JPH09202317A - 包装加工機 - Google Patents

包装加工機

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JPH09202317A
JPH09202317A JP958496A JP958496A JPH09202317A JP H09202317 A JPH09202317 A JP H09202317A JP 958496 A JP958496 A JP 958496A JP 958496 A JP958496 A JP 958496A JP H09202317 A JPH09202317 A JP H09202317A
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roll
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Shiyou Obara
▲しょう▼ 小原
Yoshiji Mogi
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Hosokawa Yoko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的に走行する包装材料を、加工ロールを
交換することなく所望のピッチで繰り返し加工すること
が可能な包装加工機を提供する。 【解決手段】 包装材料1を所定の走行経路に沿って走
行させる走行機構2と、外周面が走行経路に対向するよ
うに設けられた加工ロール3とを具備し、走行経路に沿
って包装材料を走行させつつ加工ロールを回転させて包
装材料の複数の加工位置に順次加工を施すようにした包
装加工機において、複数の加工位置のピッチに関連した
値を設定するための操作盤51と、包装材料の走行量に
関連した情報を検出する検出器22と、操作盤51によ
る設定値に対応したピッチで複数の加工位置が包装材料
1の走行方向に並ぶように、操作盤51による設定値と
検出器22にて検出された情報とに基づいて加工ロール
3の回転動作を制御するコントローラ52とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に送られる
包装材料を加工する包装加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状の包装材料を一定方向に走行さ
せつつその走行経路上に設けられた加工ロールを回転さ
せて包装材料の表面に連続的に粗面加工等を施す包装加
工機が知られている(例えば実開昭63−147451
号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の包装加工機で
は、加工ロールの全周にサンドペーパ等の加工手段を設
けていたので、包装材料を適当なピッチで繰り返し部分
的に加工することができない。そのような要請に応える
には、包装材料を所定のピッチだけ搬送される毎に一旦
停止させ、その停止に同期して加工を行うようにする必
要が合った。従って、包装材料を連続的に走行させるこ
とが不可能で、高速に加工できない。
【0004】本発明は、連続的に走行する包装材料を、
加工ロールを交換することなく所望のピッチで繰り返し
加工することが可能な包装加工機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施形態を示
す図1〜図8の対応符号を括弧書きにて付記しつつ本発
明を説明する。但し、本発明は図示の形態に限定される
ものではない。
【0006】請求項1の発明では、包装材料(1)を所
定の走行経路に沿って走行させる走行手段(2)と、外
周面が走行経路に対向するように設けられた加工ロール
(3)とを具備し、走行経路に沿って包装材料を走行さ
せつつ加工ロールを回転させて包装材料を加工する包装
加工機において、複数の加工位置(1b)のピッチ
(A)に関連した値を設定するための設定手段(51)
と、包装材料の走行量に関連した情報を検出する走行量
検出手段(22)と、設定手段による設定値に対応した
ピッチ(A)で複数の加工位置が包装材料の走行方向に
並ぶように、設定手段による設定値と走行量検出手段に
て検出された情報とに基づいて加工ロールの回転動作を
制御する回転制御手段(52)とを具備した。この発明
によれば、設定手段による設定値に対応した量だけ包装
材料が走行するタイミングを走行量検出手段の検出結果
に基づいて判別し、そのタイミングに合わせて加工ロー
ルの加工部分(33a)が包装材料と接するように加工
ロールの回転動作を制御できる。これにより、包装材料
を連続的に走行させながら所望のピッチで加工を行え
る。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の包装加工
機において、包装材料に設けられた位置合わせ指標(1
a)を走行経路中の特定位置で検出する指標検出手段
(50)を具備し、回転制御手段(52)は、位置合わ
せ指標と複数の加工位置とが走行方向に関して所定の位
置関係を保つように、指標検出手段の検出結果を参照し
て前記回転動作を制御する。この発明によれば、位置合
わせ指標により包装材料の走行中の位置を検出できるか
ら、包装材料上の所望の箇所を基準として所望のピッチ
で加工を行える。
【0008】請求項3の発明では、請求項2の包装加工
機において、加工ロールと包装材料との接触位置におけ
る相対速度が所定値となるように加工ロールの回転速度
を制御する速度制御手段(52)を設けた。従って、包
装材料上の所望の箇所を所定の速度にて加工できる。
【0009】請求項4の発明では、請求項3の包装加工
機において、速度制御手段は、前記相対速度が零となる
ように前記回転動作を制御する。この発明によれば、包
装材料と加工ロールとがそれらの接触位置において相対
移動しない。従って、そのような相対移動が望まれない
種類の加工、例えば包装材料に対する切れ目や貫通孔の
形成、切断、印刷等を所望のピッチで行える。
【0010】請求項5の発明では、請求項1の包装加工
機において、加工ロールの外周面に砥粒面(33a)を
設けた。従って、包装材料を所望のピッチで粗面加工で
きる。
【0011】請求項6の発明では、請求項1の包装加工
機において、加工ロールの外周面に切刃(36a、37
a)を設けた。従って、包装材料に所望のピッチで切れ
目を形成できる。
【0012】請求項7の発明では、請求項6の包装加工
機において、切刃(36a)を加工ロールの軸線方向に
間隔を置いて複数設けた。従って、包装材料にその走行
方向と直交する方向に沿って複数の切れ目を形成でき
る。
【0013】請求項8の発明では、請求項6の包装加工
機において、加工ロールの軸線方向における切刃(37
a)の幅を、包装材料の前記軸線方向の幅よりも大きく
設定した。従って、包装材料を所望のピッチで切断でき
る。
【0014】請求項9の発明では、請求項1の包装加工
機において、加工ロールの外周面に錐状の突起(35)
を設けた。従って、包装材料に円形あるいは多角形状の
孔を所望のピッチで形成できる。
【0015】請求項10の発明では、請求項1の包装加
工機において、加工ロールの外周面に加熱部(38、3
9)を設けた。従って、包装材料を所望のピッチで加熱
することができる。
【0016】請求項11の発明では、請求項1の包装加
工機において、加工ロールの外周面に突起(32)を設
け、当該突起の頂上部分(32a)を加工ロールの周方
向に沿って湾曲させた。この発明によれば、加工ロール
の回転に応じて突起の頂上部分を間欠的かつ一定の広が
りをもって包装材料と接触させることができる。従っ
て、そのような接触が必要な種類の加工、例えば部分粗
面加工、印刷、シリコーンの塗布等を行える。
【0017】請求項12の発明では、請求項11の包装
加工機において、突起の周方向の少なくとも一端側に、
頂上部分から周方向へ離れるほど加工ロールの半径方向
中心側へ漸次後退する傾斜部(32b)を設けた。この
発明では、傾斜部を利用して包装材料の加工の程度を漸
次変化させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図8を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本実施形態に係る包装加工機
の概要を示すものである。この包装加工機は、包装材料
としてのフィルム1を矢印F方向に走行させる走行機構
2と、フィルム1の走行経路に配置された加工ロール3
と、加工ロール3を回転駆動する駆動機構4と、駆動機
構4を制御する制御機構5とを有する。
【0019】フィルム1はプラスチック等を素材とする
もので、例えば図8(a)に示すように加工される。こ
の例では、走行方向(矢印Fの方向)に一定の間隔Aで
複数のレジマーク1aが印刷され、各レジマーク1aに
対して一定の間隔Bで粗面加工部1bが形成されてい
る。粗面加工部1b同士のほぼ中間の切断位置1cにて
フィルム1が切断され、粗面加工部1bを貫いて設定さ
れた折り曲げ線1dに沿って切断後のフィルム1が折り
曲げられることにより、図8(b)に示す包装袋6が形
成される。包装袋6の周縁はヒートシール部6aにて密
封される。図では上端が開封された状態を示すが、この
部分も最終的には密封される。密封後の包装袋6は、粗
面加工部1bを手等で引き裂くことにより容易に開封で
きる。以上の他にも、ミシン目や貫通孔の加工、印刷、
部分シリコーン加工等が必要に応じてフィルム1に施さ
れる。上記の加工の幾つかは本実施形態の包装加工機に
て実施可能であるが、詳細は後述する。
【0020】図1に戻って包装加工機を説明する。走行
機構2は、フィルム1を挟み込む一対のローラ20、2
1を具備する。ローラ20、21の少なくともいずれか
一方が不図示のモータにて駆動され、それによりフィル
ム1が上記の方向に走行する。ローラ21はパルスジェ
ネレータ22と連結される。パルスジェネレータ22
は、ローラ21の回転量に比例した数のパルス信号を生
成してそれらを制御機構5に出力する。
【0021】加工ロール3及び駆動機構4は図3〜図6
に示すように構成される。図5及び図6に詳しく示した
ように、加工ロール3は、互いに同軸の大径部30及び
小径部31を有する。大径部30の外周には、一対の突
起32が加工ロール3を周方向に二等分するようにして
設けられる。突起32の個数及び形状は、加工ロール3
にて行うべき加工の種類に応じて適宜変更される。図5
及び図6では、突起32の頂上部分32aが加工ロール
3の周方向に沿って円筒状に湾曲し、頂上部分32aの
両端に傾斜部32bがそれぞれ設けられる。この大径部
30の外周には、例えば図7(a)に示したようにサン
ドペーパ33が巻き付けられる。この場合には、突起3
2にて持ち上げられた砥粒面33aをフィルム1に押し
付けることにより粗面加工部1bを形成できる。なお、
図7(b)〜(e)は加工ロール3の変形例を示すが、
詳細は後述する。図6に示したように、加工ロール3を
駆動機構4に取り付けるために、小径部31にはねじ孔
31aが設けられ、加工ロール3の中心には取付孔34
が形成される。
【0022】図3及び図4に示したように、駆動機構4
は、加工ロール3を支持するためのホルダ40と、加工
ロール3に対向配置された金属製の円筒状のアンビル4
1と、加工ロール3の駆動源としてのサーボモータ42
とを有する。ホルダ40は、包装加工機の固定部分(例
えば不図示の機体)に固定される固定部40aと、これ
に対してピン40bを介して回動自在に連結された可動
部40cとを有する。可動部40cには軸43が回転自
在に取り付け可能とされ、その軸43の一端側(図4の
左端側)には、加工ロール3が軸継ぎ手44を介して同
軸に取り付けられる。
【0023】軸43の他端側にはプーリ45aが固定さ
れる。このプーリ45aとサーボモータ42に取り付け
られたプーリ45bとの間にベルト46が巻回され、こ
れによりサーボモータ42の回転が加工ロール3まで伝
達される。アンビル41はホルダ4の固定部40aと同
様に包装加工機の固定部分に支持されてその軸線回りに
回転自在である。固定部40aと可動部40cとの間に
はコイルばね47が設けられ、その反発力により可動部
40cはピン40bを中心に図3の反時計方向に付勢さ
れる。これにより、加工ロール3がアンビル41の外周
面に向かって押圧される。フィルム1は、加工ロール3
とアンビル41との間に導かれて加工ロール3の外周の
加工部分により加工される。
【0024】図1に示したように、制御機構5は、フィ
ルム1の走行経路中に設けられるレジマークセンサ50
と、操作盤51と、コントローラ52と、サーボドライ
バ53とを有する。レジマークセンサ50は、フィルム
1に設けられたレジマーク1a(図8(a)参照)を検
出して所定の検出信号をコントローラ52に出力する。
このセンサ50には、例えば反射式光学センサを用いる
ことができる。操作盤51は、作業者による加工条件の
設定操作を受け付けて、その設定結果に対応した信号を
コントローラ52に出力する。操作盤51にて設定可能
な条件には、フィルム1上の加工位置のピッチに関連し
た値、例えば図8(a)に示す間隔Bが含まれる。コン
トローラ52は、レジマークセンサ50及びパルスジェ
ネレータ22の出力信号と、操作盤51から出力される
間隔Bに対応した信号とに基づいてサーボモータ42の
回転速度を決定し、それに対応した制御信号をサーボド
ライバ53へ出力する。サーボドライバ53は、コント
ローラ52から指示された位置及び速度に従ってサーボ
モータ42を駆動する。
【0025】次に、本実施形態の包装加工機の動作につ
いて、図8(a)に示す粗面加工部1bを形成する場合
を例に挙げて説明する。粗面加工部1bを形成する際に
は、まずその準備として、図7(a)にて既に説明した
ように加工ロール3の外周面にサンドペーパ33が巻き
付けられるとともに、操作盤51により図8(a)の間
隔Bが設定される。
【0026】以上の準備が完了した後、フィルム1が図
1の右方から搬入されて走行機構2により所定の速度で
加工ロール3側に搬送される。フィルム1の走行に伴っ
てレジマークセンサ50からレジマーク1aの検出信号
が出力されると、コントローラ52は間隔Bの設定値と
パルスジェネレータ22からの出力信号とに基づいてサ
ーボモータ42の駆動速度を次のように決定する。
【0027】すなわち、レジマークセンサ50によるレ
ジマーク1aの検出位置と加工ロール3の間隔を既定値
W、フィルム1の走行速度を毎秒Vとすれば、レジマー
ク1aが加工ロール3の位置に達するのはレジマーク1
aが検出されてからW/V秒後であり、それよりもさら
に間隔Bだけフィルム1が走行するにはB/V秒を要す
る。つまり、レジマーク1aが検出されてから(W+
B)/V秒だけ経過した時点で砥粒面33aがフィルム
1に接するようにサーボモータ42の回転を制御すれ
ば、レジマーク1aから間隔Bだけ隔てた位置に粗面加
工部1bが形成される。
【0028】そこで、コントローラ52は、パルスジェ
ネレータ22からのパルス信号の積算数を時間で微分し
て速度Vを求めるとともに、操作盤51からの出力信号
により間隔Bを特定し、それらの値と予め与えられた規
定値Wとを利用して、砥粒面33aによる加工を開始す
るまでの残り時間Tr=(W+B)Vを求める。そし
て、サーボモータ42の現在の回転位置と残り時間Tr
とから、砥粒面33aをTr秒後にフィルム1に接触さ
せるために必要なサーボモータ42の駆動速度を決定
し、その速度をサーボドライバ53に指示する。サーボ
モータ42の現在位置は、例えばサーボモータ42の回
転量をエンコーダ等で検出して特定すればよい。一つの
レジマーク1aの検出に対応した粗面加工が終了した
後、次回の加工に備えて所定の基準位置までサーボモー
タ42を回転させるようにすれば、現在位置を一々検出
する必要はない。なお、レジマーク1aを検出してから
加工を開始するまでの間も、パルスジェネレータ22の
出力パルス数とサーボモータ42の回転量(例えばエン
コーダにて検出する)とを逐次比較してサーボモータ4
2の速度を適宜修正してもよい。
【0029】以上のようにサーボモータ42の回転動作
を制御すれば、レジマーク1aに対して間隔Bだけ隔て
た位置で砥粒面33aとフィルム1とが接触して粗面加
工部1bが設定通りに形成される。しかも、突起32の
両端を傾斜部32bとしたため、粗面加工部1bの両端
部では粗面加工部1bの中心から離れるほど粗面加工の
程度が弱くなる。
【0030】なお、以上の制御のみでは加工ロール3と
フィルム1との速度が一致せず、両者の相対変位によっ
て粗面加工部1bが過度に削られるおそれがある。そこ
で、好ましくは砥粒面33aがフィルム1に接触を開始
する時点で、砥粒面33aの接線方向の速度とフィルム
1の速度とが一致するようにサーボモータ42の回転速
度を調整する。図2は、そのような速度制御を行ったと
きの経過時間と加工ロール3の回転位置及び回転速度と
の関係の一例を示したものである。図2(a)の原点に
てレジマーク1aが検出され、時刻t1で粗面加工が開
始されるように加工ロール3が駆動されたものとする。
時刻t1でフィルム1と砥粒面33aとの相対速度が零
であれば、図2(a)、(b)にそれぞれ実線で示した
ように加工ロール3の回転速度は一定に保たれる。これ
に対して、時刻t1で砥粒面33aがフィルム1よりも
遅いときは一点鎖線L1で示すように加工ロール3が増
速され、反対に砥粒面33aがフィルム1よりも速いと
きは二点鎖線で示すように加工ロール3が減速される。
増速又は減速のいずれの場合でも、加工終了時刻t2、
t3の後は加工ロール3の速度が時刻t1前の速度に戻
される。そして、加工ロール3が所定の位置まで回転す
ると、次回のレジマーク1aの検出に対応した加工に備
えて加工ロール3が停止する。
【0031】以上の実施形態では、フィルム1が包装材
料に、走行機構2が走行手段に、操作盤51が設定手段
に、パルスジェネレータ22が走行量検出手段に、コン
トローラ52が回転制御手段及び速度制御手段に、レジ
マーク1aが位置合わせ指標に、レジマークセンサ50
が指標検出手段にそれぞれ相当する。
【0032】なお、上記の実施形態では、加工ロール3
の外周面にサンドペーパ33を巻き付けて部分粗面加工
を行うようにしたが、本発明はそのような形態に限らな
い。例えば、突起32の頂上部分32aを利用してフィ
ルム1に部分的にシリコーンを塗布したり、部分的に印
刷を行ってもよい。
【0033】図7(a)に示す加工ロール3に代えて図
7(b)〜(e)に示すものを包装加工機に装着しても
よい。図7(b)の加工ロール3Aは、その外周面に円
錐体状の突起32Aが設けられたものである。この加工
ロール3Aを利用すれば、突起32Aをフィルム1に刺
し通すことによりフィルム1を所望のピッチで穿孔でき
る。図7(c)の加工ロール3Bは、その外周面に断面
略三角形状の突起36が軸線方向へ間隔を置いて複数設
けられ、それぞれの稜線に切刃36aが設けられたもの
である。この加工ロール3Bを利用すれば、各切刃36
aによりフィルム1にミシン目を形成できる。図7
(d)の加工ロール3Cは、その外周面に断面略三角形
状の突起37が軸線方向ほぼ全長に渡って設けられ、そ
の稜線に切刃37aが設けられたものである。この加工
ロール3Cを利用すれば、切刃37aの幅をフィルム1
の同一方向の幅よりも大きく設定することで、フィルム
1を所望のピッチで切断できる。図7(e)の加工ロー
ル3Dは、その外周面に適当な間隔をおいて軸方向突起
38が設けられ、各突起38が不図示の加熱手段、例え
ば電気的なヒータにて加熱可能とされたものである。こ
の加工ロール3Dを利用すれば、フィルム1を適当なピ
ッチでヒートシールできる。各突起38が加熱部に相当
する。なお、図7(a)の突起32を加熱して部分的な
ヒートシールを行うこともできる。
【0034】加工ロール3とフィルム1との接触位置に
おける相対速度は零に限らず、必要に応じて適当な値に
設定してよい。実施形態ではレジマーク1aに対して粗
面加工部1bを所定の距離に設けるようにしたが、その
ような基準位置が存在せず、単に加工位置のピッチのみ
を所定の値に一致させたい場合にも本発明は適当可能で
ある。その場合には、レジマークセンサ50を省略する
事も可能である。包装材料の走行速度が一定と見なせる
場合には、パルスジェネレータ等を用いて実際の速度を
求めることなく、走行速度の設定値を検出して走行量を
割り出すようにしてもよい。包装材料から形成される包
装袋は図8(b)の形態に限らず、種々変形可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
包装材料の走行量に関連した情報を検出し、その検出結
果に応じて加工ロールの回転動作を制御するようにした
ので、包装材料を連続的に走行させたまま所望のピッチ
で加工でき、ピッチを変更する際に加工ロールを交換す
る必要がない。加えて、請求項2〜請求項12の発明に
よれば次のような効果も得られる。
【0036】請求項2の発明によれば、包装材料の位置
合わせ指標を基準として所定の位置に所望の加工を施す
ことができる。請求項3の発明によれば、包装材料を所
望の速度で加工できる。請求項4の発明によれば、特に
加工ロールと包装材料との相対変位が望まれない種類の
加工に適した包装加工機を提供できる。請求項5の発明
によれば、包装材料を所望のピッチで粗面加工できる。
請求項6の発明によれば、包装材料に所望のピッチで切
れ目を設けることができる。請求項7の発明によれば、
包装材料に所望のピッチでミシン目を形成できる。請求
項8の発明によれば、包装材料を所望のピッチで切断で
きる。請求項9の発明によれば、包装材料を所望のピッ
チで穿孔できる。請求項10の発明によれば、包装材料
を所望のピッチでヒートシールできる。請求項11の発
明によれば、加工ロールと包装材料とを一定の広がりを
有する範囲に限って繰り返し接触させる必要のある加
工、例えば包装材料の部分粗面加工、印刷、シリコーン
等の塗布に適した包装加工機を提供できる。請求項12
の発明によれば、加工ロールによる加工範囲の少なくと
も一端側で加工の程度を徐々に変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る包装加工機の概略構
成を示す図。
【図2】図1のコントローラによる加工ロールの回転位
置及び回転速度の制御の一例を示す図。
【図3】図1の包装加工機における加工ロールの駆動機
構の詳細を示す図。
【図4】図3の機構を同図の矢印IV方向からみた状態を
示す図。
【図5】図1の包装加工機における加工ロールの正面
図。
【図6】図5の加工ロールを同図の矢印VI方向からみた
状態を示す図。
【図7】加工ロールの種々の態様を示す斜視図。
【図8】包装材料を説明するための図で、(a)は加工
途中の包装材料を、(b)は包装袋に成形された状態を
それぞれ示す。
【符号の説明】
1…包装材料 1a…レジマーク 1b…粗面加工部 2…走行機構 3…加工ロール 4…駆動機構 5…制御機構 6…包装袋 22…パルスジェネレータ 32、35、36、37、38、39…突起 50…レジマークセンサ 51…操作盤 52…コントローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装材料を所定の走行経路に沿って走行
    させる走行手段と、外周面が前記走行経路に対向するよ
    うに設けられた加工ロールとを具備し、前記走行経路に
    沿って前記包装材料を走行させつつ前記加工ロールを回
    転させて前記包装材料を加工する包装加工機において、 複数の加工位置のピッチに関連した値を設定するための
    設定手段と、 前記包装材料の走行量に関連した情報を検出する走行量
    検出手段と、 前記設定手段による設定値に対応したピッチで前記複数
    の加工位置が前記包装材料の走行方向に並ぶように、前
    記設定手段による設定値と前記走行量検出手段にて検出
    された情報とに基づいて前記加工ロールの回転動作を制
    御する回転制御手段と、を具備することを特徴とする包
    装加工機。
  2. 【請求項2】 前記包装材料に設けられた位置合わせ指
    標を前記走行経路中の特定位置で検出する指標検出手段
    を具備し、 前記回転制御手段は、前記位置合わせ指標と前記複数の
    加工位置とが前記走行方向に関して所定の位置関係を保
    つように、前記指標検出手段の検出結果を参照して前記
    回転動作を制御することを特徴とする請求項1記載の包
    装加工機。
  3. 【請求項3】 前記加工ロールと前記包装材料との接触
    位置における相対速度が所定値となるように前記加工ロ
    ールの回転速度を制御する速度制御手段を具備すること
    を特徴とする請求項2記載の包装加工機。
  4. 【請求項4】 前記速度制御手段は、前記相対速度が零
    となるように前記回転動作を制御することを特徴とする
    請求項3記載の包装加工機。
  5. 【請求項5】 前記加工ロールの前記外周面に砥粒面が
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の包装加工
    機。
  6. 【請求項6】 前記加工ロールの前記外周面に切刃が設
    けられたことを特徴とする請求項1記載の包装加工機。
  7. 【請求項7】 前記切刃が前記加工ロールの軸線方向に
    間隔を置いて複数設けられたことを特徴とする請求項6
    記載の包装加工機。
  8. 【請求項8】 前記加工ロールの軸線方向における前記
    切刃の幅が、前記包装材料の前記軸線方向の幅よりも大
    きく設定されたことを特徴とする請求項6記載の包装加
    工機。
  9. 【請求項9】 前記加工ロールの前記外周面に錐状の突
    起が設けられたことを特徴とする請求項1記載の包装加
    工機。
  10. 【請求項10】 前記加工ロールの前記外周面に加熱部
    が設けられたことを特徴とする請求項1記載の包装加工
    機。
  11. 【請求項11】 前記加工ロールの前記外周面に突起が
    設けられ、当該突起の頂上部分が前記加工ロールの周方
    向に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1記載
    の包装加工機。
  12. 【請求項12】 前記突起の前記周方向の少なくとも一
    端側には、前記頂上部分から前記周方向へ離れるほど前
    記加工ロールの半径方向中心側へ漸次後退する傾斜部が
    設けられたことを特徴とする請求項11記載の包装加工
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105775198A (zh) * 2014-12-26 2016-07-20 济南大宏机器有限公司 水平缠绕包装机

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