JPH09206829A - コイル幅方向の自動調心方法 - Google Patents

コイル幅方向の自動調心方法

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JPH09206829A
JPH09206829A JP1462996A JP1462996A JPH09206829A JP H09206829 A JPH09206829 A JP H09206829A JP 1462996 A JP1462996 A JP 1462996A JP 1462996 A JP1462996 A JP 1462996A JP H09206829 A JPH09206829 A JP H09206829A
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JP
Japan
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coil
center
carriage
width direction
distance
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Pending
Application number
JP1462996A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ashitachi
明 芦立
Shigeki Taniguchi
茂樹 谷口
Makoto Suzuki
真 鈴木
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のコイル幅方向の自動調心方法は、コイル
センターのずれ量の検出手段,検出機構,制御系などが
複雑であり、迅速・簡便に自動調心できない。 【解決手段】プロセスラインの巻取り装置3の入り側の
ストリップ位置検出装置5でコイル4の幅方向中心7と
ラインセンタ6とのずれ量ΔCを求め、その後、コイル
4をコイル台車10で抜き出してコイル受渡し位置のコ
イルスキッド11に搬送するに際し、コイル台車10に
備えた走行距離検出手段16で台車搬送距離を検出する
と共にその搬送距離を当該ずれ量に応じて修正すること
によりコイル受渡し位置までの搬送距離を調整する。コ
イルスキッドセンタ18とコイルセンタ7とが一致して
自動調心される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル幅方向の自
動調心方法に係り、ストリップ巻取り時のコイルの幅方
向中心とプロセスラインのラインセンタとのずれを、次
工程への受渡し位置までのコイル搬送台車の走行距離の
調整により修復するようにしたコイル幅方向位置の自動
調心方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製造された帯状のストリップは、プロセ
スラインの出側に設置されている巻取り装置でコイル状
に巻き取られて次工程に移行される。従来、巻取り装置
のマンドレル部に巻き取られたコイルは、コイル台車で
抜き取って受渡し位置に搬送され、そこに設置されてい
るスキッド上に載置される。その際、オペレータがコイ
ル幅方向の中心を目視で確認しつつ、ハンドル操作でス
キッドのコイル幅方向中心に合わせて載置する。しか
し、このようにオペレータの目視と手動操作でセンタず
れを修正する方法では、作業能率も調心精度も良くな
い。
【0003】一方、自動ラインの場合は、コイル台車の
搬送距離は一定とされており、したがってストリップ巻
取り時のコイルの幅方向中心とプロセスラインのライン
センタとのずれは受渡し位置においても修正されず、幅
方向中心がずれたままに載置されている。しかし幅方向
センタずれを未修正のままコイルを次工程に自動搬送し
て、例えば自動バンド結束処理するなどを行うと、バン
ド位置が所定の位置からずれたりして自動処理ミス等の
原因になる。また、次工程で特に高いコイル幅方向位置
精度が要求されるような場合には、別途に幅方向位置調
心機能を有する装置を設置しなければならなくなる。
【0004】こうした不都合を解決するためのコイル幅
方向の自動調心方法が、例えば特公昭63−52970
号や特開平2−151317号公報に開示されている。
前者は、コイル台車に、コイルの一端エッジから他端エ
ッジまで移動してコイル幅を検出する第1のセンサと、
これに所定比(1:2)で連動する第2のセンサとを装
備し、且つセンタリングすべきコイル停止位置に第3の
センサを配置して、コイル台車上にコイルを搭載した時
に第1のセンサを移動させてコイル幅Wを検出して停止
させる。このとき、これに連動する第2のセンサが1/
2の距離だけ移動してコイル幅の中心位置に停止する。
この状態でコイル台車を所定のコイル停止位置に向かっ
て移動させ、第2のセンサが第3のセンサを検出したと
き停止することにより、コイルの幅方向中心をコイル停
止位置に一致させる方法である。
【0005】後者は、コイル台車の後端部にコイル端検
出センサを設置する。そして、この検出センサで検出し
た基準線からセンタリングすべきコイル停止位置に向か
って、コイル台車を移動させつつ基準線からコイル一端
までの距離Y,コイル幅W,コイル他端面からコイル台
車中心迄の距離Bを計測して一旦停止する。ついで前記
計測値Y,W,Bの関係からコイル台車の移動量Zを算
出する。その後コイル台車を逆走させて、基準線からコ
イル台車中心までの距離が前記Zに等しくなる位置で停
止させる。この位置でスキッド上のコイルをコイル台車
に移載して、前記基準線からセンタリングすべきコイル
停止位置までの距離A(一定)から前記Zを差し引いた
距離だけコイル台車を移動させることにより、コイルの
幅方向中心をコイル停止位置に一致させる方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
63−52970号のコイル幅方向の自動調心方法にあ
っては、コイル台車に備えた移動機構を有する第1のセ
ンサでコイル幅を検出すると同時に、その移動に所定の
比率で連動する移動機構を有する第2のセンサでコイル
幅中心位置を検出し、その後にコイル台車を移動させて
第2のセンサで第3のセンサを検出し所定のコイル停止
位置に停止させるものであるから、多くのセンサが必要
で制御系が複雑になり、コスト高になるという問題点が
ある。
【0007】また、特開平2−151317号のコイル
幅方向の自動調心方法にあっては、コイル台車に設ける
コイル幅等の検出器は一個であるが、その検出器で必要
計測値Y,W,B等を測定するためのコイル台車の走行
制御が複雑であり、迅速・簡便に自動調心できないとい
う問題点がある。本発明は、このような従来技術の問題
点に着目してなされたものであり、プロセスラインのコ
イル巻取り装置に一般的に設けられているストリップ幅
方向位置ずれ検出センサによる位置ずれ量に応じて、コ
イル台車の搬送距離を調整することにより当該ずれ量を
修正する低コストで且つ簡便迅速なコイル幅方向の自動
調心方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のコイル幅方向の自動調心方法は、プロセスライン
の巻取り装置入り側のストリップ位置検出手段により巻
取り装置で巻き取ったコイルの幅方向中心とラインセン
タとのずれ量を求め、その後、該コイルをコイル台車で
抜き出してコイル受渡し位置に搬送するに際し、前記コ
イル台車に備えた走行距離検出手段で台車搬送距離を検
出すると共にその搬送距離を当該ずれ量に応じて修正す
ることによりコイル受渡し位置までの搬送距離を調整す
ることを特徴とする。
【0009】本発明のコイル幅方向の自動調心方法によ
れば、巻き取ったコイルをコイル台車でコイル受渡し位
置に搬送する際に、コイル巻取り装置でのコイル巻取り
時に測定したストリップ幅方向位置ずれ量に応じて、コ
イル台車の搬送距離を修正するので、調心のための格別
の作動は不要で、容易に且つ簡便にコイル幅方向中心と
受渡し位置センタとを一致させることができるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態例を示
し、プロセスラインにおけるコイル巻取り装置の構成を
説明する平面図、図2はその側面図である。ストリップ
1は、デフレクタロール2を経てコイル巻取り装置(の
マンドレル)3に巻き取られてコイル4が形成される。
この場合、一般的に、コイル巻取り装置3の入り側に、
ストリップ幅方向位置ずれ検出手段としてのセンター位
置調芯装置(CPC装置)またはエッジ位置調芯装置
(EPC装置)等のストリップ位置検出装置5を設け
て、このストリップ位置検出装置5でストリップ1のラ
インセンタ6からの幅方向の偏心を検出し、その検出信
号で図示しない駆動手段により巻取り装置3の位置を調
整して偏心を修正するように制御することが行われてい
る。こうして、ストリップ1をコイルに巻き取る際に巻
き始めから巻き終わりまで一貫してストリップ1の幅方
向の偏心を抑制し、いわゆるテレスコープ状の巻取り形
状になることを防止している。
【0011】しかしながら、このようにストリップ位置
検出装置5を用いてストリップ1の幅方向の偏心を制御
した場合でも、例えばコイル巻き付け時に生じていたス
トリップ1のセンターずれ等の影響を受けて、実際には
コイル巻取り装置3のセンターであるラインセンタ6と
巻取りコイル4の幅方向中心であるコイルセンター7と
の間に幅方向のずれΔCが生じてしまう。
【0012】本発明のコイル幅方向の自動調心方法で
は、ストリップ位置検出装置5によるストリップ幅端部
の位置検出信号を制御装置5Aに入力して、ラインセン
タ6とコイルセンター7との間のずれ量ΔCを演算す
る。そして、巻き終わったコイル4をコイル巻取り装置
3から引き抜いてコイル台車10で所定位置にあるコイ
ルスキッド11まで搬送する際に、そのコイル台車10
の搬送距離を前記ずれ量ΔCの演算値に応じて制御し、
ずれ量ΔCをゼロとする。
【0013】図3は、コイル台車10の搬送距離により
自動調心する方法を示している。コイル台車10は例え
ば油圧モータのような駆動源12により駆動される車輪
10aによりレール13上を往復走行する。その走行距
離から現在位置を検出するために、レール13に平行に
独立して敷設したラック14と、これに噛み合うピニオ
ン15と、その回転を検出する位置検出器(例えばアブ
ソコーダ)16とからなる台車走行距離検出手段として
の位置検出装置を備えている。
【0014】いま、コイル巻取り装置3において、巻き
終わったコイル4のコイルセンタ7が、ラインセンタ6
からコイルスキッド11の反対方向にΔCだけずれてい
るものとする。ここで、ラインセンタ6とコイルスキッ
ドセンタ18間の距離はlは一定である。図1で示した
ように、上記コイルセンタ7のずれ量ΔCはストリップ
位置検出装置5の制御装置5Aで算出され、これにライ
ンセンタ6とコイルスキッドセンタ18間の距離lが加
算された(l+ΔC)の信号が搬送距離信号としてコイ
ル台車10の駆動装置12Aに送られる。
【0015】この搬送距離信号を受けた台車10は、ラ
インセンタ6の位置に停止してコイル巻取り装置3のマ
ンドレルから引き抜かれたコイル4を受け取り、油圧モ
ータ12のドライバ装置12Aへの指令にしたがってレ
ール13上の走行を開始し、コイルスキッド11に向か
ってコイル4を搬送する。コイル台車10の実走行距離
は位置検出器16で刻々と測定されて設定値(l+Δ
C)と比較され、実走行距離と設定値との差が零になっ
た時点で油圧モータ12の作動が停止され、コイル台車
10は停止する。そして図示しない昇降装置によりコイ
ル4をコイルスキッド11上に載置する。即ち、この場
合、コイル台車10はラインセンタ6とコイルスキッド
センタ18間の距離lよりずれ量ΔCだけ余分に走行し
たことになり、これによりずれ量ΔCが消去されて、コ
イル4の幅方向の中心であるコイルセンタ7とコイルス
キッド11の幅方向の中心線11aとが一致する。
【0016】なお、上記の実施形態例では、コイル台車
10をラインセンタ6の位置に停車させてコイル4を受
け取る場合について説明したが、台車10をラインセン
タ6よりΔCだけずらして停車させ、コイル4を受け取
るようにしても良い。この場合も、コイル台車10を
(l+ΔC)の距離だけ走行させれば、コイルセンタ7
とコイルスキッド11の中心は一致する。
【0017】更に、上記の実施形態例では、コイル台車
10の走行駆動源12として油圧モータを用いたものを
説明したが、これに限られず、電動機その他一般的な手
段でも良い。また、コイル台車10の位置検出器16の
タイプについても、特に限定する必要はない。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のコイル
幅方向の自動調心方法によれば、プロセスラインの巻取
り装置で巻き取ったコイルの幅方向中心とラインセンタ
とのずれが生じた場合、コイル台車によるコイル受渡し
位置までの搬送距離を当該ずれ量分調整するものとした
ため、コイル受渡し位置センタとコイルセンタとを一致
させることができて、その結果、次工程以降のコイルハ
ンドリングに際してコイルセンタずれの影響による不具
合の発生を防止できるという効果を奏する。
【0019】しかも、ずれ防止のためにわざわざ複雑な
機構や制御系を備えた調心装置を別途に設置する必要は
ないから、低コストで且つ簡便迅速なコイル幅方向の自
動調心方法を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスラインにおける巻取りコイルの幅方向
センタずれの調心方法の一実施形態例の平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明のコイル幅方向の自動調心方法を説明す
る概要図である。
【符号の説明】
1 ストリップ 3 コイル巻取り装置 4 コイル 5 ストリップ位置検出装置 6 ラインセンタ 7 コイルセンタ(幅方向中心) 10 コイル台車 11 コイルスキッド(コイル受渡し位置) 16 走行距離検出手段 18 コイルスキッドセンタ ΔC ずれ量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスラインの巻取り装置入り側のス
    トリップ位置検出手段により巻取り装置で巻き取ったコ
    イルの幅方向中心とラインセンタとのずれ量を求め、そ
    の後、該コイルをコイル台車で抜き出してコイル受渡し
    位置に搬送するに際し、前記コイル台車に備えた走行距
    離検出手段で台車搬送距離を検出すると共にその搬送距
    離を当該ずれ量に応じて修正することによりコイル受渡
    し位置までの搬送距離を調整することを特徴とするコイ
    ル幅方向の自動調心方法。
JP1462996A 1996-01-30 1996-01-30 コイル幅方向の自動調心方法 Pending JPH09206829A (ja)

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