JPH09204103A - 現像シリンダー - Google Patents
現像シリンダーInfo
- Publication number
- JPH09204103A JPH09204103A JP1155096A JP1155096A JPH09204103A JP H09204103 A JPH09204103 A JP H09204103A JP 1155096 A JP1155096 A JP 1155096A JP 1155096 A JP1155096 A JP 1155096A JP H09204103 A JPH09204103 A JP H09204103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange member
- magnet roll
- developing cylinder
- main body
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立工数が少なくコストの低減がはかれると
ともに組み立て後のマグネットロールの同軸度も優れた
ものとなすことができる現像シリンダーを提供せんとす
るものである。 【解決手段】 フランジ部材の軸孔内周面にマグネット
ロールの軸部を回転支持する軸受部と前記軸部に緊密に
接触して円筒状スリーブの内外空間を遮断するシール部
とを、フランジ部材本体を形成する樹脂材料を用いてフ
ランジ部材本体と一体成形し、且つ一体成形用樹脂とし
て潤滑性及び耐磨耗性に優れた合成樹脂を用いてなる現
像シリンダー。
ともに組み立て後のマグネットロールの同軸度も優れた
ものとなすことができる現像シリンダーを提供せんとす
るものである。 【解決手段】 フランジ部材の軸孔内周面にマグネット
ロールの軸部を回転支持する軸受部と前記軸部に緊密に
接触して円筒状スリーブの内外空間を遮断するシール部
とを、フランジ部材本体を形成する樹脂材料を用いてフ
ランジ部材本体と一体成形し、且つ一体成形用樹脂とし
て潤滑性及び耐磨耗性に優れた合成樹脂を用いてなる現
像シリンダー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やファクシミ
リ、更にはレーザープリンタ等に組み込まれる電子写真
方式の現像装置に組み込まれる現像シリンダー関する。
リ、更にはレーザープリンタ等に組み込まれる電子写真
方式の現像装置に組み込まれる現像シリンダー関する。
【０００２】
【従来の技術】複写機やファクシミリ等の電子写真方式
を採用した装置には感光ドラム、現像シリンダー、トナ
ーボックス、回転駆動装置等から構成される現像装置が
用いられているが、この現像装置に組み込まれる現像シ
リンダーとしては図４に示すように、両端に軸部１，１
を突設したマグネットロール２に円筒状のスリーブ３を
外装した概略構成を有するものが用いられている。この
現像シリンダーはスリーブ３の両端にフランジ部材４，
４が嵌め込まれており、このフランジ部材４，４に形成
した軸孔５，５にマグネットロール２の軸部１，１を挿
通することによってマグネットロール２とスリーブ３と
を相対回転可能にしている。現像シリンダーのなかには
図５に示すようにマグネットロール２の一方の軸部１ａ
がフランジ部材８を貫通しないタイプのものもある。
を採用した装置には感光ドラム、現像シリンダー、トナ
ーボックス、回転駆動装置等から構成される現像装置が
用いられているが、この現像装置に組み込まれる現像シ
リンダーとしては図４に示すように、両端に軸部１，１
を突設したマグネットロール２に円筒状のスリーブ３を
外装した概略構成を有するものが用いられている。この
現像シリンダーはスリーブ３の両端にフランジ部材４，
４が嵌め込まれており、このフランジ部材４，４に形成
した軸孔５，５にマグネットロール２の軸部１，１を挿
通することによってマグネットロール２とスリーブ３と
を相対回転可能にしている。現像シリンダーのなかには
図５に示すようにマグネットロール２の一方の軸部１ａ
がフランジ部材８を貫通しないタイプのものもある。
【０００３】この現像シリンダーにおいては、 マグネットロール２とスリーブ３との相対回転が円滑
であること、 スリーブ３表面からこぼれたトナーやその他ほこり等
が現像シリンダー内に侵入しないこと、 が重要である。従来の現像シリンダーでは、アルミニウ
ムやステンレスを機械加工したフランジ部材本体４ａ，
４ａの軸孔内面にベアリングや焼結含油合金を用いて作
製した軸受６を設けることによって前記の要求に対処
し、且つその外側位置にシール部材７を組み付けること
によって上記の要求に対処している。
であること、 スリーブ３表面からこぼれたトナーやその他ほこり等
が現像シリンダー内に侵入しないこと、 が重要である。従来の現像シリンダーでは、アルミニウ
ムやステンレスを機械加工したフランジ部材本体４ａ，
４ａの軸孔内面にベアリングや焼結含油合金を用いて作
製した軸受６を設けることによって前記の要求に対処
し、且つその外側位置にシール部材７を組み付けること
によって上記の要求に対処している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に、フランジ部材本体４ａ，４ａに別部材である軸受６
及びシール部材７をそれぞれ組み付ける手法では、組立
工数が多くて高コストとなる問題があり、また軸受６の
組み付け精度の限界からマグネットロール２の同軸度の
精度が劣るという問題もあった。本発明はかかる現況に
鑑みてなされたものであり、コストの低減がはかれると
ともに組み立て後のマグネットロールの同軸度も優れた
ものとなすことができる現像シリンダーを提供せんとす
るものである。
に、フランジ部材本体４ａ，４ａに別部材である軸受６
及びシール部材７をそれぞれ組み付ける手法では、組立
工数が多くて高コストとなる問題があり、また軸受６の
組み付け精度の限界からマグネットロール２の同軸度の
精度が劣るという問題もあった。本発明はかかる現況に
鑑みてなされたものであり、コストの低減がはかれると
ともに組み立て後のマグネットロールの同軸度も優れた
ものとなすことができる現像シリンダーを提供せんとす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、フランジ部材の軸孔内周面にマグネットロールの
軸部を回転支持する軸受部と前記軸部に緊密に接触して
円筒状スリーブの内外空間を遮断するシール部とを、フ
ランジ部材本体を形成する樹脂材料を用いてフランジ部
材本体と一体成形し、且つ一体成形用樹脂として潤滑性
及び耐磨耗性に優れた合成樹脂を用いたことを要旨とし
ている。
明は、フランジ部材の軸孔内周面にマグネットロールの
軸部を回転支持する軸受部と前記軸部に緊密に接触して
円筒状スリーブの内外空間を遮断するシール部とを、フ
ランジ部材本体を形成する樹脂材料を用いてフランジ部
材本体と一体成形し、且つ一体成形用樹脂として潤滑性
及び耐磨耗性に優れた合成樹脂を用いたことを要旨とし
ている。
【０００６】一体成形用樹脂としては潤滑性及び耐磨耗
性に優れた合成樹脂が使用できるが、これらに該当する
ものとしては例えば、ポリアセタール、ポリフェニレン
サルファイド、ポリウレタン、フッ素樹脂、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリイミド、芳香族ポリエステルやこ
れらのエラストマーがある。
性に優れた合成樹脂が使用できるが、これらに該当する
ものとしては例えば、ポリアセタール、ポリフェニレン
サルファイド、ポリウレタン、フッ素樹脂、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリイミド、芳香族ポリエステルやこ
れらのエラストマーがある。
【０００７】
【作用】本現像シリンダーでは、フランジ部材本体と一
体成形された軸受を介してスリーブとマグネットロール
とが相対回転する。また、フランジ部材本体と一体成形
されたシール部材によって外部からのトナーやほこりの
侵入が遮断される。軸受及びシール部材は共にフランジ
部材本体と一体成形されているため、組立工数が少なく
低コスト化に貢献できる。また組み付け誤差も発生しな
いから組立後のマグネットロールの同軸度も優れてい
る。
体成形された軸受を介してスリーブとマグネットロール
とが相対回転する。また、フランジ部材本体と一体成形
されたシール部材によって外部からのトナーやほこりの
侵入が遮断される。軸受及びシール部材は共にフランジ
部材本体と一体成形されているため、組立工数が少なく
低コスト化に貢献できる。また組み付け誤差も発生しな
いから組立後のマグネットロールの同軸度も優れてい
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に本発明の詳細を図示した実施
例に基づき説明する。図１は本発明の現像シリンダーを
示している。本発明の現像シリンダーはマグネットロー
ル２とスリーブ３とを相対回転可能に支持するフランジ
部材９を工夫したことが特徴である。図２に示すように
フランジ部材９には軸孔１０が形成され、この軸孔１０
の内面における外部側（図中左側）には現像シリンダー
の内外空間を液密及び気密的に遮断する環状のシール部
１１が、フランジ部材本体９ａを形成する樹脂材料と同
素材を用いてフランジ部材本体９ａと一体的に形成され
ている。そして軸孔１０内周面におけるシール部１１以
外の部分は軸受部１２の機能を担っている。図３に示す
ように軸孔１０の内径を部分的に絞って、この部分を軸
受部１３として機能させてもよい。フランジ部材本体、
軸受部及びシール部が一体化したフランジ部材は全体が
潤滑性及び耐磨耗性に優れた樹脂によって一体成形され
る。成形法としては射出成形法又は圧粉成形法が考えら
れる。一体成形に使用する合成樹脂としてはポリアセタ
ール、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタン、フ
ッ素樹脂、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミド、芳
香族ポリエステル又はこれらのエラストマーや含油樹脂
を用いることができる。これら樹脂を用いて成形したフ
ランジ部材９の軸孔１０内面は潤滑性に優れ且つ耐磨耗
性を有することから、軸部との摺動にも擦り減ることの
ない耐久性が発揮され、長期にわたってマグネットロー
ル２の円滑な回転が保証される。また、シール部１１は
擦り減ることなく軸孔１０と軸部１との間隙を遮断し続
けるから、トナーやほこりが現像シリンダー内に侵入す
ることをほぼ完璧に防止できる。
例に基づき説明する。図１は本発明の現像シリンダーを
示している。本発明の現像シリンダーはマグネットロー
ル２とスリーブ３とを相対回転可能に支持するフランジ
部材９を工夫したことが特徴である。図２に示すように
フランジ部材９には軸孔１０が形成され、この軸孔１０
の内面における外部側（図中左側）には現像シリンダー
の内外空間を液密及び気密的に遮断する環状のシール部
１１が、フランジ部材本体９ａを形成する樹脂材料と同
素材を用いてフランジ部材本体９ａと一体的に形成され
ている。そして軸孔１０内周面におけるシール部１１以
外の部分は軸受部１２の機能を担っている。図３に示す
ように軸孔１０の内径を部分的に絞って、この部分を軸
受部１３として機能させてもよい。フランジ部材本体、
軸受部及びシール部が一体化したフランジ部材は全体が
潤滑性及び耐磨耗性に優れた樹脂によって一体成形され
る。成形法としては射出成形法又は圧粉成形法が考えら
れる。一体成形に使用する合成樹脂としてはポリアセタ
ール、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタン、フ
ッ素樹脂、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミド、芳
香族ポリエステル又はこれらのエラストマーや含油樹脂
を用いることができる。これら樹脂を用いて成形したフ
ランジ部材９の軸孔１０内面は潤滑性に優れ且つ耐磨耗
性を有することから、軸部との摺動にも擦り減ることの
ない耐久性が発揮され、長期にわたってマグネットロー
ル２の円滑な回転が保証される。また、シール部１１は
擦り減ることなく軸孔１０と軸部１との間隙を遮断し続
けるから、トナーやほこりが現像シリンダー内に侵入す
ることをほぼ完璧に防止できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の現像シリンダーは、軸受部及び
シール部が共にフランジ部材本体と一体成形されている
ため、組立工数が少なく低コスト化に貢献できる。また
軸受部はフランジ部材本体と一体成形されているから組
み付け誤差の発生がなく組立後のマグネットロールの同
軸度も優れている。
シール部が共にフランジ部材本体と一体成形されている
ため、組立工数が少なく低コスト化に貢献できる。また
軸受部はフランジ部材本体と一体成形されているから組
み付け誤差の発生がなく組立後のマグネットロールの同
軸度も優れている。
【図１】 本発明の現像シリンダーの一実施例を示す断
面図
面図
【図２】 フランジ部材の断面図
【図３】 他のフランジ部材の断面図
【図４】 従来の現像シリンダーを示す断面図
【図５】 従来の現像シリンダーを示す断面図
１ 軸部 ２ マグネットロ
ール ３ スリーブ ４ フランジ部材 ４ａ フランジ部材本体 ５ 軸孔 ６ 軸受 ７ シール部材 ８ フランジ部材 ９ フランジ部材 ９ａ フランジ部材
本体 １０ 軸孔 １１ シール部 １２ 軸受部 １３ 軸受部
ール ３ スリーブ ４ フランジ部材 ４ａ フランジ部材本体 ５ 軸孔 ６ 軸受 ７ シール部材 ８ フランジ部材 ９ フランジ部材 ９ａ フランジ部材
本体 １０ 軸孔 １１ シール部 １２ 軸受部 １３ 軸受部
Claims (2)
- 【請求項１】 両端に軸部を突設したマグネットロール
に円筒状スリーブを外装し、円筒状スリーブの端部に嵌
め込んだフランジ部材に形成した軸孔に前記マグネット
ロールの軸部を挿通させてマグネットロールと円筒状ス
リーブを相対回転可能となした現像シリンダーにおい
て、 フランジ部材の軸孔内周面にマグネットロールの軸部を
回転支持する軸受部と前記軸部に緊密に接触して円筒状
スリーブの内外空間を遮断するシール部とを、フランジ
部材本体を形成する樹脂材料を用いてフランジ部材本体
と一体成形し、且つ一体成形用樹脂として潤滑性及び耐
磨耗性に優れた合成樹脂を用いてなる現像シリンダー。 - 【請求項２】 一体成形用樹脂として、ポリアセター
ル、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタン、フッ
素樹脂、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミド、芳香
族ポリエステル又はこれらのエラストマーのいずれかを
使用してなる請求項１記載の現像シリンダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1155096A JPH09204103A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 現像シリンダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1155096A JPH09204103A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 現像シリンダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09204103A true JPH09204103A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11781072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1155096A Pending JPH09204103A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 現像シリンダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09204103A (ja) |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP1155096A patent/JPH09204103A/ja active Pending
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