JP2534105Y2 - マグネット装置 - Google Patents

マグネット装置

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JP2534105Y2
JP2534105Y2 JP6403891U JP6403891U JP2534105Y2 JP 2534105 Y2 JP2534105 Y2 JP 2534105Y2 JP 6403891 U JP6403891 U JP 6403891U JP 6403891 U JP6403891 U JP 6403891U JP 2534105 Y2 JP2534105 Y2 JP 2534105Y2
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magnet
flange
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magnet device
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雅治 岩井
泰 掛橋
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Kaneka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は複写機やファクシミリ、
更にはレーザープリンタ等の電子写真方式の現像装置や
クリーニング装置に用いられるマグネット装置に関し、
更に詳しくは、現像剤の落下を防止することにより、マ
グネット装置自体並びにマグネット装置周辺装置におけ
る回転部に用いられる軸受部材への現像剤の侵入を防止
したマグネット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ等の電子写真方式
の現像装置やクリーニング装置には、マグネットロール
に非磁性体製のスリーブを外装したマグネット装置が用
いられている。これは、図6及び図7に示す如く、両端
が円盤状のフランジ1a,1bで閉止された円筒状のスリー
ブS内に、マグネットロールMを回転自在に内装した構
成であり、マグネットロールMは円筒状の磁石体にシャ
フトを全長にわたって貫設するか若しくは円柱状の磁石
体の両端にシャフトを固定する等され、磁石体2の両端
にシャフト3a,3b が突出形成された外観形状を有してい
る。そして、シャフト3a,3b はフランジ1a,1bに軸受部
4a,4bを介して軸支されており、マグネット装置の支持
は例えば図例の如く、一方のシャフト3aをフランジ1aを
貫通させて現像剤ボックスの側壁5aに軸受部6aを介して
軸支するとともに、他方は、フランジ1bから延設した軸
部7を現像剤ボックスの側壁5bに軸受部6bを介して軸支
することによりスリーブSとマグネットロールMを互い
に回転できるようにしている。回転はスリーブS又はマ
グネットロールMのいずれか一方とすることも両方とす
ることもある。そして、回転するスリーブS表面に現像
剤を吸着させ、スリーブS表面の現像剤をドクターブレ
ードDとの間を通過させて現像剤の付着量を規制した
後、この現像剤を静電潜像が形成された感光ドラム上に
搬送するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなマグネット
装置においては、図8及び図9に示す如く、スリーブS
表面に付着している現像剤Tの一部がフランジ端面を伝
ってシャフト3aに向かってこぼれる問題があった。特に
ブレード通過時に付着厚みを規制された現像剤Tはフラ
ンジ端面側へ移動するしかなく、現像剤Tの落下を防止
することは困難であった。そして、落下した現像剤Tは
シャフト3aとフランジ1a,1b 間に介在する軸受部4aやシ
ャフト3aと現像ボックス側壁5a間に介在する軸受部6a、
更にはフランジ軸部7と現像ボックス側壁5b間に介在す
る軸受部6bに侵入して、スリーブSの回転トルクを大き
くし、最悪の場合には軸受部の回転を不能にしたり軸受
部を破損することがあった。更に、現像剤が現像剤ボッ
クスの存在しない下流側に落下した場合は現像用紙を汚
損することもあった。本考案はかかる現況に鑑みてなさ
れたものであり、シャフト等への現像剤の落下を防止し
たマグネット装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した第1
考案は、フランジ端面又は周縁に現像剤落下阻止手段を
設けたことを特徴としている。現像剤落下阻止手段とし
ては様々なものが考慮され、例えば、フランジ端面に円
周状の溜まり溝を刻設すること、フランジ外周にスリー
ブ径よりも大きい外径の落下防止壁を形成すること、更
にはフランジ端面にマグネット装置本体の磁界分布に影
響を及ぼさない程度の磁力を有する磁石を埋設すること
などが採用される。又、第2考案はフランジ自体をマグ
ネットから構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】第1考案のマグネット装置は、フランジ端面又
は周縁に現像剤落下阻止手段を設けているので、シャフ
ト上に現像剤が落下することはなく、軸受部に現像剤が
侵入することもない。又、第2考案のマグネット装置は
フランジ全体を磁石素材製としているから、この場合も
現像剤がシャフト上まで落下することはなく、軸受部に
現像剤が侵入することはない。
【0006】
【実施例】次に本考案の詳細を図示した実施例に基づき
説明する。図1は第1実施例であり、フランジ1a端面に
円周状の溜まり溝8を刻設し、これを現像剤落下阻止手
段として用いた場合である。溜まり溝8の形状は他の形
状とすることも任意である。本実施例においてはスリー
ブS端部から落下する現像剤TはスリーブS内のマグネ
ットロールMの磁気吸引力によって溜まり溝8内に引き
込まれて溜まり溝8内に滞留する。
【0007】図2は第2実施例であり、フランジ1a外周
にスリーブSの外径よりも大きい外径を有する鍔状の落
下防止壁9を形成し、これを現像剤落下阻止手段として
用いた場合である。本実施例においてはスリーブSの端
部側に移動する現像剤Tは落下防止壁9によってその移
動が規制される為、落下が防止される。
【0008】図3は第3実施例であり、フランジ1a端面
にマグネット装置本体の磁界分布に影響を及ぼさない程
度の磁力を有する磁石10を連続的にあるいは間隔をおい
て円周状に埋め込んだ場合である。本実施例ではスリー
ブS端部から落下する現像剤Tは磁石10の磁気吸引力に
よってフランジ1a端面における磁石埋設部及びその周辺
に磁着し、シャフト3aへの落下が阻止される。又、磁石
10周辺に付着した現像剤Tは、それ自体が後続して落下
してくる現像剤Tに対しては落下防止壁の機能を発揮す
る。
【0009】図4は第2考案の実施例を示している。第
1考案である第1実施例〜第3実施例はフランジ1aの一
部に現像剤落下阻止手段を設けたものであったが、第2
考案はフランジ1a全体を磁石素材から作製したことを特
徴としている。磁石素材製フランジの作製方法は多様で
あり、例えば棒状マグネットからの削り出しは勿論のこ
と樹脂磁石素材による射出成形等も採用できる。磁石素
材製フランジを用いたマグネット装置では、スリーブS
端部から現像剤がこぼれても、この現像剤は磁石素材製
フランジの端面に付着滞留するので軸受部4aへの現像剤
の侵入は防止できる。
【0010】このように第1実施例はスリーブ端部から
落下しようとする現像剤Tを溜まり溝8に滞留させ、
又、第2実施例は落下防止壁9で現像剤Tの落下を規制
し、第3実施例はフランジ端面に埋設した磁石10により
吸着させることにより現像剤Tの落下を防止している。
又、第2考案はフランジ全体を磁石素材製とすることに
よりフランジ端面に現像剤Tを吸着させて現像剤Tの落
下を防止している。そして、これら現像剤落下阻止手段
によってフランジ端面あるいはフランジ周縁部に滞留し
た現像剤はそれ自体が後続して落下してくる現像剤Tに
対しては落下防止壁の機能を発揮するので除去する必要
はないが、より安全性を高める為に定期的にあるいは適
宜除去してもよい。したがって現像剤を除去する場合、
現像剤落下阻止手段の現像剤滞留許容量は、装置のメン
テナンスサイクル等を考慮して設定することが好まし
い。尚、上記の各説明においてはフランジ1aとしては、
その全体がスリーブS端部に内嵌されたものを図示した
が、フランジ1aは別のものであってもよく、例えば図5
に示す如くフランジ1a周縁に縮径段部11を形成し、該縮
径段部11のみをスリーブSに内嵌させたものであっても
よい。又、上記説明においてはシャフト3a上への現像剤
Tの落下のみを問題としたが、フランジ1bから突出形成
された軸部7への現像剤Tの落下防止についても全く同
様のことがいえる。
【0011】
【考案の効果】本考案のマグネット装置は、フランジ端
面又は周縁に現像剤落下阻止手段を設けたり、フランジ
全体を磁石素材から作製した構成としているので、シャ
フト等への現像剤の落下を防止することができる。した
がってマグネット装置のシャフトを支承する軸受部やフ
ランジ軸部を支承する軸受部に現像剤が侵入することは
なくなり、長期使用しても回転動作に支障が生ずること
のないマグネット装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部断面説明図
【図2】第2実施例の要部断面説明図
【図3】第3実施例の要部断面説明図
【図4】マグネット製フランジを用いた実施例の要部断
面説明図
【図5】他の態様のフランジを用いた実施例を示す要部
断面説明図
【図6】従来のマグネット装置の径方向断面説明図
【図7】従来のマグネット装置の軸方向断面説明図
【図8】従来のマグネット装置におけるシャフトへの現
像剤の落下状態を示す説明図
【図9】従来のマグネット装置におけるシャフトへの現
像剤の落下状態を示す説明図
【符号の説明】
M マグネットロール S スリーブ T 現像剤 D ドクターブレード 1a,1b フランジ 2 磁石体 3a,3b シャフト 4a,4b 軸受部 5a,5b 側壁 6a,6b 軸受部 7 軸部 8 溜まり溝 9 落下防止壁 10 磁石 11 縮径段部

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が円盤状フランジで閉止された非磁性
    体製の円筒状スリーブ内に、外表面に複数磁極を着磁さ
    せた円柱状又は円筒状の磁石体両端にシャフトを突設し
    たマグネットロールを、シャフトを前記フランジに軸支
    することによって回転可能に内装してなるマグネット装
    置において、 フランジ端面又は周縁に現像剤落下阻止手段を設けてな
    るマグネット装置。
  2. 【請求項2】フランジ端面に円周状の溜まり溝を形成
    し、これを現像剤落下阻止手段として用いてなる請求項
    1記載のマグネット装置。
  3. 【請求項3】フランジ外周にスリーブ径よりも大きい外
    径の落下防止壁を形成し、これを現像剤落下阻止手段と
    して用いてなる請求項1記載のマグネット装置。
  4. 【請求項4】フランジ端面にマグネット装置本体の磁界
    分布に影響を及ぼさない程度の磁力を有する磁石を埋設
    し、これを現像剤落下阻止手段として用いてなる請求項
    1記載のマグネット装置。
  5. 【請求項5】両端が円盤状フランジで閉止された非磁性
    体製の円筒状スリーブ内に、外表面に複数磁極を着磁さ
    せた円柱状又は円筒状の磁石体両端にシャフトを突設し
    たマグネットロールを、シャフトを前記フランジに軸支
    することによって回転可能に内装してなるマグネット装
    置において、 フランジを磁石素材を用いて作製してなるマグネット装
    置。
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