JPH10320049A - 自走式搬送台車の走行制御方法および搬送システム - Google Patents

自走式搬送台車の走行制御方法および搬送システム

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JPH10320049A
JPH10320049A JP9145854A JP14585497A JPH10320049A JP H10320049 A JPH10320049 A JP H10320049A JP 9145854 A JP9145854 A JP 9145854A JP 14585497 A JP14585497 A JP 14585497A JP H10320049 A JPH10320049 A JP H10320049A
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JP
Japan
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stop position
agv
station
self
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JP9145854A
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English (en)
Inventor
Shingo Mamiya
慎吾 間宮
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UMC Japan Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Semiconductor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGV(自走式搬送台車)の入線時における
ステーションマークの確認間違いによる入線作業ミスを
なくし、移動先として指定した目的のステーションに確
実に移動できるようにする。 【解決手段】 AGV2の停止位置(ステーション)に
停止位置情報を持ったバーコード6を貼るとともに、A
GV2にバーコードリーダ4を設け、停止位置情報の読
み取りおよびAGV2への登録等をバーコードの読み取
りによって自動的に行うようにすることにより、人手に
よる停止位置情報の目視確認作業や人手による入力作業
を不要となし、AGV入線作業を簡略化するとともに、
停止位置情報の登録ミスをなくすことができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自走式搬送台車の走
行制御方法および搬送システムに関し、特に、半導体製
造ライン等においてウエハ等の搬送物を搬送する搬送ロ
ボットシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体等の製造ラインにおいて
は、作業効率等のためにウエハ等の搬送ロボットシステ
ムが用いられることが多い。この搬送ロボットシステム
は、一般的には自走式搬送台車(Automated Guided Veh
icle:以下AGVという)と、床上に敷設された走行ガ
イドテープおよびステーションマークと、ステーション
マーク付近に設置されたロボットアーム等とから構成さ
れる。通常、ステーションマークは、ガイドテープに沿
って複数箇所に設けられている。
【0003】AGVは、走行のためにエンコーダ付きモ
ータを使用し、設定されたエンコーダ値量だけ床に貼ら
れたガイドテープ上を走行した後停止する。そして、A
GVが備えるステーションマーク検知用センサにてステ
ーションマークの有無を確認し、ロボットアーム等によ
り搬送物を移載する。
【0004】このような搬送ロボットシステムを自動で
立ち上げる際に必要な作業として、AGV入線作業があ
る。この入線作業の内容はおおよそ以下の通りである。 1)AGVを手動で走行させ、ガイドテープ上にのせ
る。 2)AGV操作パネルよりガイドテープおよびステーシ
ョンマークをサーチさせる。 3)AGVがサーチし、停止したステーションが何番の
ステーションかを目視にて確認する。 4)確認したステーション番号をAGV操作パネルより
入力する。 5)AGV操作パネルよりオンライン(自動走行)に設
定する。
【0005】図4は、従来の搬送ロボットシステムにお
けるAGV立ち上げ時の操作フローを説明するためのフ
ローチャートである。以下、このフローチャートに従っ
て上記1)〜5)の流れを更に詳しく説明する。
【0006】図4において、まず最初に作業者は、AG
V手動操作パネルにて操作をするためのスイッチをオン
にする(ステップS1)。次に、AGVにガイドテープ
をサーチさせるために、AGVが備えるガイドテープ検
知用センサがオンとなる場所(ガイドテープ上)にAG
Vを手動操作にて移動させる(ステップS2)。そし
て、AGVにガイドテープとステーションマークとの両
方を検知する動作を行わせるために、サーチ開始ボタン
を押す(ステップS3)。
【0007】上記ステップS3にてサーチ開始ボタンが
押されたことに対応してAGVは、サーチ動作を開始す
る(ステップS41)。ここでは、AGVはまず、ガイ
ドテープをサーチしながら低速で走行を開始し、ステー
ションマークを検知するまで前進する。そして、ガイド
テープとステーションマークとの両方を最初に検知した
状態でAGVは走行を停止する。
【0008】AGVの走行が停止したら、作業者は、A
GVがサーチ動作の結果現在どのステーションに停止し
ているのかを目視にて確認する(ステップS42)。す
なわち、ステーションマークには番号が付されているの
で、作業者はそのステーション番号を確認する作業をこ
こで行う。このステーション番号は、後述するようにA
GVに登録して自動走行を行わせるために重要な要素で
あるので、見間違わないように注意することが必要であ
る。
【0009】目視にてステーション番号を確認した後、
作業者は、AGV本体の操作パネルよりAGVが何番の
ステーションに停止しているのかを登録する(ステップ
S43)。この作業を行わないと、AGVが備える上位
制御部は、AGVが現在どのステーションに停止してい
るのかを把握できないため、的確な移動指示を出すこと
ができなくなってしまう。
【0010】以上のようにしてステーション番号の入力
が完了したら、AGVをオンラインモードに切り替える
(ステップS5)。すなわち、上位制御部からの指示に
基づき、移動指示を受け付けてAGVを動作させるため
のモードに切り替える。このオンライン運用時のAGV
走行制御フローは、次の図5に示す通りである。
【0011】図5に示すオンラインモード時において、
まず最初に作業者は、複数あるステーションのうち、A
GVをどのステーションまで走行させるのかの指示を入
力する(ステップS11)。この移動指示は、例えば目
的のステーションの番号を入力することによって行う。
このAGV移動指示の入力後、移動指示を受けたAGV
は、故障状態でない限り、現在の位置(入線作業により
登録されたステーション位置)から自動走行を開始する
(ステップS12)。
【0012】上述したように、AGVの走行モータには
エンコーダ付きのモータが使用されており、このエンコ
ーダのカウント値で走行量を制御している。エンコーダ
は、AGVの走行開始によりモータが回転を開始すると
同時に、カウント動作を始める(ステップS13)。
【0013】次に、図4のAGV入線作業により番号の
入力されたステーションから、上記ステップS11にて
移動先として指示された目的ステーションの方向にAG
Vが走行した場合に、次に検出されるべきステーション
までのエンコーダ値がいくつなのかという値を、あらか
じめAGVに初期設定として登録してある各ステーショ
ン情報から算出する(ステップS14)。
【0014】AGVは、上記ステップS12にて走行を
開始してからずっと走行を続けている。このとき、AG
Vの走行により増加するモータの回転数に応じて、エン
コーダのカウント値も増加していく。そして、上記ステ
ップS14で算出されたエンコーダ値の分だけAGVが
走行(移動)を完了すると(ステップS15)、AGV
は、ステーションマーク用センサがONになっているか
否か、すなわち、ステーションマークを検出したか否か
を判断する(ステップS18)。
【0015】ステーションマークを検出した場合には、
そのステーションが目的のステーション(AGVに指示
入力された移動先ステーション)であるか否かを更に判
断する(ステップS19)。AGVは、オンラインモー
ドへの移行時に位置していたステーションの番号と目的
ステーションの番号とを把握しているので、最終目的地
までの走行中に幾つのステーションを経由するかを知る
ことができる。そこで、例えば経由したステーションの
数をカウントすることにより、AGVが目的のステーシ
ョンに到着したか否かを判断することができる。また、
オンラインモードへの移行時に位置していたステーショ
ンから目的のステーションに至るまでのエンコーダ値を
算出しておき、エンコーダカウンタの値がそれに達した
かどうかを見ることによっても判断することができる。
【0016】いずれにしても、AGVが目的の移動先ス
テーションに到着した場合には、AGVは走行を停止す
る(ステップS20)。一方、AGVがまだ目的ステー
ションに到着していない場合、すなわち、そのステーシ
ョンが目的ステーションに至るまでの途中にある経由ス
テーションである場合には、ステップS12に戻って更
に走行を続ける。
【0017】また、上記ステップS18において、設定
されたエンコーダ値の分だけAGVが移動したにもかか
わらずそこでステーションマークが検出されなかった場
合には、何らかの異常があると見なしてAGVはエラー
にて走行を停止する(ステップS21)。このとき作業
者は、異常の原因が何であるかを判断して、適切な処置
を行う必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の異常の原因とし
ては、AGV入線作業時におけるステーション番号の入
力間違いによる場合と、AGVが機械的に故障している
場合等とが考えられる。すなわち、各ステーション間の
距離が異なる場合には、AGV入線作業時にステーショ
ン番号の入力間違いがあると、図5のステップS14で
は、次のステーションに至るまでのエンコーダ値が間違
って算出されてしまうことになる。そのため、AGVが
そのエンコーダ値の分だけ正確に移動しても、そこでは
ステーションマークが検出されずエラーとなってしま
う、つまり、AGVが正しい位置に走行(移動)されな
くなってしまうという事態が生じ得る。
【0019】このように、AGV入線作業時にステーシ
ョン番号を正しく入力することは、エラー発生を防止す
る上で非常に重要なことである。しかしながら、上記従
来の技術では、ステーションマーク検知用センサはAG
Vの下面に備えられているため、人手によるステーショ
ン番号の目視確認作業時に、ステーションマークがAG
Vの下に隠れてしまい、目視での確認は非常に困難であ
った。そのため、ステーション番号の確認ミスを完全に
防ぐことはできなかった。
【0020】また、ステーションマーク用センサは、一
般的には、マーク下に埋めた電線に低周波電流を流して
おき、そこから発生する磁界をコイルで検出する磁気セ
ンサや、光を照射しながら光学誘導式のマークから反射
する光量を検出する反射センサが使用されている。
【0021】これらのセンサは磁界や光量によるON/
OFF制御でマーク検知精度が±10mmとあいまいなの
で、各ステーション間の距離がほぼ同じ場合(距離差が
±10mm以内の場合)には、入線作業時にステーション
番号の入力ミスがあっても一応はステーションマークが
検出されてしまい、エラーが発生しない。
【0022】よって、上記従来の技術では、各ステーシ
ョン間の距離がほぼ同じ場合には実際にAGVの移動し
た場所が正しい場所に移動したかどうかを確認すること
ができず、最終的にAGVが間違った場所に移動してし
まう場合もあった。そのため、最初の入線作業ミスが複
雑困難なトラブルを発生させ、大きな事故となりかねな
いという問題点があった。
【0023】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、AGV(自走式搬送台車)の入
線時におけるステーションマークの確認間違いによる入
線作業ミスをなくし、これによるエラー発生を有効に防
止できるようにするとともに、移動先として指定した目
的のステーションにAGVが確実に移動できるようにす
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の搬送システム
は、自走式搬送台車を用いた物品の搬送システムにおい
て、上記自走式搬送台車の停止位置部の床上に停止位置
情報を持ったバーコードを設けるとともに、上記自走式
搬送台車に上記停止位置情報を読み取るバーコードリー
ダを設けたことを特徴とする。
【0025】本発明の他の特徴とするところは、上記自
走式搬送台車の入線作業時に上記バーコードリーダによ
り読み取った停止位置情報を、自動走行時における停止
位置確認のための初期停止位置として登録する制御装置
を備える。
【0026】本発明のその他の特徴とするところは、上
記制御装置は、上記自走式搬送台車の自動走行時に上記
バーコードリーダに停止位置情報を読み取らせ、読み取
った停止位置情報と上記初期停止位置から導かれる正し
い停止位置情報とから、停止位置を確認する処理を行
う。
【0027】本発明の自走式搬送台車の走行制御方法
は、床に貼られたガイドテープを検知しながら当該ガイ
ドテープに沿って自動的に走行する自走式搬送台車の走
行制御方法であって、上記自走式搬送台車の入線作業時
に、停止位置部の床上に貼られたバーコードで示される
停止位置情報を、上記自走式搬送台車に設けたバーコー
ドリーダを用いて読み取り、読み取った停止位置情報
を、上記自走式搬送台車の自動走行時における停止位置
確認のための初期停止位置として登録し、上記入線作業
後の自動走行時に、上記バーコードリーダを用いて停止
位置情報を読み取り、読み取った停止位置情報と、上記
入線作業時に登録された初期停止位置から導かれる停止
位置情報とから、上記自走式搬送台車が自動走行により
正しい位置に停止したかどうかを確認するようにしたこ
とを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明を適用した一実施
形態による搬送ロボットシステムの概要を示す図であ
る。
【0029】図1において、走行ガイドテープ1は、半
導体製造ライン等においてウエハカセット等の搬送物3
を搬送するためのAGV(自走式搬送台車)2用の走行
路である。このガイドテープ1は、例えば低周波電流を
流す電線を備えて構成されたり、あるいはステンレスや
アルミニウムなどの光反射テープにより構成される。A
GV2は、このガイドテープ1を磁気センサや反射セン
サ等で感知しながら、ガイドテープ1に沿って、図示し
ない走行エンコーダモータにて設定されたエンコーダ値
通り走行する。なお、このようなエンコーダ値に基づく
AGV2の走行制御は、以下に述べる停止位置の確認も
含めて主に制御装置8が行っている。
【0030】上記ウエハカセット等の搬送物3は、AG
V2上に載せ、搬送指示を出すことによって床上に貼ら
れたステーションマーク7の所まで自動で搬送させるこ
とができる。図1に示すように、ステーションマーク7
は、ガイドテープ1から一定距離のところに、ガイドテ
ープ1に沿って所定間隔をあけて複数個設けられてお
り、それぞれにはNo.1、No.2、・・・のようなステ
ーション番号が順に割り当てられている。図1の例で
は、No.1−No.2間の距離と、No.2−No.3間の距
離とは異なっている。これら複数のステーションマーク
7のうち、搬送物3をどこまで搬送させるかは、作業者
が自由に指示することができる。
【0031】本実施形態では、各ステーションに割り当
てられたNo.1、No.2、・・・のステーション番号等
を含むステーション情報(停止位置情報)を表すものと
して、バーコード6をステーションマーク7の近傍に設
けている。また、本実施形態では、AGV2の停止後に
(エンコーダ値の分だけ走行して自動的に停止した後
に)走行が正常に完了したかどうかの確認用として、A
GV2の下面にバーコードリーダ4とステーションマー
ク用センサ5とを取り付けている。これにより、走行し
ながら常にステーション情報を得ることができるように
している。
【0032】図1の例では、AGV2の移動に対してバ
ーコード6→ステーションマーク7の順番で検出が行わ
れるように、進行方向である図の左側からステーション
マーク7、バーコード6の順で床にマークを貼るととも
に、AGV2の前方からバーコードリーダ4、ステーシ
ョンマーク用センサ5の順に検知器を設置する。これに
より、ステーションマーク用センサ5がステーションマ
ーク7を検知するときには、既にバーコードリーダ4が
バーコード6を読み取っている状態にすることができ
る。
【0033】ステーションマーク用センサ5は、AGV
2の停止後の位置確認用のセンサであり、一般的に磁気
センサあるいは反射センサが使用される。これにより、
センサのON/OFFで、設定されたエンコーダの値に
従って実際にAGV2が移動した場所が正しい場所に移
動したかどうかを確認することができる。しかし、従来
例で述べたように、このセンサは精度が±10mmとあい
まいなため、各ステーション間のエンコーダ値がほぼ同
数値の場合(距離がほぼ同じである場合)は、移動場所
が正しくなくてもONとなってしまう場合があり、移動
場所が本当に正しいかどうかは確実なものとは言えな
い。
【0034】一方、本実施形態で取り付けたバーコード
リーダ4は、各ステーションマーク7の横に貼られたバ
ーコード(ステーション情報マーク)6よりステーショ
ン番号等のステーション情報をAGV2の走行中に常に
読み取っている。これにより、読み取ったステーション
番号と、AGV入線作業での初期停止位置から導かれる
正しいステーション番号とを比較することによって、A
GV2の移動場所が本当に正しいかどうかを確実に判断
することができる。
【0035】また、このバーコードリーダ4とバーコー
ド6とを設けることにより、システム(パソコン等)上
でAGV2の初期停止位置を認識させるための入線作業
を、次のように簡略、確実なものとすることもできる。
すなわち、AGV2を手動操作にてガイドテープ1上に
誘導し、AGV2の図示しない操作パネルよりガイドテ
ープ1およびステーションマーク7を感知(サーチ)さ
せる作業を行うことにより、AGV2は、ガイドテープ
1を感知しながら走行し、ステーションマーク7を感知
したところで停止する。
【0036】その後バーコードリーダ4は、停止した位
置のバーコード(ステーション情報用マーク)6を読み
とる。AGV2は、ガイドーテープ1、ステーションマ
ーク7およびバーコード6を一回の操作で全て自動で感
知(サーチ)したところで、そのまま自動的にオンライ
ン状態で立ち上がる。このように、本実施形態によれ
ば、作業者がステーション番号を目視にて確認する作業
を行わなくて済むとともに、オンライン状態に切り替え
る作業も行わなくて済む。
【0037】図2は、本実施形態による搬送システムの
AGV立ち上げ時(AGV入線時)における操作フロー
を示すフローチャートである。なお、図2において、図
4に示した従来の処理ステップと同じ処理には同一のス
テップ番号を付して説明を省略し、以下では従来方式と
の違う部分についてのみ説明する。
【0038】図2において、ステップS3にてガイドテ
ープ1およびステーションマーク7のサーチを開始した
後、サーチ動作によりガイドテープ1とステーションマ
ーク7との両方を検知した時点でAGV2の走行は停止
するが、そのステーションマーク7の脇には必ずバーコ
ード(ステーション情報マーク)6が貼られているの
で、そのステーション情報マークもバーコードリーダ4
にて自動的に読みとる(ステップS4)。
【0039】このように、本実施形態のAGV2では、
バーコードリーダ4によりステーション情報(ステーシ
ョン番号)が自動的に得られるので、サーチ動作が完了
して走行が停止した時点で何番のステーションに停止し
たのかを把握している状態となっている。よって、作業
者は、ステーション番号を目視にて確認してAGV2に
登録する作業や、登録後にオンライン状態に切り替える
作業を行わなくても済む。これにより、ステーション番
号の入力ミスも確実に防ぐことができる。
【0040】図3は、本実施形態による搬送システムの
オンライン運用時におけるAGV走行制御フローを示す
フローチャートである。なお、図3において、図5に示
した従来の処理ステップと同じ処理には同一のステップ
番号を付して説明を省略し、以下では従来方式との違う
部分についてのみ説明する。
【0041】図3において、ステップS14にて算出さ
れたエンコーダ値の分だけAGV2が走行(移動)を完
了した後(ステップS15)、AGV2に備えられたバ
ーコードリーダ4は、停止位置のステーションマーク7
の横に貼られたバーコード(ステーション情報マーク)
6によりステーション番号等のステーション情報を読み
取る(ステップS16)。
【0042】そして、その読み取ったステーション番号
が、制御上読み取られるべきステーション番号(図2の
AGV入線作業で設定された初期停止位置から導かれる
正しいステーション番号。例えば、入線作業でNo.2の
ステーションからオンライン動作を開始した場合は、次
にAGV2が停止すべきステーションはNo.3のステー
ションである)と同じである否かを確認する(ステップ
S17)。
【0043】ここで、同じである場合にはステップS1
8に進むが、同じでない場合にはステップS21に進
み、何らかの異常があると見なしてAGV2はエラーに
て走行を停止する。ただし、従来の技術との違いは、こ
のステップS17およびステップS18での判断の結果
AGVエラー停止となった場合、入線ミスはないのでA
GV2が機械的に故障していると直ちに判断することが
できる。したがって、エラー発生に対する対応をより迅
速、確実に行うことができるようになる。これを言い換
えると、本実施形態によれば入線ミスは全くなくなるの
で、AGV2に故障がない限り、各ステーション間の距
離によらず目的ステーションまで搬送物3を確実に搬送
することができるようになる。
【0044】なお、ステップS19において、従来は目
的ステーションまでのエンコーダ値や経由ステーション
の数をもとにAGV2が目的ステーションに到着したか
否かを判定していたが、本実施形態ではバーコードリー
ダ4によりステーション番号を走行中に常に読み取って
いるので、読み取ったステーション番号をもとにAGV
2が目的ステーションに到着したか否かを簡単に判定す
ることができる。
【0045】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、AGV2の停止位置となる床上にステーション
情報を持ったバーコード6を貼るとともに、AGV2に
バーコードリーダ4を取り付けることにより、ステーシ
ョン情報の読み取りおよびAGV2への登録等を人手に
よらず自動的に行えるようにしているので、入線作業時
におけるステーション情報の確認ミスや入力ミスを確実
に防ぐことができ、これによるトラブルを全くなくすこ
とができる。
【0046】すなわち、図1のように各ステーション間
の距離が異なっている場合には、入線作業時におけるス
テーション情報の入力ミスによって、オンライン動作時
にAGV2が次に停止すべき位置までのエンコーダ値が
誤って算出されてしまうことを防ぐことができ、エラー
発生を確実に防ぐことができる。また、各ステーション
間の距離がほぼ同じである場合には、AGV2の停止位
置が正しいかどうかを判断できなくなってしまうために
エラー発生すべきであるのに発生されないという不都合
を確実に防ぐことができる。これにより、故障がない限
りAGV2を常に正しい位置に走行(移動)させること
ができる。
【0047】なお、以上の実施形態では、ステーション
マーク7とバーコード6とを床上に並べて貼るようにし
ているが、各ステーション間でステーション情報を必ず
読み取ることができるようにすれば、必ずしもこのよう
に並べて設ける必要はない。また、ステーションマーク
7は省略し、バーコード6のみをAGV2の停止位置と
なる場所に貼るようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述したように、自走式搬送台
車の停止位置部の床上に停止位置情報を持ったバーコー
ドを設けるとともに、自走式搬送台車に停止位置情報を
読み取るバーコードリーダを設けたので、第1に、バー
コードにより停止位置情報を自動で得ることができるた
め、人手による目視確認作業や人手による入力作業が不
要となる。これにより、AGV入線作業を簡略化して作
業効率を上げることができるとともに、停止位置情報の
確認ミスや入力ミスによるトラブルを全くなくすことが
できる。第2に、自動走行時に停止位置情報を常に得な
がら走行ができるので、何らかの走行系トラブルが発生
した場合に走行を即停止させることができ、より確実な
安全運転を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態による搬送システ
ムの概要を示す図である。
【図2】本実施形態による搬送システムのAGV立ち上
げ時(AGV入線時)における操作フローを示すフロー
チャートである。
【図3】本実施形態による搬送システムのオンライン運
用時におけるAGV走行制御フローを示すフローチャー
トである。
【図4】従来の搬送システムのAGV立ち上げ時(AG
V入線時)における操作フローを示すフローチャートで
ある。
【図5】従来の搬送システムのオンライン運用時におけ
るAGV走行制御フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 走行ガイドテープ 2 AGV(自走式搬送台車) 3 搬送物 4 バーコードリーダ 5 ステーションマーク用センサ 6 バーコード(ステーション情報マーク) 7 ステーションマーク 8 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式搬送台車を用いた物品の搬送シス
    テムにおいて、 上記自走式搬送台車の停止位置部の床上に停止位置情報
    を持ったバーコードを設けるとともに、上記自走式搬送
    台車に上記停止位置情報を読み取るバーコードリーダを
    設けたことを特徴とする搬送システム。
  2. 【請求項2】 上記自走式搬送台車の入線作業時に上記
    バーコードリーダにより読み取った停止位置情報を、自
    動走行時における停止位置確認のための初期停止位置と
    して登録する制御装置を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の搬送システム。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、上記自走式搬送台車の
    自動走行時に上記バーコードリーダに停止位置情報を読
    み取らせ、読み取った停止位置情報と上記初期停止位置
    から導かれる正しい停止位置情報とから、停止位置を確
    認する処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の搬
    送システム。
  4. 【請求項4】 床に貼られたガイドテープを検知しなが
    ら当該ガイドテープに沿って自動的に走行する自走式搬
    送台車の走行制御方法であって、 上記自走式搬送台車の入線作業時に、停止位置部の床上
    に貼られたバーコードで示される停止位置情報を、上記
    自走式搬送台車に設けたバーコードリーダを用いて読み
    取り、読み取った停止位置情報を、上記自走式搬送台車
    の自動走行時における停止位置確認のための初期停止位
    置として登録し、 上記入線作業後の自動走行時に、上記バーコードリーダ
    を用いて停止位置情報を読み取り、読み取った停止位置
    情報と、上記入線作業時に登録された初期停止位置から
    導かれる停止位置情報とから、上記自走式搬送台車が自
    動走行により正しい位置に停止したかどうかを確認する
    ようにしたことを特徴とする自走式搬送台車の走行制御
    方法。
JP9145854A 1997-05-20 1997-05-20 自走式搬送台車の走行制御方法および搬送システム Pending JPH10320049A (ja)

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JP9145854A JPH10320049A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 自走式搬送台車の走行制御方法および搬送システム

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