JPH09205137A - 素子分離領域形成法 - Google Patents

素子分離領域形成法

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JPH09205137A
JPH09205137A JP1127196A JP1127196A JPH09205137A JP H09205137 A JPH09205137 A JP H09205137A JP 1127196 A JP1127196 A JP 1127196A JP 1127196 A JP1127196 A JP 1127196A JP H09205137 A JPH09205137 A JP H09205137A
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JP
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element isolation
isolation region
trench
forming
trenches
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JP1127196A
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Toyotaka Kataoka
豊隆 片岡
Toshihiko Suzuki
利彦 鈴木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クォータミクロン幅の素子分離領域から、よ
り幅の広い各種素子分離領域までを同時に形成し、良好
な素子分離領域を形成することが可能な素子分離領域形
成法を提供する。 【解決手段】 幅の狭い素子分離領域1に幅WT のトレ
ンチ22を1個、幅の広い素子分離領域2には間隔Ws
(Ws ≒0.91WT )を置いて幅WT のトレンチ22
を複数個形成し、その後酸化炉にて酸化を行い、幅の広
い素子分離領域2のトレンチ22間の半導体基板11a
が完全酸化膜に変わるまで酸化処理をして熱酸化膜2
3を形成する。 【効果】 この素子分離領域形成法により、高集積の半
導体装置作製が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は素子分離領域形成法
に関し、さらに詳しくは、トレンチを形成し、このトレ
ンチ部を熱酸化による酸化膜等で充たすことで素子分離
領域を形成する素子分離領域形成法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板に形成された半導体集積回路
の各素子を電気的に分離する、素子間分離技術として、
PN接合分離と誘電体分離とがある。後者の誘電体分離
で、一般に広く使用されている素子間分離技術には、L
OCOS(Local Oxidation of S
ilicon)法による素子間分離技術と、溝埋め込み
分離(トレンチアイソレーション)技術とがある。LO
COS法による素子間分離にはバーズビークや、半導体
基板表面のストレスの問題があり、LOCOS法による
素子間分離の改良型が種々創案されている。しかし、高
集積化された半導体集積回路に使用する、幅の狭い素子
間分離領域への適応が難しい。一方、トレンチアイソレ
ーション法はバーズビークが無く、しかも設計通りの寸
法で素子領域が形成できるため、高集積化された半導体
集積回路における素子間分離法として使用されるように
なってきた。
【0003】このトレンチアイソレーション法による従
来の素子分離領域の形成方法を図3(a)〜(c)を参
照して説明する。まず、図3(a)に示すように、半導
体基板11の深さ方向に素子間を分離するPN接合等
(図示省略)が形成されている半導体基板11上の酸化
膜12を形成し、さらに酸化膜12上にSiN膜13を
形成し、その後フォトレジスト14を塗布して、このフ
ォトレジストをパターニングする。次に、このフォトレ
ジストをマスクとして、SiN膜13と酸化膜12を反
応性イオンエッチング(RIE)法でエッチングする。
続いて、半導体基板11をRIE法でエッチングし、半
導体基板11の内部に形成されたPN接合等による深さ
方向の素子間分離部に到達する溝(トレンチ)15を形
成する。
【0004】次に、図3(b)に示すように、フォトレ
ジスト14を除去した後、CVD法により、CVD酸化
膜16を堆積し、トレンチ15をCVD酸化膜16で埋
め込める程度の厚みまで堆積する。その後、フォトレジ
スト17を塗布する。
【0005】次に、図3(c)に示すように、エッチバ
ック法によりフォトレジスト17とCVD酸化膜16と
をエッチバックしてトレンチ15にCVD酸化膜16を
残し、トレンチアイソレーション18を形成する。
【0006】上述したトレンチアイソレーションは、バ
ーズビークが無く、微細な素子分離領域の形成には良い
が、種々の素子分離領域幅を持つ半導体集積回路におい
ては、トレンチ形成時に種々の素子分離領域幅における
トレンチ深さが一定にならず、所期の素子分離領域形成
が困難であったり、狭いトレンチ幅の素子分離領域形成
時に、CVD酸化膜によるトレンチの埋め込みが不完全
でトレンチアイソレーション部にボイドが発生し、素子
分離機能上、また信頼性上の問題を起こす虞があったり
する。上記問題を解決するため、広い幅の素子分離領域
にはLOCOS法を用い、広い幅の素子分離領域端部に
は、狭い素子分離領域で使用するトレンチアイソレーシ
ョンと同様のトレンチアイソレーションを付加して、バ
ーズビークを押さえた素子分離領域形成法も検討されて
いるが、狭い素子分離領域がクォータミクロン以下とな
るとCVD酸化膜によるトレンチ埋め込みの不完全性が
やはり問題となる。
【0007】近年、益々半導体装置の高集積化が進み、
クォータミクロン以下の加工技術による半導体装置が作
製されるようになり、素子分離領域もクォータミクロン
幅以下ものが要求されてきている。従って、素子分離領
域形成法としては、バーズビークが無く、しかもクォー
タミクロン幅から、より幅の広い各種素子分離領域まで
同時に形成し、しかも良好な素子分離領域の形成が可能
な素子分離領域形成法が望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した素
子分離領域形成法における問題点を解決することをその
目的とする。即ち本発明の課題は、クォータミクロン幅
の素子分離領域から、より幅の広い各種素子分離領まで
を同時に形成し、良好な素子分離領域を形成することが
可能な素子分離領域形成法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の素子分離領域形
成法は、上述の課題を解決するために提案するものであ
り、本発明の素子分離領域形成法は、半導体基板に幅の
異なる素子分離領域を同時に形成する素子分離領域形成
法において、半導体基板の幅の狭い素子分離領域形成部
には所定幅のトレンチを1個、幅の広い素子分離領域形
成部には前記所定幅のトレンチを所定間隔を置いて複数
個形成する工程と、酸化性ガスおよび酸窒化性ガスの
内、どちらか一方のガスと半導体基板との熱反応による
絶縁膜形成の熱処理を、幅の広い素子分離領域形成部の
トレンチ間の半導体基板部が絶縁膜に変わるまで行い、
前記トレンチを絶縁膜で埋め込む工程とを有することを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明の素子分離領域形成法は、絶
縁膜を酸化膜とし、幅の広い素子分離領域に配置する複
数個のトレンチ間の所定間隔を、トレンチの所定幅の概
略0.91倍とすることを特徴とするものである。
【0011】以下、本発明の作用に関して述べる。本発
明の素子分離領域形成法は、トレンチ形成とトレンチ部
の熱反応で形成する絶縁膜とによる素子分離領域の形成
を基本としている。高集積化した半導体装置において
は、クォータミクロン幅の素子間分離が要望され、この
様な狭い素子分離領域形成において、トレンチとCVD
法による酸化膜の埋め込みによる素子分離領域形成法よ
り、遙に均一でボイドの発生がない素子分離領域を形成
し、しかも絶縁耐圧の確保が可能な良質な絶縁体による
素子分離領域を形成するために、熱反応で形成する絶縁
膜を使用している。また、クォータミクロン幅程度より
広い素子分離領域にはクォータミクロン幅程度の素子間
分離領域を多数個密接させて配列する構成で、幅の広い
素子分離領域を形成している。
【0012】ここで、クォータミクロン幅程度から、よ
り幅の広い各種素子分離領域まで含む高集積化した半導
体装置における素子分離領域の製法の基本を、図2を参
照して説明する。まず、クォータミクロン幅程度の素子
分離領域1の幅をW1 、広い幅の素子分離領域2の幅を
2 、素子部3の幅をW3 、素子分離領域1のトレンチ
22と素子分離領域2のトレンチ22との幅をWR 、ト
レンチ22の幅をWT 、広い幅の素子分離領域2のトレ
ンチ22間の半導体基板幅をWS とした時、これらの幅
の寸法間には次の式が成り立つようにする。 W1 =WT +WS2 =nW1 (ここでnは正の整数) W3 ≒WR −WST ≒1.1WS (この式はシリコンを熱酸化して酸化
膜にすると体積が約2.1倍となるためである。このW
T ≒1.1WS の関係をほぼ正確に満たすことで、複数
個のトレンチ22で構成された広い素子分離領域2がト
レンチ22間の半導体基板幅WS を完全に熱酸化させた
時、広い素子分離領域2は酸化膜がほぼ隙間無く、しか
も半導体基板表面応力の非常に少ない状態が実現でき
る。)
【0013】従って、今、フォトリソグラフィの制限と
所定の狭い素子分離領域幅とより、WT を0.1μmと
し、半導体装置の素子部3の性能上の理由でW3 を1.
0μmとする場合は、WS は0.091μm、W1
0.191μm、WR は1.091μm、W2 は0.1
91n(ここでnは正の整数)μmとなる。上述した如
き関係を基本とし、高集積化の半導体装置を作製すれば
よい。上述のことより、本発明の素子分離領域形成法に
よれば、クォータミクロン幅の素子分離領域から、より
幅の広い各種素子分離領までを同時に形成し、良好な素
子分離領域の形成が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき、添付図
面を参照して説明する。なお従来技術の説明で参照した
図3および作用説明で用いた図2中の構成部分と同様の
構成部分には、同一の参照符号を付すものとする。
【0015】実施例1 本実施例は半導体装置の素子分離領域形成法に本発明を
適用した例であり、これを図1を参照して説明する。ま
ず、図1(a)に示すように、半導体基板11の深さ方
向に素子間を分離するPN接合等(図示省略)が形成さ
れている半導体基板11上に熱反応による絶縁膜、例え
ば熱酸化法での酸化膜12を膜厚約20nmほど形成す
る。その後、酸化膜12上に減圧CVD法(LPCVD
法)を用いた、例えば下記の条件で膜厚約150nmの
SiN膜13を形成する。 SiN膜形成条件 SiH2 Cl2 5 sccm NH3 200 sccm 圧力 10 Pa 温度 760 °C その後、素子分離領域形成のために、酸化膜12、Si
N膜13をパターニングし、開口21を形成する。
【0016】この開口21の幅WT は、例えば約0.1
μmで、広い素子分離領域2における開口21の幅も狭
い素子分離領域1における開口21幅と同じとする。広
い素子分離領域2においては、開口21が、幅WS (W
S ≒0.91WT )の間隔をおいて、複数個設けられた
構成とする。なお、上述した如く開口21の幅WT を約
0.1μmとした時、WS は約0.091μmとする。
【0017】次に、図1(b)に示すように、SiN膜
13と酸化膜12をマスクとして、半導体基板11を異
方性イオンエッチング、例えば反応性イオンエッチング
(RIE)法でエッチングし、半導体基板11の内部に
形成されたPN接合等による深さ方向の素子間分離部
(図示省略)に到達する溝(トレンチ)22を形成す
る。このRIEにより形成されるトレンチ22の幅は開
口15の幅WT と同じ幅にする。この様にすると、トレ
ンチ22幅は約0.1μmとなり、トレンチ22間の半
導体基板11a幅は0.091μmとなる。なお、トレ
ンチ形成のRIEは、例えば基板バイアス型ECRプラ
ズマエッチング装置を用い、下記のエッチング条件にて
トレンチ22を形成する。 エッチング条件 HBrガス: 120 sccm O2 ガス: 6 sccm 圧力: 0.5 Pa 基板温度 0 °C マイクロ波パワー 850 W RFパアー 70 W
【0018】次に、図1(c)に示すように、半導体基
板11を酸化炉にて熱酸化膜して、トレンチ15間の半
導体基板11aが完全に酸化されるまで酸化処理をす
る。この酸化によりトレンチ22は熱酸化膜23でほぼ
埋められた状態となり、狭い素子分離領域1および広い
素子分離領域2が同時に形成される。なお、この熱酸化
膜形成条件としては、例えば次のようなものである。 熱酸化膜形成条件 O2 ガス: 10 sccm H2 ガス: 2.5 slm 温度: 950 °C 時間: 10 min
【0019】その後は、常法に準ずる製造方法により、
半導体装置の素子や電極配線形成等を行って、半導体装
置が作製される。
【0020】上記のような素子分離領域形成法をとるこ
とで、クォータミクロン幅の素子分離領域から、より幅
の広い各種素子分離領までを同時に形成し、良好な素子
分離領域を形成することが可能となる。
【0021】実施例2 本実施例は半導体装置の素子分離領域形成法に本発明を
適用した例であり、これを実施例1で参照した図1を本
実施例にも参照して説明する。まず、実施例1と同様な
工程にてトレンチ22を形成する。(図1(b)) その後、半導体基板11を高圧酸化炉にて熱酸化膜し
て、トレンチ22間の半導体基板11aが完全に酸化さ
れるまで酸化処理をする。この高圧酸化によりトレンチ
22は高圧酸化の熱酸化膜23で埋められた状態とな
り、狭い素子分離領域1および広い素子分離領域2が同
時に形成される。なお、この高圧熱酸化膜形成条件とし
ては、例えば次のようなものである。 高圧酸化法での熱酸化膜形成条件 O2 ガス: 10 sccm H2 ガス: 2.5 slm 温度: 850 °C 圧力: 25E5 Pa 時間: 10 min
【0022】その後は、常法に準ずる製造方法により、
半導体装置の素子や電極配線形成等を行って、半導体装
置が作製される。
【0023】上記のような素子分離領域形成法を用いる
ことで、酸化膜形成時の熱処理による半導体基板への汚
染低減や半導体基板内の不純物プロファイル変化低減等
の効果を持たせながら、クォータミクロン幅の素子分離
領域から、より幅の広い各種素子分離領域までを同時に
形成し、良好な素子分離領域を形成することが可能とな
る。
【0024】以上、本発明を2例の実施例により説明し
たが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものでは
ない。例えば、熱反応による素子分離領域の絶縁膜とし
て、熱酸化膜をとりあげたが、半導体基板との反応ガス
としてN2 Oガスを用いた熱酸窒膜を素子分離領域の絶
縁膜としてもよい。また、SOI(Silicon O
n Insulator)を用いた半導体装置の素子分
離領域形成法にも適応できるは自明である。その他、本
発明の技術的思想の範囲内で、プロセス装置やプロセス
条件は適宜変更が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の素子分離領域形成法は、クォータミクロン幅の素子分
離領域から、より幅の広い各種素子分離領までを同時に
形成し、しかも良好な素子分離領域を形成することが可
能となり、高集積化した半導体装置の作製が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した半導体装置の素子分離領域形
成法を工程順に説明するための半導体装置の概略断面図
で、(a)は素子分離領域部のSiN膜と酸化膜に開口
を形成した状態、(b)はトレンチを形成した状態、
(c)はトレンチ部を熱酸化して素子分離領域を形成し
た状態である。
【図2】本発明を適用した半導体装置の素子分離領域形
成法の作用を説明するための半導体装置の概略断面図で
ある。
【図3】従来例のトレンチアイソレーションによる半導
体装置の素子分離領域形成法を工程順に説明するための
半導体装置の概略断面図で、(a)は素子分離領域部に
トレンチを形成した状態、(b)はCVD酸化膜を堆積
し、その上にフォトレジストを塗布した状態、(c)は
エッチバックをしてトレンチにCVD酸化膜を埋め込ん
でトレンチアイソレーションを形成した状態である。
【符号の説明】
1、2 素子分離領域 3 素子部 11 半導体基板 12 酸化膜 13 SiN膜 14 フォトレジスト 15 トレンチ 16 CVD酸化膜 17 フォトレジスト 18 トレンチアイソレーション 21 開口 22 トレンチ 23 熱酸化膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】近年、益々半導体装置の高集積化が進み、
クォータミクロン以下の加工技術による半導体装置が作
製されるようになり、素子分離領域もクォータミクロン
幅以下ものが要求されてきている。従って、素子分離
領域形成法としては、バーズビークが無く、しかもクォ
ータミクロン幅から、より幅の広い各種素子分離領域ま
で同時に形成し、しかも良好な素子分離領域の形成が可
能な素子分離領域形成法が望まれる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した素
子分離領域形成法における問題点を解決することをその
目的とする。即ち本発明の課題は、クォータミクロン幅
の素子分離領域から、より幅の広い各種素子分離領域
でを同時に形成し、良好な素子分離領域を形成すること
が可能な素子分離領域形成法を提供することを目的とす
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】従って、今、フォトリソグラフィの制限と
所定の狭い素子分離領域幅とより、WT を0.1μmと
し、半導体装置の素子部3の性能上の理由でW3 を1.
0μmとする場合は、WS は0.091μm、W1
0.191μm、WR は1.091μm、W2 は0.1
91n(ここでnは正の整数)μmとなる。上述した如
き関係を基本とし、高集積化の半導体装置を作製すれば
よい。上述のことより、本発明の素子分離領域形成法に
よれば、クォータミクロン幅の素子分離領域から、より
幅の広い各種素子分離領域までを同時に形成し、良好な
素子分離領域の形成が可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、図1(b)に示すように、SiN膜
13と酸化膜12をマスクとして、半導体基板11を異
方性イオンエッチング、例えば反応性イオンエッチング
(RIE)法でエッチングし、半導体基板11の内部に
形成されたPN接合等による深さ方向の素子間分離部
(図示省略)に到達する溝(トレンチ)22を形成す
る。このRIEにより形成されるトレンチ22の幅は開
口15の幅WT と同じ幅にする。この様にすると、トレ
ンチ22幅は約0.1μmとなり、トレンチ22間の半
導体基板11a幅は0.091μmとなる。なお、トレ
ンチ形成のRIEは、例えば基板バイアス型ECRプラ
ズマエッチング装置を用い、下記のエッチング条件にて
トレンチ22を形成する。 エッチング条件 HBrガス: 120 sccm O2 ガス: 6 sccm 圧力: 0.5 Pa 基板温度 0 °C マイクロ波パワー 850 W RFパー 70 W
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に、図1(c)に示すように、半導体基
板11を酸化炉にて熱酸化して、トレンチ15間の半導
体基板11aが完全に酸化されるまで酸化処理をする。
この酸化によりトレンチ22は熱酸化膜23でほぼ埋め
られた状態となり、狭い素子分離領域1および広い素子
分離領域2が同時に形成される。なお、この熱酸化膜形
成条件としては、例えば次のようなものである。 熱酸化膜形成条件 O2 ガス: 10 slm2 ガス: 2.5 slm 温度: 950 °C 時間: 10 min
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例2 本実施例は半導体装置の素子分離領域形成法に本発明を
適用した例であり、これを実施例1で参照した図1を本
実施例にも参照して説明する。まず、実施例1と同様な
工程にてトレンチ22を形成する。(図1(b)) その後、半導体基板11を高圧酸化炉にて熱酸化して、
トレンチ22間の半導体基板11aが完全に酸化される
まで酸化処理をする。この高圧酸化によりトレンチ22
は高圧酸化の熱酸化膜23で埋められた状態となり、狭
い素子分離領域1および広い素子分離領域2が同時に形
成される。なお、この高圧熱酸化膜形成条件としては、
例えば次のようなものである。 高圧酸化法での熱酸化膜形成条件 O2 ガス: 10 slm2 ガス: 2.5 slm 温度: 850 °C 圧力: 25E5 Pa 時間: 10 min
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の素子分離領域形成法は、クォータミクロン幅の素子分
離領域から、より幅の広い各種素子分離領域までを同時
に形成し、しかも良好な素子分離領域を形成することが
可能となり、高集積化した半導体装置の作製が可能とな
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に幅の異なる素子分離領域を
    同時に形成する素子分離領域形成法において、 前記半導体基板の幅の狭い素子分離領域形成部には所定
    幅のトレンチを1個、幅の広い素子分離領域形成部には
    前記所定幅のトレンチを所定間隔を置いて複数個形成す
    る工程と、 酸化性ガスおよび酸窒化性ガスの内、どちらか一方のガ
    スと半導体基板との熱反応による絶縁膜形成の熱処理
    を、前記幅の広い素子分離領域形成部のトレンチ間の半
    導体基板部が絶縁膜に変わるまで行い、前記トレンチを
    絶縁膜で埋め込む工程とを有することを特徴とする素子
    分離領域形成法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜を酸化膜とし、前記幅の広い
    素子分離領域に配置する複数個のトレンチ間の前記所定
    間隔を、前記トレンチの所定幅の概略0.91倍とする
    ことを特徴とする、請求項1記載の素子分離領域形成
    法。
JP1127196A 1996-01-25 1996-01-25 素子分離領域形成法 Pending JPH09205137A (ja)

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KR19990077613A (ko) * 1998-03-06 1999-10-25 클라크 3세 존 엠. 측방충진요부의실리콘국부산화기법을이용한전자적분리
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