JPH09205136A - ウェハケース - Google Patents
ウェハケースInfo
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- JPH09205136A JPH09205136A JP1131496A JP1131496A JPH09205136A JP H09205136 A JPH09205136 A JP H09205136A JP 1131496 A JP1131496 A JP 1131496A JP 1131496 A JP1131496 A JP 1131496A JP H09205136 A JPH09205136 A JP H09205136A
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- wafer
- lid
- case
- case body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 輸送効率を高めつつウェハの輸送途中で
の振動、衝撃などにより割れ、欠け等の発生率を低くす
ることができ、且つウェハの出し入れが容易で、半導体
装置製造用の各種装置のローダ部、アンローダ部にウェ
ハキャリアに代えてセットすることができ得るようにす
る。 【解決手段】 ウェハの径より稍大きな内径φ1を有
し、それを所定枚数重ねて収納可能な深さを有する筒状
のケース本体1と、該ケース本体1の外径より稍大きな
内径φ3を有し、該ケース本体1を収納可能な深さを有
する筒状の蓋体3とで構成する。
の振動、衝撃などにより割れ、欠け等の発生率を低くす
ることができ、且つウェハの出し入れが容易で、半導体
装置製造用の各種装置のローダ部、アンローダ部にウェ
ハキャリアに代えてセットすることができ得るようにす
る。 【解決手段】 ウェハの径より稍大きな内径φ1を有
し、それを所定枚数重ねて収納可能な深さを有する筒状
のケース本体1と、該ケース本体1の外径より稍大きな
内径φ3を有し、該ケース本体1を収納可能な深さを有
する筒状の蓋体3とで構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハケース、特
にウェハ輸送用ウェハケースに関する。
にウェハ輸送用ウェハケースに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハの輸送は、従来において
は、図4(A)に示すようなウェハキャリアを用いてそ
れに収納し、そのウェハキャリアを図4(B)に示すよ
うに輸送用の箱本体に入れ、図4(C)に示すように蓋
をし、その状態で行っていた。ウェハキャリアは、ベア
のシリコンウェハを購入時に収納ケースとして用いられ
ていたものそのものであり、これを各種半導体装置製造
用の各種装置のローダ、アンローダ部へセットしてい
た。
は、図4(A)に示すようなウェハキャリアを用いてそ
れに収納し、そのウェハキャリアを図4(B)に示すよ
うに輸送用の箱本体に入れ、図4(C)に示すように蓋
をし、その状態で行っていた。ウェハキャリアは、ベア
のシリコンウェハを購入時に収納ケースとして用いられ
ていたものそのものであり、これを各種半導体装置製造
用の各種装置のローダ、アンローダ部へセットしてい
た。
【0003】図面において、aはウェハ、bはウェハキ
ャリア、cは箱本体、dは蓋である。
ャリア、cは箱本体、dは蓋である。
【0004】また、タッパー式のウェハケースに収納し
て半導体ウェハを輸送する方式も最近採られ始めた。図
5(A)、(B)及び図6(A)、(B)はそのような
従来例を示すものである。本例では、タッパー内にて半
導体ウェハを重ねるが、ウェハ表面に傷がつくのを防止
するために各ウェハ間に層間紙あるいはスポンジ等を介
挿させる。また、図6に示すタッパー方式の場合には、
タッパー本体内周面とウェハとの間にもスポンジが緩衝
手段として介挿せしめられている。尚、図面において、
eはタッパー本体、fは蓋、gは層間紙(例えば薬包
紙)、hはスポンジである。
て半導体ウェハを輸送する方式も最近採られ始めた。図
5(A)、(B)及び図6(A)、(B)はそのような
従来例を示すものである。本例では、タッパー内にて半
導体ウェハを重ねるが、ウェハ表面に傷がつくのを防止
するために各ウェハ間に層間紙あるいはスポンジ等を介
挿させる。また、図6に示すタッパー方式の場合には、
タッパー本体内周面とウェハとの間にもスポンジが緩衝
手段として介挿せしめられている。尚、図面において、
eはタッパー本体、fは蓋、gは層間紙(例えば薬包
紙)、hはスポンジである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウェハキャ
リアaを用いる輸送方法には、そのキャリアaを用いて
半導体ウェハを半導体装置製造用の各種装置のローダ部
にセットでき、またアンローダ部にそのキャリアaを置
いてウェハの収容に用いることができるという利点を有
するが、その反面においてキャリアaのウェハを収納す
る各溝と、それに収納されるウェハとの間にはガタツキ
があり、輸送途中で振動や衝撃によりウェハに割れや欠
けが発生するという無視できない問題があった。という
のは、キャリアaはベアシリコン購入時のものをそのま
ま使うけれども、その厚さはウェハプロセスにおいて薄
くされたり、ポリイミド膜が形成されたりするので大き
く変化し、溝とウェハとの間に大きなガタツキが生じる
からである。
リアaを用いる輸送方法には、そのキャリアaを用いて
半導体ウェハを半導体装置製造用の各種装置のローダ部
にセットでき、またアンローダ部にそのキャリアaを置
いてウェハの収容に用いることができるという利点を有
するが、その反面においてキャリアaのウェハを収納す
る各溝と、それに収納されるウェハとの間にはガタツキ
があり、輸送途中で振動や衝撃によりウェハに割れや欠
けが発生するという無視できない問題があった。という
のは、キャリアaはベアシリコン購入時のものをそのま
ま使うけれども、その厚さはウェハプロセスにおいて薄
くされたり、ポリイミド膜が形成されたりするので大き
く変化し、溝とウェハとの間に大きなガタツキが生じる
からである。
【0006】また、収納ウェハ間の間隔が大きく、同じ
容積で運べるウェハ数が少ない、即ち輸送効率が悪いと
いう問題もあった。
容積で運べるウェハ数が少ない、即ち輸送効率が悪いと
いう問題もあった。
【0007】それに対して、タッパーを利用しての輸送
方法によれば、ウェハを層間紙あるいはスポンジを介し
て重ね、更にはウェハとタッパー内面との間にスポンジ
を介在させるなどすることにより輸送途中での振動や衝
撃によりウェハに割れや欠けが発生するという問題は相
当に改善でき、また、輸送効率も良い。
方法によれば、ウェハを層間紙あるいはスポンジを介し
て重ね、更にはウェハとタッパー内面との間にスポンジ
を介在させるなどすることにより輸送途中での振動や衝
撃によりウェハに割れや欠けが発生するという問題は相
当に改善でき、また、輸送効率も良い。
【0008】しかしながら、タッパーを利用する方式に
よれば、ウェハの収納、取り出しの作業性が悪いという
問題がある。尤も、タッパー本体にピンセットや搬送用
ロボットの部材が通るスリットを形成して作業性の向上
を図ることも試みられているようだが、このようにした
場合には、ウェハがタッパー本体内面にあたり、チッピ
ング等を起こすので、結局、ウェハの周りにスポンジか
らなる緩衝剤を入れる必要がある。そして、緩衝剤を入
れた場合には、そのタッパー本体をウェハキャリアのよ
うに半導体装置製造用の各種装置のローダ部、アンロー
ダ部にセットすることができない。一旦、ウェハキャリ
ア等に移し変えてセットしなければ、ロード等ができな
いのである。それは、半導体装置の製造効率上にデメリ
ットをもたらす。
よれば、ウェハの収納、取り出しの作業性が悪いという
問題がある。尤も、タッパー本体にピンセットや搬送用
ロボットの部材が通るスリットを形成して作業性の向上
を図ることも試みられているようだが、このようにした
場合には、ウェハがタッパー本体内面にあたり、チッピ
ング等を起こすので、結局、ウェハの周りにスポンジか
らなる緩衝剤を入れる必要がある。そして、緩衝剤を入
れた場合には、そのタッパー本体をウェハキャリアのよ
うに半導体装置製造用の各種装置のローダ部、アンロー
ダ部にセットすることができない。一旦、ウェハキャリ
ア等に移し変えてセットしなければ、ロード等ができな
いのである。それは、半導体装置の製造効率上にデメリ
ットをもたらす。
【0009】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、輸送効率を高めつつウェハの輸送途
中での振動、衝撃などにより割れ、欠け等の発生率を低
くすることができ、且つウェハの出し入れが容易で、半
導体装置製造用の各種装置のローダ部、アンローダ部に
ウェハキャリアに代えてセットすることができる新規な
ウェハケースを提供することを目的とする。
されたものであり、輸送効率を高めつつウェハの輸送途
中での振動、衝撃などにより割れ、欠け等の発生率を低
くすることができ、且つウェハの出し入れが容易で、半
導体装置製造用の各種装置のローダ部、アンローダ部に
ウェハキャリアに代えてセットすることができる新規な
ウェハケースを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェハの径よ
り大きな内径を有し、それを所定枚数重ねて収納可能な
深さを有する筒状のケース本体と、該ケース本体の外形
より大きな外径を有し、該ケース本体を収納可能な深さ
を有する筒状の蓋体と、から成ることを特徴とする。
り大きな内径を有し、それを所定枚数重ねて収納可能な
深さを有する筒状のケース本体と、該ケース本体の外形
より大きな外径を有し、該ケース本体を収納可能な深さ
を有する筒状の蓋体と、から成ることを特徴とする。
【0011】従って、本発明のウェハケースによれば、
先ず筒状の蓋体を上下逆さにし(つまり開口側を上向き
にし)、この蓋体内にウェハを位置決め(蓋体中心とウ
ェハ中心とが一致するように位置決め)して重ね(例え
ば層間紙を介して重ね)ることにより、蓋体内周面とウ
ェハとの間に筒状ケース本体の周壁が入るに必要な間隔
が生じるように蓋体内にウェハを仮収納した状態にでき
る。次に、蓋体とウェハとの間隙に筒状のケース本体を
下向き(つまり開口側が下を向く向き)にした状態嵌め
込むようにしてケース本体内にウェハが納まった状態に
することにより、ケース本体内に複数のウェハがガタツ
キなく納まり、且つそのケース本体を蓋体によってガタ
ツキなく蓋をした状態になる。
先ず筒状の蓋体を上下逆さにし(つまり開口側を上向き
にし)、この蓋体内にウェハを位置決め(蓋体中心とウ
ェハ中心とが一致するように位置決め)して重ね(例え
ば層間紙を介して重ね)ることにより、蓋体内周面とウ
ェハとの間に筒状ケース本体の周壁が入るに必要な間隔
が生じるように蓋体内にウェハを仮収納した状態にでき
る。次に、蓋体とウェハとの間隙に筒状のケース本体を
下向き(つまり開口側が下を向く向き)にした状態嵌め
込むようにしてケース本体内にウェハが納まった状態に
することにより、ケース本体内に複数のウェハがガタツ
キなく納まり、且つそのケース本体を蓋体によってガタ
ツキなく蓋をした状態になる。
【0012】従って、ウェハケース内のウェハはガタツ
キなく収納されるので、輸送中に振動や衝撃により割れ
たり欠けたりする事故が少なくなる。また、ウェハを重
ねて収納することができるので、図4に示したウェハキ
ャリアを用いる場合に比較して収納効率を例えば2倍程
度に高めることができ、延いては、輸送効率を高めるこ
とができる。
キなく収納されるので、輸送中に振動や衝撃により割れ
たり欠けたりする事故が少なくなる。また、ウェハを重
ねて収納することができるので、図4に示したウェハキ
ャリアを用いる場合に比較して収納効率を例えば2倍程
度に高めることができ、延いては、輸送効率を高めるこ
とができる。
【0013】そして、ウェハケースのケース本体からウ
ェハを取り出すには、ウェハケースを蓋体が下側になる
ような向きにし、その状態でケース本体を上に抜くこと
によって蓋体内にウェハが内面との間にケース本体の周
壁の厚さ分程度の間隙をもって収納された状態になる。
従って、ウェハを蓋体に触れないように取り出すことが
容易に為し得るので、出し入れの作業性が非常に高ま
る。特に、蓋体へのウェハの出し入れに用いるピンセッ
トやロボットの部材が通るスリットを設けた場合(スリ
ットを設けることは必須とはいえないが設けるという実
施の形態が有り得る。)には、より作業性を高くするこ
とができる。
ェハを取り出すには、ウェハケースを蓋体が下側になる
ような向きにし、その状態でケース本体を上に抜くこと
によって蓋体内にウェハが内面との間にケース本体の周
壁の厚さ分程度の間隙をもって収納された状態になる。
従って、ウェハを蓋体に触れないように取り出すことが
容易に為し得るので、出し入れの作業性が非常に高ま
る。特に、蓋体へのウェハの出し入れに用いるピンセッ
トやロボットの部材が通るスリットを設けた場合(スリ
ットを設けることは必須とはいえないが設けるという実
施の形態が有り得る。)には、より作業性を高くするこ
とができる。
【0014】また、ウェハとケース本体との間にはガタ
ツキがないので、図5、図6のタッパー方式のウェハケ
ースのようにその間に例えばスポンジ等からなる緩衝剤
を挿入する必要はない。従って、半導体装置製造用の各
種装置のローダ部、アンローダ部にウェハキャリアに代
えてセットすることができるという利点もある。
ツキがないので、図5、図6のタッパー方式のウェハケ
ースのようにその間に例えばスポンジ等からなる緩衝剤
を挿入する必要はない。従って、半導体装置製造用の各
種装置のローダ部、アンローダ部にウェハキャリアに代
えてセットすることができるという利点もある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示実施の形態に
従って詳細に説明する。
従って詳細に説明する。
【0016】図1乃至図3は本発明ウェハケースの第1
の実施の形態を示すもので、図1(A)は分解斜視図、
図1(B)はウェハケースを2段重ねた状態の側面図、
図2(A)は蓋体の平面図、(B)は蓋体の断面図、図
3(A)はケース本体の平面図、図3(B)はケース本
体の断面図である。
の実施の形態を示すもので、図1(A)は分解斜視図、
図1(B)はウェハケースを2段重ねた状態の側面図、
図2(A)は蓋体の平面図、(B)は蓋体の断面図、図
3(A)はケース本体の平面図、図3(B)はケース本
体の断面図である。
【0017】図面において、1は有底円筒状のケース本
体で、内部にウェハWを所定枚数(例えば25枚あるい
は50枚)重ねて(一般にウェハ表面の傷防止用の層間
紙を介して重ねて)収納できるような深さ(例えば30
mm)を有し、そして、収納しようとするウェハの径φ
0よりもα(ウェハを収納するに最小限必要なクリアラ
ンス 例えば0.2〜1.5mm)だけ大きな内径を有
している。その筒状部の肉厚tは例えば2mmである。
2、2、2、2は次に述べる蓋体(3)と係合するため
の係合部で、ケース本体1の筒状部先端面に一体に突出
形成されている。
体で、内部にウェハWを所定枚数(例えば25枚あるい
は50枚)重ねて(一般にウェハ表面の傷防止用の層間
紙を介して重ねて)収納できるような深さ(例えば30
mm)を有し、そして、収納しようとするウェハの径φ
0よりもα(ウェハを収納するに最小限必要なクリアラ
ンス 例えば0.2〜1.5mm)だけ大きな内径を有
している。その筒状部の肉厚tは例えば2mmである。
2、2、2、2は次に述べる蓋体(3)と係合するため
の係合部で、ケース本体1の筒状部先端面に一体に突出
形成されている。
【0018】3は上記ケース本体1と別体に形成された
有底円筒状の蓋体で、その内径φ3はケース本体1の外
径φ2(φ1+2t)にケース本体1との嵌合に最小限
必要なクリアランスβ(例えば0.2〜1.5mm)を
加えた値を有している。4は蓋体3の上面に形成された
位置合わせ用指標となる突起で、蓋体3にウェハWを収
納するに先立って必要な蓋体3の位置合わせ、蓋体3の
ケース本体1に対する位置合わせに指標として用いる。
5、5、5、5はスリットで、蓋体3自身へのウェハW
の出し入れに用いるピンセットやロボットの部材を通す
ためのものである。6、6、6、6は上記係合部2、2
が通る孔で、蓋体3とケース本体1とを嵌合したとき係
合部2が入るような大きさを有する。
有底円筒状の蓋体で、その内径φ3はケース本体1の外
径φ2(φ1+2t)にケース本体1との嵌合に最小限
必要なクリアランスβ(例えば0.2〜1.5mm)を
加えた値を有している。4は蓋体3の上面に形成された
位置合わせ用指標となる突起で、蓋体3にウェハWを収
納するに先立って必要な蓋体3の位置合わせ、蓋体3の
ケース本体1に対する位置合わせに指標として用いる。
5、5、5、5はスリットで、蓋体3自身へのウェハW
の出し入れに用いるピンセットやロボットの部材を通す
ためのものである。6、6、6、6は上記係合部2、2
が通る孔で、蓋体3とケース本体1とを嵌合したとき係
合部2が入るような大きさを有する。
【0019】本ウェハケースは、ケース本体1及び蓋体
3が共に、例えばポリプロピレン等の半導体ウェハに影
響のないピュアな樹脂を材料として用い、インジェクシ
ョン成形することにより形成される。
3が共に、例えばポリプロピレン等の半導体ウェハに影
響のないピュアな樹脂を材料として用い、インジェクシ
ョン成形することにより形成される。
【0020】このウェハケースへの収納は次にようにし
て行う。
て行う。
【0021】先ず、蓋体3を逆さ(筒状部が上を向く向
き)にして、その逆さの状態の蓋体3の底面上に半導体
ウェハWを位置決めして各ウェハW・W間に層間紙を挟
んで積み重ねて行く。位置決めとは、具体的には、ウェ
ハ中心が蓋体の中心と一致するようにする位置決めであ
り、このように位置決めすると、必然的に、ウェハWと
蓋体3内周面との間にはケース本体1の厚さtと適宜な
クリアランスβ(例えば0.2〜1.5mm)/2を加
えた分の間隙が生じるようにしてウェハWが積み重ねら
れることになる。従って、ウェハ周辺部が蓋体3の内周
面にぶつからないようにウェハWを蓋体3へ収納するこ
とが可能である。尚、そのときケース本体1の係合部
2、2が蓋体3の孔6、6を通すようにする。そして、
通ったら蓋体3あるいはケース本体1を少し回転してそ
の係合部2、2を孔6、6形成部にて係合させる。する
と、ケース本体1と蓋体3とが一体化した状態になる。
き)にして、その逆さの状態の蓋体3の底面上に半導体
ウェハWを位置決めして各ウェハW・W間に層間紙を挟
んで積み重ねて行く。位置決めとは、具体的には、ウェ
ハ中心が蓋体の中心と一致するようにする位置決めであ
り、このように位置決めすると、必然的に、ウェハWと
蓋体3内周面との間にはケース本体1の厚さtと適宜な
クリアランスβ(例えば0.2〜1.5mm)/2を加
えた分の間隙が生じるようにしてウェハWが積み重ねら
れることになる。従って、ウェハ周辺部が蓋体3の内周
面にぶつからないようにウェハWを蓋体3へ収納するこ
とが可能である。尚、そのときケース本体1の係合部
2、2が蓋体3の孔6、6を通すようにする。そして、
通ったら蓋体3あるいはケース本体1を少し回転してそ
の係合部2、2を孔6、6形成部にて係合させる。する
と、ケース本体1と蓋体3とが一体化した状態になる。
【0022】次に、蓋体3とウェハWとの間隙に筒状の
ケース本体1を下向き(つまり筒状部開口側が下を向く
向き)にした状態で嵌め込むようにしてケース本体1内
にウェハWが納まった状態にする。すると、ケース本体
1内に複数枚のウェハWがガタツキなく納まり、且つそ
のケース本体1を蓋体3によってガタツキなく蓋をした
状態になる。なぜならば、ケース本体1の内径φ1はウ
ェハの径φ0よりもそれを収納するに最小限必要なクリ
アランスα分だけ大きくされているからである。従っ
て、ウェハWはケース本体1内にガタツキなく収納され
た状態になると共に、ケース本体1には蓋体3により蓋
が為された状態になる。依って、輸送中に振動や衝撃に
より割れたり欠けたりする事故が少なくなる。
ケース本体1を下向き(つまり筒状部開口側が下を向く
向き)にした状態で嵌め込むようにしてケース本体1内
にウェハWが納まった状態にする。すると、ケース本体
1内に複数枚のウェハWがガタツキなく納まり、且つそ
のケース本体1を蓋体3によってガタツキなく蓋をした
状態になる。なぜならば、ケース本体1の内径φ1はウ
ェハの径φ0よりもそれを収納するに最小限必要なクリ
アランスα分だけ大きくされているからである。従っ
て、ウェハWはケース本体1内にガタツキなく収納され
た状態になると共に、ケース本体1には蓋体3により蓋
が為された状態になる。依って、輸送中に振動や衝撃に
より割れたり欠けたりする事故が少なくなる。
【0023】尚、輸送はウェハケースの向きを変えて蓋
体3が上にケース本体1が下になる向きにして行っても
良いし、向きを変えないで、即ち、ケース本体1が上に
蓋体3が上になる向きのままで行っても良い。
体3が上にケース本体1が下になる向きにして行っても
良いし、向きを変えないで、即ち、ケース本体1が上に
蓋体3が上になる向きのままで行っても良い。
【0024】今度は、搬送されてきたウェハケースから
ウェハWを取り出す場合について説明する。
ウェハWを取り出す場合について説明する。
【0025】ウェハケースをケース本体1が上になり蓋
体3が下になる向きにする。その状態でケース本体1を
稍回転させて係合部2、2と孔6、6形成部との係合状
態を解除し(即ち係合部2、2が孔6、6内に納まった
向きにする。)、その後、蓋体3及びウェハの間から上
に抜き取る。
体3が下になる向きにする。その状態でケース本体1を
稍回転させて係合部2、2と孔6、6形成部との係合状
態を解除し(即ち係合部2、2が孔6、6内に納まった
向きにする。)、その後、蓋体3及びウェハの間から上
に抜き取る。
【0026】すると、筒状部が上を向いた蓋体3の中に
多数のウェハが、ウェハと蓋体3内周面との間にケース
本体1の厚さtと適宜なクリアランスβを加えた分の間
隙が生じるようにして積み重ねられて存在する状態にな
っている。従って、その後はピンセットを用いてあるい
はロボットを用いて外部に搬送すれば良い。そのとき、
ウェハWと蓋体3の内面との間に上述した間隙があるの
で、ウェハが蓋体3の内周面にあたるおそれをなくすこ
とができる。
多数のウェハが、ウェハと蓋体3内周面との間にケース
本体1の厚さtと適宜なクリアランスβを加えた分の間
隙が生じるようにして積み重ねられて存在する状態にな
っている。従って、その後はピンセットを用いてあるい
はロボットを用いて外部に搬送すれば良い。そのとき、
ウェハWと蓋体3の内面との間に上述した間隙があるの
で、ウェハが蓋体3の内周面にあたるおそれをなくすこ
とができる。
【0027】このようなウェハケースによれば、ウェハ
ケース内にウェハWがガタツキなく収納されるので、輸
送中に振動や衝撃により割れたり欠けたりする事故が少
なくなる。また、ウェハを重ねて収納することができる
ので、図4に示したウェハキャリアを用いる場合に比較
して輸送効率を高めることができる。
ケース内にウェハWがガタツキなく収納されるので、輸
送中に振動や衝撃により割れたり欠けたりする事故が少
なくなる。また、ウェハを重ねて収納することができる
ので、図4に示したウェハキャリアを用いる場合に比較
して輸送効率を高めることができる。
【0028】そして、ウェハWと蓋体3との間にケース
本体肉厚分以上の大きさの間隙があるので、ウェハを蓋
体に触れないように取り出すことが容易に為し得る。従
って、出し入れの作業性が非常に高まる。特に、蓋体へ
のウェハWの出し入れに用いるピンセットやロボットの
部材が通るスリット5、5、5、5があるので、より作
業性を高くすることができる。
本体肉厚分以上の大きさの間隙があるので、ウェハを蓋
体に触れないように取り出すことが容易に為し得る。従
って、出し入れの作業性が非常に高まる。特に、蓋体へ
のウェハWの出し入れに用いるピンセットやロボットの
部材が通るスリット5、5、5、5があるので、より作
業性を高くすることができる。
【0029】また、ウェハとケース本体との間にはガタ
ツキがないので、その間に例えばスポンジ等からなる緩
衝剤を挿入する必要がない。従って、半導体装置製造用
の各種装置のローダ部、アンローダ部にウェハキャリア
に代えてセットすることができる
ツキがないので、その間に例えばスポンジ等からなる緩
衝剤を挿入する必要がない。従って、半導体装置製造用
の各種装置のローダ部、アンローダ部にウェハキャリア
に代えてセットすることができる
【0030】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ウェ
ハケース内にウェハがガタツキなく収納されるので、輸
送中に振動や衝撃により割れたり欠けたりする事故が少
なくなる。また、ウェハを隙間なく重ねて収納すること
ができるので、図4に示したウェハキャリアを用いる場
合に比較して収納効率を高めることができ、延いては、
収納効率は具体的には約2倍にできる。従って、輸送効
率を高めることができるのである。
ハケース内にウェハがガタツキなく収納されるので、輸
送中に振動や衝撃により割れたり欠けたりする事故が少
なくなる。また、ウェハを隙間なく重ねて収納すること
ができるので、図4に示したウェハキャリアを用いる場
合に比較して収納効率を高めることができ、延いては、
収納効率は具体的には約2倍にできる。従って、輸送効
率を高めることができるのである。
【0031】そして、ウェハケースのケース本体からウ
ェハを取り出すには、ウェハケースを蓋体が下側になる
ような向きにし、その状態でケース本体を上に抜くこと
によって蓋体内にウェハが内面との間にケース本体の周
壁の厚さ分程度の間隙をもって収納された状態になる。
従って、ウェハを蓋体に触れないように取り出すことが
容易に為し得るので、ウェハの出し入れの作業性が非常
に高まる。
ェハを取り出すには、ウェハケースを蓋体が下側になる
ような向きにし、その状態でケース本体を上に抜くこと
によって蓋体内にウェハが内面との間にケース本体の周
壁の厚さ分程度の間隙をもって収納された状態になる。
従って、ウェハを蓋体に触れないように取り出すことが
容易に為し得るので、ウェハの出し入れの作業性が非常
に高まる。
【0032】特に、上述した実施の形態のように、蓋体
へのウェハの出し入れに用いるピンセットやロボットの
部材が通るスリットを設けた場合には、より作業性を高
くすることができる。
へのウェハの出し入れに用いるピンセットやロボットの
部材が通るスリットを設けた場合には、より作業性を高
くすることができる。
【0033】また、ウェハとケース本体との間にはガタ
ツキがないので、その間に例えばスポンジ等からなる緩
衝剤を挿入する必要がない。従って、半導体装置製造用
の各種装置のローダ部、アンローダ部にウェハキャリア
に代えてセットすることができるという利点もある。
ツキがないので、その間に例えばスポンジ等からなる緩
衝剤を挿入する必要がない。従って、半導体装置製造用
の各種装置のローダ部、アンローダ部にウェハキャリア
に代えてセットすることができるという利点もある。
【図1】(A)、(B)は本発明の第1の実施の形態を
示すもので、(A)は分解斜視図、(B)は断面図であ
る。
示すもので、(A)は分解斜視図、(B)は断面図であ
る。
【図2】(A)、(B)は上記第1の実施の形態の蓋体
を示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図であ
る。
を示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図であ
る。
【図3】(A)、(B)は上記第1の実施の形態のケー
ス本体を示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図
である。
ス本体を示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図
である。
【図4】(A)乃至(C)はウェハキャリアを用いた従
来例を示す斜視図で、(A)はウェハキャリアを、
(B)はウェハキャリアをケース本体に収納した状態
を、(C)は更に蓋をした状態を示す。
来例を示す斜視図で、(A)はウェハキャリアを、
(B)はウェハキャリアをケース本体に収納した状態
を、(C)は更に蓋をした状態を示す。
【図5】(A)、(B)はタッパーを用いた従来例を示
すもので、(A)は一部切欠斜視図、(B)はウェハを
層間紙を介して積み重ねることの説明をする斜視図であ
る。
すもので、(A)は一部切欠斜視図、(B)はウェハを
層間紙を介して積み重ねることの説明をする斜視図であ
る。
【図6】(A)、(B)はタッパーを用いた別の従来例
を示すもので、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。
を示すもので、(A)は斜視図、(B)は断面図であ
る。
1・・・ケース本体、3・・・蓋体、5・・・スリット
Claims (2)
- 【請求項1】 収納すべきウェハの径より大きな内径を
有し、該ウェハを所定枚数重ねて収納可能な深さを有す
る筒状のケース本体と、 上記ケース本体の外形より大きな外径を有し、該ケース
本体を収納可能な深さを有する筒状の蓋体と、 から成ることを特徴とするウェハケース - 【請求項2】 蓋体の側壁にウェハの出し入れに用いる
治具あるいは部材の通るスリットを形成してなることを
特徴とする請求項1記載のウェハケース
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1131496A JPH09205136A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | ウェハケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1131496A JPH09205136A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | ウェハケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205136A true JPH09205136A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11774560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1131496A Pending JPH09205136A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | ウェハケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09205136A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006527919A (ja) * | 2003-06-17 | 2006-12-07 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 動きを限定するウェファボックス |
US7506749B2 (en) | 2006-06-14 | 2009-03-24 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Conveying system |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP1131496A patent/JPH09205136A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006527919A (ja) * | 2003-06-17 | 2006-12-07 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 動きを限定するウェファボックス |
US7506749B2 (en) | 2006-06-14 | 2009-03-24 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Conveying system |
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