラ支持板19は図3中の矢印A方
向に付勢され、このバネ32の付勢力により、揺動板1
7の傾斜カム17cとローラ支持板19の突起19cと
は係合(当接)している。この場合に、図3に示す捌き
面21aと給紙ローラ2bとの間の隙間Jが給送ローラ
39と給紙ローラ2bとの隙間Kに比して大きくなるよ
うに、傾斜カム17cの形状を予め形成しておく。隙間
Jは隙間Kに比して大きければ、特に制限されないが、
例えば、隙間Jは隙間Kに比して約2倍となるように設
定すればよい。
【0048】なお、捌き圧を調整するために、傾斜板2
5を移動し、捌き面21aと給紙ローラ2bとの間の隙
間Jを調整すると、バネ32の付勢力により突起19c
は揺動板17の傾斜カム17cに接触しているため、揺
動板17が上昇し、傾斜カム17cが上昇して、突起1
9cが傾斜カム17cに当接(接触)するまで、バネ3
2はその付勢力によりローラ支持板19を持ち上げる。
これにより、給送ローラ39が上昇する。同様に、揺動
板17が下降して傾斜カム17cが下降すると、突起1
9cは傾斜カム17cに当接(接触)しているため、突
起19cは押し下げられる。即ち、捌き板21が上昇下
降すると、給送ローラ39がこれに追従して上昇下降す
る。
【0049】図4に示すように、給送ローラ39は、一
方向クラッチを介して、給送ローラ軸29に回転自在に
支持されており、給送ローラ39の給送ローラ軸29の
一端には、ギア29aが固定されている。また、給送ロ
ーラ軸29のシートセット給送方向上流側には、連結軸
27が配置されている。連結軸27にはギア27aが固
定されており、ギア27aはギア29aに噛み合ってい
る。更に、連結軸27の一端にはタイミングプーリ27
bが固定されている。このタイミングプーリ27bには
ベルト36を介してタイミングプーリ35aが連結され
ている。タイミングプーリ35aは、シートセット給送
方向に対して、架台16の軸24と略同位置に配置され
ており、タイミングプーリ35aは伝達軸35の軸24
側の一端に固定されている。軸24と伝達軸35とは略
同軸である。伝達軸35は支持板34に回転可能に支持
されており、支持板34はベース8に固定されている。
伝達軸35の他端には、タイミングプーリ35bが固定
されている。図2に示すように、給紙ローラ軸12に
は、タイミングプーリ12aが固定されており、タイミ
ングプーリ12aとこのタイミングプーリ35bとの間
にベルト37が掛け渡されている。このため、給紙ロー
ラ軸12がギア73bを介して適宜の駆動装置(図示せ
ず)により駆動力が付与されて回転すると、タイミング
プーリ12a、ベルト37、タイミングプーリ35b、
伝達軸35、タイミングプーリ35a、ベルト36、タ
イミングプーリ27b、連結軸27、ギア27a、ギア
29a、給送ローラ軸29及び1方向クラッチ30を介
して、駆動力が給送ローラ39に伝達され、給送ローラ
39は、図3中の矢印にて示すように、給紙ローラ2と
略同一周速度で回転する。
【0050】なお、前述のように、揺動板17の上面に
は、シートセットの給送方向に対して捌き台20の上流
側に滑り板18が設けられており、この滑り板18は、
図4に示すように、幅広であり、その幅は給紙ローラ2
の幅よりも大きくなっている。この滑り板18は、前述
のように、軸24を中心として揺動可能に支持されてい
る。
【0051】次に、このように構成された本実施例の給
紙装置の動作について説明する。先ず、図1に示す補助
給紙ローラ3を給紙トレイ1の上方に退避され、給紙ト
レイ1上に一度丁合されたシートセットを積層載置す
る。次に、傾斜板25を移動させ、揺動板を昇降移動さ
せることにより、捌き板21を昇降移動させ、図3に示
す隙間Jを調整して、捌き板21の給紙ローラ2に対す
る捌き圧を調整する。この隙間Jは、シートセットが給
紙ローラ2と捌き板21との間を通過できるように、シ
ートセットの厚さと略同一の大きさに設定する。
【0052】次に、搬送ローラ軸9cの電磁クラッチを
励磁して、適宜の駆動装置により、搬送ローラ9a及び
9bを回転させると共に、給紙ローラ軸12の電磁クラ
ッチを励磁して、ギア73b及びギア73aを介して、
給紙ローラ軸12を回転させて給紙ローラ2を回転させ
る。また、タイミングベルト(図示せず)を介して、給
紙ローラ軸12の回転力を補助給紙ローラ軸13に伝達
し、補助給紙ローラ3を従動回転させる。更に、給紙ロ
ーラ軸12の駆動力を給紙ローラ軸29に伝達して、給
送ローラ39を回転させる。補助給紙ローラ3が回転し
て慣性力が生じることにより、給紙ブラケット4が揺動
し、補助給紙ローラ3は最上位のシートセットに接触す
る。そうすると、最上位のシートセットに図2に示す3
個の給紙ローラ2(2a、2b、2c)及び3個の補助
給紙ローラ3(3a、3b、3c)の駆動力が伝達さ
れ、シートセットは給紙ローラ2と捌き面21aとの隙
間Jに給送される。本実施例においては給紙ローラ2及
び補助給紙ローラ3が適当な間隔を設けて、夫々、3個
ずつ設けられているため、図7に示す最上部の折りシー
ト片85に加え、この折り紙81に折り込まれたシート
82に対しても搬送力が与えられるので、最上部の折り
シート片85のみが先行して搬送されることがない。
【0053】このように、折り紙81とシート82とが
一体となったまま、シートセットは給紙ローラ2と捌き
面21aとの隙間Jを通過する。この場合に、最下部の
折りシート片84と捌き面21aとの間の摩擦抵抗によ
り、ブレーキがかかり、最下部の折りシート片84の搬
送力が低下する。このため、最上部の折りシート片85
は最下部の折りシート片84に比して先行して搬送され
やすくなる。この傾向は、給紙ローラ2と捌き面21a
との隙間から、次段の搬送手段までの距離が長い場合
に、顕著となる。また、折り紙81と捌き面21aとの
接触時間が長い場合、即ち、捌き板21がシートセット
給送方向に対して長い場合に、この傾向が顕著となる。
そこで、本実施例においては、図3に示すように、滑り
板18のシートセット給送方向下流側先端部を、従来の
滑り板に比してシートセット給送方向下流側に延出させ
たことにより、捌き面21aのシートセット給送方向に
対する面積を、従来の捌き板の約1/3にしてある。
【0054】また、捌き板21のシートセット給送方向
下流側に、捌き板21に連続して給送ローラ39を設け
たことにより、シートセットのシート先端部86が給紙
ローラ2と捌き板21との隙間を通過した場合に、直ぐ
に給紙ローラ2bと給送ローラ39との隙間にシートセ
ットがくわえ込まれる。この場合に、給紙ローラ2bと
給送ローラ39との間には隙間Kが設けられているた
め、シートセットのシート先端部86は、スムーズに給
紙ローラ2bと給送ローラ39との間に挟み込まれる。
給送ローラ39はバネ32により付勢されており、また
給紙ローラ2bと給送ローラ39との隙間Kは、給紙ロ
ーラ2bと捌き面21aとの隙間Jに比して小さく、J
>Kとなっており、隙間Kはシートセットの厚さよりも
小さくなっている。このため、シートセットにより、給
送ローラ39は、連結軸27を中心として、給紙ローラ
2と捌き面21aとの間の隙間Jを大きくする方向に揺
動する。また、ローラ支持板19はバネ32により、給
紙ローラ2の方向に付勢されるため、給送ローラ39は
給紙ローラ2の方向に付勢され、給紙ローラ2bと給送
ローラ39との間のシートセットは搬送圧を受ける。
【0055】更に、給紙ローラ軸12から伝達された駆
動力により、給送ローラ39は回転しているため、給送
ローラ39は給紙ローラ2と同一周速で回転している。
最下部の折りシート片84と捌き板21との間には摩擦
抵抗があるものの、給送ローラ39及び給紙ローラ2に
よるシートセットの折り辺に対する搬送力がこの摩擦抵
抗を上回る。このため、最下部の折りシート片84は、
最上部の折りシート片85と同一速度で、給送ローラ3
9と給紙ローラ2bとの間を通過することができ、最上
部の折りシート片85が最下部の折りシート片84に対
して先行して搬送されることがない。これにより、シー
トセットは、折り紙81に2重折りが発生することが防
止されつつ、搬送ローラ9a及び9bに向けて送出され
る。
【0056】なお、上位のシートセットに密着して、下
位のシートセットが捌き面21aと給紙ローラ2bとの
隙間Jに到達した場合、即ち、重送された場合は、隙間
Jとシートセットの厚さとは略同一又は若干大きめであ
るため、2つのシートセットが隙間Jの間を通過するこ
とはない。このため、下位のシートセットは捌き板21
の位置で停止し、上位のシートセットが搬送ローラ9a
及び9bを通過した後に、このシートセットは搬送され
る。従って、給送ローラ39には、シートセットが1セ
ットずつ供給される。
【0057】次に、給紙ローラ2及び給送ローラ39
は、シートセットを搬送ローラ9a及び9bに向けて送
り出す。搬送ローラ9a及び9bの出口側には、センサ
11が設けられており、このセンサ11が、シートセッ
トの先端を検知すると、給紙ローラ軸12に設けられた
電磁クラッチ(図示せず)及び搬送ローラ軸9cに設け
られた電磁クラッチ(図示せず)が、共に消磁される。
これにより、給紙ローラ軸12及び搬送ローラ軸9c
に、駆動装置の駆動力が伝達されなくなり、給紙ローラ
2、給送ローラ39並びに搬送ローラ9a及び9bの回
転が停止する。その後、搬送ローラ軸9cに設けられた
電磁クラッチ(図示せず)が再び励磁され、シートセッ
トは搬送ローラ9a及び9bにより送り出される。この
場合に、給紙ローラ2及び給送ローラ39には駆動力が
かかっていないが、給紙ローラ2と給紙ローラ軸12と
の間及び給送ローラ39と給送ローラ軸29との間に
は、夫々、1方向クラッチが設けられているため、搬送
ローラ9a及び9bの搬送力により、シートセットは隙
間J及び隙間K内を抵抗なく移動する。次いで、センサ
11がシートセットの後端を検知すると、給紙ローラ2
は回転を再開し、次のシートセットを給送する。このよ
うにして、積層されたシートセットから、シートセット
が1セットずつ給送される。
【0058】本実施例における給紙装置においては、給
紙ローラ2及び補助給紙ローラ3を、夫々3個ずつ設け
たため、シートセット表面の折り紙81に加え、折り紙
81内のシートに対しても搬送力が伝達されるので、最
上部の折りシート片85のみが先行して搬送されること
を防止することができる。
【0059】また、滑り板18のシートセット給送方向
下流側の先端部をシートセット給送方向側に延出させ、
捌き板21の捌き面21aの面積を従来の約1/3とし
たため、捌き板21と最下部の折りシート片84との摩
擦が低減されるので、最上部の折りシート片85が先行
して搬送されることを防止することができる。
【0060】捌き板21のシートセットの給送方向下流
側に連続して給送ローラ39を設けたことにより、シー
トセットのシート先端部86が給紙ローラ2と捌き面2
1aとの隙間Jを通過すると同時に、給紙ローラ2と給
送ローラ39との隙間Kにくわえ込ませることができ
る。
【0061】給紙ローラ2と給送ローラ39との間の隙
間Kが形成されているため、シートセットのシート先端
部は、給紙ローラ2と捌き面21aとの隙間Kを通過
後、スムーズに給紙ローラ2と給送ローラ39との間に
入り込むことができる。この隙間Kは、給紙ローラ2b
と捌き面21aとの間の隙間Jに比して小さいため、給
紙ローラ2と給送ローラ39との間のシートセットは、
バネの付勢力により給送ローラ2から搬送圧を受ける。
また、給紙ローラ2及び給送ローラ39にはいずれも給
紙ローラ軸12から駆動力が伝達されるので、給紙ロー
ラ2と給送ローラ39とは同一の周速で回転する。これ
により、給送ローラ2と捌き面21aとの間のシートセ
ットの摩擦抵抗が解消され、最下部の折りシート片84
を最上部の折りシート片85と同一速度で搬送すること
ができる。
【0062】以上より、最上部の折りシート片85が最
下部の折りシート片84に比して、先行して搬送される
ことがなく、折り紙81及びシート82が一体のまま、
搬送ローラ9a及び9bに送出されるので、折り紙81
に2重折りが発生することを防止することができると共
に、最上部の折りシート85のみが給送されることを防
止することができる。
【0063】本実施例における給紙装置を、例えば、図
6に示す丁合装置の給紙装置60aとして丁合装置内に
配置し、給紙装置60aに第1シートセットを載置する
ことができる。この場合に、給紙装置60b乃至60i
の各給紙トレイ1b乃至1i及び給紙装置68の給紙ト
レイ5aにちらし束を載置すると共に、折り紙用給紙装
置61の給紙トレイ62に折り紙81を載置する。但
し、このちらし束のシート(ちらし)は、第1及び第2
シートセットに含まれるシート(ちらし)とは異なるも
のとする。各給紙トレイ1b乃至1i及び5aのちらし
束からシートを1枚ずつ取り出し、各シート同士の先端
が揃うように各シートを給送し、また折り紙用給紙トレ
イ62から折り紙を給送し、更に給紙装置60a及び6
0bから、夫々、第1シートセットを給送して、折り紙
の中に第1シートセット及び各シートを組み込んで1組
として丁合し、最終シートセットとする。この他にも、
本実施例における給紙装置を、図6に示す丁合装置の給
紙装置60a及び60bとして丁合装置内に配置し、給
紙装置60aに第1シートセットを載置すると共に、給
紙装置60bに第2シートセットを載置し、第1シート
セットと第2シートセットとを折り紙の中に組み込んで
最終シートセットを得ることができる。
【0064】また、本実施例における給紙装置は通常の
シート用給紙装置として使用することができる。図5に
示すように、揺動板17を上昇させることにより捌き板
21を給紙ローラ2に接触させ、捌き圧を高くすること
ができる。この場合は、揺動板17の上昇に伴って傾斜
カム17cも上昇する。そうすると、バネ32の付勢力
により、突起19cが傾斜カム17cに当接するまで、
ローラ支持板19が上昇する。この上昇により、ローラ
支持板19は給送ローラ軸29を介して給送ローラ39
を支持しているため、給送ローラ39が上昇する。最
初、給紙ローラ2と捌き面21aとの間には隙間Jが形
成されており、また給紙ローラ2と給送ローラ39との
間には隙間Kが形成されているが、この上昇により、隙
間J及び隙間Kが徐々に小さくなる。隙間Kと隙間Jと
の間には、常にJ>Kという関係が存在するため、捌き
面21aが給紙ローラ2に接触する前に、給送ローラ3
9は給紙ローラ2に接触する。更に、揺動板17を上昇
させると、捌き面21aは給紙ローラ2bに接触し、図
3に示す揺動板17の傾斜カム17cはローラ支持板1
9の突起19cから離隔する。この場合においても、バ
ネ32の引力により、給送ローラ39は給紙ローラ2b
を押圧する。このように、捌き板21と給紙ローラ2と
を接触させると共に、給送ローラ39と給紙ローラ2b
とを接触させ、捌き板21と給紙ローラ2とによる捌き
圧及び給送ローラ39と給紙ローラ2とによる搬送圧を
高くした後、給紙を開始する。シートは給紙ローラ2b
と捌き板21と通過することによって、1枚のシートに
分離される。分離されたシートは給紙ローラ2bと給送
ローラ39とのニップ部(接触部)に送給された後、給
紙ローラ2bと給送ローラ39とによりくわえ込まれ
て、搬送ローラ9a及び9bへ送られる。これにより、
シート又は2つ折りシート等から形成されたちらし束か
ら、シートが1枚ずつに分離され、1枚のシートを給送
することができる。
【0065】一度丁合されたシートセットを給送する場
合は、再び捌き圧を低下させ、揺動板17の傾斜カム1
7cをローラ支持板19の突起19cに係合させ、揺動
板17と給送ローラ39とを連動させる。次に、図3に
示すように、揺動板17を下降させ、揺動板17と給紙
ローラ2との隙間Jを適切なものに設定すると、揺動板
17の下降によって、給送ローラ39も下降するため、
給紙ローラ2と給送ローラ39との隙間Kが適切なもの
となる。このように隙間J及びKを適切な値に設定し直
すことにより、再びシートセットを給送することができ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
捌き部材の被給送物の給送方向下流側に給紙ローラの周
速度と同一の周速度で回転する給送ローラを設けたの
で、シートセットを一体のまま給送することができる。
【0067】また、捌き部材が上昇下降するのに伴って
給送ローラを上昇下降させる係合部材を配置した場合
は、1枚のシート及びシートセットのいずれについても
分離給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る給紙装置を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の実施例に係る給紙装置を示す平面図で
ある。
【図3】給紙ローラ及びその下方部分を拡大して示す正
面図である。
【図4】搬送ガイド板を取り除いた場合のベース内部を
拡大して示す平面図である。
【図5】本発明の実施例に係る給紙装置を示す正面図で
ある。
【図6】新聞広告用丁合機を示す斜視図である。
【図7】シートセットを示す模式図である。
【図8】最終シートセットを示す模式図である。
【図9】従来のフリクションフィード方式の給紙装置を
示す正面図である。
【図10】捌きユニットを示す斜視図である。
【図11】シートセットが通過する様子を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1,5a,62;給紙トレイ 2,2a,2b,2c;給紙ローラ 3,3a,3b,3c;補助給紙ローラ 4;給紙ブラケット 6;搬送ガイド板 6a;切り欠き 7a;支軸 8;ベース 9a,9b;搬送ローラ 9c,9d;搬送ローラ軸 10;装置側板 11;センサ 12;給紙ローラ軸 12a;タイミングプーリ 13;補助給紙ローラ軸 14;軸 15;再送給捌きユニット 16,46;架台 16a,17b,18a,19b,65;側板 16b,19a;底板 17;揺動板 17a;天板 17c;傾斜カム 18;滑り板 19;ローラ支持板 19c,47b;突起 20;捌き台 21;捌き板 21a;捌き面 23;支持体 23a;先端部 24,46a,47a;軸 25;傾斜板 27;連結軸 27a,29a,73a,73b;ギア 27b,35a,35b;タイミングプーリ 28,72c;軸受 29;給送ローラ軸 30;一方向クラッチ 31;捌き装置 32;バネ 33;支持板 34;伝達軸 36,37;ベルト 40;給紙板 41;従動ローラ 42;ガイド板 45;捌き板ユニット 47;第1の揺動板 48;第2の揺動板 49;捌き板 50;押さえ板 51;支持体 52;スライド板 52a;長穴 53;傾斜板 60,68;給紙装置 61;折り紙用給紙装置 63;紙受けトレイ 64;下板 66;矢印 67;上板 69;ガイド部材 81,81a,81b;折り紙 82;シート 83;シートセット 84;最下部の折り片 85;最上部の折り片 86;先端 87,87a;折り辺 91;第2シートセット 92;第1シートセット 93;最終シートセット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート又はシート束を折り紙で束ねて1
    セットとしたシートセットからなる被給送物を給送する
    給紙装置において、前記被給送物を給送する方向に回転
    しその周面にて前記被給送物を給送する給紙ローラと、
    この給紙ローラの下方に配置され前記給紙ローラの周面
    との間で前記被給送物を捌く捌き部材と、この捌き部材
    の前記被給送物の給送方向下流側で前記給紙ローラと共
    に前記被給送物を挟みつつ前記被給送物を給送する方向
    に回転する給送ローラとを有することを特徴とする給紙
    装置。
  2. 【請求項2】 前記給送ローラの周速度は前記給紙ロー
    ラの周速度と同一であることを特徴とする請求項1に記
    載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記捌き部材の捌き面の一部を覆う滑り
    部材を有し、この滑り部材の上面が前記給送物と接する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記捌き部材の捌き面と前記給紙ローラ
    との間の隙間は前記給送ローラと前記給紙ローラとの間
    の隙間に比して大きいことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙ローラは前記捌き部材及び前記
    給送ローラに接していることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記給送ローラを前記給紙ローラの方向
    に付勢する弾性体を有することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記捌き部材と前記給送ローラとに係合
    し前記捌き部材が上昇下降するのに伴って前記給送ロー
    ラを上昇下降させる係合部材を有することを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記係合部材は、前記捌き部材を支持し
    カム部が形成された第1支持部材と、前記給送ローラを
    支持し突起が形成された第2支持部材と、前記第1支持
    部材に設けられ前記第2支持部材を支持する軸とを有
    し、前記突起が前記カム部に当接していることを特徴と
    する請求項7に給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記給紙ローラはその軸方向に複数個に
    分割されていることを特徴とする請求項1乃至8のいず
    れか1項に記載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記給紙ローラのシート給送方向上流
    側には、その軸方向が前記給紙ローラの軸方向と平行で
    ある補助給紙ローラが設けられ、この補助給紙ローラは
    その軸方向に分割されていることを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれか1項に記載の給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2014019501A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Duplo Corp 給紙装置

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