JPH09202787A - ヘテロ原子を含有するシクロペンタノピリジル−オキサゾリジノン類 - Google Patents

ヘテロ原子を含有するシクロペンタノピリジル−オキサゾリジノン類

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JPH09202787A
JPH09202787A JP9017765A JP1776597A JPH09202787A JP H09202787 A JPH09202787 A JP H09202787A JP 9017765 A JP9017765 A JP 9017765A JP 1776597 A JP1776597 A JP 1776597A JP H09202787 A JPH09202787 A JP H09202787A
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carbon atoms
linear
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Andreas Stolle
アンドレアス・シユトーレ
Dieter Haebich
デイーター・ヘビヒ
Bernd Dr Riedl
ベルント・リートル
Martin Ruppelt
マルテイン・ルツペルト
Stephan Bartel
シユテフアン・バルテル
Walter Dr Guarnieri
ワルテル・グアルニーリ
Biruto Hanno
ハンノ・ビルト
Rainer Endermann
ライナー・エンデルマン
Hein-Peter Kroll
ハイン−ペーター・クロル
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Bayer AG
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    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6561Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing systems of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring or ring system, with or without other non-condensed hetero rings
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 抗バクテリア剤として有用なヘテロ原子を含
有するシクロペンタノピリジル−オキサゾリジノン類を
提供すること。 【解決手段】 純粋な立体異性体としてのまたは立体異
性体混合物としての、一般式(I)の化合物。 〔式中、Aは式(II)の基または式(III)の基を:R1
はN3,OR8,O−SO29,NR1011を;DはO,
S,NR5を;E,G,L,Mのうち少くとも一つはN
を,他のものはCR4を;TはO,Sを;R2,R5は水
素,C2〜C8シクロアルキル等を;R3はC1〜C2アル
キル等を;R4は水素,ハロゲン,メチルを;R8は水
素,C8までのアシルまたはヒドロキシル保護基を;R9
はC1〜C4アルキル,C1〜C4アルキルで置換されてい
てもよいフェニルを;R10,R11はC3〜C6シクロアル
キル,水素,C1〜C8アルキル,フェニル等を;表す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はヘテロ原子を含有するシクロペン
タノピリジル−オキサゾリジノン類、それらの製造方法
および薬剤としての、特に抗バクテリア薬剤としてのそ
れらの使用に関する。
【0002】抗バクテリア活性を有する3−(窒素−置
換された)フェニル−5−ベータ−アミドメチルオキサ
ゾリジン−2−オン類はEP 609 905に開示され
ている。
【0003】さらに、モノアミノキシダーゼ抑制活性を
有するオキサゾリジノン誘導体はWO 93 08 17
9 AおよびEP 657 440に公告されておりそし
て付着受容器拮抗物質としての活性を有するオキサゾリ
ジノン誘導体はEP 645 376に公表されている。
【0004】本発明は一般式(I)
【0005】
【化13】
【0006】[式中、Aは式
【0007】
【化14】
【0008】の基を表し、ここでE、G、LおよびMは
同一もしくは相異なりそして置換基の少なくとも1つは
窒素原子を表しそして他のものは式−CR4の基を表
し、ここでR4は水素、メチルまたはハロゲンを表し、
2は水素、各々炭素数が3〜8のシクロアルキルもし
くはシクロアルキルカルボニル、または炭素数8までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、それは場合
によりヒドロキシル、ハロゲンにより、各々炭素数が6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキ
シカルボニルもしくはアルキルチオによりまたは式−N
67の基により置換されていてもよく、ここでR6
よびR7は同一もしくは相異なりそして水素、シクロア
ルキル、フェニルまたは炭素数4までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルを示し、R3は各々炭素数が8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはチオアルキ
ルを示し、Dは酸素もしくは硫黄原子または式−NR5
の基を示し、ここでR5は上記のR2の意味を有し且つこ
れと同一もしくは相異なり、Tは酸素または硫黄原子を
示し、R1はアジド、ヒドロキシルまたは式−OR8、O
−SO29もしくは−NR1011の基を表し、ここでR
8は炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアシルま
たはヒドロキシル保護基を示し、R9は炭素数4までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたは場合により炭
素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより
置換されていてもよいフェニルを示し、R10およびR11
は同一もしくは相異なりそして炭素数3〜6のシクロア
ルキル、水素、フェニルまたは各々炭素数が8までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシま
たはアミノ保護基を示すか、或いはR10またはR11は式
−CO−R12、−CS−R12′、P(O)(OR13)(OR
14)または−SO2−R15の基を示し、ここでR12および
12′は同一もしくは相異なりそして水素、炭素数3〜
6のシクロアルキル、トリフルオロメチル、炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、フェニル、
ベンジルオキシまたは水素を示すか、或いは炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それは
場合によりシアノ、ハロゲンまたはトリフルオロメチル
により置換されていてもよく、或いは各々炭素数が6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のチオアルキルまたはアシ
ルを示すか、或いは式−NR1617の基を示し、ここで
16およびR17は同一もしくは相異なりそして水素、フ
ェニルまたは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルを示すか、或いは群S、Nおよび/またはOか
らの3個までのヘテロ原子を有する5−員の芳香族複素
環を示し、R13およびR14は同一もしくは相異なりそし
て水素または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルを示し、R15は炭素数4までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルまたはフェニルを示す]のヘテロ原
子を含有するシクロペンタノピリジル−オキサゾリジノ
ン類、およびそれらの塩に関する。
【0009】ヘテロ原子を含有するシクロペンタノピリ
ジル−オキサゾリジノン類の生理学的に許容可能な塩は
本発明に従う物質と鉱酸、カルボン酸またはスルホン酸
との塩であることができる。特に好適な塩は、例えば、
塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、メタンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、
乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または
安息香酸とのものである。
【0010】挙げられる塩は一般的な塩基との塩、例え
ば、アルカリ金属塩(例えばナトリウムもしくはカリウ
ム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウムもしく
はマグネシウム塩)或いはアンモニアまたは有機アミ
ン、例えばジエチルアミン、トリエチルアミン、エチル
ジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミ
ン、1−エフェナミンもしくはメチル−ピペリジン、か
ら誘導されるアンモニウム塩である。
【0011】C1−C4-アルキルハライド、特にC1−C
4-アルキルアイオダイド、との反応生成物もさらに塩と
して機能することができる。
【0012】複素環は一般的にはヘテロ原子として3個
までの酸素、硫黄および/または窒素原子を含有できる
5−〜6−員の飽和もしくは不飽和環を表す。下記のも
のが好適である:チエニル、フリル、ピロリル、ピラゾ
リル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニ
ル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピロリ
ジニル、ピペリジニルまたはピペラジニル。
【0013】上記の定義の概念でのヒドロキシル保護基
は一般的には下記の系からの保護基を表す:トリメチル
シリル、トリイソプロピルシリル、tert−ブチル−
ジメチルシリル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニ
ル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、ter
t−ブトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、4
−メトキシベンジル、4−メトキシベンジルオキシカル
ボニル、テトラヒドロピラニル、ホルミル、アセチル、
トリクロロアセチル、2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル、メトキシエトキシメチル、[2−(トリメチル
シリル)エトキシ]メチル、ベンゾイル、4−メチルベン
ゾイル、4−ニトロベンゾイル、4−フルオロベンゾイ
ル、4−クロロベンゾイルまたは4−メトキシベンゾイ
ル。アセチル、tert−ブチルジメチルシリルまたは
テトラヒドロピラニルが好適である。
【0014】本発明の概念でのアミノ保護基はペプチド
化学において使用される一般的なアミノ保護基である。
【0015】これらには好適には下記のものが包含され
る:ベンジルオキシカルボニル、2,4−ジメトキシベ
ンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシ
カルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、tert−ブトキシカルボニル、アリルオキシカル
ボニル、フタロイル、2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル、フルオレニル−9−メトキシカルボニル、ホ
ルミル、アセチル、2−クロロアセチル、2,2,2−ト
リフルオロアセチル、2,2,2−トリクロロアセチル、
ベンゾイル、4−クロロベンゾイル、4−ブロモベンゾ
イル、4−ニトロベンゾイル、フタルイミド、イソバレ
ロイルまたはベンジルオキシメチレン、4−ニトロベン
ジル、2,4−ジニトロベンジル、4−ニトロフェニ
ル、4−メトキシフェニルまたはトリフェニルメチル。
【0016】本発明に従う化合物は像および鏡像として
行動する(鏡像異性体)または像および鏡像として行動
しない(ジアステレオマー)立体異性体形で存在するこ
とができる。本発明は鏡像異性体もしくはジアステレオ
マーまたはそれらの各々の混合物の両者に関する。ジア
ステレオマーと同様に、ラセミ形を既知の方法で立体異
性体的に均一な成分に分離することができる。
【0017】一般式(I)の好適な化合物は、Aが式
【0018】
【化15】
【0019】の基を表し、ここでE、G、LおよびMが
同一もしくは相異なりそして置換基の少なくとも1つは
窒素原子を表しそして他のものは式−CR4の基を表
し、ここでR4が水素、弗素、塩素または臭素を示し、
2が水素、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを示す
か、或いは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルを示し、それは場合によりヒドロキシル、弗素、
塩素、臭素により、各々炭素数が4までのアルコキシ、
アルコキシカルボニルもしくはアルキルチオによりまた
は式−NR67の基により置換されていてもよく、ここ
でR6およびR7が同一もしくは相異なりそして水素、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、フェニルまたは炭素数3までの直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキルを示し、R3が各々炭素数が6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはチオアル
キルを示し、Dが酸素もしくは硫黄原子または式−NR
5の基を示し、ここでR5が上記のR2の意味を有し且つ
これと同一もしくは相異なり、Tが酸素または硫黄原子
を示し、R1がアジド、ヒドロキシルまたは式−OR8
O−SO29もしくは−NR1011の基を表し、ここで
8が炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル
またはベンジルを示し、R9が炭素数3までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、フェニルまたはトリルを示
し、R10およびR11が同一もしくは相異なりそしてシク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、水素、
フェニルまたは各々炭素数が6までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ、tert−ブト
キシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルを示す
か、或いはR10またはR11が式−CO−R12、−CS−
12′、P(O)(OR13)(OR14)または−SO2−R15
の基を示し、ここでR12およびR12′が同一もしくは相
異なりそして水素、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチルま
たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
シ、フェニル、ベンジルオキシまたは水素を示すか、或
いは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
を示し、それは場合によりシアノ、弗素、塩素、臭素ま
たはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
或いは各々炭素数が5までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
チオアルキルまたはアシルを示すか、或いは式−NR16
17の基を示し、ここでR16およびR17が同一もしくは
相異なりそして水素、フェニルまたは炭素数4までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、或いはイソ
キサゾリル、フリル、チエニル、ピリル、オキサゾリル
またはイミダゾリルを示し、R13およびR14が同一もし
くは相異なりそして水素または炭素数3までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを示し、R15が炭素数3まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニルを
示す、ものおよびそれらの塩である。
【0020】一般式(I)の特に好適な化合物は、Aが
【0021】
【化16】
【0022】の基を表し、ここでE、G、LおよびMが
同一もしくは相異なりそして置換基の少なくとも1つは
窒素原子を表しそして他のものは式−CR4の基を表
し、ここでR4が水素または弗素を示し、R2が水素、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシ
クロヘキシルを示すか、或いは炭素数5までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを示し、それは場合によりヒ
ドロキシル、弗素、塩素、臭素により、各々炭素数が3
までのアルコキシ、アルコキシカルボニルもしくはアル
キルチオによりまたは式−NR67の基により置換され
ていてもよく、ここでR6およびR7が同一もしくは相異
なりそして水素、シクロプロピル、シクロペンチル、シ
クロヘキシル、フェニルまたは炭素数3までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを示し、R3が各々炭素数が
5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはチオ
アルキルを示し、Dが酸素または硫黄原子を示し、Tが
酸素原子を示し、R1がアジド、ヒドロキシルまたは式
−OR8、O−SO29もしくは−NR1011の基を表
し、ここでR8が炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアシルまたはベンジルを示し、R9がメチル、エチ
ル、フェニルまたはトリルを示し、R10およびR11が同
一もしくは相異なりそしてシクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、水素、フェニルまたは各々炭素
数が5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしく
はアルコキシ、tert−ブトキシカルボニルまたはベ
ンジルオキシカルボニルを示すか、或いはR10またはR
11が式−CO−R12、−CS−R12′、P(O)(OR13)
(OR14)または−SO2−R15の基を示し、ここでR12
およびR12′が同一もしくは相異なりそして水素、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、トリフル
オロメチルまたは炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシ、フェニル、ベンジルオキシまたは水素
を示すか、炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルを示し、それは場合によりシアノ、弗素、塩素、
臭素またはトリフルオロメチルにより置換されていても
よく、或いは各々炭素数が4までの直鎖状もしくは分枝
鎖状のチオアルキルまたはアシルを示すか、或いは式−
NR1617の基を示し、ここでR16およびR17が同一も
しくは相異なりそして水素、フェニルまたは炭素数3ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、或い
はイソキサゾリル、フリル、オキサゾリルまたはイミダ
ゾリルを示し、R13およびR14が同一もしくは相異なり
そして水素、メチルまたはエチルを示し、R15がメチル
またはフェニルを示す、ものおよびそれらの塩である。
【0023】一般式(I)の非常に特に好適な化合物
は、オキサゾリジノン基が窒素を含有する環と位置5ま
たは6で結合されているものである。
【0024】[A]一般式(II)または(III) A−N=C=O (II) または A−CO−N3 (III) [式中、Aは上記の意味を有する]の化合物を不活性溶
媒中で、適宜塩基の存在下に、臭化リチウム/(C49)
3P(O)および一般式(IV)
【0025】
【化17】
【0026】[式中、QはC1−C6-アシルオキシを表
す]のエポキシド類と反応させ、そしてR1=OHの場
合、ヒドロキシル官能基を典型的なエステル加水分解に
よりまたは典型的なエステル交換により遊離させるか、
或いは[B]一般式(V) A−NH−CO2−X (V) [式中、Aは上記の意味を有し、そしてXは典型的な保
護基を表す]の化合物を不活性溶媒中でそして塩基の存
在下で一般式(IV)のエポキシド類と反応させるか、或
いは[C]R1=OHの場合、一般式(III)の化合物を
最初にアルコール中で窒素の除去により一般式(Va) A−NH−CO2−Y (Va) [式中、Aは上記の意味を有し、そしてYは直鎖状もし
くは分枝鎖状のC1−C6-アルキル、好適にはn−ブチ
ルを表す]の化合物に転化し、そしてこれらを第二段階
で不活性溶媒中でそして塩基の存在下に[A]に記載さ
れた通りにして一般式(IV)のエポキシド類と反応させ
るか、或いは[D]一般式(V)の化合物を最初に不活
性溶媒中でそして塩基の存在下に臭化アリルとの反応に
より一般式(VI)
【0027】
【化18】
【0028】[式中、AおよびXは上記の意味を有す
る]の化合物に転化し、次に四酸化オスミウム/N−メ
チルモルホリンN−オキシドを用いて一般式(VII)
【0029】
【化19】
【0030】[式中、AおよびXは上記の意味を有す
る]の化合物を製造しそして最後の段階でアセトニトリ
ル中で塩基を用いて、好適には炭酸カリウムを用いて環
化を行うか、或いは[E]一般式(VIII)
【0031】
【化20】
【0032】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を酸および炭酸ジエチルと直接反応させるか、または
一般式(VIII)の化合物と酸との反応により一般式(I
X)
【0033】
【化21】
【0034】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を最初に製造し、そしてこれらを次に助剤および/ま
たは酸の存在下に不活性溶媒中で環化するか、或いは
[F]最初に複素環式アミン類(A−NH2)を一般式
(IV)の化合物と反応させて一般式(IX)の化合物を与
えそしてこれを次にカルボニルジイミダゾール/塩化メ
チレン、(Et2O)2COまたはホスゲン、ジホスゲンも
しくはトリホスゲンと[E]に記載されている通りにし
て環化するか、或いは[G]最初に一般式(Ia)
【0035】
【化22】
【0036】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を、不活性溶媒中でそして塩基の存在下に、塩化(C1
−C4)−アルキル−またはフェニルスルホニルとの反応
により対応する一般式(Ib)
【0037】
【化23】
【0038】[式中、AおよびR9は上記の意味を有す
る]の化合物に転化し、次に不活性溶媒中でナトリウム
アジドを使用して一般式(Ic)
【0039】
【化24】
【0040】[式中、Aは上記の意味を有する]のアジ
ド類を製造し、これらを別の段階で不活性溶媒中の(C1
−C4−O)3−PまたはPPh3および酸との反応により
一般式(Id)
【0041】
【化25】
【0042】[式中、Aは上記の意味を有する]のアミ
ン類に転化し、そして不活性溶媒中で無水酢酸または一
般式(X) R18−CO−R12 (X) [式中、R12は上記の意味を有し、そしてR18はハロゲ
ンまたは基−OCOR12を表す]の他のアシル化剤との
反応により一般式(Ie)
【0043】
【化26】
【0044】[式中、AおよびR12は上記の意味を有す
る]の化合物を製造し、そしてR1=NR10−CS
12′の場合、一般式(Id)の化合物をジチオカルボ
ン酸エチル類およびトリエチルアミンと反応させ、そし
てR1=NR12−CS−NR1617の場合、チオイソシ
アナート類と反応させ、化合物を場合によりそれらの塩
に転化し、そして適宜、立体異性体をそれ自体は既知の
方法で分離することを特徴とする、本発明に従う一般式
(I)の化合物の製造方法も見いだされた。
【0045】本発明に従う方法の変法は以下の反応式に
より例えば説明することができる。
【0046】
【化27】
【0047】
【化28】
【0048】
【化29】
【0049】
【化30】
【0050】
【化31】
【0051】適当な溶媒は、個々の工程段階によるが、
反応条件下で変化しない一般的な溶媒である。これらに
は好適にはアルコール類、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノールもしくはイソプロパノール、またはエ
ーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、1,
2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、グリコー
ルジメチルエーテルもしくはtert−ブチルメチルエ
ーテル、またはケトン類、例えばアセトンもしくはブタ
ノン、またはアミド類、例えばジメチルホルムアミドも
しくはヘキサメチル−ホスホルアミド、または炭化水素
類、例えばヘキサン、ベンゼン、ジクロロベンゼン、キ
シレンもしくはトルエン、またはジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル、酢酸エチル、またはハロゲノ炭化
水素類、例えば塩化メチレン、クロロホルムもしくは四
塩化炭素、またはピリジン、ピコリンもしくはN−メチ
ルピペリジンが包含される。上記の溶媒の混合物を使用
することもできる。
【0052】適当な塩基は、個々の工程段階によるが、
一般的な無機または有機塩基である。これらには好適に
はアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムもし
くはカリウム、またはアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸
ナトリウムもしくはカリウム、またはアルカリ金属アル
コキシド類、例えばナトリウムもしくはカリウムメトキ
シド、またはナトリウムもしくはカリウムエトキシド、
または有機アミン類、例えばエチルジイソプロピルアミ
ン、トリエチルアミン、ピコリン、ピリジン類もしくは
N−メチルピペリジン、またはアミド類、例えばナトリ
ウムアミドもしくはリチウムジイソプロピルアミド、ま
たはリチウムN−シリルアルキルアミド類、例えば、リ
チウムN−(ビス)トリフェニルシリルアミドまたはリチ
ウムアルキル類、例えばn−ブチルリチウムが包含され
る。
【0053】塩基は、1モルの一般式(II)、(II
I)、(IV)および(Va)の化合物に関して、1モル
〜10モル、好適には1モル〜3モルの量で使用され
る。
【0054】全ての反応は一般的には常圧、高められた
または減じられた圧力(例えば0.5〜5バール)で実
施される。一般的には、反応は常圧で実施される。
【0055】方法[A]は好適にはキシレンまたはジク
ロロベンゼン中で、適宜トリエチルアミンの存在下で、
還流下で実施される。
【0056】塩基で触媒作用を受けるエステル交換は上
記のアルコール類の1種、好適にはメタノールを使用し
て、−10℃〜+40℃の温度範囲で、好適には室温
で、実施される。
【0057】適当な塩基は一般的には炭酸水素ナトリウ
ム、ナトリウムメトキシド、ヒドラジン水和物、炭酸カ
リウムまたは炭酸セシウムである。炭酸セシウムが好適
である。
【0058】方法[B]は上記のエーテル類の1種中
で、リチウムアルキル化合物またはリチウムN−シリル
アミド類、例えば、n−ブチルリチウム、リチウムジイ
ソプロピルアミドまたはリチウムビストリメチルシリル
アミドを使用して、好適にはテトラヒドロフランおよび
リチウムビス−トリメチルシリルアミドまたはn−ブチ
ルリチウム中で、−100℃〜+20℃の、好適には−
75℃〜−40℃の温度範囲で実施される。
【0059】方法[C]に関しては、その後の環化がテ
トラヒドロフランである場合には上記のアルコール類が
第1段階用に適する。
【0060】環化に適する塩基は好適には上記のリチウ
ムN−シリルアルキル化合物またはn−ブチルリチウム
である。n−ブチルリチウムが特に好適である。
【0061】第1反応段階は適当なアルコールの沸点に
おいて実施されそして環化は−70℃〜室温の温度範囲
で実施される。
【0062】方法[D]の第1段階に適する塩基は一般
的にはリチウムアルキル類、リチウムN−アルキル類ま
たはアルカリ金属水素化物、例えば、ブチルリチウムま
たは水素化ナトリウム、である。水素化ナトリウムが好
適である。
【0063】塩基は一般的には、1モルの一般式(VI)
の化合物に関して、1モル〜5モル、好適には1モル〜
1.5モルの量で使用される。
【0064】環化は上記の溶媒および助剤の1種中で行
われ、炭酸カリウムおよびアセトニトリルが好適であ
る。
【0065】塩基は、1モルの一般式(II)、(II
I)、(IV)および(Va)の化合物に関して、1モル
〜10モル、好適には1モル〜3モルの量で使用され
る。
【0066】全ての反応は一般的には常圧、高められた
または減じられた圧力(例えば0.5〜5バール)で実
施される。一般的には、反応は常圧で実施される。
【0067】反応段階は一般的には−78℃〜100℃
の、好適には−20℃〜50℃の温度範囲で実施され
る。
【0068】環化[E]は助剤の存在下でおよび/また
は酸の存在下で実施される。
【0069】適当な酸は一般的には無機酸、例えば、塩
酸もしくは硫酸、または炭素数1−6の適宜弗素、塩素
および/もしくは臭素により置換されていてもよい有機
カルボン酸、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロ
ロ酢酸もしくはプロピオン酸、またはC1−C4-アルキ
ル基もしくはアリール基を有するスルホン酸、例えばメ
タンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸もしくはトルエンスルホン酸である。塩酸が特に好適
である。
【0070】酸は1モルの一般式(VIII)の化合物に関
して1モル〜10モル、好適には1モル〜2モルの量で
使用される。
【0071】適当な助剤は一般的な試薬、例えばホスゲ
ン、カルボニルジイミダゾールまたは炭酸ジエチルもし
くはクロロ蟻酸トリクロロメチルである。カルボニルジ
イミダゾール、炭酸ジエチルおよびクロロ蟻酸トリクロ
ロメチルが好適である。
【0072】適当な溶媒は上記のハロゲノ炭化水素類で
ある。塩化メチレンが好適である。
【0073】環化は一般的には−20℃〜100℃の温
度範囲で、好適には−20℃〜室温において実施され
る。
【0074】方法[F]は[E]で挙げられた条件と同
様にして実施される。
【0075】アシル化[G]は一般的には上記のエーテ
ル類またはハロゲノ炭化水素類の1種中で、好適にはテ
トラヒドロフランまたは塩化メチレン中で、−30℃〜
50℃の、好適には−10℃〜室温の、温度範囲で実施
される。
【0076】還元は一般的には水素化物を使用して不活
性溶媒中でまたはボラン類、ジボラン類もしくはそれら
の複合化合物を使用して実施される。
【0077】還元は一般的には水素により水中でまたは
不活性有機溶媒、例えばアルコール類、エーテル類もし
くはハロゲノ炭化水素類、またはそれらの混合物の中
で、触媒、例えばラネーニッケル、パラジウム、獣炭上
のパラジウムもしくは白金を用いて、或いは水素化物ま
たはボラン類を使用して不活性溶媒中で、適宜触媒の存
在下で、実施することができる。
【0078】好適には、還元は水素化物、例えば複合ホ
ウ水素化物または水素化アルミニウム類、およびボラン
類を使用して実施される。ホウ水素化ナトリウム、ホウ
水素化リチウム、シアノホウ水素化ナトリウム、水素化
アルミニウムリチウム、水素化ビス−(2−メトキシエ
トキシ)−アルミニウムナトリウムまたはボラン−テト
ラヒドロフランがここでは特に好適に使用される。
【0079】アジドの還元すなわち水素化[G]は(C
3O)3Pおよび塩酸を使用して実施される。
【0080】還元は一般的には−50℃〜溶媒の各々の
沸点、好適には−20℃〜+90℃の温度範囲で実施さ
れる。
【0081】この概念で適する溶媒は反応条件下で変化
しない全ての不活性有機溶媒である。これらには好適に
はアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノールもしくはイソプロパノール、またはエーテル
類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、グリコールジメチルエーテルもしくはジエチ
レングリコールジメチルエーテル、またはアミド類、例
えばヘキサメチルホスホルアミドもしくはジメチルホル
ムアミド、または酢酸が包含される。上記の溶媒の混合
物を使用することもできる。
【0082】ヒドロキシル保護基は一般的には普遍的な
方法に従い、例えば上記の不活性溶媒中での触媒の存在
下における水素気体を使用するベンジルエーテル類の水
素化分解により除去される。
【0083】アミノ保護基も一般的には普遍的な方法に
より除去され、特にBocは好適には塩酸を使用してジ
オキサン中で、Fmocはピペリジンを使用してそして
ZはHBr/HOAcを使用してまたは水素化分解によ
り除去される。
【0084】好適な誘導化はレドックス反応、還元的ア
ミノ化、エステル交換およびN−ブロモスクシンイミド
(NBS)またはN−クロロスクシンイミド(NCS)
を使用するメチル基のハロゲン化であり、それらは以下
で例として説明される。
【0085】アルキル化用に適する溶媒は反応条件下で
変化しない一般的な有機溶媒である。これらには好適に
はエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテル、ま
たは炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、シクロヘキサンもしくは石油画分、また
はハロゲノ炭化水素類、例えばジクロロメタン、トリク
ロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエチレン、
トリクロロエチレンもしくはクロロベンゼン、または酢
酸エチル、またはトリエチルアミン、ピリジン、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリ
ル、アセトンまたはニトロメタンが包含される。上記の
溶媒の混合物を使用することもできる。ジクロロメタ
ン、ジメチルスルホキシドおよびジメチルホルムアミド
が好適である。
【0086】アルキル化は上記の溶媒中で0℃〜+15
0℃の温度において、好適には室温〜+100℃におい
て、常圧で除去される。
【0087】アミド化およびスルホアミド化は一般的に
は不活性溶媒中で塩基および脱水剤の存在下で実施され
る。
【0088】この概念で適する溶媒は反応条件下で変化
しない不活性有機溶媒である。これらにはハロゲノ炭化
水素類、例えばジクロロメタン、トリクロロメタン、テ
トラクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロ
ロエタン、テトラクロロエタン、1,2−ジクロロエチ
レンもしくはトリクロロエチレン、炭化水素類、例えば
ベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキ
サンもしくは石油画分、ニトロメタン、ジメチルホルム
アミド、アセトニトリルまたはテトラヒドロフランが包
含される。溶媒の混合物を使用することもできる。ジク
ロロメタンおよびテトラヒドロフランが特に好適であ
る。
【0089】アミド化およびスルホアミド化用に適する
塩基は一般的な塩基性化合物である。これらには好適に
はアルカリ金属およびアルカリ土類金属水酸化物、例え
ば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
もしくは水酸化バリウム、アルカリ金属水素化物、例え
ば水素化ナトリウム、アルカリ金属もしくはアルカリ土
類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
またはアルカリ金属アルコキシド類、例えば、ナトリウ
ムメトキシドもしくはエトキシド、カリウムメトキシド
もしくはエトキシドまたはカリウムtert−ブトキシ
ド、或いは有機アミン類、例えば水酸化ベンジルトリメ
チルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、
ピリジン、トリエチルアミンまたはN−メチルピペリジ
ンが包含される。
【0090】アミド化およびスルホアミド化は一般的に
は0℃〜150℃、好適には25℃〜40℃の温度範囲
で実施される。
【0091】アミド化およびスルホアミド化は一般的に
は常圧で実施される。しかしながら、この工程を減じら
れた圧力および高められた圧力(例えば0.5〜5バー
ルの範囲内)で実施することもできる。
【0092】アミド化およびスルホアミド化を実施する
時には、塩基は一般的には1モルの各々のカルボン酸に
関して1〜3モル、好適には1〜1.5モルの量で使用
される。
【0093】適当な脱水試薬はカルボジイミド類、例え
ば、ジイソプロピルカルボジイミド、ジシクロヘキシル
カルボジイミドもしくはN−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩またはカル
ボニル化合物、例えばカルボニルジイミダゾールまたは
1,2−オキサゾリウム化合物、例えば2−エチル−5
−フェニル−1,2−オキサゾリウム−3−スルホネー
トまたは無水プロパンホスホン酸またはクロロ蟻酸イソ
ブチルまたはヘキサフルオロ燐酸ベンゾトリアゾリルオ
キシ−トリス−(ジメチルアミノ)ホスホニウムまたはア
ミドリン酸ジフェニルまたは塩化メタンスルホニルであ
り、適宜例えばトリエチルアミンまたはN−エチルモル
ホリンまたはN−メチルピペリジンまたは4−ジメチル
アミノピリジンの如き塩基の存在下であってもよい。
【0094】加水分解に適する塩基は一般的な無機塩基
である。これらには好適にはアルカリ金属水酸化物また
はアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムもしくは水酸化バリウム、またはア
ルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウムもしくはカリ
ウムまたは炭酸水素ナトリウムが包含される。水酸化ナ
トリウムまたは水酸化カリウムが特に好適に使用され
る。
【0095】加水分解に適する溶媒は水または加水分解
用に一般的な有機溶媒である。これらには好適にはアル
コール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノールもしくはブタノール、またはエー
テル類、例えばテトラヒドロフランもしくはジオキサ
ン、またはジメチルホルムアミドもしくはジメチルスル
ホキシドが包含される。アルコール類、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノールおよびイソプロパノール
が特に好適に使用される。上記の溶媒の混合物を使用す
ることもできる。
【0096】加水分解は一般的には0℃〜+100℃
の、好適には+20℃〜+80℃の、温度範囲で実施さ
れる。
【0097】一般的には、加水分解は常圧で実施され
る。しかしながら、減じられた圧力または高められた圧
力(例えば0.5〜5バール)で行うこともできる。
【0098】加水分解を実施する時には、塩基は一般的
には1モルのエステルに関して1〜3モル、好適には1
〜1.5モルの量で使用される。モル量の反応物が特に
好適に使用される。
【0099】エステル化は一般的には適当なアルコール
類を使用して酸、好適には硫酸、の存在下で、0℃〜1
50℃の、好適には50℃〜100℃の温度範囲で、そ
して常圧で実施される。
【0100】一般式(IV)および(X)の化合物は既知
であるかまたは一般的な方法により製造することができ
る。
【0101】一般式(IX)の化合物は主として新規であ
りそして例えば上記の如くして製造することができる。
【0102】一般式(II)の化合物はある場合には既知
であるかまたは新規でありそして、例えば、適当なアミ
ン類を上記の溶媒の1種、好適にはキシレン、中で還流
温度で反応させることにより製造することができる。
【0103】一般式(III)の化合物はある場合には既
知であるかまたは新規でありそして、例えば、適当なカ
ルボン酸から出発し、クロロ蟻酸イソブチル/アセト
ン、ナトリウムアジド/水またはジフェニルホスホリル
アジド/テトラヒドロフランとまたはキシレンもしくは
塩化メチレンと、上記の塩基の1種、好適にはトリエチ
ルアミンの存在下で、−10℃〜室温において反応させ
ることにより製造することができる。
【0104】一般式(V)および(Va)の化合物はあ
る場合には既知であるかまたは新規でありそしてその時
には対応するカルボニルアジド類からの窒素の除去およ
び適当なアルコール類との反応によりまたは上記の溶媒
の1種、好適にはテトラヒドロフランもしくはジオキサ
ン中での−10℃〜200℃の、好適には0℃〜150
℃の温度範囲での対応するアミド類とクロロ蟻酸エステ
ル類、好適にはクロロ蟻酸ベンジルとの反応により製造
することができる。
【0105】一般式(VI)および(VII)の化合物は上
記の方法により製造することができる。
【0106】一般式(Ia)の化合物は新規でありそし
て、例えば、[A]、[B]、[C]、[D]、[E]
または[F]に記載されている通りにして製造すること
ができる。
【0107】一般式(Ib)、(Ic)、(Id)およ
び(Ie)の化合物は新規でありそして上記の通りにし
て製造することができる。
【0108】一般式(VIII)の化合物は主として既知で
あるかまたは新規でありそして、例えば、遊離アミン類
(Ia)から出発し、メタノール中でそして酢酸ナトリ
ウム/シアノホウ水素化ナトリウムまたはホウ水素化ナ
トリウムおよびメタノールの存在下で−20℃〜+40
℃の、好適には−10℃〜20℃の温度範囲で且つ常圧
でグリセルアルデヒドのアセトニド(acetonide)と反応
させることにより製造することができる。
【0109】最少抑制濃度(MIC)はイソ−センシテ
スト(Iso-Sensitest)寒天(オキソイド(Oxoid))上での
連続的希釈法により測定された。各々の試験物質に関し
て、低下する濃度の活性化合物を含有する多数の寒天板
を製造した。寒天板にマルチポイント・イノキュレータ
ー(デンレイ(Denley))を用いて接種した。接種のため
には、各々の接種点が約104個のコロニー−形成粒子
を含有するように予め希釈された病原性有機体の一夜培
養物を使用した。接種した寒天板を37℃で培養し、そ
して約20時間後に微生物生育を読み取った。MIC
(μg/ml)は肉眼で生育を検出できなかった最低活
性濃度を示す。
【0110】
【表1】
【0111】急速に生育するマイコバクテリアのために
は、MIC測定をスウェソン(Sweson)により記載された
ブロス微量希釈法に従い行った[J.M. Swnson, C. Thorn
berry, U.A. Silcox, Rapidly growing mycobacteria.
Testing of susceptibilityto 34 antimicrobial agent
s by broth microdilution. Antimicrobial Agentsand
Chemotherapy Vol. 22, 186-192 (1982) 参照]。これ
との差は0.1容量%のツィーン(Tween)80で処理した
脳−心臓抽出物培地であった。
【0112】使用したマイコバクテリア菌株はDSM
(German Collection of Microorganism, Braunschwei
g)から入手した。それらを37℃において湿った室内で
培養した。
【0113】調合物を含まない対照が生育の結果として
曇った時である2−4日後にMICを読み取った。MI
Cは肉眼で見える生育を完全に抑制する最低調合物濃度
であると定義される。
【0114】
【表2】
【0115】本発明に従う一般式(I)、(Ia)、
(Ib)、(Ic)、(Id)および(Ie)の化合物
は、低い毒性と組み合わされた、特にグラム−陽性バク
テリア、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、
嫌気性微生物および急速に生育するマイコバクテリアに
対する広い抗バクテリアスペクトルを有する。これらの
性質により、それらをヒトおよび動物薬品において化学
療法活性化合物として使用することができる。
【0116】本発明に従う化合物はバクテリアおよびバ
クテリア様微生物、例えばマイコプラズマに対して特に
有効である。それらは従ってそのような病原性有機体に
より引き起こされる局部的および全身的感染症の予防お
よび化学療法のためのヒトおよび動物薬品において特に
非常に適する。
【0117】本発明は、無毒の不活性な製薬学的に適す
る賦形剤の他に、1種もしくはそれ以上の本発明に従う
化合物を含有するかまたは1種もしくはそれ以上の本発
明に従う活性化合物からなる製薬学的調合物、およびこ
れらの調合物の製造方法を含む。
【0118】1種もしくは複数の活性化合物は場合によ
り1種もしくはそれ以上の上記の賦形剤中でマイクロカ
プセル化された形態で存在することもできる。
【0119】治療的に活性な化合物は製薬学的調合物中
に合計混合物の約0.1〜99.5、好適には約0.5〜
95重量%の濃度で存在すべきである。
【0120】本発明に従う化合物とは別に、上記の製薬
学的調合物は他の製薬学的に活性な化合物を含有するこ
ともできる。
【0121】一般的には、ヒトおよび動物薬品の両者に
おいて、所望する結果を得るためには本発明に従う1種
もしくは複数の活性化合物を24時間毎に約0.5〜約
500、好適には5〜100、mg/kgの体重の合計
量で、適宜5、6回の個々の薬用量の形態で、投与する
ことが有利であることが判明した。個々の薬用量は本発
明に従う1種もしくは複数の活性化合物を好適には約1
〜約80、特に3〜30mg/kgの体重の量で含有す
る。
【0122】活性スペクトルを広げる目的のためおよび
活性増加を得るために、本発明に従う化合物を他の抗生
物質と組み合わせることもできる。
【0123】使用される溶離剤混合物 I ジクロロメタン:メタノール
【0124】
【実施例】出発化合物 実施例I 2−メチル−6−ニトロオキサゾロ[4,5−b]ピリジ
ン−2(3H)−オン
【0125】
【化32】
【0126】800mlのDMF中の25g(138ミ
リモル)の6−ニトロオキサゾロ[4,5−b]ピリジン
−2(3H)−オン(Helv. Chim. Acta 1976, 59, 159
3)および31ml(207ミリモル)のジアザビシク
ロウンデセン(DBU)を50℃で1時間撹拌する。8
6.7ml(1.38ミリモル)のヨードメタンを次に滴
下しそして反応混合物を100℃で16時間撹拌する。
処理のために、DMFを真空中でストリッピングし、残
渣をジクロロメタンで処理し、不溶性生成物を吸引濾過
しそして乾燥する。
【0127】収量:21.4g(理論値の79%)1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=9.
0(d,1H);8.54(d,1H);3.40(s,3
H)。
【0128】実施例II 6−アミノ−3−メチルオキサゾロ[4,5−b]ピリジ
ン−2(3H)−オン
【0129】
【化33】
【0130】100mlのメタノール中の1.56g
(8ミリモル)の実施例Iからの化合物および450m
gのPd−C(10%)を水素(1気圧)下で6時間撹
拌する。触媒を濾別し、溶媒をストリッピングしそして
残渣を乾燥する。
【0131】収量:1.2g(理論値の91%)1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=7.
50(d,1H);6.98(d,1H);5.20(b
s,1H);3.3(s,3H)。
【0132】実施例III 6−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メチルオキ
サゾロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン
【0133】
【化34】
【0134】300mlのTHF中の7.1g(42.9
ミリモル)の実施例IIからの化合物および40mlの飽
和NaHCO3溶液を0℃において6.7ml(47.1
9ミリモル)のクロロ蟻酸ベンジルで滴々処理する。1
時間後に、1リットルの水を加え、沈澱を吸引濾別し、
水および石油エーテルで洗浄しそして乾燥する。
【0135】収量:12.4g(理論値の96%) Rf(I,10:1)=0.661 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=9.
95(bs,1H);8.10(d,1H);7.80
(d,1H);7.30−7.50(m,5H);5.18
(s,2H);3.28(s,3H)。
【0136】実施例IV 6−(N−アリル−N−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)−3−メチルオキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2
(3H)−オン
【0137】
【化35】
【0138】0.7g(29ミリモル)の水素化ナトリ
ウム(パラフィン中80%)を8g(26.7ミリモ
ル)の実施例IIIからの化合物の300mlのDMF中
溶液に加えそして反応混合物を室温で1時間撹拌する。
それを次に2.5ml(29ミリモル)の臭化アリルで
処理しそして室温でさらに2時間撹拌する。混合物を8
00mlの水に加え、そして水相をジエチルエーテルで
抽出し、乾燥し(Na2SO4)、そして溶媒を真空中で
ストリッピングする。粗製生成物をtert−ブチルエ
チルエーテルから再結晶化させる。
【0139】収量:7.42g(理論値の82%) Rf(I,10:1)=0.301 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
10(d,1H);7.80(d,1H);7.20−7.
45(m,5H);5.70−5.95(m,1H);5.
00−5.20(m,4H);4.28(d,2H);3.
30(s,3H)。
【0140】実施例V 6−(N−ベンジルオキシカルボニル−N−(2,3−ジ
ヒドロキシプロピ−1−イル)アミノ)−3−メチルオキ
サゾロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン
【0141】
【化36】
【0142】7.27g(21.4ミリモル)の実施例IV
からの化合物および14.9g(128.2ミリモル)の
N−メチルモルホリンN−オキシドの400mlのアセ
トンおよび100mlの水中溶液を23.6mlの四酸
化オスミウムの(水中2.5%)溶液で処理し、そして
反応混合物を室温で16時間撹拌する。溶液を0℃に冷
却し、240mlのNaHSO3溶液(39%強度)で
処理しそして室温でさらに2時間撹拌する。反応混合物
を水および飽和NaCl溶液(1:1)で処理し、水相
を酢酸エチルで抽出しそして一緒にした有機相を乾燥す
る(Na2SO4)。真空中で溶媒をストリッピングした
後に、標記化合物が黄色の固体状で得られる。
【0143】収量:8.1g(定量) Rf(I,10:1)=0.321 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
14(d,1H);7.80(d,1H);7.10−7.
45(m,5H);5.10(bs,2H);4.90
(d,1H);4.54(t,1H);3.40−3.80
(m,3H);3.28(s,3H)。
【0144】実施例VI 6−アセチルアミノ−2−メチルチアゾロ[5,4−b]
ピリジン
【0145】
【化37】
【0146】4.3mlの無水酢酸中の2.85g(2
0.2ミリモル)の2,6−ジアミノチアゾロ[5,4−
b]ピリジン(J. Org. Chem 1973, 38, 4383)を還流下
で2時間にわたり加熱する。反応混合物を濃縮し、そし
て残渣を1M NaOH溶液を使用してアルカリ性とす
る。混合物を酢酸エチルで抽出し、乾燥し(MgS
4)、そして溶媒を真空中でストリッピングする。
【0147】収量:2.71g(理論値の65%) Rf(I,10:1)=0.53実施例VII 6−アミノ−2−メチルチアゾロ[5,4−b]ピリジン
【0148】
【化38】
【0149】17.3mlの濃塩酸中の1.33g(5.
96ミリモル)の実施例VIからの化合物を還流下で1時
間加熱する。処理するために、反応混合物を真空中で濃
縮し、1M NaOH溶液を用いてpH=9にしそして
酢酸エチルで抽出する。一緒にした有機相を乾燥し(M
gSO4)そして溶媒を真空中でストリッピングする。
【0150】収量:0.8g(理論値の81%) Rf(I,10:1)=0.58実施例VIII 6−イソシアナト−2−メチルチアゾロ[5,4−b]ピ
リジン塩酸塩
【0151】
【化39】
【0152】10mlのジクロロエタン中の1.01g
(6.1ミリモル)の実施例VIIからの化合物および81
0μl(6.71ミリモル)のクロロ蟻酸トリクロロメ
チルを還流下で16時間加熱する。混合物を室温に放冷
し、生じた沈澱を吸引濾別し、ジクロロメタンで洗浄し
そして高真空中で乾燥する。
【0153】収量:1.07g(理論値の77%)製造実施例 実施例1 5−ヒドロキシメチル−3−(3−メチルオキサゾロ
[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル)オキ
サゾリジン−2−オン
【0154】
【化40】
【0155】500mlのアセトニトリル中の7.75
g(20.8ミリモル)の実施例Vからの化合物および
5.8g(42ミリモル)の炭酸カリウムを還流下で1
5時間加熱する。処理するために、反応混合物を水中に
注ぎ、水相に塩化ナトリウムを飽和しそして酢酸エチル
で抽出する。一緒にした有機相を乾燥し(Na2
4)、溶媒を真空中でストリッピングしそして残渣を
ジエチルエーテルを用いて結晶化させる。
【0156】収量:3.14g(理論値の57%) Rf(I,10:1)=0.83 MS(CI):m/z=283(M+NH4 +1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
20(d,1H);8.02(d,1H);5.22(t,
1H,OH);4.75(m,1H);4.10(t,1
H);3.85(dd,1H);3.49−3.76(m,
2H);3.30(s,3H)。
【0157】実施例2 (5R)−5−ブトキシメチル−3−(2−メチルチアゾ
ロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−2
−オン
【0158】
【化41】
【0159】29.0mg(0.33ミリモル)の臭化リ
チウムおよび72.0mg(0.33ミリモル)の酸化ト
リブチルホスフィンの10mlのキシレン中懸濁液を水
分離器上で還流下で1時間加熱する。776μl(5.
6ミリモル)のトリエチルアミンおよび782μl
(5.6ミリモル)の酪酸グリシジルを次に沸騰加熱点
で加え、次に1.27g(5.6ミリモル)の実施例VII
からの化合物を加え、そして混合物を還流下でさらに3
時間撹拌する。それを室温に放冷し、溶媒を真空中でス
トリッピングしそして残渣をクロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶離剤 ジクロロメタン/メタノール 30:
1)により精製する。
【0160】収量:464mg(理論値の25%) Rf(I,10:1)=0.9 MS(CI):m/z=336(M+H)+ 1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
33(d,1H);8.22(d,1H);4.98(m,
1H);4.35(m,3H);4.12(dd,1H);
2.80(s,3H);2.28(t,2H);1.50
(セクステット,2H);0.80(t,3H)。
【0161】実施例3 (5R)−5−ヒドロキシメチル−3−(2−メチルチア
ゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−
2−オン
【0162】
【化42】
【0163】30mlのメタノール中の424mg
(1.26ミリモル)の実施例2からの化合物を35m
g(0.2ミリモル)の炭酸セシウムで処理しそして室
温で3時間撹拌する。反応混合物を酢酸エチルで処理
し、飽和NH4Clおよび水で洗浄し、乾燥し(MgS
4)そして溶媒を真空中でストリッピングする。
【0164】収量:245mg(理論値の73%) Rf(I,30:1)=0.43 MS(CI):m/z=266(M+H)+ 1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
33(d,1H);8.25(d,1H);5.23(t,
1H);4.75(m,1H);4.25(t,1H);
4.05(dd,1H);3.65(m,2H);2.80
(s,3H)。
【0165】実施例4 5−メタンスルホニルオキシ−3−(3−メチルチアゾ
ロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル)オ
キサゾリジン−2−オン
【0166】
【化43】
【0167】3.0g(113ミリモル)の実施例1か
らの化合物および2.7ml(19.2ミリモル)のトリ
エチルアミンの120mlのTHF中混合物を0℃にお
いて1.4ml(18.1ミリモル)の塩化メタンスルホ
ニルで処理しそして0℃で1時間撹拌する。反応混合物
を1.2リットルの氷水に加え、生じた沈澱を濾別し、
水および石油エーテルで洗浄しそして高真空中でP25
上で乾燥する。
【0168】収量:3.1g(理論値の80%) Rf(I,10:1)=0.581 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
22(d,1H);8.02(d,1H);5.05(m,
1H);4.45−4.60(m,2H);4.23(t,
1H);3.70(dd,1H);3.30(s,3H);
3.32(s,3H)。
【0169】表1に示された化合物は化合物4の工程と
同様にして製造される。
【0170】
【表3】
【0171】実施例6 5−アジドメチル−3−(3−メチルオキサゾロ[4,5
−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル)オキサゾリ
ジン−2−オン
【0172】
【化44】
【0173】2.95g(8.6ミリモル)の実施例4か
らの化合物および0.62g(9.5ミリモル)のナトリ
ウムアジドの150mlのDMF中溶液を90℃で3時
間撹拌する。混合物を室温に放冷し、DMFを真空中で
ストリッピングし、残渣を水および酢酸エチルで処理し
そして有機相を酢酸エチルで抽出する。一緒にした有機
相を乾燥し(Na2SO4)そして溶媒を真空中でストリ
ッピングする。
【0174】収量:2.2g(理論値の88%) Rf(I,20:1)=0.551 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
25(d,1H);8.05(d,1H);4.92(m,
1H);4.15(t,1H);3.32(dd,1H);
3.15−3.30(m,2H);3.30(s,3H)。
【0175】表2に示された化合物は実施例6の工程と
同様にして製造される。
【0176】
【表4】
【0177】実施例8 5−アミノメチル−3−(3−メチルオキサゾロ[4,5
−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル)オキサゾリ
ジン−2−オン
【0178】
【化45】
【0179】2.15g(7.4ミリモル)の実施例6か
らの化合物および200mlのPd−C(10%)を水
素(1気圧)下で50mlのTHFおよび50mlのメ
タノール中で1時間撹拌する。反応が終了した後に、触
媒を濾別し、溶媒をストリッピングしそして残渣を高真
空中で乾燥する。
【0180】収量:1.96g(定量) Rf(I,5:1)=0.17 MS(CI):m/z=282(M+NH4 +1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
21(d,1H);8.06(d,1H);4.63(m,
1H);4.09(t,1H);3.90(dd,1H);
3.32(s,3H);3.30−3.45(bs,2
H)。
【0181】実施例9 (5S)−5−アミノメチル−3−(2−メチルチアゾロ
[4,5−b]ピリジン−2−オン塩酸塩
【0182】
【化46】
【0183】210mg(0.72ミリモル)の実施例
7からの化合物の5mlのジメトキシエタン(DME)
中溶液を50℃で0.1ml(0.84ミリモル)の亜燐
酸トリメチルで滴々処理しそして50℃でさらに3時間
撹拌する。0.1ml(0.84ミリモル)の亜燐酸トリ
メチルを再び加え、反応混合物をさらに0.5時間撹拌
し、0.4ml(2.5ミリモル)の6N HClで処理
しそして60℃でさらに2時間撹拌する。それを室温に
放冷し、酢酸エチルおよび飽和NaHCO3溶液で処理
し、水相を酢酸エチルで抽出し、一緒にした有機相を乾
燥し(MgSO4)そして溶媒を真空中でストリッピン
グする。残渣をジエチルエーテル中に加えそして過剰の
1Mエーテル性HClで処理する。沈澱を吸引濾別し、
ジエチルエーテルで洗浄しそして乾燥する。
【0184】収量:105mg(理論値の49%)1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
32(d,1H);8.23(d,1H);4.97(m,
1H);4.36(t,1H);4.03(dd,1H);
3.25(m,2H);2.80(s,3H)。
【0185】実施例10 5−アセチルアミノメチル−3−(3−メチルオキサゾ
ロ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン−6−イル)オ
キサゾリジン−2−オン
【0186】
【化47】
【0187】6μl(0.86ミリモル)の塩化アセチ
ルを0℃において150mg(0.57ミリモル)の実
施例9からの化合物および126ml(0.91ミリモ
ル)のトリエチルアミンの10mlのジクロロメタン中
溶液に加えそして0℃でさらに1時間撹拌する。反応混
合物を110mlの氷水に加え、水相をジクロロメタン
で抽出し、一緒にした有機相を飽和NaCl溶液で洗浄
し、乾燥し(Na2SO4)、そして溶媒を真空中でスト
リッピングする。残渣を少量のジクロロメタンを用いて
結晶化させる。
【0188】収量:46mg(理論値の27%) Rf(I,20:1)=0.16 MS(CI):m/z=324(M+NH4 +1 H−NMR(200MHz,[D6]DMSO):δ=8.
21(bt,1H,NH);8.15(d,1H);8.0
2(d,1H);4.74(m,1H);4.15(t,1
H);3.73(dd,1H);3.33(s,3H);
1.82(s,3H)。
【0189】表3に示された化合物は化合物10の工程
と同様にして製造される。
【0190】
【表5】
【0191】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0192】1.純粋な立体異性体としてのまたは立体
異性体混合物としての、一般式(I)
【0193】
【化48】
【0194】[式中、Aは式
【0195】
【化49】
【0196】の基を表し、ここでE、G、LおよびMは
同一もしくは相異なりそして置換基の少なくとも1つは
窒素原子を表しそして他のものは式−CR4の基を表
し、ここでR4は水素、メチルまたはハロゲンを表し、
2は水素、各々炭素数が3〜8のシクロアルキルもし
くはシクロアルキルカルボニル、または炭素数8までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、それは場合
によりヒドロキシル、ハロゲンにより、各々炭素数が6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキ
シカルボニルもしくはアルキルチオによりまたは式−N
67の基により置換されていてもよく、ここでR6
よびR7は同一もしくは相異なりそして水素、シクロア
ルキル、フェニルまたは炭素数4までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルを示し、R3は各々炭素数が8まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはチオアルキ
ルを示し、Dは酸素もしくは硫黄原子または式−NR5
の基を示し、ここでR5は上記のR2の意味を有し且つこ
れと同一もしくは相異なり、Tは酸素または硫黄原子を
示し、R1はアジド、ヒドロキシルまたは式−OR8、O
−SO29もしくは−NR1011の基を表し、ここでR
8は炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアシルま
たはヒドロキシル保護基を示し、R9は炭素数4までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたは場合により炭
素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより
置換されていてもよいフェニルを示し、R10およびR11
は同一もしくは相異なりそして炭素数3〜6のシクロア
ルキル、水素、フェニルまたは各々炭素数が8までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシま
たはアミノ保護基を示すか、或いはR10またはR11は式
−CO−R12、−CS−R12′、P(O)(OR13)(OR
14)または−SO2−R15の基を示し、ここでR12および
12′は同一もしくは相異なりそして水素、炭素数3〜
6のシクロアルキル、トリフルオロメチル、炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、フェニル、
ベンジルオキシまたは水素を示すか、或いは炭素数8ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それは
場合によりシアノ、ハロゲンまたはトリフルオロメチル
により置換されていてもよく、或いは各々炭素数が6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のチオアルキルまたはアシ
ルを示すか、或いは式−NR1617の基を示し、ここで
16およびR17は同一もしくは相異なりそして水素、フ
ェニルまたは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルを示すか、或いは群S、Nおよび/またはOか
らの3個までのヘテロ原子を有する5−員の芳香族複素
環を示し、R13およびR14は同一もしくは相異なりそし
て水素または炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルを示し、R15は炭素数4までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルまたはフェニルを示す]の化合物、
およびそれらの塩。
【0197】2.純粋な立体異性体としてのまたは立体
異性体混合物としての、Aが式
【0198】
【化50】
【0199】の基を表し、ここでE、G、LおよびMが
同一もしくは相異なりそして置換基の少なくとも1つは
窒素原子を表しそして他のものは式−CR4の基を表
し、ここでR4が水素、弗素、塩素または臭素を示し、
2が水素、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを示す
か、或いは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルを示し、それは場合によりヒドロキシル、弗素、
塩素、臭素により、各々炭素数が4までのアルコキシ、
アルコキシカルボニルもしくはアルキルチオによりまた
は式−NR67の基により置換されていてもよく、ここ
でR6およびR7が同一もしくは相異なりそして水素、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、フェニルまたは炭素数3までの直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキルを示し、R3が各々炭素数が6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはチオアル
キルを示し、Dが酸素もしくは硫黄原子または式−NR
5の基を示し、ここでR5が上記のR2の意味を有し且つ
これと同一もしくは相異なり、Tが酸素または硫黄原子
を示し、R1がアジド、ヒドロキシルまたは式−OR8
O−SO29もしくは−NR1011の基を表し、ここで
8が炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル
またはベンジルを示し、R9が炭素数3までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、フェニルまたはトリルを示
し、R10およびR11が同一もしくは相異なりそしてシク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、水素、
フェニルまたは各々炭素数が6までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ、tert−ブト
キシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルを示す
か、或いはR10またはR11が式−CO−R12、−CS−
12′、P(O)(OR13)(OR14)または−SO2−R15
の基を示し、ここでR12およびR12′が同一もしくは相
異なりそして水素、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチルま
たは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
シ、フェニル、ベンジルオキシまたは水素を示すか、或
いは炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
を示し、それは場合によりシアノ、弗素、塩素、臭素ま
たはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
或いは各々炭素数が5までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
チオアルキルまたはアシルを示すか、或いは式−NR16
17の基を示し、ここでR16およびR17が同一もしくは
相異なりそして水素、フェニルまたは炭素数4までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、或いはイソ
キサゾリル、フリル、チエニル、ピリル、オキサゾリル
またはイミダゾリルを示し、R13およびR14が同一もし
くは相異なりそして水素または炭素数3までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを示し、R15が炭素数3まで
の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニルを
示す、上記1の一般式(I)の化合物、それらの塩。
【0200】3.純粋な立体異性体としてのまたは立体
異性体混合物としての、Aが式
【0201】
【化51】
【0202】の基を表し、ここでE、G、LおよびMが
同一もしくは相異なりそして置換基の少なくとも1つは
窒素原子を表しそして他のものは式−CR4の基を表
し、ここでR4が水素または弗素を示し、R2が水素、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシ
クロヘキシルを示すか、或いは炭素数5までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを示し、それは場合によりヒ
ドロキシル、弗素、塩素、臭素により、各々炭素数が3
までのアルコキシ、アルコキシカルボニルもしくはアル
キルチオによりまたは式−NR67の基により置換され
ていてもよく、ここでR6およびR7が同一もしくは相異
なりそして水素、シクロプロピル、シクロペンチル、シ
クロヘキシル、フェニルまたは炭素数3までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを示し、R3が各々炭素数が
5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはチオ
アルキルを示し、Dが酸素または硫黄原子を示し、Tが
酸素原子を示し、R1がアジド、ヒドロキシルまたは式
−OR8、O−SO29もしくは−NR1011の基を表
し、ここでR8が炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアシルまたはベンジルを示し、R9がメチル、エチ
ル、フェニルまたはトリルを示し、R10およびR11が同
一もしくは相異なりそしてシクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、水素、フェニルまたは各々炭素
数が5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしく
はアルコキシ、tert−ブトキシカルボニルまたはベ
ンジルオキシカルボニルを示すか、或いはR10またはR
11が式−CO−R12、−CS−R12′、P(O)(OR13)
(OR14)または−SO2−R15の基を示し、ここでR12
およびR12′が同一もしくは相異なりそして水素、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、トリフル
オロメチルまたは炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシ、フェニル、ベンジルオキシまたは水素
を示すか、炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルを示し、それは場合によりシアノ、弗素、塩素、
臭素またはトリフルオロメチルにより置換されていても
よく、或いは各々炭素数が4までの直鎖状もしくは分枝
鎖状のチオアルキルまたはアシルを示すか、或いは式−
NR1617の基を示し、ここでR16およびR17が同一も
しくは相異なりそして水素、フェニルまたは炭素数3ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示すか、或い
はイソキサゾリル、フリル、オキサゾリルまたはイミダ
ゾリルを示し、R13およびR14が同一もしくは相異なり
そして水素、メチルまたはエチルを示し、R15がメチル
またはフェニルを示す、上記1の一般式(I)の化合
物、それらの塩。
【0203】4.オキサゾリジノン基が窒素を含有する
環と位置5または6で結合されている、上記1の一般式
(I)の化合物。
【0204】5.[A]一般式(II)または(III) A−N=C=O (II) または A−CO−N3 (III) [式中、Aは上記1に示された意味を有する]の化合物
を不活性溶媒中で、適宜塩基の存在下に、臭化リチウム
/(C49)3P(O)および一般式(IV)
【0205】
【化52】
【0206】[式中、QはC1−C6-アシルオキシを表
す]のエポキシド類と反応させ、そしてR1=OHの場
合、ヒドロキシル官能基を典型的なエステル加水分解に
よりまたは典型的なエステル交換により遊離させるか、
或いは[B]一般式(V) A−NH−CO2−X (V) [式中、Aは上記の意味を有し、そしてXは典型的な保
護基を表す]の化合物を不活性溶媒中でそして塩基の存
在下に一般式(IV)のエポキシド類と反応させるか、或
いは[C]R1=OHの場合、一般式(III)の化合物を
最初にアルコール中で窒素の除去により一般式(Va) A−NH−CO2−Y (Va) [式中、Aは上記の意味を有し、そしてYは直鎖状もし
くは分枝鎖状のC1−C6-アルキル、好適にはn−ブチ
ルを表す]の化合物に転化し、そしてこれらを第二段階
で不活性溶媒中でそして塩基の存在下に[A]に記載さ
れた通りにして一般式(IV)のエポキシド類と反応させ
るか、或いは[D]一般式(V)の化合物を最初に不活
性溶媒中でそして塩基の存在下に臭化アリルとの反応に
より一般式(VI)
【0207】
【化53】
【0208】[式中、AおよびXは上記の意味を有す
る]の化合物に転化し、次に四酸化オスミウム/N−メ
チルモルホリンN−オキシドを用いて一般式(VII)
【0209】
【化54】
【0210】[式中、AおよびXは上記の意味を有す
る]の化合物を製造しそして最後の段階でアセトニトリ
ル中で塩基を用いて、好適には炭酸カリウムを用いて環
化を行うか、或いは[E]一般式(VIII)
【0211】
【化55】
【0212】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を酸および炭酸ジエチルと直接反応させるか、または
一般式(VIII)の化合物と酸との反応により一般式(I
X)
【0213】
【化56】
【0214】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を最初に製造し、そしてこれらを次に助剤および/ま
たは酸の存在下に不活性溶媒中で環化するか、或いは
[F]最初に複素環式アミン類(A−NH2)を一般式
(IV)の化合物と反応させて一般式(IX)の化合物を与
えそしてこれを次にカルボニルジイミダゾール/塩化メ
チレン、(Et2O)2COまたはホスゲン、ジホスゲンも
しくはトリホスゲンと[E]に記載されている通りにし
て環化するか、或いは[G]最初に一般式(Ia)
【0215】
【化57】
【0216】[式中、Aは上記の意味を有する]の化合
物を、不活性溶媒中でそして塩基の存在下に、塩化(C1
−C4)−アルキル−またはフェニルスルホニルとの反応
により対応する一般式(Ib)
【0217】
【化58】
【0218】[式中、AおよびR9は上記1に示された
意味を有する]の化合物に転化し、次に不活性溶媒中で
ナトリウムアジドを使用して一般式(Ic)
【0219】
【化59】
【0220】[式中、Aは上記の意味を有する]のアジ
ド類を製造し、これらを別の段階で不活性溶媒中の(C1
−C4−O)3−PまたはPPh3および酸との反応により
一般式(Id)
【0221】
【化60】
【0222】[式中、Aは上記の意味を有する]のアミ
ン類に転化し、そして不活性溶媒中で無水酢酸または一
般式(X) R18−CO−R12 (X) [式中、R12は上記1に示された意味を有し、そしてR
18はハロゲンまたは基−OCOR12を表す]の他のアシ
ル化剤との反応により一般式(Ie)
【0223】
【化61】
【0224】[式中、AおよびR12は上記の意味を有す
る]の化合物を製造し、そしてR1=NR10−CS
12′の場合、一般式(Id)の化合物をジチオカルボ
ン酸エチル類およびトリエチルアミンと反応させ、そし
てR1=NR12−CS−NR1617の場合、チオイソシ
アナート類と反応させ、化合物を場合によりそれらの塩
に転化し、そして適宜、立体異性体をそれ自体は既知の
方法で分離することを特徴とする、上記1の一般式
(I)の化合物の製造方法。
【0225】6.疾病の抑制における使用のための上記
1に従う一般式(I)の化合物。
【0226】7.薬剤の製造のための上記1に従う一般
式(I)の化合物の使用。
【0227】8.上記1に従う一般式(I)の化合物を
含有する薬剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 513/04 343 C07D 513/04 343 C07F 9/6539 9450−4H C07F 9/6539 (72)発明者 ベルント・リートル ドイツ42329ブツペルタール・フオン−デ ア−ゴルツ−シユトラーセ7 (72)発明者 マルテイン・ルツペルト ドイツ42115ブツペルタール・ニユツツエ ンベルガーシユトラーセ351 (72)発明者 シユテフアン・バルテル ドイツ51465ベルギツシユグラートバツ ハ・マルガレテンヘーエ7 (72)発明者 ワルテル・グアルニーリ ドイツ53909ツユルピヒ・ビーゼンシユト ラーセ3 (72)発明者 ハンノ・ビルト アメリカ合衆国コネチカツト州06477オレ ンジ・ロングメドウロード397 (72)発明者 ライナー・エンデルマン ドイツ42113ブツペルタール・インデンビ ルケン152アー (72)発明者 ハイン−ペーター・クロル ドイツ42115ブツペルタール・パールケシ ユトラーセ96

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純粋な立体異性体としてのまたは立体異
    性体混合物としての、一般式(I) 【化1】 [式中、Aは式 【化2】 の基を表し、ここでE、G、LおよびMは同一もしくは
    相異なりそして置換基の少なくとも1つは窒素原子を表
    しそして他のものは式−CR4の基を表し、ここでR4
    水素、メチルまたはハロゲンを表し、R2は水素、各々
    炭素数が3〜8のシクロアルキルもしくはシクロアルキ
    ルカルボニル、または炭素数8までの直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキルを表し、それは場合によりヒドロキシ
    ル、ハロゲンにより、各々炭素数が6までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキシカルボニルもし
    くはアルキルチオによりまたは式−NR67の基により
    置換されていてもよく、ここでR6およびR7は同一もし
    くは相異なりそして水素、シクロアルキル、フェニルま
    たは炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
    を示し、R3は各々炭素数が8までの直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキルまたはチオアルキルを示し、Dは酸素
    もしくは硫黄原子または式−NR5の基を示し、ここで
    5は上記のR2の意味を有し且つこれと同一もしくは相
    異なり、Tは酸素または硫黄原子を示し、R1はアジ
    ド、ヒドロキシルまたは式−OR8、O−SO29もし
    くは−NR1011の基を表し、ここでR8は炭素数8ま
    での直鎖状もしくは分枝鎖状のアシルまたはヒドロキシ
    ル保護基を示し、R9は炭素数4までの直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキルまたは場合により炭素数4までの直
    鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルにより置換されていて
    もよいフェニルを示し、R10およびR11は同一もしくは
    相異なりそして炭素数3〜6のシクロアルキル、水素、
    フェニルまたは各々炭素数が8までの直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシまたはアミノ保護
    基を示すか、或いはR10またはR11は式−CO−R12
    −CS−R12′、P(O)(OR13)(OR14)または−SO
    2−R15の基を示し、ここでR12およびR12′は同一も
    しくは相異なりそして水素、炭素数3〜6のシクロアル
    キル、トリフルオロメチル、炭素数8までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルコキシ、フェニル、ベンジルオキシ
    または水素を示すか、或いは炭素数8までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルキルを示し、それは場合によりシア
    ノ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルにより置換され
    ていてもよく、或いは各々炭素数が6までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のチオアルキルまたはアシルを示すか、或
    いは式−NR1617の基を示し、ここでR16およびR17
    は同一もしくは相異なりそして水素、フェニルまたは炭
    素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示す
    か、或いは群S、Nおよび/またはOからの3個までの
    ヘテロ原子を有する5−員の芳香族複素環を示し、R13
    およびR14は同一もしくは相異なりそして水素または炭
    素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを示
    し、R15は炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
    ルキルまたはフェニルを示す]の化合物、およびそれら
    の塩。
  2. 【請求項2】 [A]一般式(II)または(III) A−N=C=O (II) または A−CO−N3 (III) [式中、Aは請求項1に示された意味を有する]の化合
    物を不活性溶媒中で、適宜塩基の存在下に、臭化リチウ
    ム/(C49)3P(O)および一般式(IV) 【化3】 [式中、QはC1−C6-アシルオキシを表す]のエポキ
    シド類と反応させ、そしてR1=OHの場合、ヒドロキ
    シル官能基を典型的なエステル加水分解によりまたは典
    型的なエステル交換により遊離させるか、或いは[B]
    一般式(V) A−NH−CO2−X (V) [式中、Aは上記の意味を有し、そしてXは典型的な保
    護基を表す]の化合物を不活性溶媒中でそして塩基の存
    在下に一般式(IV)のエポキシド類と反応させるか、或
    いは[C]R1=OHの場合、一般式(III)の化合物を
    最初にアルコール中で窒素の除去により一般式(Va) A−NH−CO2−Y (Va) [式中、Aは上記の意味を有し、そしてYは直鎖状もし
    くは分枝鎖状のC1−C6-アルキル、好適にはn−ブチ
    ルを表す]の化合物に転化し、そしてこれらを第二段階
    で不活性溶媒中でそして塩基の存在下に[A]に記載さ
    れた通りにして一般式(IV)のエポキシド類と反応させ
    るか、或いは[D]一般式(V)の化合物を最初に不活
    性溶媒中でそして塩基の存在下に臭化アリルとの反応に
    より一般式(VI) 【化4】 [式中、AおよびXは上記の意味を有する]の化合物に
    転化し、次に四酸化オスミウム/N−メチルモルホリン
    N−オキシドを用いて一般式(VII) 【化5】 [式中、AおよびXは上記の意味を有する]の化合物を
    製造しそして最後の段階でアセトニトリル中で塩基を用
    いて、好適には炭酸カリウムを用いて環化を行うか、或
    いは[E]一般式(VIII) 【化6】 [式中、Aは上記の意味を有する]の化合物を酸および
    炭酸ジエチルと直接反応させるか、または一般式(VII
    I)の化合物と酸との反応により一般式(IX) 【化7】 [式中、Aは上記の意味を有する]の化合物を最初に製
    造し、そしてこれらを次に助剤および/または酸の存在
    下に不活性溶媒中で環化するか、或いは[F]最初に複
    素環式アミン類(A−NH2)を一般式(IV)の化合物
    と反応させて一般式(IX)の化合物を与えそしてこれを
    次にカルボニルジイミダゾール/塩化メチレン、(Et2
    O)2COまたはホスゲン、ジホスゲンもしくはトリホス
    ゲンと[E]に記載されている通りにして環化するか、
    或いは[G]最初に一般式(Ia) 【化8】 [式中、Aは上記の意味を有する]の化合物を、不活性
    溶媒中でそして塩基の存在下に、塩化(C1−C4)−アル
    キル−またはフェニルスルホニルとの反応により対応す
    る一般式(Ib) 【化9】 [式中、AおよびR9は請求項1に示された意味を有す
    る]の化合物に転化し、次に不活性溶媒中でナトリウム
    アジドを使用して一般式(Ic) 【化10】 [式中、Aは上記の意味を有する]のアジド類を製造
    し、これらを別の段階で不活性溶媒中の(C1−C4−O)
    3−PまたはPPh3および酸との反応により一般式(I
    d) 【化11】 [式中、Aは上記の意味を有する]のアミン類に転化
    し、そして不活性溶媒中で無水酢酸または一般式(X) R18−CO−R12 (X) [式中、R12は請求項1に示された意味を有し、そして
    18はハロゲンまたは基−OCOR12を表す]の他のア
    シル化剤との反応により一般式(Ie) 【化12】 [式中、AおよびR12は上記の意味を有する]の化合物
    を製造し、そしてR1=NR10−CSR12′の場合、一
    般式(Id)の化合物をジチオカルボン酸エチル類およ
    びトリエチルアミンと反応させ、そしてR1=NR12
    CS−NR1617の場合、チオイソシアナート類と反応
    させ、化合物を場合によりそれらの塩に転化し、そして
    適宜、立体異性体をそれ自体は既知の方法で分離するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の一般式(I)の化合
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の一般式(I)の化合物
    を含有する薬剤。
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