JPH09202515A - シールテープ自動貼付け装置 - Google Patents

シールテープ自動貼付け装置

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JPH09202515A
JPH09202515A JP8032921A JP3292196A JPH09202515A JP H09202515 A JPH09202515 A JP H09202515A JP 8032921 A JP8032921 A JP 8032921A JP 3292196 A JP3292196 A JP 3292196A JP H09202515 A JPH09202515 A JP H09202515A
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seal tape
sticking
seal
work
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Akio Tsumura
昭雄 津村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付け機構を軽量かつシンプルに構成し、シ
ールテープを精度よく貼付けることができるシールテー
プ自動貼付け装置を提供する。 【解決手段】 貼付け装置本体1は、シールテープ供給
装置からのシールテープTを案内走行させるテープ案内
機構10と、テープ案内機構10からのシールテープT
を貼付箇所にまで導出する筒状の貼付ヘッド20と、貼
付ヘッド20の先端部でセパレータSを剥離して引き出
すことによってシールテープTを繰り出すテープ繰り出
し機構40と、貼付ヘッド20の先端部に設けられて繰
り出されたシールテープTの両側面を支持案内しながら
ワークWの貼付部位にシールテープTを押圧する押付け
ローラ30と、設定長さのシールテープTを切断するテ
ープ切断機構50とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、カーエア
コン用のダクト等のワークに、ウレタン発泡体等からな
る伸縮性のある柔軟なシールテープを二次元的あるいは
三次元的に貼付けるためのシールテープ自動貼付け装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールテープを二次元的あるいは
三次元的にワークに貼付けるためのシールテープ自動貼
付け装置としては、例えば本出願人によって特開平6-21
0741号公報に示されるものが提案されている。このシー
ルテープ自動貼付け装置は、支持したワークのテープ貼
付け部位が連続的に一定位置において一定方向に向かう
ように、ワークの姿勢を連続的に変化させる多関節型の
ワーク支持ロボットと、シールテープ供給装置からのシ
ールテープをワークのテープ貼付け部位に供給して連続
的に貼付けてゆく貼付け装置本体とから構成されてい
る。
【0003】図18の側面図および図19の平面図に示
すように、この貼付け装置本体100は、シールテープ
供給装置からのシールテープTを所定の経路に沿って案
内走行させるガイドレール101と、このガイドレール
101の終端から導出されたシールテープTの始端部を
ガイドレール101の終端前方の所定位置まで引き出す
テープ引き出し機構102と、引き出されたシールテー
プTをワークWのテープ貼付け部位に押圧するテープ押
付け機構103と、所定長さのところでシールテープT
を熱線108により切断するテープ切断機構104など
を備えている。
【0004】この従来装置では、ガイドレール101の
終端から導出されたシールテープTの前端左右側面を、
テープ引き出し機構102の両スイングアーム105に
備えるテープ支持針106で突き刺し支持する。続い
て、このスイングアーム105を振り出し揺動してガイ
ドレール101の終端前方の所定位置にシールテープT
を引き出して保持させる。そして、押付けローラ107
を振り下げてシールテープTの前端部を下方に押し下げ
変形させた後、ワークWを上昇させてシールテープTを
ワークWの貼付け始端部に貼付けている。ワークWの貼
付け部位に沿ってシールテープTを貼付けていき、所定
長さのシールテープTが貼付けられると一旦シールテー
プTの送り出しを停止してシールテープTを切断し、そ
の切断されたシールテープTの終端部Tbは、図20に
示すように、その弾性力および自重によって落下した
後、テープ押付け機構103によってワークWの貼付け
終端部に貼付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような貼付け装置本体100の構成では次のような問題
が生じていた。
【0006】すなわち、このスイングアーム105のよ
うにシールテープTの両側面を支持した状態でワークW
を近接させようとすると、例えば図21に示すように、
ワークWのテープ貼付け部位が段差や溝形状になってい
る(つまり側壁が存在する)場合に、スイングアーム1
05が溝の側壁上端に衝突してしまいシールテープTを
貼付けることができなかった。そのため、貼付け可能な
ワークWが限定されるという意味で、従来装置は汎用性
に欠けていた。
【0007】また、所定長さのシールテープTを切断し
た後、シールテープTの終端部Tbはその弾性力および
自重によってワークWの貼付け終端部位に貼付けられる
ので、貼付け部位の形状が円形状や球体状の場合に、図
22に示すように、シールテープTの始端Taと終端T
bとにずれが生じていた。
【0008】さらに、この貼付け装置本体100では、
重くて複雑な機構を多く使用しているので、シールテー
プ自動貼付け装置の製作コストなどの点で難点があっ
た。
【0009】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、貼付け機構を軽量かつシンプルに構
成するとともに、ワークの貼付け部位の形状に関わら
ず、シールテープを適確に貼付けることができるシール
テープの自動貼付け装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では次のような構成をとる。すなわち、本発
明のシールテープ自動貼付け装置は、貼付け装置本体の
一定位置に導出した帯状のシールテープをワーク支持ロ
ボットの姿勢変更によりワークの所定部位に貼付けてい
くシールテープ自動貼付け装置であって、前記貼付け装
置本体に、シールテープ供給装置からのシールテープを
所定の経路に沿って案内走行させるテープ案内機構と、
前記テープ案内機構からのシールテープを貼付箇所にま
で導出する筒状の貼付ヘッドと、前記貼付ヘッドの先端
部でシールテープの接着面に付着されたセパレータを剥
離して引き出すことによって前記シールテープ供給装置
からシールテープを繰り出すテープ繰り出し機構と、前
記貼付ヘッドの先端部に設けられて繰り出されたシール
テープの非接着面および側面を案内しながら前記ワーク
の貼付部位にシールテープを押圧するテープ押付け機構
と、設定長さのシールテープを切断するテープ切断機構
と、を備えたものである。
【0011】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。まず、シー
ルテープ供給装置からのシールテープが、テープ繰り出
し機構によってテープ案内機構の所定経路に沿って案内
走行され、筒状の貼付ヘッドへと導かれる。そして、貼
付ヘッドの先端部でその接着面からセパレータが剥離さ
れたシールテープはテープ押付け機構へと導かれる。テ
ープ押付け機構に導出されたシールテープに、ワーク支
持ロボットに受け持たれたワークが近接し、かつ姿勢変
更していくことによってワークの貼付け部位に設定長さ
のシールテープが貼付けられていく。このときテープ押
付け機構がシールテープの非接着面および側面を支持案
内することによって、シールテープがワークの貼付け部
位からずれないようにする。設定長さのシールテープが
貼付けられたところでテープ切断機構を作動してシール
テープが切断され、切断されたシールテープの終端部分
はテープ押付け機構によって押付け案内されながらワー
クの貼付部位に貼付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、実施例に係るシールテープ
自動貼付け装置の全体を示す側面図である。図1に示す
ように、本発明のシールテープ自動貼付け装置は、大き
く分けて、貼付け装置本体1と、シールテープ供給装置
2と、多関節型のワーク支持ロボット3とから構成され
ている。
【0013】図2はワーク支持ロボット3の斜視図であ
る。ワーク支持ロボット3は、図2に示すように、6個
の関節軸心J1 〜J6 を備えた多関節型が使用され、そ
のアームヘッド3aに装着したワークチャックハンド4
にワークWがワンタッチで着脱できるように構成されて
おり、ワークWのテープ貼付け部位が貼付け装置本体1
に対する一定位置において略一定姿勢(実施例では上向
き)に維持されるように、ワークWに応じて予め設定し
たプログラムに基づいてワークWの姿勢を変更制御する
ように図示しない制御装置に接続されている。
【0014】シールテープ供給装置2は、図1に示すよ
うに、ボビン5からセパレータS付きのシールテープT
をガイドローラ6およびテンション調整用のダンサロー
ラ7を介して貼付け装置本体1に供給するように構成さ
れている。
【0015】以下に、本発明の要部である貼付け装置本
体1の構成を図1および図3ないし図10を参照して説
明する。図3は貼付け装置本体1の側面図である。図4
ないし図8は、図3中にA−AないしE−Eで示す矢視
図、図9はテープ切断機構部分の拡大図、図10はテー
プ切断機構部分の斜視図である。
【0016】貼付け装置本体1は、図1および図3に示
すように、支柱8に高さ調節可能に装着した支持アーム
9に前後位置調節可能および角度調節可能に装着されて
おり、ボビン5から導出したシールテープTをそのセパ
レータSの装着面を下にした姿勢で所定の経路に沿って
案内するテープ案内機構10と、このテープ案内機構1
0の走行経路に沿うように連結接続され、シールテープ
Tを貼付箇所にまで導出する筒状の貼付ヘッド20と、
貼付ヘッド20の先端部でシールテープTの接着面に付
着されたセパレータSを剥離して引き出すことによっ
て、前記シールテープ供給装置2からシールテープTを
繰り出すテープ繰り出し機構40と、貼付ヘッド20の
先端部に設けられて繰り出されたシールテープTの上面
(非接着面)および両側面を支持案内しながら前記ワー
クWの貼付部位にシールテープTを押圧する押付けロー
ラ30と、設定長さのシールテープTを切断するテープ
切断機構50と、を装備している。以下、各部の構造を
詳細に説明する。
【0017】図4は図3におけるA−A矢視断面図であ
る。テープ案内機構10は、図3,図4に示すように、
前記支持アーム9に角度調節可能に連結されたフレーム
11に連結固定された矩形の支持壁12と、この支持壁
12の側端縁でシールテープTを上面からガードする断
面逆L字形のガイド部材13と、前記支持壁12にそれ
ぞれ片持ち状態で円弧状に配設されボビン5からのシー
ルテープTをその下面から支持案内する複数のガイドロ
ーラ14とによって構成されている。なお、この支持壁
12に対向位置にはガイドローラ14群を挟んでシール
テープTの側面部分をガードする前面カバー16が取り
付けられている。
【0018】そして、前記支持壁12の前方側端縁に貼
付け装置本体1の基壁15がねじ固定されている。この
基壁15の側面には、上記した貼付ヘッド20およびテ
ープ繰り出し機構40,テープ切断機構50が取り付け
られている。
【0019】図5は図3におけるB−B矢視断面図であ
る。貼付ヘッド20は、断面逆L字形のヘッド部材21
と、このヘッド部材21の上端縁2箇所に丁番22を介
して開閉可能に取り付けたカバー23とによって筒状に
形成されている(図5参照)。この貼付ヘッド20の基
端側におけるヘッド部材21が、軸心P点周りに揺動可
能に基壁15に連結されている。また、基壁15の下端
部分とヘッド部材21の側面との間には引張ばね24が
掛け渡されて、軸心P点を中心に時計周りの付勢力がか
けられるとともに、基壁15の下方に立設された係止ピ
ン25に、ヘッド部材21の下端縁部分が当接係止され
て貼付ヘッド20が固定されるようになっている。すな
わち、貼付ヘッド20の先端に対しての外部衝撃、例え
ばワーク支持ロボット3の誤動作によるワークWとの衝
突などの場合に、貼付ヘッド20が軸心P点周りに上下
揺動することによって、衝撃を吸収緩和するように構成
されている。
【0020】ヘッド部材21の内側面の基端から先端部
分にかけて、前記テープ案内機構10のシールテープT
の走行経路に沿うようにシールテープTの下面を支持案
内する複数のガイドローラ26が片持ち軸支されてお
り、このガイドローラ26群の最先端にはシールテープ
TからセパレータSを鋭角状に折り返して剥離する剥離
ローラ27が設けられている。剥離されたセパレータS
は、ヘッド部材21の内側面に設けられた受けローラ2
8,29を介して、後述するテープ繰り出し機構40へ
と導かれている。
【0021】図6は図3におけるC−C矢視図である。
図3および図6に示すように、貼付ヘッド20のヘッド
部材21の先端部にはシールテープTをワークWの貼付
け部位へ押圧するフランジ付きの押付けローラ30が片
持ち支持されている。この押付けローラ30によって、
貼付ヘッド20の先端部に導出されたシールテープTの
上面(非接着面)および両側面を貼り始めから貼り終わ
りまで支持案内するように構成されている。この押付け
ローラ30を含む貼付けヘッド20の先端部分は、簡素
な構成で略シールテープTの幅寸法並みにコンパクト化
されているので、シールテープTを案内支持しながらワ
ークWに押し付けて貼付ける際、例えばワークWの貼付
け部位が溝形状である場合に溝の側壁上端に貼付けヘッ
ド20の先端部分が衝突してしまうような、ワークWの
貼付け周辺部位との干渉をなくす配慮がなされている。
【0022】また、ヘッド部材21の先端部分の押付け
ローラ30の手前には、光センサ31が配備されてお
り、後述するテープ切断機構50によって切断されたシ
ールテープTの終端部と次の始端部との継ぎ目を検出す
ることにより、テープ繰り出し機構40と連動して、シ
ールテープTの終端部および次の始端部の繰り出し動作
を精密に行うようになっている。
【0023】図7は図3におけるD−D矢視断面図であ
る。テープ繰り出し機構40は、図3および図7に示す
ように、基壁15の背側面に配備されたパルスモータ4
1と、基壁15の孔42を介してパルスモータ41に連
動連結されたローレットローラ43と、このローレット
ローラ43に対して挟持駆動されるゴムローラ44など
で構成されている。このゴムローラ44は、基壁15の
下端部分で鉛直方向に配備固定されたエアーシリンダ4
5のロッド先端に連結固定した断面U字形のホルダー4
6に回転自在に軸支されている。すなわち、エアーシリ
ンダ45の伸長作動によって、ゴムローラ44がセパレ
ータSを介してローレットローラ43の下面に圧接され
る。そして、パルスモータ41の回転によって前記貼付
ヘッド20の先端部に備えた剥離ローラ27でセパレー
タSをシールテープTから剥離して引き出していくとと
もにシールテープTを貼付けヘッド20の先端部から繰
り出すように構成されている。逆に、エアーシリンダ4
5の収縮作動によって、ゴムローラ44によるセパレー
タSの挟持送り出しが解除されてシールテープTの繰り
出しを停止するようになっている。なお、図1中に示す
ように、送り出されたセパレータSは、エアー吹き込み
を受けるガイドパイプ47に案内されて回収容器48内
に引き込み回収されるようになっている。
【0024】図8は図3のE−E矢視図である。テープ
切断機構50は、図3および図8ないし図10に示すよ
うに、熱線カッタ51を備え、これを進退駆動する切断
駆動部52と、シールテープTのみを切断するために、
シールテープTからセパレータSを一旦分離させた状態
にして前記熱線カッター51を進退させるセパレータ分
離部53と、このセパレータ分離部53でシールテープ
TからセパレータSを分離する前に、シールテープTか
らセパレータSを強制的に予備剥離する予備剥離部54
と、によって構成されている。
【0025】切断駆動部52は、基壁15の側端縁の取
付け孔551 に支持部材56が着脱可能にねじ固定さ
れ、この支持部材56に固定配備されたエアーシリンダ
57のロッドに連結されて進退駆動される左右一対のホ
ルダー58の先端に前記熱線カッター51が張設されて
構成されている。エアーシリンダ57の伸縮作動によっ
て後に詳述する対向位置の前記セパレータ分離部53に
熱線カッター51が進退移動するようになっている。な
お、シールテープTの切断方向(切断切り口)を適宜に
変更できるように、前記支持部材56がねじ固定されて
いる取付け孔551 の両隣りに別の取付け孔552 ,5
3 が設けられている。
【0026】図9,図10に示すように、セパレータ分
離部53は、進退移動する熱線カッター51に対向した
位置のシールテープTの所定経路に沿って基壁15に片
持ち支持された一対のセパレータ分離ローラ60,61
と、このセパレータ分離ローラ60,61の中間下方に
同様に片持ち支持された折り返しローラ62とから構成
されている。すなわち、走行経路上手側のセパレータ分
離ローラ60でシールテープTからセパレータSを分離
して折り返しローラ62へ導き、折り返しローラ62で
Uの字状に折り返して走行経路下手側のセパレータ分離
ローラ61で再びセパレータSをシールテープTの接着
面に戻すようになっている。そして、シールテープTを
切断する前には、前記切断駆動部52のエアーシリンダ
57が伸長された状態で、左右一対のホルダー58の間
にシールテープTを挿通させて、前記Uの字状にセパレ
ータSが分離されている両セパレータ分離ローラ60,
61の間に熱線カッター51が進入されており(図10
参照)、所定長さのシールテープTがワークWに貼付け
られたところでエアーシリンダ57が収縮作動されて熱
線カッター51が退出移動することにより、熱線カッタ
ー51がシールテープTのみを接着面側から溶断するよ
うに構成されている。
【0027】また、予備剥離部54は、前記セパレータ
分離部53より上手側の走行経路に沿って設けられてお
り、基壁15に対向するように4本の支持ピン65を介
在させて並設した支持板66に片持ち支持された前後一
対の近接した予備剥離ローラ70,71と、支持板66
の側脇で基壁15に片持ち支持された折り返しローラ7
2と、前後一対の予備剥離ローラ70,71の上方でシ
ールテープTが蛇行しないようにシールテープTの非接
着面および上側面をガイドする案内子73とで構成され
ている。すなわち、上記したセパレータ分離部53と同
様な構成で、走行経路上手側の予備剥離ローラ70でシ
ールテープTからセパレータSを鋭角状に剥離して折り
返しローラ72へ導き、折り返しローラ72で雫状に折
り返して走行経路下手側の予備剥離ローラ71で再びセ
パレータSをシールテープTの接着面に戻すようになっ
ている。なお、予備剥離ローラ70,71間の隙間はセ
パレータSの厚みで略3枚分に設定されており、シール
テープTの粘着力が比較的強い場合や厚みの薄いシール
テープTの場合に、シールテープTが巻き込まれないよ
うになっている。この予備剥離部54によって、セパレ
ータ分離部53でシールテープTからセパレータSが分
離される以前に、セパレータSが強制的に予備剥離され
るので、後処理におけるUの字状にセパレータSが分離
されるセパレータ分離部53でのセパレータSの剥離が
円滑に行われ、セパレータSに従ってシールテープTが
巻き込まれることはない。
【0028】実施例のシールテープ自動貼付け装置は、
以上のように構成されており、以下に、ワークWの環状
シール部にシールテープTを貼付けてゆく一巡の動作を
図11ないし図16を参照しながら説明する。
【0029】先ず、図11に示すように、シールテープ
Tの始端部Taが貼付ヘッド20の先端の押付けローラ
30から離脱しない位置まで導出されたところで、テー
プ繰り出し機構40のエアーシリンダ45が収縮作動し
て、シールテープTの繰り出し動作が一旦停止される。
そして、このシールテープTの始端部Taに沿うよう
に、ワーク支持ロボット3がワークWを若干傾け気味に
受け持ち支持しながら上昇して、シールテープTの始端
部がワークWのテープ貼付け部位に押し付けられ、シー
ルテープTの発泡体の圧縮・圧発力によって、シールテ
ープTの始端部TaがワークWに貼付けられる。
【0030】シールテープTの始端部TaがワークWの
貼付け部位に貼付けられると、図12に示すように、ワ
ークWの貼付け部位が水平になるようにワーク支持ロボ
ット3が姿勢変更する。その後、ワークWのテープ貼付
け部位が、押付けローラ30が作用する一定位置におい
て一定の上向き姿勢に維持されるように、ワーク支持ロ
ボット3がワークWを移動制御する。これに伴ってシー
ルテープTが相対的に貼付ヘッド20の先端から引き出
されるとともに、テープ繰り出し機構40のモータ41
が作動してシールテープTを同調して繰り出すことによ
り、押付けローラ30を介してシールテープTが連続的
にワークWのテープ貼付け部位に貼付けられてゆく。
【0031】テープ貼付け処理がワークWの貼付け始端
あるいは貼付け終端から予め設定された位置に達する
と、ワーク支持ロボット3によるワークWの移動制御が
一旦停止されるとともに、ワーク支持ロボット3から与
えられた停止信号に基づき、テープ繰り出し作動も一旦
停止される。そして、テープ切断機構50のエアーシリ
ンダ57の収縮作動によって、図13の模式図に示すよ
うに、セパレータ分離ローラ60,61間で待機してい
る熱線カッター51がシールテープTの接着面側から非
接着面側に横断するように移動することによりシールテ
ープTが切断される。このとき、熱線カッター51が、
溶断するのに比較的大きな熱量を要するシールテープT
の接着面側から非接着面側へ移動するので、逆の方向に
移動した場合に生じるシールテープTの基材部分での熱
の吸収によって、接着面側の切断処理時間が長くなった
り、接着面を構成している接着テープの基材部分が切断
されないなどの支障を来すことなく、素早くかつ確実に
切断処理が行われる。なお、図13中に二点鎖線で示す
矢印は、熱線カッター51を含む切断駆動部52を基壁
15の取付け孔552 あるいは553 に取り付けて、熱
線カッター51がエアーシリンダ57の収縮作動により
移動した状態を示す。
【0032】シールテープTが切断されると、切断駆動
部52のエアーシリンダ57が伸長作動して、ホルダー
58を介して熱線カッター51は、前記切断時に接着面
側から非接着面側に横断した経路を戻るようにして、再
びセパレータ分離ローラ60,61間の接着面側の待機
位置へと復帰移動される。
【0033】切断されたシールテープTの終端部は、セ
パレータSとともに貼付ヘッド20の内に配備されたガ
イドローラ26群に案内され、セパレータSは上述した
ように剥離ローラ27によって剥離されてゆく。一方、
シールテープTはフランジ付きの押付けローラ30によ
って両側面を支持案内されながら、ワークWの貼付け終
端部位に貼付けられてゆく。図14に示すように、貼付
ヘッド20の先端に備えられた光センサ31が、シール
テープTの終端部Tbと次の始端部Ta2 との継ぎ目T
cを検出すると、エアーシリンダ45が収縮作動してシ
ールテープTの繰り出し動作が停止される。そして、図
15,図16に示すように、シールテープTの終端まで
その両側面を押付けローラ30が支持案内しながらシー
ルテープTを貼付けていくので、シールテープTの始端
部Taと終端部Tbとがずれることなく適確に突き合わ
される。
【0034】そして、図11に戻って、シールテープT
の次の始端部Ta2 が、押付けローラ30から離脱しな
い位置まで導出するように、パルスモータ41が所定数
回転することにより、シールテープTが少し繰り出さ
れ、次のワークWの貼付け処理まで待機状態となる。
【0035】本実施例は、以下のような形態に変形して
実施することもできる。 (1)実施例におけるテープ切断機構50は、切断駆動
部52を取付け孔551〜553 に付け替えることで、
図13に示したように、側面視でシールテープTの切断
方向(切断切り口)を適宜に変更できるように構成して
いるが、熱線カッター51が張設されているホルダー5
8の傾きを変更可能に構成したりして、例えば、図17
に示すように、平面視でシールテープTの切断切り口8
1 〜803 を変更できるようにしてもよい。
【0036】(2)また、実施例におけるテープ切断機
構50は、カッター部分が熱線で構成されているが、例
えば、超音波振動子を20〜40kHz の周波数で振動さ
せる超音波カッターで構成してもよい。超音波カッター
は、振動による摩擦によって生じる熱エネルギーを利用
して切断処理するので、比較的大きな熱容量を要するシ
ールテープTの接着面側から、小さな熱容量で溶断可能
な非接着面側(シールテープ基材)に超音波カッターを
移動させることによって、熱線カッター51の場合と同
様な効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、貼付ヘ
ッドは筒状で先端部分は幅が狭くコンパクトに構成され
ているので、ワークのテープ貼付け部位が段差や溝形状
になっていても、貼付ヘッドの先端部分とワークの貼付
け部位とが衝突することなく、確実な貼付け処理を行う
ことができる。また、所定長さのシールテープを切断し
た後、切断されたシールテープの終端部はフランジ付き
の押付けローラによって両側面から支持されながら、ワ
ークの貼付け部位に貼付けられていくので、シールテー
プの始端部と終端部とでズレが生じることなくシールテ
ープを精度よく貼付けることができる。さらに、この貼
付け装置本体は、軽量で簡素な機構で構成されているの
で、シールテープ自動貼付け装置への搭載などが容易で
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るシールテープ自動貼付け装置の全
体を示す側面図である。
【図2】ワーク支持ロボットの斜視図である。
【図3】貼付け装置本体の側面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】図3のC−C矢視図である。
【図7】図3のD−D矢視図である。
【図8】図3のE−E矢視図である。
【図9】テープ切断機構部分の拡大図である。
【図10】テープ切断機構部分の斜視図である。
【図11】貼付ヘッドの先端に導出したシールテープに
ワーク支持ロボットに受け持たれたワークを近接させる
状態を示す説明図である。
【図12】シールテープの始端部が貼付けられてから、
ワークが水平に姿勢変更された状態を示す説明図であ
る。
【図13】シールテープの切断処理の模式図である。
【図14】シールテープの終端部と次の始端部との継ぎ
目を光センサが検知した状態を示す説明図である。
【図15】押付けローラのフランジでシールテープの両
側面を支持案内しながらワークの貼付け終端部位に貼付
けている状態を示す斜視図である。
【図16】シールテープの終端部が始端部と突き合わさ
れて貼付け処理が完了した状態を示す説明図である。
【図17】変形例に係る切断処理を示す説明図である。
【図18】従来装置に係る貼付け装置本体の一部破断側
面図である。
【図19】従来装置に係る貼付け装置本体の平面図であ
る。
【図20】従来装置に係るシールテープの終端部がワー
クに貼付けられる状態を示す説明図である。
【図21】従来装置において貼付け装置本体の先端部と
ワークの貼付け部位とが近接する状態を示す説明図であ
る。
【図22】従来装置においてシールテープの終端と始端
とにずれが生じた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 … 貼付け装置本体 2 … シールテープ供給装置 3 … ワーク支持ロボット 10 … テープ案内機構 20 … 貼付ヘッド 30 … 押付けローラ(テープ押付け機構) 40 … テープ繰り出し機構 50 … テープ切断機構 S … セパレータ T … シールテープ W … ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付け装置本体の一定位置に導出した帯
    状のシールテープをワーク支持ロボットの姿勢変更によ
    りワークの所定部位に貼付けていくシールテープ自動貼
    付け装置であって、 前記貼付け装置本体に、シールテープ供給装置からのシ
    ールテープを所定の経路に沿って案内走行させるテープ
    案内機構と、前記テープ案内機構からのシールテープを
    貼付箇所にまで導出する筒状の貼付ヘッドと、前記貼付
    ヘッドの先端部でシールテープの接着面に付着されたセ
    パレータを剥離して引き出すことによって前記シールテ
    ープ供給装置からシールテープを繰り出すテープ繰り出
    し機構と、前記貼付ヘッドの先端部に設けられて繰り出
    されたシールテープの非接着面および側面を案内しなが
    ら前記ワークの貼付部位にシールテープを押圧するテー
    プ押付け機構と、設定長さのシールテープを切断するテ
    ープ切断機構と、を備えたことを特徴とするシールテー
    プ自動貼付け装置。
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