JP3435812B2 - 抽出容器 - Google Patents

抽出容器

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JP3435812B2 JP14998094A JP14998094A JP3435812B2 JP 3435812 B2 JP3435812 B2 JP 3435812B2 JP 14998094 A JP14998094 A JP 14998094A JP 14998094 A JP14998094 A JP 14998094A JP 3435812 B2 JP3435812 B2 JP 3435812B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、一回分のコーヒーや紅
茶などを収納し、開封後は、そのまま抽出具として使用
できる、携帯便利で使い捨て可能な抽出容器に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来、使い捨ての簡易抽出具としては、
例えば、実公昭59−25297号公報で開示された包
装容器がある。この考案は、支持板(公報では、基板)
の中央部に開口部を開設し、支持板の背面にこの開口部
を囲繞するように濾紙袋の開口縁を貼着する一方、支持
板の両側部には折曲げ線を介して支持脚片を延設し、こ
の支持脚片の端縁近くにU字形の切欠きを設け舌状の係
入片を設けた抽出具であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
実公昭59−25297号公報の抽出具は、濾紙袋を抽
出フィルターとして使用しているため、保形性がなく、
どうしても人手によって、支持板に濾紙袋を接着しなけ
ればならなかった。 【0004】本発明は、包装作業を全自動化できるよう
に形態を改善して、包装作業時に人手をできるだけ必要
としない抽出容器を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、図1(a)及
び(b)に示すように、支持板(100)と、この支持
板(100)の内側に熱融着して収納される不織布製の
抽出フィルター(200)と、前記支持板(100)の
天板(110)に熱融着する蓋材(300)とからなる
抽出容器(10)であって、前記支持板(100)は、
図2に示すように、中央部に開口部(111)をもつ天
板(110)の左右両側に、折り目線(21,22)を
介して2枚の側板(120,130)を連設し、これら
の側板(120,130)のそれぞれの先端部には、2
本の切れ目線(31と32,33と34)を設けて係入
片(121,131)を中央にその両側に係止片(12
2と123,132と133)を設けており、図1
(a)に示すように、前記抽出フィルター(200)
は、合成樹脂繊維の不織布からなり、開口部にフランジ
(210)をもつ漏斗状に形成され、該フランジ(21
0)が支持板(100)の内側に熱融着されており、前
記蓋材(300)は、前記支持板(100)の天板(1
10)に剥離可能な疑似接着で熱融着され、且つこの
材(300)の周縁には、開封つまみ(310)を設け
たことを特徴とする抽出容器(10)である。 【0006】上述の支持板(100)は、抽出フィルタ
ー(200)及び蓋材(300)とヒートシール法、超
音波シール法などで熱融着する合成樹脂の単層シート又
は表面にシーラント層(熱融着する合成樹脂層)を有す
る積層シートを使用する。 【0007】また、不織布は、繊維の材質としてポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂などが好ましい。 【0008】また、蓋材(300)は、支持板(10
0)と熱融着する合成樹脂の単層シート又は表面にシー
ラント層(熱融着する合成樹脂層)を有する積層シート
であり、その熱融着(52)は、抽出容器(10)の開
封時に、剥離可能な疑似接着である。 【0009】 【作用】本発明においては、抽出フィルター(200)
は、合成樹脂繊維の不織布からできており、支持板(1
00)の表面の合成樹脂面に熱融着することができる。
また、ある程度の剛性があるため、保形性がよい。そし
て、蓋材も表面の合成樹脂面を支持板(100)の表面
の合成樹脂面に熱融着することができる。この結果とし
て、本発明の抽出容器は、包装作業を自動化することが
容易となる。 【0010】本発明の抽出容器は、カップに載置すると
き、支持板の2枚の側板を拡開し、それぞれの側板の先
端部を、係入片をカップの内側に、係止片を外側にし
て、カップの開口縁部に挟着させる。このため、係入片
と係止片との剛性による復元力によって、抽出容器のカ
ップへの載置時の安定性が、良好となる。 【0011】 【実施例】図1(a)は、未開封の本実施例の抽出容器
を、コーヒーカップに載置した状態の断面図であり、図
1(b)は、そのP部の拡大断面図である。図2は、本
実施例の支持板の展開図であり、図3は、本実施例の製
造工程を示す説明図である。これらの図を用いて、本実
施例を詳細に説明する。 【0012】まず、表裏両面にポリエチレン層を形成し
た板紙を用いて、図2に示すように、中央部に開口部
(111)をもつ天板(110)の左右両側に、折り目
線(21,22)を介して2枚の側板(120,13
0)を連設し、これらの側板(120,130)のそれ
ぞれの先端部に、2本の切れ目線(31と32,33,
34)を介して係入片(121,131)を真ん中にて
両側に係止片(122と123,132と133)を設
けた支持板(100)を作製した。 【0013】次に、図3に示すように、巻取り状の不織
布(500)をプレス加工して(A)、図1(a)に示
す開口部にフランジ(210)をもつ漏斗状の抽出フィ
ルター(200)を成形し、この抽出フィルター(20
0)を不織布(500)からトリミングし(B)、トリ
ミングした不織布(510)を排出し、抽出フィルター
(200)にコーヒーを1回分充填し(C)、この抽出
フィルター(200)の開口部に前記作製した図2に示
す支持板(100)の開口部(111)を合わせて支持
板(100)を載置し(D)、図1(b)に示すよう
に、抽出フィルター(200)のフランジ(210)上
面と支持板(100)の天板(110)下面とをヒート
シール法で熱融着して接着し(E)、引き続いて、図3
に示すように、開封つまみを周縁にもつ蓋材(300)
を、支持板(100)の天板(110)の開口部(11
1)に載置(F)し、図1(b)に示すように、支持板
(100)の天板(110)上面と蓋材(300)の下
面とをヒートシール法で熱融着して剥離可能な接着力で
接着して(E)、図1(a)に示す本実施例の抽出容器
(10)を作製し包装作業ライン工程から排出した
(H)。なお、上記の包装作業は、すべて自動化で行う
ことができた。 【0014】次に、図1(a)に示すように、前記作製
した本実施例の抽出容器(10)を、支持板(100)
の2枚の側板(120,130)を拡開し、それぞれの
側板の先端部を、係入片(121,131)をコーヒー
カップ(600)の内側に、係止片(122と123,
132と133)を外側にして、コーヒーカップ(60
0)の開口縁部に挟着させて、抽出容器(10)をコー
ヒーカップ(600)に載置すると、抽出容器(10)
の係止における安定性は、極めて良好であった。なお、
コーヒーカップ(600)に載置した抽出容器(10)
の蓋材(300)を、開封つまみ(310)によって剥
離し、開口部(111)より、熱湯を注入してコーヒー
を抽出したが、熱湯が注入しにくかったり、熱湯の注入
中に抽出容器(10)が、ぐらついたり外れたりするこ
とはなかった。 【0015】 【発明の効果】本発明の抽出容器は、抽出フィルターが
合成樹脂繊維の不織布からできており、支持板と熱融着
し、また、ある程度の剛性があるため保形性がよい、そ
して、蓋材も支持板と熱融着することができる。この結
果、本発明の抽出容器は、包装作業を全自動化すること
ができる。 【0016】また、本発明の抽出容器は、支持板の2枚
の側板を拡開して、係入片をカップの内側にし、係止片
を外側にして、カップの開口縁部に側板の先端部を挟着
させて載置すると、係入片と係止片との剛性による復元
力によってしっかりと係止して、安定性が極めて良好で
ある。 【0017】また、本発明の抽出容器は、三角柱状に折
り畳むことができ、外装袋で個装し易く、この個装され
た抽出容器は、コンパクトな形状であり、持ち運びが便
利であり、集積包装も容易である。また、使用後の抽出
容器は、そのまま使い捨てができるので、便利性がよ
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は、未開封の実施例の抽出容器を、コー
ヒーカップに載置した状態の断面図であり、(b)は、
そのP部の拡大断面図である。 【図2】実施例の支持板の展開図である。 【図3】実施例の製造工程を示す説明図である。 【符号の説明】 10……抽出容器 21,22……折り目線 31,32,33,34……切れ目線 41,42,43,44……係止孔 51,52……熱融着 100……支持板 110……天板 111……開口部 120,130……側板 121,131……係入片 122,123,132,133……係止片 200……抽出フィルター 210……フランジ 300……蓋材 310……開封つまみ 400……被抽出物又はコーヒー 500……不織布 510……トリミング後の不織布

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】支持板と、この支持板の内側に熱融着して
    収納される不織布製の抽出フィルターと、前記支持板の
    天板に熱融着する蓋材とからなる抽出容器であって、前
    記支持板は、中央部に開口部をもつ天板の左右両側に、
    折り目線を介して2枚の側板を連設し、これらの側板の
    それぞれの先端部には、2本の切れ目線を設けて係入片
    を中央にして両側に係止片を設けており、前記抽出フィ
    ルターは、合成樹脂繊維の不織布からなり、開口部にフ
    ランジをもつ漏斗状に形成され、該フランジが支持板の
    内側に熱融着されており、前記蓋材は、前記支持板の天
    板に剥離可能な疑似接着で熱融着され、且つ該蓋材の周
    縁には、開封つまみを設けたことを特徴とする抽出容
    器。
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