JPH09202746A - 2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法 - Google Patents
2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法Info
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- JPH09202746A JPH09202746A JP2997796A JP2997796A JPH09202746A JP H09202746 A JPH09202746 A JP H09202746A JP 2997796 A JP2997796 A JP 2997796A JP 2997796 A JP2997796 A JP 2997796A JP H09202746 A JPH09202746 A JP H09202746A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C46/00—Preparation of quinones
- C07C46/02—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures
- C07C46/06—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of at least one hydroxy group on a six-membered aromatic ring
- C07C46/08—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of at least one hydroxy group on a six-membered aromatic ring with molecular oxygen
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ビタミンK類の製造中間体などとして有用な2
−メチル−1,4−ベンゾキノンを、m−クレゾールの
分子状酸素による酸化により、高い転化率及び選択率に
て、かつ低い設備費で工業的有利に製造する方法を提供
する。 【解決手段】水−アセトニトリル混合溶媒中において、
ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組合せから成る
触媒の存在下、m−クレゾールを分子状酸素で酸化する
ことにより、2−メチル−1,4−ベンゾキノンを製造
する。
−メチル−1,4−ベンゾキノンを、m−クレゾールの
分子状酸素による酸化により、高い転化率及び選択率に
て、かつ低い設備費で工業的有利に製造する方法を提供
する。 【解決手段】水−アセトニトリル混合溶媒中において、
ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組合せから成る
触媒の存在下、m−クレゾールを分子状酸素で酸化する
ことにより、2−メチル−1,4−ベンゾキノンを製造
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2−メチル−1,4
−ベンゾキノンの製造方法の改良に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、ビタミンK類の製造中
間体などとして有用な2−メチル−1,4−ベンゾキノ
ンを、m−クレゾールの分子状酸素による酸化により、
高い転化率及び選択率にて、かつ低い設備費で製造する
工業的に有利な方法に関するものである。
−ベンゾキノンの製造方法の改良に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、ビタミンK類の製造中
間体などとして有用な2−メチル−1,4−ベンゾキノ
ンを、m−クレゾールの分子状酸素による酸化により、
高い転化率及び選択率にて、かつ低い設備費で製造する
工業的に有利な方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビタミンKは抗出血性ビタミンとして知
られており、その種類としては、例えばビタミンK
1(フィトナジオン)、ビタミンK2(メナテトレノ
ン)、ビタミンK3(メナジオン)、ビタミンK3亜硫酸
水素ナトリウム(メナジオン亜硫酸水素ナトリウム)な
どがある。これらの中で、特にメナジオン亜硫酸水素ナ
トリウムは飼料添加剤として多量に用いられている。こ
れらのビタミンK類は2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンを原料とするものであり(ただし、ビタミンK3は2
−メチル−1,4−ナフトキノンそのものである)、そ
して、この2−メチル−1,4−ナフトキノンは、従
来、工業的には2−メチルナフタレンを無水クロム酸で
酸化することにより製造されていた。しかしながら、こ
の方法では、2−メチル−1,4−ナフトキノンの異性
体である6−メチル−1,4−ナフトキノンも同時に生
成し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを効率よく単
離することが困難であり、収率が20〜50%程度と低
いという問題があった。2−メチル−1,4−ナフトキ
ノンを収率よく製造する方法として、最近、2−メチル
−1,4−ベンゾキノンと1,3−ブタジエンをディール
ス・アルダー反応させて得られたものを酸化することに
より、2−メチル−1,4−ナフトキノンを製造する方
法が提案されている(特開平7−223992号公
報)。したがって、2−メチル−1,4−ベンゾキノン
が安価に得られれば、このものはビタミンK類の極めて
有用な製造中間体となりうる。また、この2−メチル−
1,4−ベンゾキノンを還元することにより、有機合成
中間体として有用なメチルハイドロキノンが得られる。
2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法として
は、例えば、o−トルイジンを希硫酸中において二酸化
マンガンで酸化する方法、及びm−クレゾールを分子状
酸素で酸化する方法などが知られている。この両者を比
較した場合、o−トルイジンの酸化方法は、酸化剤とし
て高価な二酸化マンガンを使用する上、産業廃棄物の処
理の問題も有することから、m−クレゾールの分子状酸
素による酸化方法の方が工業的に有利である。m−クレ
ゾールの分子状酸素による酸化方法としては、これまで
種々の方法、例えば(1)メタノール溶媒中において、
ハロゲン化第二銅及びアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の水酸化物から成る触媒、並びにアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属のハロゲン化物から成る促進剤の存在
下、アルキルフェノール類を酸素と反応させる方法(特
開昭60−51144号公報)、(2)アルコール溶媒
中において、塩化第二銅及びアルカリ金属塩化物の存在
下、フェノール類を酸素と反応させる方法(特公平6−
57669号公報)、(3)メタノール溶媒中におい
て、塩化第一銅及びアルカリ金属の塩化物の存在下、フ
ェノール類と酸素とを反応させる方法(特公平7−42
244号公報)、(4)メタノール溶媒中において、塩
化第二銅及びアルカリ金属塩化物の存在下、フェノール
類を酸素と反応させる方法(特公平7−76192号公
報)などが提案されている。しかしながら、上記(1)
の方法においては、反応条件が比較的温和であるが、m
−クレゾールの酸化の場合、転化率が低く、必ずしも十
分に満足しうるものではない。一方、(2)〜(4)の
方法においては、いずれも高い酸素圧を必要とし[例え
ば(2)の場合、好ましい酸素圧は20〜150kg/cm
2、(3)の場合、30kg/cm2以上の酸素圧が必須条
件、(4)の場合、好ましい酸素圧は30kg/cm2以上
である]、設備費が高くつくのを免れないという欠点が
ある上、フェノール類としてm−クレゾールを用いた場
合の例がなんら記載されていない。
られており、その種類としては、例えばビタミンK
1(フィトナジオン)、ビタミンK2(メナテトレノ
ン)、ビタミンK3(メナジオン)、ビタミンK3亜硫酸
水素ナトリウム(メナジオン亜硫酸水素ナトリウム)な
どがある。これらの中で、特にメナジオン亜硫酸水素ナ
トリウムは飼料添加剤として多量に用いられている。こ
れらのビタミンK類は2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンを原料とするものであり(ただし、ビタミンK3は2
−メチル−1,4−ナフトキノンそのものである)、そ
して、この2−メチル−1,4−ナフトキノンは、従
来、工業的には2−メチルナフタレンを無水クロム酸で
酸化することにより製造されていた。しかしながら、こ
の方法では、2−メチル−1,4−ナフトキノンの異性
体である6−メチル−1,4−ナフトキノンも同時に生
成し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを効率よく単
離することが困難であり、収率が20〜50%程度と低
いという問題があった。2−メチル−1,4−ナフトキ
ノンを収率よく製造する方法として、最近、2−メチル
−1,4−ベンゾキノンと1,3−ブタジエンをディール
ス・アルダー反応させて得られたものを酸化することに
より、2−メチル−1,4−ナフトキノンを製造する方
法が提案されている(特開平7−223992号公
報)。したがって、2−メチル−1,4−ベンゾキノン
が安価に得られれば、このものはビタミンK類の極めて
有用な製造中間体となりうる。また、この2−メチル−
1,4−ベンゾキノンを還元することにより、有機合成
中間体として有用なメチルハイドロキノンが得られる。
2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法として
は、例えば、o−トルイジンを希硫酸中において二酸化
マンガンで酸化する方法、及びm−クレゾールを分子状
酸素で酸化する方法などが知られている。この両者を比
較した場合、o−トルイジンの酸化方法は、酸化剤とし
て高価な二酸化マンガンを使用する上、産業廃棄物の処
理の問題も有することから、m−クレゾールの分子状酸
素による酸化方法の方が工業的に有利である。m−クレ
ゾールの分子状酸素による酸化方法としては、これまで
種々の方法、例えば(1)メタノール溶媒中において、
ハロゲン化第二銅及びアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の水酸化物から成る触媒、並びにアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属のハロゲン化物から成る促進剤の存在
下、アルキルフェノール類を酸素と反応させる方法(特
開昭60−51144号公報)、(2)アルコール溶媒
中において、塩化第二銅及びアルカリ金属塩化物の存在
下、フェノール類を酸素と反応させる方法(特公平6−
57669号公報)、(3)メタノール溶媒中におい
て、塩化第一銅及びアルカリ金属の塩化物の存在下、フ
ェノール類と酸素とを反応させる方法(特公平7−42
244号公報)、(4)メタノール溶媒中において、塩
化第二銅及びアルカリ金属塩化物の存在下、フェノール
類を酸素と反応させる方法(特公平7−76192号公
報)などが提案されている。しかしながら、上記(1)
の方法においては、反応条件が比較的温和であるが、m
−クレゾールの酸化の場合、転化率が低く、必ずしも十
分に満足しうるものではない。一方、(2)〜(4)の
方法においては、いずれも高い酸素圧を必要とし[例え
ば(2)の場合、好ましい酸素圧は20〜150kg/cm
2、(3)の場合、30kg/cm2以上の酸素圧が必須条
件、(4)の場合、好ましい酸素圧は30kg/cm2以上
である]、設備費が高くつくのを免れないという欠点が
ある上、フェノール類としてm−クレゾールを用いた場
合の例がなんら記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法が
もつ欠点を克服し、m−クレゾールの分子状酸素による
酸化により、2−メチル−1,4−ベンゾキノンを、高
い転化率及び選択率にて、かつ低い設備費で製造する工
業的に有利な方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
従来の2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法が
もつ欠点を克服し、m−クレゾールの分子状酸素による
酸化により、2−メチル−1,4−ベンゾキノンを、高
い転化率及び選択率にて、かつ低い設備費で製造する工
業的に有利な方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の溶媒中
において、特定の触媒の存在下にm−クレゾールを分子
状酸素で酸化することにより、低い酸素分圧にて、高い
転化率及び選択率で2−メチル−1,4−ベンゾキノン
が効率よく得られ、その目的を達成しうることを見い出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、(1)水−アセトニトリル混合溶媒
中において、ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組
合せから成る触媒の存在下、m−クレゾールを分子状酸
素で酸化することを特徴とする2−メチル−1,4−ベ
ンゾキノンの製造方法を提供するものである。また、本
発明を実施するための好ましい態様は、(2)水−アセ
トニトリル混合溶媒が、水を20〜60重量%の割合で
含有するものである第(1)項記載の製造方法、(3)水
−アセトニトリル混合溶媒/m−クレゾール容量比が3
〜20である第(1)、(2)項記載の製造方法、(4)ハ
ロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組合せから成る触
媒が、ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとをモル比
1:0.5ないし1:1.5の割合で含有するものである
第(1)〜(3)項記載の製造方法、(5)ハロゲン化銅及
びハロゲン化マンガンを、それぞれm−クレゾール1モ
ルに対し、0.05〜0.5モルの割合で使用する第(1)
〜(4)項記載の製造方法、(6)ハロゲン化銅とハロゲ
ン化マンガンとの組合せから成る触媒が塩化第二銅と塩
化第一マンガンとを組合せたものである第(1)〜(5)項
記載の製造方法、(7)酸素分圧2〜20kg/cm2にお
いて酸化反応を行う第(1)〜(6)項記載の製造方法、及
び(8)反応温度50〜100℃において酸化反応を行
う第(1)〜(7)項記載の製造方法、である。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の溶媒中
において、特定の触媒の存在下にm−クレゾールを分子
状酸素で酸化することにより、低い酸素分圧にて、高い
転化率及び選択率で2−メチル−1,4−ベンゾキノン
が効率よく得られ、その目的を達成しうることを見い出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、(1)水−アセトニトリル混合溶媒
中において、ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組
合せから成る触媒の存在下、m−クレゾールを分子状酸
素で酸化することを特徴とする2−メチル−1,4−ベ
ンゾキノンの製造方法を提供するものである。また、本
発明を実施するための好ましい態様は、(2)水−アセ
トニトリル混合溶媒が、水を20〜60重量%の割合で
含有するものである第(1)項記載の製造方法、(3)水
−アセトニトリル混合溶媒/m−クレゾール容量比が3
〜20である第(1)、(2)項記載の製造方法、(4)ハ
ロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組合せから成る触
媒が、ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとをモル比
1:0.5ないし1:1.5の割合で含有するものである
第(1)〜(3)項記載の製造方法、(5)ハロゲン化銅及
びハロゲン化マンガンを、それぞれm−クレゾール1モ
ルに対し、0.05〜0.5モルの割合で使用する第(1)
〜(4)項記載の製造方法、(6)ハロゲン化銅とハロゲ
ン化マンガンとの組合せから成る触媒が塩化第二銅と塩
化第一マンガンとを組合せたものである第(1)〜(5)項
記載の製造方法、(7)酸素分圧2〜20kg/cm2にお
いて酸化反応を行う第(1)〜(6)項記載の製造方法、及
び(8)反応温度50〜100℃において酸化反応を行
う第(1)〜(7)項記載の製造方法、である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明方法においては、溶媒とし
て水−アセトニトリル混合溶媒が用いられる。この混合
溶媒中の水の含有量は20〜60重量%の範囲が好まし
い。この水の含有量が20重量%未満では反応速度が速
く、急激な液温の上昇が起こるおそれがあり、原料や生
成物の一部が樹脂化するなどして、選択率が低下する場
合がある。一方、60重量%を超えると転化率が低下す
る傾向がみられる。反応速度及び転化率のバランスなど
の面から、混合溶媒中のより好ましい水の含有量は40
〜55重量%の範囲である。また、この混合溶媒には、
本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により、他の
水との混和性溶媒、例えばメタノールやエタノールなど
の低級アルコールなどを適宜加えてもよい。本発明方法
においては、触媒としてハロゲン化銅とハロゲン化マン
ガンとの組合せから成るものを用いることが必要であ
る。ハロゲン化銅としては、一価の銅のハロゲン化物で
あるハロゲン化第一銅及び二価の銅のハロゲン化物であ
るハロゲン化第二銅があり、具体的には、塩化第一銅、
臭化第一銅、塩化第二銅、臭化第二銅などが挙げられ、
これらは無水物であってもよいし、水和物であってもよ
い。これらのハロゲン化銅は1種用いてもよく、2種以
上を組み合わせて用いてもよいが、効果の点から、特に
塩化第二銅が好適である。一方、ハロゲン化マンガンと
しては、二価のマンガンのハロゲン化物であるハロゲン
化第一マンガン、三価のマンガンのハロゲン化物である
ハロゲン化第二マンガン、四価のマンガンのハロゲン化
物である四ハロゲン化マンガンがあり、具体的には塩化
第一マンガン、臭化第一マンガン、塩化第二マンガン、
臭化第二マンガン、四塩化マンガン、四臭化マンガンな
どが挙げられ、これらは無水物であってもよいし、水和
物であってもよい。これらのハロゲン化マンガンは1種
用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい
が、効果の点から、特に塩化第一マンガンが好適であ
る。組合せとしては、塩化第二銅と塩化第一マンガンと
の組合せが、効果の点から特に好適である。前記ハロゲ
ン化銅とハロゲン化マンガンとの使用割合は、モル比で
1:0.5ないし1:1.5の範囲が好ましい。使用割合
がこの範囲を逸脱すると触媒効果が不充分となり、本発
明の目的が充分に達せられないおそれがある。効果の点
から、特に好ましいハロゲン化銅とハロゲン化マンガン
との使用割合は、モル比で1:0.8ないし1:1.2の
範囲である。また、このハロゲン化銅とハロゲン化マン
ガンのm−クレゾールに対する使用量は、特に制限はな
いが、効果の点から、m−クレゾール1モルに対し、そ
れぞれ0.05〜0.5モルの範囲が好適で、好ましくは
0.1〜0.3、さらに好ましくは、0.15〜0.25モ
ルの範囲である。
て水−アセトニトリル混合溶媒が用いられる。この混合
溶媒中の水の含有量は20〜60重量%の範囲が好まし
い。この水の含有量が20重量%未満では反応速度が速
く、急激な液温の上昇が起こるおそれがあり、原料や生
成物の一部が樹脂化するなどして、選択率が低下する場
合がある。一方、60重量%を超えると転化率が低下す
る傾向がみられる。反応速度及び転化率のバランスなど
の面から、混合溶媒中のより好ましい水の含有量は40
〜55重量%の範囲である。また、この混合溶媒には、
本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により、他の
水との混和性溶媒、例えばメタノールやエタノールなど
の低級アルコールなどを適宜加えてもよい。本発明方法
においては、触媒としてハロゲン化銅とハロゲン化マン
ガンとの組合せから成るものを用いることが必要であ
る。ハロゲン化銅としては、一価の銅のハロゲン化物で
あるハロゲン化第一銅及び二価の銅のハロゲン化物であ
るハロゲン化第二銅があり、具体的には、塩化第一銅、
臭化第一銅、塩化第二銅、臭化第二銅などが挙げられ、
これらは無水物であってもよいし、水和物であってもよ
い。これらのハロゲン化銅は1種用いてもよく、2種以
上を組み合わせて用いてもよいが、効果の点から、特に
塩化第二銅が好適である。一方、ハロゲン化マンガンと
しては、二価のマンガンのハロゲン化物であるハロゲン
化第一マンガン、三価のマンガンのハロゲン化物である
ハロゲン化第二マンガン、四価のマンガンのハロゲン化
物である四ハロゲン化マンガンがあり、具体的には塩化
第一マンガン、臭化第一マンガン、塩化第二マンガン、
臭化第二マンガン、四塩化マンガン、四臭化マンガンな
どが挙げられ、これらは無水物であってもよいし、水和
物であってもよい。これらのハロゲン化マンガンは1種
用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい
が、効果の点から、特に塩化第一マンガンが好適であ
る。組合せとしては、塩化第二銅と塩化第一マンガンと
の組合せが、効果の点から特に好適である。前記ハロゲ
ン化銅とハロゲン化マンガンとの使用割合は、モル比で
1:0.5ないし1:1.5の範囲が好ましい。使用割合
がこの範囲を逸脱すると触媒効果が不充分となり、本発
明の目的が充分に達せられないおそれがある。効果の点
から、特に好ましいハロゲン化銅とハロゲン化マンガン
との使用割合は、モル比で1:0.8ないし1:1.2の
範囲である。また、このハロゲン化銅とハロゲン化マン
ガンのm−クレゾールに対する使用量は、特に制限はな
いが、効果の点から、m−クレゾール1モルに対し、そ
れぞれ0.05〜0.5モルの範囲が好適で、好ましくは
0.1〜0.3、さらに好ましくは、0.15〜0.25モ
ルの範囲である。
【0006】さらに、本発明方法においては、反応促進
剤として、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望に
より、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化
物や水酸化物を、前記触媒と共に適宜用いてもよい。ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物として
は、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネ
シウム、塩化カルシウムなどが挙げられ、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。
本発明方法においては、混合溶媒とm−クレゾールとの
使用割合については特に制限はないが、混合溶媒/m−
クレゾール容量比が3〜20の範囲になるように選ぶの
が有利である。この容量比が3未満では選択率が低下す
る傾向がみられるし、20を超えると反応器の容積効率
が悪くなる上、転化率が低下するおそれがある。選択
率、容積効率及び転化率などの面から、特に好ましい混
合溶媒/m−クレゾール容量比は6〜14の範囲であ
る。本発明方法においては、m−クレゾールを分子状酸
素により酸化するが、この分子状酸素としては、酸素ガ
ス、空気、あるいは酸素と各種の不活性ガス、例えば窒
素、アルゴン、ヘリウムなどとの混合ガスを用いること
ができる。本発明方法における酸化反応においては、酸
素分圧は特に制限はないが、通常は2〜20kg/cm2の
範囲で選ばれる。この分圧が2kg/cm2未満では反応速
度が遅く、かつ選択率が低下するおそれがあるし、20
kg/cm2を超えると装置費が高くなり、好ましくない。
反応速度、選択率及び装置費などの面から、特に好まし
い酸素分圧は6〜14kg/cm2の範囲である。また、反
応温度は、あまり低すぎると反応速度が遅すぎて実用的
でないし、高すぎると選択率が低下する。反応速度及び
選択率のバランスなどの面から、好ましい反応温度は5
0〜100℃の範囲であり、特に65〜85℃の範囲が
好適である。また、反応時間は、反応温度、酸素分圧、
その他の条件により左右され、一概に定めることはでき
ないが、通常は0.5〜10時間の範囲であり、好まし
くは2〜6時間の範囲である。さらに、この酸化反応は
バッチ式、連続式のいずれで行ってもよい。反応終了液
からの2−メチル−1,4−ベンゾキノンの回収方法に
ついては特に制限はなく、例えば静置して水層と油層と
に二層分離したのち、油層を分取し、必要ならば水洗
後、蒸留、水蒸気蒸留、晶析などの手段により、2−メ
チル−1,4−ベンゾキノンを取得する。
剤として、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望に
より、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化
物や水酸化物を、前記触媒と共に適宜用いてもよい。ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物として
は、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネ
シウム、塩化カルシウムなどが挙げられ、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。
本発明方法においては、混合溶媒とm−クレゾールとの
使用割合については特に制限はないが、混合溶媒/m−
クレゾール容量比が3〜20の範囲になるように選ぶの
が有利である。この容量比が3未満では選択率が低下す
る傾向がみられるし、20を超えると反応器の容積効率
が悪くなる上、転化率が低下するおそれがある。選択
率、容積効率及び転化率などの面から、特に好ましい混
合溶媒/m−クレゾール容量比は6〜14の範囲であ
る。本発明方法においては、m−クレゾールを分子状酸
素により酸化するが、この分子状酸素としては、酸素ガ
ス、空気、あるいは酸素と各種の不活性ガス、例えば窒
素、アルゴン、ヘリウムなどとの混合ガスを用いること
ができる。本発明方法における酸化反応においては、酸
素分圧は特に制限はないが、通常は2〜20kg/cm2の
範囲で選ばれる。この分圧が2kg/cm2未満では反応速
度が遅く、かつ選択率が低下するおそれがあるし、20
kg/cm2を超えると装置費が高くなり、好ましくない。
反応速度、選択率及び装置費などの面から、特に好まし
い酸素分圧は6〜14kg/cm2の範囲である。また、反
応温度は、あまり低すぎると反応速度が遅すぎて実用的
でないし、高すぎると選択率が低下する。反応速度及び
選択率のバランスなどの面から、好ましい反応温度は5
0〜100℃の範囲であり、特に65〜85℃の範囲が
好適である。また、反応時間は、反応温度、酸素分圧、
その他の条件により左右され、一概に定めることはでき
ないが、通常は0.5〜10時間の範囲であり、好まし
くは2〜6時間の範囲である。さらに、この酸化反応は
バッチ式、連続式のいずれで行ってもよい。反応終了液
からの2−メチル−1,4−ベンゾキノンの回収方法に
ついては特に制限はなく、例えば静置して水層と油層と
に二層分離したのち、油層を分取し、必要ならば水洗
後、蒸留、水蒸気蒸留、晶析などの手段により、2−メ
チル−1,4−ベンゾキノンを取得する。
【0007】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 実施例1 内容積1リットルのガラス製のオートクレーブ中に、水
含有量50重量%の水−アセトニトリル混合溶媒300
ミリリットル、m−クレゾール27.5g(0.25モ
ル)、塩化第二銅・2水和物8.6g(m−クレゾール
に対するモル比0.2)及び塩化第一マンガン・4水和
物9.9g(m−クレゾールに対するモル比0.2)を仕
込んだ。次いで、オートクレーブを酸素で8kg/cm2G
まで加圧し、80℃に昇温したのち、その温度で3時間
保持した。その後、オートクレーブを30℃まで冷却
し、圧抜きを行い、内容物を取り出し分析した。その結
果、m−クレゾールの転化率は100%、2−メチル−
1,4−ベンゾキノンの選択率は80%であった。 実施例2 実施例1において、水含有量50重量%の水−アセトニ
トリル混合溶媒の代わりに、水含有量40重量%の水−
アセトニトリル混合溶媒を用いた以外は、実施例1と同
様にして実施したところ、m−クレゾールの転化率は1
00%、2−メチル−1,4−ベンゾキノンの選択率は
71.7%であった。 実施例3 実施例1において、水含有量50重量%の水−アセトニ
トリル混合溶媒の代わりに、水含有量60重量%の水−
アセトニトリル混合溶媒を用いた以外は、実施例1と同
様にして実施したところ、m−クレゾールの転化率は7
8.1%、2−メチル−1,4−ベンゾキノンの選択率は
63.4%であった。 比較例1 実施例1において、水含有量50重量%の水−アセトニ
トリル混合溶媒の代わりに、アセトニトリルを用いた以
外は、実施例1と同様にして実施したところ、m−クレ
ゾールの転化率は99.6%、2−メチル−1,4−ベン
ゾキノンの選択率は44.8%であった。 実施例4 実施例1において、塩化第一マンガン・4水和物の使用
量を5g(m−クレゾールに対するモル比0.1)に代
えた以外は、実施例1と同様にして実施したところ、m
−クレゾールの転化率は87.0%、2−メチル−1,4
−ベンゾキノンの選択率は75.4%であった。 実施例5 実施例1において、塩化第一マンガン・4水和物の量を
14.9g(m−クレゾールに対するモル比0.3)に代
えた以外は、実施例1と同様にして実施したところ、m
−クレゾールの転化率は100%、2−メチル−1,4
−ベンゾキノンの選択率は69.2%であった。 比較例2 実施例1において、塩化第一マンガン・4水和物を用い
なかったこと以外は、実施例1と同様にして実施したと
ころ、m−クレゾールの転化率は66.4%、2−メチ
ル−1,4−ベンゾキノンの選択率は71.4%であっ
た。
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 実施例1 内容積1リットルのガラス製のオートクレーブ中に、水
含有量50重量%の水−アセトニトリル混合溶媒300
ミリリットル、m−クレゾール27.5g(0.25モ
ル)、塩化第二銅・2水和物8.6g(m−クレゾール
に対するモル比0.2)及び塩化第一マンガン・4水和
物9.9g(m−クレゾールに対するモル比0.2)を仕
込んだ。次いで、オートクレーブを酸素で8kg/cm2G
まで加圧し、80℃に昇温したのち、その温度で3時間
保持した。その後、オートクレーブを30℃まで冷却
し、圧抜きを行い、内容物を取り出し分析した。その結
果、m−クレゾールの転化率は100%、2−メチル−
1,4−ベンゾキノンの選択率は80%であった。 実施例2 実施例1において、水含有量50重量%の水−アセトニ
トリル混合溶媒の代わりに、水含有量40重量%の水−
アセトニトリル混合溶媒を用いた以外は、実施例1と同
様にして実施したところ、m−クレゾールの転化率は1
00%、2−メチル−1,4−ベンゾキノンの選択率は
71.7%であった。 実施例3 実施例1において、水含有量50重量%の水−アセトニ
トリル混合溶媒の代わりに、水含有量60重量%の水−
アセトニトリル混合溶媒を用いた以外は、実施例1と同
様にして実施したところ、m−クレゾールの転化率は7
8.1%、2−メチル−1,4−ベンゾキノンの選択率は
63.4%であった。 比較例1 実施例1において、水含有量50重量%の水−アセトニ
トリル混合溶媒の代わりに、アセトニトリルを用いた以
外は、実施例1と同様にして実施したところ、m−クレ
ゾールの転化率は99.6%、2−メチル−1,4−ベン
ゾキノンの選択率は44.8%であった。 実施例4 実施例1において、塩化第一マンガン・4水和物の使用
量を5g(m−クレゾールに対するモル比0.1)に代
えた以外は、実施例1と同様にして実施したところ、m
−クレゾールの転化率は87.0%、2−メチル−1,4
−ベンゾキノンの選択率は75.4%であった。 実施例5 実施例1において、塩化第一マンガン・4水和物の量を
14.9g(m−クレゾールに対するモル比0.3)に代
えた以外は、実施例1と同様にして実施したところ、m
−クレゾールの転化率は100%、2−メチル−1,4
−ベンゾキノンの選択率は69.2%であった。 比較例2 実施例1において、塩化第一マンガン・4水和物を用い
なかったこと以外は、実施例1と同様にして実施したと
ころ、m−クレゾールの転化率は66.4%、2−メチ
ル−1,4−ベンゾキノンの選択率は71.4%であっ
た。
【0008】
【発明の効果】本発明によると、m−クレゾールの分子
状酸素による酸化により、低い酸素分圧にて高い転化率
及び選択率で2−メチル−1,4−ベンゾキノンを工業
的有利に製造することができる。本発明方法で得られた
2−メチル−1,4−ベンゾキノンは、ビタミンK類の
製造中間体として有用であり、また、それを還元するこ
とにより得られるメチルハイドロキノンは有機合成中間
体として有用である。
状酸素による酸化により、低い酸素分圧にて高い転化率
及び選択率で2−メチル−1,4−ベンゾキノンを工業
的有利に製造することができる。本発明方法で得られた
2−メチル−1,4−ベンゾキノンは、ビタミンK類の
製造中間体として有用であり、また、それを還元するこ
とにより得られるメチルハイドロキノンは有機合成中間
体として有用である。
Claims (8)
- 【請求項1】水−アセトニトリル混合溶媒中において、
ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組合せから成る
触媒の存在下、m−クレゾールを分子状酸素で酸化する
ことを特徴とする2−メチル−1,4−ベンゾキノンの
製造方法。 - 【請求項2】水−アセトニトリル混合溶媒が、水を20
〜60重量%の割合で含有するものである請求項1記載
の製造方法。 - 【請求項3】水−アセトニトリル混合溶媒/m−クレゾ
ール容量比が3〜20である請求項1又は2のいずれか
に記載の製造方法。 - 【請求項4】ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組
合せから成る触媒が、ハロゲン化銅とハロゲン化マンガ
ンとをモル比1:0.5ないし1:1.5の割合で含有す
るものである請求項1ないし3のいずれかに記載の製造
方法。 - 【請求項5】ハロゲン化銅及びハロゲン化マンガンを、
それぞれm−クレゾール1モルに対し、0.05〜0.5
モルの割合で使用する請求項1ないし4のいずれかに記
載の製造方法。 - 【請求項6】ハロゲン化銅とハロゲン化マンガンとの組
合せから成る触媒が塩化第二銅と塩化第一マンガンとを
組合せたものである請求項1ないし5のいずれかに記載
の製造方法。 - 【請求項7】酸素分圧2〜20kg/cm2において酸化反
応を行う請求項1ないし6のいずれかに記載の製造方
法。 - 【請求項8】反応温度50〜100℃において酸化反応
を行う請求項1ないし7のいずれかに記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2997796A JPH09202746A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2997796A JPH09202746A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09202746A true JPH09202746A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12291030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2997796A Pending JPH09202746A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 2−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09202746A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1092701A1 (de) * | 1999-10-15 | 2001-04-18 | Degussa-Hüls Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung von 2,3,5-Trimethyl-p-benzochinon |
CN111689844A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-09-22 | 能特科技有限公司 | 一种2-甲基-1,4-萘醌新型生产工艺 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP2997796A patent/JPH09202746A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1092701A1 (de) * | 1999-10-15 | 2001-04-18 | Degussa-Hüls Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung von 2,3,5-Trimethyl-p-benzochinon |
US6262311B1 (en) | 1999-10-15 | 2001-07-17 | Degussa Ag | Process for the preparation of 2,3,5-trimethyl-p-benzoquinone |
CN111689844A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-09-22 | 能特科技有限公司 | 一种2-甲基-1,4-萘醌新型生产工艺 |
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