JPH09206511A - 油こし器 - Google Patents

油こし器

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Publication number
JPH09206511A
JPH09206511A JP8018959A JP1895996A JPH09206511A JP H09206511 A JPH09206511 A JP H09206511A JP 8018959 A JP8018959 A JP 8018959A JP 1895996 A JP1895996 A JP 1895996A JP H09206511 A JPH09206511 A JP H09206511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
container
oil
bottom wall
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP8018959A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Ota
邦夫 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahipen Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Asahipen Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahipen Corp, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Asahipen Corp
Priority to JP8018959A priority Critical patent/JPH09206511A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタを交換する手間を省き、手が油で汚
れず、安価に製造することができ、かつ廃棄性に優れた
油こし器を提供する。 【解決手段】 紙を主体とする適度の剛性を有するシー
ト部材からなり、油を受け入れる容器1と、この容器1
の下端に一体的に設けられ、容器1内に注がれた油を濾
過するフィルタ2とからなることを特徴とする油こし
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調理使用後の食用油
を濾過するのに用いる油こし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の一般的な油こし器の構造を
概略的に示す図である。この油こし器は、下端に油排出
路37が設けられた金属製の濾過ポット36と、油排出
路37内に着脱自在に取り付けられたフィルタ38とか
らなり、濾過ポット36内に油を注ぐと、油がフィルタ
38で濾過され、油こし器の下に置かれた油ポット39
等に収容される。そして、数回使用してフィルタ38の
汚れがひどくなると、フィルタ38は新しいフィルタに
交換される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
従来の油こし器では、濾過する際に必ず濾過ポット36
が必要であり、濾過後にフィルタ38を交換しなければ
ならないため、手間がかかるとともに、手が油で汚れる
という問題があった。また、濾過ポット36が金属製で
あるため、高価であるとともに、廃棄性に問題があっ
た。さらに、濾過ポット36自体がかさ高く、収納時や
輸送時にかさばるという問題もあった。
【0004】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、フィルタを交
換する手間を省き、手が油で汚れず、安価に製造するこ
とができ、かつ廃棄性に優れた油こし器を提供すること
にある。
【0005】また、本発明の他の目的は、収納時や輸送
時にかさばらないようにした油こし器を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る油こし器は、紙を主体とする適度の剛
性を有するシート部材からなり、油を受け入れる容器
と、この容器の下端に一体的に設けられ、前記容器内に
注がれた油を濾過するフィルタとからなることを特徴と
するものである。
【0007】なお、優れた濾過性能及び廃棄性を得るた
めに、前記フィルタは、上方に開口部を有し、底壁に貫
通孔を有する合成樹脂製の有底筒状のケースと、このケ
ースの底壁内面上に前記貫通孔を覆うように設けられた
第1の不織布と、この第1の不織布上に設けられた濾過
材と、前記ケースの開口部を覆い、周縁部が前記開口部
の周縁部に接着された第2の不織布とからなるものであ
ることが好ましい。
【0008】また、前記容器の耐油性を確保するととも
にフィルタとのシール性を得るために、前記容器は、内
側となる面に熱可塑性樹脂層を設けたシート部材によっ
て構成することが好ましい。
【0009】また、前記容器と前記フィルタの接合部分
から油が漏れないようにするために、前記ケースが熱可
塑性樹脂からなるとともに開口部の周囲にフランジが形
成されたものであり、前記容器が前記ケースの側壁の最
大外径より大きくかつ前記フランジの外径より小さい径
のフィルタ取付孔を有し、前記ケースの側壁をこのフィ
ルタ挿入孔に挿入した状態で前記フランジの下面を前記
容器の内面に熱接着することが好ましい。
【0010】なお、この場合、容器内に油が残るのを防
ぐために、前記フランジの上面と前記フランジの横に隣
接する前記容器の内面とをほぼ面一とすることが好まし
い。
【0011】また、収納時や輸送時にかさばらないよう
にするために、前記容器は、前記フィルタが取り付けら
れる底壁と、この底壁の周縁部から上方に向けて延びる
側壁とからなり、この側壁を前記底壁上に倒伏させるこ
とにより偏平な状態に折り畳み可能としたものであるこ
とが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態である油こし器の外観斜視図である。同図に示すよ
うに、この油こし器は、油を溜めるための容器1と、容
器1の下端に取り付けられ、容器1内に注がれた油を濾
過するフィルタ2とからなっている。
【0013】容器1は、内側となる面に厚さ30μmの
CPP(二延伸ポリプロピレン)のフィルムが積層され
た適度の剛性を有する紙のシート部材をトムソンで打ち
抜き、これを折り曲げて形成したものであり、図2に容
器1を構成するシート部材3の展開図を示す。
【0014】同図に示すように、シート部材3はほぼ正
方形で、上下及び左右対称に形成されている。シート部
材3には、シート部材3を縦断する折線4、5と、シー
ト部材3を横断する折線6、7とが設けられており、こ
れによって正方形の底壁8と、この底壁8の四辺に連接
された長方形の側壁9〜12とが区画形成されている。
また、シート部材3には、底壁8の角と、これに対向す
るシート部材3の角を結ぶ折線13〜16が設けられて
おり、これによって二等辺三角形の折込片17〜24が
区画形成されている。
【0015】底壁8には、後述するフィルタ2のケース
32の側壁の最大外径より大きく、フランジ32bの外
径より小さい径の円形のフィルタ取付孔25が形成され
ている。また、側壁10、12の端縁にはそれぞれ折線
26、27を介して舌片28、29が連接されており、
舌片28、29の先端にはそれぞれT字形の掛止部3
0、31が形成されている。
【0016】フィルタ2は、上方に開口部32a及びこ
の開口部32aの周囲に形成されたフランジ32bを有
し、底壁に多数の円形の貫通孔32cを有する有底円筒
状のポリプロピレン製(真空成形)のケース32と、こ
のケース32の底壁内面上に貫通孔32cを覆うように
設けられ、純綿製の円形の第1の不織布33と、この第
1の不織布33上に設けられた濾過材としての活性炭3
4と、容器32の開口部32aを覆い、フランジ32b
に接着された純綿製の円形の第2の不織布35とからな
っている。
【0017】フィルタ2はシート部材3の内面側からフ
ィルタ取付孔25に挿入され、フランジ32bの下面が
底壁8の内面に当接した状態でフランジ32bの上面が
ヒートシーラによって押圧加熱され、これによってフラ
ンジ32bの下面が底壁8の内面に熱接着される。な
お、フランジ32bの上面とフランジ32bの横に隣接
する底壁8の内面とがほぼ面一になるようにすると、油
が容器1内に残るのを防ぐことができるので好ましい。
フランジ32bの上面とフランジ32bの横に隣接する
底壁8の内面とをほぼ面一にするのは、例えば、熱接着
時の圧力により底壁8を段状に変形させることや、底壁
8の内面におけるフランジ32bの下面に当接する箇所
に段差部を設けること等により達成される。
【0018】完成した油こし器は、図4に示すようにシ
ート部材3を折線4、5で折り曲げて側壁10、12を
底壁8上に倒伏させ、さらに図5に示すようにシート部
材3を折線6、7で折り曲げて側壁9、11を底壁8上
に倒伏させることによりコンパクトな状態にされ、この
状態でピロー包装等によって包装され、販売される。
【0019】次に、この油こし器の使用方法を説明す
る。まず、折り畳まれたシート部材3を図2の状態に展
開する。そして、シート部材3を折線4で折り曲げて側
壁10及び折込片17〜20を垂直に起立させ、シート
部材3を折線5で折り曲げて側壁12及び折込片21〜
24を垂直に起立させる。次に、側壁9を折線6で折り
曲げて垂直に起立させるとともに、折込部18、17を
折線6、13で折り曲げて順に側壁10の外面上に折り
重ね、折込部23、24を折線6、16で折り曲げて順
に側壁12の外面上に折り重ねる。また、側壁11を折
線7で折り曲げて垂直に起立させるとともに、折込部1
9、20を折線7、14で折り曲げて順に側壁10の外
面上に折り重ね、折込部22、21を折線7、15で折
り曲げて順に側壁12の外面上に折り重ねる。これによ
ってシート部材3が図6に示す状態になる。
【0020】次に、舌片28を外側に折り曲げ、掛止部
30の一端を折込部17の裏側に位置する折込部18と
側壁10の間に差し込み、掛止部30の他端を折込部2
0の裏側に位置する折込部19と側壁10の間に差し込
む。また、舌片29を外側に折り曲げ、掛止部31の一
端を折込部21の裏側に位置する折込部22と側壁12
の間に差し込み、掛止部31の他端を折込部24の裏側
に位置する折込部23と側壁12の間に差し込む。これ
によって図7に示すように容器1が形成される。なお、
容器1の形が崩れるのを防ぐために、掛止部30、31
を裏面に接着剤層を有するシートによって側壁10、1
2に貼着してもよい。
【0021】そして、完成した油こし器を油ポットの上
に載せ、容器1内に使用済みの食用油を注ぐと、食用油
がフィルタ2で濾過される。油こし器を数回使用してフ
ィルタ2の汚れがひどくなると、この油こし器を廃棄し
て新しい油こし器を使用する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油こし器
は、フィルタを交換する必要が無いので、手間がかから
ず、手が油で汚れることが無い。また、容器が紙を主体
としたシート部材で形成されているので、安価に製造す
ることができるとともに、廃棄性に優れている。
【0023】請求項2の発明によると、フィルタを、上
方に開口部を有し、底壁に貫通孔を有する合成樹脂製の
有底筒状のケースと、このケースの底壁内面上に貫通孔
を覆うように設けられた第1の不織布と、この第1の不
織布上に設けられた濾過材と、ケースの開口部を覆い、
周縁部が開口部の周縁部に接着された第2の不織布とか
らなるものとしたことにより、優れた濾過性能及び廃棄
性を得ることができる。
【0024】請求項3の発明によると、容器の内側とな
る面に熱可塑性樹脂層を設けたことにより、油が容器を
形成するシート部材に浸透してしまうことがないため、
耐油性が確保される。また、フィルタとのシール性を得
ることができる。
【0025】請求項4の発明によると、フィルタのケー
スのフランジの下面を容器の内面に熱接着したことによ
り、油もれを防ぐことができる。
【0026】請求項5の発明によると、フィルタのケー
スのフランジの上面とフランジの横に隣接する容器の内
面とをほぼ面一としたことにより、容器内に油が残るの
を防ぐことができる。
【0027】請求項6の発明によると、容器を偏平な状
態に折り畳み可能なものとしたことにより、収納時や輸
送時にかさばらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である油こし器の外観斜
視図である。
【図2】 容器1を構成するシート部材3の展開図であ
る。
【図3】 フィルタ2の一部破断斜視図である。
【図4】 シート部材3を折り畳む手順を示す説明図で
ある。
【図5】 シート部材3を折り畳む手順を示す説明図で
ある。
【図6】 容器1を組み立てる手順を示す説明図であ
る。
【図7】 容器1を組み立てる手順を示す説明図であ
る。
【図8】 従来の油こし器の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 容器 2 フィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を主体とする適度の剛性を有するシー
    ト部材からなり、油を受け入れる容器と、この容器の下
    端に一体的に設けられ、前記容器内に注がれた油を濾過
    するフィルタとからなることを特徴とする油こし器。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、上方に開口部を有し、
    底壁に貫通孔を有する合成樹脂製の有底筒状のケース
    と、このケースの底壁内面上に前記貫通孔を覆うように
    設けられた第1の不織布と、この第1の不織布上に設け
    られた濾過材と、前記ケースの開口部を覆い、周縁部が
    前記開口部の周縁部に接着された第2の不織布とからな
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の油こし
    器。
  3. 【請求項3】 前記容器は、内側となる面に熱可塑性樹
    脂層を設けたシート部材からなることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の油こし器。
  4. 【請求項4】 前記ケースは熱可塑性樹脂からなるとと
    もに開口部の周囲にフランジが形成されたものであり、
    前記容器は、前記ケースの側壁の最大外径より大きくか
    つ前記フランジの外径より小さい径のフィルタ取付孔を
    有し、前記ケースの側壁をこのフィルタ取付孔に挿入し
    た状態で前記フランジの下面を前記容器の内面に熱接着
    したことを特徴する請求項3に記載の油こし器。
  5. 【請求項5】 前記フランジの上面と前記フランジの横
    に隣接する前記容器の内面とをほぼ面一としたことを特
    徴とする請求項4に記載の油こし器。
  6. 【請求項6】 前記容器は、前記フィルタが取り付けら
    れる底壁と、この底壁の周縁部から上方に向けて延びる
    側壁とからなり、この側壁を前記底壁上に倒伏させるこ
    とにより偏平な状態に折り畳み可能としたものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
    載の油こし器。
JP8018959A 1996-02-05 1996-02-05 油こし器 Pending JPH09206511A (ja)

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JP8018959A JPH09206511A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 油こし器

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JP8018959A JPH09206511A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 油こし器

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ID=11986193

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JP8018959A Pending JPH09206511A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 油こし器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104906863A (zh) * 2015-05-26 2015-09-16 何景 一种油过滤器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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