JPH09206932A - コンスタントヒート熱源を用いた半田接合装置 - Google Patents

コンスタントヒート熱源を用いた半田接合装置

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JPH09206932A
JPH09206932A JP1741496A JP1741496A JPH09206932A JP H09206932 A JPH09206932 A JP H09206932A JP 1741496 A JP1741496 A JP 1741496A JP 1741496 A JP1741496 A JP 1741496A JP H09206932 A JPH09206932 A JP H09206932A
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Fumio Narui
文雄 成井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルスヒート式ヒーターと同様の半田付け接
合が可能なコンスタントヒート熱源を用いた半田接合装
置を得る。 【解決手段】 ベース板60aおよび起立フレーム60
bからなる基台60と、起立フレーム上を上下動可能な
ヒーター装置1と、ヒーター装置を上下動させる上下移
動手段85と、ベース板上に水平移動可能に設けられた
裁置台74とから半田接合装置が構成される。ヒーター
装置1がコンスタント熱源を有したヒーター部材10と
ヒーターヘッド20とからなり、ヒーターヘッド20は
熱伝導性の高い材料から作られ、取付部、伝熱部および
当接部を有する。載置台74は、半田接合対象物の取り
付け・取り外しを行う着脱位置と半田接合部がヒーター
ヘッドの下方に位置する接合位置との間で、ベース板上
を移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板の導電
バッド(配線パターン)上にこの基板上に載置された電
子部品(ICモジュール、コネクタ等)のリードを半田
付け接合するために用いられる半田接合装置に関する。
さらに詳しくは、熱源としてコンスタントヒート式ヒー
ターを用いた半田接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように、プリント基板20
0の導電パッドに電子部品210,220のリード21
1,221を半田付けする方法としては、クリーム半田
を炉内で加熱溶融させるリフロー方法や、パルスヒータ
ーを用いる方法等が従来から良く知られている。リフロ
ー法を用いる場合には、導電パッド上にクリーム半田を
塗布した上でこの上に各対応リードが位置するようにし
て電子部品をプリント基板上に載置し、この状態のまま
プリント基板を加熱炉内で加熱し、クリーム半田を溶融
させて導電パッド上に各リードを半田接合する。
【0003】リフロー法を用いればプリント基板上に多
数の電子部品を同時に半田付けできるため作業効率が良
いという利点がある。しかし、プリント基板およびその
上に載置された電子部品全体が加熱されるため、加熱に
よりプリント基板にゆがみが生じやすいという問題や、
半田溶融温度までの加熱に耐えうる程度の耐熱性がある
電子部品でないと適用できないという問題がある。さら
に、電子部品のリードの一部が変形しており電子部品を
基板上に載置した状態でそのリードが導電パッドから離
れるような場合には(図14に示すリード211aのよ
うな場合)、このリードは半田接合できず接合不良とな
るという問題もある。
【0004】一方、パルスヒーターを用いる場合にはヒ
ーターヘッドをリード上に押しつけてこの部分のみを加
熱して半田付けを行うため、上記のような問題は生じな
い。このパルスヒーターを用いる方法を図14に示して
いる。パルスヒーターヘッド250は図示のように下端
当接部251の断面積が最も小さくなっており、電線2
55を介して電流制御装置260からヘッド250に低
圧高電流(例えば、3V,1000A程度の電流)を流
す。これにより、断面積が最も小さくて電気抵抗が最も
大きな当接部251を局部的に発熱させ、この当接部2
51をリード211に押しつけて半田接合を行う。
【0005】具体的には、基板200の導電パッド20
1上に予めクリーム半田202(予備半田または溶融前
半田)が塗布され、且つ電子部品210のリード211
は半田メッキ(金メッキ)されており、導電パッド20
1の上にリード211を載置させた上でこのリード21
1の上に当接部251を押しつけて、半田を溶融させて
半田付けを行う。このようなパルスヒーターを用いた半
田接合を行えば、リード部周辺すなわち半田接合部のみ
が加熱されるだけであるため、基板200が熱変形する
おそれがなく、また、変形したリード211aがあって
も当接部251を押しつけてこの変形をもとに戻した状
態で半田付けが可能であるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パルス
ヒーターを用いる場合には、ヒーターヘッドに高電流を
流す必要があるため、容量の大きな(太い)電線255
を使用するとともに高価な電流制御装置260を用いる
必要があり、大型・複雑な装置が必要で装置コストが非
常に高価となるという問題がある。さらに、このような
高電流が流れる当接部251を電子部品210のリード
211に当接させるため、電子部品210が高電流を受
けて損傷するおそれがあるという問題もある。
【0007】また、パルスヒーターヘッド250は下端
部に断面積の小さな当接部251を設ける必要があると
ともに容量の大きな電線を接続する必要があるといった
理由から、ヘッド形状を複雑化することが難しい。この
ため、一つの装置電源のみを有するパルスヒーターヘッ
ドにより一度に加熱できるのは1列のリードのみであ
る。図13に示す電子部品210のように周囲4箇所に
それぞれ1列に並んだリード211を有する場合には、
一つの電子部品210を取り付けるだけで4回の作業を
行う必要があり、作業効率が良くないという問題もあ
る。
【0008】図14に示すように一部のリード211a
が変形した場合でも、当接部251を押しつけて変形を
戻した状態で半田を加熱溶融させることができる。しか
し、この半田が固まった後に当接部251を持ち上げな
いと、半田が溶融した状態のまま持ち上げたのではリー
ド211aは弾性力により変形状態に戻って導電パッド
201から離れ、接続不良が生じるおそれがある。この
ため、当接部251をリード211の上に押しつけて通
電加熱した後、通電をカットして当接部251の温度を
下げ、溶融半田が固まった後、ヘッド250を持ち上げ
て半田接合を完了するようにしている。このため、ヘッ
ド250の温度検出の必要があり、ヘッドの先端近傍に
熱電対253が溶接などにより取り付けられている。
【0009】この場合に、パルスヒーターヘッド250
においては、通電時に発熱するのは下端に位置する当接
部251のみであるため、通電開始後からこの部分が所
定温度まで上昇する時間および通電カット後からこの部
分の温度が低下する時間は比較的短い(約5〜6秒程
度)。このため、パルスヒーターを用いて上記のような
半田接合を比較的短時間で行うことができる。これがパ
ルスヒーターを用いる主たる理由である。
【0010】逆に言えば、リード部を加熱してその部分
の半田を溶融させるだけで良いのであれば、コンスタン
トヒート式のヒーター(いわゆるニクロム線を用いたヒ
ーター)を用いても良く、コンスタントヒート式ヒータ
ーの方が装置コストがずっと低廉で制御も簡単であると
いう利点がある。しかしながら、コンスタントヒート式
ヒーターはヒーターヘッド全体を加熱するものであるた
め、通電をカットしてもヒーターヘッドの温度が低下す
るのに長い時間がかかる。このため、ヒーターヘッドを
リードに押しつけて半田を溶融させた後、通電をカット
してヒーターヘッドの温度が下がって半田が固まるまで
長時間待つ必要がある。このようにコンスタントヒート
式ヒーターでは作業時間が極端に長くなり、これを用い
ることはほとんど不可能であった。
【0011】本発明はこのような問題に鑑み、パルスヒ
ート式ヒーターを用いた方式と同一の方式による半田付
け接合が可能となるようなコンスタントヒート熱源を用
いた半田接合装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る半田接合装置は、ベース板およびこの
ベース板に一体に繋がって立設された起立フレームから
なる基台と、起立フレームに上下動可能に取り付けられ
たヒーター装置と、起立フレームに対してヒーター装置
を上下動させる上下移動手段と、ベース板上に水平移動
可能に設けられた裁置台とから構成され、ヒーター装置
がコンスタント熱源を有したヒーター部材とこのヒータ
ー部材に取り付けられたヒーターヘッドとから構成され
る。さらに、このヒーターヘッドは熱伝導性の高い材料
から作られるとともに、ヒーター部材に取り付けられる
取付部と、半田接合対象物の半田接合部に当接される当
接部と、取付部と当接部を繋ぐ部分に形成されてヒータ
ー部座から取付部に供給される熱を当接部に伝達する伝
熱部とから構成される。そして、載置台は、半田接合対
象物の取り付け・取り外しを行う着脱位置と半田接合対
象物を取り付けた状態で半田接合部がヒーターヘッドの
下方に位置する接合位置との間で、ベース板上を移動可
能となっている。
【0013】この装置を用いた半田接合においては、ま
ず、着脱位置において載置台上に半田接合対象物を載置
させた後この載置台を接合位置に位置させ、この状態
で、上下移動手段によりヒーター装置を下動させる。こ
れにより、当接部を、半田接合対象物の半田接合部に当
接させて半田を溶融させ、半田接合部の半田接合を行わ
せる。この場合に、ヒーターヘッドは伝熱部を有してい
るため、当接部が半田接合部に当接したときに当接部の
熱が半田接合部に伝達されて半田を溶融させるととも
に、当接部の温度が低下する。このため、溶融半田は再
固化するので、この状態のときに上下移動手段によりヒ
ーター装置を上動させれば、半田接合を確実に行うこと
ができる。
【0014】この半田接合装置に、上下移動手段の作動
を制御する上下移動制御手段を設けても良く、この上下
移動制御手段により、載置台を接合位置に位置させた状
態でヒーター装置を下動させ、当接部を半田接合部に当
接させて半田を溶融させ、当接部から半田接合部への熱
伝達を受けて当接部の温度が半田融点以下に低下した後
に、ヒーター装置を上動させて半田接合部の半田接合を
行わせるようにするのが好ましい。これにより、一旦溶
融した半田は当接部が半田接合部に当接した状態のまま
再固化するので、半田接合を確実に行わせることができ
る。
【0015】なお、当接部が空気中にある状態で、ヒー
ター部材から取付部に供給される供給熱量とヒーターヘ
ッドからの放熱熱量とがバランスしたときにおける当接
部の温度が半田接合部の半田の融点より高く、当接部が
半田接合部に当接した状態で、ヒーター部材から取付部
に供給される供給熱量とヒーターヘッドからの放熱熱量
と当接部から半田接合部に伝達される伝達熱量とがバラ
ンスしたときにおける当接部の温度が半田接合部の半田
の融点より低くなるように、コンスタント熱源の容量お
よびヒーターヘッドの形状を設定するのが好ましい。こ
れにより、当接部が半田接合部に当接して半田を溶融さ
せた後、熱量がバランスするまで待てば半田が再固化す
るので、このときにヒーターヘッドを上動させれば、確
実な半田接合が可能である。
【0016】また、ヒーターヘッドにおける少なくとも
当接部の近傍を冷却する冷却手段を設けるのが好まし
い。この場合には、当接部が半田接合部に当接して半田
を溶融させた後、冷却手段により当接部の近傍を冷却す
れば半田が再固化するので、この時点でヒーターヘッド
を上動させれば、半田接合が完了する。
【0017】このような冷却手段に加えて、上下移動手
段の作動を制御する上下移動制御手段を設けても良く、
この場合には、この上下移動制御手段により、載置台を
接合位置に位置させた状態でヒーター装置を下動させ、
当接部を半田接合部に当接させて半田を溶融させた後、
冷却手段により当接部の近傍を冷却し、半田接合部の半
田が再固化してからヒーター装置を上動させて半田接合
部の半田接合を行わせる。
【0018】
【発明の実施の形態(その1)】以下、本発明の好まし
い実施形態を図面を参照して説明する。第1実施形態と
しての本発明に係る半田接合装置SAの全体構成を図1
および図2に示している。この半田接合装置SAは、水
平方向に延びるベース板80bと、このベース板80b
に立設されて垂直に起立した起立フレーム80aとから
なる基台80を有する。
【0019】起立フレーム80aの前面には垂直方向に
延びて上下ガイドレール82が取り付けられ、一対の上
下スライダ84を介してこの上下ガイドレール82に沿
って上下に移動自在に上下スライド部材83が配設され
ている。この上下スライド部材83の下端には、ヒータ
ー部材10とヒーターヘッド20とからなるヒーター装
置1が取り付けられている。また、上下スライド部材8
3と起立フレーム80aの上端に取り付けられた支持部
材81との間に、手動式の上下移動機構85が設けられ
ている。
【0020】この上下移動機構85は2本のリンク部材
86,87を有し、上リンク部材86は一端が支持部材
81に枢結されるとともに他端が下リンク部材87の一
端と枢結され、下リンク部材87の他端は上下スライド
部材83に枢結されている。上リンク部材86には前方
に突出する操作レバー88が固設されており、操作レバ
ー88を下方に操作(矢印A方向に操作)して上下スラ
イド部材83を下動させることができるようになってい
る。なお、上下スライド部材83と起立フレーム80a
との間には左右一対の引っ張りバネ89が取り付けられ
ており、上下スライド部材83は引っ張りバネ89によ
り常時上方に引き上げられている。このため、操作レバ
ー88が操作されない限り上下スライド部材83は上動
した状態にある。
【0021】ベース板80bの上面には前後に延びる一
対の前後ガイドレール71が設けられており、この前後
ガイドレール71の上には前後スライダ72aを介して
前後に移動自在に中間プレート72が配設されている。
中間プレート72の上面には左右に延びる一対の左右ガ
イドレール73が設けられており、この左右ガイドレー
ル73の上には左右スライダ74aを介して左右に移動
自在に裁置台74が配設されている。このため、載置台
74は前後左右に移動自在である。
【0022】この載置台74には電子部品60が半田接
合されるプリント基板50が位置決めされて取り付けら
れるようになっている。また、載置台74には、これを
前後左右に移動させるための取っ手75が取り付けられ
ており、ベース板80bには載置台74を接合位置に位
置させるための位置決めストッパ76が取り付けられて
いる。
【0023】起立フレーム80aの前面側はカバー90
に覆われており、その左右に種々の機器が格納されたボ
ックス91,92が設けられている。一方のボックス9
1の前面には、各種スイッチ類や、温度表示器等を有す
るパネル93が配設されている。
【0024】このような半田接合装置SAにおいて、操
作レバー88を操作して上下スライド部材83とともに
ヒーター装置1を下動させ、ヒーターヘッド20の下端
当接面23を、プリント基板50の上に載置された電子
部品60のリード61に当接させて半田を溶融させ、プ
リント基板50の導電パッド51にリード61を半田付
け接合させる。このヒーター装置1について図3および
図4を参照して説明する。
【0025】ヒーター装置1を構成するヒーター部材1
0はアルミニウム製の矩形状ボディ11内に2本のコン
スタント熱源12を有して構成される。熱源12は一般
的なニクロム線から成るヒーターであり、100V,3
A程度の通電を受けて発熱する。ボディ11の側面には
ヒーター部材10の温度を検出する熱電対15が取り付
けられている。ヒーターヘッド20はアルミニウムもし
くはアルミニウム合金等のような熱伝導率の高い材料に
より作られ、断面T字状をしている。ヒーターヘッド2
0は、その上部にヒーター部材10の下面に接合される
取付部21を有し、中間部に平板上で左右に広い放熱面
22aを有する伝熱部22を有し、下端に半田接合部と
当接する当接面23を有する。
【0026】ここで、図4(a)に示すように、ヒータ
ー部材10の下面にヒーターヘッド20が接合される。
ここで、ヒーターヘッド20の当接面23が空気中にあ
る状態(半田接合部と当接していない状態)での熱量バ
ランスを考える。この状態では、熱源12により加熱さ
れたヒーター部材10から取付部21を通ってヒーター
ヘッド20に熱量Q1が伝達されてヒーターヘッド20
が加熱される。一方、ヒーターヘッド20から(主とし
て放熱面22aから)は熱量Q2が放熱される。ヒータ
ーヘッド20の温度が高くなるにつれて、ヒーター部材
10からの供給熱量Q1は小さくなり、ヒーターヘッド
20からの放熱熱量Q2は大きくなるため、ヒーターヘ
ッド20が所定温度まで高まったときに、両熱量がバラ
ンスする。このようにバランスしたときの当接面23の
温度T1が半田の融点(例えば、摂氏約180〜200
度)より高くなるように、熱源12の容量や、ヒーター
ヘッド20の形状等が設定されている。
【0027】図5(a)に示すように、プリント基板5
0の表面に形成された導電パッド51の上面にはクリー
ム半田55(予備半田または溶融前半田)が塗布され、
この半田層55の上にリード61が載置される。この状
態で、操作レバー88を図1の矢印A方向に操作する
と、上記のように供給熱量Q1と放熱熱量Q2とがバラ
ンスした状態のヒーターヘッド20が下動されてその当
接面23が、図4(b)に示すようにリード61の上に
押しつけられる。これにより当接面23から熱量Q3が
リード61を通って半田55に供給され、半田55が溶
融される。
【0028】ここで、リード61および導電パッド51
は金属であり、空気に比べて熱伝達率がずっと大きいた
め、当接面23が空気中にあるときに比べて、リード6
1を通って伝達される伝達熱量Q3だけヒーターヘッド
20からの放熱量が増加する。このため、供給熱量Q1
と放熱熱量Q2と伝達熱量Q3とがバランスした状態で
は、当接面23の温度T2は当接面23が空気中にある
ときの温度T1より低くなる。この温度T2が半田の融
点より低くなるように、熱源12の容量、ヒーターヘッ
ド20の材質及び形状などが設定されている。
【0029】このため、供給熱量Q1と放熱熱量Q2と
伝達熱量Q3とがバランスした状態では一旦溶融した半
田が固まり、この状態でヒーターヘッド20を持ち上げ
れば、半田付けを完了させることができる。この半田付
け完了状態を図5(b)に示しており、溶融半田55が
リード61を囲むようにしてフィレットを形成し、リー
ド61を導電パッド51に確実に接合させている。
【0030】
【実施例(その1)】この半田接合装置SAを用いた半
田付け作業を以下に具体的に説明する。なおこの作業を
行うときの当接面23の温度変化を図6に示している。
この図では横軸に時間tの経過を示し、縦軸に当接面2
3の温度Tの変化を示している。
【0031】まず、前面パネル93のヒーター電源スイ
ッチをオンにしてヒーター熱源12の通電を開始する
(時間t1)。これにより熱源12が発熱してヒーター
ヘッド20が加熱されて、当接面23の温度も上昇す
る。このとき当接面23は空気中にあり、時間t2にお
いて供給熱量Q1と放熱熱量Q2とがバランスして当接
面23の温度は半田融点温度Tmより高い温度T1とな
る。
【0032】一方、把っ手75を持って裁置台74を手
前に引き出して着脱位置に位置せしめ、この載置台74
の上にプリント基板50を取り付け、さらに、このプリ
ント基板50の所定位置に電子部品60を載置する。こ
のとき、プリント基板50の導電パッド51の表面には
クリーム半田55が塗布されており、図5(a)に示す
ように対応する電子部品リード61がこの上に位置す
る。そして、取っ手75を持って載置台74を位置決め
ストッパ76に当接する接合位置まで移動させる。この
ように接合位置に位置した状態で半田接合されるリード
61の列がヒーターヘッド20の当接面23と上下に対
向する。
【0033】そして、上記のように当接面23の温度が
上記温度T1となったことがパネル93の温度表示から
分かると、操作レバー88を矢印A方向に操作する(時
間t3)。これにより、上下スライド部材83およびヒ
ーター部材10とともにヒーターヘッド20が下動され
て当接面23が基板50上に載置された電子部品60の
リード61に当接する。
【0034】この当接により当接面23からリード61
に熱量Q3が伝達されて半田55が溶融される。このた
め、当接面23の温度は低下し、一旦温度T3まで低下
(時間t4)した後、若干増加して供給熱量Q1と放熱
熱量Q2と伝達熱量Q3とがバランスした状態の温度T
2(時間t5)となる。このように温度が低下する間に
一旦溶融した半田55が再び固まって図3(b)の状態
となる。このため、作業者は、当接面温度がT3まで低
下したとき、もしくはT2になったときに操作レバー8
8を上動させて、ヒーターヘッド20を上動させれば、
半田付けが完了する。
【0035】なお、この例では供給熱量Q1と放熱熱量
Q2と伝達熱量Q3とがバランスした状態の温度T2が
半田の融点Tmより低い温度であるが、本発明にこれに
限られるものではない。例えば、この温度T2は半田融
点Tmより若干高くなっても、当接面23がリード61
に当接して低下した温度T3が半田融点Tmより低くな
るものでも良い。この場合には、当接面の温度が温度T
3まで低下して半田が固まった時点でヒーターヘッド2
0を持ち上げれば半田接合を行うことが可能である。
【0036】上記のような作業において、当接面23が
リード61に当接して半田を溶融させた後、当接面23
の温度がT3もしくはT2まで低下する時間は短時間で
ある。このため、本例の装置では、熱源としてコンスタ
ントヒート式ヒーターを用いているが、半田付け作業を
効率よく行うことができる。
【0037】なお、この半田付け作業ではヒーターヘッ
ド20の当接面23をリード61に押しつけるため、一
部のリード61aが図4(a)に示すように変形してい
る場合も問題なく半田付けを行うことができる。すなわ
ち、変形リード61aも図4(b)に示すように、当接
面23により導電パッド51上に押しつけられるため、
変形リード61aも導電パッド51と当接した状態で半
田55が溶融される。この後、当接面23により押しつ
けられた状態のまま半田55が固まるため、この状態で
はヒーターヘッド20が持ち上げられて当接面23が離
れても変形リード61aは導電パッド51に当接したま
まの状態で保持される。
【0038】なお、当接面23がリード61に当接した
ときに当接面温度が急速に低下して半田55を十分に溶
融させることができないことも考えられる。すなちわ、
リード61に当接したときの初期伝達熱量Q3が不足す
ることがある。このため、図7に示すように、当接面2
3に外側に膨出する形状の蓄熱部22bを設け、この蓄
熱部22bに蓄熱した熱量により初期電熱熱量Q3を補
って、半田55を確実に溶融させることができるように
しても良い。また、放熱面22aからの放熱熱量Q2を
調節する調節孔22cを形成しても良い。
【0039】上記例においては、ヒーターヘッド23は
一列に並んだリード61を半田接合するようになってい
るが、複数列のリードを同時に半田接合できるようにす
ることもできる。例えば、図8に示すように、ヒーター
部材30の下面に矩形状に4個のヒーターヘッド31,
32,33,34を取り付け、各当接面31a,32
a,33a,34aにより電子部品の周囲4列のリード
を同時に半田接合するようにしても良い。なお、4個の
ヒーターヘッドを用いる変わりにこれらを一体にした1
個のヒーターヘッドを用いても良い。なお、ヒーターヘ
ッドの形状はこのような矩形状配列に限られるものでは
なく、接合対象の形状に合わせて自由に設定することが
できる。
【0040】従来用いられているパルスヒーター方式の
場合には、ヒーターヘッドに通電させて発熱させるもの
であり、ヒーターヘッドは電極からなるため、ヒーター
ヘッドの交換は容易ではない。しかしながら、本発明の
ヒーター装置の場合には、ヒーター部材の下面にヒータ
ーヘッドを取り付けるだけであるため、ヒーターヘッド
の交換はきわめて簡単である。このため、ヒーターヘッ
ドを交換して種々の形状の電子部品の半田接合を簡単に
行うことができる。また、ヒーターヘッドには通電され
ないため、電子部品に電流が流れるようなこともない。
また、熱電対をヒーター部材に取り付けてもヒーターヘ
ッドの温度検出は可能であり、このようにすれば、ヒー
ターヘッドの交換時でも熱電対の交換は不要となり、ヒ
ーターヘッドの交換が非常に容易である。
【0041】
【発明の実施の形態(その2)】次に、第2実施形態と
しての本発明に係る半田接合装置SA’を図9を参照し
て説明する。なお、この半田接合装置SAは図1および
2に示した半田接合装置SAと類似しているため、同一
部分については同一番号を付与してその説明を省略す
る。この装置SA’も起立フレーム80aとベース板8
0bとからなる基台80を有し、上下ガイドレール8
2、上下スライド部材83および上下スライダ84が同
様に配設されている。上下スライド部材83の下端に
は、ヒーター部材10とヒーターヘッド120とからな
るヒーター装置101が取り付けられている。
【0042】支持部材81と上下スライド部材83との
間には、上下スライド部材83を上下移動させるための
エアシリンダ185が取り付けられている。エアシリン
ダ185はハウジング187とロッド186とからな
り、ハウジング187が支持部材81に枢結され、ロッ
ド186が上下スライド部材83に枢結されている。こ
のハウジング187にエアパイプ188を介して作動エ
アーを給排することにより、ロッド186を伸縮作動さ
せ、起立フレーム80aに対して上下スライド部材83
を上下移動させることができる。
【0043】ベース板80bの上にはX−Y移動装置1
70が設けられ、このX−Y移動装置170により水平
方向前後左右に移動自在となって載置台174が支持さ
れている。この載置台174の上にプリント基板50が
位置決めされて取り付けられる。
【0044】ヒーター装置101の周辺を図10に詳し
く示しており、この部分を図10も参照して説明する。
ヒーター装置101を構成するヒーター部材10は第1
実施形態の装置SAのものと同一である。しかし、ヒー
ターヘッド120は、第1実施形態の装置SAのヒータ
ーヘッド20と同一形状の取付部121、伝熱部122
および当接面123を有し、伝熱部122における当接
面123に近接する部分に横方向に貫通する冷却孔12
5が形成されている。この冷却孔125の両端には冷却
パイプ135が繋がれており、冷却パイプ135から冷
却孔125に冷却流体(冷却エアーもしくは冷却水)を
流すことができる。さらに、伝熱部122の下部の方に
向かって冷却エアーを吹き付けるためのエアノズル13
0も配設されている。
【0045】
【実施例(その2)】上記の構成の半田接合装置SA’
を用いた半田付け作業を図11のフローチャートを参照
して説明する。なお、このときの当接面23の温度変化
を図12に示している。
【0046】半田付け作業を行うときには、まず、前面
パネルのヒーター電源スイッチをオンにしてヒーター熱
源12の通電を開始し、この熱源12の発熱によりヒー
ターヘッド120が加熱され(ステップS1)、当接面
123の温度も上昇する(時間t1〜t2)。このとき
当接面123は空気中にあり、時間t2においてヒータ
ー部材10からヒーターヘッド120への供給熱量Q1
と、ヒーターヘッド120からの放熱熱量Q2とがバラ
ンスして、当接面123の温度は半田融点温度Tmより
高い温度TH(これを第1設定温度とする)となる。当
接面123の温度は熱電対などにより検出されており、
当接面温度が第1設定温度TH以上となったことが検出
されると(ステップS2〜3)、半田付け作動を行って
も良いことを表示するランプを点灯させる(ステップS
4)。
【0047】一方、載置台174は最初は着脱位置にあ
るので、その上にプリント基板50を取り付けるととも
にこのプリント基板50の所定位置に半田接合する電子
部品60を載せる(ステップS5)。なお、この作業を
作動可能表示ランプの点灯を待たずに行うことは可能で
ある。
【0048】次に、作動スイッチをオンにすると(ステ
ップS6)、まず、X−Y移動装置170により載置台
174が接合位置まで移動され(ステップS7)、次
に、エアシリンダ185によりヒーターヘッド120が
下動されて当接面123が基板50上に載置された電子
部品60のリード61に当接する(ステップS8)。こ
のリード61との当接により当接面123からリード6
1に熱量が伝達されて半田55が溶融される(時間t
3)。この半田の溶融時間を待った(ステップS9)
後、冷却パイプ135から冷却孔125に冷却流体を流
し、且つエアノズル130から当接面123の周囲に冷
却エアーを吹き付け、ヒーターヘッド120の下部およ
び導電パッド51の周辺を冷却する(ステップS1
0)。
【0049】ヒーターヘッド120には放熱面122a
が設けられているため、ヒーター部材10の熱源12か
らの発熱は継続したままでも、このような強制冷却によ
り当接面123の周辺部のみを急速に冷却させることが
できる。このときにも当接面温度が検出されており、当
接面123の温度が半田融点温度Tmより低い温度TL
(これを第2設定温度とする)になったとき(時間t
4)から所定時間後(時間t5)に、エアシリンダ18
5によりヒーターヘッド120を上昇させる(ステップ
S12)とともにX−Y移動装置170により載置台1
74を着脱位置まで移動させる
【0050】このとき同時に冷却流体の供給および冷却
エアーの吹き付けが止められ、当接面123の温度は徐
々に上昇して時間t6において第1設定温度THまで上
昇する。これで1回の半田接合作動が完了するので、ヒ
ータースイッチをオフにすれば、この制御は終了する。
なお、ヒータースイッチがオンのままであれば、ステッ
プS14からステップS2に戻り、ヒーター通電加熱を
継続したまま、上記接合作業を繰り返すことができる。
【0051】上記のような作業において、ヒーターヘッ
ド120がアルミなどの熱伝導率が高い材料で作られる
とともに伝熱部122が設けられており、且つ当接面1
23が強制冷却されるため、ヒーターヘッド120をリ
ード61に当接させて半田を溶融させた後、当接面12
3の温度が第2設定温度TLまで低下する時間は短時間
である。このため、本例の装置では、熱源としてコンス
タントヒート式ヒーターを用いているが、半田付け作業
を効率よく行うことができる。
【0052】上記の例においては、冷却手段として、冷
却流体を流す冷却孔と、冷却エアーを吹き付けるエアー
ノズルとを用いているが、これらのいずれかのみを用い
て冷却手段を構成しても良い。また、上記の例では、ヒ
ーターヘッドの上下動、強制冷却を自動的に行わせるよ
うにしているが、これを手動で行っても良いのは無論で
ある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半田
接合装置によれば、まず、着脱位置において載置台上に
半田接合対象物を載置させた後この載置台を接合位置に
位置させ、この状態で、上下移動手段によりヒーター装
置を下動させ、ヒーターヘッド当接部を半田接合部に当
接させて半田を溶融させ、半田接合部の半田接合を行わ
せるのであるが、この場合に、ヒーターヘッドは放熱部
を有しているため、当接部が半田接合部に当接したとき
に当接部の熱が半田接合部に伝達されて半田を溶融させ
るとともに、当接部の温度が低下して溶融半田は再固化
するので、この状態のときに上下移動手段によりヒータ
ー装置を上動させれば、半田接合を確実に行うことがで
きる。すなわち、本発明の場合には、コンスタントヒー
ト式熱源を有しているのであるが、熱源の発熱は継続さ
せたまま半田接合を短時間に且つ確実に行うことができ
る。
【0054】この半田接合装置に、上下移動手段の作動
を制御する上下移動制御手段を設けても良く、この上下
移動制御手段により、ヒーターヘッド当接部を半田接合
部に当接させて半田を溶融させ、当接部から半田接合部
への熱伝達を受けて当接部の温度が半田融点以下に低下
した後に、ヒーター装置を上動させて半田接合部の半田
接合を行わせるようにするのが好ましい。これにより、
一旦溶融した半田は当接部が半田接合部に当接した状態
のまま再固化するので、半田接合を確実に行わせること
ができる。
【0055】なお、当接部が空気中にある状態で、ヒー
ター部材から取付部に供給される供給熱量とヒーターヘ
ッドからの放熱熱量とがバランスしたときにおける当接
部の温度が半田接合部の半田の融点より高く、当接部が
半田接合部に当接した状態で、ヒーター部材から取付部
に供給される供給熱量とヒーターヘッドからの放熱熱量
と当接部から半田接合部に伝達される伝達熱量とがバラ
ンスしたときにおける当接部の温度が半田接合部の半田
の融点より低くなるように、コンスタント熱源の容量お
よびヒーターヘッドの形状を設定するのが好ましい。こ
れにより、当接部が半田接合部に当接して半田を溶融さ
せた後、熱量がバランスするまで待てば半田が再固化す
るので、このときにヒーターヘッドを上動させれば、確
実な半田接合が可能である。
【0056】また、ヒーターヘッドにおける少なくとも
当接部の近傍を冷却する冷却手段を設けるのが好まし
い。この場合には、当接部が半田接合部に当接して半田
を溶融させた後、冷却手段により当接部の近傍を冷却す
れば半田が再固化するので、この時点でヒーターヘッド
を上動させれば、半田接合が完了する。
【0057】このような冷却手段に加えて、上下移動手
段の作動を制御する上下移動制御手段を設けても良く、
この場合には、この上下移動制御手段により、載置台を
接合位置に位置させた状態でヒーター装置を下動させ、
当接部を半田接合部に当接させて半田を溶融させた後、
冷却手段により当接部の近傍を冷却し、半田接合部の半
田が再固化してからヒーター装置を上動させて半田接合
部の半田接合を行わせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半田接合装置の側面図である。
【図2】この半田接合装置の正面図である。
【図3】この半田接合装置に用いられるヒーター装置お
よびこれにより半田接合されるプリント基板等を示す断
面斜視図である。
【図4】上記ヒーター装置による半田接合前および半田
接合中の状態を示す正面図である。
【図5】プリント基板の導電パッド上に載置した電子部
品リードを、半田接合前および後の状態で示す断面図で
ある。
【図6】上記ヒーター装置による半田接合を起こったと
きの当接面の温度変化を示すグラフである。
【図7】ヒーター装置の異なる例を示す正面図および側
面図である。
【図8】ヒーター装置の異なる例を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る半田接合装置の異なる例を示す側
面図である。
【図10】この半田接合装置に用いられるヒーター装置
およびこれにより半田接合されるプリント基板等を示す
断面斜視図である。
【図11】上記ヒーター装置を用いて半田接合を行う半
田接合方法を示すフローチャートである。
【図12】上記ヒーター装置による半田接合を起こった
ときの当接面の温度変化を示すグラフである。
【図13】電子部品を載置したプリント基板を示す斜視
図である。
【図14】従来用いられているパルスヒート式ヒーター
装置を示す正面概念図である。
【符号の説明】
10 ヒーター部材 12 コンスタント熱源 20 ヒーターヘッド 21 取付部 22 放熱部 23 当接面 25 冷却孔 30 エアーノズル 35 冷却パイプ 50 プリント基板 51 導電パッド 55 半田 60 電子部品 61 リード 74 載置台 85 上下移動機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板およびこのベース板に一体に繋
    がって立設された起立フレームからなる基台と、前記起
    立フレームに上下動可能に取り付けられたヒーター装置
    と、前記起立フレームに対して前記ヒーター装置を上下
    動させる上下移動手段と、前記ベース板上に水平移動可
    能に設けられた裁置台とからなり、前記ヒーター装置が
    コンスタント熱源を有したヒーター部材とこのヒーター
    部材に取り付けられたヒーターヘッドとからなり、 このヒーターヘッドが熱伝導性の高い材料から作られる
    とともに、前記ヒーター部材に取り付けられる取付部
    と、半田接合対象物の半田接合部に当接される当接部
    と、前記取付部と前記当接部を繋ぐ部分に形成されて前
    記ヒーター部材から前記取付部に供給される熱を前記当
    接部に伝達する伝熱部とから構成され、 前記載置台は、前記半田接合対象物の取り付け・取り外
    しを行う着脱位置と半田接合対象物を取り付けた状態で
    半田接合部が前記ヒーターヘッドの下方に位置する接合
    位置との間で、前記ベース板上を移動可能であり、 前記載置台を前記接合位置に位置させた状態で、前記上
    下移動手段により前記ヒーター装置を下動させ、前記当
    接部を、前記裁置台上に載置された半田接合対象物の半
    田接合部に当接させて半田を溶融させ、前記半田接合部
    の半田接合を行わせるようにしたことを特徴とするコン
    スタントヒート熱源を用いた半田接合装置。
  2. 【請求項2】 前記上下移動手段の作動を制御する上下
    移動制御手段が設けられており、この上下移動制御手段
    により、前記載置台を前記接合位置に位置させた状態で
    前記ヒーター装置を下動させ、前記当接部を前記半田接
    合部に当接させて半田を溶融させ、前記当接部から前記
    半田接合部への熱伝達を受けて前記当接部の温度が半田
    融点以下に低下した後に、前記ヒーター装置を上動させ
    て前記半田接合部の半田接合を行わせるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の半田接合装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部が空気中にある状態で、前記
    ヒーター部材から前記取付部に供給される供給熱量と前
    記ヒーターヘッドからの放熱熱量とがバランスしたとき
    における前記当接部の温度が前記半田接合部の半田の融
    点より高く、前記当接部が前記半田接合部に当接した状
    態で、前記ヒーター部材から前記取付部に供給される供
    給熱量と前記ヒーターヘッドからの放熱熱量と前記当接
    部から前記半田接合部に伝達される伝達熱量とがバラン
    スしたときにおける前記当接部の温度が前記半田接合部
    の半田の融点より低くなるように、前記コンスタント熱
    源の容量および前記ヒーターヘッドの形状が設定されて
    いることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の半田
    接合装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒーターヘッドにおける少なくとも
    前記当接部の近傍を冷却する冷却手段を有することを特
    徴とする請求項1もしくは2に記載の半田接合装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒーターヘッドにおける少なくとも
    前記当接部の近傍を冷却する冷却手段と、前記上下移動
    手段の作動を制御する上下移動制御手段とが設けられて
    おり、 この上下移動制御手段により、前記載置台を前記接合位
    置に位置させた状態で前記ヒーター装置を下動させ、前
    記当接部を前記半田接合部に当接させて半田を溶融させ
    た後、前記冷却手段により前記当接部の近傍を冷却し、
    前記半田接合部の半田が再固化してから前記ヒーター装
    置を上動させて前記半田接合部の半田接合を行わせるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の半田接合装
    置。
JP1741496A 1996-02-02 1996-02-02 コンスタントヒート熱源を用いた半田接合装置 Pending JPH09206932A (ja)

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